これを読んで小中高生時代のことをいろいろと思い出したので、取り留めないことを書くことにした。
https://note.com/yomooog/n/n8fde8fc472ec
私は30年前ぐらいに千葉県船橋市の、JRからはずいぶん離れたベッドタウン的な住宅街と一部の畑(なし畑など)があるようなところに住んでいた。
小学校高学年ぐらいから中高生あたりにかけて、土日の部活などがないときは
自転車をこいで市もまたいで中古のファミコンショップやブックオフ、ツタヤをはしごしていた。
特にブックオフはかなり時間をかけて立ち読みをしていて、読んだことがない漫画との出会いがたくさんあった。
まだ無料で漫画が読めるアプリなどがない時代だったから、友達の口コミや父親が会社でもらってきた週刊少年ジャンプが
貴重な供給源だった。小遣いも少なかったので毎週自分でジャンプを買う余裕はなかった。
この時代にガンガンファンタジー(だったと思う)あたりの大きなサイズの本のものを立ち読みし始めて、
中二病やエログロ見たさもあったのだと思うがあまり肌に合わないなーと思っているときに
当時は真・女神転生のことは知っていたがプレイはしておらず、なんとなく読み始めたら楽しくて
全巻買った(全5巻のうち、4巻だけなぜかなかったので後日、古本屋をはしごして見つけた)
書き込みがすごいタイプの絵ではなかったと思うが、キャラクターのちょっとした表情や会話、
ストーリーに引き込まれた。特にラストが綺麗すぎて、手元に漫画がなくなった今でも覚えている。
後でかなりオリジナル要素が多かったと知って驚いた。
その後、スーファミの真女神転生の中古、TRPGのルールブック(やる相手もいないのに)、
カーンや御祇島千明版の漫画なども集めてしまった。ペルソナ1も当然買った(CMがかなり刺さった)
改めて買おうと思うと電子化されていなかったりプレミア価格になっているものが多い。
当時は情報源も同様の趣味を持っている友人もいなかったので近場の本屋を眺めるぐらいしか
していなかったが、そこでたまたま見つけたペルソナの漫画版を見つけて速攻買った。
そのあとは単行本の刊行ペースもわからなかったので(ガンガンファンタジーだったと思うが立ち読みしづらかったはず)
本屋に行くたびに続巻を確認する日々だった。完結まで追いかけられてよかった。
この漫画版は、原作が魔人転生と比べればキャラクターもストーリーもしっかりとあるタイプのゲームにも関わらず、原作の組み合わせとオリジナル要素が素晴らしい。
特に原作(セベク編)では1人しか選べない5人目のキャラクターを、みんな参加して活躍しているのが素晴らしい。
1人しか選べないのがもったいないぐらい良いキャラばかりだったが、周回するには当時基準でも自分にはつらかったので(ロードも長いほうだった)
この漫画ですべて補完されたと思っている。
ペルソナを使えない一般人が攻撃を受けるとどうなるか、成長の格差をつけてからのピンチからの覚醒、
主人公の双子設定や背景も、本当にゲームの内容を崩さずにここまで・・・という内容で素晴らしかった。
覚醒・成長の要素がやっぱりこのゲームの良さだと思うので、それがしっかり描かれていて本当に良かった(評価が高いP4のアニメもこの点が素晴らしかった)
各巻にクリア後の後日談みたいな話がついていたが、もっとたくさん読みたかった。
この漫画もすでに手元に無いが、それぐらい記憶に残る漫画だった。