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2025-11-10

AIイラストAI小説には「重み」がない

AIイラストAI小説が嫌ってことはないし、それはそれで楽しむけども創作としての「重み」は感じられないよね。

言葉を濁さずにはっきり言うなら、雑に扱われて理不尽な目にあっても同情できないし、応援する気にもならない。

頭の中では新時代クリエイターだと解釈してても、人生の中で得た価値観ってそうすぐには変わらないもんだね。AI生成物に金出すなら、「そういえばあれ気になってたんだよなぁ」って創作物に金出したい。

応援するなら手書きAIどっち?って聞かれたら絶対手書きの方を応援したくなる。

例えるなら、毎日復習を欠かさないA君と、受験が迫って3ヶ月前から勉強を始めたB君がいたら、本当は天秤にかけちゃいけないんだろうけど、あえてどっちか選ぶとしたらA君を応援したくなるじゃんか。

これはイラストレーターたちのネガキャンが功を奏してるとも言えるし、マジでアホな悪質生成AIユーザー自業自得とも言える。

見知らぬイラストレーターや作家訃報聞くだけで悲しいけど、それがAI絵師AI小説家だったら悲しくならないと思う。

いや、本当に命は平等だし可哀想って気持ちはあるんだけど価値観はそう簡単に変わらんのよ。

2025-11-09

俳句川柳コンテストが、AI人間かの判別がつかなくなって消えたらしい。

正直、時間問題だったと思う。

おそらく小説漫画もこれに続く。

もう「AIを使わない創作」が前提ではなく、「AIをどう使いこなすか」が前提の時代になる。

それってつまり創作が終わるんじゃなくて、表現の爆発が起きるってことだ。

いままで何千人しか作れなかった作品を、何億人が作れるようになる。

その代わり、“人間らしさ”っていう曖昧神話が崩れる。

現役作家の中には、ラッダイト運動みたいにAI反対って叫ぶ人も出るだろうけど、

本当に生き残るのはAI拒否した人じゃなくて、AI自分の手足にできた人だと思う。

で、これって別にクリエイターだけの話じゃない。

ブコメだってAI無限に生成できるようになるし、

増田もそう。

そのとき、誰が書いたかじゃなくて何が刺さったかけが残る。

創作の終わりじゃなくて、創作の大洪水の始まりだよ。

図書館?便利だけど、まず本は買え。

図書館?便利だけど、まず本は買え。

僕の結論はこう。

ただし、子ども向けの児童図書館は別。

子どもは本を買えないから、公共性として必要

リクエスト制度も考え方次第。

自分が読みたいからではなく、他の人にも読んでもらいたいかリクエストする。

そこで司書国家資格保持者)が文化的価値を守るフィルターになる。

もちろん、一部の常連や声の大きい人に偏るリスクもある。

から仕組み作りが必要

さら書店との連携重要

新刊情報地域作家情報も得られるし、購入ルートも確保できる。

司書負担は減るし、やり甲斐は増す。

単なる作業ではなく、地域文化ラインナップを作る仕事になる。

まとめるとこう。

こうすれば、図書館公共性も守れるし、利用者価値ある本に触れられると思う。

2025-11-07

画像生成AIの話で「文章AI」を持ち出すやつ、本当にやめてくれ

画像生成AIの話をしているときに、翻訳AIやChatGPTを持ち出してくるやつ、あれってなんなんですか?

まともな企業では生成AI禁止で使われてないって言うと、なぜか「いや、ChatGPTは使ってるだろ」とか「翻訳AIは許容されてるのに何が問題なんだ」って持ち出して否定してくるやつ、本当に意味がわからない。

お前が持ち出してるのはMicrosoft CopilotとかChatGPTみたいなLLM(大規模言語モデル)の話で、こっちはそんな話してねーよって毎回思う。

問題だと言ってるのは画像生成AIだけなんだよ。

🚨 土台が違いすぎるのに全部「生成AI」でひとまとめにするな

文脈で分かれよってレベルの話なのに、全部ひとまとめにしてくるやつが多すぎる。

文章AI:使っても問題ないケースが多い。文章なんて誰でも書けるから保護する価値なんてほとんどないと言ってもいい。しかも、そもそも学習公的データとかライセンスされたコーパスを使ってるんだよ。土台が全然違う。

イラストAI:絵柄泥棒とか、ほぼ切り貼りコラージュみたいな生成が横行してて、そこに作家個性とか、何年もの努力とか、人生かけて培ってきたものをぶっこ抜かれてるのが問題なんだよ。自分の子供を切り刻まれ適当に貼り合わせられてるような感覚になるっていう、絵描き気持ちちょっと想像してみろって話。

🤬 論点ずらしとしか思えない

画像生成AI倫理的議論をしているときにLLMの話を突っ込んでくるやつは、

話を理解する知能がない
わかった上でわざと論点ずらしをしている

このどちらか。

生成AIAIは別物。

一緒にくたにして、問題矮小化できるレベルじゃないんだよ。

第7回BLソムリエ検定実技試験モニターをやったよ。

そもそもBLソムリエBLソムリエ検定とは? モニターとはどんなことをするのか? についてはこちら→https://www.chil-chil.net/blSommelierCert/y/2024/



あと、合格者の方が書かれた実技試験体験談を見つけたので参考までに↓


ちるちる主催 BLソムリエ検定に合格しました。その顛末など…|makiterao https://share.google/YjybP52hU05JBqpzm

※【注】今回からシステム変更があった。そのため、前回までは受験者は顕名というか、BL情報サイトちるちるのプロフィールページリンクしたハンドルネームモニター役や他の受験者に見える形式だったんだけど、今回は完全匿名だった。


〜〜〜〜〜


モニターをやるのは今年で3回目。1回目はあまり覚えていないのだがスト重系(ストーリー重視系)の作品を、2回目は某有名漫画登場人物に似たキャラの出てくる作品をオーダーしたよ。3回目である今回はというと……、



「お姉さんみのあるお兄さん」がメインで登場する作品おすすめして欲しい!



というオーダーを出したよ。


ここで言う「お姉さんみのあるお兄さん」とは一体どんなキャラなのかというと、喩えて言うならば女優桃井かおりさんや元女優桜井幸子さんみたいな、優しそうでアンニュイな感じでどこかエッチな感じがして童貞を即落ちさせる雰囲気をまとうお姉さん(最近コンテンツで言うならば『チェンソーマン』のマキマさんが近い気がするけどなんか微妙に違う気がする)みたいな感じのお兄さんだよ。でも単に女々しいのとは違って、ちゃんと男で一本筋の通った性格をしているキャラがいいな。


ちなみに「お姉さんみのあるお兄さん」という言葉自体はだいぶ前から見かけたけど、こんな風に定義してるのは私だけかもしれないよ。

なんか漠然としてるから例として分かりやすい様に私の思うさいこうの「お姉さんみのあるお兄さん」の出て来る作品を二つ挙げたよ。


秋山くん』(のばらあいこ

『Badass』(ハジ)

でもってついでに、これまでDom/subユニバース作品を読んだことがないので読みたいのだが、Domで受けの「お姉さんみのあるお兄さん」が出て来る作品がいいということもお願いしたよ。

私の基本情報は以下の通りだよ。

・依頼レベル

シリーズ買い、作家買いの状況なので、ジャンルの幅を広げたい


・好きなBL作品

秋山くん

ジョークスタートルームメイト

スリピングデッド

スモークブルーの雨のち晴れ

Badass


・好きなBL作家

青井先生

絵津鼓先生

のばらあいこ先生

ハジ先生


地雷

エロエロ

暴力過剰な作品

なろう系

・攻め受けどちらのキャラがより重要と思うか

どちらでもない


商業BL読書

5〜9年



というオーダーをしたら四人の受験から合計7冊のBL漫画おすすめされたよ。でも評価S〜Cの4段階のうちBとCしかつけられなかったよ。受験者にも不幸だけど私的にもプチ不幸だったよ。おすすめほぼ全部買って(1冊はKindleUnlimitedで読めた)一つも気に入るものが無かったばかりか申告した地雷を思い切り踏まれたからだよ。


おすすめされた本のタイトルは書かないけど、スト重系作品が多かったよ。でも私はストーリーを楽しみたいというより「お姉さんみのあるお兄さん」に萌えたかったんだよ、ミスマッチだね……。




今回のモニター役をしてみて思ったこ

受験者に対する総評

・みんなセールストークがあまり上手くないみたい。モニター役はおすすめ作品を自腹で買って読んで評価するので、まず購買意欲を掻き立てられる言葉を求めていると思う。おすすめ本の内容がどんなにいいものアピるのも大事だけど、モニター嗜癖のどんな部分に着目して作品をチョイスしたのかをこそ書いて欲しい。モニター自分の癖を理解されたということへの喜びを感じるような。


自分おすすめしたいものより、相手が読みたいものを優先した方がいいんじゃないかなぁ。今回、「お姉さんみのあるお兄さん」という、人によって解釈が様々なキャラクター像を挙げてるけど、こちらにとってそれはどの様なものなのかある程度詳しく説明したので、受験個人の思う「お姉さんみのあるお兄さん」像を持ち出さないでほしかったなぁー。


モニター読書歴に目を通した人とそうでない人がいるみたい。ちゃんと読もうね。好きな作品と好きなBL作家の項目は必ずしも本当の事を書かなくてもいいと私は思っている。ただ嘘も書いていいという訳じゃなくて、自分中の人生のトップ5を書かなくてもいいということ。


実技試験受験者とモニターとでコミュニケーションが全く出来ないという双方にとって不利でしかない方式で行われるからモニターもなるべく希望に近いおすすめ受験から引き出す為に手を尽くすんだよね。その手段として、好きな作品と好きな作家をマイフェイバリットというより今回読みたい作風に近いもの縛りで厳選するというわけ。モニターのみんながみんなそうではないと思うけど。


地雷を踏む時はせめてわざわざ踏む理由説明して欲しい。説明によっては地雷表現ありでも気分良く読めるかもしれないので。




自分のオーダーについての反省


・「お姉さんみのあるお兄さん」という言葉構造に期待を持ちすぎたというか。「お姉さんの様なお兄さん」ではなく「お姉さん”み“のあるお兄さん」お姉さんっぽいところがあってもあくまで「お兄さん」であり男なのである。という事で、股間に一物が生えてるだけの女の子は求めていない事は伝わるんじゃないかと思ったら伝わらなかった。ちゃんと見た目性格ともに男っぽさもあるのがいいとか、見た目性格が女々しすぎるキャラ地雷とした方がよかった気がする。

・好きなBL作家青井先生と絵津鼓先生を挙げる事により、このモニターはあまりエロ表現を求めてない人なんだなという印象をつけられるか、それとも線の細い女の子っぽい受けちゃんが癖な人なのかなと思われるのかどっちかなと思ったら、後者だったかな。もっとムキムキマッチョメンを描きがちな作家さんの名前を書けばよかったかもしれない。

・「エロエロ」を地雷に含めるかは最後まで迷ったんだけど含めて正解だったのかなぁ。「お姉さんみのあるお兄さん」という指定を「メスお兄さん」と読み替えられてしまった場合Domsubというキャッチーな設定だけに注目されてしまった場合えげつないレベルのどエロ作品ばかりお勧めされてゲロ吐きながら嫌々読む事態になりそうだと思ったので入れたけど、結局ドン引きレベルエロエロ作品を勧められたのであまり意味なかった気もする。そもそも「お姉さんみのあるお兄さん」の出て来る作品の一例として挙げた『秋山くん』がエロエロ作品なので、なんか倫理観と癖が激しく乖離しているだけの人っぽくなってしまった。

・「お姉さんみのあるお兄さん」の「お姉さん」

説明するのに「最近コンテンツだとチェンソーマンのマキマさんかもしれないが違うかも」っていう一文は余計だったと思うけど、後でよくよく考えてつまり裏とか下心があって男を誑かして来るタイプは違うんだなと思った。「お姉さんみのあるお兄さん」の「お姉さん」にはもっと自由で気紛れであってほしく、行動原理が「目的遂行するため」じゃなくて「ただ何となく」であって欲しいんだ! 胸のつかえが取れたぜ。あー、スッキリした♪

・毎回フィードバック自由記述に何を書くか悩む。単に読んだ本の感想を書くだけで良いような気がしつつ、毎度種明かし的にどんな観点により読むと決めたのかばかり書くけど、それって要らんこと書いてるだけかなあ?

複数人からおすすめを2冊くらいずつされたのに一つも琴線に触れるものがないというのは、オーダーをした私自身の手落ちなんだろうなと思う。コミュニケーション0でお勧めをする・されるのは難しい。出せる僅かな情報を上手いこと操作して受験からいいお勧めを引き出さないとね。

佐藤秀峰江口寿史擁護たかったんだろう

か?

note佐藤秀峰江口話題にいまさら乗っかる記事が上がってた。

https://note.com/shuho_sato/n/nd31093ca6f55

 

序段では「江口がやったことはこのように問題があり、本当に問題があるならこのように対処されるだろう」と

客観的視点で論が展開される。

しかしむしろこの段では「現実問題があるなら当事者同士で問題解決が行われる」という

外野がとやかく言うことではない」という言外の圧を感じるほどに勤めて客観的すぎる論調で書かれている。

 

その後、権利侵害があるトレースは悪だと前置きしたうえで。

模写は悪か、と論の展開を始め、

スラムダンクトレス疑惑に触れ、ジョジョの奇妙な冒険ポーズ模写問題に触れる。

これはどちらも「ほぼ黒」なのにネット上では擁護されがちな作品を持ち出し口を塞ぎたい意図が見て取れる。

次に、模倣は悪か、論を進め

ブラックジャックによろしく」を書いた数か月後に「医龍」が始まった話

名探偵コナン」と「金田一少年の事件簿」の関連性に触れる。

ただこれに関しては「ブラックジャックによろしく」と「医龍」には「医療もの」くらいしか共通点はなく

これを「模倣」のカテゴリに入れるのは流石に論に無理がありすぎる。

金田一コナン模倣の論を出す時の例として適切かは疑問符が付く。

 

そしてなぜか「ブラックジャックによろしく」はブラックジャック著作権を犯してないし

コナン金田一も多分犯してないけど、作者が生きてたらなんて言ったかはわからないよね、と

今回のトレス問題とは全く関係のない作者の権利と心情は別だよねみたいな話を持ち出す。

 

そして最終的に、ここはもう欺瞞欺瞞なので丸々引用することは違法でしょうか。

一切の著作物の影響を受けずに創作を行うことはおそらく不可能です。

写真を横に置いて描かない場合でも、記憶に残ったイメージを参考にします。

そもそも人は見たことがあるものや、経験したことのあるものしかイメージすることができません。

 

僕の絵はオリジナルではありません。

いろんな漫画家の影響を受けています

漫画文脈上に存在する無数の作家の一人です。

先人が築き上げてきた技術や知恵を学習し、発展させようとしてきました。

漫画という大河の一滴です。

もしも僕が差し出す番が来たら、差し出すのが筋ではないかとも考えます

 

アリストテレスは「芸術自然模倣する」と言いました。

目の前の景色を絵の具を使って模倣すれば絵画になり、文字を使って模倣すれば文章になり、音を使って模倣すれば音楽になります

江口さんのイラストは「自然模倣したもの模倣したもの」とも言えそうです。

モノマネ芸人モノマネをしたら違法でしょうか?

模倣 = 芸術」は現実景色を超えることがあります

美しい表現は、オリジナルを超えた美をもたらすことがあるのだと思います

こんな話誰もしてねぇんだわという話である

もちろん、これは「今回の事件を経て僕が思っただけのことなんですよ」

「だからって江口さんの件が許されるって話ではないですよ」

一般的な、もしくは僕が考える芸術論の話ですよ」ということだとは思う。

でも、今回の件は今回の件だから

今回の件に絡めたのはお前だから

お前が差し出したいなら好きに差し出せばいいと思うが、

それは他人著作物勝手トレスしてオリジナルとして売り付けていいという話にはならないし

すべての著作物は他の自然物の模倣に過ぎないんだからそれをパクるのも模倣なのでは?ともならない。

江口自身もそう言ってる。俺の著作物は俺のものだ、と。

AIの無断学習なんか話にならんくらいゴリゴリ他人著作物をパクっといてそれが美しかったらなんだというのか。

 

まぁ佐藤氏はアーティスト(笑)として芸術無罪という立場をとったということなのだろうけれど

なんでいまさらそのスタンスで参戦してきたんだろうと疑問に思った。

つーか、いつもそうっちゃいつもそうだけど単なる隙あらば自分語りしかない。

江口の件に絡める必要全くなかっただろこれ。

ぶっちゃけ放っておいてやったほうが江口はありがたかっただろう。

anond:20251107095542

明らかに監督作家性を優先してるタイプ作品じゃん

原作に忠実ですよ」とアナウンスしておいてアレなら怒っていいけどさ

2025-11-06

BOOKOFFで200〜300円の日本人作家文庫本エリアを歩いていると、ちょうど棚の終わりかけ辺りに60歳くらいの人がずっと佇んでいる。何周してもその人がどかないので、作家名「わ」に近づけない。当人は頻繁に文庫本を次々と棚から引き出してはしまい引き出してはしまいを繰り返しているので何をそんなに吟味してるのかと見ると、その棚だけ官能小説の棚じゃねーか。

なんでBOOKOFFって外国人作家の棚は2つしかない(安い文庫本とまだ値が下がってない文庫本の2つ)のに、官能小説に棚一つ割いてんだよ。そんで官能小説に限っては中古は容易に嫌でしょ。

anond:20251106145445

単話じゃない系はある種のスタンプラリーみたいなもんやからスタンプ(セックス)する場所さえ決めとけば

後は割と自分の書きたい話書いてる人多い印象

なんだかんだみんな漫画書きたくて漫画家になった人多いから話考えるの好きな人多いよ

鬱系の作家だったら実際にあった胸糞事件とか調べてそれを下敷きに書いてる人多い

anond:20251106140010

好きな作家作品勉強してるワナビーDisるなんて最低!

彼らに金を払えなんて無理よ!

2025-11-05

画像生成AIの話をしているとき翻訳AIやChatGPTを持ち出すやつってなんなの?

まともな企業では生成AI禁止で使われてないって言うと、なぜか翻訳AI文章AIを持ち出して否定してくるやつ、ほんと意味わからんのよ。

お前が持ち出してるのはMicrosoft CopilotとかChatGPTみたいなLLMの話で、こっちはそんな話してねーよって毎回思う。

問題だと言ってるのは画像生成AIだけなんだよ。

文脈で分かれよってレベルの話なのに、全部ひとまとめにしてくるやつ多すぎ。

文章AIは使っても問題ないし、文章なんて誰でも書けるから保護する価値なんてほとんどない。

しか文章AIって、そもそも学習公的データとかライセンスされたコーパスを使ってるんだよ。

土台が全然違うの。

でもイラストは別だろ。

絵柄泥棒とか、ほぼ切り貼りコラージュみたいな生成が横行してて、そこに作家個性とか努力かぶっこ抜かれてるのが問題なんだよ。

自分の子供を切り刻まれ適当に貼り合わせられてるような感覚になるっていう絵描き気持ちちょっと想像してみろって話。

画像生成AI議論してるときにLLMの話を突っ込んでくるやつは、話を理解してないか、わざと論点ずらしてるだけ。

全部生成AIAIは別物だから

一緒くたにできる問題じゃないんだよ。

2025-11-04

ビオイ・カサレス「豚の戦記」

むかしラテンアメリカ文学ブームというのがあった。マルケスとかプイグとか。

マジック・リアリズム」とかいってなんか過大評価だよなあとは思っていた。単なる欧米目線のエキゾチシズムの要素多分にあるだろと。

当時ぶつくさ言いながらも読んだ中でよくわからないがなんかおもしろかったのがビオイ・カサレス「豚の戦記」だ。

実際あったことを下敷きにしてるのか幻想文学舞台設定なのかさっぱりわからないのだが、なんかインフルエンサーみたいなのがラジオ世代間の分断を煽り立て、若者世代面白半分にしばしば老人をリンチして殺す世相なのである

「対豚戦争」と呼ばれるそれの何パーセント作家想像力産物なのかわからない。

ただ、現代でこそ本当に起きそうな話ではある。

読んだ当時と違い、今なら検索すればすぐわかりそうだけどよくわからないままにしておきたい感じもちょっとある。

2025-11-03

ケツ叩かれないと動かないやつが死ぬだけではw

AIが出してきたものからこうやるのかとか改善点とか学べる余地なんていくらでもあるしそういう生き方してきたやつは逆に楽な時代になってそう

何もわからないASD鬱のアホなのですが

発達障害(ASD診断済)、うつ病障害年金2級。

現在23歳。

本当に詰んでいる気分だが、本当にそうなのか教えて欲しいんだ。

横浜で生まれ、小3~中1は個別支援学級で義務教育抜け落ち

家庭不和のよくばりセットのなかで育つ

定員割れでなんとか普通高校進学

DTM作曲始めて16歳の時に一応TV音楽事務所契約

高校卒業後はそのまま就職するも正社員手取り10万、地下鉄の駅で座り込むレベルの鬱で退職

その後同人R18ゲーのサントラ担当100万円くらい稼げたり、障害年金(月あたり7万円)とかTV音楽印税月3万とかでなんとか生活

2024年(去年)12月山梨移住monoとかゆるキャン△で出てきた風景好きでね

で、2022年退職から今年でフリー3年目、年金含めて年収100~150万で家賃2.6万。

障害年金はあと2年半くらい。

しょっちゅう身体ぶつけるくらい空間把握できんので、怖すぎて車の免許はとってない。山梨でだぜ?

あと低血糖発作あるから仕事中も糖分補給させてくれ、とか、免疫いから衛生的にアレな仕事出来ないとか条件悪し!

エイズなんかってくらいずっと身体おかしい。検査したけど陰性だった。

免疫弱いって自覚して男に身体売るサポやめた(売る度に40℃の熱出してたアホ)

状況としてはそんな感じ。

本題だが

小手先DTMとかで小銭稼いで凌いできたけど、依頼ないなってですね

本当に将来に繋がらんし音楽センスはない(アニソン作家事務所社長に言われた+もち審査落とされた)、なので音楽は捨てる一択で。。。

これから何をしよう?という。

免許いか職種絞られるし、頭悪くて工場派遣も2週間で辞めた。もうね、機械操作がわけわからなくて。

ChatGPT使ってPHPコード書いてクマ出没情報共有BBSとか立ち上げたけど、これも金にならんし

サイト制作別に強い訳じゃないし

かといってエンジニアとしてのスキルがあるわけでもないし、数学できんし、なにも向いてない

たぶんこの文章支離滅裂なんだろうな(精神科糖質疑惑も新たに浮上してる)

ほんと詰んでるように感じてるけど、世の中もっと苦労してる人いっぱいいるし

はいったいどうすりゃいいんだよ!!!!!!!!!

興味あることはいっぱいあるけど、「大卒以上」「経験必須」「普通自動車免許必須」とかばっかじゃないか

なにならいいんだよ、いやマジで!!

それこそクマBBSみたいなん作る仕事とかあれば楽しそうだが

うわ~仕事どうしよう、スーパーパート応募したから、受かったらまずは普通社会人見習いするぞ~

でも適性検査の引き算のひっ算(小学校レベル)、1問も答えられなかった~~足し算も全部間違えたと思う

助けて~~~社会の重荷になりたくないよ~~

2025-11-02

活動家金持ちという誤解

リベラルとかフェミニストとかLGBTQ+活動家とか、反対者からやたらと「金持ち道楽」扱いされるが、これは実態にあっていない。

まず統計的女性男性より稼ぎがない。フェミニストの未婚率がどの程度かわからないが、独身ならかつかつの者が多いはずだ。LGBTQ+になるともっと酷くて貧困率が上がる集団が多い。トランスジェンダーなんて男も女も貧困で、シス女性より遥かに酷い。

女性権利性的マイノリティ権利に関わっているのは主にそうした人々だ。もちろん、いわゆる発言力がある人間は大抵そこまで貧困ではない。大学教員であったり、ライターであったり。けれど、デモパレードなどの実際の運動大学教員などばかりで構成されていることはまずなく、発言力がないから不可視化されているだけの、膨大な「金がなくて社会制度の変革を求めている女性マイノリティ」が現場には存在している。

SNSなどを見ているだけではその存在気づきにくく、フラワーデモとかレインボーパレードかに実際に行って、各団体募金でどうにかこうにかやりくりしている様子を見たり、参加者の思いがけない普通さを見たりする必要があるだろう。

それを怠る人間が、「金持ち道楽」呼ばわりする。単に経済的に恵まれ発言力のある人間メディアで目立つだけで(それは「発言力のある」の定義のものだ)、それ以外に気づいていない。メディアに出る俳優だけ見て無数の売れない舞台俳優に気づかなかったり、メディアに出る売れっ子作家ばかり見て無数の売れない物書きに気づかないようなものだ。

いまさら気づいたんだけど

横槍メンゴ大暮維人って名前が示しているシチュエーションほとんど同じだよな。見せ槍してるところ。

なんでそのペンネーム一般作品で一流作家なっちゃったんですか先生方。

anond:20251102110217

連載「いつでもSF入門」vol.4 女性SF〈前篇〉

連載「いつでもSF入門」

投稿日2021-12-24

Author橋本輝幸

LIFESTYLE

育てる

SF研究家アンソロジスト橋本輝幸による本連載。今回のテーマは「女性SF」。女性SF作家作品はなぜ書評が出にくく、必読リストにも載らないのか。ジェンダーバランスに関する調査結果をもとに、その背景にある文化構造に迫りますhttps://tokion.jp/2021/12/24/expanding-universe-of-science-fiction-vol4-part1/

米国編ーージェンダーバランス改善とその反動

1953年に創設された、SFファン投票によって決まるヒューゴー賞をこれまでに受賞した作家の75%は男性だ。2010年以前は8割以上が男性だった。

状況が変わったのはわずかここ10年。2010年以降の男性比平均は55%だ。2019年以降にノミネートされた男性作家各部門の6~7人の候補者のうち1人か2人で、比率は反転している。だが、このような状況に至るまでの道のりは決して平坦ではなかった。

アメリカSFファンタジー作家協会所属する女性割合1974年に18%、1999年に36%、2015年には46%と増加し、各賞受賞者の女性比も増えた。(もっと2010年以降の変化は女性の増加に限らなかったが——この話はまた別の機会に)しかし変化を許容できない人々の反発が起こり、2010年代半ばのインターネット上には反発と反発への反発によって嵐が吹き荒れた。

例えば、自らを虐待から救出される子犬にたとえ、「サッド・パピーズ」と名乗ったグループは、近年の受賞作は作品の質ではなく作家思想で選ばれていると主張し、ヒューゴー賞への組織投票煽動した。なお主導者達は米国ミリタリーSFミリタリーファンタジーの作家で、前職は軍人や銃の射撃トレーナーだった。

より右派派生グループであるラビッド・パピーズも生まれ過去の受賞作や受賞作家揶揄した。こちらの主導者はその後、共和党支持者としてネットデマ陰謀論拡散するようになった。つまり米国内の政治思想的分断がSFファンタジーのコミュニティ内で顕在化したわけである

21世紀になってなお、「女性SFを書けない」「女性編集者ハードSFダメにした」といった中傷も続いていた。これに対し、ウェブジンライトスピード」は女性特集号を企画した。カナダ批評家ジェイムズ・デイヴィス・ニコールは、2018年からFighting Erasure(消去に抗う)というコラムで1970~1980年代女性SF作家をひたすら紹介した。こうした地道な対抗活動も陰ながら変化に貢献したと信じたい。

誰が未来を語るのか? SF界のジェンダー平等に向けた仕組みづくり ライター岡田麻沙(構成2025年10月29日 15時00分

まずは、「Virtual Gorilla+(バゴプラ)」という名のWebメディアです。

 そしてもう一つが、SF小説に関する事業Kaguya」。Kaguyaの取り組みは、いくつかあります。①ショートショートコンテストの開催。②Kaguya PlanetというWebマガジン刊行。ここでは毎月短編小説配信しています。③Kaguya BooksというSF出版レーベルとしての活動

 二つの活動以外にも、企業SFプロトタイピングのコーディネーターなど、SF関係のさまざまな仕事も手掛けています

 Kaguyaで開催している短編小説コンテストは、最大4千字です。気軽に書いて、読者や審査員からフィードバックをもらうなかで、自分の強みが何かを発見してステップアップしていく。そういう場所を目指しています

ライフステージや、家庭における役割精神状態などに大きく左右される。「連載が約束されていない長いもの」の執筆時間を割けるということ自体特権的なのかもしれない。

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20251022002010.html

 【井上】 日本SFだけではなく文学全体がそうかもしれませんが、商業デビュー王道として、新人賞をとって、そこで作品を出して商業デビューし、その出版から2作目3作目を出し、他の出版からも声が掛かる……というルートがあると思います。もちろん日本SF作家で、そのルートに乗らず商業デビューして活躍している方もいるのですが、わりとイメージやすロールモデルとして、それがある。

主催によってカラーが決まっていることが悪いわけではないですし、一つのコンテストに「全ての多様性担保しろ」と求めるのは無理だと思います。なので、窓口を増やすことで、デビューへの道筋を多様にすることが大事だと考えています

井上】 2310月文芸翻訳経験を持つ編集者が新しく参加してくれたこともあり、海外から日本への輸入や、日本から海外への発信に力を入れることができるようになりました。

写真・図版

第3回かぐやSFコンテスト大賞作品マジックボール」は、中国SFマガジン『科幻世界』とイギリスウェブジン『Schlock!』にも収録された=井上彼方さん提供

井上】 「自分表現で誰かを傷つけてやろう」と思っている人って、そんなにいないと思うんです。ごく一部の悪意のある人をのぞけば。でも実際に、自分が書いた文章批判がくると、身構えるじゃないですか。そういうとき自分を見つめ直して反省して次に生かすって、非常に難しいことだと思うんです。特にSNS炎上してしまうと、冷静ではいられないですよね。

 自分の書いた文章について言われるのではなく、あらかじめ「こういうことって気をつけた方がいいね」とわかっていたら、過剰な自己防衛に陥らず、話を素直に受け止められる場合があるはずです。

 ヒューゴー賞世界SF大会によって設立されたSFファンタジー作品文学賞で、受賞作品世界SF大会に参加登録した人による投票で選ばれます。そして、このSad Puppiesというのは、ヒューゴー賞選考に影響を与えるための組織的投票運動でした。女性有色人種の受賞が増えていることに抗議を示すため、白人ヘテロセクシュアル男性作家たちが自らを、権利侵害されているSad Puppies(悲しい子犬たち)と称したのです。

 ヒューゴー賞投票制なので、人々に開かれたものではあったはずです。ところが、Sad Puppiesたちは、「ヒューゴー賞ポリティカルコレクトネス配慮するあまり、本当に面白い作品を受賞させなくなっている」といった主張を始めた。「もっと面白い白人男性作家を受賞させろ」という風に呼びかけた。そういう事件ですね。

 【井上】 ヒューゴー賞2010年代女性作家や非白人作家の受賞が増加しました。女性だけではなく、クィアであることをオープンにしている作家の受賞も増え、それに対して「自分たちの土俵が荒らされた」というような被害感情を持たれる方がいた。それで起きた事件です。

 【岡田】 この事件については、SF評論家橋本輝幸さんが、ウェブ連載「いつでもSF入門」のなかで詳しく語られていますSF界において女性優遇された時代はなかった、と指摘されています

【対談を終えて】

SFにおける実践現在地井上彼方)

 対談から2年。2024年慶応義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センターが開設されるなど、社会の中でSFをどうツールとして使っていくのかという取り組みは広がりを見せ続けているように思う。その中で、SFを取り巻く世界SFが描く世界の中から、誰が取りこぼされてきた/いるのかということは今も問われ続けている。

 この間、VGプラスで行った取り組みの一つに、刊行しているマガジンKaguya Planet』でのパレスチナ特集がある。1948年イスラエル建国以前から続く、入植型の植民地主義人種差別的な支配ジェノサイドは、「世界では誰の声が優遇されているのか」ということと無関係ではない。そのことにSF企業としてどう応答できるのかを考えて行った特集で、パレスチナ人/パレスチナルーツのある作家による、パレスチナ舞台にしたSFファンタジー翻訳した。

写真・図版

ウェブマガジンKaguya Planet」のパレスチナ特集

 だが同時に、システムや場づくりについて問題提起をしているVGプラ自身、たくさんの方から至らぬ点についてご指摘をいただきときに引き立てていただきときに知恵を授けていただきながら活動をしている。マイノリティーの方々に「指摘する」というコストを支払わせてしまった局面もたくさんある。それらを抽象的な次元にとどめることなく、現実制度権利回復へとつなげるためになにができるのか、常に考えていきたい。

 そしてそれは、SFという私の愛するジャンルのものを豊かにすることにも、当然つながっているのだと思う。

異なるシステムを並走させること(岡田麻沙)

 排除はしばしば、「質」の名において実行される。

 なにが「優れた」作品なのか。その指標のものが、特定経験価値観にもとづいて構築されてきた。そうした規範に照らせば、大きく異なる経験を持つ他者の書いた作品必然的に「劣った」もの評価されよう。排除意図的に行われるのではない。それは常に「客観的評価」の結果として生じる。

 Sad Puppies事件は「ポリティカルであること」への反感が運動きっかけだったが、むしろ、従来の選考こそが政治的だったと考えることもできる。価値判断の場では多くの場合既存権力関係が反映される。正統性を維持するためのシステム個人意図を超えて作動する。

 だからこそ、井上さんたちの取り組む解決策はシステムのものに切り込むものだ。短編コンテストの開催、発表の場を多様化すること、経済的に持続可能な仕組みをつくること。これらはすべて、異なる価値観共存できる環境を目指している。

 誰が未来を語るのか。どのようにその語りを開いていくのか。今回の対談で示されたのは実践だった。完璧な一つのシステムを目指すのではなく、複数システムを並走させることで、今は「評価」できない作品価値観にも光が当たる可能性を残している。SF想像力現実形成する力を持ちつつある世界において、その想像力を担う主体多様性こそが、私たち未来の豊かさを決定づけるだろう。

2025-10-31

アルジャーノンに花束をの陰の功労者

いるじゃん

ウィキペディアよんだけど

最後ハッピーエンドしろっていうクソ出版社に言われたよー><ってダニエル椅子がハワワーってなって相談したら、

絶対変えるなって力強く後押ししてくれたって言う

そいつ作家らしいけど

蹴っちゃむが99円だけど

レビューとかからあらすじ知ったけどワンパターンばっかなんだなこの作家

いろいろ作るのが好きで、ある程度作品がたまったのでネット販売はじめた

ハンドメイド専門みたいなサイト作家登録して、売れたら制作して販売する形式想像してほしい

長く制作しているので、周りの人は知ってて、ついに始めたかって感じではある

趣味で繋がってる人には、見たら私の作品とわかるという事もあり、会った時に販売始めた話はしている

趣味友のAさんという人がいる

その人は私の制作応援してくれていて、販売を始めたことを知らせたら周りの人に宣伝してくれているらしい

でもさ、Aも私もいるグループで、他の人に薦めるのはなくないか

先日は私がA含む数人に会う10分前に宣伝していたらしく、他の人が苦笑しながら報告してくれた

善意でしてくれている事なので、私の心が狭いのかもしれないけどなんだかもやもやする

URL書いたカードを何枚かくれと言われてAに渡した事があった

それをグループの人に渡そうとしたら、10分前にAにもらって既にもっている気まずさ

から直接伝えることなのだから、待ってくれと思うのはわがままだろうか

2025-10-30

恋×シンアイ彼女」発売十周年に寄せて ――期待と裏切りの十年―

2025年10月30日、「恋×シンアイ彼女」は発売から10周年を迎えた。

でも、私にとってこの日は“お祝い”ではない。

しろ、信頼していた作家への失望をはっきりと刻んだ、痛みの記念日だ。

このゲームは当初、「王道学園ラブコメ」を掲げていた。

けれど、蓋を開けてみれば――ヒロイン主人公の前から三度も姿を消す。

ユーザーの心を弄ぶような展開で、まるで“恋愛”というテーマを使った詐欺のようだった。

私は、この物語を手掛けたシナリオライター新島夕を、どうしても許すことができなかった。

かつて私は、新島夕の熱烈なファンだった。

2009年の夏、友人からナツユメナギサがすごい」と聞き、何気なくプレイした。

けれど、そこで出会った物語は私の想像はるかに超えていた。

現実幻想交錯する構成の妙。

記憶と夢が織りなすストーリーの繊細さ。

その世界観は、CLANNAD村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』さえも凌駕していたように感じた。

あれを体験した瞬間、私は新島夕という作家未来を託したいと思った。

そして『はつゆきさくら』で、その信頼は確信に変わった。

音楽センス台詞の一つひとつ、そして桜が最後に消えるという切なさ。

それらすべてが、美しさと哀しさのバランスを保ちながら胸に深く刺さった。

今でも、あの作品ラストシーンを思い出すと、胸の奥が少し痛む。

当時、彼の名前はあまり表に出ていなかったけれど、演技面で佐本二厘を起用する感性にも強く共感していた。

「この方こそ、業界を牽引していく存在になる」と本気で思っていた。

魔女こいにっき』をはじめ、彼が関わった作品には、常に確かな“芯”があった。

少なくとも彼の書くシナリオに、大きな失望を覚えたことは一度もなかった。

からこそ――『恋×シンアイ彼女』をプレイしたとき、私は言葉を失った。

彼の担当したメインヒロインは、アイドル活動理由に三度も主人公の前から姿を消す。

その展開に、何度も心が折れそうになった。

あの頃の新島夕が描いていた“喪失の美しさ”は、もはやどこにもなかった。

残っていたのは、ユーザー気持ちを踏みにじるような空虚さだけだった。

最初は、「きっと制作側の意向自由に書けなかったのだろう」と思っていた。

しろ、私は勝手プロデューサーを責めて、自分を納得させようとしていた。

でも、その後のインタビューを見て、すべてが崩れ落ちた。

新島夕本人は、ヒロイン失踪を「天啓」や「千年王国」などと語り、外注でありながらプロデューサーを“クン”付けで呼び、もともとは王道ラブコメ展開であった物語を、ヒロインが三度失踪芸能界へと消える胸糞話へと変えるように強要したことを、堂々と語っていた。

その軽薄な言葉の数々が、これまで彼を信じてきた自分への裏切りのように感じた。

あの瞬間、心のどこかで「もう戻れない」と悟った。

――私が信じていたシナリオライターは、こんな人間だったのか。

ユーザー感情を軽んじ、期待を裏切ることを“芸術”と呼ぶ人だったのか。

私にとって「恋×シンアイ彼女」の十周年は、感謝でも懐古でもない。

それは、かつての憧れが音を立てて崩れ落ちた日を思い出すための、痛みの記念日だ。

あなたにも、かつて心から信じていた作家作品が、突然“違う顔”を見せた瞬間があるだろうか。

あのときの胸の痛みを、私は今も、10年経った今も忘れられない。

映画スーパーマンを見た

エンターテイメントサービス精神旺盛のジェームズ・ガン映画だった。84点

 

この映画は失敗作といっていいと思う。

いろんな要素はあるけど根本は2つ。

1.現代スーパーマンを撮るということ

2.ジェームズ・ガンスーパーマンを撮るということ

 

1について。

この作品はおおよそ2つの強大な危機提示される。

1つめはボラビアという腐敗国家による小国への侵略

2つめは次元の裂け目によるメトロポリス崩壊

これら2つはレックス・ルーサーが糸を引いているのだが、映画内では特にコネクトしない。

この巨大な危機はそれぞれ別の主題があると考える。

1は「現代スーパーヒーローが本当に救うべきなのは誰なのか」という問いかけ。

2は「スーパーヒーロースーパーパワー世界危機を救う」というお約束

そしてこれらをうまくコネクトできていないことで、作中でこの大きな2つの主題を別々でこなす必要に迫られている上に、SNSでの攻撃陰謀論現代スーパーヒーローが考えるべきこと、移民問題現代映画で語るべきことをすべて盛り込んでいるので作品がめちゃくちゃ忙しくなっている。

 

2について。

ガンは露悪の作家であり、チームの、最低でもコンビ作家である

その特性スーパーマンと食い合わせがすごい悪い。スーパーマンは完全に善意の人だし、一人で戦う。

そこでガンはスーパー犬のクリプトジャスティスギャングを投入した。

おそらくクリプトだけならまだ大丈夫だっただろうけど、露悪でチームの作家であるガンのよさを一番引き出せるジャスティスギャングを出さないということはガン的に難しかったのだと思うのだが、その結果、彼らの見どころをちゃんたっぷりつくらないと行けなくなった。

実際彼らはめちゃくちゃ魅力的だ。ガイ・ガードナー下品バカだけどナイスガイだし、ホークガールイカれてるし、テリフィックは天才不憫で着てるジャケットに「FAIR PLAY」とデカデカと書かれているのもイカす。そして全員めちゃくちゃ強いくて格好いい。

だが、その結果、やっぱり映画がめちゃくちゃ忙しくなっている。

 

つの問題共通点は「作品がめちゃくちゃ忙しくなっている」ことだ。

特にこれは冒頭40分くらいに顕著で、

スーパーマンの来歴と敗北と氷の基地での復活

スーパーマンVSウルトラマンの初戦

スーパーマン侵略したボラビアを攻撃したことの是非

ケント日常

スーパーマン談義

ルーサーの氷の基地への侵略

・KAIJUとスーパーマンジャスティスギャングの対決

スーパーマンが大バッシングを浴びる

とこれだけで十分映画一本撮れるだろ!という内容がギュッとされている。

実際、トレーラーに出てくる「面白そう」なシーンはほぼここに全部入ってる。

その結果、全てのシーンにタメも余韻もなく「スーパーヒーロー映画RTA」のようになってしまっている。

エンタメ要素だけ見れば十分満足できるんだけど、サクサクすぎて印象に残らない。

コース料理食べに行ったら5分毎に次の料理が出てくる感じ。急ぎすぎィ!まだ子供が食べてるでしょうが

 

まぁ大バッシングからちょっとずつ話が落ち着いてきて最終的にはいテンポになるんだけど、この序盤は面白シーン連発のはずなのに全然アガらず、逆になんか盛り下がってしまった。

皆様ご存じ系ヒーローオリジンどうする問題を今回は「冒頭3分で全部ナレーションでやる」という力業解決しているのだけれど、それでも私たちは「今回のスーパーマンはどんな人なの?」ということはわかんないわけ。初戦でボコボコにされてそれをタコス屋のおっちゃん(後にキーマンになる)に助けられる展開がある。トレーラーでも印象的に扱われていたシーン。そこで、この人は前に助けた人なんだよと説明があるんだけど、そのシーン見たかったわ~説明だけじゃ感情移入できないわ~ってどうしてもなっちゃう。

登場人物を増やしていろんな設定を盛り込んで全部消化しようとした結果、どれも美味しいはずなのにちょっと食い足りない感じになってるのはスゴイもったいない。やっぱりジャスティスギャングは次回以降か、SVBのワンダーウーマンみたいに最終戦で助けに来るみたいな感じでよかったんじゃないかと思う。

後はトレーラーでも印象的に扱われていた少年スーパーマンの旗を掲げるシーン。あそこで初代スーパーマンテーマが流れて流石にエモすぎるだろ!となった結果、どうなるのかというところ。あそこはガンによる「世界スーパーマン一人に背負わせない」というポジティブメッセージとDCUの世界説明として完璧機能していると同時に、さすがにあのエモさでガン特有の「ズラし」をするのは違うんじゃないかという両面でモヤモヤした。

 

今作ではスーパーマンの真の使命として「地球で愚かな民を支配し、種付けしまくれ!」と両親が言っていたことが明らかになりこれによってスーパーマンバッシングされ収監されることになる。しかスーパーマンはそのことを知らず「自分は確かにエイリアン(移民)だが、この国で育ってこの国を愛している。誰からまれそいつがなにを言ってるかなんか関係ないんじゃないか」という移民バッシング批判とガンの命題である家族という呪いからの脱却」へのアンサーを出していて、これ自体はガンらしくてよかった。

SNSスーパーマン批判キャンペーンを展開しているのがガチおさるさんだというのもSNSディズニーを一度は追い出されたガンらしい皮肉が効いていてよい。

あと、やっぱクリプトね。スーパーマンレベルの力を持った犬なんだけど、マジで犬。しかバカな犬。かわいいバカ犬。クリプト見るためだけにこの映画見ていいまであるクリプトをこうしたのガン天才やと思うわ。

そしてレックス・ルーサーかいうめちゃくちゃ一般人天才増田やってそう(ヘイトスピーチ)。今作では基本的スーパーマンを圧倒する頭脳を見せるのに、ウルトラマン操作コマンド式にしたり、国を買い取って自分王国を作ろうとしてたり、ブロンドで乳がデカバカ女ばっかりと付き合ってるし、スーパーマンを憎むのは「あいつばっかりちやほやされてムカツク」という承認欲求から。そして最終的にクリプトボコボコにされて泣き出しちゃう。か、かわいいニコラス・ホルト天才やな。

ガン映画の一番の魅力である登場人物のすばらしさに関しては言うことなし。満点。 

GotGで見せたアクション面白さも健在だし、エンタメ映画として必要ものは高い水準で全部入ってる。

 

この映画は俺は失敗だと思ってるけど、面白映画を見たいなら絶対に見るべきだと思う。

なんか失敗扱いになっちゃったけど俺はDCEUも好きだったし、DCUも応援したい。今のところ全部面白いし。

今作はDCU最初映画ということでいろいろ無理やり詰め込んだ結果こうなっちゃったのかなとも思うし、今後しっかり腰を据えた映画がこのクオリティで作られていくことを期待したい。

2025-10-29

カクヨム千載一遇のチャンスでは

テンプレAI小説代替できることが判明した今、カクヨム黄金期を迎えるかもしれない。

作家」がいらないと証明されたから。

AI小説家曰く、タイトル他人からもらったとのこと。

それが答え。

 

カクヨムは今すぐに「アイデア投稿サイト」や「プロット投稿サイト」を開設すべき。

それをカクヨム提携し、カクヨム内のAI小説家はそのアイデアプロット自由使用できるようにする。そして、作家側のリワードの何割かを発案者に分配する。

 

さらアイデアプロットごとにランキングを設ける。AI小説によって質が違うから、読者に読ませることでAI小説を厳選するため。厳選されたAI小説はどんどん電子書籍化やコミカライズ化。

 

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