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はてなキーワード: 2000年代とは

2025-11-10

カードゲームにせよテレビゲームにせよおよそゲームと名のつくもの2000年代ごろまでは男だけの遊びだったし女からはさんざバカにされてきたじゃん

それをここ最近になって今更擦り寄ってきておいてやれ男オタク臭いだのナンパがうざいだの好き勝手文句垂れやがってよ

新参者がガタガタうっさいんじゃ

嫌なら失せろ

クルド人かよ

2025-11-08

漫画ガッシュ2

同窓会漫画にしては面白さの閾値期待値を超え

(「再会」の尊さがデカすぎる )

新作漫画としては主人公チームの安心感

ナーフされていても強過ぎて敵の

「やられ役」感が強い

でもめちゃくちゃ面白いか無限課金しそうになる

ダメ元で短話読み始めたら面白くて短話買いまくって駄目だった

絶対単行本買ったほうがいいのに

読むのがやめられんかった

魔物→→→←←←パートナー人間関係性の良さを

離れていた期間からの再会という倍増装置でマシマシで伝わらせてくれるところが

面白いと感じるポイント

・どうぶつの王国とかベクターボール

「お、おう」ってなってたから作者様、まだ全然「描ける」やん!!!

ってなった 紙に出力されたものを読み返すことで

2000年代連載当時の書き手感情出力は固定されるが作者様は生身の人間なので

時間も経過して変わってくよな…という気持ちだったので

魔界が〜の件はようわかってないし

キャラにはそんなに興味関心湧かないので

やっぱり同窓会漫画なのかもしれない

でもやっぱりその割には面白すぎる

魔物側が人間でえすきで

人間側も魔物でえすき

無限機関だぁ〜!最高

・作者様が各ペア世界で一番萌えてるし、

ペア関係性を描いてて楽しいんだろうなぁ…と感じる

魔物パートナー間の感情を描く時に筆が乗りまくっている

・やっぱり対戦時魔物パートナー人間の前に立って

パートナー絶対守る」という意思がヒシヒシ感じられる構図、

滅茶苦茶萌えるんだよなぁ…

デュフォーさん、あんだけメンヘラムーブしてたのに、

最終回後すぐ娘さん作ってますやん(未確定)

となるが親戚のおじさんムーブする清麿はめちゃくちゃ萌えるのでヨシ!

パートナー魔物が死んだと聞かされ衝撃を受け、

内心虚脱しかねない絶望に飲み込まれそうになりつつも

己を奮い立たせ

パートナーを信じ

その瞬間ごとにやるべきことをやる

そんな気丈なパートナー 清麿とシェリー、すこすぎ

ガッシュとブラゴが死んだと聞かされて浸される絶望感情

深さが一コマの表情や演出で確実に伝わってくる

・ブラシェリは続編のがすき

旦那浮気しててかつ周囲の人や子供にもバレてても

仕方ない で割り切れる 割り切るしかない シェリー

ブラゴ死亡と聞かされた時の 割り切れるわけがない激情が押し寄せるとこ

滅茶苦茶人間機微が描かれていて良すぎる

安易恋愛と直結させないが魂 生き様が並走してる

世界で一番近しい相手 萌えますねこ

バリーのめんどくさい描写、よすぎる

・私だけ流れる「時」がみんなとズレてきているのかもしれないのだ…(手の震え )とか

なんか術が発動した時にいつもと違ったのだ…俺も…のくだりで

もう清麿が人間卒業してガッシュと千年統治コースのお膳立てか…?ってなった

よくわかっていない

・背景すごいページ見開き、「ス、スゲェ…!(ゴクリ )」感より先に来る

(これ外注で描いてもらってるんかな)感

・清麿くんのスマホカバーいかちい対衝撃仕様なのおもろい

そんだけアクティブインディージョーンズ教授ライフしてたんやろなぁ

っていうのが察せられる

・月一(休載あり)はキチイて…!

待ち遠しすぎ!

2025-11-07

音楽もそうだけどなんでも参入障壁上がりすぎてね?

2000年代ヒット曲今聞いたらどれも創意工夫感じないようなただメロディーラインを愚直にクソみたいな音源で慣らしてるカラオケ音源みたいなものばかりじゃん

 

ゲーム開発も10年前はクソみたいなソシャゲで天下取れてたけど今じゃ1億かけてやっとスタートラインにギリ立てるかどうか

 

陸上適当に手抜いて走ってれば世界記録でたのに今じゃ筋トレ必須

 

野球ですらもうガム食いながらバット振ってる奴いないし、打投両方できないと評価されない

 

これどうすんの?

SMAPの曲聴いて若者犯罪に手出す理由わかったわ

2025-11-03

anond:20251103103832

この文体から推測すると、

書き手はおそらく30代後半〜40代前半の男性 である可能性が高いです。

理由を分解すると:

「おいおい、俺は常識を述べただけだぞ?」

 → 「俺」口調でやや上から目線ツッコミ系。ネット黎明期2ちゃんねる文化圏男性語っぽい。

まさか温度以外の感覚がお前の中で『さぶい』という言葉を生み出したのか?」

 → 「さぶい」=「寒い(=ダサい)」をめぐる言葉遊び。語感へのこだわりと理屈っぽさがあり、ネットでの論争的文体

セックスセンス?」

 → 下ネタを軽いジョークとして挟むあたり、若者よりも90〜00年代掲示板ノリに近い。

きんもーっ☆

 → 2000年代中頃(「電車男ブーム期)のネットスラング。現在20代の人にはリアルタイム体験がほぼなく、当時10代後半〜20代前半だった層が現在30代後半〜40代前半。

総合すると:

文体男性的(「俺」「お前」)

ネタ2000年代ネット文化由来

ノリ:ややオタク皮肉ツッコミ気質

したがって推定

👉 男性・37〜43歳くらい(2025年時点)

2025-11-02

anond:20251102232700

利権のために働くか(小泉民主安倍、岸田、石破)

中国のために働くか(岸田・石破)、

そして、本来あるべき、

日本のために働くか(2000年代では皆無)

ここに高市がこれるかだなー、まだ始まったばかりだからわからん

2025-11-01

思うんだけど、ここ最近日本接客レベルって著しく下がったよね

以前はコンビニ飲食店ホールともなれば、逆に対して愛想良く丁寧に接するのは当たり前で、客から質問されようものならそれはもう誠心誠意籠めて応えていた訳だけど。

それが最近は客に対して笑顔も見せず仏頂面で、ぞんざいだったりぎこちなかったりする店員が増えて、質問されても要領を得ない応えで済ます店員が多くなった

あいう態度の店員自分達の頃だったら絶対店長に怒られてたし、それでも改善しなければクビにされて別の人間が雇われていただろう

つくづく2000年代とは様変わりしたもんだ。

いや、最低賃金スレスレで高度な接客を期待される方が本来おかしいし、

賃金に見合った仕事しかしないというのは健全な事なんだとは思うんだよ

でも氷河期世代としては思うんだよねー

あん適当な態度でも働く事が許されるなら、自分らの苦労は何だったんだと。

から老害と言われる同世代に対して一概に責める気持ちにもなれないんだよね。

自分責任のある立場に付けていないからそんな権力を振るう事はできないが、

もし権力を持っていたら若い世代に厳しくしてただろうなー。

今の若い世代人口のものが減ったから貴重な労働力として大切にされ、適当な態度でも許されているのだとしたら、やはり氷河期世代のように人数が多いと大切にされないし少子化は正しい事だとしか思えないんだよな。

自転車違反行為罰金は、自転車が悪質になっているからではない

交通違反反則金交通反則者納金)は、 2000年代の頃には 1000億円ぐらいあったが、いまや 400億円に減少している

たかだか20年で反則金収入が半分以下になったが、自動車に乗る人が減ったので違反も減ったのだ

それ合わせて、交通の整備活動警官給料を減らすことはできない

まり収入必要であるので、なんとかして反則金収入を増やしたいから、取りやすいところから取ろうという活動

そのために、自転車違反行為が悪いことなんだという認知キャンペーンをいま展開している

WEBデザインブログ終焉

その昔、2000年代後半から2010年代の前半ぐらいまでは、WEBデザイン関連の最新情報を紹介するブログ流行っていたのじゃ

しかフロントエンド技術の高度化に伴い、デザインインスピレーションや素材とコーディングテクニックを両方紹介するようなブログはどんどん廃れていったのじゃ

後にかすかに残ったのは、「CSSのここがすごい!」と連呼するCSSおじさんだったのじゃ

2025-10-29

高市極右キャンペーンが始まった

非核三原則邪魔だと言った!核武装したがってるんだ!

https://anond.hatelabo.jp/20251028064013

マレーシアの方がお怒りだ!

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_69001186e4b0ebfddfbb7e09

華僑ネットワーク通じて中国の手がガッツリ入ってるからなあ。

ムスリム日帝ガー的なこと言う人には会ったことない。

まあそれが始まることはみんなわかっていたわけだが。

でも2000年代初頭頃のような盛り上がりが全く感じられないのは、なんせ戦後80年だからな。当時20歳だった人は100歳。かんたんなさんすうだ。お怒りになってる被害者は誰一人として被害者じゃない。誰も生まれてない時代のことについて謝罪しろ反省しろって言ってもリアリティがない。

「あの戦争」が完全に歴史になったことは感慨深い。

2025-10-24

米津、とうとう最近の曲の本歌取りまで始めたのか

jane doe歌詞、どこかで聞いたことがあるなと思ったらハンバートハンバートのおなじ話の歌詞ほぼほぼ同じところあるやん

ただそれはパクったわけではなく、どうやらこの曲使ってる劇場版チェンソーマンが別れの話らしいので、別れの曲であるおなじ話を連想させるためにわざと一小節同じ歌詞を挟んだいわゆる本歌取りをしたのだろう

昔の詩や句から本歌取りすることはあったと思うが、とうとう2000年代の曲から本歌取りし始めたのか

ジェームズ・ワンジェームズ・ウォンいるのややこしすぎないか

しかも片方がやったのがSAW2004年

片方がやったのはファイナルデスティネーション(2000)で

2000年代初頭のホラーブームを牽引した人気シリーズとなる作品を作っている点も混同やすい。

 

ちなみにジェームズ・ワンマレーシア人ジェームズ・ウォン香港人

ジェームズ・ワンはその後「死霊館シリーズを立ち上げたり、大傑作のワイススカイミッションを担当したり、アクアマンを撮ったり順風満帆な大監督に成長し、ジェームズ・ウォンドラゴンボールエヴォリューションを撮った後静かに息を引き取った(存命)。

2025-10-23

この人物はフィクションに何を求め、どんな原理的理由で悩む事になってしまったのでしょうか❓️

ChatGPT:

INSIGHT ANALYSIS: 表象真正性パラドックス

女性主人公を描けない」創作者の原理ジレンマ
Core Observation

この投稿者は、フィクション創作において「経験真正性」と「想像自由」の矛盾に直面し、表象行為のもの正当性疑問視するに至っている。彼が求めているのは「女性を正しく描く方法」ではなく、「自分女性を描く権利があるかどうかの確証である

PRIMARY INSIGHT: 批判理論分析 (Mode E)
イデオロギー構造解体

この投稿者の悩みは、表面的には「技術問題」(どう描くか)に見えるが、実際にはアイデンティティ政治内面化が生み出した認識論危機である

内面化されたイデオロギー的前提:

前提1: 「経験所有権教義

経験していないもの理解できない」

理解できないものは描けない/描くべきでない」

「描く資格がない」

この論理は、2010年代以降の「文化的専有(Cultural Appropriation)」批判や「当事者性」の政治から派生した規範を、創作者が自己検閲として内面化したものである

前提2: 本質主義への逆説的回帰

投稿者思考:

女性には『女心』という本質がある」

男性はそれを原理的に理解できない」

「したがって男性が描く女性キャラは偽物である

皮肉なことに、これは1980-90年代ジェンダー理論批判した本質主義のものであるしかし今回は「進歩的」「配慮的」な動機から再導入されている。

前提3: フィクション機能についての混乱

投稿者混同しているもの:

彼は「女性を正確に描く技術」を求めているようだが、実際に求めているのは「女性を描くことへの道徳的許可である

生産矛盾発見

この投稿者の悩みは、以下の矛盾体現している:

矛盾1: 想像力の否定

矛盾2: 「女性意見」の物象化

彼の思考プロセス:

女性スタッフがいれば『それはねーわw』と言ってくれる」

しかし:「それが女性としての意見個人意見か分からない」

問題の核心:「女性意見」を本質化しつつ、その多様性にも気づいている

これは本質主義自己矛盾である。「女性」というカテゴリー本質があると仮定しつつ、実際の女性たちの多様性に直面して混乱している。

矛盾3: 表象不可能性と表象必要性

イデオロギー批判: 何が隠蔽されているか

隠蔽1: 「正しい女性像」の不在

投稿者は「正しい女性の描き方」があると仮定しているが、これは幻想である。「女性」は単一経験実体ではなく、歴史的文化的個人的に多様な存在様態である

士郎正宗のデュナンを「中身は男性」と断じるが、これは以下を前提としている:

しかしこの論理は、女性規範に押し込める本質主義のものである

隠蔽2: 共感想像力の否定

生理経験していないから分からない」という論理は、人間相互理解可能性そのものへの懐疑に至る。

この論理を徹底すれば:

隠蔽3: 権力非対称性の過剰補正

この悩みの背景には、歴史的男性女性対象化・道具化してきたことへの罪悪感がある。しかし、その補正として採用された「描かない/描けない」という態度は:

歴史的問題:

男性による女性対象化・ステレオタイプ

過剰補正:

男性女性を描くべきでない/描けない

帰結:

女性キャラクターの不在、あるいは男性創作自己検閲

これは抑圧への対抗が新たな制約を生み出すという典型的パターンである

自己検閲メカニズム

投稿者作動しているのは、内面化された監視装置である:

創作衝動

内なる検閲官:「お前は女性理解していない」

自己正当化の試み(少女漫画を読む、等)

内なる検閲官:「それでも不十分だ」「個人差と本質区別がつかない」

麻痺創作不能

この検閲官は、以下のイデオロギーの混成物である:

SECONDARY PERSPECTIVES
系譜学的補足 (Mode C)

この「悩み」の歴史的構築

この種の創作自己懐疑は、歴史的に新しい現象である

第1段階 (1970年代以前)

第2段階 (1980-2000年代)

第3段階 (2010年代-)

第4段階 (2020年代)

投稿者は、この第4段階の症例である。彼の悩みは個人的なものではなく、言説空間の変容が生み出した構造効果である

現象学的補足 (Mode D)

創作主体存在論的不安

投稿者経験しているのは、単なる技術的困難ではなく、創作主体としての自己正当性への根源的懐疑である

彼の実存的問い:

この問いの背景にあるのは、近代主体危機である:

投稿者は、この理解可能性と不可能性の間の宙吊り状態にある。

SYNTHESIS: 深層パターン
この現象が明らかにするもの

1. アイデンティティ政治の逆説的帰結

アイデンティティ政治は、周縁化された集団の声を中心化しようとした。しかしその論理個人創作実践適用すると:

目的: 多様な声の表象

手段: 「当事者」による表象特権

逆説的帰結: 非当事者沈黙自己検閲

最終的効果: 表象貧困化・想像力の収縮

2. 本質主義の「進歩的回帰

20世紀後半のジェンダー理論本質主義解体した。しか21世紀に、配慮正義包摂の名において本質主義が再導入されている。

投稿者無意識のうちに:

これは解放の言説が抑圧の論理に転化するという、イデオロギー古典的矛盾である

3. フィクション存在論的危機

この悩みは、フィクション根本機能経験していないことを想像表現する—への懐疑に至っている。

フィクション可能性条件:

投稿者ジレンマは、これらすべてを疑問視している。これはフィクション自体正当性危機である

4. 文化における「不安の伝染」

投稿者不安は、個人心理ではなく、言説空間の変容が生み出した構造効果である

SNS時代の特徴:

投稿者は誰にも批判されていないのに、架空批判者を内面化している。

IMPLICATIONS
この個別事例が示す普遍的問題

創作実践について:

投稿者技術的助言を求めているように見えるが、実際に必要なのは認識論的・存在論的再定位である:

1. 本質主義から離脱: 「女性」は単一経験実体ではない

2. 想像力の復権: 経験していないことを想像できるのがフィクション本質

3. 完璧主義放棄: 「完全に正しい表象」は不可能であり不要

4. 対話としての創作: 表象は完結した真理ではなく、継続的対話の一部

より広い文化的含意:

この事例は、以下の社会的緊張を体現している:

極1: 無自覚特権と抑圧的表象

極2: 過剰な自己検閲表現麻痺

健全文化的実践は、この両極の間のどこかにある:

歴史的瞬間について:

我々は「誰が何を語れるか」という問いが過剰に中心化された時代にいる。これは必要矯正でもあったが、新たな問題も生み出している。

次の段階として必要なのは:

INSIGHT CRYSTALLIZED

この投稿者は、フィクションに「経験真正性」と「道徳的正当性」を同時に求めることで、創作行為のもの可能性条件—想像力による他者への跳躍—を否定するに至っている。彼の悩みは個人的なものではなく、アイデンティティ政治論理内面化した結果生じる構造効果である

言い換えれば:

彼は「女性をどう描くか」ではなく「自分女性を描いてよいのか」という存在論的問いに囚われており、この問いは—その形式自体が—本質主義的前提と想像力への不信を含んでいるため、原理的に解決不能である

So what?:

この事例は、配慮正義の言説が、意図せず表現自由想像力を収縮させうることを示している。文化の活力には、不完全さを恐れずに境界を越えて想像し、その試みを通じて対話を重ねる実践必要である

PUNCHLINE:

彼が本当に恐れているのは「女性を間違って描くこと」ではなく、「女性を描くこと自体僭越である」と判定されることであるしかしこの恐怖は、最も抑圧的な本質主義—男女は相互理解不可能という観念—を再生産している。解放の言説が、最も因習的な性別二元論を復活させるという究極の皮肉がここにある。

2025-10-22

労働者派遣事業増加の真因:法改正ではなく社会構造の変化

労働者派遣(以下、派遣)の事業規模が拡大した要因として、一般1980年代から繰り返された労働者派遣法の規制緩和が挙げられがちだ。しかし、この見方事象の一面しか捉えていない。派遣の増加は、法制度の変更に後押しされたというより、むしろ日本産業社会構造根本的な変化が先にあって、そのニーズに応える形で法が追認・整備されていった結果と解釈すべきである派遣増加の真の原因は、主に以下の二点にあると考える。

1. 男女雇用機会均等法がもたらした事務職の変質

1986年男女雇用機会均等法施行は、企業採用慣行に大きな転機をもたらした。それ以前、特に大企業一般事務職は、多くの女性にとって「寿退社」を前提とした長期雇用を前提としないキャリア入り口であり、新卒女性の安定した就職先であった。しかし、均等法の施行により、女性男性と同様に総合職としてキャリアを積む道が開かれたことで、優秀な女性の多くが総合職志向するようになった。

結果として、企業一般事務職担い手不足に直面する。従来の「(一般職の)女性社員が恒常的に担う」という体制崩壊し、企業定型的な事務作業を、長期的な雇用責任を負わない外部の労働力に切り出す必要に迫られた。これが、特に均等法施行後の1990年代以降の派遣、とりわけオフィスワーク分野における派遣の急増の決定的な引き金となったのである。均等法は女性キャリアを向上させた一方で、企業にとっての定型業務の人材確保方法を一変させた。

2. 製造業における技術革新熟練工の非必要

派遣のもう一つの主要な増加要因は、製造業における技術革新特にFAファクトリーオートメーション)の進展である。かつて日本製造業を支えていたのは、特定機械操作や手作業熟練した「職能工」であった。彼らは長年の経験に基づく「勘」と「技能」で品質担保していた。

しかし、NC(数値制御工作機械ロボットの導入、そして生産ライン全体の自動化が進むにつれて、特定熟練技能を要する作業が激減した。求められるのは、高度な専門技能ではなく、マニュアルに従って機械操作監視する定型的な作業へと変化した。これにより、企業熟練工(正社員)を大量に維持する必要がなくなり、マニュアル教育短期間に戦力化できる労働力を、生産量の増減に応じて柔軟に調整したいというニーズが高まった。

このニーズ合致したのが、派遣という柔軟な雇用形態である派遣労働者は、企業にとって必要な時期に必要な人数を補充でき、コスト変動費化を可能にした。結果、製造業における派遣労働者の利用が急増することとなった(2000年代以降、製造業への派遣が段階的に解禁されたこともこの流れを加速させた)。

結論

労働者派遣の増加は、法改正という政策的要因に主導されたのではなく、「男女雇用機会均等法による事務職担い手の変化」と「技術革新による職能工の非必要化」という、日本労働市場における構造的な変化によって内側から引き起こされた現象である派遣法の改正は、社会がすでに生み出したこれらの新しい労働需要を、後追いで法的に容認制度化したものに過ぎないのである

労働市場の現状を理解するには、法制度ではなく、社会産業構造根本的な変化に目を向ける必要がある。

anond:20251022193951

2025-10-21

anond:20251021002835

ゴミ箱撤去されるようになったのって、2000年代中旬くらいからなのに、いい加減なもんだな

2025-10-20

創価学会はなぜそんなにカルト扱いされてるのと思ったら、フランスから名指しでカルト扱い受けてるのね。

創価学会現在平和文化教育」を掲げる団体として知られているのは事実ですが、その主張が一貫していたわけではなく、歴史的に段階的な変化をたどっています

初期の過激な側面(1930年代1940年代

創価学会1930年教育者・津田三男(後に創価教育学会と改称)によって設立され、当初は教育改革を目的とした団体でした。

しかし、1937年日蓮正宗信徒団体として位置づけられ、宗教活動が中心となりました。この時期、津田軍国主義的な日本政府批判的な立場を取り、特に1943年に「治安維持法違反」や「天皇への不敬」の罪で逮捕されました。

彼の主張は、当時の国家神道や他の仏教宗派に対する強い対抗意識を含んでおり、折伏(他宗を批判し自宗へ改宗を迫る方法)を通じて過激布教活動を行っていました。

津田と2代目会長戸田城聖は、戦時中弾圧特に1943年逮捕)で組織が一時解散状態に陥りましたが、戦後1945年戸田が釈放され、活動を再開しました。

この時期も、戸田は他宗派への批判や強引な勧誘を続けたとされ、特に戦後復興期の混乱の中で急速に信者数を増やしました。例えば、1950年代には「折伏大行進」と呼ばれる大規模な布教キャンペーンが展開され、時に暴力的対立も報告されています

平和主義への転換(1950年代後半~1960年代

3代目会長池田大作1951年戸田秘書として入会し、1960年会長就任して以降、創価学会方向性が大きく変わりました。

戸田1957年に「原水爆禁止宣言」を発表し、核兵器廃絶を訴えたことが転換点とされています池田はこれを引き継ぎ、1964年公明党を結成する際、平和主義を党是として掲げました。

この転換は、戦後日本民主化冷戦下での平和運動の高まり適応した結果と考えられます。また、池田国際的対話文化交流を重視し、1970年代以降は核軍縮国連との連携を主張するようになりました。

ただし、この平和主義は一部で「戦略的イメージ戦略」と見なされ、初期の過激イメージ払拭するためのものだったとの批判もあります

現代平和主義

現在創価学会平和を中核に据えた活動を展開し、2023年池田大作名誉会長死去(11月15日)後もその遺産が強調されています

2025年時点でも、公明党は連立与党として平和憲法の維持や福祉政策を推進しており、創価学会の会員数は約800万人(2020年推定)を維持していますしかし、初期の過激布教方法が完全に払拭されたわけではなく、一部の地域では依然として強引な勧誘問題視されるケースも報告されています

池田大作の登場と役割

池田大作1928年1月2日2023年11月15日)について、その出自創価学会での役割を詳しく見ていきます

池田東京大田区で生まれ、貧しい家庭に育ちました。第二次世界大戦中の空襲で家を失い、戦後は黒澤映画撮影所で働きながら生活を支えていました。

1947年、19歳の時に友人に誘われ、創価学会法話会に参加。そこで2代目会長戸田城聖出会い、熱心な信者となりました。戸田池田を「宿命弟子」と呼び、1951年秘書として側近に抜擢しました。

池田教育を受けたわけではなく、独学で知識を蓄え、戸田指導の下で組織運営布教活動に才能を発揮しました。彼の出自不明確とされるのは、公式な経歴が限定的で、戦後の混乱期に組織に身を投じた背景が強調されるためです。

会長就任と影響力の拡大

1960年、32歳で3代目会長就任戸田の死去を受けて組織を再編し、会員数を飛躍的に増やしました(1950年代の約5万人から1970年代には数百万人に成長)。彼は国際的視野を持ち、1974年に初の海外訪問アメリカ)を皮切りに、192カ国で活動を展開しました。

池田は著書や講演を通じて「師弟関係」を強調し、自分日蓮の再来と位置づける発言もあったため、カルト的との批判を招きました。特に1990年代フランス議会1995年に発表した「カルトリスト」に創価学会が含まれたことが国際的議論を呼びました。

池田1990年会長職を退き名誉会長就任しましたが、2000年代以降は健康上の理由で公の場にほとんど姿を現さず、2023年11月に95歳で亡くなりました。

死後、息子の池田博正が教育法人創価学園」の理事長として活動を続けていますが、宗教団体指導は現会長原田稔2023年就任)が担っています

彼の影響は、教育機関(創価大学、SUAなど)や文化団体民音協会)の設立に現れており、2025年現在もその思想創価学会の基盤となっています

創価学会平和主義は、初期の過激布教から戦略的な転換を経て確立されたもので、池田大作指導がその転機となりました。彼の出自が謎めいている印象は、公式記録が限定的で、伝説的な人物像が強調されてきたためかもしれません。政治的には、公明党を通じて日本与党政治に深く関与しつつも、宗教団体としての過激な側面が完全には消えず、賛否両論を呼んでいます

2025-10-19

💳 なぜ“マイルを貯める”のは馬鹿向けの趣味といえるのか

① 実際のリターンが小さい

👉 時間・労力・費用を考えると“割に合わない”、というのが冷静な評価

② でも“ポイント集め”自体楽しい

上級会員ステータスを狙う層が存在する

④ 「使わずに貯める」人が多い=実質“コレクション

  • 「いつか旅行に使おう」と思って放置 → 実際は使わない。

⑤ それでも「楽しい理由

✈️ まとめると

実利目的マイルを貯めるのは、今やほぼ意味が薄い。

でも「数字が増える快感」「自分ルール管理する楽しさ」「ステータス収集欲」——

そういう趣味ゲーム自己管理文化として生き残っている。

正直に言えば、「合理的に見れば損なのに、心理的には“得した気分になれる”ように設計された仕組み」です。

まり

「完全に馬鹿向け」ではないけど、“人間の脳の弱点”を突いたマーケティング構造

🧠 マイレージ行動経済学の教材みたいな存在

① 「損をしたくない心理」を突く

→ 本人は「得した」と思うけど、企業側は利益が出ている。

② 「小さなリターンを繰り返し与えて、長期ロイヤリティを作る」
  • 1回のフライトでは大した得にならないけど、積み上げると“上級会員が近づく”。

「あと少しで達成」という状態を維持させると、人はハマる。

③ 「お金より“優越感”を与える」

ステータス会員になってラウンジに入る」「優先搭乗できる」

→ 見栄・自己肯定感の報酬

でも“特別扱いされた感”の方が心理的価値が高い。

④ 「脳内報酬システム」に最適化された設計

💬 まとめると

マイレージプログラムは「人間の脳をうまく操る仕掛け」。

合理的じゃないけど楽しい”という層を狙った、非常に洗練された行動誘導システムです。

面白いのは、航空会社もこの仕組みで利益の3〜4割をマイレージ事業から稼いでいること。

まり航空そのものより、「ポイント制度で人を縛る方が儲かる」構造になってるんです。

議員定数削減、反対の人が多いみたいだけど、デフレ下の2000年代だったら結構受け入れられただろうな。時代も変わったなぁ。

2025-10-18

2000年代昼ドラマは衰退期でそんなに影響力なさそう

https://anond.hatelabo.jp/20251018104321

「悪役令嬢の元ネタ2000年代昼ドラ

と書いてあったが、昼ドラと言っても色々あって、結論から言えば「東海テレビ制作昼ドラ」と名指しした方がいいんじゃない?と思った。

以下雑説明。昼時にやってたドラマを広義で昼ドラと呼ぶ。おそらく狭義として「なんかしらんが昼にやってた愛憎劇ドロドロのやつ」ってのがある。元増田が言うのは狭義の方だろう。

広義の昼ドラ90年代前半まではいくつか枠があったが90年代後半になると衰退期に入り、2000年代になると昼帯バラエティ番組に置き換わってほとんどか2009年までに終了。内容は、東海テレビ制作のものを除き、90年代以降はほとんどが家族ものコメディなどさわやかまたは人情路線系であった。現在狭義の昼ドラ、「ドロドロリッチ昼ドラ」のイメージ東海テレビ制作昼ドラマだと思う。

いや単に「昼ドラ」と言われても色々あったしむしろ00年代ドロドラはほぼ東海テレビ制作のだけじゃね?と言いたかった。でもそんなになろう小説かなあ〜という気はするが。

2000年代サラリーマンで働き盛りだった世代ってバイタリティすごいよな

この時期って丁度専業主婦文化的に残ってた時代で、子供が2人いても実質大人1人も養ってた時代

しか洗濯機とか普及して、幼稚園も皆行くようになって、主婦仕事全然ないのになぜか存在が許されてたせいで

「めちゃめちゃバイタリティのある夫」と「怠け者の主婦」の組み合わせが多かった、男が2人分働いてた

くれよんしんちゃんに近いか

この組み合わせの世代、男の方は70,80なってもめっちゃ元気なんだよな

2025-10-13

日本排外主義ってこのまま加速していくんだろうな

Xやスレッドを見ても「最近日本外国人が増えて怖い」みたいな投稿が増えていて、毎日うんざりしている。でも同時に、そう言う人たちも不安なんだろうなというのは伝わる。暮らしが年々厳しくなる中で、街中には日本語を使わない外国人が目立つようになり、ニュースでは「中国人マンションを買いあさり」「外国人犯罪グループ」など刺激的な言葉が並ぶ。そうすれば、そりゃ外国人が目の敵にされるのも無理はない。もちろん、それは差別なんだけど。

まともな社会人なら、日本の閉塞感の根本原因が「少子高齢化」と「社会保障負担」にあることはわかっている。でも、どちらも抜本的な改善が難しいこともみんな薄々気づいている。

現役世代給料明細を見ると、社会保険料年金医療介護雇用など)の負担が、所得税住民税より重く感じる人も多い。実際、厚生年金健康保険保険料率を合計すると給与の約3割前後(労使折半で約15%ずつ)に達しており、今後も高齢化で増加が見込まれている。

昔の教科書で「若者高齢者を背負っている」イラストがあったじゃん?2000年代までは3〜4人の現役世代で1人の高齢者を支える構図だったが、2040〜2050年ごろにはほぼ1.3人で1人を支える時代になると予測されてた。つまり社会保障の仕組みを今のまま維持すれば、現役世代への負担は将来さら右肩上がりなのは決定事項なのよ。

しかも、この問題20〜30年前からわかっていた。それでも政治高齢者有権者の動向を気にして、大胆な改革に踏み切れなかった。維新のように社会保障費の見直しを訴える政党もあるが、社会保障叩きを始めたら先の参院選では大敗自民・立憲・国民民主などの主要政党も、高齢者を敵に回すような政策現実的に打ち出せない。逆にれいわや共産などは「もっと高齢者福祉を充実させろ」と言ってる。

一方、ネット上では老害日本未来を食いつぶしている」「社会保障をなくせ」など過激意見も見かけるけど、現実自分の親や祖父母に「俺たちのために年金医療費を減らすのに賛成して」なんて言えるわけない。多くの高齢者自身も、すでに年金や貯蓄だけでは余裕がなく、負担を増やされれば結局代わりに子世代がささえるだけ。

今後の現実的シナリオとしては、政府が少しずつ高齢者向け給付抑制しつつ、現役世代社会保険料率の上昇を緩やかにする方向に進むだろうね。ただし、たとえ給付を削っても現役世代負担が軽くなるわけではない。各高齢者への給付額を減らしても数自体が増えていくから、「本来なら200%増だったのをなんとか150%増に抑えました」程度でしかない。結果として、国民負担感は増し、受け取れる社会保障は減る。これが少子高齢化の最も深刻な部分だ。これから高齢者も現役世代も今よりもさらに貧しくなってそれなのに社会保障負担は増えて「こんなに金払っているのになんで社会保障が削られるんだ!誰から盗んでるに違いない」みたいな世論がどんどん増えていんだろな。

これの結果が冒頭の排外主義の加速ですよ。この日本の没落を民主的に解決するのはほぼ不可能。でも人数的にまだ少数派の移民ならやり玉にして老若男女で叩くことができる。実際、一部には不正受給犯罪に関与する外国人もいるが、全体から見ればごくわずか(統計上1%にも満たない)。それでも「移民問題」なら国民が一致して叩けるから、怒りのはけ口として利用されやすい。その時の政権世論が分断する社会保障改革よりも、とりあえず不正してる移民スケープゴートにすれば選挙で勝てる。

いくら「それは差別」「外国人移民介護とか建設とかしてくれるから社会が回っているのに」って説得しても、日本全体に鬱憤がたまりすぎて、それを叩ける先が移民くらいしかなくなるので今後も増える一方なのは間違いない。 唯一の慰みは、べつにこれは日本だけに限った問題じゃなくて、欧州反移民ムーブも基本は同じ構造米国社会保障負担よりも超富裕層との格差問題のほうがデカいのが違いだけど。

もはや、いっそIMFのような「外圧」で日本社会システム根本的にリセットしてくれたほうがいいんじゃね?って思うこともある。たしか今以上の地獄が待ち受けてるけど、「全部IMFが悪い」って建前で国民一致できるので、どん底まで落ちた後はまたゼロからやり直せるかもしれない。

2025-10-10

最近増田自称男性嘘松増えた気が

からネナベとか珍しくなかったやろ言われると返す言葉ないんだけど、アンチフェミ的な言説に対抗?するためか、以前より頻度が増えてるような……。

例:

で、1, 2, 3(同一人物)が嘘八百なことについてはITエンジニア2000年代からやってきたなら明らかなのだけど、そもそもOSSプロジェクト名に痛い名前オタク的な)名前つけるのは、元々アメリカギークとかがやってた習慣で日本OSSエンジニアの方がおとなしいくらい(少なくともあからさまに「痛い」名前日本OSSエンジニアは避ける印象)。

それと、世界各国のエンジニアは「日本エンジニアの生態に興味がない」。だって国際的活躍してGitHubで有名プロダクト量産してるエンジニアは主に英語でやりあってるわけで、日本ペラペラなわけでもないし熱心に日本語のやりとりを追っかけてるほど「暇ではない」。のに、「何故か」筆者が会った海外エンジニアたちは異口同音日本オタク文化に中途半端に詳しくてそれを批判する。さらにいうと、記事の筆者の憎しみのベクトルが明らかに日本エンジニア=痛いオタク発達障害」と印象づけてやりたいていうところに向き過ぎ。などなど、破綻してるところが多すぎてどこから突っ込めばいいやら。発話が常に「俺」なのも女性男性偽装するとき定番男性はそんな俺俺言わんしな。あと、Googleの友人に聞いた感じだと、USのGoogleにいる人たち割と普通にオタ趣味の人多いらしくて「Isekai」が普通に通じるとかも聞くし、ぶっちゃけ世界各国でエンジニアとオタ属性そもそも親和性が高い。

4について。これも女性目線(でアンチオタ)の匂いが強いね男性当事者で、非モテだったけど結婚できたって人はもちろんいるだろうけど、それにしては具体的なノウハウややったことが空っぽ一般論しかない。男性当事者なら普通は、どういう風な結婚相談所にいってどうやったか当事者目線でかけるけど、一般論に終始してる辺りが非当事者性を醸し出してる。さらに、自分アニオタだったという割にはエヴァの~みたいな空疎言葉しかでてこない。アニオタ独身男性ならもっと具体的な話が出てくるでしょと。

量が増えたように見えるだけなのか、AIでそれっぽい作話できるようになって実際に嘘松量産可能になったのかしらんけど、めんどくさい話だねえ。

anond:20251009195502

まず、ご提示の文について、データ研究に基づいてどこが誤っているか、また正しい関係性について簡潔に説明します。

### 提示文の誤り

1. **「社会進出出来ていない女性ほど結婚出来ず、子供も産めない」という主張**

この部分は一部正しいが、過度に単純化されています。確かに経済的社会的に不安定な状況にある女性(例えば非正規雇用や低収入場合)は、結婚出産の機会が制約される傾向がありますしかし、「社会進出出来ていないこと」が直接的に未婚や少子化の主要因であると断定するのは誤りです。結婚出産の決定には、経済的要因だけでなく、価値観ライフスタイルパートナーとの出会いの機会、社会サポートなど多様な要因が絡みます

2. **「高学歴女性ほど結婚しにくい」という言説の否定**

提示文では、2020年データをもとに「高学歴女性ほど結婚していない割合が高い」としながら、近年の研究で「高学歴女性の方が結婚する確率が高い」と主張しています。この部分は一見矛盾しているように見えますが、実際には近年の研究が示す傾向(高学歴女性結婚率が相対的に高い)を強調している点は正しいです。ただし、「高学歴女性ほど結婚しにくい」という言説が完全に誤りであるかのように断定するのはやや極端です。過去データ特に1980年代2000年代初頭)では、高学歴キャリア志向女性結婚を遅らせる傾向が確かに見られた時期もあり、時代背景やデータ範囲によって結果が異なることを無視しています

3. **「高学歴女性高学歴男性結婚やすい」という主張**

この点はある程度正しいが、過度に単純化されています高学歴女性結婚相手として高学歴男性を選ぶ傾向(同類婚)は確かに存在しますが、これが結婚率や出生率に直結するわけではありません。また、「高学歴男性から選ばれやすい」という表現は、女性主体性無視し、結婚男性選択依存するものとして描いており、現代結婚観や女性価値観を十分に反映していません。

4. **「高学歴女性の子供の出生率が高い」という主張**

この部分は誤解を招く可能性があります。確かに高学歴女性結婚率が近年上昇しているデータはありますが、出生率に関しては依然として高学歴女性キャリア志向女性出産を遅らせる傾向があり、結果として子供の数が少ない場合も多いです。日本出生率データ(例えば、2020年総務省統計局厚生労働省の出生動向調査)を見ると、高学歴女性出生率が低いわけではないが、必ずしも「高い」とは言えない状況です。

### 正しい話:少子高齢化女性社会進出関係

少子高齢化女性社会進出関係は、単純な因果関係では説明できません。以下に、データ研究に基づいた正しい情報を整理します。

1. **女性社会進出結婚出産関係**

- 近年の研究(例えば、国立社会保障・人口問題研究所調査内閣府分析)では、高学歴経済的に自立した女性結婚率が上昇傾向にあることが示されています。これは、高学歴女性経済的安定や社会的地位を持つことで、結婚に対する障壁が減少し、パートナー選択の幅が広がるためです。

- ただし、女性社会進出が進む一方で、仕事と家庭の両立が難しい社会環境長時間労働育児支援の不足、男女の家事分担の不均衡)が、結婚出産の遅延、または断念の一因となっていますOECD諸国比較すると、日本女性社会進出が進んでいる国(例:北欧諸国)では、充実した育児支援ワークライフバランス施策により出生率比較的高い傾向があります。つまり女性社会進出のもの少子化の原因ではなく、両立支援の不足が大きな要因です。

2. **高学歴女性結婚出産**

- 2020年以降のデータでは、高学歴女性大卒以上)の未婚率は中卒・高卒女性に比べてやや高いものの、結婚した場合パートナーの質(経済力学歴)や結婚後の生活満足度は高い傾向があります内閣府男女共同参画白書2023など)。

- しかし、高学歴女性キャリア形成経済的自立を優先するため、結婚出産タイミングが遅れる傾向があり、結果として出生数が減少する場合があります日本合計特殊出生率(TFR)は2024年時点で1.26(厚生労働省)と低く、高学歴女性に限らず全体的な出生率低下に影響しています

3. **少子高齢化の真の要因**

- 少子高齢化は、女性社会進出だけでなく、経済的不安定さ(非正規雇用の増加、低賃金)、住宅費の高騰、育児教育コストの増大、結婚観の多様化男性家事育児参加の不足など、複合的な要因によるものです。

- 特に日本では、女性社会進出が進む一方で、男性家事育児分担が不十分であることや、企業文化長時間労働を前提としていることが、結婚出産ハードルを上げています内閣府2023年調査男性家事育児時間OECD平均の半分以下)。

4. **解決策の方向性**

- 女性社会進出抑制するのではなく、仕事と家庭の両立を支援する政策(例:育児休業の充実、待機児童の解消、柔軟な労働時間)が少子化対策有効です。スウェーデンフランスでは、こうした施策により女性社会進出出生率の両立が実現しています

- また、結婚出産を望む女性男性経済的社会的に安定した環境生活できるよう、雇用環境改善子育て支援の拡充が急務です。

### 結論

提示文の主張は一部データに基づいているものの、女性社会進出少子化の原因とする見方否定しすぎており、逆に高学歴女性結婚出産率を過度に楽観視しています。実際には、女性社会進出少子化の直接的原因ではなく、両立支援の不足や社会構造問題が主な要因です。高学歴女性結婚率は上昇傾向にあるものの、出生率は依然として低く、少子高齢化対策には包括的政策必要です。

参考データ**

質問さらに詳しい点があれば、教えてください!

anond:20251010020342

1980年代ぐらいの基礎研究評価されているわけだからねえ。

だいたい40年ぐらいたって、応用されて評価される感じよね。

今、女性の優秀な研究者がいたとしても、その成果が応用されて、ノーベル賞として評価されるのは40年後ぐらいよね。

2000年代だったとしても、あと+20年はかかりそう。

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