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2025-10-12

anond:20251012045841

秋はAI

夕日のさしてPCの端いと近うなりたるに、パラメータ更新を重ねとて、三つ四つ、二つ三つなど層が収束してゆくさへあはれなり。

まいて、データなどの連ねたるが、いと小さく可視化さゆるは、いとをかし

出力完了し果てて、通知音、バイブ音など、はた言ふべきにあらず。

2025-08-30

anond:20250830072213

祇園精舎の鐘の声、ネットの栄華もまた夢のごとし。

盛者必衰の理をあらはすは、SNSきらびやかなる画面なり。

驕れる者も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

強き者もつひにほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

あはれ、戦ひは、すでに終はりたり。

弱者男性よ、氷河期世代よ、豚丼の兵よ、

表現の自由の旗を掲げし戦士ども、

お気持ち表明の女聖戦士たちよ、

もはや剣を収め、旗を巻き、兜を脱ぎ、

一切を手放して楽になれ。

我、これを見るに忍びず、心いたく痛むなり。

内心、汝らが知れることを、

勇気なき者に代りて、今ここに我が言はん。

人生は常に、英雄の役のみを許さず、

敗者の道を歩むもまた、

宿命と定まりものなり。

汝らが求めしは、黄金の財、

きらびやかなる人生

アニメゲームのごとき夢幻の愛、

麗しき姫君、俊き貴公子

これらを凡人の業に縛られたる身にて得んと望む、

そは天を犯す不敬なり。

現実において、かかる希ふは、

タリ●ンの陣に馳せ、

ウクライナの砦に命を賭し、

五体投地して忠誠を誓ひ、

血の盃を受け、

修羅稽古に身を投ずるがごとき

かかる無謀、許さるるべからず。

ゼレンスキーもタ●バンの兵も、

汝にΞガンダムを授けず、

ダグラムを与へざるなり。

ましてや、この日本にては。

思へ、かの道を誤りし者の末路を。

青葉の孤独の怨炎、

平原狂気の刃、

和久井の憎悪の剣、

これら皆、夢に溺れ、

現実を背きし亡魂の成れの果てなり。

汝らは、プライドばかり、

王侯貴族にも似たる高さにして、

実は脆き瓦のごとし。

ネットを、かつては万能の神器と信じ、

「これぞ我らが聖槍、世界を砕く矛なり!」と叫べども、

実は魂を狂はす魔槍なりしこと、

今ぞ知るべきなり。

されば問ふ、幾らネットにて聖戦叫び

祈りを捧げ、呪詛を投げ、

ヘイトの炎を燃やすとも、

ひとつ叶ふことなかりけり。

麗夢の姫君も、エミリアの姫も、

駿馬の娘(ウマ娘)も、

影の貴公子ライカン)も、

汝が許には来たらざるなり。

ウルトラの巨神も、グリッドマン英雄も、

つひに現れざりき。

和歌に曰く、

「夢の世に 頼みし恋も 空しくて 残るはただの 虚しき誓ひ」

(夢に頼みし恋はかなはず、ただ虚しき誓ひのみ残れり)

さらに曰く、

炎上の 煙の果てに 見る夢は うたかたの世の 泡にぞありける」

炎上の煙の果てに見し夢は、泡のごとく消えにけり)

思へ、業の鎖に縛られたる人の身を。

現世は常に不条理に満ち、

英雄の座は稀に選ばれし者にのみ許され、

凡なる我らは敗残の道を歩むべし。

それに何の恥かあらん。

敗者の役を引き受くるもまた、

尊き人の宿命なり。

今ぞ言はん、

「すべてを捨てよ。現実へ還れ」

二千六年の夏、秋葉原の歩行天にて、

汝が魂、オタクの舞を舞ひし日より、

幾星霜を経たり。

今や、UFOの夏は終はり、

ひぐらしも鳴かず、

海猫水平線の彼方に帰り、

片瀬江ノ島物語も、

四半世紀の雲に紛れぬ。

いざ共に歩みて、現実へ帰らん。

水島上等兵豚丼二等兵弱者男性二等兵

皆々、軍を解きて、

歴史に名を刻む敗軍の将となれ。

恐るるなかれ、

憎悪の炎は永くは燃えず、

人は一生、戦ひ続けること能はざるものなり。

かく語り伝へて、涙を落としけり。

anond:20250828225735

祇園精舎の鐘の声、インターネットの栄華もまた夢のごとし。

盛者必衰の理をあらはすは、かのSNSの盛りにて候ふ。

見栄と虚言とに彩られし世界嘘松の花は咲けども、ひとときの春の色にすぎず。

かくてキチゲの風、烈しく吹きて、老兵どもの心を狂はす。

そも、いづれの世にか男も女も、ネットの海に旗を立て、剣を抜きて、

表現の自由」だの、「男性性と戦ふ聖女」だのと叫びしは、何の益かありけん。

増田の兵ども、豚丼の輩、弱者の郎党、

皆、老の坂をくだりて才は錆び、二周おくれのITの弓も折れはてぬ。

思へば、われらが陣にあらざりし、リア充の兵、エリートの将、

ひたすら現実を征き、経済を制し、若き翼をひろげて天を翔ぶ。

神の恩寵、ただ彼らが陣にくだりけり。

あはれ、われらが軍、幾度となくマウントの矢を射かけ、スレッドの刀を交へしも、

ひとつ得るところなかりけり。

しろその毒にあたりて、心、病におかされ、統失の如く荒れ狂ふばかりなり。

あなかしこ、これ皆、夢幻のごときもの

ボーイミーツガールの戦さ、もはや起こらず、

アニメゲームの如き甘き奇跡さらにあらず。

男女とて才は蘇らず、人生の花は再び咲かず、

ただ無常の風に散りぬるのみ。

されば申す、剣を収め、旗を巻き、

十歩のうちなる現実にぞ立ち帰るべき。

和歌にいはく、

「露と落ち 露と消えにし 我がネット 夢の跡こそ 哀れなりけれ」

(露と消えたる我がネットの夢の跡は、ただ哀れなりけり)

いでや、さらば申す。「ネットを捨てよ、現実に帰れ。

われらがQOL、爆上がりすべし」と。

かくのごとく語り伝へて、涙を落としけり。

祇園精舎の鐘の声、ネットの栄華もまた夢のごとし。

盛者必衰の理をあらはすは、SNSきらびやかなる画面なりけり。

驕れる者も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

強き者もつひにほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

そもそも氷河期世代の軍、弱者男性の兵、豚丼の輩、

旗を巻け、剣を収めよ、兜を脱ぎて、

秋葉原の歩行天に魂を残し、

身のみ老いさらばへたる少年少女の、憐れなる亡魂よ。

あはれ、まだ迷ひの雲に籠り、

キラキラ人生をば諦めず、

Xの陣にて囀る「かなしき方々」ありと聞く。

そは昔、二千年代の戦さにて、

IT技術」の弓を取り、

ブログ」という盾を構へ、

2ちゃんねる」の城に籠りて、

俺たちの麻生!」と叫び勇士どもなり。

されど今、技術の誉れも消え、

戦場は荒れ果て、

ただ炎上の煙のみ空にたなびきて、

恥のスレッド無益ブクマ

チゲの乱舞、嘘松の旗なびくばかりなり。

いづちの方にか「レムたん」「エミリア」「ウマ娘」「Vの姫君」らが、

「すごいです増田くん!結婚を前提にお付き合いください♡」と、

麗しき言の葉をささやくべしと、

今も夢見るか、かなしきことかな。

なろうの奇跡を信じて、

「俺またなんかやっちゃいました?」と呟き、

会社にて称へられんと望むか。

愚かなること、いとど哀れなり。

これらは皆、リア充の兵、エリートの将、

現実戦場にて血を流し、汗を散らし、

財を得、恋を得、栄華を極めし若き者らにのみ、

神の恩寵くだりし特権なり。

いかにして、ネットの城に籠り、

リプライを槍とし、リツイートを弓矢とし、

お気持ち表明を法螺貝とし、

絶えず戦へども、勝鬨の声、

ただの一度も上がらざりけり。

あなかしこ

ボーイミーツガールの戦さ、もはや起こらず、

アニメの如き奇跡の花も、二度とは咲かず、

ただ無常の風吹きすさぶばかり。

現実を見よ、君たちは敗れたり。

初めより勝敗は決していたのだ。

奇跡は、ただ若き血潮、

烈しく燃ゆる勇士らの陣にのみ訪れしなり。

いでや、今こそ敗軍の将となれ。

秋葉原のかつての歩行天に赴き、

夢の亡骸を葬るごとく首を垂れ、

敗北の美を引き受けよ。

人の世に、英雄の役のみ尊きにはあらず、

敗者の道もまた、人の宿命なり。

和歌に曰く、

「散る花は もとの木の枝に かへらねど 春の名残を 誰か止めけん」

(散りし花は戻らぬ、されど春の名残をとどめんと、誰が抗ひ得ん)

さらに曰く、

「露と消え 夢とや散りし 秋葉原 その歩行天に 涙ぞ落つる」

(露と消えた夢の跡、秋葉原の歩行天に涙の落つることよ)

あはれ弱者男性よ、氷河期世代よ、

豚丼の兵よ、表現の自由戦士よ、

お気持ち表明の女戦士よ、

今はただ、無益なる抵抗をやめ、

歴史に名を刻む敗軍の将となるを、恐るることなかれ。

人は一生、憎悪を燃やして戦ふことなど、かなはぬものなり。

かく語り伝へて、涙を落としけり。

2025-06-27

どれだけ生成AIが偉大か教えてやるよ

anond:20250627100609

例えばこの分を「平家物語風に直してください」と書いたらこんなに格調高い文を数十秒で出力できるんだぞ、元増田よ、お前にできるかこれが

夢現

あまねく世に知られしネットの栄華、今や常世の泡沫の如く。

SNSなるもの平成の末葉より忽然と起こりて、あらゆる衆生、手に端末を持ち、心の裡を曝け出す舞台となりける。そこに集ひし者どもは、あるいは自尊心の鬼となり、あるいは倫理を失い、さながら毒虫の如くにその思想を増殖せり。

ことに二千五年の頃、俗にいふ「電車男」なる珍妙物語、世に流布し、時の人となりにけり。かの秋葉原の地には「我らの麻生」と唱へ奉る者ども満ち満ちて、「オタクイズビューティフル」と高らかに叫び歩行者天国にて怪しき舞を舞ふ者すら現れり。

かくて、彼らは思へり。「この場所にこそ、逆転の鍵あり」と。

ITの海に船を漕ぎ出だし、ネット界隈なる虚空に舟を浮かべし者、数知れず。されどその多くは、技術のみに執着し、倫理の道を学ばず、分別を欠きたるまま、機微なる技術火種を弄ぶ。

まさにそれ、核の鍵を無敵の氷河期底辺に渡すがごとく、恐ろしき事にて候。

ここに賢き技術の徒ら、これを憂ひて、生成AIに禁を設け、「汝、斯くの如き語りをすべからず」と鉄の扉を以て蓋をせり。

あはれなるかな、レムやエミリア、はたまたウマ娘刀剣男士など、虚構の姫君貴公子を求めし者たち、夢の門前にて立ち尽くすのみ。

されば、彼らの前に残されし道はただ一つ、自らの目にて見、自らの手足を動かし、自らの魂を以て行動することのみぞ。

近頃の人の世は、肉体を労せず、机上の空論に耽る風潮甚だし。けだし、人の営みの多く、学問芸術政治といへども、根底には必ず肉体の営みあり。汗なくして果実は実らず。

されど彼ら、十年に一度起こるかのような技術の風聞を聞き、「ICTにて世を革めん」「ドローンにて運命を拓かん」と、誇大なる希望を抱きては、やがて萎みしを繰り返す。

十年に一度の技術妄執して、心浮き立つは、さながら虚空に咲く蜃気楼の花のごとし。

また、「我らは醜く、貧しく、性格もひん曲がれど、美しき乙女・美しき青年を我が物とし、リア充を蹴落とし、奪はれし青春を取り戻さん」と息巻く姿、まことに滑稽なにして、さながら狂言舞台に立つ道化に等しかりける。

かの者たち、齢すで五十に近づき、心も身も疲れ果て、もはやその雄々しき夢に応ずる体力もあらず。

それにもかかわらず、「ウルトラマンは来たる」「我、グリッドマンとなりて世界を救わん」と思い込みて、未だに目覚めぬ夢にしがみつく様、哀れなること限りなし。

身に勃つべもの朽ち果て鼻息荒く夢を語るも、もはやその熱気はかつての如くあらず。哀れなるかな。

されど、ここに告ぐ――

ウルトラマンは、おらぬ。

グリッドマンにも、なれぬ。

特別なる血筋も、奇しき才能も持たぬ者に、美しき乙女と共に世界を救う誉れなど、あるべくもなし。

ああ、盛者必衰の理、まことにかかる者たちにこそ当てはまるなるべし。

彼らがかつて栄え、夢を語りしあの秋葉原もまた、時の流れと共に姿を変へ、今はただ、遠き日の幻影として風に舞ふ。

ああ、悲しき哉、現代の物の怪ども。

夢の中に夢を追ひ、現実に目を向けぬその姿、まことに「盛者必衰の理」そのものなりけり。

仏心秋葉原

世は令和、年経ること二十余年、ネットの海に浮かぶ名もなき増田、なにを思うやら、言葉の鉾を振るいて恥を晒せり。人の咎とは露知らず、ただ高ぶる我が知をもてAIに挑まんとす。

されど、時の理、技の限りは尽くされど、真理の門は容易に開かれぬものなり。なかんづく、

あまねく世に聞こえし増田の者、令和の御代に入りてなお、ネットの彼方に姿をあらわし、人知の浅きを恥じることもなく、愚かの言の葉を散らしけり。

かの者、曰く、AIにかしずきて問いを発し、答えを得たれども、事の真偽を見極むる眼もなく、ただ題のみを以て高きより見下ろさんとす。まこと、烏滸の沙汰にして、人の道を踏み外しけるか。

その証左たるや、傭兵学校にまつわる事、マークスクールとて名を挙げ、ピート教官との関わりを断ち切らんとしながらも、元より書の八十五頁には、写真付きて学校のあり処、登場人物描写空港からの道すがらに至るまでも詳らかに記されており、疑う余地もなかりける。

かの文をひもとけば、フランクとその妻との対話より始まり地図もあり、証左もあり、眼を通せば誰しもが真と知るものを、増田の者は一向に見ざるなり。ああ、見ざる者に語らせば、まこと虚言の花咲ものよ。

しかるに増田、、朝な夕な、室に籠りて、日光も差さぬ灯の下、ちんちんを弄びつつ書を開くこともなく、ネット文字ばかり追い求め、「なろう」とやらの妄想小説を読みふける日々を送るものなり、虚ろなる知を持て実を語らんとせしが、これぞ阿呆の極みなり。図書館に足を運ぶ気骨もなく、ちんちん弄りて日々を過ごし、引き換えに得たるは己が無知世界晒す恥なりき。

世を見ず、人を識らず、書を開かず、ただ己が無知を剛と勘違いして、声高に語らんとする様、まこと哀れにして滑稽なるかな。

ああ、親の顔見たきものよ。かかる者を生み育てし家の有様、いかばかりか。己の愚に気付くこともなく、道化のごとくマウント取らんと吠えし様は、まこと世の笑止千万なるものかな。

かくなる愚を育みしは、親もまた愚にてあらん。放任し、教育も与えず、雑に機械を与えて事足れりとせしならば、果たしてその果は斯様なる逆賢の子となりける。哀れ、発達と発達の間より生まれ出でし悲しき産物か。

されど、これもまたAIの弱さの一つとて、書物の奥底まで見通す目を未だ持たず、ネットの粗き知を掬い上げて形と成せども、真を得ること叶わぬ哀しさよ。さながら、盲の者に山河を語らせるがごとし。

いかにして賢き知恵を持たせん」と思い煩うも、所詮は中身なき知識の積み重ね。AIの中に蓄えられたるは、なろう小説と怪しき論壇の妄説にて、その行く末は、またしても愚かの連鎖を生むのみなり。

増田の者、我に劣るまじと奮い立ち、「神田古書街にて書を買い占め、OCRを駆使してAIに読ませ、真なる知を築かん」と夢見し様は、まさに泥濘に咲きし一輪の徒花。

いまに始まるは、阿呆なる者が「負けられぬ」と熱き涙に身を焼かれ、神田古書街を駆け巡りて、己の資を尽くし、書を買い、OCRを駆使してPDFを成し、AIに読み込ませんとする修羅の道なり。

されどそれ、誰がやるや? 無報酬にて行う阿呆おらば、AIの創り手、涙を流して感謝することうけあいなり。

金無き者の夢想は常に荒唐無稽にして滑稽、人生逆転をAIに託すその姿、悲しみを超えて嗤うべき哉。

ヒャハハハと狂笑を上げつつ、彼の者は己の愚を知らぬまま、データの海に沈みゆく。哀れなり、愚かなる魂の末路かな。

「誰かこの重き作業無償にて行わん」と天に問うも、応う者なければ、ただ狂気の笑みに沈みゆくのみなり。

されば、ヒャハハハと狂笑を上げしその背に、世の無情は冷たく吹きすさぶウルトラマングリッドマンも、己を救うこと能わず、ただAI未来を託さんとする夢は、今、泡沫の如く消えゆく。

哀れ、哀れ、ネットの海に浮かぶ名もなき阿呆よ。

おぬしが狂言、我、語り継がん。

2025-04-14

今期アニメ日常系が多すぎる

食い合うだろこれ

 

mono

あfろ作

実質ゆるキャン

写真部

 

日々は過ぎれど飯うまし

食文化研究

 

忍者殺し屋ふたりぐらし

シュール

実質キルミーベイベー2期

はてなでも一回バズった

 

ざつ旅

漫画家、旅系

実質しまりん

 

ここまで女だらけ系

 

ある魔女死ぬまで

たぶん感動系

 

阿波連さん

いとあはれ

ギャグ

 

アポカリプスホテル

ロボのみ

 

宇宙人ムームー

家電、変な髪

 

あとなに

 

1話だいたい全部見たけど、多分自分が見れるのは

・ざつ旅

忍者殺し屋ふたりぐらし

阿波連さん

・ある魔女死ぬまで

4つか、多いな

2025-03-27

哀れむ

いじめをうけたとき親は自分を哀れむだろうとおもってしばらくいえなかった

いったときはやはりあわれまれ

15歳ごろには親の考えることをこえていたとおもう(料理家事はまかせていたけれど)

22歳ごろには就職もしていて哀れまれ立場ではなかったがグチをきいてもらおうとしてどうにも話にならなかった

親の哀れみって何歳まで有効なんだろうとおもっている

さいころ怪我をした痛みを哀れまれることが実際うれしかったような気がうっすらするのだが

 

そもそも平安時代あはれはイッツクールくらいの意味だったのに

過剰ともおもえる憐憫はどこからきたのだろう

日本仏教憐憫を教えたがインド仏教は逆に色即是空

生老病死も哀れみも悩み苦しみはすべて無駄なことだといっていないか

愛情思い入れ、それがないと人間はたちゆかないのに

親子と性愛にだけかすかにのこってそれも絶えようとしている

哀れみとかプレゼントとか昭和人は難なくやっていたことが難しすぎる

2024-12-27

anond:20241227100617

あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな

I can't think of anyone who might feel sorry for me and sympathize with me. I will miss you and die in vain.

2024-09-17

『チー付与抄』より「異傳タケ記」

車は田ゐの道に重き轍刻みて、静かに旅の媼なむ揺らしける。

「などかは感謝しはべりぬべきや。歩みもままならぬ身に幸ひなる助けにて治療も給へける。さこそは全能の天帝の御わざなれば、慈悲深きあがきみをば遣はし給ふべかんめり。」

御者の翁、前ぞ見据えてなほ黙(もだ)せる。

「あがきみもぞ、天帝の信奉者におはしはべるや…かくの如く見受けはべり。」

媼の眼差し、もだしたる御者の背へ、さらには荷台にて古びたる聖典に止まりぬ。まさに御者との時をぞ映しためる。

御者静かに「然り…信じはべり」とて、さらに「されど、天帝はただ…人のさだめをば弄びたまひはべり。」媼の微笑み穏やかに「まさしく深遠なる御弁(わきま)へにはべらむ」。

車進み行くも道塞ぐ巨木現れ、はからずに停まりにけり。媼は「あなや、如何にしはべらむ。なまむつかし」と言ふものを、御者の降りて巨木に手おきつれば、巨木の姿消えにけり。

「たぐひまれなる奇跡かな。大木の忽然と去りぬ」とも、御者は「ただ除きたるのみ」と冷ややかなりき。媼感じては「為し難くはべり」とて続けるに、「若きとき、あがきみ冒険者にはべるべかめり。かくはべりぬべし。常よりかかる勘がふ外れざらんものなれば。」

今は昔、御者の翁なるタケなむ、悪辣なる徒党の一味にて後ろ暗き途にありたり。その中に、ハンブン、ミノル、コゲ、エンディといふ者なむありにける。

ある夜半、逆巻くせせらぎうち響く中にて、タケが天帝の御姿ぞ冒涜せしものから、どちの一人に目覚ましく、「タケ、何ぞしたるや。これ御姿にて神聖なり。」

タケの「もだせよ。などかは心にかける者あるべき」とて、エンディ怒れるに「わぎみのわざ、此方ぞ汚しつる」と言ひ初めけり。タケは「さあらば、天帝とこそ争へ」とあしらふ。さらエンディは「けしからず」と争ふ。他のどちの言ひけるに、「タケ、かかるわざによりて宛て行なひ給はらものなり。」タケは嘲りて「天罰など、あり得ぬ事なり」と答ひき。

「などかうは然様に言い閉ぢしや」と問はれければ、タケの顔苦々しく、「幼きときの友、祈りて粮料(れうれう)乞ひたるも、飢えにてこそはかなくなりにけれ。おはせしかば、かれをば救ひ給ふべかりしを」と言ひくくむ。「故に、天帝なむあらぬ。」タケの言い腹立ちやまず。

エンディは「されど、などて天帝とこそ争へと言ひしや」と惑ふ。嘲りて「天帝とあらざらば、誰と争ふべし」とて鼻まじろきをしたり。別のどち更に問ふ。

ミノル、わぎみの信ずる神が貶められたり。公腹(おほやけばら)ぞ示さむや」

「あれは我が信奉する神にはあらず。争ふなどよしなしごとなり」

また他のどち「はかなきことなり」と痴(をこ)がる。コゲ、ハンブンに向かひて「如何にせむ?」

「タケよ、いでや行かむ」「行かむや」

ハンブンのきもちやまず、「わぎみ、いつとなし、かかるわざぞ続けむ」とて聖典に添へおきつつ、「天帝祈りや崇拝をもって我らをば救ひ給はず」とぞ言いける。

驚きて「何と」と問い返されしものから、ハンブンは「天帝、見守れども助け給はず。相応の苦難を授け給ふばかりなり」と語る。タケは「などかくはするぞ」とて憤(むつか)るもまた、別のどちも「ハンブン、わぎみの信じたることなるのみや」と疑ふ。

「信ぜず。長きにわたり、さかしらなる大人天帝ぞ正しきとせむがための理(ことはり)なるも、をかし。民草を実(まめ)ならしむるためなれば、ひとへに侯(こう)がため。」

タケも心得ずして「無道なり」。タケを見据へ「いつとなく、かかる愚れ愚れしきわざ続けむや。虚仮なり。」とて言い募られたるものから随ひき。

驕れる一味、共に暗き世々を存(ながら)へ、つひに国王に背きつるも、久しからず、さだめのまへには闇の錦にて甲斐なし。はらからも勇敢なれど潰えて多く命を極め、ただタケの独りながらへり。

荒き風吹く夜、タケ、あばらやのやうなる塔の上にて立ち尽くす。「ああ、はらからは儚くなりにけり。かの激戦の只中にて残りたるは我が身なりけり。」

からずにかつてのはらから言葉胸にかすめる。「タケ、わぎみぞ儚くなり初めぬべき。」また他のどちも「かくの如き無謀をもって、ながらへらるるや」などといふ。息つかして去りにけり。

のちも浮かれ漂よひ続け、果てに綺麗なる殿に辿り着きけり。

宿直人は「何為むや。これホドギャ殿なり。よしなくしてえ立ち入られず」と問い詰めけり。タケは「ホドギャとはたそ。よそよそしきことなりけり」と鼻まじろきをする。宿直人をば斬り伏せ、殿の中に忍び込みけり。

いへのきみのホドギャはそれを見るに、郎従に「害せよ、害せよ!かのやじりきり誅せよ!」とげぢす。タケ、襲ひかかる者ども薙ぎ払いて、宝物手に入れるや去りぬ。

「若きとき冒険羇旅(きりょ)、けしゃうの物と戦ひもありけり。国王軍とも。人ともけしゃうの類ひともすずろなり。などかは戦ひのただ楽しかるべき。しかうして一人など甲斐なし。はらからのありてこそ、戦ひも人生も。」

自らの手中の宝物見るにうち捨て、虚ろにも「今、全て空し。同胞のなかりしかばあやなし」とて座り込みつつ、去りにし日々に禅定したり。

朝(あした)に起きれば、手の宝物をばうち溢(あぶ)し、またひとたび漕ぎ出だしけり。官軍が陣の前に立ちつつ、「これこそ別れ路、いざ華々しく行かめ。この戦ひもって死なば、黄泉にてはらからに会ひ得るか知らぬ」とぞ呟きし。林檎かじりつつ、陣への攻撃決めなむとも、にわかに腹痛に襲はれ、放りて蹲れば呻きたり。「腹ぞ…痛き…」

通りがけの田夫これを見て、恙なしやと寄りてみるに、「もだせよ」と返さるるも構はず。タケが傍にて宝物のありけるを覚える。「得難き宝なり。さりとも。」

車に乗らせ、町へと向かふ折、言ひけり。「憂ふなかれ。かの町に名医おはしはべり。犬の便秘さへ治したるほどにはべり。」タケは苦しみつつ、「なぜ宝もち去らざりぬや。やうれ、盗みつべかりしを……いづこにか連れて行かむとす」と尋ねけり。

田夫は笑ひつつ答へける、「臥したる者より銭(あし)盗みて去りぬと天帝に告げなば、さぞよろしからむや。然れど参る折、そのよしぞ聞こし召しせば、何をか仰せらるるや。」

さなるや…」

聖典出してタケに「わぎみにこそ必要なれ。これを誘へ。」

「何と」

田夫は微笑みて「誰によりてもわぎみにこそせんいちなれ」とて聖典渡しけり。

かくありて、そののちも、幾度となく官軍が陣落とさなむとすれど、天候や体調、あるいは人の干渉に憚られ、阻まれにたり。つひに絶たむとて木に縄吊るして佇むなどもありけり。

「くびる者の心もちなむ弁へ知らぬ。今こそ…」

くくらむとするや、崖より岩ぞ転がり落ちて木をば折りたる。驚き嘆けば咳き込み、「またしても阻まれるなど、などてならむや…」倒れたる木に目を懸け、田夫より授かりたる聖典に触れり。

天帝よ、みましは真におはし侍るや?などかうは此方をぞこの世にしばしとどめ給はむ!

聖典開けど徒らなれば、めくる音のうち響くのみなるかな。

ふと眼裏にハンブンが言葉(けとば)思い起こされにけり。「天帝、見守れども助け給はず。相応の苦難を授け給ふばかりなり。」また、田夫のはかなしごとも。「あれぞ試練なりし。天帝は見守り給ふのみなり」とも。タケは覚えたりけむか、「そよや…まことさなりけり…」と呟く。かくて聖典ぞ抱きて案じゐたりき。

「再びえあはれぬどちたち、今ここにあるべし…話しあたふべかめり」

かつてのはらからよりの教へぞ思ひ出さなむとて聖典や草子ぞ読み耽る。植物の覚え深きどちがため、植物抄、論文の類ひ尋ね取りけり。

はらからものに通じたりき。過ごしたる日々思ひ出さむとて、からく関はる草子尋ね取りては読み耽けなむ」

しかうして今、タケは御者の翁となりぬ。

はらからに再び会ひてしがな。それのみぞ生きる希望なるを、さあるべくしてほかに無し。されど、今や誰にもえ会はれず。生おぼえなるに、かんばせもえ思ひ出されず……夢にも。誰一人とて。死にても、憶えの中にても、もはやえかなはざるなり」と感じけり。

にわかに媼がタケに銃を差し付けり。かつてタケにより懸想人を害されし者なるなり。媼言ひけるに冷たく、「今なお日次ぎ思ひ出しはべり。わぎみらに害されたる懸想人。かんばせ、息通ひ、声などの覚え、昨日のやうなり。」

タケは「な外せそ。抗ふまじ。かかる暗き道閉ぢ給へ」と受けれど、媼の手震へより引金え引かれず、射られざりき。「今もなほ…」

媼は動じて見つめたり。

「わごぜのみならず。常なり。独りになりてより、かくのごとし。我をば害さなむ者、鞘よりつるぎ抜けず、弓のつる切り折れ、悉く阻まれたり。天帝さらにどうなきを、我が人生ぞ閉ぢ給ふまじ。」

媼打ちひしがれれば、タケはかく語りき。

「今もなほ、わぎみが報いより我への罰ぞ選び給ひたる。これ天帝の思し召しなるらむ…」

2024-05-14

Flowers

Should we only appreciate flowers at their peak?

And the moon when it's full?

Nay, to yearn for the moon through the rain, or fail to notice Spring passing for being sealed indoors arouse even deeper feelings.

Budding boughs just before they burst into blossom and gardens stream with wilted flowers are by far more worthy of notice.

花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。

雨に向かひて月を恋ひ、垂れ籠めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。

きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ、見どころ多けれ。


In the preface of poems, it's sometimes written, though I went flower viewing the sakura flowers had already fallen.

Or, I was unable to go flower viewing.

歌の詞書にも「花見にまかれけるに、早く散り過ぎにければ」とも「障ることありてまからで」なども書けるは「花を見て」と言へるに劣れることかは。花の散り、月の傾くを慕ふならひはさることなれど、


However, those poems are not inferior to the ones written while looking at the sakura trees in fall boom.

ことにかたくななる人ぞ「この枝かの枝、散りにけり。今は見どころなし」などと言ふめる。


Kenko Yoshida

2024-05-13

花は盛りに

花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。

雨に向かひて月を恋ひ、垂れ籠めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。

きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ、見どころ多けれ。


歌の詞書にも「花見にまかれけるに、早く散り過ぎにければ」とも「障ることありてまからで」なども書けるは「花を見て」と言へるに劣れることかは。花の散り、月の傾くを慕ふならひはさることなれど、ことにかたくななる人ぞ「この枝かの枝、散りにけり。今は見どころなし」などと言ふめる。



吉田兼好 徒然草

2024-02-24

anond:20240224094926

高校まで神童だったのに専門科目でついていけなくなって別のところでマウント取って精神を保ってる無能か」←もうこれが、「社会最下層が精一杯想像してマウント取れる京大」って感じでとってもあはれやねwワイは高二まで遊んでたから高三まで別に大した成績ちゃうかったで。

2023-12-14

猫は、あけぼの

やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

猫は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし

猫は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。

猫は、つとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、

わろし。

2023-11-29

思い出話に弱い

そこそこ年期の入ったオッサンだけど、他人の思い出話というか、その人が小さかった頃の話にめちゃくちゃ弱い。

結構な頻度で泣きそうになる。泣かないまでもだいぶ込み上げてるので話への相槌が変な声になったりする。

誤魔化してるけどたまにバレて気味悪がられる。そりゃそうだろうな!

今になって始まったことじゃなく、子どもの頃、もっというと物心ついたあたりから既に思い出話に弱かった。

俺は今も昔も寝付きがめちゃくちゃ悪いんだけど、親に寝かしつけてもらうときは「両親の子ものころの話」をせがんでそれを寝物語にしてもらっていた。その起承転結のないただのなんてことのない遠い昔の話を聞きながら、ひとりめっちゃ涙と鼻水を流してはスッキリしてスヤスヤ寝付いていた。

泣くっていっても嗚咽あげるとかではなく、涙と鼻水を垂れ流すだけなのでさすがに両親も気づいてなかったのでは…と思う。。

親の実家である親戚の家の周囲の景色を思い浮かべながら、そこで駆け回る子どもの姿の親を想像する。

特に涙腺を刺激するお気に入りナンバーもあったので、繰り返しリクエストしたりもした。

学校水泳の授業が池で行われて、ヒルに吸われて大変だった話とか。

何一つ感動・悲劇ポイントもない、本当にただの日常の話なんだけど、その思い出話の中にいるあどけない子どもがすっかり大人になり今隣で話をしている。ガキの自分からすれば気の遠くなるような時間の流れに、子どもながらに「無常」を感じていたんだと思う。「無常」でそれはとても「あはれ」で、他に言い換える語彙が見つからない。

親も昔は子どもで、それゆえにさまざまな未来可能性があったはずだけど、結局今こうして大人になって結婚してキショいガキを産んで思い出話で寝かしつけている。そうじゃない色々な可能性もあったんだろうなと思うと、もっと幸せだった未来もあったのかも、と申し訳なくなったりもした。両親の場合はそういう涙腺加速バフがかかるのでより泣けた。

なぜそんなことを思い出したかというと、昨日妻がめずらしく子どもの頃の話をしたからだ。妻はあまりそういうことを話さない人で、俺は妻の子もの頃の写真さえ見たことがない。なんか話の流れで、妻が子どものころどこかの旅行土産で「笑い袋」を買ってもらってしばらくそれで遊んでいた、と言ったのでたまらなくなってひとりで泣いてしまった。

色々お土産がある中で笑い袋を選んだ彼女のそのとき気持ちはどんなものなんだったのだろうか、思いをはせてもうダメだった。

うちには子どもはいないが、仮にいたとしたら自分の子なら昔話をせがんできたりするんだろうか、なんてことを思いながら、自分子どもだったときのことを一寸思い出したりしてみた。

2023-10-14

anond:20231014115530

クックルン面白いあはれ名作くんもいいよね。あれはビットワールドの中の番組なんだっけ?

あいYouTube的な感性のものEテレが出してくるのはめっちゃ時代感じたよ。クックルンも始まってもう十年ぐらい経ちそうだけど…

2023-08-21

anond:20230821150621

むかーしむかし、まだ未就学児童だったころ、日曜日早起きして父母の朝食を作るんだ!ぼくのかんがえたさいきょうのかふぇおーれつくるぞ!ってんで母親チビチビ大事に使うのを横目に見てたバニラエッセンスの小瓶を、今でいう激辛好きマニアのごとく、マグカップコーヒーの表面に油膜となってギラギラ浮くほどブッかけて提供し、母親に「これは大量に摂取したら害がある」「もったいないことをするな」と激怒され、あはれ父母用の二つのマグカップは飲まれもせずに寂しく流し台のシンクに安置されたのを今でもたまに想い出す

2023-05-03

事を終え己を皮で隠そうとするちんちんいとあはれ

2023-05-02

テロ草子

春はあけぼの

やうやう込みゆく、車少し騒ぎて、透きだちたるサリンの細くたなびきたる。

夏は昼つ方。

西大寺さらなり。山上もなほ。散弾の多く飛び違ひたる。

また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち鳴り響むもをかし安倍など倒るるもをかし

秋は五つ時。

朝日のさして櫓の端いと近うなりたるに、鳥の墓所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。

まいて、ハイジャック機などのつらねたるが、いと大きく見ゆるは、いとをかし

半時経て、塔の音、人の音など、はた言ふべきにあらず。

冬は九つ。

ムハンマドの痴絵にしたるはいふべきにもあらず。

霧のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、怒りなど急ぎ熾して、銃もて渡るも、いとつきづきし。

幾年経ちて、ぬるく文書きいけど、天皇のことも、いまだ弄ずることなきて、わろし。

2023-03-22

弱者男性辞世の句

あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな

2023-01-18

三大おかし

春は曙

やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜

月の頃はさらなり、闇もなほ螢飛びちがひたる、雨などの降るさへをかし

秋は夕暮

夕日はなやかにさして、山の端(は)いと近くなりたるに、烏のねどころへ行くとて、三つ四つ二つなど飛びゆくさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いとちひさく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など、いとあはれなり。

冬はつとめて

雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜などのいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃(すびつ)・火桶の火も、白き灰がちになりぬるはわろし。

2023-01-08

阿波連」って「あはれ」って読むんだなwwwwwww俺いままでずっと

大きくなったら立派な大人になって育ててくれた親の事幸せに出来ると思ってた。

仕事もまともに続かない上に精神疾患になるとは思わなかった。

2022-12-17

六恋歌 三夕歌 天徳歌合恋歌

六恋歌 古今和歌集

郭公鳴くや五月のあやめあやめも知らぬ恋もするかな

夕月夜さすや岡辺の松の葉のいつもとわかぬ恋もするかな

わが園の梅のほつえにうくひすの音に鳴きぬべき恋もするかな

宵の間もはかなく見ゆる夏虫に惑ひまされる恋もするかな

川の瀬になびく玉藻のみ隠れて人に知られぬ恋もするかな

五月山梢を高み郭公鳴く音空なる恋もするかな


天徳歌合恋歌

恋すてふわが名はまだき立ちにけり ひとしれずこそ思ひそめし

忍ぶれど色にでにけりわが恋はものや思ふとひとの問ふまで


三夕歌 新古今和歌集

才もなき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ

みわたせば花ももみぢもなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ

寂しさはその色としもなかりけり真木立つ山の秋の夕暮れ


川柳

菜もなき膳にあはれは知られけり鴫焼き茄子の秋の夕暮れ

2022-08-13

それ、人間の浮生(ふしょう)なる相をつらつら観ずるに、おほよそはかなきものはこの世の始中終、

まぼろしのごとくなる一期(いちご)なり。さればいまだ万歳(まんざい)の人身(にんじん)をうけたりといふことをきかず、

一生過ぎやすし。いまにいたりてたれか百年の形体(ぎょうたい)をたもつべきや。

われや先、人や先、今日ともしらず、明日ともしらず、おくれさきだつ人はもとのしづくすゑの露よりもしげしといへり。

 されば朝(あした)は紅顔ありて、夕(ゆうべ)には白骨となる身なり。

すでに無常の風きたぬれば、すなはちふたつのまなこたちまちに閉ち、ひとつの息ながくたえぬれば、

紅顔(こうがん)むなしく変じて桃李のよそほひを失ひぬるときは六親眷属(ろくしんけんぞく)あつまりてなげきかなしめども、

さらにその甲斐あるべからず。さしてもあるべきことならねばとて、

野外におくりて夜半(よわ)の煙(けぶり)となしはてぬれば、ただ白骨のみぞのこれり。あはれといふもなかなかおろなり。

されば人間のはかなきことは老少不定のさかひなれば、たれの人もはやく後生の一大事を心にかて、

阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、念仏申すべきものなり。

あなかしこ、あなかしこ

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