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2025-08-08

ブクマカ海外小説ベストテンコメントの集計

https://anond.hatelabo.jp/20250804171112

コメント欄に挙げられていた小説カウントした。

ブクマカコメントだけを集計している。増田トラバは集計していない。ただし、元増田の挙げた10作だけは特別に集計に入れている。

・手作業なので多分、抜けや集計ミスがある。なお、この作業を行うにあたり、ChatGPT君がクソほどの役にも立たなかったという事実は、いくら強調してもしすぎるということはない。

作品名が書かれていないもの作者名だけのもの)はカウントしていない。国産小説カウントしてしない。自分おすすめを紹介しているわけではないと思われるコメントカウントしていない。

・これ同じ小説だろ、と思われるもの( 「長いお別れ」と「ロング・グッバイ」みたいなもの)は勝手統合して集計した。他にもこれとこれ同じ小説だよ、というものが混じっているかもしれないが、知らん。

7票

三体

5票

1984年  カラマーゾフの兄弟  百年の孤独

4票

大聖堂  動物農場  フラニーとゾーイー  プロジェクト・ヘイル・メアリー  星を継ぐもの  マーダーボットダイアリー  モモ

3票

IT アメリカの鱒釣り  アルジャーノンに花束を  火星の人  存在の耐えられない軽さ  タタール人砂漠  地下室の手記  長いお別れ  ニューロマンサー  羊たちの沈黙  日の名残り  指輪物語  幼年期の終わり

2票

異邦人  ウォーターシップダウンのうさぎたち  鏡の中の鏡  悲しみよこんにちは  華麗なるギャツビー  高慢と偏見  氷と炎の歌  シャドー81  城  水源  スローターハウス5  タイムマシン  チャンピオンたちの朝食  月と六ペンス  伝奇集  夏への扉  二年間の休暇十五少年漂流記ハイ・フィデリティ  ハリーポッター賢者の石  緋色研究  ファイト・クラブ  不思議の国のアリス  ペスト  ホワイトジャズ  見えない都市  モンテ・クリスト伯  リプレイ  わたしを離さないで

1票

24人のビリーミリガン  2666  82年生まれキム・ジヨン  HHhH  V   Xの悲劇  Yの悲劇  愛を語るときに我々の語ること  青い湖水に黄色い筏  青い鳥  青犬の目  青白い炎  赤毛のアン  悪童日記  悪霊  あなたの人生の物語  アブサロム、アブサロム!  アルケミスト  アンドロイドは電気羊の夢を見るか?  アンナ・カレーニナ  暗殺者グレイマン  石蹴り遊び  犬の力  荊の城  息吹  イワン・デニーソヴィチの一日  イングリッシュ・ペイシェント  インビジブルモンスターズ  ウィトゲンシュタイン愛人  ウォーターランド  ウォッチャーズ  失われた時を求めて  歌の翼に  ウは宇宙船のウ  海を飛ぶ夢  エーミール探偵たち  越境  エミール  エルマーと16匹の竜  エルマーのぼうけん  エレンディラ  エンジンサマー  嘔吐  大鴉  オーエン詩集 おとなしい凶器  怪奇クラブ  外套  カエアンの聖衣  カササギ殺人事件  火星タイムスリップ  風と共に去りぬ  カチアートを追跡して  カッコウコンピュータに卵を産む  かつては岸  カモメジョナサン  狩りのとき  完全な真空  期待 忘却  君のためなら千回でも  キャッチ=22  吸血鬼カーミラ  吸血鬼ドラキュラ  巨匠とマルガリータ  供述によるとペレイラは…  恐怖の谷  キリンヤガ  クライムマシン  クラッシュ  暗闇にひと突き  黒い時計の旅  黒の過程  刑務所のリタ・ヘイワース  ゲイルバーグの春を愛す  穢れしものに祝福を   ケルベロス第五の首  拳闘士の休息  航路  荒野へ  香水ある人殺し物語  コーラン  黒檀  ここではないどこかへ  古書の来歴  コンダクト・オブ・ザ・ゲーム   さあ、気ちがいになりなさい  最後にして最初人類  さかしま  サバイバー  砂漠惑星  寒いから帰ってきたスパイ  シークレット・ヒストリー  シークレット・レース  ジーヴズの事件簿  ジェイン・エア  地獄  死体  シッダールタ  死にゆものへの祈り  死の鳥  死父  シャドウ・ダイバー  初秋  書写人バートルビー  少年が来る  少年時代  女王陛下のユリシーズ号  シルトの岸辺  審判  真紅の帆  聖書(新訳・旧約)  スターピット  スタンド・バイ・ミー  ずっとお城で暮らしてる  ストーン・シティ  砂の惑星DUNE  すばらしい新世界  素晴らしいアメリカ野球  スラップスティック  清潔で明るい場所  西部戦線異状なし  千夜一夜物語  戦慄のシャドウファイア  前日島  善人はなかなかいない  禅とオートバイ修理技術  喪失  捜神記  族長の秋

そして誰もいなくなった  ソラリス  ダ・ヴィンチ・コード   タイタンの妖女  タイムシップ  大泥棒ホッツェンプロッツ  第二の銃声  ダウンビロウステーション  脱出航路  頼むからかにしてくれ  卵をめぐる祖父戦争  ダレンシャン  タンナー兄弟姉妹  血と暴力の国  チョーク

長距離走者の孤独  罪と罰  ティファニーで朝食を デス博士の島その他の物語  鉄の時代  転落  闘争領域の拡大  遠い声、遠い部屋  特性のない男  賭博師  飛ぶ教室  虎よ、虎よ  トリフィドの日  ドルジェル伯の舞踏会  どろぼう熊の惑星  『ドン・キホーテ』の著者ピエール・メナール  ドン・キホーテ  ナイトホークス  ナイン・ストーリーズ  渚にて  ナルニア国物語  人間土地  人間の絆  ハイペリオン  ハイペリオンの没落  パイド・パイパー  裸のランチ  果てしない物語  バベル図書館  薔薇の名前  パリは燃えているか  パルプ  ハワーズエンド  ビームしておくれ、ふるさとへ  ビギナーズ  日々の泡  秘密の花園  日向が丘の少女  ヒルビリーエレジー  ビロード悪魔  ファウスト  不安の書  フィーヴァードリーム  フーコーの振り子  武器よさらば  ふくろうの叫び  二つの心臓の大きな川  二人の世界  舞踏会へ向かう三人の農夫  フライデーあるいは太平洋の冥界  ブライヅヘッドふたたび  ブラックアウト  ブリキの太鼓  ベルガリアード物語  ボーンコレクター  ぼくのプレミアライフ  ボトムズ  本当の戦争の話をしよう  マイクロチップ魔術師   マガーク少年探偵団  マザーレスブルックリン  マッカンドルー航宙記  マネーボール  ミゲルストリート  ミサゴの森  ミスビアンカ冒険  三つ編み  緑の家  ムーンパレス  夢幻会社  無限の境界  名探偵カッレくん  目隠し運転  眩暈  盲人の国  森の小道  やぎ少年ジャイルズ  やし酒飲み  幽霊狩人カーナッキ  ユービック  夢の終わりに…  夢みる宝石  ユリシーズ  予告された殺人の記録  夜の果てへの旅  夜の樹  夜の声  楽園への道  ララバイ  リヤ王  リリス  リンゴ畑のマーティンピピン  レ・ミゼラブル  冷血  レッドオクトーバーを追え  レディ・プレイヤー1  朗読者  ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを  路上  ロビンソンクルーソー  若草物語  鷲は舞い降りた  わたしの名は赤  われら闇より天を見る  我はロボット

感想

・国別だとアメリカ文学が多い……ように見える。

アジア出身作家作品では「三体」が人気。

SFが人気。

ミステリは人気だが、ハードボイルドを挙げる人は少ない。複数票入っているのは「長いお別れ」と「ホワイトジャズ」くらいか

短編だとカーヴァーの「大聖堂」が人気。

・超メジャー文学作品を挙げている人が少なかった。世界の十大小説とかサマセット・モームが選んだ世界十大小説なんかに挙げられている作品ほとんど名前が挙がらず。そんな中5票入ってる「カラマーゾフの兄弟」は改めてすごい小説なんだなと思える。

作者名の照応はしていないし、やる気もないが、ぱっと見だとヴォネガットガルシアマルケスオーウェルカズオ・イシグロ、アンディ・ウィアーあたりが多いような気がする。

2023-03-31

神話みたいなスタンス小説はないだろうか?

神話が好きなんだけど

神話には基本的伏線へったくれもなくて

登場人物の心情とかそんなものもどうでもよくて

とにかく荒唐無稽な話がつづいていく。

けど面白い。それが面白い

一方、小説主人公心理描写だ。時代背景だって

あーだこーだうるせえんだよな。ああ。うるせえ。

神話みたいなスタンス小説はないだろうか?。


追記

なんだか地味に伸びてて。あざーす

ブコメ含め挙げてもらったタイトルは全部Amazonレビュー見てリストへ放り込んでる。

個人的に気になったやつ。

百年の孤独

エレンディラ

・やし酒飲み

・蛇の言葉を話した男

スキャナーに生きがいはない

2021-02-12

必読書コピペマジレスのやつのパクリ海外文学

パクリ元→ https://anond.hatelabo.jp/20210212080317

だって楽しそうだったから...(自分文学的教育は受けてないし、誰かと読んだ本の感想を共有することなんてないので、元増田文学サークルとか友人とか出てくるのがうらやましい)

ネタバレありだけど、ちゃん確認せず書いてるので記憶違いがあるかも。あと、後半になると全然読んでなかったわ。

ホメロスオデュッセイア

オデュッセウストロイ戦争から帰る途中で船が難破して右往左往頑張るのを眺めるお話なのだけど、勇敢で直情的な普通おっさんなので苦労するところは苦労してて良い。あと、イリアスと比べても昔の神話らしく出てくる人物とか神様の類がガチ理不尽なので良い。話がズレるけど、イリアスにはディオメデスというやつが主人公然として出ずっぱりなのだけど、オデュッセイアの回想には全く出てこないし、アガメムノンとかアイアスとかと違って他の作者の物語にも出てこないのだけど、あいつなんなん?

旧約聖書創世記

途中で読むのをやめた記憶がある。

ソポクレスオイディプス王

エディプスコンプレックス父親に対向心を燃やし、母親に恋慕する、的なやつ)の語源だと聞いて読んだら、全然そういうノリの話じゃなくて「へぇ」ってなったやつ。オイディプス自身は預かり知らぬところで運命に弄ばれて、最後にはすべてを理解してしまって絶望する可哀想な話なのだけど、どうでもよいことで人を殺したことトリガーでもある(それも運命ではあるのだけど)ので、自業自得感もある。気楽に人を殺してはだめ、絶対シェイクスピア悲劇とかもだけど、「100%落ち度がない悲劇被害者」ってあんまり昔の物語には出てこないね

唐詩選』

タイトルすら知らないやつ、その1

ハイヤーム『ルバイヤート

いまいち印象に残ってないけど、なんかずっと酒を楽しんでて幸せそうだなって思ったような気がする。

ダンテ神曲

地獄編の半分くらいまで読んだ。作者(ダンテ)が古代詩人だか哲学者かに褒められて地獄めぐりを導いてもらうところから始まって、自分の嫌いなやつ(政敵とか批判者)が地獄で苦しんでるのを巡ってはひたすら口汚く罵って回るという、その性格の悪さというか根暗さに嫌気がさして読むのをやめた。原文だと詩的というか言語的な美しさとかあるらしいけど、こちとら娯楽としてしか本は読まないので日本語で読むからそんなん知らん、こいつは陰湿

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

確か冒頭に「酒でも飲みつつゲラゲラ笑いながら聞くためのもんだから」みたいな説明が入るのだけど、そんな感じ。すごいでかい巨人の話だけど、家を椅子にしたと思ったら小便で洪水を起こして家を押し流したりするので、巨人としてのサイズも大概統一性がないんだったはず。なんか「人間の絆」だったかで、大真面目なキャララブレーを手放さなかった、みたいな描写があった気がするのだけど、ニュアンスがわかるようなわからんような...と思った記憶がある。

シェイクスピアハムレット

シェイクスピア作品は、意図はどうあれよく「様々な作品元祖とも言えるものなので、読むと後続の作品がより楽しめる」的に紹介されるのだけど、普通に単体で楽しめると思う。そもそも、別作品を読んでて「あ、これシェイクスピアで見たやつだ!」ってなったからって楽しいか?という感覚個人的にはある。ひとつ上にラブレー云々も別に良い要素だと思わなかったし。で、ハムレットシェイクスピア戯曲の中でも登場人物精神性の完成度が一番高いと思っていて、劇的さでは「オセロー」とか、キャラクターの鮮烈さでは「リチャード三世」とかには劣るかもしれないけど、舞台装置としてのキャラクターではなく、"異なる価値観教育etc...の元に自分で考えて行動する登場人物たちがつくる物語"としての面白さが本当に高いと思う。歴史的価値とかは忘れろ、楽しめ。

セルバンテスドン・キホーテ

パルケエスパーニャにいた。

スウィフトガリヴァー旅行記

巻末の解説すら読まないことが多いので、アイルランド云々の話をパクリ元で見て「そうだったんだー」ってなった。それぞれの国には短編小説くらいの分量しか滞在しないので、それぞれ短編SFとか的なノリで読んで面白かった記憶がある。自分自然科学系の研究者なので、科学なき探求(無為)をひたすらやってる国の印象が強い。なんかおまじない的なやつで作物の収穫量が増えるのでは?ってそれを試してるんだけど、当たり前に効果はまったくないし、それを評価するというプロセス存在しないので無限無為を繰り返してた。

スターントリストラム・シャンディ』

タイトルすら知らないやつ、その2。

サド悪徳の栄え

「目玉の話」は読んだけど、その結果として「悪徳の栄え」は読まなくて良いかな。ってなったやつ。

ゲーテファウスト

最強天才ファウスト博士悪魔契約して、「悪魔の力で楽しませてやる代わりに、人生楽しみきって満足したら魂もらうからな」って契約をする話なのだけど、すべての学問を修めた最強天才のはずのファウスト博士普通精神的に未熟なおっさんなので、酒飲んで暴れたり恋愛ごとやったり神話的な体験したりと色々していくなかでの言動がいちいち子供じみてるのが面白い。最後理想国家のために働く的なパートでいきなり聖人的になってたり、全体の流れが説教臭いのが多少鼻につくのだけど、ラストシーンの迫力は自分読書歴の中でトップクラスだと思う。ちなみにこの作品は「時よ止まれ、お前は美しい」って言葉元祖なのだけど、これってファウスト博士からの「この世界を楽しみ尽くして満足した。これ以上の瞬間などこれ以降はありえない(だからもう魂を持っていって良いよ)」という悪魔への宣言で、なんかラブロマンス的なシーンで使われてるの見ると、「ん?」てなるんよね。

スタンダールパルムの僧院

面白かったな」という感想を持った記憶はあるのに内容はまったく思い出せない。なんか年上美人若者恋愛する話だったと思う。多分登場人物が本気で生きてる感があって各シーンは面白いって読めたけど、全体の流れにはさほどの興味が持てなかったタイプの話だと思う。

ゴーゴリ外套

うだつの上がらない貧乏役人のおじさんが一念発起して外套を新しく買うのだけど、可哀想な目にあう。っていう胸糞の悪い類の話。どこかユーモラスなので面白がりつつも、「可哀想じゃんヒドイよ!」って思いながら読んだ。みじめな人間をみじめな人間視点で描ききるって案外すごいことだと思う。でもゴーゴリナンセンス小説ならもっとポップな「鼻」のほうが好きだし、大真面目な雰囲気ナンセンスをやっている感のある「死せる魂」も良い。死せる魂は未完だけど、なんだかんだ一つのエピソードちゃんと完結してるので、未完だからって敬遠しないで良いと思うよ。

ポー盗まれた手紙

タイトルとあらすじを知ってて、なので読んでいない。

エミリー・ブロンテ嵐が丘

主人公女性の半生記的なところがある物語なのだけど、主要登場人物であるキャサリン主人公)やヒースクリフ主観的感情があまり描写されない(まったくされない?)ので、なんかヒステリック意味不明言動キャサリンと内心が読み取れないヒースクリフが読者を置いてけぼりにしながらすごく力強くて迫力があって得体のしれない物語を作っていく話だったと思う。主観的情報がないからこそ感じられるキャラクターたちの感情の力強さってなんかあるよね。

メルヴィル白鯨

クジラに関する雑学(どう考えてもガセのものがある)がしょっちゅうはいってくるクジラ漁船物語体感で全体の3割)。エイハブ船長とクイークエグのキャラクターの良さを傍観者主人公視点で楽しむ感じだった気がする。ラストシーン映像的な迫力は「ファウスト」のラストシーンの迫力にも匹敵するものがあると思う。文章映像的迫力ってなんよ?って自分も思うけど、なんかそういうのはあるんだ。多分。

フローベールボヴァリー夫人

間違えなく読んでるし、面白かったと思った記憶もあるけど内容が思い出せないやつその2。多分、貴族恋愛ものってジャンルはいろんな作品があるので、自分の中でごっちゃになってるところがあるんだと思う。あらすじを読むとなんとなく思い出すのだけど...

キャロル不思議の国のアリス

ディズニー映画って、ノートルダムの鐘とかを筆頭にとんでもなく改変されてるもんだけど、不思議の国のアリスについては、その「不思議の国」感は素敵に映像化されてると思う。一方で、原作の「ひねくれイギリス人が伝わるかどうかは無視してそのアイロニー子供にぶつけてる感」はなくなってるので、そういうひねくれたおっさんのノリのために読んでみても良いと思う。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキーノイローゼ死語患者独白を描かせると人類史最強だと思っているのだけど、この作品でも割とそういうところがある。ノイローゼ感のヤバさだけなら地下室の手記とか白夜でも良い。でも個人的には「罪と罰」の主人公の単純なノイローゼ患者ではないせめぎあい感が一番好き。

チェーホフ桜の園

由緒ある一家が没落していくんだけど、正常化バイアスなのかなんなのかどこか他人事で、お母さんなんて特に事が進む毎に悲しんではいるんだけど、一切その精神性が変わらなくて(成長しなくて)、「多分この人死ぬまでこうなんだろうな...」感があってすごい。ラストにお年寄り使用人に対する家族全員に関するシーンがあるのだけど、それがすごい印象的で、チェーホフの他の作品戯曲を抑えてこれが良く代表作として出てくるのはこのシーンのせいだな、って個人的には思ってる。自分チェーホフ戯曲より小説のほうが好き。

チェスタトンブラウン神父童心

タイトルすら知らないやつ、その3。作者名も知らない。

プルースト失われた時を求めて

5冊だか6冊だかにのうちの一冊目だけ読んで続きを読んでなかった。忘れてたわ。

カフカ審判

読んだけどあんまり好きになれなかった記憶がある。カフカ基本的キャラクターに人間味がないのが面白いところなのだと思っているんだけど、「変身」とかの短編ならともかく、「城」とかこれくらいの分量になると、人間味のないお話自分には楽しめないのだな、と思った。

魯迅『阿Q正伝』

読んでないけど、なぜかあらすじは知ってる。

ジョイスユリシーズ

読んでない。「ダブリン市民」があまり楽しめなかったという記憶があって手を出していない。ダブリン市民はどんな話だったか覚えてない。

トーマス・マン魔の山

結核患者の療養施設であるところのサナトリウム生活するおっさんの話。ワナビー小説家だか学者だか(主人公ではない)のエピソードや、立派な紳士とその子供の印象的な挿話があったかと思うと主人公と別の患者哲学かなにかの論争がてんやわんやあったり、女性患者との恋愛未満関係の話があったりと色々な要素がある。ただ、どの部分でも人物精神性についてバリエーション豊かで不思議リアリティのあるキャラクターが独特な言動をするので楽しめた。でも、突然こっくりさんをはじめたときは「作者どうした?」って思ったよ。なんなら今でも思ってるよ。

ザミャーミン『われら』

タイトルすら知らないやつその4にして作者名も知らないやつその2。

ムージル特性のない男』

タイトルすら知らないやつその5にして作者名も知らないやつその3。自分1900年あたりを境に新しい作品に苦手意識があってあんまり読んでないんだなって実感する。

セリーヌ『夜の果ての旅』

このへんはすごい現代的なんだけど結構好き。現代的というのは勝手自分定義なのだけど、この辺の世代になるとやっぱり文章が少なからず技巧的になって、観念的な表現とか比喩とかが増えてくるので、「うるせぇ、自分感情もっとわかりやす説明しろ!」って要求をしたくなるのだった。でもこの話は割とそれでもなんだかんだ心理がわかるので楽しめた。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

このお話はすごい好き。南北戦争前の南部黒人バリバリ奴隷として使われてる時代地域)のある町にトマス・サトペンというヤバげなおっさんがやってきて領地開拓し、南北戦争を挟みつつ色々する話なのだけど、時系列出来事を追っかけずに何人かの周囲の人達の回想などでだんだんとそのおっさん人生全体像を見せてくる構造になっていて、ただのヤバげなチンピラおっさんだったサトペンが、相応の過去と野望をもったクソチンピラになっていく(自分の中で)のがすごい迫力満点で面白かった。この作者の有名どころの読みにくさは、「響きと怒り」>「アブロサム、アブロサム!」>「八月の光」なので、この逆順に読むのがおすすめ短編から読むのも良いけど、「ウォッシュ」だけは「アブロサム、アブロサム!」のネタバレから後に回すのがおすすめ

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

タイトルすら知らないやつその6にして作者名も知らないやつその4

サルトル嘔吐

そこまで好きにはなれなかった。説教臭さとも違うなんか面倒臭い思想みたいなものが全体に漂ってる感じで、個人的にはそれが鼻に付いたんだろうなぁって思う。

ジュネ『泥棒日記

読もうと思ってたけど読んでなかったのを思い出した。読もう。

ベケットゴドーを待ちながら

なんか意味がありそうで(少なくとも自分が考える限りは)何も意味がないという、意味ありげさで成り立っている戯曲。ただ、それぞれのシーンが映像としてかなり印象的なので、その力でのめり込みながら読んた。で、読んだあと思い返すんだけど、結局何がなんだったのかイマイチからないのだった。偉そうなご主人様とその奴隷のシーンとかあったけど、結局なんだったんだあいつら。

ロブ=グリエ嫉妬

タイトルすら知らないやつその7にして作者名も知らないやつその5

デュラス『モデラートカンタービレ

読んだはずだけどちょっと印象が薄い。同じ作者の「愛人」がそうだったと思うのだけど、登場人物の心情描写が変に淡々としていて、でも行動はどこか直情的で不思議だなぁと思いながら読んだ気がする。その不思議さを楽しむのかな。なんか村上春樹小説登場人物の行動を感情的にしたような感じ。

レム『ソラリスの陽のもとに』

タイトルすら知らないやつその8にして作者名も知らないやつその6。自然科学研究者なのにSF全然読まないのだった。でも、SFに興味のない研究者って外部の人が思うよりは多いと思うよ。そもそも本を読まない人をおいておいたとしても。

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラテンアメリカ文学って魔術的リアリズムとかなんとかって、「なんかありそうにない魔術的なシーンだけど、不思議リアリティがある」みたいな評価がされてるらしいのだけど、それってヨーロッパ人感性日本人ヨーロッパ文学も大概魔術的なものとして受容してるところあるよなって思う。ただ、それはともかくとして、この作者の作品ではその言葉がしっくりくるとは思う。同じ作者の「族長の秋」とか短編の「エレンディラ」とかは割とお話全体のストーリー意味と(場合によっては)ある種の寓意を持っているのだけど、この作品だけは全体の流れとかはあまり意味ないんじゃないか個人的に思う(何度も読めばなにか見えるのかもだけど...)。それぞれのシーンをただただ楽しんでいたら、読む前に覚悟した長さの4分の1くらいの体感長さで読みきっていた。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

タイトルすら知らないやつその9にして作者名も知らないやつその7。なんかすごそうなあらすじだね。

残り全部

詩はたしなまいから知らない。ツエランはなんか親が読んでて好きだと言ってた気がする。ブレイクって多分宗教画を描く人でもあると思うんだけど、この人の絵はどっかで見てすごいなぁって思った気がする。

終わり

ちなみに、「哲学思想」のパートと「日本文学」のパートは両方合わせても5~6作品しか読んでなかった。多分後30年経ってもさほど増えないだろうなと思う。

2020-03-18

追憶の森

エレンディラ

Once upon a time in America

Untouchable

Stand by Me

Straight Story

めがね

愛を読む人

Brother Sun Sister Moon

 
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