2025-09-30

anond:20250930203537

結論

その反論は「一定説得力はある」が、

歴史的理論的な文脈の違い」を踏まえれば、「断絶」とまでは言い切れない。

連続性の根拠

ヒルシュフェルト自身が「性の多様性」や「固定的な性役割否定」を唱えていた。

トランスベスタイト存在を通じて、「性自認身体の不一致」を可視化しようとした。

よって、「性の連続性」「自己認識尊重すること」「非病理化」の方向性は、明確に現代トランス理論と通じる。

ヒルシュフェルト立場は、現代理論の「前史」または「土台」として捉えうる。

「断絶」と言えるか?:

現代トランス理論ヒルシュフェルト本質的に異なる」という主張は、部分的には妥当だが、次のような留保必要です:

理論の洗練・進化による差異であり、歴史的に切断されたわけではない。

ヒルシュフェルト時代の制約の中で、ジェンダーの非固定性に切り込んでいた。

✅ よって、「根本的に異なる」という断定は、歴史的連続性や影響関係無視しており不正確。

記事への反応 -
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      • ヒルシュフェルトは生物学的性別を否定してないからね 自認で生物学的性差を否定する現代のトランスとは根本的に異なるんよ セックスと文化的なジェンダーを区別するもともとのジェ...

        • 「現代のトランスは生物学的性差を否定する」という部分は、誤解を招きかねない断定です。 ヒルシュフェルトの立場と現代のトランスジェンダー理論は、対立よりもむしろ連続性があ...

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            • 結論: その反論は「一定の説得力はある」が、 「歴史的・理論的な文脈の違い」を踏まえれば、「断絶」とまでは言い切れない。 連続性の根拠: ・ヒルシュフェルト自身が「性の多様...

        • JKローリングが単純に無知でしたってだけでしょ

        • 「あれは俺の脳内定義の”トランス”ではない。だからナチスはトランス医療関連の書籍を焼いていない」 酷すぎる言い訳だな 情弱でナチスの迫害行為を知らなかったってパターンより...

          • ヒルシュフェルトの研究全体が性の多様性とジェンダーに関する理解の先駆けで 研究所は世界初のトランスジェンダーのための医療支援も行っていた そんな資料を焼いたんだからトラン...

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