はてなキーワード: 地球型惑星とは
以下は、知的文明(生物・非生物・人工知能を含む)が存在する可能性が高いと考えられる系外惑星・系外銀河のランキングです。
確率は推定値であり、居住可能性、技術的発展の可能性、既知の天文学的データに基づいています。
順位 候補(系外惑星・銀河) 文明が存在する推定確率 主な理由
1. アンドロメダ銀河(M31) ≈ 80% 圧倒的な規模と時間:アンドロメダ銀河には約1兆個の星が存在し(天の川銀河の約4倍)、地球型惑星が無数にある可能性がある。さらに、銀河の年齢が古いため、生命や文明が進化する十分な時間があったと考えられる。ただし、銀河全体を覆うダイソン球のような巨大人工構造は観測されていないため、超文明の存在は否定的。
2. ソンブレロ銀河(M104) ≈ 70% 巨大な銀河・惑星の豊富さ:この銀河は太陽約8000億個分の質量を持つ巨大銀河で、地球型惑星の数が多いと推測される。宇宙の歴史が長いため、知的文明が発展している可能性が高い。ただし、過去に強烈な超新星爆発やクエーサー活動があった可能性があり、一部の惑星は初期に生命が生まれるチャンスを失ったかもしれない。
3. プロキシマ・ケンタウリb(4.2光年) ≈ 25% 最も近い地球型惑星:質量が約1.1地球質量で、ハビタブルゾーン内にあるため、水が存在する可能性がある。しかし、主星(プロキシマ・ケンタウリ)が強烈なフレアを放つため、大気が失われている可能性が高い。過去に「BLC-1」という電波信号が検出されたが、人工的なものかどうかは不明。
4. TRAPPIST-1e(40光年) ≈ 20% 複数の居住可能な惑星:TRAPPIST-1系には7つの地球型惑星があり、そのうち3つ(e含む)がハビタブルゾーンにある。TRAPPIST-1eは地球に似たサイズ(0.92地球半径)と組成を持ち、表面に海がある可能性がある。複数の惑星で生命が誕生するチャンスがあるため、文明の発展確率も比較的高い。ただし、主星の活動が不安定なため、大気維持が課題。
5. ロス128b(11光年) ≈ 15% 穏やかな環境の地球型惑星:ロス128は「静かな赤色矮星」で、プロキシマとは異なりフレア活動が少ない。惑星は地球の1.3倍の質量を持ち、温度は-60~+20℃と推定されるため、液体の水が存在する可能性がある。地球に近い環境が長期間維持されていることから、生命や文明が進化する可能性が高いと考えられる。
6. ティーガーデン星b(12光年) ≈ 12% 地球に最も似た系外惑星:質量が地球に非常に近く(約1.1地球質量)、最も高い「地球類似指数」(ESI ≈ 0.94)を持つ。主星は約80億歳と太陽より2倍古いため、生命が進化する時間が十分にあった可能性がある。ただし、観測データはまだ限られており、生命や文明の直接的な証拠はない。
7. ケプラー452b(1,400光年) ≈ 10% 「地球のいとこ」と呼ばれる惑星:地球より60%大きいスーパーアースで、太陽に似たG2型星のハビタブルゾーンを公転している。惑星の年齢は約60億歳で、長期間居住可能だった可能性がある。SETIプロジェクトによる観測対象だが、これまで人工信号は検出されていない。
8. K2-18b(110光年) ≈ 8% 水蒸気の発見:K2-18bは「ミニネプチューン」タイプの惑星で、質量が地球の約8倍。大気中に水蒸気が検出されており、液体の水が存在する可能性がある。ただし、厚い水素大気、高重力のため、地表に陸地文明がある可能性は低い。生命がいるなら海洋の深部または雲の中の可能性が高い。
最も可能性が高いのはアンドロメダ銀河やソンブレロ銀河のような大銀河。星の数が多く、時間の経過も十分であるため、知的文明の発生確率が高い。
最も近い候補はプロキシマ・ケンタウリbだが、恒星活動が激しいため、環境が過酷である可能性が高い。
TRAPPIST-1系のような多惑星系は、複数の生命発生チャンスがあり興味深い。
水蒸気が検出されたK2-18bは生命の可能性があるが、地球型文明とは異なるかもしれない。
現在のところ、確実なバイオシグネチャー(生命の兆候)やテクノシグネチャー(人工的なシグナル)はどこからも発見されていない。今後の観測技術の進展によって、新たな候補が追加される可能性が高い。
あるラノベで「あと1時間」って台詞があって「あー、自転周期が24時間なのか。地球っぽい惑星なんだなー」っておもったけど
「夕刻」とか「朝方」とか時間を明記しない作品は、実は自転周期が24時間じゃないかもしれないし、1時間っていっている作品も地球の1時間とは差があるのかもしれない
しかし自転周期が変わったら地表の様子も変わりそうだけど、ぱっと想像はつかない
そういえば朝夕あるから太陽はひとつだけってことだから、太陽系のような惑星系だろうけど、他の惑星系だとそもそも生命がいそうにない気もするし
そうなるとファンタジーが成立しないなー
神や魔法があるんだから別に、謎の力で地面が平らでその上を太陽(のような謎の光?)があってもいいんだけど
物理法則を合わせようとすると地球型惑星を舞台にするのが無難な気もする
「1時間」の台詞から宇宙を創造したけど、さすがにファンタジー作品で宇宙を感じることは少ない
古いけどファンタシースターとかガデュリンとかはSFよりっぽい
イースは月が二つあったな。衛星でも一つ増えたら影響ありそうだけど、どんなんなるんだろ
中世ファンタジーで宇宙の観測や地球?の丸さを観測する作品ってあるのかしら?
堕天翅族がアトランディアの地(南極)に高度な文明を築いていた(創聖のアクエリオン)
プレデター南極に降り立つ。人類に建築技術を与え神として崇められた
神殿を建造させ100年ごとに成人の儀式のために地球を訪れ、エイリアンの宿主となる生贄を求めた。しかしある時繁殖しすぎたエイリアンによって敗北し、全てをリセットするため自爆装置を用い南極の文明を消滅させた(エイリアンVSプレデター)
全盛期のキスショットが南極大陸から日本に渡る。衝撃で南極大陸を破壊しかける(鬼物語)
アーサー・ゴードン・ピム、友人オーガスタスの協力のもと帆船グランプス号に密航する
様々なトラブルを乗り越え辛くも南洋を目指す貿易船ジェイン・ガイ号に救出される
そのまま南極探検に向かい「テケリ・リ」と鳴く動物に遭遇する(ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語)
ノーチラス号は資材補給のため南極の秘密基地へ向かう。基地は南極の地下にある大空洞に、2万年前に古代アトランティス人が建造した巨大なドックだった(ふしぎの海のナディア)
ミスカトニック大学のダイアー教授率いる探検隊、南極大陸に向かう
生物学者のレイク率いる分隊が狂気山脈を発見。「古のもの」の化石を数体発見するがショゴスの襲撃を受ける。最終的にたった2名の隊員のみが帰還する(狂気の山脈にて)
ナチスの残党が宇宙人との戦闘に勝利し、遺跡から聖杯を手に入れ新たな帝国を南極に築く(ADVANCED WORLD WAR 〜千年帝国の興亡〜、難局!ED)
昭和30年代、敗戦からの復興を進める日本は戦勝国を中心とした国際地球観測年による南極観測への参加を表明する。しかし、他の参加国からは敗戦国であることを理由に罵倒される。そして日本に割り当てられた観測場所は「inaccessible(接岸不可能)」とされていたプリンス・ハラルド海岸であり日本は全く期待されていなかった。その中で倉持たちは日本が世界と肩を並べる時が来たとして南極観測のために尽力する(テレビドラマ「南極大陸 」)
第二次越冬隊を乗せた南極観測船・宗谷が例年にない悪天候と氷河に阻まれ立ち往生してしまう
その4ヶ月後、往生したままの観測船から飛行機が基地に降り立ち本日中に全員が昭和基地から撤退し帰国するよう命令が下る。しかし犬達を連れていくことは許されず、潮田達は苦渋の決断で数日分の餌を与え南極に犬たちを置き去りにして帰国する
犬達は鎖から逃れ、1年後に生き残っていた兄弟犬タロとジロに再会する(南極物語)
南極に生息する怪獣ペギラが南極観測隊の基地を襲撃したが、南極の苔から取れる物質ペギミンHが弱点であることがわかり、それを搭載した気象観測ロケットで迎撃されると黒煙を吹きながらどこかへ飛び去る(ウルトラQ)
イギリスの細菌研究所で開発されたウイルスがスパイによって盗み出されたが、スパイの乗ったセスナはアルプス山中で吹雪のため墜落しウィルスは流出してしまった
ウイルスは全世界に蔓延し半年後には35億人の人類を含み地球上の脊椎動物がほとんど絶滅してしまう
わずかに生き残ったのは南極大陸に滞在していた各国の観測隊員約1万人と、海中を航行していて感染を免れた原子力潜水艦ネーレイド号やT-232号の乗組員たちだけであった。過酷な極寒の世界がウイルスの活動を妨げ、そこに暮らす人々を護っていたのである。隊員らは国家の壁を越えて「南極連邦委員会」を結成し絶望の中から再建の道を模索する(復活の日)
南極の奥地にある機械の城ネオグラードを拠点とする、メカ人間の帝国「新帝国ギア」が人類への攻撃を開始する(超電子バイオマン)
「私」が氷男と結婚、南極旅行を持ちかける(村上春樹「氷男」)
学会で使うテープを間違って娘たちに送ってしまった江崎教授のために両津勘吉と中川圭一が協力して世界中を駆け巡る。冬子がいた南極で両さんは制服のまま海に落ちたり白熊と格闘する(こちら葛飾区亀有公園前派出所「絵崎教授80時間世界の旅の巻」)
西村淳、昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される(南極料理人)
セカンドインパクトで南極大陸が消滅する(新世紀エヴァンゲリオン)
南極の氷山から生まれた極寒爆竜コンビを、アバレンジャーと正義の爆竜たちが迎え撃つ(爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!)
新人サファーのペンギン「コディ」がサーフィン・ワールドカップで優勝を目指す(サーフズ・アップ)
オルタンス、南極のフランス観測基地で料理人となり1年間の任期を無事に終える(大統領の料理人)
碇ゲンドウ・冬月コウゾウ両名が南極に出向きロンギヌスの槍を回収。NERV本部地下のリリスに零号機によって刺された(新世紀エヴァンゲリオン)
18歳のジン・カイザワは、南極海の氷山曳航を計画するシンディバード号にオーストラリアから密航する。乗船を許されたジンは厨房で働く一方、クルーや研究者たちのために船内新聞をつくることに(氷山の南)
戦士としてヒイロとの決戦を望むゼクス。ノインはヒイロとトロワを連れゼクスの待つ南極へと向かう(新機動戦記ガンダムW 第15話「決戦の場所南極へ」)
http://anond.hatelabo.jp/20170311112306
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|---|---|---|---|---|
| 共同通信 | 2017/2/23 03:02 | 2017/02/23 03:07 | 4:01 AM② | 69③ |
| 日本経済新聞 | 2017/2/23 3:00 | 2017/02/23 03:07 | 3:08 AM① | 865① |
| 静岡新聞 | 2017/2/23 03:01 | 2017/02/23 04:12 | - | 1⑧ |
| 朝日新聞 | 2017年2月23日03時02分 | 2017/02/23 04:34 | 6:58 AM⑤ | 28⑤ |
| 小野雅裕のブログ | ? | 2017/02/23 04:40 | 9:34 AM⑥ | 10⑥ |
| 産経新聞 | 2017.2.23 03:00 | 2017/02/23 04:41 | - | 2⑦ |
| Engadget | 2017年2月23日04:30 | 2017/02/23 05:00 | 5:52 AM④ | 69③ |
| NHK | ?消去済み | 2017/02/23 05:16 | 5:35 AM③ | 286② |
| アストロアーツ | ? | 2017/02/23 05:19 | - | 1⑧ |
| 東京新聞 | 2017年2月23日03時02分 | 2017/02/23 06:35 | - | 1⑧ |
深夜のニュースなので比較としてフェアじゃなかったかもと反省。
ちょっとまってくれ.
10の2680乗というのは億とかそういうレベルじゃない。
生命が発生しうるという条件は当然クリアされた上で複数の遺伝子が元になっている可能性だろ?
地球型惑星がそのくらいの数がないといけないってことになる。
『銀河系に「地球似」惑星が1000億存在? 文明の存在も「不可避」か。』
http://www.narinari.com/Nd/20090211120.html
銀河系に存在する地球型惑星の数は100000000000なので10の11乗なんだ。
全宇宙にどのくらい銀河系レベルの星系があるかわからないが仮にその1兆倍(1000000000000 10の12乗)あるとしよう。
だとしても10の23乗にしかならない。
宇宙にはとても10の2680乗の地球型惑星は存在しない。すべての惑星と恒星を合わせても無理だろう。
人類が本格的に宇宙に進出してはや一世紀近く、ついに一つの節目を迎えた。
すなわち、地球人類はついに地球以外の星に住む知的生命体との接触を果たしたのである。無人探査船によって発見に至ったその地球型惑星には、ほとんど地球人と変わらない容姿、文明水準を持つ人類が平和で豊かな生活を送っていた。また、驚くべきことに彼らの使用する言語は地球における日本語と酷似していたのである。このことからこの星は地球において俗に「ニホンゴ星」と呼ばれることとなった。
慎重な調査・偵察と協議の結果、文化的経済的交流を目的とした友好関係を結ぶべく、地球人はニホンゴ星に直接的接触を試みる決定を下した。言語上の利点から主に日本人を中心とするメンバーによって特使団が編成され、ニホンゴ星へと旅立っていった。ニホンゴ星人は地球人の存在をまだ知るに至っておらず、これが事実上初めての接触であった。
ワープを併用した二年に及ぶ航海の末、特使団の乗った宇宙船はニホンゴ星へと無事降り立った。ニホンゴ星人にとっても異星人との接触はこれが初めての事で、ニホンゴ星からも特命を受けた外交官が会談の場に臨んだ。
かくして歴史的会談は日本語によって始められた。以下、その記録の一部である。
地球人(以下地):我々は、この星からおよそ――ほど離れた、我々自身が「地球」と呼ぶ惑星からやってまいりました。まずは、この広い宇宙であなたたちという隣人に出会えたことを嬉しく思います。
ニホンゴ人(以下ニ):はるばる、ようこそおいでくださいました。こちらもあなたたちとの出会いを嬉しく思います。
地:このように会談の席を設けていただいたことも含め、ありがとうございます。地球を代表してお礼申し上げます。さっそく本題ですが、我々はあなたたちと星ぐるみの友好関係を築きたいと考えています。文化や経済の上で豊かな交流を持つことができるならば、それは私たち双方の更なる発展、幸せに確かに繋がるものと心得ています。いかがでしょうか。
二:こちらとしても、あなた方と友好的な関係を結ぶことにやぶさかではありません。お互いの、またこの宇宙の豊かな未来の為に、こちらもあなたたちとの豊かな関係を望みます。私自身はあなた方の真意を探るよう特命を受けて派遣されてまいりましたが、どうやら心配は無用だったようです。……とはいえ、私たちはまだお互いについてまだ知らないことばかり。慎重なお付き合いをお願いしたいものです。
地:前向きなご返答、ありがとうございます。それだけでもこの旅が報われるというものです。もちろん、いきなり大規模な交流を始めようとしても無理があるでしょう。まずは、お互いについての情報交換から始めるのがよいかもしれません。
二:その意見に共感いたします。今後の具体的な方針や段取りについては、この場で結論を急ぐ必要もございませんでしょう。詳細な点については、今後も継続的に協議を続けてゆくということで、いかがでしょうか。
地:異論はございません。
といった調子に会談は進み、地球の特使団は充分な手ごたえに満足して母船へと引き上げた。己たちの力で歴史の大いなる一歩を踏み出したのだと、成功に酔いしれていた。
一方、ニホンゴ星の民は発表により会談の内容が明らかになるや否や、なぜか地球人への激しい反感を持つに至り、程無くして地球側特使に対しニホンゴ星府より武力を伴う退去勧告がなされた。
寝耳に水の事態に対し、地球側特使は何とかニホンゴ星府に説明の要求と説得を試みたが全て失敗に終わった。ニホンゴ星人はもはや地球人の話などに耳を貸そうとはしなかったのである。
とりあえずニホンゴ星大気圏を脱出した地球側特使は、母星に事の顛末を通信した。程なくしてその電波を受信した地球人は、事態の究明及び打開のため再三にわたって特使団を派遣した。その中に「もしもの事態」を想定した武装兵力もいくばくか含まれていたのは、更なる悲劇の元だったと言える。地球からの応援を受けた特使団は諦めずに、何度もニホンゴ星に対し再度の会談を要求したものの、ニホンゴ星側の返答は木で鼻をくくったようなものでしかなかった。
「やむを得ず」と判断したのはどちらが先だったのだろうか。時には、言葉よりも銃弾の方が雄弁なことがある。地球とニホンゴ星はほぼ同時に宣戦布告代わりの攻撃を相手に放った。これより地球とニホンゴ星はこの後五百年続く泥沼の星間戦争へと足を踏み出した。
さて、一体どういうわけでこのような最悪の事態に陥ってしまったのだろうか。ニホンゴ星人の怒りを買った直接の原因と思しき最初の会談において、地球側特使の態度は何ら問題は見られなかった。にも拘らず、ニホンゴ星人は怒りをあらわにした。ニホンゴ星人にとって接触した地球人は特使団のみなのだから、どう考えても原因は会談にあったはずなのだが、どこが悪かったのか皆目見当がつかない。
種明かしをすれば、原因は、双方の言語にある。ニホンゴ星語は、地球人からすれば日本語そのものにしか聞こえなかったし、実際のところ発音、文法、表記において日本語と寸分異なるところはなかった。唯一にして最大の差異は、その意味にあった。お互いに同じ言葉で話していたと思っていた会話は、実は互いの意図を全く相手に伝えていなかったのである。
先に挙げた会談の記録を、ニホンゴ星語が示す意味を添えてもう一度見ていただきたい。()内がニホンゴ星人からみた内容である。
地:我々は、この星からおよそ――ほど離れた、我々自身が地球と呼ぶ星からやってまいりました。まずは、この広い宇宙であなたたちという隣人に出会えたことを嬉しく思います。
(我々の話をよく聞け、下等生物共。我々は全宇宙の支配者、偉大なる神聖地球帝国からやってきた。この星はこれよりわが国の支配下に置かれることになった。速やかなる武力の解除及び政府の解体を要求する。)ニ:はるばると、ようこそおいでくださいました。こちらもあなたたちとの出会いを嬉しく思います。
(何を言っているのだ、地球帝国など聞いたことがない。悪い冗談はそのくらいにして、さっさとこの星から出てゆきたまえ。)地:このように会談の席を設けていただいたことも含め、ありがとうございます。地球を代表してお礼申し上げます。さっそく本題ですが、我々はあなたたちと星ぐるみの友好関係を築きたいと考えています。文化や経済の上で豊かな交流を持つことができるならば、それは私たち双方の更なる発展、幸せに確かに繋がるものと心得ています。いかがでしょうか。
(ほう、そんな口を利いてもいいのかな? 我々の本国がその気になれば、こんなちっぽけな文明など七日で灰にすることができる。よく考えるのだな。我々の配下で生き延びるか、さもなくば死か。我々とて弱い者苛めのような真似は望むところではないのでな。)二:こちらとしても、あなた方と友好的な関係を結ぶことにやぶさかではありません。お互いの、またこの宇宙の豊かな未来の為に、こちらもあなたたちとの豊かな関係を望みます。私自身はあなた方の真意を探るよう特命を受けて派遣されてまいりましたが、どうやら心配は無用だったようです。……とはいえ、私たちはまだお互いについてまだ知らないことばかり。落ち着いたお付き合いをお願いしたいものです。
(冗談はよせと言ったはずだ。こちらをあまり甘く見ないで頂こう。見たところ、そちらの技術力もこちらと大差ないようだ。はったりも大概にしておくのだな。こちらが穏やかに対応している間に、その地球帝国とやらに帰るがいい。)地:前向きなご返答、ありがとうございます。それだけでもこの旅が報われるというものです。もちろん、いきなり大規模な交流を始めようとしても無理があるでしょう。まずは、お互いについての情報交換から始めるのがよいかもしれません。
(ほう、それがこの星の総意と見てよろしいかな? 重ねて言うが、こちらは武力の行使にためらうところはないぞ? )二:その意見に共感いたします。今後の具体的な方針や段取りについては、この場で結論を急ぐ必要もございませんでしょうし、あなた方にも準備が必要と存じます。詳細な点については、今後も継続的に協議を続けてゆくということで、いかがでしょうか。
(くどい。いいかね、十時間以内にこの星を出て行かなければ、この母なる大地が貴様たちの穢れた血で濡れる事となるだろう。)地:異論はございません。
(よかろう、母国に報告させてもらう。首を洗って待っていることだな。ワハハハハ……)
地球人は、知らぬうちに相手を挑発していたのである。悲しいことに、こういった齟齬は最後までお互い認識することがなかった。
技術、物資、その他様々な点において拮抗していた戦争は決定打にかけたまま五世紀をいたずらに費やし、ようやくお互い疲弊して継戦が難しくなってきた頃、自然に各宙域の戦火は縮小し、やがて双方で相手の星への不可触律が決定され、以後この二つの星は永遠に断絶した。
以後地球ではこの戦争を「わからずや戦争」と呼ぶ(余談ではあるが、これがニホンゴ星語において「話せばわかる」という意味となるのは運命の皮肉であろう)。
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第二回ファック文芸部杯参加作品