はてなキーワード: 時差ぼけとは
私はその夜静かに関西国際空港に降り立った。携帯のSIMをカウンターと自販機でひとつずつ買い、空港内の一時預かり所ですぐに荷物を預け、翌日の午後遅くに取りに来る旨を伝えた。小さな鞄には電子機器が四つ入っている。身につけるものは、バッテリーを取り外しておいたSIMなし格安携帯(数日前に買ったばかりだ)とポーチひとつ。対岸の小さな町に飛び込みで宿をとることした。電車の降客は私と2、3人。地元の人間が見れば、私は関西人ではないとすぐ分かる顔をしている。うろうろしていると、早速「お出迎え」の車がメインストリートから細い路地へとわざわざ鋭角にターンして尾行してきたので、物陰に隠れる。目星をつけたホテルの前の駐車場には見張りの車が停車していたので、知らないふりをして行きすぎる。初めての町だが、行き当たりばったりに歩き回った挙句、駅から離れた場所に客のいない静かなバーを見つけ、ウィスキーを飲んで時間を潰す。
日付が変わる少し前にバーを出、宿のあるらしい方角へ歩く。宿に入ろうとした時、住宅街の十字路の向こうから、ボックスカーが一台、なにかを探しているかのように徐行してやってきて、止まった。生垣のそばに隠れたつもりなのだが、どうやらライトの向こうに見つかってしまったらしい。直進するそぶりだったのが、急に右折して去った。ナンバープレートを私に見られたくないのだ。別の宿を見つけ、この日は終わり、旅の疲れを癒そうとした。
翌朝、時差ぼけと寝不足の目をこすり、今年一番の早起きをして、再び空港に向かう。出張中のビジネスマン風の顔をして、通学中の小学生の後ろを歩く。預けた荷物を受け取り鉄道駅に向かおうと、空港ビルの吹き抜けの上階をふと見ると、手すりにもたれた男が下を見て何か携帯で指図をしていた。見張りだ。電車に乗り、念のため、中から隣の車両に移動した。すると、ひとりの男が目についた。まだ若さがかすかに残る、アメリカ人と思われ、こざっぱりした軽装で、イヤホンをつけ、手元の携帯を見ている。荷物はない。空港ホテルに泊まって文字通り手ぶらで観光に行く外国人はそうそういないだろう。この男は見張りの仲間と考えて差し支えない。おそらく携帯はグループ通話モードになっており、イヤホンから指図が流れるのだ。じっと見ていると、男は気まずそうに少し下を向いた。元の車両に引き返し、男から見えないことを確認する。予告は受けていたが、「今度のチーム」は手際がいい。これは逃げられないと思った。私はロンドンからの帰途アジア系の航空機で上海を経由したのだが、上海で乗り込んで来た20代のアメリカ人の男が私を見てニヤリとして着席したのを思い出した。
降車予定のいくつか前の駅に停車中に、ポケットの携帯が鳴った(機内モード)。私はここで降りることを迷っており、それを見透かされたかのように思い動悸がしたのだが、実は九時にセットしたタイマーだった。電車のドアが閉まる瞬間にホームへ身を投げ、私のせいでドアが再度開かなかったこと、および、隣の車両の男が降りなかったことを確認し、駅を出て停車中のタクシーに乗り込んだ。
「ヨドバシカメラへお願いします」先に着いたアメリカ人の男やその仲間がXY筋(どこだったのだろう?)を追尾する手筈は万全だろうと思ったが、仕方ない。タイミングよく開店と同時にヨドバシカメラに入り、入り口付近に電子機器の入った鞄を置いて、新しい携帯を買った。見上げると、レジの上の防犯カメラが意地の悪い目つきでこちらを見ていた。電源を切ってあるが、新携帯の設定を完了しないと機内モードにできないはずだ。警備員に見つかるかと思ったが、入り口に置いた鞄は盗まれず、日本は治安がいい。
大阪駅からP駅まで電車に乗る。P駅で電子機器を裸でロッカーに預ける。バスで役所の近くまで行く。降りると、大通りの路肩に車が止まり、私が近づくと発進した。役所の小さな駐車スペースにも見張りと思われる車がいた。海外勤務を終え、帰国手続きに本籍地発行の戸籍抄本が要るのは周知のことだと思う。
私は長期滞在のホテルを必死に探したのだが、残念ながらどれも予約で埋まっていた。仕方なく、この日の宿をオンラインで予約した(ウォークインで空きを尋ねるべきだった)。夕方、宿に着くと、部屋から大通りが見下ろせる。通りの両側には停車中の車が何台があり、気になる。例の格安携帯のバッテリーを入れ、しばらく設定をしていると、Bluetoothがオンになっていることに気づいた。先ほどまでオフにしていたにも関わらずだ。さらに、誰かの機器とBluetooth接続されていた。部屋に入った時には空いていた隣の部屋に、誰かいる。壁越しにキーボードを叩く音が微かに聞こえるのだ。「ようこそ日本へ」という訳だ。私はフロントに電話し、部屋を替えてもらった。階も違う。業務用階段の側だ。外の車が気になる。しばらくして、廊下に出たところ、ホテル従業員が業務用階段へと続く扉の向こうに消えるのを見た。客入りの良いこの時間帯に、妙ではないか。私は、ホテル従業員がグルである可能性を考え、ホテルを出ることにした。ロビーでソファに座り次の手を考えていると、20代の背の低いアメリカ人の男が宅配ピザの箱を抱えて外から入って来て、上階に向かった。つまり、「鳥が逃げた」という訳だ。通りに停めた車で見張っていたのだろう。ホテルを出て15mほど歩くと、近くの路肩の白いワンボックスカーが急発進した。私はこの時、2種類の人間に追われていることをまだ知らない。タクシーで警察署に向かう時、外国人の運転する高級車が二つ隣の車線にいるのを見た。
繁華街をぶらぶらして、カフェのテラス席で休憩したところ、側道から若い日本人の男の運転する車が目と鼻の先で停車した。通りに出るつもりはないらしい。私はこのときそのナンバープレートを新しい携帯で写真に撮ったのだが、交番で写真を警官に見せると、その写真は「画像が歪んで」番号が読めなかった。新しい携帯が、早速ダメになったのだ。
色々気にしても仕方がないので、適当な店に入り、久々の海鮮を楽しむことにした(中略)。ただし、押し入られて身の危険がないとも言えないので、他の客が引けたとき、すぐに出た。断言できるが、ほろ酔い未満だ。料理には満足した。
少し物足りなかったので、大通りから中に入ったところをほっつき歩いて、飲める店を見つけた。途中、誰かを探しているらしい様子のワンボックスカーを見つけた。カウンターで飲んでいい気分になった頃、一台の車が店の前で急に止まった。動かない。外は狭い一方通行の道で、しかも店の前を塞ぐように止まる車はタクシー以外通常ないはずだ。タクシーより車高が高い。これはまずい。逃げ場はない。私は、格安携帯の緊急通報ボタンを押した。すると、車は発進した。
携帯で調べるわけにもいかないので、酔い覚ましに、歩いて終夜営業のファミレスを探した。結局、マクドナルドに落ち着いた。この夜、私は初めて、なぜこのような不思議な目に自分が遭っているのかを知った。マクドナルドのwifiは無料で利用できるはずだが、「パスワード入力」を求められる。なぜか電波の入りが悪い。2階に上がる。どうやら、無料wifiを使わせまいとする勢力と、それを解除しようとする勢力が、電子的に腕相撲をやっているらしい。私は後者の「手助け」をしようとした。結局、早朝になってもwifiが使えることはなかった。
早朝、忠告に従い、急いで店を出る。危ないのだ。タクシーで向かう。預けた電子機器を回収しようと駅で待っていてもらった。ところが、引き出せない。預けたロッカーの番号を電子的に認証して鍵が開くのだが、「その番号が選択肢として存在しないため選べない」。どうやら、私の預けた荷物だけが引き出せないように電子的に操作されているらしい。見ると、他のロッカーは全て空だ。
あきらめて、コネのある長期滞在用のホテルにタクシーで向かう。
遠距離だ。
時差ぼけに効くやつ売ってる?
Q1.どの薬が使われたの?
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1129009F3060_1_08/
ジェネリックが色々発売されているが、これは2013年12月発売。
いずれにせよ事件時点から今に至るまで、日本の病院でふつうに処方されている。
Q2.特徴は?
A2.副作用として夢遊症状や内服後の記憶がなくなるなどの報告がある。これはアルコールとの併用で起こりやすくなる。「OD」というのは「口腔内崩壊錠」という意味で、水なしで口に入れるだけで溶けてしまうという特徴があるため、今回のような犯行には用いやすい。
夢遊症状の報告。
https://plaza.rakuten.co.jp/hirokohjiclinic/diary/200603260000/
Q3.証言ってどんなだったけ?
店主
22:00頃 1回目のトイレに入った。このとき混入された可能性が高い。
22:30頃 2回目のトイレに入った
酔ってはいたがしっかりとした様子で歩いて退店した
二人で乗り込んで普通に会話
数分で静かになった
「掃除するの、私が汚しちゃったんだから綺麗にしなきゃ」などと言うままにホテル入口へ引っ張られ、
「うわーん」と泣き声
ポイントは、「第三者には意識がないようには見えない」「数十分で症状がエスカレート」「奇行、幼児化」がみられるというところ。
http://ushirotaro.hatenablog.com/entry/2018/05/31/093631
飲酒と睡眠薬を一緒に内服した人による記録。ここで出てくるフルニトラゼパムは、ゾルピデムとまぁ同じ系統の薬。
ポイントは
2.内服2時間後に就寝するまで、妻と会話などして過ごす
3.翌朝、内服25分後以降の記憶がない
というあたり。Q3と照らし合わせながら読んでほしい。
Q5.薬をどうやって混入させるの?大変じゃない?
https://medical.eisai.jp/products/MAX_DT10/
↑これはマクサルトRPDという水なしで飲めるという特徴がある薬を水に溶かしたときの様子。
Q6.薬を混ぜたら色や味が変化しますよね?
ただ、ふつうに処方されている薬なので複数入手することも容易で、何度でも実験を行える。頚椎症を患っているとのことですから、病院で痛み止めをもらうついでに「時差ぼけ対策で睡眠薬がほしい」といえば簡単に処方されるだろう。
Q7.あんなに明るい店内でどうやって混入させたの?
1.事前に薬剤を水に溶かす。量は1錠ぶんでよいだろう。
2.「お弁当に入っている魚型の小型しょうゆ容器なもの」に詰めて、ポケットに忍ばせておく。
3.ターゲットがトイレに入っている間、店員さんの目を盗めばピュっと1秒ほどで混入可能。
Q8.薬物を混入させるなら個室のほうがやりやすいはず。
それはその通りだね。金曜の夜だから2人で個室を予約することはできなかったのかも。
Q9.そんなにうまくいくとは限らない。
それもその通り。混入に失敗したところで性交ができないだけの話。
Q10.店主によれば1回目のトイレ前から裸足で歩いていたとのことだったけど?
「1回目のトイレに入る前から奇行が見られていたと話すよう依頼した」のでは。
そうすることで、「トイレに入ってる間に薬をいれられた」というストーリーを打ち消すことが出来ます。
注目すべきは、本人尋問で「自分は裸足で歩く姿を見ていないが、店主によるとそうだったらしい」と言ったことです。これ、飲酒量についてもそうでしたよね。
つまり、「依頼」したことは「自分は見てないがそうだったらしい」という言い方をしているのでは。
Q11.髪の毛で睡眠薬を検出できる技術がある。本当に薬を使われのならなぜそれを受けたはずだ。
https://www.sankei.com/west/news/181229/wst1812290031-n1.html
Q1.どの薬が使われたの?
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1129009F3060_1_08/
ジェネリックが色々発売されているが、これは2013年12月発売。
いずれにせよ事件時点から今に至るまで、日本の病院でふつうに処方されている。
Q2.特徴は?
A2.副作用として夢遊症状や内服後の記憶がなくなるなどの報告がある。これはアルコールとの併用で起こりやすくなる。「OD」というのは「口腔内崩壊錠」という意味で、水なしで口に入れるだけで溶けてしまうという特徴があるため、今回のような犯行には用いやすい。
夢遊症状の報告。
https://plaza.rakuten.co.jp/hirokohjiclinic/diary/200603260000/
Q3.証言ってどんなだったけ?
店主
22:00頃 1回目のトイレに入った。このとき混入された可能性が高い。
22:30頃 2回目のトイレに入った
酔ってはいたがしっかりとした様子で歩いて退店した
二人で乗り込んで普通に会話
数分で静かになった
「掃除するの、私が汚しちゃったんだから綺麗にしなきゃ」などと言うままにホテル入口へ引っ張られ、
「うわーん」と泣き声
ポイントは、「第三者には意識がないようには見えない」「数十分で症状がエスカレート」「奇行、幼児化」がみられるというところ。
http://ushirotaro.hatenablog.com/entry/2018/05/31/093631
飲酒と睡眠薬を一緒に内服した人による記録。ここで出てくるフルニトラゼパムは、ゾルピデムとまぁ同じ系統の薬。
ポイントは
2.内服2時間後に就寝するまで、妻と会話などして過ごす
3.翌朝、内服25分後以降の記憶がない
というあたり。Q3と照らし合わせながら読んでほしい。
Q5.薬をどうやって混入させるの?大変じゃない?
https://medical.eisai.jp/products/MAX_DT10/
↑これはマクサルトRPDという水なしで飲めるという特徴がある薬を水に溶かしたときの様子。
Q6.薬を混ぜたら色や味が変化しますよね?
ただ、ふつうに処方されている薬なので複数入手することも容易で、何度でも実験を行える。頚椎症を患っているとのことですから、病院で痛み止めをもらうついでに「時差ぼけ対策で睡眠薬がほしい」といえば簡単に処方されるだろう。
Q7.あんなに明るい店内でどうやって混入させたの?
1.事前に薬剤を水に溶かす。量は1錠ぶんでよいだろう。
2.「お弁当に入っている魚型の小型しょうゆ容器なもの」に詰めて、ポケットに忍ばせておく。
3.ターゲットがトイレに入っている間、店員さんの目を盗めばピュっと1秒ほどで混入可能。
Q8.薬物を混入させるなら個室のほうがやりやすいはず。
それはその通りだね。金曜の夜だから2人で個室を予約することはできなかったのかも。
Q9.そんなにうまくいくとは限らない。
それもその通り。混入に失敗したところで性交ができないだけの話。
Q10.店主によれば1回目のトイレ前から裸足で歩いていたとのことだったけど?
「1回目のトイレに入る前から奇行が見られていたと話すよう依頼した」のでは。
そうすることで、「トイレに入ってる間に薬をいれられた」というストーリーを打ち消すことが出来ます。
注目すべきは、本人尋問で「自分は裸足で歩く姿を見ていないが、店主によるとそうだったらしい」と言ったことです。これ、飲酒量についてもそうでしたよね。
つまり、「依頼」したことは「自分は見てないがそうだったらしい」という言い方をしているのでは。
Q11.髪の毛で睡眠薬を検出できる技術がある。本当に薬を使われのならなぜそれを受けたはずだ。
https://www.sankei.com/west/news/181229/wst1812290031-n1.html
主に出された順。
ジェイゾロフト→診断された時から最近まで一番長いこと飲んでいたが2年ほど経っても効果はわかんない。副作用なのか吐き気がとにかくひどかった。
リーゼ→頓服で出た。やはり効果はわからないので止めてもらったけど、これもある意味副作用なのか、なぜか肩こりが軽くなったのでしばらく処方してもらっていた。
レキソタン→転院前のクリニックで処方受けたらしい。ごく一時期だったので飲んだことすら覚えてない。お薬手帳に書いてあった日付によると、たしか親友の結婚式当日にもかかわらずどうしても気力が出ずに(祝儀や着替えの準備とかができない)「今日一日だけでもなんとかしたい」と医師に泣きついた記憶だけは鮮明にある。
ワイパックス→頓服で出た。これがなんかいちばん効果がある気がする。飲むと気が楽。
レンドルミン→海外長期出張前に時差ぼけ対策でもらったが、やはり効果は不明。トレドミンとこれを間違えて服用してしまったりするので個人的にはややこしい。
海外旅行中に日本人とレストランで隣り合わせになることは珍しいことではない。できるだけ避けたいと思うのは、現地の言葉はもちろん英語がほとんどできないので、メニューを推察して相談したり、指差して注文する様子を見られるのが恥ずかしいというのが理由だ。
現地での食事を楽しむのに、言葉は重要ではあるが、かならずしも重要ではない。その結果食べられないものが出てきたり、思いがけない良品に出会えたりすることもあるし、悔し紛れに聞こえるかもしれないが、それも旅の楽しみの一つだ。だが、恥ずかしい気持ちが先に立って、挑戦したいものを口にできなかったりということがあるのはあまり楽しいことではない。
ある町の、日本で買ったガイドブックに載っているレストランで日本人のカップルと隣り合わせになった時も、まずその気まずさを感じた。
しかも、彼らは英語を使えるようで、私たちより先に席に着き、私たちより先に注文をした。追って、私たちも、なんとか注文をしたものの、頼んだビールは、彼らの前菜が出てきてもなお、出てこない。カップルの男性はおもむろに「旅行ですか」と話しかけてきた。「そうです、ようやく時差ぼけが解消したころです」と答えた。一方だけが質問をする会話は盛り上がるわけもなく、お互いのパートナーとの会話に戻った。私たちのビールはまだ出てこない。
こぼれきこえるはなしによれば、彼はパリの大学に来ていて、日本人が年間で10人程度しか合格しない大学にも合格した優秀な人間で、おそらくはそのことを十分に知っているだろう、パートナーに対して、それを説明していた。私のパートナーに言わせるとおそらくは「私達に聞かせたかったんだ(どうりでやたらと声が出かかったんだ!)」ということだったが、きいたところで、どうしようもない。私たちは、こないビールがいつ来るか、忙しそうに駆け回るウェイトレスのお姉さんを捕まえては自分たちなりのディナーを楽しんでいた。
そのうちに、彼は自分のパートナーにたいして旅行に行こうという話を始めた。彼曰く「日本人がやりたくでもできない自動車でヨーロッパを旅できるんだぜ」ということで、観光旅行中の私たちに羨ましがってほしかったのか、一生懸命自動車でヨーロッパをめぐる旅行にパートナーを誘い始めた。そして、そのあとは、自分の就職について話し始めた。入れてもらえそうな会社や、そこの社員の名前を挙げて、こんないい人たちと知り合えたのだから僕にはすごいチャンスがあるというようなことを話し始めた。まだ内定が出ているわけではないのだから、責任のないたられば話でしかないとはいえ、正直、品のない話でしかなかった。
パートナーの女性がトイレに行ったときに、彼がデザートの注文をしようとすると、ウェイトレスは、今日のお勧めとかかれた黒板を指差した。かれはパートナーがもどったら注文すると返事をした。余談だが、私たちのメインデッシュはまだ来ていない。前菜を食べ終えて1時間以上たっていた。
彼らがデザートを食べ終えたころ、ようやく私たちの注文が届いた。どうやら、私たちはそういう星の下にうまれたようで、海外だけでなく、日本でも注文をわすれられたり、間違えられたりということがよくあるので、まして旅した土地ののんびりした国民性を思えば大したことだとは思っていなかったし、旅の思い出の一つ程度にしか思っていなかったのだが、彼は、私たちがあつあつのメインにありついた横で「必要ないのわかってるけど、こんな気持ちいい(おそらくは、お勧めのデザートがおいしかったこと)サービスを受けたんだからチップを払ってもいいかい?」とパートナーに確認をした。パートナーは「いいんじゃない」とこたえた。かれはそのあと2回「こんな気持ちいサービスを受けられた僕たちはラッキーだね」と言った。「コミュニケーションができるっていうのは違うよね」とも言った。さすがに気がついた。それまでも彼の発言は私をだいぶいらつかせたが、机をひっくり返して「ほっとけ」と言ってやりたくなった。
ちなみに、私がいらっときた彼の発言NO1はおもむろに現地の言葉でパートナーに話しかけること。しかもその内容が「あそこのチョコレートショップさ、」という言葉であること。彼のパートナーがもっていたガイドブックは地球の歩き方(もちろん日本語)である。
おまけに、テレビでやっているワールドカップの試合で、現地の言葉で表現された国名がわからないねと話している私たちの会話に「その国は○○○です。」と唐突に割って入ってきたこと。これっぽっちも君には話していない。君の顔すらみていない。(赤の他人のよそのテーブルの会話に入るなら、せめて「少し聞こえてしまったのですが、」位言うべきだと私は思っている)
別に英語ができないままに海外旅行をするのが大変だと思ったことはないが、こんなに不愉快な思いするなら、もっとペラペラにしゃべれたらよかったとだけ思うのでした。きぃくやしいぃ
こうしたスケジュールとルールを実践するためには、さまざまに考え方を変えるべき点も生じてきます。たとえば私にも覚えがあるのですが、大学で研究をしていた頃は「夜を徹して研究をしている偉いやつ」という自分を演じていることもありました。MIT でも事情は同じみたいで午前3時まで研究していたという「時差ぼけ」の人にならないように、彼は次のようなことに注意しているそうです。
* 偏執的なまでに「結果」だけを追い求める:たとえば研究の場合「長い時間をかけて研究をしなければ」という結論が先にあると時間がいくらあっても足りなくなりますが、「1年に数本の論文を提出する」という結論を先にもってくると、ペース配分はまったく変わります。そしてそれが深い研究につながらないというわけでもないのです。
* プロジェクトをやめてしまう:重要なことが別にあるなら、相対的に重要性の低い活動はすぐにあきらめてやめてしまいます。面白いのは、小さいプロジェクトを放棄したところで、ほとんど誰も文句を言ったり、後ろ指をさしたりはしないという点です。罪悪感を感じてプロジェクトを中途半端に抱えるよりは、放棄せよ、というわけです。
* バッチ処理と習慣化: ブログは昼ごはんのあと、論文執筆は朝一番、というように、物事をすすめるために必要な活動は出来る限り一箇所に集めてバッチ化し、さらにそれを習慣化します。
* 結果を出して、許可は求めない:こうした逆算スケジュールは自分で勝手に作れるものではなく、結果を出し続ける限りにおいて主張できるものだと覚悟を決めてしまう。逆にいれば、結果が出ているのであれば時間をどのように使うかは自分の自由であるというスタンスをとって、他人に許可を求めることはしません
明け方7時ぐらいに寝てお昼過ぎに起きる生活をなんとかしたい。
なんとかしたいと頑張って夜10時ぐらいに寝るのだけど、夜中の2時ぐらいに目がさめて、
ありゃりゃと思ってそのままおきてるとまた明け方に眠くなる。
昔は時差ぼけとかにならなかったのにな…。
いまは1人でつくりだした時差ぼけに苦しんでいる。
歳かしら。