2025-08-12

情報処理技術者試験の思い出

応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援試験におけるCBT方式での実施について(公開日:2025年8月12日

社会でのデジタル化の動向を踏まえ、このたび、受験者の負担軽減や利便性向上を目的に、応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援試験実施方式見直し、令和8年度(2026年度)に実施する試験からは、ペーパー方式での実施からCBT(Computer Based Testing)方式での実施に移行する予定です。

https://www.ipa.go.jp/shiken/2026/ap_koudo_sc-cbt.html



2019年頃、リスキリングのつもりで基本情報でも受験してみようかと勉強し始めた。

ちょうど今頃の季節だと思う。

一応情報工学科卒だけども異業種に就職したこともあって以降は全く勉強する機会がなくブランクあるので、半年くらい勉強して2020年4月試験受験するつもりで準備していた。

ところが。

ご存じのとおりコロナ禍のはじまりはじまりな時勢になり試験も中止。10月試験も申し込むもそれも中止。

あの頃はコロナの出口が見えなくていつ受験できるのかがまったくわからなかった。

過去問を解く限りではギリギリではあるけど合格圏内には達していたので、思い切って応用情報技術者を目指す方向に転換。

2021年一年間は時間見つけては勉強をした。

2022年になり、コロナ対策厳戒態勢下ではあるものの、試験実施されることになって春期試験に申し込み(ちなみにこの年から基本情報技術者試験はCBT方式に移行された)。

ところが自分が住んでいるところがあまりにも田舎すぎて、公共交通機関では本番当日の試験開始時間までに行きつく術がないことに愕然

しかたがないので隣県での受験を申し込む。

その受験会場には徒歩15分あたりに駐車場無料格安ビジネスホテルがあって、前日にチェックインして当日はマイカー試験が終わるまで置いておけてとても使い勝手がよかった。

前日の夕方5時くらいにチェックインして、ホテル周辺にある大衆チェーン飲食店で独り決起集会を開いた。

ほんのり酔った後はコンビニスイーツを買ってホテルに戻る。

うつらうつらしながら深夜のテレ東アニメみて、0時ごろに就寝。

翌朝はビュッフェ形式の朝飯を少し多めに食う。

なんてたって応用情報技術者試験は6時間拘束の長丁場。

合間に1時間休憩あるとはいいながら、昼休み終了20分前には着席待機という謎の儀式を強いられて実質40分あるかないかで昼飯なんてうかうか食ってられないから朝に溜め食いしてた。

その後はいっぱいウンコしていざ試験会場へ。

たまたま母校が試験会場になってて、すごくノスタルジックな気分になりながら受験した。

そこそこ歳いってからのリスキリングだったから、終わるころには体中バッキバキ。

大学によくある、椅子と背もたれと机が一体になったアレって中年オジサンには拷問具だったんだね、若いときにはそんなこと全く思わなかった。

そんな体抱えながら2時間以上かけて帰宅

その後は応用情報ドットコム受験者の悲喜こもごもを一当事者として閲覧。

結局、合格するまで5回受験した。2年半かかった。

落ちるたびに上記を繰り返してたんだけど、思い返せば楽しかったなぁ。

それがCBT方式に移行するんだって

CBTなら住んでる田舎町でも受けることができる。

情報セキュリティマネジメント試験ITパスポート試験基本情報技術者試験はCBTで受けたからね。

からもう、あのルーティン来年からはする必要なくなるんだ。

司法試験がCBTに移行するって聞いた時から、たぶんそう遠くないうちに情報処理技術者試験も全区分そうなるだろうなぁとは思っていたけど、案外すぐだった。

なんか、寂しいな。

今度の10月データベーススペシャリスト試験を、いつもの隣県の試験会場で受験する。

いつものビジネスホテルも予約済み。

ああ、これが最後なのかぁ。

しっかりかみしめて受験してこようと思う。

ちなみに、1年半以上勉強してるけど、過去問の正解率はいつまでたっても2割もない。

いつでも通年受験できるCBT化は、渡りに船かもしれない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん