2025-08-15

日本でも目立つサイバートラック実態は?

日本でも全国展示ツアーを行い、トミカ博で実車展示、さらトミカ製品にも採用されるなど、強いインパクトで知られる存在であるサイバートラック。だが、販売開始から1年以上経った実態はどうなのか?

結論

話題性は極大だが、量販モデルとしての確からしさは極めて薄い。

北米販売が失速

仕様後退とリコール続出

なぜ?

日本導入は未定

まとめ

サイバートラック販売は失速し、仕様後退と品質課題露出した事実は覆らない。したがって、サイバートラックは「話題性は極大だが量販の柱ではない」という位置づけだ。

しか本質は、テスラ優先順位が「EVハード世代進化」ではなく、「自動運転・ロボティクス・エネルギーソフトエコシステム確立」へと移った点にある。車両ソフトサービスの終端装置であり、台数よりもエコシステム価値の最大化が目的になっている。

この前提では、今後の評価軸は販売台数よりも、FSD等の採用率、AI能力の外販/内製効果、RobotaxiやOptimusのようなロボット事業ソフト課金によるARPUエネルギー事業収益貢献に移る。EV技術への増分投資相対的に低下し、ハードは「良いが必要十分」を維持する方針に見える。

テスラは「EVメーカー」ではなく「自動運転とロボティクスを核にしたAI/エネルギー企業」への転身を急いでいる。サイバートラック販売不振はその転身を象徴し、現時点では移行の踊り場にいる、という見立てが正しい。

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