2025-10-08

AIバブルの裏側で、金がぐるぐる回っている話

最近、OpenAINVIDIA、それにOracle関係ちょっと話題になっている。

ニュースでは「戦略的提携」とか「AIインフラへの投資」とか、いかにも前向きな言葉が並んでいるけれど、構図を見ていくとどうも怪しい。

ざっくり言うと、NVIDIAがOpenAIに巨額の資金を出し、そのOpenAIがそのお金NVIDIAGPUを買う。

さらOracleとも巨大なクラウド契約を結んで、そこにも資金流れる

関係各社が互いに金と契約を回しているような形で、外から見れば数字は派手に伸びているように見える。

けれど、中身は実需というよりも“資金の循環”に近い。

一部のアナリストはこれを「circular deal(循環取引)」と呼んでいる。

まり投資がそのまま売上に戻る仕組みだ。

帳簿上は儲かっているように見えるけれど、実際には同じ輪の中でお金が行ったり来たりしているだけ。

バブル期にはよくある話だ。

もちろん、これが違法とか不正だというわけではない。

企業としては「パートナーシップ」や「インフラ整備」という建前のもとで動いている。

ただ、こういう構造が続くと、本当に市場の外から需要があるのか、それとも企業同士で景気を演出しているだけなのか、境目がどんどん曖昧になっていく。

AIブームの勢いはすごいけれど、儲け話構造はどこか既視感がある。

2000年代ITバブルでも、2008年金融危機でも、似たような“内部で回るお金”があった。

そのときも、最初は「新しい時代が来た」と言われていた。

でも、最終的にその“時代”は弾けた。

今回のAIバブルも、いずれは同じ道をたどるだろう。

問題は、そのとき誰が梯子を外されるか、だ。

NVIDIAやOpenAIOracleといった企業は、リスクを織り込み済みで動いている。

資本関係を整理して、撤退タイミングを計ることもできる。

一方で、NISAAI関連株を「夢の成長産業」と信じて買い込んだ個人投資家は、そうはいかない。

AI技術のものは確かに進歩している。

ただし、株価の上昇や取引の盛り上がりが「技術の成果」だと思ったら危ない。

いま回っているのはGPUではなく、金の循環だ。

そしてその循環が止まるときバブルは終わる。

いつものように、最後に損をするのは個人投資家――今回もきっと、例外じゃない。

———

もう少し「辛辣トーン」や「皮肉を強めた締め」にすることもできます(例:「NISA民はまた“未来”を信じて高値を掴むのだろう」など)。

どちらの方向で仕上げましょうか?

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