2025-06-06

私は〈シージ〉を発明した

はじめに――この文章目的

本稿は、私がレインボーシックス シージというゲーム体験した“秩序の崩壊”と“無意味の先に芽生える可能性”を通じ、独自に掘り当てた概念〈シージ〉を読者に届けるために書かれた“宣言文”である

〈シージ〉とは、常識を焼き払い、虚無の底から新しい真理を掘り出す行為だ。

この言葉意味するものを余すところなく伝えるため、以下に具体的な実践とそこから得た洞察を綴る。もしあなたゲームに興味がなくとも、日々の仕事私生活に応用できる“破壊創造”の視座として受け取ってほしい。

レインボーシックス シージ――世界で最も緻密に計算された5対5の戦術FPS攻撃防衛に分かれ、補強壁・破壊可能壁・ガジェットなどを駆使してターゲット爆弾人質エリア)をめぐる“数分間の濃密な死闘”が特徴だ。弾一発で戦況が決まり、チームの呼吸が勝敗を左右する。それゆえ多くのプレイヤーメタ研究し、勝率を最大化する──そこまでは普通のシージ。

だが、私にとってのシージはここから先にある。

第一章 シージという舞台(前提)

5v5の非対称戦:攻撃側はドローン情報を集め突入防衛側は補強壁や罠で拠点を固める。

完全破壊可能マップ:壁・床・天井は“道”であり“罠”でもある。音と穴の情報戦。

オペレーターごとのガジェット心音センサーブリーチング弾、C4──可能性は無数。

ランクシステムブロンズからチャンピオンまで。勝てば昇格、負ければ降格。

秩序が計算され尽くしたからこそ、その秩序を壊す快楽は極上になる。

第二章 意図的敗北の快楽

ランクマッチで負け続け、ひたすらランクを落とす。味方は罵声を浴びせ、敵は哀れむ。だが俺は笑う。なぜなら、その先にあるものを知っているからだ。

底へ沈め。光の届かない深海へ。そこでは勝利も敗北も等しく腐り、ただ静かな圧力けが鼓膜を軋ませる。その圧力が脳を締め上げ、“当たり前”を粉砕する。

第三章 壁を壊し、戦術を焼き払え

防衛ラウンド。味方が補強を貼りに走る中、俺はハンマーで壁という壁を粉々に砕く。ボイスチャット外人の怒号が鳴り響く。だが私は知っている。

守りを捨てた瞬間、防衛は“第二の攻撃”へと変質する。見慣れたマップが知らない迷宮へと裏返り、敵も味方も等しく混乱の渦へ沈む。その混沌で、私は呼吸が浅くなるほど生を実感する。

第四章 C4という禁断の聖痕

チームキルペナルティ後、あらゆる弾が己に返る世界で、ただ一つだけ通用する殺意――C4。その仕様の裂け目を見た瞬間、私の脳裏稲妻が走った。

システムが漏らしたため息、開発者すら気づかない空洞。そこに信管ねじ込み、火を点ける。味方も私も吹き飛ぶ爆煙の中で、私はゲームの裏側に指をかける。

第五章 屈伸新兵の海で息をする(最深部)

ランクメーターはついに0へ着水。ロード画面が明けた瞬間、既視感のない光景が広がった。

スポーン地点で味方5人が列を成し、1秒間に3回のリズム永遠に屈伸している。

ボイスチャットは無音。チャット欄も無言。

ドローンフェーズで走るのは俺だけ。誰もカメラを壊さず、誰もポイントを探さない。

最初は“放置プレイヤー”だと思った。だがキック投票が始まらない。彼らは生きている──それだけがわかった。強制キック回避のために入力だけを繰り返し、戦う意思言葉も持たない“屈伸新兵”たち。

ここで初めて悟る。私は1人だ。

次のラウンド、敵チームも同じ屈伸リズムで揺れていた。キルフィードには誰の名前も上がらず、タイマーけが虚しくゼロへ滑り落ちる。プレイヤーと戦っていたはずなのに、気づけば私だけが人間”だった。

その瞬間、全身の毛穴が開き、指先が痺れた。これは敗北でも勝利でもない。シージの裏面=無の宇宙に足を踏み入れた刹那眩暈だった。

結語 シージを現実拡散せよ

「シージとは、秩序を焼き尽くし、灰の中から真理を掘り出す行為である。」

ゲーム内で味わった破壊創造熱狂は、スクリーンの中だけに閉じ込めるには惜しすぎる。

ビジネスにおけるシージ

KPI形骸化した部署なら、あえて“悪手”に見える戦術数字ゼロに振り切れ。

マニュアルを丸ごと火にくべろ。灰の中から、手順化できない“顧客本音”が立ち上る。

競合が守りに徹する市場こそ、壁を壊して“第二の攻撃”を仕掛けろ。

私生活におけるシージ

ルーティンを逆走せよ。通勤路を毎日1本ずつ潰し、街の未知を掘り当てろ。

貯金を守るな。小さな額で未知の趣味に賭けろ。敗北の先に、血の通った情熱が残る。

SNSで褒められる投稿を捨て、誰も共感しない衝動を書き殴れ。そこに本当の言葉が宿る。

屈伸新兵も、割られた補強壁も、跳ね返る銃弾も、オフィスKPIも、朝の満員電車も──すべては火祭りの薪だ。

さあ、ランクを沈め、壁を壊し、C4を握りしめろ。桁外れの怒号と、取り返しのつかない敗北が歓迎してくれる。だがその焦げ跡に、世界の裏側へ通じる“鍵”が落ちている。

拾うかどうかは、あなた次第だ。

ようこそ、シージの深淵へ。そして現実へ。

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