個人的に気になった回答を、個別に取り上げています。規制に慎重な候補や、逆に前向きな候補を網羅したものではなく、あくまで何か言及したくなった回答をピックアップしているだけです。また回答選択に際し、候補の当選可能性は一切考慮していません。
引用元:第27回参議院議員通常選挙の候補者に向けて実施した表現の自由についてのアンケート結果
設問(1-a):
C. どちらともいえない、答えない
設問(1-b):
表現の自由や個人の嗜好は最大限尊重するべきだが、不特定多数の目に触れる事がないようゾーニングや年齢制限する必要はあると考えるので一概には言えない
政党編1の冒頭で述べた通り、設問1-aはゾーニングと関係がありません。はてブでくだを巻いている一般人とかならまだしも、国政を志す候補者なら、思考停止なゾーニング連呼では済ませないリテラシーを望みたいです。
設問(1-a):
C. どちらともいえない、答えない
設問(1-b):
無回答
設問(2-a):
無回答
設問(2-b):
微塵もやる気を感じられない回答ですが、実はこの方、ECPATやぱっぷす、Colaboが連名した規制を求める要望書と同内容な請願の紹介議員になっています。
設問(1-a):
設問(1-b):
上野千鶴子大先生の名言「ギャルゲーでヌキながら、性犯罪を犯さずに、平和に滅びていってくれればいい」を思い出しました。
設問(1-a):
設問(1-b):
非実在児童なので、現実の被害者が存在しない。また、創作物による犯罪助長の科学的根拠も未だ不十分。性的・暴力表現といえども、無制限に規制すれば、民主主義の根幹である表現の自由が脅かされる。
設問(2-a):
C. クレジットカード決済の制約
D. 過度なジェンダー平等論や多様性への配慮に基づく表現規制
設問(2-b):
非実在児童に対する性的・暴力表現が表現の自由として保護の対象になるためには、ゾーニングが適切になされていることが大前提。全年齢向けの広告がそういった表現に侵食されているのは問題。
設問2-bの回答にはやや異論がありますが、規制反対派として非の打ち所がない回答だと思います。設問2-aの回答もトレンドを抑えていて、この問題に強い関心がありそうです。
設問(1-a):
設問(1-b):
漫画、アニメ等の表現の自由を制限しようとしている勢力は、ポリコレ、フェミニズム等の共産主義の過激派であり、全体主義および恐怖政治を排除するために当然、これらの規制には反対いたします。
故石原慎太郎とか、「ポリコレ、フェミニズム等の共産主義の過激派」とは思想的に対極ではないでしょうか。
設問(1-a):
設問(1-b):
児童ポルノは、児童福祉上大きな問題です。また、性的な混乱は、家庭の破壊につながります。当会は、日本の家庭を守る施策として「純潔主義」を掲げており、児童ポルノを助長する行為は規制すべきと考えます。
設問(2-a):
設問(2-b):
わいせつ物頒布や、AV新法による規制など、家庭の破壊につながるものは、一定の規制が行われるべきだと考えます。それが日本の家庭を守ることにつながり、日本の伝統文化の教化に資すると考えます。
宗教右派兼、表現規制派の典型みたいな回答ですが、団体名や「純潔」で察せられる通り、旧統一協会の現役信者だそうです。
設問(1-a):
設問(1-b):
設問(1-a):
設問(1-b):
公権力による表現規制が入ることで、クリエイターの自由な創作意欲や発想力が抑制されるべきではない。海外では日本のアニメ、マンガに対する評価が非常に高く、日本の産業の柱とすべきもので、後押ししていく。