はてなキーワード: ノイバウテンとは
自分はこのおっさんと世代的にたぶん近いと思う。違いとしては俺の場合は若い頃ずっと自分でもバンドをしていた。
だから体験としての音楽的な経験値が多いので、おっさんは頭でっかちだなとは思ってしまう。がそれを踏まえて、
この手の話しでわかりやすいのはReadioheadの例だと自分は思っていて。
彼らは最初メロディアスかつ、ややプログレっぽさもあるロックでバカ売れ(ニルバーナとクイーンと足して割ったようだとか言われてた)
そこから楽曲は複雑さを増していってOKコンピューターでピークを迎える(一部の曲は既にその後を暗示するものもあるが)
そしてその後に出したKidAが出た当時はなかなかの問題作だとされた。
OKコンピューターでも一応全体的にはいわゆるロックバンドのスタイルでドラム、ベース、ギターで構成するという体は守っていたのが、
完全に開き直ったかのような打ち込み主体のテクノやアンビエント的な楽曲のオンパレードだったからだ。
細かいことを言うとギターやベースなど楽器を演奏してる曲もあるが、間違いなく曲の作り方そのものが変わったであろう点が一番大きい。
俺はKidAを聞いた時の気持ちを今でも思い出せる。
ああ、なんかradioheadは遠くに行ってしまった。もう俺の好きな彼らはいないんだ。そんな風に思った。
実際、KidAを境にRadioheadを聞かなくなった友人は何人もいる。
しかし俺はKidAを聴き続けた。そこには彼らならではのなにかがあるはずだと思ったからだ。
元々ロックしか聞かないわけではなかったので、テクノやアンビエント、中でもエレクトロニカは昔から好きではあった。
そのぶんハードルは低かったと思うが、聞いていくうちに俺はこのアルバムが傑作であるという確信に至った。
マジでこれまでの人生を通して、もっとも繰り返し聞いているRadioheadのアルバムがKidAになってしまった。
ただひとつ言いたいのは、radioheadのライブに行かないとこれは分からないのだけど、後期の彼らの曲も、ちゃんとステージで「演奏」される。
そしてそれは、めちゃくちゃノレるのだ。マジで踊りだしてしまう。
それはクラブ的なノリだけど、同時にすごく有機的ですごくロックでもある。Readioheadでないとなかなか出せないものだと思う。
ライブでそれを体感した俺は完全にロックの呪縛から解き放たれた気持ちだった。
そしてこのRadioheadの絶妙な進化、早すぎず、遅すぎない、ちょっと半歩くらい先取りしてる感じ。
これが時代をうまく反映していたようにも思う。
音楽の役割が、様々なBGMとして、カラオケで歌われるものとして、気分を上げ下げするものとして機能するのはいつの時代も変わらない。
だけど、音楽が鳴っている状況に幅が出たのだ。もはや「聞くだけじゃなく作って聞く」がいよいよ身近になっている。
自分が聞きたい音楽がないから自分で作る、が可能になってきている。もちろんそれなりにハードルはあるし、面倒だしそこまでしない人がほとんどだろう。
だけど一部の人間にとって、「自分でも作ってみようかな」が圧倒的にやりやすくなった時代なのだ。
日本でもアコギ一本でやれるフォークはそうだっただろう。しかしフォークは普段聞いてる音楽とは離れたジャンルになってしまった。
しかし今は自分が聞いてるような音楽、昔ならたくさんの機材や知識が必要だったものが、かなり簡単に作れるようになっている。
ある意味Radioheadもそうだったのだと思う。「自分が聞きたいものを作ろう」とした結果、より内省的でバンドアンサンブルに囚われない方向に進まないと前には進めなくなったのだ。
まあバンドなので最低限共有意識は必要だけど、それは自分たちに嘘をつかないぞという真摯な姿勢を持つなら、ある種時代的な必然だったようにも思える。
そして今の若者が作る音楽は、言ってみればそういった道を辿ったRadiohead以降のものだ。
なんの葛藤もなく最初からあらゆる音は材料になり、音楽ジャンルに囚われる必要もない。
そのへんの普通の子があいみょんの曲を流した後にノイバウテンの曲が流れるプレイリストを聞いていてもおかしくない世界。
「洋楽好き」なんて言葉も意味をなさない。日本の昔のシティポップが海外で流行るのもそう。これはインターネットのおかげでもある。
つい先日も俺はタイのバンドでめちゃくちゃオシャレでカッコいいのを見つけた。昔なら「タイのバンドなんて古臭いロックとかしてそう」って思われてたと思う。
全然まったく同じ時間軸で最新の音楽をやっている。「多様性」なんてベタな言葉ではあるけど、音楽においてはまさにそれを感じる時代だ。
そしてそういった時代の流れについていけそうにない老害にとって、Radioheadのかつての変化が分かりやすい例なんじゃないかなあと思ったという話。
つながりをたぐるとき
も楽しいです。
初期Kraftwerkのコニー・プランクが、Ultravoxの名盤いくつかやってるの知り、そこからノイバウテン、DAFなど・・
デペッシュ・モードからミュートレーベル総帥のダニエル・ミラーを知り、ファド・ガジェットやザ・ノーマルなど・・
デペッシュ・モードやノイバウテンあたりからガレス・ジョーンズとか
Joy Divisionからマーティン・ハネット(マーティン・ゼロ)からESGとか初期OMDとか
初期デペッシュ・モードのBlackwing Studioからダニエル・ミラー、ミュートつながりとか
上のBlackwing Studioでは、ARP 2600で特徴あるディープなバスドラム音を創って録るのがお約束で、
1st〜2ndのDepeche Mode, そこからの導出のRecoil, Fad Gadget,
意外なとこではCocteau Twinsの1st Garlandsとか
Peter Saville大好き!
たいした理由もなく、テストデプトの動画をYoutubeでいくつか見ていた。
このバンドについての情報って日本ではほんとに少なくて、俺個人的に
名前はよく聞くが実際のとこまったく得体が知れない、という
状態でここまできていた。ライブ動画や劇団とのコラボにまつわるドキュメンタリー、
PVなど見てなんとなーくようやく把握できた感が持てた。
いわゆるメタルパーカッション系に分類され、同時期に活動していた
アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンと比較されることの多いバンド(?)だ。
でも改めて見てみると両者の共通点はそれこそ「メタルパーカッションを使ってる」
くらいしかないと気づく。ノイバウテンはやはりかなり「ロックバンド的」なのに対し、
テストデプトは「パフォーマンス集団的」というか、ポップさがまるでなくてやたらと
政治色の強い、なおかつ青くないブルーマングループ、みたいな。
そうそう、政治色というか「反◯◯主義」みたいな部分も特徴のようだな。
なにしろアルバム「ショルダー・トゥ・ショルダー」は「南ウェールズストライキ炭鉱労働者合唱団」との
ダブルネームだし。ただ、反資本主義的な方向性はソ連崩壊後の彼らの作品からは薄れ、
キリスト教以前のイギリスというテーマに傾倒してどんどんクラシックと民俗音楽が合わさったような
方向に行ってしまう。(末期のSPKもそうなんだがヨーロッパ方面のノイズの人ってなんでちょっとほっとくと
クラシックくさくなっちゃうんだろ)劇団「ブリス・ゴフ」とのコラボ「Gododdin」なんかが特にその
傾向が強い。
さてもっかいノイバウテンと比較するとテストデプトはバンドっぽくない。なんか「パーカッション主体の『楽団』」
クラシック; バッハ, マーラー ,ワーグナー,モーツァルト J POP: Mr.Children、サザンオールスターズ
R&B: Mary J Blige、Chris Brown、Aaliyah アンビエント: Brian Eno Tangerine Dream
エレクトロニカ: Fennesz、boards of canada ブルース: Jimi Hendrix B.B.king
カントリー: Hank Williams、Johnny Cash ゲームBGM: MOTHERシリーズ、テトリス、東方
サイケ: 1200Mics、Boredoms ジャズ: Bill Evans、John Coltrane 、Miles Davis
ポケモン; 初代のラストのライバル戦BGM ファンク: Sly、JB、the new master sounds
ブレイクコア; XANOPTICON, Jason Forrest,kid606 スカ: スカパラ, Specials、The Skatalites
ダブ :Lee "Scratch" Perry、King Tubby テクノ: Jeff mills、Derrick May,Orbital
トランス: Tiesto、Paul van Dyk、Goa Gil ニューウェーブ: XTC、Depeche Mode 、New Order
フォーク: Simon & Garfunkel さだまさし プログレ: Yes、EL&P King Crimson, pink floyd
ニューエイジ: Enya、zabadak ハードコア: Bad Brains、Suicidal Tendencies,
ハウス: Masters At Work、Daft Punk、Deep Dish パンク: Sex Pistols CLASH , iggy pop, あぶらだこ, スターリン
ヒップホップ: 2pac、Nas、de la soul, JURASSIC 5 オルタナ: Nirvana Sonic Youth, Pearl JAM
フュージョン: Weather Report Brecker Brothers パフューム; 断然のっち
ジブリ; 君を乗せて, 風になる, 心オナニー ロキノン; BUMP OF CHICKEN, RADWIMPS, 相対性理論
ポストロック: Mogwai、65dos miceparade メタル: Iron Maiden、Megadeth、Slipknot
メロコア: Green Day、Blink-182 ハイスタ レゲエ: Bob Marley 卍ライン
ノイズ; ノイバウテン、灰野 レアグルーヴ; The Wooden Glass 和田アキ子
エレクトロ; justice,Boys Noize ドラムンベース; 4Hero , Makoto、kabuki
ロック: The Beatles、Led Zeppelin、Queen、Rolling Stones 演歌: 氷川きよし, 北島三郎, ジェロ
現代音楽; ライヒ、クセナキス ジョンケージ グラス トリップホップ; Massive Attack, Portishead
V系; hide、黒夢、ガゼット, dir en grey ソウル: Stevie Wonder、 Marvin Gaye