はてなキーワード: ひとしずくとは
布団の中で天井を見つめ、自分の人生とはなんだったのかと考えずにはいられない。
それなりの大学に入学したが、そこで共産主義に傾倒し、学生運動に参加してからタカシの人生は変わった。
学生運動は楽しかった。生きているという実感があった。心を許しあえる友にも出会えた。
しかし、年を経るにつれ、友は皆結婚し、活動から離れていった。
何人かの友はたまに会うと、お前もいい加減現実を見ろと説教じみた事を言い、タカシの方から連絡を絶った者も多い。
学生時代に反発していた「大人」と同じ事を言う友が許せなかった。
50を過ぎたころ、インターネットが広まり、タカシはそこを活動の中心とした。
年相応に体力は落ち、デモ活動などにも参加するのが億劫になっていた。
そしてあの男が現れた。
タカシの魂は震えた。自分の生涯をかけて戦える相手を得られた事に。
安倍晋三の行いの数々にタカシは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の右翼の王を除かなければならぬと決意した。
タカシのキーボードを打つ指は止まる事がなかった。ひたすらに安倍晋三への批判を繰り返した。
しかし、そんな戦いの日々が終わる時は思ったよりも早く来た。
安倍晋三の死を伝えるニュースを見たときは、タカシは狂喜した。
ついに天罰が下ったと、狭いアパートの中で、雄たけびを上げた。
見ろ!これこそが民意だ!貴様の数々の行いの報いがついに銃弾となり貴様を貫いたのだ!
数日間高揚した気分でキーボードに向かったが、その頃から、タカシは自分の不調に気付いた。
人生最大の敵と見据えた安倍晋三の突然の死は、タカシの活動への熱い思いを奪い去っていった。
Twitterを見ない日はないが、そこに情熱はもうない。議論に参加する事はあっても、燃える物がなかった。
タカシは天井を見つめ、自分の人生とはなんだったのかと考えた。
「晋三、なぜ死んだ」
昔、まだ世界が言葉のない静けさに包まれていた頃、人々の心はひとつの大きな森のように広がっていた。
風は囁き、木々はうなずき、すべてが静かな調和の中に生きていた。だが、ある日、ひとしずくの疑念が空に浮かぶと、それはまるで星が落ちたかのように、すべてを震わせ始めた。
人々はそのひとしずくを見つけ、疑いの霧に包まれてしまった。誰かが言う、あの者は不安定だ、怪しげだ、遠くの山の陰に隠された何かがあるかもしれないと。
しかし、あれほど澄んだ月の光が照らし出すように、真実はすぐそばにあり、すぐには見えないだけだと知る者は少なかった。
そして、神々は静かに語り始めた。
もしも疑うことができるのなら、信じる力も持っているはずだと。
闇に包まれた世界の中で、ただひとすじの光を信じる者は、最も強い力を持つのだと。
それを聞いた者たちは、疑いの声を止め、そっと心の中で言った。
「もしも、この者が本当に闇に隠れているのなら、私はその光を待ち続ける」
信じること、それはただの行動ではなく、希望の火を灯すこと。
夜の静寂を破るように、オーロラの光が空を流れ、私の目の前に現れる。グラスの中、ゆっくりと動きながら揺れるその色合いは、まるで夜空の一部。深い紫から淡いピンク、そして光を受けた瞬間にほんのりとオレンジへと変わっていく。まるで、空の端から光が滴り落ちるような美しさだ。
私はそのグラスを手に取り、軽く傾ける。舌先に触れる瞬間、冷たく鋭い酸味が広がり、私は思わず息を飲む。その酸っぱさが、最初は鋭く、そしてだんだんと深くなり、まるで冷たい風が肌を撫でるように、ひんやりと広がる。次第に、それが甘さと混ざり合い、柔らかな温かさが心の奥に広がっていく。
舌の上で溶けていくソースは、甘さと酸味の微妙なバランスで、まるで二つの世界が交わる瞬間のようだ。酸っぱさはひとときの痛みのようで、甘さはその痛みを包み込む優しさを帯びている。ひとくちごとに、その感覚が体を巡り、私はその瞬間の感触に身を任せる。何か遠くの記憶が引き寄せられるような、そんな錯覚すら覚える。
オーロラソースが溶けていく様子は、まるで星が夜空で静かに消えていくような儚さを感じさせる。グラスの中で、色が流れるたびに、私はその光景に吸い込まれていく。ピンクの色が透明に変わり、やがてオレンジが優しく染み込んでいくさまは、まるで夜明け前のひととき、夜がまだ明けきらない微かな光のようだ。全てが静かに溶け合い、私はその美しさに目を奪われる。
酸味が舌を刺激し、心を少しだけざわつかせる瞬間。甘さがそのざわめきを包み込み、穏やかな幸福感を残していく。その甘さが、まるで柔らかな陽光が私の心に降り注ぐように温かく、全身に広がる。ソースの中には、どこか懐かしい匂いを感じさせる成分が混ざっている。甘酸っぱさが胸に迫るたびに、私はあの昔の記憶の断片を思い出し、心が少し震える。
そのひとしずくのソースが、私の内面を静かに洗い流していくようだ。酸味と甘さの二重奏が、私の心に触れるたびに、何かを浄化していく感覚に包まれる。過去と今が交錯し、あの日の記憶が静かに蘇る。甘酸っぱいオーロラソースの味わいが、私の中でひとつの物語を紡いでいるようだ。
最後のひと滴がグラスを離れ、私は静かにそれを飲み干す。その後に残るのは、ほんのりとした甘さと、心に刻まれるような鮮烈な酸味だけだ。まるでその一滴が、私の中で何か大切なものを解き放ったように、余韻が長く続く。オーロラソースがもたらしたこのひととき、私の中で新たな光を灯したような気がする。
【リン単体】
・右肩の蝶
・Q
・ロキ
・ロストワンの号哭
・炉心融解
→代表曲って感じなので既に知ってる、もう勧められてるかもしれないけど一応!
・天樂
・いろは唄
いろは唄は発売わずか3ヶ月でこんなリンが出たのか!?となる原曲PVのイラストが妖艶なイケリン。
・アンデッドエネミー
→おこちゃま戦争や劣等上等のギガさんが関わってるのもあってか、ギュンギュン疾走するような曲。
PVはオリジナルキャラのみ…と思いきや……イケリンなのは確か。
自分はライブ見れなかったんだけど、現地組や配信組からモニターに映ってたのがイケリンと評判だったので、公式のまとめ動画や円盤でそのイケリンの姿が見れるのかも?
→可愛い系かと思ったらギターが効いためちゃくちゃかっこいい曲だった……巻き舌にも注目。
・タイトル
ひたすらまっすぐにリンのパワーをぶつけてくる曲で、最近のおすすめ。
【鏡音】
・下剋上(完)
・劣等上等
→劣等上等は有名すぎるけど、ぜひ下剋上を聞いたことなければこちらを聞いてから改めて聞いてみてほしい!
あんまり言われないけど、劣等上等がちゃんと鏡音のイメージソングだってわかる。
(・ごみばこ)
→レンの曲の続きなので鏡音扱いで。
まず曲のストーリー的にイケリンだけど、歌詞の言い回し?も随所でかっこいい。
伏せるけど「あたしも○○○○○○のかな」は特に好き!
・好敵手愛憎歌
・バッドパートナー
(かっこいい曲とは少し違うけど好敵手愛憎歌の雲丹さんが作ったリン曲「ここに愛があるのに」はリンのグロウルがとても良いので勧めさせてくれ)
→最近PC移植のDIVAに再録されて少しだけ話題になった曲。
原曲とDIVAで音源が違っていて、原曲はギター強めで調教がかなり凝っていて良い意味で別人級。
DIVAは三味線?強めで調教はシンプルだけど聴きやすいので、どっちが好みかは人によるし一長一短かな?
・ジャバヲッキー・ジャバヲッカ
曲が進むにつれてどんどんにぎやかになって盛り上がってくる。
→東京テディベアやロストワンの号哭のNeruさんの曲。
この曲は2人の高音が綺麗…というか、Neruさんの曲はかっこいい鏡音が溢れているので他の曲も是非。
・I WANNA TRUST YOU
2人とも声音が低くて、なかなか他の曲では聞けない声が聞ける。
【カバー】
→どちらもおればななさんが調教されてる/参加されてる鏡音カバー。
元々サビの盛り上がりが凄い曲なのに、さらに鏡音のパワーが上乗せされてる王道神調教。
(リン)
・夜咄ディセイブ
(鏡音)
基本的に全編力強い歌声なのに、サビになるともっと盛り上がる。
【番外】
かっこいい曲からは少し違ったり、他であまり勧められないかもしれないからここで是非勧めたい曲
・South North Story
→悪ノ娘/召使で有名な悪ノPと、トークロイドやネタ曲が有名なゆにめもPのコラボで、2人の似てるようで違うリンの曲。まさに可愛い感じとかっこいい感じ、2人の声の違いに注目。
→上記のゆにめもPの曲で、鏡音の公式コンセプトの「パワフル&チャーミング」そのものな曲。鏡音appendの公式デモソングにもなっていて、原曲を知ってるとクスリとできる小ネタあり!ミクもいるよ。
・師匠なフタリ
→リモコン、いいねってYEAH!などの有名鏡音P、ワンオポ(じーざすP)さんが鏡音10周年の時に書いた曲だけど、あまり他でピックアップされなさそうなので。
そもそもじーざすPの鏡音は2人のわちゃわちゃ間が楽しい曲からピコピコかっこいい曲が揃ってる。
わちゃわちゃしてる時のリンの印象も、よく担当するグライダーさんのイラストもあってか女の子ではあるけど中性的で、どこかゆるい感じもあって良い。
(・soundless voice) ・proof of life
それぞれ悪ノP、囚人P、ひとしずくPが投稿した、リンレン一対で切ない物語曲。
たぶん鏡音に物語曲が多いのにこの3つ、特にボカロ小説の始祖、悪ノ娘の影響は大きいと思うので、知っていて損はないはず。
・垂直落下
→全体的にそっと囁くようなピアノ曲…かと思ったら一気に鏡音のパワーが襲ってくる……!
曲自体はかなりしっとりしているけど、確実にパワフルな歌声が活かされてる曲。
→鏡音の没設定のようなもの、お互いが鏡に映った存在である「鏡設定」のイメージな曲。ツインボーカルであることが活かされた、まさに初期の名曲。
・私の時間
3DSのproject miraiに収録されたボーカルチェンジで、ミクの原曲に対してリン、レンそれぞれのカバーがある。注目ポイントは歌詞が変わっていることで、ところどころ3人に付けられた個性が出ていておすすめ。
ちなみに昔の二次創作でボカロが自分のPを「マスター」と呼んでいるのはこの曲が影響しているとの説が。
・Welcome to the Mirror Sound's Kingdom
→三大悲劇の1人、ひとしずくPが作った、言ってしまえば「鏡音がこちらを沼に引き摺り込んでくる曲」。
ひとしずくPの曲はよく美男美女が得意な鈴ノ助さんがイラスト担当することもあって、結構大人っぽいリンがいたりする。
・ナゾカケ
→レンの曲のアンサーソング。
曲はゆったりめだけど、この曲のリンの「意志の強さ」的なかっこよさがあるかな…と思ったけど、やっぱり曲の印象としては離れるなと思ったのでここに。
・怪盗ピーター&ジェニィ
レンを振り回すわがまま女の子的な性格だけど、小説版では「弱さ」が出ていたからか、原曲の方はより「強い」という感じがして良い。
→YouTubeでプロサカの曲を中心に、クリプトン6人の神調教カバーを量産している外国人Pさんで、まずハズレがない。
プロセカのオリキャラ歌唱に抵抗があったり、プロセカのボカロの出番、バチャシンver.未収録、調教の拙作さにがっかりした人達への一筋の救い。
パワフルでリアルな調教に定評があって、特に評価の高いMEIKOと同じパワフルシンガーの鏡音も思う存分力強い歌唱を発揮してる。
6人→シネマ、RAD DOGS、限りなく灰色へ(リンメインめ)
だけど、正直どれもすごいから気になったの全部聞いてほしい。
父さん、
私デートに行きました。
行っちゃいました、初デートです。
齢二十四にして、記念すべき
初の、デートでした。
父さん、
あの駅前のお店、
覚えていますか。
何故かクラシックが
爆音でかかってる
変な喫茶店。
母さんには内緒で
生まれて初めて
二人きりで
話をした場所です。
おしゃれなカフェで
ケーキ食べたあと、
何故かクラシックが
爆音でかかってて
面白いんですよ、
とか何とか言って、
うまいこと連れ込みました。
あの夜、
私は、
私の母ではなく、
私の知らないひととの
幸せを選んだことに
耐えきれなくて、
向き合えなくて、
まだ温かい
カフェラテを半分
カップに残して
思わず席を立った。
今日、
私は、
私の椅子を引いて
座らせてくれる人と、
ミルクティーが
すっかり冷めるまで、
あれやこれや、話して
大笑いして、
飲み干して、
話し足りないね。
なんて言って笑った。
父さん、私は
されたことを
惨めに思うより
したことを、
私がしたことを大切に
誇りに思いながら、
人生を綴って
いきたいって思う。
幸せになりたいって思う。
行っちゃいました。
絶賛更新中だけど、
やっと、
一歩
踏み出しました。
次はパフェを食べるぜ。
イエーイ。
楽しみです。
考えるだけで、ポカポカです。
父さん、
うわあ、本当におやつのことしか考えてないよこの人……。
というか、一個余っても分けてくれるのは半分だけなのね。
もう半分は自分で食べる気なのね。
もう、そんな季節になったんだなと
時の移ろいを感じさせてくれる――
美しい翠の夏の到来をつげるこのひとしずくの甘い誘惑。
蛍が作る羊羹はなによりもできたてを味わえるという点で、
ドラ焼きが好きというか、餡子に目がないのかな。
それはともかく、
うん――
みんなは大騒ぎしていたけど――
あれはラブレターなんかじゃなくて、
うれし恥ずかしの王道展開かとぬか喜びさせておいてこれか。
汚いなさすがゴッドきたない