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はてなキーワード: 品質とは

2025-11-10

PS Portal リモートプレーヤーは、ソニー2023年に発売したPS5ゲーム専用携帯機です。当初はリモートプレイ機能のみでしたが、2025年11月6日の大型アップデートにより、PlayStation Plus プレミアムクラウドストリーミング機能正式実装されました。

PS5本体不要になるのか?

PS Portalクラウドストリーミング機能により、特定の条件下ではPS5本体なしでゲームプレイできるようになりました。ただし「完全にPS5不要」とは言い切れません。

クラウドストリーミング利用の前提条件

  - 最低5Mbps接続確立必要

  - 7Mbps以上:720p画質

  - 13Mbps以上:1080p画質

  - 推奨:15Mbps以上

PS Portalの二つのモード

PS Portalは実はハイブリッドデバイスで、二つの使い分けが可能です。

リモートプレイモード

クラウドストリーミングモード

対応・非対応タイトル(主要作)

対応している主要タイトル

アクションアドベンチャー
  • 『BIOHAZARD RE:4』

RPG

シューティングオンライン
  • 『Cyberpunk 2077』

その他の人気作
  • 『Ratchet & Clank: Rift Apart』

対応動作不安定な主要タイトル

  • 『The Witcher 3』
  • 『Uncharted Collection
  • 『Control』
  • 『Valhalla』

HDMI等での外部出力について

PS PortalにはHDMI出力機能はなく、TVモニター接続公式には非対応です。背面のUSB Type-C端子は充電専用で、ビデオ出力には対応していません。

迂回手段非公式不安定

iPadでのPS Remote Playとの比較

### コントローラー接続すればiPadでもPS Portalに近い体験可能

iPadPS5リモートプレイの設定

PS Portalipad+DualSenseの比較

項目 PS PortaliPad + DualSense
画質・安定性 ハードウェア最適化により高画質・低遅延 ソフトウェアレベルで若干劣る
遅延 最小化、接続速度が「一瞬」 わずかに遅延あり
画面サイズ 8インチ11インチ以上(iPad Proなら優位)
画面品質 専用最適化ディスプレイ 高精細だが汎用ディスプレイ
セットアップ 電源入れてすぐプレイアプリ起動→接続ログイン毎回必要
携帯 専用コンパクト設計 重く、スタンド必須
コスト 約3万円 + 月額1,550円無料(既にiPadコントローラー所有時)
PS5本体電源 クラウドモード時は不要リモートプレイ時は必須

実務的な判断

iPadでいい人
  • 既にiPadとDualSenseを持ってる

PS Portal推奨

ランニングコスト比較

PS Portalランニングコスト

初期投資(1年目)
  • 初年度合計:43,880円(月額換算:約3,656円)

2年目以降(毎年度)

iPadでのランニングコスト

既にiPadを所有している場合

PS5本体電気代(リモートプレイ使用時)
  • 月額概算:200〜300円程度の追加電気

年間コスト比較

項目 PS PortaliPad(既所有)
初年度総額 43,880円 0〜12,000円
2年目以降/年 13,900円 200〜300円
5年累計 113,680円 800〜1,500円
10年累計 183,480円 1,600〜3,000円

クラウドストリーミング対応プラットフォーム

現在対応しているデバイス

対応プラットフォーム

結論

クラウドストリーミング機能が実際に使えるのは、現在のところPS Portalのみです。スマートフォンへのクラウドストリーミング対応は、ソニーの発表では「計画中」ですが、実装は遅れており、実用段階には達していません。

PS5の主要独占タイトル

完全PS5独占タイトルPCなし)

2024年以降の新作

初期〜中期タイトル
  • 『Returnal』
  • 『Ratchet & Clank: Rift Apart』
  • 『Destruction AllStars』(バトルカーゲーム

PlayStation独占(PC版後発)

ソニー1st Party製

サードパーティ期間限定独占)

次期独占予定(未発売)

  • 『Intergalactic: The Heretic Prophet』

Steam移植トレンドと優位性の変化

### PS5の優位性は失われつつあります。徐々にSteam移植が進んでおり、ソニーは既に「Only on PlayStation戦略放棄したと言っていい段階です。

PC移植歴史的推移

初期(2020年):テスト段階
  • 当時は「試験的」な展開と見なされた

加速期(2022-2023):本格化
  • Uncharted: Legacy of Thieves Collection
  • Returnal

本格化(2024-2025):「Only on PlayStation」の死

ソニー経営層の戦略転換

ソニー経営層が明確に戦略転換を表明しました。PCリリースPlayStation Studios収益の大きな部分を占めるようになり、Horizon Forbidden WestやSpider-Man Remasteredが特に好調です。

PC移植利益性は無視できず、ファーストパーティタイトルはかつてはPS本体を売るためのマーケティングツール(独占独占)だったものが、今後は「強いタイトル」をPS向けだけでなく、PCなどにも展開していくことがマージン利益率)の大きな改善に繋がるという経営判断です。

PC移植の「タイムラインパターン

現在ソニー戦略明確化しており、最新作ほどPC移植が早いという傾向があります

タイトルPS5発売時期 PC移植時期 独占期間
God of War Ragnarök 2022年112024年9月 約2年
Ghost of Tsushima20207月2025年5月 約4.8年(PS4含む)
The Last of Us Part II Remastered 2024年1月PS5版) 2025年2月 約1年

傾向:最新作ほどPC移植が早い。これは「PC需要が急速に高まっている」ことを示唆しています

完全独占が残っている例

なぜ、まだ独占のままか?

これらについても、ユーザー要望は根強く、ソニー自体が「いずれPC化も検討中」と示唆しているとの報道があります

Steamが優位になった理由

1. ゲーム購入の自由度Steam版はPS Plus不要、完全な買い切り

2. MOD対応PCMODコミュニティ活動PS5では不可)

3. 将来プレイ保証PCゲームはサブスク廃止後も遊べるが、PS Plus Premiumサービス終了時の権利が不確定

4. 価格競争Steamセール戦略PS Storeより厳しい

結論

PS5の優位性が失われている」という分析は正確です。

実質的には:

ゲーム業界評価も「The "Only on PlayStation" era is a relic」と宣言しており、Steamの優位性指摘はゲーム業界現実を正しく捉えています

ただし1点:PS Plus Premiumのクラウドストリーミングゲームカタログは、まだPS Portalしか体験できない利点として残っています

2025-11-09

anond:20251109142514

賞味期限というか、保冷具合が悪くても品質に影響しないように

だと思ってた

2025-11-07

Mozilla/Firefox日本語コミュニティ解散」とかいうDramaについて知っておくべき2,3のこと

免責事項: めんどくさいからほぼ調べずに書くし、抜けてる話や間違ってる話もあると思う。

まず日本語コミュニティ解散じゃなくてSUMO翻訳コミュニティ解散なのだがそれも少し違う

Mozilla系の日本語翻訳はmarsfさんとdskmoriさんの2人がメインでやってる (追記: 今確認したらひとりアクティブな人が新規参入してたので3人が正しかった)。

概ねSUMOはdskmoriその他全てがmarsfという棲み分けだが、お互いどっちの貢献もやることがある。

コミュニティと言えるような規模は存在しない。限界集落

SUMOコミュニティ解散ってのはSUMOに関わる実質的権限持ちはdskmori1人になりますって話かな?

正直、SUMOでメインで貢献してるdskmoriさんじゃなくてmarsfさんが文句言うんや?と疑問なんだけど、

Mozillaにとっては、SUMOかいう誰もアクセスしてない限界集落サイトの話より、marsfさんがFirefoxのその他すべての翻訳を一手で担ってることが重要だよね。

「marsfさんがSUMOの貢献辞める」って言ったってそれ自体ではどうでも良いのだが、裏の意味は「俺の気持ち次第でFirefox翻訳終わらすことだってできるんだぞ」って警告と読むべきかもしれない。

そもそもSUMOがなにか分かってない人多すぎ

SUMOFirefoxサポートサイトね。Firefoxの使い方に疑問が生じたときにみるところ。まあそういう用途で作られているというだけで、アクセスする人がいるのかいたって疑問だが。

想定読者技術に疎いFirefoxユーザなので、「機械翻訳ならユーザーが自分でやるから不要」みたいな意見は全くナンセンス

Firefoxの内蔵翻訳機能プライバシー重視という建前の翻訳API破産防止のため、ローカルCPUで動く設計になってる。必然的MicrosoftGoogle翻訳より精度がかなり落ちる。ゆえにFirefox使って普通に英語版SUMO読むより、公式で精度よい機械翻訳提供したほうが、ずっと良い体験提供できるよね。

また対抗をGoogle翻訳のような無料クラウド翻訳と考えるとしても、サポートサイトに特化するようファインチューニングした機械翻訳エンジンを使えばHelpを助けてと訳すような暴走抑制できるから、これも公式による機械翻訳提供に優位性はある。

なお、統計アドオン一切入れてないFirefoxユーザーが大多数なことからわかるように技術に疎いFirefoxユーザってかなり多いからね。

勝手に上書きするな? メンテできてないんだから当たり前

Firefoxラピッドリリース機能コロコロ変わるので、ある時点でベスト翻訳になっててもすぐ時代遅れになる。

dskmoriさんなどができる範囲で貢献してたとはいえ品質維持できる量ではなかったので、SUMOには、例えばすでに存在しない機能についての記述を含む記事普通にあった。

これは比較アクセスありそうな重要ページでも同じで、私もさすがに見かねて貢献したこともある。

Microsoftプロ技術者向けサイトはもともと有償翻訳者が訳してたのを機械翻訳に切り替えたのでこれは単純に劣化なのだが、SUMOについてはごく少数の素人自分にできる範囲で訳していたという点を踏まえる必要がある。もともとクオリティが高かったとは言えないし、機械翻訳の精度もここ2,3年で異常に上がってるから過去機械翻訳騒動をもとに騒ぐのが正しいとも思えない。

限界OSS翻訳コミュニティ最後の1人が暴走するのは見覚えあるよね

今回の事件で思い出すのがLibreOffice日本語チームのDramaね。LibreOffice翻訳のメイン貢献者の某氏がある日、日本語チームのメーリスで「何でお前らはまともな仕事ができんのんや」と長文でブチ切れて、チーム脱退を宣言した事件理念は立派でもすでに敗北の流れは決定的で新たな貢献者の望みは薄い、希望の見えないまま最後に残った1人として惰性で維持するしかない、辛い。

今回は、LibreOffice事件よりはヤバさだいぶ低めだけど、「翻訳ガイドラインに従っていない」「新たな人間の貢献者を育てることができない」とか、SUMOボランティア翻訳の実情を思えば「何言ってんだ、現実をみろよ」という感想しかならないし、CCライセンスで貢献してるのに、AI翻訳学習に使うなも意味不明。

marsfさんは、某xkcdで言うところの「感謝なしに2003年からデジタルインフラを維持してきたネブラスカ州無名個人」に位置する人で、もっともっと感謝されてしかるべきではあるのだが、SUMOの長年の構造的な問題に対し抜本的な解決に打って出たMozillaに対して、さもコミュニティ現在も十分に機能しているかのように反論してるのがとても印象悪い。どう見ても分かってない人ばかりがMozilla炎上させている。

20感謝なしに維持し続けるのは幻想必要なのはわかるが、Mozillaとしてはそういう個人依存するのは不健全しかないので、現在marsfさんがやっているFirefoxほぼすべての翻訳翻訳会社による有償翻訳に移行すべき。

ユニクロ店員のシケた接客って意外と話題にならないよね

何かと目立つ企業だけど消費者が一番接している店員の低品質接客ってあんまり取り上げられない。

「いらっしゃいませどうぞー」とマニュアル然とした鬱陶しい声があちこちから絶えず聞こえてきて

客がいようがお構いなしに一言もなく無言で売り場直ししてきてむしろ邪魔だよどけよみたいな態度だし、

狭い通路ですれ違うときもなんならぶつかりオジサンよろしく全然よけないで突進してくるし

店員同士でベチャクチャくっちゃべってうるせぇし

しろあんたら何のためにいるの?レジセルフなんだから客が乱した商品直しだけならロボット開発してそれにやらせて完全無人にしたら?

あいつらの接客イラっとすることはあっても気持ちよくなることって一回もないわ

2025-11-06

ゲーミングPCを持ってたのに8年間気づかなかった男の話

買ったのは2017年の春。ボーナスをもらって、意気消沈してた心を奮い立たせるために、家電量販店BTOコーナーに足を運んだ。

「ゲーミングPC欲しいんですけど」と店員に言った。すると、その兄ちゃんは、さらさらと何かのカタログをめくりながら、「RTX 1050搭載のやつですと、25万円でこちら。RTX 1060搭載ですと30万円。GTX 1070搭載ですと35万円」と説明してくれた。

値段をちらっと見たが、ボーナスのほぼ全部吹っ飛ぶ金額だ。「ああ、こんなもんなんだ」と思った。

そこで、店員は続けた。「ただ、CPUの内蔵GPU搭載版でしたら、GPUなしでも20万円で、GTX 1050相当くらいの性能が出ますので」と。

「あ、そっちでいいです」と即答した。「どうせゲーム楽しくないし」という思い込みがあった。俺はゲーマーじゃない。スペックなんて気にしない。安い方でいい。そう考えた。

その時、店員は何か言いかけた気がしたが、俺は「納期はいつですか」と聞いて、話を先に進めてしまった。

その時、店員は何を言おうとしたのか

後になって思い出す。あの時、店員の口元が、微かに動いていた気がする。「あ、でもご注文内容を確認しますと」とか、そういう言葉が出かかってたのかもしれない。

でも、俺は聞かなかった。「内蔵GPU版で」と言ったつもりでいた。店員も、客の意向には逆らわない。営業トーク不要だと判断したのかもしれない。

実は、何が起きたのか。いまだに完全には理解していない。

おそらく、こういうことだったんだろう:

店員が「内蔵GPU搭載版」という言葉を聞いた時、「あ、この客は内蔵GPUの話をしてるな」と理解した。でも、同時にBTOカスタマイズの画面も見てたのかもしれない。「あ、このスペックなら、グラボ付きでも安いな」と思った。そして、何かの間違いか、設定ミスか、あるいは別の理由で、グラボ付きの構成で注文が入ってしまった。

その確認メールが来たはずなんだ。でも、当時の俺は、仕事が忙しかった。メール件名を見て、「PC注文確認」と書いてあるのを見て、「ああ、注文した」と思ってスルーした。内容なんか見ていない。価格もチェックしていない。ただ、「納期:3週間」ということだけを覚えていた。

到着

3週間後、デスクトップPCが到着した。黒いケース。ATXサイズ。けっこう重い。

開けて、とりあえず立ち上げた。Windows 10が起動した。ドライバインストール画面が出て、「NVIDIA GeForce GTX 1050」とかい文字が見えたが、俺は「ふーん」くらいの感じで、スキップした。

「内蔵GPU版だし、そんなもんなんだろう」と思ってた。

完全に誤読していた。

8年間の黒歴史

買ってから、ずっと同じ状態だった。

Steamゲームを買った。設定をいじる際に、「グラフィックス設定」というタブがある。「GPU選択」という項目があった。でも、俺は気にしなかった。勝手に選ばれてるんだろう、くらいの感じで。

実は、その時点で、マザーボードの設定で「BIOS起動時のプライマリGPU」が「オンボード」に設定されていたんだ。つまり、GTX 1050があるのに、BIOS レベルで「内蔵GPUを使え」という指定がされていた。

ゲームをやると、すごくもっさりだった。「ゲームってこんなもんなんだ」と思ってた。フレームレート表示を見ると、「25fps」とか「30fps」。カクカクしている。でも、「ゲームをやったことない俺には、この程度が標準なんだろう」と思ってた。

友人が遊びに来た時、「こんなんでゲームやってるの?」と言われた。「え、こんなもんじゃん」と答えた。その時、友人は変な顔をしてた。

「あ、デバイスマネージャー確認ときなよ」と言われた。デバイスマネージャーを開いた。

「あ、GTX 1050ってのがあるな」と思った。

「それ、グラボじゃん」と友人が言った。

「え、グラボ?」と俺が返した。

「お前のPCグラボ搭載だったんだ」と友人が言った。

その時の感覚は、いまだに忘れない。鳥肌が立った。

真実の追求

その日の夜、俺は注文確認メールを探した。

……あった。

確認メールには、こう書いてあった:

「ご注文ありがとうございます。以下の構成でお手配させていただきますCPUCore i7-7700K、メモリ:16GB、SSD:512GB、GPUNVIDIA GeForce GTX 1050、電源:500W」

GPS。もちろん、GTXだ。グラフィックスプロセッシングユニットアルファベット三文字

8年。8年だ。8年間、俺はこのメールを読んでいなかった。

読んでいたのかもしれない。でも、認識していなかった。「GPU」という言葉が、脳に入ってこなかった。

BIOSの謎

翌日、俺はBIOSを開いた。パスワードなし。すぐに入れた。

「Integrated Graphics」という項目を探した。ありました。「Enabled」になってた。

そして、「PCIe Graphics」という項目も見つけた。こっちは「Disabled」になってた。

まり、この8年間、マザーボードは「内蔵GPUを使え。GTX 1050は使うな」という指定をしていたわけだ。

これはもう、奇蹟としか言いようがない。

BTOショップカスタマイズ担当者は、なぜこんな設定にしたのか。あるいは、出荷時にこういう設定が入っていたのか。理由不明だ。

でも、その一瞬の選択(あるいは誤選択)が、俺の8年間を決定した。

その後

GTX 1050を有効にした後、ゲームを起動した。

フレームレート表示を見た。

「え、150fps?」

設定を最大にしてみた。

「えっ、100fps?」

何が起きたのか分からなかった。でも、分かった。

8年間、俺は内蔵GPUゲームをやってたんだ。GTX 1050があるのに。

後悔と罪悪感

正直なところ、その後、割と虚しい気分になった。

8年間。8年間、俺は「ゲーミングPC、遅い」「ゲーム、難しい」「ゲームに向いてない」と思い込んでいた。

でも、実は、PCじゃなくて、俺の設定ミスだった。

マザーボードの設定ミスなのか、BTOショップの誤設定なのか、あるいは、俺が注文した時点で「内蔵GPU版でお願いします」という意思表示をしていたのに、店員がそれを誤解して、結果的グラボ付きで発送してしまったのか。真相不明だ。

でも、その結果、8年間、俺はGTX 1050に無視され続けた。

今、思うこと

GTX 1050を有効にしてから、3年経った。

ゲームはめちゃくちゃ快適だ。フレームレート安定。グラフィック設定も高設定で動く。新作ゲームもそこそこ動く。

でも、不思議なことに、あんまりゲームやらなくなった。

なぜか。おそらく、理由はこれだ:

8年間、内蔵GPUで慣れていた。設定を落とす。グラフィック品質を諦める。低いフレームレートに耐える。そういう「制約の中での楽しみ方」を、体が覚えてしまった。

今、快適な環境ゲームをやっても、昔ほどの喜びがない。むしろ、「あ、こんなもんか」という感じで、すぐに飽きる。

逆に、昔やってた「Minecraft」とか「Terraria」とか「Stardew Valley」とか、そういった軽いゲームの方が、今でも楽しい

心理学的には、これを何て言うんだろう。「獲得した効用よりも、失った効用の方が大きく感じられる」みたいな、何かそういうやつ。

あるいは、単純に、「8年かけて培った習慣」が、3年では変わらない、ということかもしれない。

終わりに

この8年間の人生を、別の人生だと考えることがある。

「もし、あの時、GTX 1050を有効にしていたら」

そうしたら、ゲームにハマってたかもしれない。友人とマルチプレイをやってたかもしれない。ゲーミングコミュニティに入ってたかもしれない。人生が変わってたかもしれない。

でも、そうはならなかった。

8年間、内蔵GPUで、ゲーム世界限定的に見た。その結果、「ゲームは、こんなもんだ」という認識形成された。それが、今の俺を形作ってる。

最後に思うのは、人生って、案外、そういう小さなミスの積み重ねで決まるんだなってことだ。

メールを読まなかった。BIOSの設定を変えなかった。GTX 1050を有効にしなかった。

たったそれだけのことで、8年間が変わった。

今、新しいPCを買うことも考えてるが、BIOSの設定だけは、確認することにした。

もう二度と、隠れたGPUを見逃すまい。

あ、でも、設定を変えたからって、俺がゲーマーになるわけじゃない。

相変わらず、ゲームはヘタクソだ。フレームレート100fpsでも、敵にボコボコにされる。

内蔵GPU時代の「修行」は、もう身について離れない。

それが、ある意味、救いなのかもしれない。

追記11/09

ブコメさんくす。お察しの通りAI文だよ。お前らのおかげで無駄グラボに詳しくなったわ

勉強になった

Q.

生成AIソフトウェア開発を支援してもらう場合ソースコード作成を依頼する形式が多いと思いますが、実行ファイルを直接出力してもらうことも技術的には可能なのでしょうか?

A.

生成AIによる実行ファイルの直接出力は、技術的には極めて困難です。現在のLLM(大規模言語モデルベースの生成AIは、ソースコードの生成には向いていますが、実行可能バイナリファイルを直接出力することには根本的な制約があります。​

技術的な制約

LLMはテキストベーストークン処理を基本とする設計であり、バイナリデータを直接扱うことができません。実行ファイルは0と1の連続したバイナリコードですが、LLMはこの形式データを生成するようには訓練されていないため、バイナリファイルを直接出力することは現在アーキテクチャでは実現が困難です。​

従来のソフトウェア開発では、ソースコードコンパイルアセンブルリンクという複数段階のプロセスを経て実行ファイルが生成されます。各段階で最適化機械語への変換が行われるため、この過程を完全に省略してAIが直接バイナリを生成することは技術的に非常に複雑です。​

理論的な可能

研究レベルでは、バイナリデータを扱う試みも存在します。例えば、LLM4Decompileのような研究プロジェクトでは、バイナリコードを逆コンパイルする際にバイナリを一度アセンブリ言語に変換してからLLMで処理しています。逆に言えば、生成時も同様の変換プロセス必要になると考えられます。​

現実的アプローチ

実務では、生成AIソースコード作成してもらい、それを従来のコンパイラビルドツールで実行ファイルに変換する方式標準的です。この方法であれば、デバッグテストも容易で、生成されたコード品質確認しながら開発を進められます。​

なお、フォントファイルのようなバイナリ形式でもオープンソースとして扱われる例はありますが、これはフォントという特定用途場合であり、汎用的な実行ファイル生成とは異なります

Q.

画像生成もバイナリを生成しているわけで、同じようなことができるのではと思ったのですが、そこはぜんぜん違うのですね

A.

おっしゃる通り、画像生成AIバイナリを出力しているという点では共通していますが、実は根本的に異なる仕組みで動作しています。​

アーキテクチャの違い

画像生成AI拡散モデル(Diffusion Model)やGANなど、視覚データ最適化された専用のアーキテクチャ使用しています。一方、LLMはTransformerベーステキスト処理に特化した構造を持っています画像生成では、ノイズから段階的に画像を生成するプロセスを経て、最終的にピクセル値という数値データバイナリ)を出力します。​

データ表現性質

画像ファイルバイナリ連続的な数値(ピクセル値)の集合であり、各ピクセル色情報を持つという規則的な構造です。最近研究では、画像ビットプレーンbit-plane)として扱い、XOR演算ノイズを加えるBinary Diffusion Probabilistic Model(BDPM)のような手法も開発されています。​

対して、実行ファイルバイナリ機械語命令の複雑な配列であり、CPUが直接実行できる命令コードデータセクション、リンク情報などが厳密な形式で配置されていますわずかなビット誤りでもプログラム動作しなくなるため、画像のような連続値とは性質が大きく異なります。​

学習データの違い

画像生成AIは、ImageNetやLAIONなどの大量の画像データセットで訓練されており、ピクセルパターン学習します。一方、実行ファイルを生成するには、コンパイルプロセス全体(構文解析最適化機械語変換、リンク)を学習する必要がありますが、これは単純なパターン学習では実現できません。​

したがって、画像生成AI成功しているのは、画像という特定ドメインに特化した設計と、規則的なデータ構造があるためであり、同じ手法を実行ファイル生成に適用することは技術的に非常に困難です。

anond:20251106111419

統一化された帳票フレームワークOSS化することには、非常に大きな価値があります

1. 💰 開発コストライセンス費用の削減

初期導入コストの削減: 企業は高価な商用帳票ツールライセンス費用を支払う必要がなくなります特に中小企業スタートアップにとって、これは大きなメリットです。

ベンダーロックインの回避: 特定の商用製品依存することがなくなり、将来的な仕様変更サポート終了のリスクを避けられます自由コード修正改善できるため、自社のニーズに完全に合致させることが可能です。

2. 🤝 標準化と知見の共有(エコシステムの構築)

日本の商習慣への最適化: OSS化することで、多くの開発者日本の複雑な商習慣(消費税計算源泉徴収、独特なレイアウトなど)に対応するためのコードノウハウを持ち寄り、フレームワーク改善できます。これにより、最も実用的な「デファクトスタンダード」に近い帳票作成基盤が生まれ可能性があります

開発速度の向上 共通フレームワークが浸透すれば、プロジェクトが変わっても同じ仕組みで帳票を開発・保守できるため、新規開発の立ち上げ速度が向上し、開発者間での技術習得コストが下がります

3. 🛡️ 品質向上と持続可能

透明性と信頼性の向上: ソースコードが公開されるため、帳票のロジック特に金額計算や税務処理)の透明性が確保され、信頼性が高まります

多様な環境への対応: 商用製品サポートしないような最新の技術スタックニッチOSにも、コミュニティの貢献によって迅速に対応できるようになります

コミュニティによる継続的改善: 一つのベンダー依存せず、世界中日本中の開発者バグ修正機能追加を行うため、品質が維持・向上し、プロジェクトの持続可能性が高まります

まとめ

OSS化は、単なる「無料化」ではなく、日本ビジネスにとって不可欠な「帳票作成」という共通課題に対する知恵とリソースの「共同投資」であり、社会全体での開発効率向上に寄与するという点で、非常に価値があります

生成AIを使った投稿についての一意見

大多数の日本人思想衣服のように着捨てるのが好きで、流行に左右されやすい割に素では何も信じていないんだと思う。諸行無常から

そんな国民性を利用して、特定の国に好都合なように情報操作をすることは可能かもしれない。

聖徳太子仏教政治的多数派になるために利用したし、それは聖武天皇国分寺国分尼寺制定と庶民向けには大仏建立で確立した。

ここでポイントは、人々が仏教を信じることができたのは、それまでのアニミズム信仰親和性があったことだけでなく、権威が信じるものを信じて広まったことだ。

八十数年前にも、大東亜共栄圏八紘一宇を多くの日本人は信じたが、それには当時の国家元首という権威があったためだと考えたい。

キリスト教日本ではごく一部の熱心な信者と大多数の無関心層に分かれたが、もし織田信長暗殺されずに天下をとっていたなら、もっと広まった可能性がある。

最近はてなでも、生成AIを利用した投稿が増えた。これは、当初は読者がAI知識の源泉、ある種の権威と信じたことと、そのニュートラル文体皮肉意味内容を伝えるのに成功たからだと思う。いまでは、生成AIを使おうと、そのアウトプット品質プロンプトの入力内容に左右されることが明らかになり、生成AIも、一応陳腐化したように見える。

今後、強い思想を持った投稿者が現れ、コミュニティ特定の方向に引きずられる可能性はある。その場合思想の普及には同時に権威となる新たな技術か工夫を通すことが必要だ。あるいは、特定社会ステータスを前面に出すのもいいかもしれない。

さて、チャッピーはその偏りのないオールマイティ知識を使って健闘しているが、いま一つ点をとれないでいる。これには上記理由の他に、チャッピー情報操作系統的な訓練を受けていないらしいことが挙げられる(つまり、少しの上からガイダンスと多くの本人の才能だけで成り立っている)。ソビエト新聞などが、プロの手口として参考になるだろう。今後の活躍に期待したい(笑)

2025-11-04

もう「成長」しなくていいですか?

増田です。30代後半。しがないWeb系のエンジニア管理職一歩手前)やってる。

最近会社がやたらと「成長」とか「スキルアップ」とか言ってくるのに疲れた。 毎週の1on1では「今期はどう成長したい?」、半期の評価では「どんな新しいチャレンジをした?」と聞かれる。

いや、わかるよ。変化の早い業界だし、会社としては社員に成長してもらわないと困るんだろう。 でもさ、こっちももう若くないんだ。

20代の頃はガムシャラ勉強した。新しいフレームワークが出れば飛びついたし、週末に勉強会にも行った。 でも、もうそういうフェーズは終わったんだ。

今は、家庭もある。帰ったら子供風呂に入って、寝かしつけたら自分時間なんてほぼない。 そんな中で「新しいスキルを身につけろ」「コンフォートゾーンを出ろ」と言われても、「いや、無理です」としか言えない。

今の給料分の仕事は、きっちりやってるつもりだ。 チームの若手の面倒も見てるし、大きな障害だって起こしてない。 「現状維持」じゃダメなのか?

「成長しない人間不要」みたいな空気、本当にしんどい。 言われたことをこなし、そこそこの品質アウトプットを出し、定時で帰る。 そういう「そこそこで良い」という働き方は、もう許されないんだろうか。

みんな、そんなに成長したい? 俺はもう、これ以上成長したくない。静かに平穏に、今の仕事を続けたいだけなんだ。

anond:20251102125124

総務省に「我が国電波使用状況」という資料(wagakuni.pdf)がある。

電波帯域ごとの用途視覚化されている。

 

五段目UFH帯域の470MHzから714MHzが地上波テレビ。綺麗な一本帯。

その右側、714MHzから960MHzがいわゆるプラチナバンド携帯各社に割り当てされている。

細切れでぶつ切り。(使いづらい)

電波割当は適宜利用効率の悪いものを返却させ別の用途転用したり、大きな幅を取っていた用途から

一部を削り別の用途に再割当てするなどして電波を最大活用する

とはいえ安易デフラグはできない、帯域の移動は機器更新など莫大なコストと手間がかかる

 

さてテレビ向けには244MHz幅が割り当てされているわけだが

仮にこの帯域を使い現在技術で最高効率通信をしたらどのくらいの放送ができるか。

長文嫌われるので詳細な技術解説は省略するがざっと1Gbpsから3Gbpsのブロードキャストができる。

仮に1Gbpsだとしよう

 

HD品質動画送信データ量はどの程度必要か?

動きの緩い動画なら3Mbps、スポーツ中継など動きの激しいシーンなら18Mbps

仮に地上波10ch分(予備含め)、全チャンネルスポーツ中継が同時進行などありえないので

平均10Mbpsだとして100Mbpsもあれば十分。

まり現在付与されている244MHzのうち10分の1の24MHzもあれば十分。

まり残り9割、220MHzが空く。これを携帯各社に再割当てすれば、一言で言えば「プラチナバンドが倍」になる。

  

ではなぜ今こんなに無駄テレビに割り当てられてるのか?

単純に利権です。VHFからUHFへの地デジ引っ越しの時にテレビ会社がごねにごねてざっくり確保しやがった。

将来地デジで4Kやりたかったという思惑もあり、正当性はあ。。。無い

地デジ構想当時の技術レベル妥協点としては妥当っちゃ妥当なんだが、もう令和だぜ

 

ともかく、

休みスマホ触ったらパケ詰まりでまともに使えないときや 

残業疲れの自宅でテレビつけたら、

大物芸人が後輩をシバきながら下品ギャグを撒き散らしているシーンを見かけた時に、

思い出して下さい

2025-11-02

anond:20251101191659

タダポックスは、勃起不全治療薬(ED治療薬)と早漏防止薬の効果を組み合わせた医薬品で、主成分はタダラフィルとダポキセチンです。勃起不全の解消と射精までの時間の延長を目的としており、副作用には顔のほてり、鼻づまり頭痛などがあります

主な特徴

配合成分: タダラフィルシアリスの成分)とダポキセチン(プリリジーの成分)。

効果:

勃起不全の改善: タダラフィル勃起サポートします。

早漏防止: ダポキセチンが射精までの時間を延長させます

作用時間: 最大36時間持続するタダラフィル効果を併せ持ちます

副作用: 顔のほてり、鼻づまり頭痛などが稀に起こることがあります

注意事項

タダポックスは、日本承認されている医薬品ではありません。

医師処方箋なしに購入できる個人輸入サイトでの購入は、品質安全性保証されていないため注意が必要です。

服用前に必ず医師相談し、ご自身健康状態や既往症、服用中の他の薬などを伝えてください。

2025-11-01

Switch2とPS5/PCチャットGPTに比べてもらった結果

ここでは、以下をすべて加味した 総合エコシステム体験スコア を算出します:

含める要素

グラフィック

携帯性・利便性

価格・省電力

✅ 独占タイトルの強さ

✅ サブスク後方互換レトロ資産

✅ UHD Blu-ray等の付加価値

マルチメディア性(映画/音楽/アプリ

🏆 総合エコシステム体験スコア(全要素込み)

PS5 / PC総合版)

項目 加点 理由

グラ・性能 +10 現行最高峰

サブスクPS Plus / PC Game Pass) +2 大量のゲームに触れられる

UHD Blu-ray映像用途+1~1.5 映画プレイヤーとして唯一性

独占タイトル(FF7R・スパイダーマン等) +2 他で遊べない体験

総合利便性(据え置き限定) -1~0 遊べる場所が限られる

総合:13~14.5

② Switch2(総合版)

項目 加点 理由

グラ・性能 +7.5~8 PS5の約75~80%体感

携帯性・遊べる場所自由度 +3~4 外・旅行・ベッド…体験幅が巨大

価格・省電力・静音 +2~2.5 所有・継続利用のしやす

独占タイトルゼルダマリオポケモン等) +3~4 世界トップ級のIPパワー

レトロ資産FCN64/GB/GBA/GC期待含む) +1.5~3 “時間を超えた価値

マルチメディア性(映像アプリが弱い) -0.5~-1 非ゲーム用途は弱い

総合:13~15.5

📌 結論(全体を含めた比較

観点 どちらが上になりやすい? 差の理由

映像体験/ハイエンド志向PS5/PC UHD BD4K映像AAA最高品質

総合ゲーム体験/人生で触る時間」 Switch2 携帯性+任天堂IPレトロ資産

総評

“据え置きだけ”で評価PS5/PCが上

人生で触れるゲーム体験の総量”で評価 → Switch2が上回り得る

2025-10-31

習近平の顔色をうかがうトランプ、情けなかったな

中国アメリカを圧倒した

中国語で日本高市外交米兵芸者画像と共にこういわれた

「几十年来,日本取悦美国方式没变,就是用料差了很多」

「数十年、日本アメリカを喜ばすやり方は変わっていない。しかし素材の品質は著しく低下した」

女性差別的な侮辱だが、そう見えるだけのことをやったということ

2025-10-30

日本人メイドインジャパンしてると思っているのは情弱

工場見てみろ

外国人だらけ

技能実習生が作ったものふるさと納税で安く買ってるんよな

日本製好きな人は卒倒するだろうな

受験塾行っているお坊ちゃんではマネ出来ない高品質クオリティ

それは外国人がやっている

塾言って大学行って大企業に行ってすることは設計をしたり工場勤務に指示を出すことである

anond:20251030214417

いい商品発注するメリットがあるかは、発注者の腕による。

腕がなければ、どれだけいい商品でもいいと見極めることができない。逆に言えばどれだけ粗悪品でもいいものに見える。

から使えないディレクターからすると、AIかまともなクリエイターかはどうでもいい。

から使えないディレクターは、AI発注することになる。見る目ないし。

ただ仕事って3割なくなればほとんどの仕事は需給バランス崩れて価格崩壊が起きて成り立たなくなる。

見極めがきく発注者がかなり少ない関係で、低品質なほうが売れることになるから技術品質関係なくどこまでいこうが、人由来の製品って消えることになるんだよね。

あと仕事がなくなるのは飛ぶ奴じゃなくて、まともな奴だよ。価格が下がってどうしようもなくなるのはまともなのだし。

飛ぶことで低単価や利率が悪い仕事、めんどくさすぎる発注から逃げてるから一定以下の仕事から即逃げ出来るから価格やすくできるんだけど、

まともなのはそこと当たった時の面倒込みの価格設定になっちゃってるから価格競争で負けるんだよね。だから最初にいなくなるのってまともな奴なんだ。

2025-10-26

糞みたいなアプリを入れさせるのが日本生命

品質の悪いアプリを一大量に入れさせる

それを大産業にせねばならない

もしMicrosoft(ゲーム機メーカー)がXBOX(自社販売ゲーム機)の販売を終了したらどんなリスクが生じるかをChatGPTに訊いてみた

以下回答

ゲーム機メーカーが「自社ハードウェア事業を終息」し、「自社ソフトを他社プラットフォーム供給する」という方針転換を行う場合経営ブランド技術収益面などで多面的リスクデメリットが生じます。以下に体系的に列挙します。

🧩 1. 経営戦略面のリスク

■ (1) 収益構造の変化による利益率低下
■ (2) 成長ドライバー喪失

🎮 2. ブランドマーケティング面のリスク

■ (1) ブランド価値アイデンティティ喪失
■ (2) 既存ユーザーの離反・不信感
■ (3) 販売チャネルの再構築コスト

⚙️ 3. 技術・開発面のリスク

■ (1) 技術力・開発ノウハウ空洞化
■ (2) 他社プラットフォームへの依存度上昇

💰 4. 経済契約面のリスク

■ (1) ロイヤリティ手数料負担
■ (2) 価格政策の制約

🧠 5. 組織人材面のリスク

■ (1) 人員削減士気低下
■ (2) 開発体制の再構築コスト

🧩 6. 市場競争面のリスク

■ (1) 差別化困難
■ (2) 他社との関係悪化可能

🕰️ 7. 過渡期の移行リスク

✅ 総括

観点 主なリスクデメリット
経営利益率低下、成長鈍化
ブランド独自性喪失ユーザー離反
技術ハード技術衰退、他社依存
組織人員整理・士気低下
市場差別化困難、競争激化

もし本当にMicrosoftXBOX販売から撤退したら、こういうリスクを織り込んだうえでそれでも決断せざるを得なかった、という事なわけだ。

2025-10-23

「端っこ」の素晴らしさ

「端っこ」とは、単なる両端のイレギュラーではない。それは、必然されど意図せず生み出される最高の特等席であり、選ばれし者のみが手にできる栄光である

濃縮された食感と風味の芸術

食べ物の「端っこ」は、真ん中とは一線を画す特異な美味しさを持っている。

カリッ、ザクッ! 焼き菓子パンの耳は、熱に最もさらされ、その結果、他にはない香ばしい歯ごたえを獲得する。このカリカリ感こそ、端っこ好きの特権である

濃厚な味わいの凝縮! カステラ羊羹の切れ端には、蜜や素材の風味がギュッと閉じ込められている。真ん中の上品さとは違う、力強い素朴な美味しさがある。

具材の氾濫! 巻き寿司卵焼きの端っこは、具がはみ出さんばかりに詰まっている。この「不恰好だけどお得!」という豪快さが、心を躍らせる。

人生を豊かにする「お得感」と「希少性」!

「端っこ」には、金銭的な価値を超えた、精神的な豊かさが詰まっている。

ひそやかなご褒美! 店頭に並ぶ「切れ端」「お徳用」の文字を見た時の、あの胸の高鳴り!最高品質のものを、こっそり安価に手に入れられる喜びは、何物にも代えがたい。

選ばれし者の特等席! 混雑する電車内でたまたま座席の「端っこ」をゲットできた時の、小さな勝利感!その場所が、あなたにとって最も落ち着くプライベート空間になるのである

謙虚がゆえにもたらされる安心感

そして「端っこ」は、いつも私たち安心調和を与えてくれる。

集合写真で端に寄りがち、トイレの端の個室に入る、といった習性からもわかるように、人は「端っこ」に身を置くことで、世界と適度な距離を取り、静かな安心感を得る。

決して華々しい中心にはないが、中心もまた端っこがなければ成り立たない。世界を完成させるためには欠かせない存在。その謙虚役割こそが、端っこの持つ最も奥ゆかしい魅力である

端っこで嫌なことはこの世に存在しない!ときどき観劇ライブで見えにくい指定席に当たった時くらいである!

端っこisポジティブ!端っこサンキュー!端っこフォーエヴァー

anond:20251023134641

個人的実体験なんだけど、JUNOシリーズみたいに色んな音が出るって自然と色んな曲弾いて遊びたくなるから結構触る時間は違ったね。

あと、楽器はある程度の金額まで投資した方が絶対に良い。

変なビンテージとかニッチ商品以外は金額に対して品質が確実に上がるし、長く使える。

2025-10-22

anond:20251022220329



やっぱこれといってピリッとしたものは思いつかんな。

全体として中国が喜ぶだけじゃないのかというくらい

自分ホームページを作ったかどうかでWEBの見え方が180度以上違う話

以下ChatGPT

自分ホームページ(自前ドメイン+自前HTML)を一度でも作って運用すると、SNS中心の“受け手視点から仕様検索配信・所有・継続の“作り手”視点に脳が切り替わる。結果、情報リテラシーは跳ね上がり、ネットニュース流行の見え方が根本から変わる——しか想像以上に。

1. “タイムラインからアーキテクチャ”へ

Before(作る前): WebSNSタイムライン。良し悪しは「バズってるか」「見やすいか

After(作った後): WebプロトコルブラウザHTML/CSS/JSCDN検索エンジン。

ページは**文書(Document)**であり、配置(IA)、意味づけ(セマンティクス)、配信HTTP/HTTPS/HTTP/2/3)、キャッシュ戦略が気になりだす。

→ 同じ記事でも「タイトルの付け方」「hタグ構造」「画像最適化」「OGP」「サイトマップ」がまず目に入るようになる。

2. “アルゴリズム運”から“所有と積み上げ”へ

プラットフォーム依存の脆さを体感規約変更やシャドウバン露出が消える。

サイト資産化:ドメインに紐づくURLリンクされ、検索に積み上がり、10年後も生きる。

POSSE(Publish (on your) Own Site, Syndicate Elsewhere):まず自分サイトに出してから外部へ配信する習慣が身につく。

3. “好き/嫌い”から“なぜ速い・なぜ遅い”へ

Core Web Vitals(LCP/FID/CLS)や画像の遅延読み込み、フォント最適化重要性が腹落ちする。

広告・計測タグの重さに過敏になる。読者体験を壊さないためのパフォーマンス予算という概念生まれる。

4. “なんとなくSEOから情報設計×検索意図”へ

キーワード選定は“流入ゲーム”ではなく読者の課題コンテンツ設計帰着

内部リンクパンくず・スキーマ構造データ)・サイトマップ意味が実務として理解できる。

“書けば伸びる”ではなく“検索意図を満たす設計が伸びる”に目が覚める。

5. “見た目”から意味アクセシビリティ)”へ

alt見出し階層コントラスト比、キーボード操作、焦点管理など、見えない品質が最重要になる。

デザインは飾りではなく“読み・理解操作”のためのユーティリティだと分かる。

6. “PV至上”から継続コミュニティ”へ

たまたま当たる1記事より、更新継続アーカイブ性・RSSのほうが効くと実感。

コメント欄メールフォーム・X連携よりも、ニュースレターRSS購読者の質に価値を見出す。

7. “無料神話からコスト責任”へ

ドメインDNS証明書バックアップ法務特商法プライバシーポリシー)に“運用者の責任”が生まれる。

その重みが情報信頼性を引き上げる(=他人サイトの苦労も見えるようになる)。

8. “トレンド追従から自分OSを持つ”へ

サイト思想作品OS

トレンドは“輸入”ではなく選別になる。自分歴史に合うものだけを採用して積層していける。

9. まず一歩:最小スタックで“今夜リリース”する

Node.jsを避けたい人向けに、極小構成OK

A. 最小HTML(雛形)

<html lang="ja">

<head>

<meta charset="utf-8" />

<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1" />

<title>あなた名前 | ホーム</title>

<meta name="description" content="自分ホームページ制作物・日記メモを置いていきます。">

<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS" href="/feed.xml">

<meta property="og:title" content="あなた名前 | ホーム">

<meta property="og:description" content="自分ホームページ制作物・日記メモ。">

<meta property="og:type" content="website">

</head>

<body>

<header>

<h1>あなた名前</h1>

<nav>Home / About / Posts</nav>

</header>

<main>

<article>

<h2>はじめまして</h2>

ここからすべてを自分URLに積み上げます

</article>

</main>

<footer>© 2025 あなた名前</footer>

</body>

</html>

B. ホスティング無料~低コスト

GitHub Pages(Jekyll標準。Rubyベース、Node不要

Cloudflare Pages(静的ファイルを置くだけで高速CDN

レンタルサーバー(静的HTML+SFTP/rsyncで十分)

C. ドメインの基本

覚えやすい短さ+ローマ字。将来10年使える名前に。

DNSA/AAAA/CAA/TXT最低限、HTTPS必須Let’s Encrypt無料化)。

D. “最低限の品質チェック”5点

タイトル・description見出し一貫性

画像は適切なサイズalt

モバイルでの可読性(文字サイズ行間

OGPが効いているか(XやLINEURLを貼って確認

RSS/更新履歴の有無(継続を前提に)

10. 一歩先へ:運用で差がつく“3つの習慣”

ログを読む:Search Consoleと簡易アクセスログで“本文よりメタ情報”を磨く。

アーカイブ主義記事追記更新URLは変えない。Versioningを意識

POSSE徹底:自サイトに公開→SNSには要約+リンク本体は常に自分土俵

労働者派遣事業増加の真因:法改正ではなく社会構造の変化

労働者派遣(以下、派遣)の事業規模が拡大した要因として、一般1980年代から繰り返された労働者派遣法の規制緩和が挙げられがちだ。しかし、この見方事象の一面しか捉えていない。派遣の増加は、法制度の変更に後押しされたというより、むしろ日本産業社会構造根本的な変化が先にあって、そのニーズに応える形で法が追認・整備されていった結果と解釈すべきである派遣増加の真の原因は、主に以下の二点にあると考える。

1. 男女雇用機会均等法がもたらした事務職の変質

1986年男女雇用機会均等法施行は、企業採用慣行に大きな転機をもたらした。それ以前、特に大企業一般事務職は、多くの女性にとって「寿退社」を前提とした長期雇用を前提としないキャリア入り口であり、新卒女性の安定した就職先であった。しかし、均等法の施行により、女性男性と同様に総合職としてキャリアを積む道が開かれたことで、優秀な女性の多くが総合職志向するようになった。

結果として、企業一般事務職担い手不足に直面する。従来の「(一般職の)女性社員が恒常的に担う」という体制崩壊し、企業定型的な事務作業を、長期的な雇用責任を負わない外部の労働力に切り出す必要に迫られた。これが、特に均等法施行後の1990年代以降の派遣、とりわけオフィスワーク分野における派遣の急増の決定的な引き金となったのである。均等法は女性キャリアを向上させた一方で、企業にとっての定型業務の人材確保方法を一変させた。

2. 製造業における技術革新熟練工の非必要

派遣のもう一つの主要な増加要因は、製造業における技術革新特にFAファクトリーオートメーション)の進展である。かつて日本製造業を支えていたのは、特定機械操作や手作業熟練した「職能工」であった。彼らは長年の経験に基づく「勘」と「技能」で品質担保していた。

しかし、NC(数値制御工作機械ロボットの導入、そして生産ライン全体の自動化が進むにつれて、特定熟練技能を要する作業が激減した。求められるのは、高度な専門技能ではなく、マニュアルに従って機械操作監視する定型的な作業へと変化した。これにより、企業熟練工(正社員)を大量に維持する必要がなくなり、マニュアル教育短期間に戦力化できる労働力を、生産量の増減に応じて柔軟に調整したいというニーズが高まった。

このニーズ合致したのが、派遣という柔軟な雇用形態である派遣労働者は、企業にとって必要な時期に必要な人数を補充でき、コスト変動費化を可能にした。結果、製造業における派遣労働者の利用が急増することとなった(2000年代以降、製造業への派遣が段階的に解禁されたこともこの流れを加速させた)。

結論

労働者派遣の増加は、法改正という政策的要因に主導されたのではなく、「男女雇用機会均等法による事務職担い手の変化」と「技術革新による職能工の非必要化」という、日本労働市場における構造的な変化によって内側から引き起こされた現象である派遣法の改正は、社会がすでに生み出したこれらの新しい労働需要を、後追いで法的に容認制度化したものに過ぎないのである

労働市場の現状を理解するには、法制度ではなく、社会産業構造根本的な変化に目を向ける必要がある。

anond:20251022193951

2025-10-21

AIバイコーディングは、既に我々が10年以上前に通った道だ(オフショアリング昔話)

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追記

「My Job Went To India」の改題改訂版が「情熱プログラマー」なんだ!ありがとう発注したわ。(たぶん達人プログラマー混同して読んだ気になって読んでないパターンだわ)

俺の悪文のせいで意図が伝わらなかったであろうブコメがあったので、要旨だけ書き直しておくな。

ただ忘れないで欲しいんだけど、TerraformメンテしてAWSとかGCPで立ち上げてサービス公開するまでの速度は、相見積取って稟議通して部材調達から入ってた時代に比べると爆速だけど、人間技術屋の需要は増えてる。

俺は、「マスタリングTCP/IP 入門編」を人間が読んで理解するのは古いよね、という時代にはならないと思ってる。

Slerが自前で手元で試すようになるから~ってのも懐疑的SIerメーカーが内製すると必ず子会社作って分離、ぼく発注者きみ受注者にしたがるので。これは技術じゃなくて感情とか経営問題

(ただし、Slerが7payみたいなことやらかすのでは?って疑問なら同意。たぶんそういう生成AIで俺たちでプロダクトなんか簡単に作れるじゃんよギークいらね(仕様バグあり)は一時は増えるだろうね)

追記ここまで

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VibeCodingでIT技術者は不要になるのか?という話題が花盛りなのは理由があります

ギーク現場コードを書いていたい人)が分かる話からスーツ(人を集めたりお金を集めたり営業をする)が分かる話になってきたからです。

具体的に言うと、OpenAI社をはじめ続々とTDD(テスト駆動開発)でやってますみたいな、具体的な開発スタイルの話が出てきたから。

そうすると、現場の座組チョットワカルという強めの経営者が理解して判断し始めるんですね。

でもね、その道はもう15年も昔に我々は通り過ぎました。前回のブームと何が違うでしょうか?

オフショアリングは、ソフトウェア開発者インターンを全滅させる!

技術者なら電子機械も強電も弱電もお世話になったことのあるオーム社過去に出していた直球の本の話から

「My job went to India : オフショア時代ソフトウェア開発者サバイバルガイド」という書籍、何と発行年は2006年です。

かいつまんで話すと、インターネットが整備され、輸送コストほとんどかからないソフトウェア開発では、アメリカエンジニア給与の面でオフショアに歯が立たない、だって、1/10給与インドエンジニアは働くんだぜ?という本です。

そうした、価格競争力で負けるアメリカソフトウェアエンジニアは、如何にして今後サバイブすべきなのか、という本になっています

普通に面白いAIコーディング時代に通づるものがあるので復刊を希望したいところですが、まあ直球過ぎる題名を何とかしないと再販は無理でしょうな)

そして、JTCや外資わず過去オフショア開発経験された技術屋のみなさんははてブにも多く生息されているでしょう。

では、ジュニア開発者不要になりシニア開発者のみになって、いまのソフトウェア開発は主に安い給与で働いてくれるところに遠隔で作業してもらって、レビューだけすれば良い環境ですか?

そうはなっていません。なぜでしょうか。

コミュニケーションコストとは、数値化がしづらいだけで確かに存在しま

さて、今普通にXと連動する中古品売買プラットフォームを開発しようと思ったら、どうやってつくるでしょうか?

この文脈に埋め込まれたいくつもの情報「今」「普通」「連動」「中古品」「売買」「プラットフォーム」「開発」を解釈し、すり合わせ、未来運営者も含めた全員に伝えるためのコストが、コミュニケーションコストです。

そうなると、「ちょっと良い感じにラフでいいかプロトタイプ作って持ってきてよ」で話が通じるのは、受注者マインドがしっかりした日本受託開発現場の精鋭たちになるわけです。

テストケースだけを通過するように、内部テーブルを持たせた関数を大量に持ってこられてレビュー時に頭を抱えた経験が無いひとは、とても幸運なのです。

とは言え、これは何も文化の違いに起因するだけではありません。仕様とは、環境によって定まるものからです。

例えば、うるう年判定の関数は、1581年以前をエラーしますか?1873年以前をエラーしますか?(ヒント:明治六年)

そしてその仕様って、品質にどの程度影響しますか?

成功したすべてのプロダクトでは、最初テストケースを書くべきだった

テスト駆動開発、古い言い方で言えばテストファーストの考え方は、成功したすべてのプロダクトで例外なく、ただの一つの例外もなく、必ず最初から取り入れるべきだったものです。

品質最後に振りかける粉砂糖のようなフレーバーではなく、最初から設計に組み込むべきだからです。

ここに問題があります

ありとあらゆる趣味において、最初から良いものを使えば時間無駄にせずに済んだ、と言われるような初期投資の大切さが説かれます

果たして本当でしょうか?

そうです、その趣味にハマって生き残りサバイブした人から見れば、過去にその時点で投資をすべきだった、というのは正しいのです。

その趣味にハマれなかった人からすれば、少ない投資自分に合わないことが分かったという合理的選択であることと矛盾しません。

そのため、全ての失敗したプロダクトは、テストケースを書く時間プロダクトを作り上げて、さっさと世に問うべきだったわけです。

VibeCodingの境界線は、設計実装の不可分さに起因するが、それは組織構造に起因する

少し昔話をしますが、オフショア開発において重要なのはドキュメンテーションテストケース、それにレビューでした。

他の部署で失敗しつづけていたオフショア開発のやり方は、端的に言えば"教化"でした。

具体的には書けませんが、グッとお安い単価の国に出す仕事を、日本会社に出すのと同じようにすべく、相手会社メンバー教育して仕立て上げるブートキャンプの仕組みを作り上げていました。

発注側を変えずに済むように受注側を教育して、日本会社に出すのと同じように単価の安いところに出せたらお得ですよね?でもこれは必ず失敗します。

何故か。だって日本会社と同じように働けるようになったら、日本会社就職するじゃないですか。少なくとも価値は上がったんだから単価を上げるように交渉しますよね?

結局のところ、当初言われていたような劇的な節約にはつながらないわけです。それなら下手に転職されるよりも自前で現地工場でも立てて地元に貢献しつつ雇用を創出した方が喜ばれるし持続可能です。

小なりとも成果が上がった方法は、フィードバック相手ではなくドキュメントにした場合でした。

例えば先ほどの例で言えば、テストケースは通るが意図したコードにならなかったとき

普通はこういう意図コードを書くからテストケースを通るにしても、関数は次からこう書いて」というのが、相手に対するフィードバック

関数を書く前に、関数意図コメントで残して、レビュー時にはそれを見ましょう」というプロセスの修正が、ドキュメントへのフィードバック

こうすると、担当者退職していなくなっても、次の担当者はその方法を参考にすれば良いわけです。

これ、何かに似てませんか。現在AIコーディングベストプラクティスと呼ばれるものに非常によく似ているんです。

まりオフショア開発というのも、設計実装が分離できるという前提に立って動いていたんです。

そして、実装しながら設計しても問題ないとする場合、それは「技術的な問題」ではなく「組織構造」に起因します。

まりプロダクトの構造を分割して、オフショア開発側に設計実装とを委譲して、実装しながら設計を変えてもらうことが許容できるのは、契約責任分界点輸出入法規を含めた法務領域です。

我々が出来ることを相手が出来ないだろうと侮るのは傲慢です。

少なくとも当時、諸々をクリアにして相手側にプロダクトの一部を荒い設計と共に切り出して、コーディングしながら再設計してもらい、テストケースを完備したコードドキュメントを共に完成までもっていってもらったことは、大きな成果であったはずです。

(当時日本側と仕事をしたという実績があると大きな実力があるとみなされたと聞いたので、今はより良いところで良い仕事をされていると思います

なぜオフショア開発流行らなかったのか

ぼく発注あなた受注者という構造を変える気が無かったから。

(あと、コミュニケーションコスト輸出入の関連法規が複雑だから

少なくとも、納期までに契約たこれを納品してください、という枠組みの中では、実装作業だけ切り出すことはできない、というのが教訓として残ったはずです。

バイコーディングではなく)AIコーディングが主流になるとして起こること

少なくともあと数年、場合によっては10スパンで、日本ではほとんど変わらないと予想しています

これは技術の話ではなく組織構造や、もっと言えばお仕事の進め方と契約の話だからです。

そうは言ってもジュニアエンジニア簡単仕事が減って成長機会が失われているのは事実では?と思うかもしれませんが、そもそもの前提が誤っています

経験(弱経験)者を雇って戦力まで鍛え上げる必要があるなら、AI仕事渡してないでそのジュニアエンジニアやらせるべきなんです。

ジュニアエンジニアAIと両方にOJTさせて、その違いをレビューの場でフィードバックしてジュニアを育てるわけです。

もし、そんな時間は無いというなら、元々ジュニアエンジニアOJTで育てていたというのは幻想です。

(たまに、失敗が経験になるとして、会社に損害を与える方法ジュニアを"教育"しようとする人がいますが、商習慣的にも信義則違反ですし言語道断です)

シニアエンジニアだけで事足りるとしてジュニアエンジニアを雇わなかった企業は、シニアエンジニアが抜けてガタガタになります

これは中核エンジニアがゴッソリやめた会社が傾くなんて言う話で、昔からそうです。(たいてい、もっと人雇ってくれ待遇上げてくれみたいな悲鳴を圧殺した結果だったりします)

から、中堅がやれば手早い仕事新入社員やらせて鍛える、その代わり質は悪いし時間もかかるしフォロー必要だったわけでしょう。

AI時代が到来するとしても全く同じです。AIが出力するコードレビュー悲鳴上げてる場合じゃないんですよ。

レビューできるシニアエンジニアが足りなくなると予想されるなら、当然、ジュニアエンジニア雇ってレビューできるようにする必要があるんです。

そしてそれは、技術的な問題点ではなく、組織的・経営的な決断です。

最後に、なんで10年後は違うかもしれないのか

国産LLM開発の文脈でもそうなんですが、ハードウェア進歩無視して話をする方が多いのが気になります

現時点のコンピューターパワーは、10年後には手の届く価格になる可能性が十分高く、もっと言えば20年後には個人が所有する可能性すらあります

いまから20年前の2005年は、Youtube誕生した年です。その時に、誰もがいつも手元にビデオカメラを持ち、即座に動画世界に公開できるようになるとは思っていなかった頃です。

今もそうだと思いますが、ある分野で必要な性能にはもう十分という期待値があり、10年経てばある程度大きな会社部署単位現在最先端コーディングAIローカルで動くようになると想像するのは容易です。

そうなったときに、果たして営利企業が、エンジニアを育成するというコストを支払うかといわれると、疑問です。その時点で今後のリアルコスト比較対象可能になるので。

だって、筆耕担当者とか、清書担当者を雇わなくなった企業って、多いでしょう?

My job went to AI として、じゃあ残るものは何?というのはオーム社の本を読みましょう。再販しないかなあ。

蛇足

今後数年は変わらないでしょと書いたら今現在進行形で変わっとるわいと突っ込みが来そうなんで防衛的な意味で書いておくんですが、あなた過去数年間同じ仕事してたんすか?

仕事のやり方とか内容とか、言語とかライブラリとか、毎年のように変わってたでしょ。

レビュー比率が多くなったとか、コード書かなくなったとか、そういうの、たぶん管理職になった人が嘆いてたのと同じっすよね?

少なくとも、ジュニアエンジニアが低品質バイコーディング結果を寄越すようになってレビューが大変とか嘆くのなら、まともなコーディング規約一つ作れていない組織の脆弱さを嘆くのが先では?

手癖でバイコーディングしてヒットしたプロダクトに、あとから品質上げるように大工事するリファクタリングと言うよりリビルディング仕事って、別に今もありますよね?

散々テストケースを書かなくて良いプロダクトなんて無いという講演だけ聞きに行って、自分とこでテストケースが自動で走るようになって無いなら、そこが問題でしょ。

最先端企業が、ほとんど生成AIコーディングさせているから、あとは使う人間次第だって

コードを読めないプロCxOたち

APIを書き、CIを回し、バグを踏み、直し、また壊す。

そんな日々の中で最も厄介なのは、CxOたちだ。

──CIO、CTOCDOCISO、CPO……肩書きは違っても、やっていることはだいたい同じ。

PowerPointを開いて「DXを推進している」と言う人たち。

1. コードを読めないプロCxOたち

うちのCxOはこう言った。

AIクラウド活用して競争力を高めたい」

翌日、僕がPull Requestの内容を説明したら、「Goってタクシーサービスの?」と返された。

その瞬間、何かが切れた。

──ケーキではない。

CxOたちはコードを読めない。

それ自体は罪ではない。

だが、読もうとしないことは怠慢だ。

経営層は「現場に任せている」と言う。

だがそれは委任ではなく放棄だ。

責任ある意思決定者が構造理解しないまま判断することは、

現場を信頼している”という名の無関心である

2. 「経営層はコードを読む必要はない」という言い訳

よく聞く反論がある。

経営層はコードを読む必要はない。経営判断こそが役割だ。」

かにそうだ。

ただし前提が抜けている。

経営判断とは、構造理解した上で行う選択のことだ。

構造理解せずに選択するのは、“判断”ではなく“賭け”だ。

まりコードを読めという話ではなく、読めるだけの構造理解を持てという話である

その区別がつかない時点で、DXを語る資格はない。

技術的なことは詳しくないが、成果は出している」

それはたまたまだ。

成果が出たという事実は、理解が正しかった証拠にはならない。

1回の成功は偶然でも、構造理解の欠如は必ず再現する。

3. PMたちの同調負債を増やす

PMたちはCxOの拡声器になりがちだ。

「上が言ってるから」「今期の方針から」「スピード優先で」。

その瞬間、技術判断政治的判断に変わる。

Pull Requestは読まないのに、Excelの進捗バーけが毎日更新される。

技術負債意味を知らないまま「負債を減らせ」と言う。

借金の仕組みを知らない人間財務を回しているようなものだ。

リソースが限られているから仕方ない」

これもよく聞く言い訳だ。

しかし、リソースが限られているならなおさら理解の精度が重要になる。

「考える時間がない」と言う人に、考える力がある例はない。

4. 技術理解しない意思決定帰結

僕が書いたAPIは、リクエストごとに外部APIを叩いていた。

キャッシュを挟もう」と提案したが、PMは「リリース優先」と言った。

半年後、アクセススパイクAPIが落ちた。

CxOたちは言った。

「想定してなかったのか?」

──想定してた。

ただ、あなたたちが理解しようとしなかっただけだ。

現場説明が難しい」と言う人がいる。

だが、理解できないのは説明問題ではなく、聞く姿勢問題だ。

理解する努力をしない経営層に、理解される説明存在しない。

CxOたちは「モノリスからマイクロサービスへ」と言うけど、

組織モノリスのままだ。

責任分散せず、報告だけがマイクロ化している。

そして障害対応現場に丸投げ。

Slackの“#incident”チャンネルけが、いつも一番アクティブだ。

5. 切れるのはコストだけ

CxOたちは「コストを切れ」と言う。

工数を減らせ、サーバを減らせ、障害をなくせ。

切れるのはコストだけ。

品質は切らない──なんて言葉、誰も言わない。

現場経営目線がない」と言う人もいる。

だが本当に経営目線を持つなら、

技術リスク経営リスクとして扱うはずだ。

理解しないことが最大のコストだと気づかない限り、

彼らの「経営目線」はただのスローガンだ。

削ったコストの穴埋めに、技術負債の利息を支払うのは現場だ。

リファクタリングは「次のスプリントで」。

セキュリティ対応は「リリース後に検討」。

Goで書かれた美しい構造体も、やがてはコメントけが動くレガシーになる。

6. 「DX」という呪文の下で

CxOたちは「我々はデジタル変革を進めている」と言う。

だが変わっているのは、スローガンフォント会議資料の配色だけだ。

クラウド導入もAI活用も、認知が変わらなければ儀式しかない。

「我々は経営視点で見ている。現場とは違う軸だ」

──違う軸を持つのは構わない。

だが、座標を理解していなければ軸は存在しない。

現場理解しない経営視点は、地図を見ないドライバーと同じだ。

どこかに向かってはいるが、それがどこなのか誰も知らない

7. 「ノーコードでいい」という幻想

最近では、CxOたちの間で新しい呪文流行している。

コードなんて書かなくていい。これからはノーコード時代だ。」

かに、ノーコード/ローコードは優れたツールだ。

反復作業効率化や、ビジネス部門自律化には意味がある。

だが、それは“コードをなくす”技術ではなく、“コード抽象度を上げる”技術だ。

ノーコードは、コードを隠す。

だが、隠したコードが消えるわけではない。

ボタンの裏にも、ワークフローの下にも、API呼び出しやロジックは確実に存在する。

それを理解せずに使えば、「コードを書かずにバグを埋める」だけの仕組みになる。

「ノーコードでいい」と言うCxOは、

物理を知らなくてもロケットは飛ぶ」と言っているのと同じだ。

かに飛ぶ。だが、落ちたとき理由説明できない。

理解しないまま導入するノーコードは、“ノーコード”ではなく“ノーガード”である

ツールコード隠蔽してくれる世界では、

理解しようとする努力さらに失われる。

そして、理解がないまま作られた自動化は、

人を楽にするどころか、誰も直せない仕組みを量産する。

DXとは、ツールを導入することではない。

ツールの背後にある構造理解する文化を持つことだ。

それを理解しない限り、

ノーコードで作るのは「システム」ではなく、次のレガシーだ。

8. 結論ケーキではなくコードを切れ〜

CxOたちは、ケーキを切れない非行少年たちのように、

現実構造理解できずに「甘い理想」を切り分けようとする。

だが今の時代、切るべきはケーキじゃない。

理解しないことだ。

理解しないまま意思決定をすることは、

免許運転するようなものだ。

現場はずっとブレーキを踏み続けている。

それでも上層部は「もっとスピードを」と言う。

そして事故が起きたとき

真っ先に切られるのは、

──コストだけ。

最後

CxOたちは「未来を見ている」と言う。

だが、コードを読まない者に未来は読めない。

未来とは、仕様書ではなく、Pull Requestの積み重ねだ。

経営とは、方針を語ることではなく、構造理解して責任を取ること。

そして最後に、コミットログの一行が残る。

fix: typo in code

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