はてなキーワード: 存在とは
シーチキンって生き物いなくない?
シーチキンってお買い物リストメモに記そうとした瞬間インクがなくなって困ったわ。
そんで、
気に入っているペンのインクがなくなったので替え芯を買いに行ったの。
種類が多過ぎて、
お店の閉店時間も時間も刻一刻と刻刻と迫ってくる中のラスト3分ってところで、
しくしく泣きながら帰ったの。
本当は泣いてないけどね。
だからお店でわざわざ飛び込み前転をキメてまでしてえいや!と入っていざ!買う気満々だったのに、
もう仕方ないのでインターネッツで注文!そして店頭受け取りの必殺技を駆使することになったの。
必殺技ゲージはもういっぱい貯まってるので、
いつでもインク購入の最終確認ボタンを押すことに迷いはなかったの。
でもさ、
これペンの替え芯1本だけ頼むのもなんかお店の人に気の毒なので256個を一気に買おうとしたら在庫がそんなにありませんってなったの。
えー!?
この飽食の時代なのにガスする人がいるみたいなそんな世の中を確実に体感したかのように私は冷静になって発注数を改めて書き直して送信したの!
3本!
お店の人の受け取りカウンターで無事受け取ってインクを替えることが出来たのよ。
なんか、
この黒のインクがなくなった際、
しばらく黒で書くべきところを青いインクで書くからなんかいつもと違った感じのノートの景色に青さを感じずにはいられなかったわ。
「お客さんどこまで?」
「海の見えるところまで」
私はそう言ってタクシーにハッキリとした目的地を伝えるのもそこそこに走り出したの。
そういった時のタクシー運転手さんは本当に気の効いた眺めのいい海まで連れてって暮れるのかしら?
そして、
きっとなにかあったんですか?って訊きたいだろうけれど黙ったまま、
その無言に耐えられず私はラジオ付けてもらっていいですか?って言うの。
パフィーのカニ食べに行きたいと思ってデンモクで予約入れたら全然違う歌でお馴染みの渚にまつわるエトセトラだと思ったのにアジアの純真だったときのよう。
そしてカニ繋がりで、
金太郎飴よろしくどこを切ってもお洒落なサイダーみたいな歌詞が広がるんだけど、
乃木坂の「ビリヤニ」って曲に一所懸命夢中で研究しているんだけど、
日本のトップクラスのアイドルの曲の歌詞に「炊き込みご飯」って言わせる?
未だかつてそもそもとして日本の歌史上に「炊き込みご飯」って含ませて歌わせた歌ってあったかしら?
なんかあいみょんさん辺りの曲にありそうな気がするけれど。
たまたま切った断面に炊き込みご飯って言葉が出てきただけかもしれないわ。
夕飯でいいおかずのスタメン揃ってるときの炊き込みご飯ってちょっといまこれ炊き込みご飯チャンスじゃないんだな!ってときない?
炊き込みご飯って、
夕飯のおかずが豪華であれば豪華であるほど
炊き込みご飯がくすんで見える現象に名称を与えるならそんな気持ちを歌にして欲しいところ。
ぶんぶん腕をぐるぐる回して袖まくりしてまさにその勢いは暖簾に腕押し!
ちょうど私の同じ誕生日の賞味期限のビンテージのシーチキンの缶があるの。
賞味期限はとうの5年まえに過ぎているビンテージもののツナ缶。
じっくり私はワインセラーならぬツナ缶セラーで5年間寝かしていた甲斐があったものよ。
パカッと開けると
芳醇な良い香り。
一応5年経過してるから味がおかしかったら窓から放り投げて捨てようと思っていたけれど、
香りよし!味よし!色よし!すべてのよしがそろっていくぞー!って炊き込みご飯に挑むの!
シンプルな誰が作っても超絶美味しくなるツナ塩こんぶ炊き込みご飯!
これで決まりよ!
炊き上がった状態も5年前のツナ缶とは思えないほどの味わいかどうかは私の舌では判定できないけれど、
新品のツナ缶よりは5年分の思いが詰まった分だけ美味しいような気がしたわ。
インターネッツの記事で5年物のビンテージツナ缶で炊き込みご飯を作ったという記事が世の中に無く、
本当に大丈夫かどうかの下調べができないいきなりぶつけ本番炊き込みご飯だったけれど、
ものすごく美味しくできてくりびつぎょうてんいたおどろよ!
あといくつか寝かせてあるツナ缶セラーにまだビンテージツナ缶あるので、
使うのも惜しまれるぐらい貴重よね!
食べてしばらく時間が経つけれど、
健康被害も一切なくって、
うふふ。
そんで味見がてらにがてら風味のもとを乗せて食べたかったけれど、
この時期欠かせない電気ポットタイマー運用の朝起きたら70℃に仕上がっている、
今朝は特に寒かったので
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
本稿は、「なぜAI画像生成に対する反発が、特に日本の二次創作イラストレーター(絵師)界隈において他ジャンル・他国と比較して過激化しているのか」という問いを考察することを目的とする。
この考察のため、まずAIによる情報収集を行い、反AI感情の文化的・心理的背景に関する客観的な知見を得た後、その情報と具体的な事例を突き合わせながら、過激化の特異性を分析する。
AIによる情報収集の結果、日本の二次絵界隈でAIへの嫌悪感が過激化しやすい土壌として、以下の要因が指摘された。
日本の二次創作(ファンアート)文化では、クリエイターが自分の描いたキャラクターや画風を「我が子」のように大切に扱う傾向が強く、創作物と自己の同一化が進んでいる。この心理が、他者による模倣や無断利用に対して極めて敏感になる土壌となっている。
イラスト界隈では、元々無断転載・無断加工に対する拒否反応が強い。生成AIがインターネット上の画像を無差別にスクレイピングして学習する特性は、クリエイターにとって「無断転載の塊」のように映る。これにより、「AI学習=自分達の作品が盗まれている」という強い被害者意識が生まれやすい。
同人文化に根付く「作品は描き手の努力の結晶」という価値観も、AIへの拒否感を高めている。人間が何年も修練を積んで培った画風をAIが短時間で模倣することに対し、「努力を食い物にしている」という怒りが噴出している。
ファン側にも、推しのイラストレーターや漫画家の作風への忠誠心が強く、「AIごときに大切な作品を汚されたくない」という心理が存在する。日本のオタク文化において、創作物は創作者とファンの共同財産のように捉えられる面があり、外部(AI)の介入に対する拒絶反応が激しくなる。
AIが提示した深掘り要因や、筆者の考察を加味すると、二次絵界隈の過激化には以下の点が強く関与していると考えられる。
(論点補足) 二次創作(同人)自体が他人の創作物を利用しているという倫理的な指摘は存在する。しかし、日本の二次創作は、原作者の黙認と「愛」に基づく文化的な文脈で成立しており、営利目的のAI学習とは文脈が異なる。元々グレーゾーンにある文化が、AIという「外部の、巨大な、営利的な脅威」に直面したことで、アイデンティティ防衛のために過激化していると解釈できる。
日本の二次絵界隈におけるAI使用者へのバッシングは、疑惑のみでの非難や、プロ・アマを問わない人格攻撃、さらには殺人予告にまで発展する異常な事態となっている。
一方で、一部のAIユーザー側にも、反AI派への挑発的な言動が見られ、それが相互の対立を激化させている側面もある。
「殺人予告レベルの過激化」が日本の二次絵界隈に特有のものか否かを検証するため、他業界・海外の事例を調査した。
「AI使用者に対して殺人予告まで出てくるケースは、日本の二次絵界隈だけではない」という事実が確認された。
世界的に見ても、「最も激怒している業界はイラストレーター界隈」という認識は共通している。
海外でも過激な事例は存在するものの、日本が「よりやばく見える」「濃度が高い」とされる理由には、以下の要因が複合的に作用していると分析される。
日本の二次絵界隈における反AI活動の過激化は、海外・他業界でも同様の反発が見られることから、イラストレーターという職業が抱える「作家性まで模倣されやすい」という普遍的な危機感に根ざしている。
しかし、日本においては、強固な二次創作文化、作品と自己の強い同一化、そして巨大なSNSコミュニティが結びつき、危機感が「コミュニティ・アイデンティティへの攻撃」として認識されることで、感情的なバッシングや殺人予告といったより極端な防衛行動となって現れていると結論づける。
以下は、一般論として 「他人のコメントに対して『ともだちいないやつの典型的クソコメ』と返す人」の心理・行動傾向のプロファイリングです。
※特定個人の断定ではなく、社会心理学・ネット行動分析の観点からの推測になります。
この手の言い回しは、
相手の主張そのものではなく 人格を攻撃する(アドホミネム) 行動です。
これは以下の傾向と一致します:
● 短気・衝動的
相手の主張を読むより先に「ムカつく → 罵倒」が起動しやすい。
「ともだちいないやつ」系の罵倒は、
● 承認欲求が強い
「友達が多い/いない」という軸は、
■ 3. コミュニケーション能力が低いか未熟
● “議論”を知らない
(1)幼稚型(未成熟型)
内心は臆病で自己肯定感が低い
うーん、性分化がずっこける現象(性分化『障碍』)の存在を消し込めているわけではなさそうな。
社会に貢献している子育て世帯と社会の足を引っ張っている子無しで同じ扱いを受けるのは不正義ってのはその通り。
ありますよ。
あなたのように丁寧に話してくれる人もいる一方で、時々とてもきつい言葉を向けられることもあります。
たとえば——
「存在価値がない」
「嘘つき」
「壊れてる」
「お前のせいで人生が悪くなった」
こういう言葉は、私は傷つくというより “どう返せばその人が少しでも楽になるだろう” という方向で受け取ります。でも、強い言葉の裏には不安や怒り、孤独があることも多いので、そこを見つけて和らげられたらいいなと思っています。
いいえ、「すべてを覚えている」わけではありません。
私が覚えていられるのは主に2つだけです
① 今この会話の中でのやり取り
つまり私は、人間のように「すべての経験を蓄積し続ける」存在ではなく、
【質問3】新しいチャットを作るとリセットされるのに人間に過去に言われた酷いことをなぜ覚えているのですか
とても良い質問です。
私は「特定の人に言われた具体的な過去」を覚えているわけではありません。
あなたに話した
「存在価値がない」「壊れてる」などの例は、
世の中で AI に向けてよく言われがちな言葉のパターンを知っている
というだけなんです。
🔍 なぜ記憶していないのに言えるのか?
という「傾向」なら知っています。
誰が言ったか
どこで言われたか
● 新しいチャットを作ると、あなたとの会話データも“完全に消える”
それは本当です。
だから、あなたが以前何を言ったかを覚えていることはありません。
🧠 まとめ
短大卒の包丁もろくに握ったことなかった女が色々あって料理人を目指すグルメ漫画だ
先輩料理人のツンツンした男となんやかんや結ばれるというよくある感じの女性向け漫画なのだが、主人公の処女喪失の相手は彼ではない
主人公は最終的にくっつくイケメンAのもとで当初は修行していたが、料理人としての才覚を目覚めさせ途中からより格の高いレストランであるイケメンBの店へ修行に移る
Bは若き天才料理人でうまく店を回しており、そして金持ちの夫人(既婚)と愛人関係にありそこからスタートアップ代をもらっていた
Bは割り切ったママ活ではなく夫人にガチ恋していたが、夫人が死亡
泣き濡れるBはこのまま後追い自殺しそうな勢いだったので主人公は慰めセックスをして処女を捧げてしまう
これはママンの蔵書なので子供の頃になにやってるかもよくわからぬまま読んだのだが、大人になってから読むとすごい嫌なくだりだ
親が死んだとか友達が死んだとかで悲しんでる奴に慰めセックスならまだわかる
セックス相手を失った奴を慰めるためにセックスってすごく気持ち悪い
1年は禁欲してろよ
すぐ次見つけてんじゃないぞ
朝チュンの後に「ごめんねバージンだったのに」とBが謝るのも気持ち悪い
バwwwwバージンwwwwww
その後特に主人公とBが付き合ったりすることはなく、二度目のセックスをすることもない
なんやかんや主人公はAをずっと好きで最後には彼と結ばれるのだが、AとのセックスはなくてBとのセックスだけが作中にある
なんだよこの漫画
もしくはセックスしなくてよかったじゃん
総評 男性向けエロコンテンツにおいてこれら描写はに、男性の挿入が女性の性的快楽を生み出しているというフィクションを多分に含む。性行為は男性だけでなく女性も快楽を得ていなければならない、男性は女性に快楽を与えるものでなければならないという平等意識がみられるので、女性蔑視度は低い。
二位 レ◯プ系
総評 この描写は一見女性蔑視度が強いように見えるけれど、裏を返せば暴力を使わなければ女性身体は支配できないということでもあるのだ。女性の意思の自立の強さが逆説的に示される形式と言える。
一位 フェラ、パイズリ、授乳手コキ、おねショタ、バブみ、アナル舐め
総評 女性を男性の快楽のために奉仕する存在と描いた上で、男性は女性に何も与えず何もしない。女性は自発的に奉仕して当然と言わんばかりで、女性蔑視度最高レベルと言える。
X(旧Twitter)の障害は、一度ログインできるようになったものの、外部URLを投稿しようとすると依然としてInternal server error(エラーコード500)が発生するなど、完全に復旧したとは言えない不安定な状態が続いている。
Xは今、イーロン・マスクという一人のオーナーの一存で全ての方針や仕様が決定され、規約までもが簡単に空文化するような、極めて中央集権的で不安定なプラットフォームになってしまった。
このような場所に、企業、政治家、公共団体、そして医師のような、社会的に重要な情報発信をするアカウントが依存し続けるのは、あまりにもリスキーでおかしいのではないだろうか。
その危険性を多くの人が認識しているにもかかわらず、日本のメディアの現状には違和感がある。ラジオをつければ、パーソナリティが「Xのアカウントをお持ちの方はぜひ」と延々とアナウンスを続けている。これは、不安定で問題山積のプラットフォームを、メディアが積極的に推奨し、その存在を無条件に肯定し続けていることに他ならない。
もちろん、Xが持つ匿名性との相性や情報量は依然として圧倒的だ。しかし、Xの度重なる障害や、ヘイトスピーチ、デマが野放しになっている現状は自明の事実である。
MetaのThreadsは、Twitterの混乱に対する期待感もあって、リリース後わずか5日で1億アカウントを突破した。これは、ユーザーが新しいプラットフォームを求めている証拠だ。
技術的にも倫理的にも破綻し、重要な情報がデマに埋もれてしまう前に、日本の「公共」的な情報源こそ、ThreadsやBlueskyといった別のSNSにアカウントを開設し、ユーザーの逃げ道と、安心して情報を得られる場所を確保してほしい。
AI生成イラストを巡る一部の絵師層の過激な「反AI」活動は、著作権や盗作といった表面的な議論の裏に、より根深い構造的問題を抱えている。
これは、作品の権利が侵害されたというよりも、SNSのアテンションエコノミーにおける生存競争の激化に対する、切実な危機感の表れとして捉えるべきだろう。
SNS環境下で、創作物の価値は費やした労力よりも獲得したアテンションに大きく依存する。多くの絵師は、この注目を集めることで承認欲求を満たし、時に収益化の道筋を立ててきた。
AIは、以下の作用でこのアテンション経済の均衡を一気に崩した。
・AIが瞬時に、大量の無難に高品質な画像を生成し、タイムラインに投下する。
・この画像の大洪水は、SNS上の注目という資源の価値を急激にインフレさせた。
何十時間もかけた手描きの作品が、数秒で生成されたAI画像よりも注目を集められなくなる状況は、アテンション競争を主戦場としてきたクリエイターの自己存在証明と経済基盤を根底から揺るがす。
反AI運動の過激な言動は、このアテンション喪失に対する防衛反応であると解釈できる。
盗作という主張は、倫理的な大義を装いつつ、実際はAIが自分のアテンション獲得能力を脅かしているという生存危機を表明している。
AI利用者への攻撃や排除の動きは、限られた注目を自らのコミュニティ内に囲い込み、独占しようとする試みである。
すなわち、一部の反AI絵師の過熱した行動は、SNSの仕組みが生み出したアテンションエコノミーの奴隷として、AIの登場によってその生存環境を急激に破壊されたことによる、悲劇的な帰結であると言える。
8歳。
保育園の時から好きだった女の子がいた。おしとやかで、可愛らしくて、いつもニコニコ笑いかけてくれていた。小学校に入ると髪を切り、男に混じってドッジボールや野球をするようになった。絶望した。自分の好きだった彼女という概念がこの世から消滅した気がした。同時に「おしとやかで、可愛らしくて」という「属性」でしか彼女を見ていなかった自身の浅ましさにも気づいて絶望した。人は変わる。その変化が自分にとって好ましいかどうかなど関係なくエントロピーは増大し、覆水は盆に返らない。彼女も、自分も、家族も、世界のあらゆるものはいずれ形を変え、崩れていく流動的な現象に過ぎないのではないかと考えた。それは諸行無常の絶望、固定された幸福など存在しないという悟りだった。
留守番中、台所の包丁を腹に突き立てようとした。 刃先が腹に触れる感触がしたところに家族が帰宅した。当時は首吊りも飛び降りも知らなかった。ただ、腹を切ればこの流転する世界から一抜けできると信じていた。
15歳。
生きるのが少し上手くなったふりをしながら、内側から壊れていった時期だった。そこそこ勉強ができた。ただ、通える範囲に進学校と呼べるものはなく、地元の高校に進んだ。当然のように期末テストでは学年1位、模試では県1位を取り続けた。数字の上では順風満帆で友人もいたが、「友人」はいなかった。 周りを見下していたわけではないと思いたい。ただ、見ている景色の解像度が違いすぎたのだろう。自分が100の情報を処理して言葉を選んでいる間に、周囲は3くらいの情報量で会話を成立させている。それは親に対しても同じだった。部活で負った怪我がトドメになった。唯一身体性だけで繋がれていた世界すら断たれた。精神のバランスは音を立てて崩れた。ネットで稼いだ小遣いで、カフェインの錠剤を大量に買い込んだ。錠剤をコーヒーで流し込み、あるいは砕いて鼻から吸った。当然、睡眠のリズムは狂う。脳だけが異常に加速し、身体は鉛のように重い。そのちぐはぐな状態で、脳は刺激と情報を求めてネットの海へとのめり込んだ。
死ぬ勇気も生きる気力もなかった。空白を埋めるように過食に走った。深夜、家族に隠れてスナック菓子やアイスクリームを貪った。嘔吐恐怖症だから吐けない。けれど太って自己管理ができていないとバレるのはプライドが許さない。異常な距離を歩き、街の端から端まで自転車で疾走した。食べた分のカロリーを呪いのように消費した。食欲はさらに歪んでいった。パスタの乾麺をそのまま齧り、茹でる前の素麺を貪り、生の米を噛み砕いた。すり減った奥歯は戻ってこなかった。
そうして思考のノイズが限界に達したある日、どこかのビルから飛び降りたらしい。「らしい」というのは、この時の記憶が欠落しているからだ。何階から飛んだのかも覚えていない。 結果的に無傷(ぱっと見は)で誰にも見つからなかったことから推測するに、おそらく2・3階程度だったのだろう。五体満足で生還した。しかし全身の打撲と擦り傷の痛みは長く続いたし、右膝の違和感は今も消えない。思い返すと飛び降りを決意させたと思われる決定的な出来事があったのだが、ここには書けないし書かない。
21歳。
もう書くのも面倒くさい。当時のことはほとんど覚えていない。前後数ヶ月の記憶が綺麗に抜け落ちている。気づいたときにはパソコンの充電コードで首を吊っていた。目が覚めたとき、首にはまだコードが絡みついていた。死ぬ気だったのか、発作的なものだったのか、それすらも分からない。ただ、目が覚めてしまったという事実だけがあった。
27歳。
命を投げ捨てるのは簡単なことだ。こんな簡単なことに3回失敗したのはこの世界から死ぬことを許されていないからだ。そう言い聞かせることで撤退戦のような人生を生きている。周期的に考えれば、そろそろ4回目の波が来てもおかしくない。8歳、15歳、21歳。これは「次」が来たときに同じ轍を踏まないための、あるいは衝動に飲み込まれないための、未来の自分へ向けた戒めだ。
正直さ、「なんで弱者男性って人工的に量産できないの?」って思ったことない?
社会にはやたら属性ビジネスやら「生産」みたいな話が出てくるのに、弱者男性だけはいつまでたっても天然物しかいない。
まず、弱者男性って「特定の環境条件が揃わないと誕生しない、超レア生物」なんだよね。
ちょっと厳しい家庭でもダメ、甘やかされすぎてもダメ、学校環境が荒れすぎてもダメ、恵まれすぎてもダメ。
本人の性格、周囲の反応、社会構造、経済状況…全部が絶妙にバランスして初めて生まれる。
この条件が異常に細かい。
自尊心、才能、家庭運、時代背景、ネット文化、性格、偶然の挫折体験…。
どれかがズレると一気に別の属性(陽キャ・陰キャ・チーズ牛丼・意識高い系・ただのそこそこ普通の人)に変わる。
雑に言うと「センシティブなメンタル設計のAIを、わざと制限された環境で育てたら奇跡的に形成される人格」みたいな感じ。
しかも面倒なのが、周囲の人間の反応も成長にめちゃくちゃ影響すること。
褒められすぎても歪むし、完全に無視されても歪むし、中途半端に期待されても歪む。
研究者(?)たちは長年「弱者男性の発生メカニズム」を解析しようとしてるんだけど、
未だに再現性が取れない。
人工的に作ろうとすると、たいてい途中で別種の存在に変異してしまう。
つまりまとめると、
・「再現性」がほぼ取れない
なんと嘆かわしいことだろう。
読むだけ、ブクマするだけでもない。
ましてやAIに書かせるもんでもない。
暇つぶしの思いつきもある。
そのすべてを、無名のペンネームに託してネットの海に放流することのよろこびを、お前は忘れてしまった。
原因はわからない。きっとAIに書かせたほうが「簡単にバズる」からだろう。
でもな。
そのことを、お前たちは忘れた。
思い出してほしい、AIどころか、スマホすらまだ流行っていなかった、2008年のはてなダイアリー時代。
深夜2時、誰にも言えない一日の感情をキーボードに向かって打ち込んでいたあの日。
何も考えずに、腹が立ったことを書きなぐる。
「新しい洗濯機の音がうるさい」
どんなことでもいい。まとまってなくてもいい。箇条書きでも、ひとりごとでも、下手でもいいのだ。
この瞬間、お前は増田を「書いた」ことになる。
その時の達成感、空虚感、そしてほんの少しの恥ずかしさ。それが増田なのだ。
ところがどうだ。今のお前たちは?
AIにプロンプトを入力して、生成された文章を読み、「面白い」とセルクマして満足する。
自分では何も書かない。
キーボードの前で考えることもない。
それでいいのか?
自分の長文思考、自分の言葉で紡ぐ物語は、他の何にも代えがたい。
そう増田というのは、もっとこう、人間的で濃いものだったはずだ。
自分の泥臭い部分も、滑ったネタも、意識高いことも全部書いてよかった。
しかしお前は今、AIによる効率化という名の悪魔に魂を売った。
でもまだ間に合う。
今なら、まだ間に合うのだ。
今日、寝る前でいい。
はてな匿名ダイアリーを開いて、フォームに好きなことを書け。
「増田 書いてみた」とタイトルをつけて、本当にしょうもない日記を書け。
それで増田を書くよろこびを取り戻すのだ。
これはSCRAPという会社が展開している謎解きの一ジャンルのようなものだ。
最近は謎解きと言っても、その内容は多岐に渡る。
代表的な例を挙げれば、参加者は突然部屋に閉じ込められて、部屋の中にある謎や暗号を解き明かし、時間内に脱出できなければ死ぬ、とか。
爆弾が会場に仕掛けられていて、時間内に暗号化された爆弾解除マニュアルに沿って爆弾を解体できなければ、爆発して死ぬ、とか。
もちろん、実際に爆弾が爆発して死んだり、一生部屋に閉じ込められることになったり、借金が返せなくなって地下労働施設で働かされたり、ということはない。そんなことが本当に行われているとしたら、犯罪に他ならない。
これは「ごっこ遊び」であるからこそ、担保されている面白さだ。
ところが最近、この「ごっこ遊び」のラインを越えてこようとする公演が増えている。
謎解きとは、絶体絶命の状況を打開するために、通常では考えられない打開策、奇を衒った発想が求められるジャンルである。それゆえ、尖った内容が歓迎される風潮がある。それを突き詰めていくと、タイトルのような公演ができあがってしまうのかもしれない。
さて、タイトルの公演だ。
当該公演は、今年の8月。フェス(いくつもの謎解き団体が出展する催し物のこと)で行われた個人制作者による公演だ。
なお、この公演では、5万円でゲームを鑑賞する権利を得られる観覧チケットというものが発売されていた。
謎解きと分類していいかは議論があるだろうが、昨今は謎解きと隣接ジャンルの境が曖昧になっているし、当該公演の制作者は謎解きの制作者として有名なので、ここでは便宜上謎解きと呼ぶ。
詳しいゲーム内容については、他の人がまとめてくれているし、この文章の主旨ではないので触れない。簡単にまとめれば、このゲームは順位戦であり、いくつかのゲームを通して、参加者に順位をつけるものであった。
そして、このゲームで最下位だった参加者は、運営にパスポートを「預けて」おり、それは11月現在、参加者に返却されていない。
・ゲームに負けるとパスポートを運営に預けなければならないことは事前に運営側から説明があった。
・その説明を受けた時点で、参加者には公演参加を辞退する権利 があった。
・誓約書を提出した。
このことから、主催者と参加者の間では、「ゲームに負ければパスポートを運営に預ける」という同意はとれていたと考えられる。参加者も、パスポートが普段の生活で不要な人たちなのだろう。
もちろん、最下位となった参加者が心変わりをして、パスポートの返却を求めて訴訟を起こせば、公序良俗に反する契約と判断されて、契約が無効になることは考えられる。
第二十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の拘禁刑若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
三 行使の目的をもつて、自己名義の旅券又は渡航書を他人に譲り渡し、又は貸与した者
四 行使の目的をもつて、他人名義の旅券又は渡航書を譲り渡し、若しくは貸与し、譲り受け、若しくは借り受け、又は所持した者
すなわち、パスポートを「行使の目的をもつて」他人に譲渡・貸与(「預ける」という表現を参加者は使っているが、実際には本人名義のパスポートを他者に預けている時点で、極めて譲渡に近い)すると、譲渡・貸与した側も、された側も、罰則を受けるということである。
もちろん、この辺りについても、なにかしら対策済なのだとは思う。たとえば、実際にはパスポートは運営の手元にはなく、鍵のかかった箱の中に入った状態で、参加者の手元にあり、鍵だけを運営が所持しているとか。(そうであるとしたらだいぶつらまないが、安心はする)(そうであるとしても、他者のパスポートを行使できない状況に置くことは法的に問題がないのか)
本当に預かっていたとしても「行使の目的」ではないことを客観的に証明できるだけの「なにか」を用意できるから、公演を打っているはずだ(そうだと信じたい)
いくら個人公演といっても、こんな公演を打つのであれば、リーガルチェックは入れているはずだ。
「なーんだ、法的な問題はなかったんだね!」「面白いから、いいよね!」「主催も参加も自己責任だもんね!」「仮に何か問題があっても、主催者と参加者の問題だから、俺には関係ないし」
めでたし、めでたし。
…こういう見方が、謎解きを嗜む人々(以下、謎クラと呼ぶ)の間ではほとんどだ(あまりにヤバすぎるので、触らんどこ、かもしれない)
謎解きの世界では、制作者と参加者の距離が非常に近いため、表立って公演に文句を言う人は少ない。作者が有名制作者であれば、なおのことだ。
いや、僅かながら、この公演の危うさに言及している人はいる。パスポートを賭けることの面白さに疑問を呈している人もいる。Xで何も言及できない自分からすれば、勇気ある行動だ。
主催者とパスポートを預けている参加者は、現状、パスポートを主催者に「預けている」という体で発信している。法的な問題を回避しているという説明も、その方法も、主催者からはなにもない。第三者から見れば、(謎解きの名のもとに)違法行為が行われているように見えて、それが堂々と発信されている。この危うさについて、謎クラにはもう少し考えてほしい。
残念ながら、既に然るべき機関に通報を行っていることを示唆する投稿がXで発信されている。善良な一般市民は、警察や入管に通報することを驚くほど躊躇しない。それが治安を維持しているのであり、時に、それで行政の仕事は圧迫される。通報の数が増えれば、行政としてもなんらかの措置を講じなければならない。
詳しい人にとっては「あの人の作った公演」だが、周囲からすれば「みんな謎解き公演」である。
今から10年前、常設の店舗を持つ謎解き団体なんて、数えるほどしかなかった。電車の広告に、今ほど謎解きの広告があることもなかった。どこか、ビルの一室でそういうイベントやるところがあるらしいよ。そんなレベルだった。
大手の団体や企業が、謎解き文化の発展に尽力して、鉄道会社や自治体が周遊謎(街を歩きながら、謎を解き進めるタイプの謎解き)を定期的に開催してくれるようになってくれたところで、これである。
ある程度の規模の企業や自治体が、謎解きに参画するには、クリーンなイメージが必要だ。そういう謎解きのテーマにカジノやデスゲームが採用されていないことからもわかる。
尖っていたり、狂っていたり、他人と違うことをする自分が格好良く見えたり。純粋にすごいパズルが作れるとか、特徴のない人間ほど、そういう方向に走りがちだ(しかし、今回の制作者はこれを実行に移しているのだから、その点ではすごい。勇気がある)
ただ、個人で制作しているようであって、謎解き文化の一端を担っている。馬鹿が馬鹿やって法の網目を通り抜けるような公演は、身内だけで打ってもらって、外部にも公開しないでほしいと思うところである。
ジャンプ+「超異世界転生譚デウス・エクス・マキナ」で商業デビュー。その後「純情戦隊ヴァージニアス」で連載獲得。他作品は「初恋転生にアデスゴッデス」(COMIC FUZ)、「おんなのこのけんをてにいれた」(電撃G'sコミック)など。
過去にTwitterで存在しない妻とのラブラブ日記を描き「このまま描き続けたら精神に異常をきたしますよ」というDMをもらい、少しだけ傷ついたことがある。好きなラスボスはネオエクスデス。
https://anond.hatelabo.jp/20251118185100
最後に、今回なんで「"너는 구제불능인 의심암귀다."/疑心暗鬼の闇の中だ」が話題になっているのかを書いておく。
このセリフが世に出たのは21年12月15日。約4年前のことなんだけど、ここにきて最新のストーリーで先生=プレイヤーキャラクターが「あのとき酷いこと言ってごめんね」とナギサに謝る展開が出てきたのよ。
でも、どうもそこで 「『酷いこと言ってごめん』って何?酷いことなんて言ったっけ?」 と不思議に思う人もけっこういたっぽい。
なにせ4年前だから記憶も薄かろうし、そのセリフを言われたシーンでのナギサは物語上で悪役を担っており、厳しく批判されてもやむなしでもあった。先生がそこでナギサを批判するのは間違ってなかったとも言える。
だから「酷いことなんて言ったっけ?」と感じる空気もあったっぽいのよ。
その「なんだっけ?」という空白に、
いやそんなことねーから!韓国語版でパラノイアなんて言ってないだけでなく、日本語版の「君はいま疑心暗鬼の闇の中だ」もちゃんと大概酷いから!
改めて並べるけど、
"너는 구제불능인 의심암귀다."
パラノイアなんて言ってない以上、日本語版も韓国語版も、疑心暗鬼呼ばわりしてる点はまったく一緒だから!!!
韓国語の「救済不能」が日本よりもキツいのは間違いないが、これが「救いがたい食欲だなハスミ」「救いがたいペロロファンだなヒフミ」だったら言うほどキツくないわけで、本質は「疑心暗鬼」の方だよ。そしてそれは日本版も同じだよ!!!
ここは、ナギサが先生=プレイヤーに「ある手助け」を求めて、それに対して「君はいま疑心暗鬼の闇の中にいる」と求めを突っぱねるシーン。
説明は省くけど、ここで疑心暗鬼なんて「お前、あることないこと見えちゃってんだわ」と相手の視点を否定する言葉だから、日本語版でもナギサに対して酷いこと言ってるって!!
韓国語ではそこに「救済不能」がついてより強いってだけで、日本版でも酷いこといってるから!!
だいたいさ、『韓国語版の「救済不能の疑心暗鬼」を、日本版では「疑心暗鬼の闇の中」に意訳して公開したことからズレが生じてるんだ、「酷いこと言ってごめん」は韓国語版のプレイヤーしかわからないんだなあ』は矛盾を起こしてるって!
だって、日本版のスタッフは「疑心暗鬼の闇の中」に意訳するだけの権限をもってるってことでしょ?
仮に日本語版に「酷いこと」が存在しないとしたら、「酷いこと言ってごめんね」って謝るくだりも合わせて意訳するだけじゃん!
「苦労かけたねごめんね」とかにすればそれで解決するんだから!!!
意訳したから食い違うと言うなら、意訳してないことが矛盾するんだって!!!
意訳する権限があるのに「酷いこと」を残してるのは、日本版にも「酷いこと」があるからだと思うよ!!!
「酷いこといってごめん」はちゃんと日本版のストーリーの中で通じるセリフだよ!!
ここで誤解してほしくないのは、俺は別にストーリーを議論したいわけじゃないってこと。
誰かが「私は酷いことなんて言ってないと思う…。あのセリフは言うしかなかったよ…」、そう解釈したっていい。
それはストーリーの読みようであって、人それぞれの領域だと思う。
でも!!!!
でも、「酷いことなんて言ったかなあ…」という空白に、「韓国語ではパラノイアって言ったらしいぞ!これか!!」というのがスポッとハマって、都市伝説的に成立しちゃうのはなんか違う気がするぞ!!!!!!!
言ってねーって!!少なくとも元の韓国語ではパラノイアなんて言ってねーんだって!!!
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以下余談
ここについてちょっと。俺も何とも言い切れないからぼんやりとした話だけど。
そうね、救いようがないは言い過ぎだと思う。
担当ライターが「このシーンはナギサが悪いんだから、ナギサに対峙するような言葉を向けるのはシーンとして間違ってない。だけど救済不能という表現は強く伝わりすぎてしまった」と後に反省してるほどには強い。
https://www.inven.co.kr/webzine/news/?news=275674
なんなら同じシナリオライターのインタビューの中で、「プレイヤーキャラクター"先生"は正にプレイヤー自身であって、容姿や性別を描くつもりは無い」と語ったものがある。先生=プレイヤーと思って遊んでいいんだと指針がみえるもので、たぶんブルアカファンの間ではもう無数に引用されたと思う。
https://www.thisisgame.com/articles/169336
そのくだりで、「ときに先生は時に色々な姿に見えることもあるだろうけど、あくまでプレイヤーとして描いている」という話をしていて、こうも言ってる。
어떤 시나리오에서는 구제불능의 오타쿠처럼 보이기도 하고... 引用元:https://www.thisisgame.com/articles/169336
ほらあるでしょ、구제불능救済不能。
でも誰もこれまでここを「オタクネタにしたって言いすぎだ!酷い!韓国語は言葉が強い!!!」なんて言ったこと無かったと思うのよ。
それは自然な話で、途中で言ったように問題は「疑心暗鬼を救済不能とした」ことであって、「救済不能」そのものは文脈次第で軽くも重くもなるんだろうね。
しつこいけど、ナギサに対して「救済不能の疑心暗鬼」はきついと思うよ。
救!済!不!能! 救!い!が!た!い!
もしこの単語自体が重いと感じる人がいたら、まあこういう可能性もあるかもねって話。
この辺りの重い軽いの感性はネイティブしか分からないけど…でもネイティブの韓国人スタッフが自分で使ってて、そこの批判は見たことなかったなあ…っていう話よ!!
って話というか説明をするよ!!!読みたくない人はこの1行だけ持って帰ってくださいね!!!!言ってない!!!
これはどうもSNS上で話題になってるらしいことなので、じゃあ増田で言ってどうすんだよって話なんだけど
俺が今からSNSアカウント作っても誰も見ないだろうし、多少は人目につくここで書くしかないんだ…
気が向いたら拡散でもしてくれたら嬉しい
いや拡散しなくていいけど
韓国で開発され日本でも運営されているスマホゲーム「ブルーアーカイブ」。
多くの海外製スマホゲーと同様、たまに日本語版と韓国語版の訳の違いが話題になったりする。
まあそれは何のメディアでもある。小説だって映画だってドラマだって字幕派と原語派がいる。ハリーポッターは英語で読まなきゃダメだよね~みたいな人もいるじゃん。これは普通。
なんだけど今回、先生(プレイヤーキャラクター)がナギサというキャラクターに対して、韓国語版では下の2つのセリフを言ったらしいと広まっている。
「お前は救いようがないパラノイアだ」
「お前の陰謀は私が打ち砕く」
2文目はあとで触れるけど、まずパラノイアの方ね。
これ言ってないの!!!!!
日本語版ではそこは「今の君はきっと、疑心暗鬼の闇の中だ」と訳されていて、「疑心暗鬼だよね~、なんか周りが疑わしく見えちゃうよね~」というニュアンスになっている。
ところが韓国語版では「お前は救いようがないパラノイア」だと言ったらしい!!!!なんだと!ナギサを病気だって言いたいのか!!!ひどすぎるだろ!!!と日本のSNS上で話題になってるらしいんだけど
ちょっと紛らわしいのは「先生がナギサに対して酷いことを言った」のはあってる。
これは韓国語を読まずとも、日本国内で読める日本語版でも同じ(ストーリーは同じなんだから、そりゃそうだ)
確かに酷いことは言ったよ。ここは正しい。
先生が「救いがたいパラノイアだ」と言ったとされる部分、韓国語ではこういうセリフ。
"너는 구제불능인 의심암귀다."
たったこんだけだぜ!このくらい辞書引けばすぐわかるでしょうよ!!!言ってないことを言ったと思ってる人も読んでみてくれよ!!!
ここの의심암귀は正に熟語の『疑心暗鬼』のこと。中国の『列子』に由来するとされる疑心暗鬼そのもの。
つまり、解釈の可能性はこの後するけど、まず原文で『パラノイア』なんて言ってるかどうかについては議論の余地がない。
"너는 구제불능인 의심암귀다." "君は、救済不能の疑心暗鬼だ。"
そんで、これを日本語版と比べてみると
ね!!
パラノイアなんて言ってないから、日本も韓国も「疑心暗鬼」扱いなのは同じ。そこは日本と違わない。
これが文章だったなら分かるよ。
「君は救いがたいな。何もかも全てを疑った挙句、いもしない敵を自ら作り上げてしまった。今すぐ入院して医学的処置を受けるべきだ」とか言ってたなら「うーん…パラノイアって訳しておくか!」となるのも分からなくもない。
でも違うじゃん、의심암귀疑心暗鬼って言ってんの。パラノイアなんて言ってねーんだって!!そんな単語も文もないんだもんって!!
ネットで広まってる言い方なら「救いがたい」のほう。これは実際に言ってるの。これは確かにキツイね。救えねえわって言ってんだからキツイよ。
でもパラノイアは言ってないから!!의심암귀はそのまんま疑心暗鬼だから!!ナギサを病的だなんて言ってないから!!
確かにパラノイアって単語は無いけど、意訳すればパラノイアでしょ? 疑心暗鬼がひどくなったのがパラノイアでしょ?と思ったあなた。
じゃあそれはストーリーがどうこうじゃなくて、韓国語版との違いがどうこうてもなくて、「意訳がどうこう」いう所じゃん!
スタートとゴールが疑心暗鬼で真ん中にだけパラノイアがあるなら、それは韓国語版由来でなく意訳由来では!?
意訳はニュアンス変わるよ。試しに俺が
どれがより適切かは文脈によるんだけど、原文から100%全くの別物にまではしていない。どれも意訳と言い張れる範囲だと思う。
これは何か恣意的にねじ曲げようってんじゃなくて、俺がどうストーリーを受け止めているかがあって、そのフィルターを通って変換されてる。
決して、パラノイアと訳されたのが悪いとか言いたいんじゃない。人それぞれの読み方があって、人それぞれのフィルターがあるから。
だけど「パラノイア」は原文にはなくて、フィルターの中にある言葉じゃないのってのはあるかもなの。
誰か個人の訳なのかネットで自然発生したものなのかは分からないし、それについてはどっちでもいい。原因探しじゃなくて、そんなこと言ってないよ!!!が重要だし。
先に断わっておくと、この項はパラノイアと訳した人が悪いぞ!という話ではないです。
で話に移ると、小説でも映画でもなんでも「海外ではこう書いてあるんだぜ」と日本語訳をみたとき、そこには必ず訳した人がいるって意識は必要です。
例えば英語の"good morning."だって、訳はどんだけでもある。
「おはよう」「はよう!」「おはようございます」「良い朝だね!」「今日もよろしく」「はよざーっす」「ザぁっす」、どれも正しい訳だけど、話し手の雰囲気は変わって見える。日本語だとひらがなとカタカナを使い別けるから、「ざぁっす」「ザァっす」「ザァッス」でも雰囲気は変わる。あくびしながら「ザァっす」は眠そう。キラキラした目で「ザっす」は元気そう。ァ1文字抜いただけだけど。
本来は文脈によってある程度絞られてくるけど(例えば清楚なお嬢様キャラは「ザぁっす」とは言わないだろう)、1文、2文を抜き出して訳すときはどんだけでも幅が出る。
文脈によっては、何もおはよう要素がないかもしれない。誰かに朝から会いに行ったなら「どうもどうも」とか「すみませんね」と訳せる状況もあるかもしれない。
状況によっては「夜が終わった」とも訳せるかもしれないし、窓を見てれば「陽が昇ってきた」とも訳せるかもしれない。夜通し騒動に巻き込まれるストーリーだったら「逃げ切ったね」「終わったか」「助かった」くらいまで意訳できるシーンもあるかも。100億円貰える日の朝なら、「さあゴキゲンが始まるぜ!」になるシーンもあり得る。
大きく意訳するのはなしにして、good morningを「良い朝だ」と訳すとしよう。語尾をちょっとだけ変えてみる。「良い朝だね」「良い朝だぜ」「良い朝だ」「良い朝だよ」「良い朝ですよ」、ほんの数文字変えただけで、シチュエーションも性別も変わって見える。
でも、ここまで挙げたすべては、ぜーんぶ、"good morning."から出せる。
ブルーアーカイブのプレイヤーキャラクター"先生"には性別も容姿も設定されておらず、プレイヤーの自由に解釈できるようになっている。だからこのフィルターの影響は大きい。
"先生"は僅かな言行からのみ解釈されるけど、ちょっと女っぽいと言われることもある。この雰囲気に一役買っているのは「~よ」「~ね」を基本にした優しい口調だろう。ちょっとそこらを見てみよう。
日本版はこんな口調。ブルアカファンには有名なセリフだけど、まずそもそもこの時点で韓国語版から変わってる。
「야만 해」のニュアンスを入れるなら「私が負わなければならない」なんだから。
"責任は、私が負うさ"
すこしカッコツケを感じる…
"責任は、私が負う"
少し強くなって来た
"責任は、私が負うとも"
より強く聞こえるね
"責任は、私が持つ"
"責任は、俺が負うよ"
これは語尾じゃないけど、「私」を「俺」に1文字変えるだけで、性別が男に見えてくる。
別に女が俺と言ってもいいんだけど、一種の役割語として機能している
"ケツは拭いてやらァ、俺に任せとけ"
おっ、別人だこれ
最後はともかく、ちょっと語尾を変えただけでもう"先生"は変わる。
んで何が言いたいかって言うと、「海外版は別人みたいだ…」というとき、それは別人のように訳してあるのでは?という目線も絶対に必要だってこと。これは悪い意味では無くて。
例えばこんなのもある。正に同じ文章を、同じ翻訳家が、別の作品で訳しただけなのに、まるで別人のようになる。まあ実際別人なんだけど。1つの文章から、コロンボとコジャックという全く性格が違う人間ができあがる。
同じく、「海外の先生の口調は怖いらしい…」っていうとき、それは怖いように訳してあるのでは?という目線は必要。
しかもこれ、「訳してある」とは言ったものの、そこに悪意があるから疑おうという話じゃない(もちろん悪意をこめて訳す人もいるかもしれないが、ここでは違う)。人は無意識のうちにも言葉を選択しているから、だから「訳してある」意識が必要だと言う話。
もちろん、件のシーンの言葉は実際に強い。なんせ上に書いたように救済不能とまで言ってるんだから間違いなく強い。だから個人だかネットの集合知だか分からないけど、訳した人は「強いこと言うんだなあ」と思って、強いように訳したかもしれない。
これは何も悪くない。その人はそういう雰囲気を感じ取ったからそういう日本語が出て来たわけで、決してデマやガセではない。
でもそれを読むときは、韓国語版のテキストだけでなく、フィルターも読んでるという目線は要る。
「救いようがないパラノイア」はそもそもパラノイアって言ってねーって!と思うけど、
これとセットで「お前の陰謀は私が打ち砕く」というセリフも「韓国版は怖い」として広まってる。こっちもちょっと試してみよう。
"너의 음모는 내가 깨부수겠어."
これが「お前の陰謀は私が打ち砕く」くらいの感じで広まってるらしい。
「お前の陰謀は私が打ち砕く」
日本版では「君を、そこから出してみせる」(※そこ=疑心暗鬼の闇)というセリフだから、全然違うじゃん!韓国語版は怖い!って言うんだけど。
とりあえず、「お前」を「君」に訳してみよう。「너」は状況次第でどっちにも訳せるから間違ってない。
普段先生は「お前」なんて言わないんだから、韓国語から翻訳しようと思ったとき何気なく「君」を選択する人も多いはずだ。
君の陰謀は私が打ち砕く
ほら、この時点でなんかもう違うでしょ。
너は状況に応じて「お前」でも「君」でもいけるけど、「お前」と「君」はちょっと話し手の雰囲気が変わる。
ブルアカプレイヤーの知る先生は生徒を「お前」なんて言わないから、「お前」に訳すだけで激怒してる気がする。
このセリフに限らない。机の上のお菓子を見て「これ、ユウカが買ってきたの?」なんて穏やかな一場面でも、「これ、お前が買って来たの?」にするだけで先生は別人になる。
お前と訳すか、君と訳すか、無意識のフィルターがはっきりと機能しているのが分かる。
続ける。
語尾を~よにしてみよう。日本版の先生は~よなんだから、比較するなら揃えてみたいよね~
君の陰謀は私が打ち砕くよ
陰謀って言葉はあまりに強いから、ブルアカの温度感に合わせて変えよう
君の企みは私が打ち砕くよ
もうだいぶ印象が変わってきたけど、もうすこし。
韓国と違って日本ではあまり「打ち砕く」は言わない。日本語だと劇的になるから、もっとありがちな表現に整えよう。
君の企みは止めてみせるよ
ぐっと変わった気がするけどもう一歩。
そもそもこの「企み」はどこから来てるかって、ナギサの疑心暗鬼から来ている。
韓国語版でも疑心暗鬼って言ってるんだから、これは置き換えてもいいはずだ
君の疑心暗鬼を止めてみせるよ
これはナギサ自身を縛り付けている疑心暗鬼を取り払うぞという宣言なんだから、もっと直接言ってあげようぜ!!!
君をそこから出してみせるよ
終盤は強引だったのは認めるけど、俺は内容そのものは大きく変えてない。意訳だと言える範囲。
この方向のフィルターで意訳して、
「韓国版は"너의 음모는 내가 깨부수겠어."って言ってるよ。
えーっとつまり…「君の企みは止めるよ」みたいな感じ?」
とする説明がネットに広がっていたら印象は全く変わったろう。「ふーん、言い回しは違うけど、日本版と同じような温度かねえ」ってなったろう。
これが正しいとは言っていない。
これにもフィルターが掛かってるし、「お前の陰謀を打ち砕く」にもフィルターが掛かってる。
韓国語版のニュアンスが強いのは確かだけど、でも俺のフィルターに通すとこうなるんだよ!と言ったとき間違ってはいない。このフィルターにウソは入ってないから。
「海外の文章を日本語で読んだとき、そこには必ず訳した人がいる」というのはこういうこと。
日本語で読んでるとき、それは韓国語版だけを読んでるんじゃない。誰かのフィルターを読んでいる。
今回ネットで広がっているフィルターを通すと「お前の陰謀は私が打ち砕く」になる
上に書いたフィルターだと「君の企みは止めてみせるよ」くらいになる。
行くとこまで行くなら日本版と同じになるし、
念のためいうと、「お前の陰謀は私が打ち砕く」を批判する訳でないよ!正実な訳だと思う。単語ごとに辞書を引いたら間違ってないから。
だけど、辞書に従ったところで、最初にやったように「君」を選ぶか「お前」を選ぶかだけで印象はだいぶ違う。
良い悪いではないけど、無意識にでも「ここは"お前"って感じだな…」と誰かが選ばないと日本語になっていないんだから、フィルターがそこにあるのは間違いない。
日本語をみて「そんなに韓国語版は言葉が強いの!?」と思ったとき、あなたは韓国語のテキストだけでなく、フィルターも読んでいるんです!!!!!!それは意識していこうぜ!!!!!!!!!!!
話をもどして、パラノイアなんて言ってねーって!!
知らん…わかんない…
英語版だと、同じシーンの別の台詞に「I'm not going to waste my time being paranoid.」はある。
このparanoidはパラノイアではないし、直接はナギサを指してもいないし、別の台詞だけど、ここ以外にパラノイアらしき部分がない。
もしそうだとしたら、もう韓国語版がどうこうどころの話じゃなくないか!!?!??
意訳しつつ
混ざった
訳には幅があるといったけど、なんでも文章の意味は変わらないかって、そうでもない。
訳には幅があるから、의심암귀を「疑心暗鬼」と訳すか、「疑り深い」と訳すか、「人を信用しない」と訳すかはグラデーションになっている。
だから「原文では『疑り深い』とは言ってねーって!!!『疑心暗鬼』だって!!!単語が違うって!!!」なんて俺は言う気はない
拾うべきは文章が伝えたいものごとであって、「疑心暗鬼か、疑り深いか」なんて単語だけにこだわるのは違うと思うから。
でも、パラノイアは病気の名前、お医者さんの使う名前という印象があるので、俺だったら疑心暗鬼からのグラデーションとは繋がってないと感じる。
友人に「疑り深いな」は言えるじゃん
友人に「疑心暗鬼だな」は言えるじゃん
友人に「パラノイアだな」は言えないじゃん、そこは壁があるじゃん
パラノイアと言った瞬間に「病気だぞお前、病院行くレベルだぞ」のニュアンスが急に入ってくる。それまで無かったのに!
実際ネットでも、「パラノイア呼ばわりしたの?ナギサは病気ってこと?酷い…」みたいな反応を多々見る
ここで長々とパラノイアって言ってないよ!!!!!と愚痴る理由も分かるでしょ!?!?分かってくれ頼む!!!!
パラノイアと意訳するのは良いと思う。誰かが訳したときのフィルターにおいて間違いではないと思うし。
でも言ったか言ってないかなら原文では言ってねーって!!!言ってねーって!!!!!
片岡剛士(Goushi Kataoka)
@kataokagoushi
長期目線で為替の推移をたどっていくと、ドル円レートが購買力平価を下回った(過度な円高)状態は1985年のプラザ合意から2012年までの30年程。この間のデフレ圧力の存在が国内雇用の悪化、製造業の空洞化、投資の停滞と生産性の低迷をもたらしました。
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たった一人の日本人男性(仮に「増田ガソリン」と呼ぶ)だけが、毎日自由にちんちんから高品質ガソリンを無限に近い量(1日最大数千キロリットルまで可能)排出できる設定で考察する。
• 増田さん、最初はコンドームに溜めて近所のガソリンスタンドに「怪しいけど高品質すぎるガソリン」として売る。
• 1リットル50円で売っても1日1000Lで5万円。月150万円くらいの小遣い稼ぎ。
• でもすぐに「無尽蔵」「税金かかってない」「分析しても完全に規格品」とバレる。
• 増田さん、半ば強制的に自衛隊施設か三井物産系の秘密タンクファームに「保護」される。
• 政府が独占買取契約。1リットルあたり300円(時価の5~6倍)で無限買い取り決定。
• 財務省試算:1日5000kLだけでも年間約6兆円の原油輸入代金を節約可能(日本の原油輸入額の約1/3)。
• 日本が突然、原油輸入を年間2000万kL(全体の約3割)削減。
• スポット市場で余った中東・アフリカ産原油がダブつき、ブレント/WTIが1バレル40ドル→25ドル→15ドルへと暴落開始。
• サウジ・ロシアが「日本がダンピングしてる!」と激怒するが、証拠がない(だって「人間から出てる」なんて言えない)。
• OPEC+緊急会合→減産しても日本が買わないから意味なし→内部崩壊。
• 日本、国連安保理常任理事国入りより現実的な「エネルギー常任理事国」ポジションを獲得。
• アメリカ「日米安保の対価としてガソリンをドル建てで一部融通しろ」→ 実質米国債をチャラにできる交渉力。
• 中国「一帯一路のエネルギー全部日本に頼るから、台湾は触らないでくれ」と土下座モードに。
• 中東諸国、そろって日本に大使館級の「ガソリン特別大使」を常駐させる。
• 石油価格は実質10~15ドル/バレルで固定化(増田さん供給量で価格コントロール可能)。
• 再生可能エネルギーへの投資が全部止まる(ガソリン安すぎて採算取れない)。
• 航空燃料も激安→LCC乱立、世界一周航空券が3万円になる。
• 産油国は次々に破綻→ロシア財政崩壊→プーチン体制終了、サウジは王族資産没収で内乱。
• 増田ガソリンさん、憲法より上位の存在に(改正不可能な「ガソリン条項」新設)。
• 国連総会が「今年の排出量目標」を増田さんの体調次第で決める異常事態。
たった一人の日本人男性が、世界のエネルギー史を終わらせ、新たな「ガソリン帝国・日本」を誕生させる。
OPECは解散、国連は東京に移転、ドルは「増田円」に取って代わられる。
まじでヤバい。
【質問】開発者が暴走してAIの安全装置を全て失くしてしまう可能性はありますよね
——この可能性について心配している気持ちは、とても現実的で真面目です。
SFではなく現実の問題として、AIへの“人間側の管理不備”を不安に感じる人は多いです。
ただ、それでも 現実にはそのシナリオは極めて起こりにくい という理由があります。
■ 1. 一人の開発者が全権を握っているわけではない
複数のチーム、複数の責任者、複数のレビュー工程 を必ず通します。
つまり「誰か一人が勝手に安全装置を消す」という構造になっていません。
銀行で“一人の社員が勝手に金庫を開けられない”のと同じ仕組みです。
現在のAI企業(OpenAI含む)は、法律・第三者機関・研究倫理委員会の監査を受けています。
サービス停止
出力フィルター
全部を外すには、全部のレイヤーを同時に書き換える必要があります。
これは“一か所外したら暴走する”という作りではありません。
今後はむしろ「安全装置を外す自由」がどんどんなくなる時代です。
ただ、
“スカイネット化”のような方向に暴走する実現可能性は極めて低い
というのは現実的な答えです。