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はてなキーワード: 一方通行とは

2025-11-20

山上被告報道を見ていて思ったこ

長くなったので読みにくいかもしれません

あと、あまりここの空気感理解できていないかもしれません

半年ROMれてませんが匿名性が必要だったのでここに書かせていただきます

乱文ご容赦ください

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

テレビ山上被告裁判報道が流れてくるたびに

援護が無さすぎるのではないかと思い、やっぱり納得がいかないと感じたので

ここに書きにきた

 

 

 

以前から何度も書こうと思っていたけれど

どうしても書けないまま 何年も過ぎてしまったが

まり社会の様子は変わらず、

まり山上被告裁判報道を見るのが辛かったので

なんとか書き始めた

 

 

ーーーここからは私が統一教会にいた頃の話が出てきます

フラッシュバックなど、読むのが嫌だと感じる場合スルーしてくださいーーー

 

 

 

 

 

あの日の銃撃の報道は今も忘れられない

呆然とした

 

正直なところ

ショックとか 人が亡くなったということ以上に

 

「どうして今になって」と思った

 

 

 

私が統一教会から逃げ出して10年は経っていて、

ようやく悪夢を見て、ドキドキしながら目覚めることが無くなってきていた頃だった

 

 

 

逃げ出した後も燃え尽き症候群のようになり

ベッドから起き上がれなくなる日が続いて

一度は「こんなに辛いならもう死のう」と思ったけれど

 

死ぬ元気があるならそれで好きなことしようぜ…死にたいなら

いつでもそのボタン自分が持ってるんだから もう私は誰にも縛られてないんだから」と思い

 

 

 

誰にも助けてもらえないので(親に話したが困惑されて流されただけだったので)

自ら自立支援センターにかかり、カウンセリングを受け、

それでもなかなか人への恐怖や組織へ入る恐怖を克服できなかったので

バイトもできず

 

ニートを経て、なんとかフリーランスを細々始めて

それでも人が怖くて怖くて

いつも人の顔が見れず震えて汗をかいたり

人と会ったあとは部屋で寝て起き上がれなかったり

遠出ができなかったり

 

 

そういうことがようやくひと段落つき始めていた頃

「ようやく最近少しずつ人と話せるようになってきたな」

「ようやく教団の元仲間から説得のメールが来ることも無くなってきたな」

と思っていた頃に

 

その事件報道で流れた

 

 

 

なんだかバカバカしくなってしまった

 

 

誰にも言えなくて

から付き合いのある友人にも言えなくて

両親に言っても「よく出てきたな」と言われるだけで

具体的なケアは何もしてもらえない中で

自分で考えて一歩一歩、精神ケアに励んだ10年間

 

宗教施設で共同生活をしていて就活タイミングを逃しました」

「経歴に書けることがありません」

宗教施設生活していた影響で人が怖くてしょうがなくてバイトすらできません」

燃え尽き症候群のようになって社会生活を人並みに送ることがどうしても難しいです」

 

そんなことの説明をしようがなく

 

ただひたすら周りからの、

「この人どうして朝起きれないんだろう」「なんか付き合い悪いな」

学生時代の話してくれないな」「この人いっつも何してるんだろう 無職?」

「なんで結婚しないの」「なんでハロワ行かないの」「なんでもっと営業しないの」

「なんでいっつもお金が無いの」

あらゆる なんで? に耐えながら

 

ひたすら自分の足で立つことができるようになるように

 

一生懸命もう一度歩く練習をし続けた10年間

 

 

 

1発の銃声で 毎日のように統一教会名前テレビで聞くようになってしまった

 

 

 

 

ずっと社会から可視だった存在が 透明人間だった自分

無かったことになっている自分の在籍期間6年とリハビリ生活10年間が

 

突然色を与えられたような感覚

 

 

しかった

 

その行為自体賞賛はできるはずもないけれど 思いは複雑だった

ただ悲しかった

 

 

山上被告はとても辛かったんじゃないだろうかとは思った

 

 

 

 

あれは叫びだと私には感じられた

それくらい 中にいると社会生活している人とは隔絶され 外の声は届かないし

中の声もまた外には届かなくなる

 

 

そこには長らく透明な分厚い分厚い壁があって中と外は隔絶されていた

 

 

あの1発の弾がそれを壊した

尊い人命と共に

 

 

その重大さを社会にどこまで理解してもらえているのか 分からない

 

 

 

 

 

その苦しみは 多分本気であの中で一生懸命やった人にしかからないだろうと思う

 

 

 

 

それでもそこから私が逃げ出せたのは

ある程度、状況を俯瞰して見る(ある種冷笑的な)感覚を身につけていたからで

そこに関しては、私は自分漫画アニメ好きのオタクでよかったなと思っている

 

マジで漫画みたいなこと言うやんw」という茶化しが自分の中でできていたこと、

不真面目だったため、外の読み物やテレビは見てはいけないことになっていたが

隠れてコンビニ漫画立ち読みしていたこと、

伝道(いわゆる勧誘)もこっそりトイレに隠れてサボりまくっていたことなど

 

中の人からすると酷い不真面目、規律違反的なことをやっていたために

最後の一歩(あ、ここにいたら私の人生、誰も保証してくれないんじゃないか?)

という感覚に至れた、というところがある

 

 

 

しかし、そんな不真面目な私であっても

逃げ出すことが良いことなのか悪いことなのか、その時点では判別はできていなかった

 

 

神や、いわゆるお父様お母様(教祖)に背くことになるわけなので

正直ここから出てその後どんなことが訪れても覚悟を決めようというような気持ちはあった

 

 

なぜならいわゆる統一教会が言うところの「神のみ旨」を放棄することになるわけなので、

そうなった時に自分に何かよくないことが起きるかも、私だけじゃなく家族も何かよくないことが起きるかも、

という感覚が強く自分支配していて そこに対して否定できる確証はなかったからだ

私が死ななくても 私の代わりに誰かが死ぬかも、と本気で思っていた

 

不真面目な信者であってもこのくらいにはどっぷり浸かっていた

 

 

 

 

それでも私は「本当に神様がいて 神様が私を愛しているとしたら

私のこの選択も祝福してくれるんじゃないか」という気持ちも微かに持っていた

それを信じたい、という気持ちだったと思う

 

そうであったらいいな、という感じで

 

もちろん確証も何もない

 

 

こんなふうになったか

今だからそんなふうに言えているだけで

その時には全く確証がなかった

 

 

 

 

 

ただ今言えるのは「神様がいるとすれば 統一教会にいる人も愛していると思うし

私のことも愛しているんじゃないかと思う」ということだ

 

これは信仰心ではなく

私が少しずつ回復して自分を取り戻す過程でたどり着いた

今の段階での結論というか、

信念的なものではあると思う

確証はないけれど「そうなんじゃないか?」と思っている、というようなことだ

 

「そうでなきゃやってられるか」というような思いでもある

 

 

 

 

 

神がいようがいまいが関係なく日々は続くし

私の場合 立ち止まっていても誰かが

大丈夫?私がなんとかしてあげる 任せて」と

手を引いてくれるような状況は皆無だったか

自分の足で一歩ずつ歩くしかなかった

 

(唯一打ち明けたカウンセラーの人も宗教的な苦しみまでは理解してケアしてくれなかったし 

かといって宗教的ものに再度頼るのはもう懲り懲りだった

被害者コミュニティもあったかもしれないがまたそこから出られなくなるのではと思い、

組織に属するのが怖かった

両親は受け身なので私が動かない限り私の状況は好転するわけがなかった)

 

 

ただ言えるのは、自分で少しずつ歩く過程で人に支えてもらえることはあった、ということだ

理解できないなりに 両親は私の過去を酷くなじることはなかったし、生活支援してくれた

「よく出てきたな それはなかなかできないことだぞ」と肯定はしてくれた

自立支援センターも、電話をかけたものの一人で行くのが怖かったので着いてきてもらった

 

理解してくれていようがしてくれなかろうが 都度都度助けてくれる人はい

 

 

 

カウンセラーの人が言ってくれたことのいくつかは今も自分を支えてくれている

 

(私は自分の中に宗教施設にいたという負い目があったので、とにかく人に疑われるということが怖かった

自分の話をするのが怖く、いつボロを出しておかしなことを話してしまわないかと怖かった

そのせいか言葉がなかなか出てこなかったけど「ペラペラ話す人よりちょっとずつ一言一言話す人の方が信頼感があるよ」と言ってもらえたので 今は辿々しくても少しずつ言葉を並べられるようになった

だいぶ人と話すことが怖くなくなった)

 

 

 

 

神がいようがいまいが 関係なく日々は続いていく、というのはそういう感覚

 

 

 

 

 

 

私がいたのは学生寮のようなところで

信者に向け講義をするような人材を育てることを目的としている寮だった

世話役夫婦が1組

20〜25人くらいの規模で

マンションの3部屋(うち1部屋は夫婦の家)を借りて男女別れて住んでいた

 

みんな割と若かったと思う

20歳後半〜大学生くらいが所属していた

 

私は2世ではない

勧誘されて大学1年生で所属した

 

 

まだ規制が緩かったので大学内でも駅のコンコースでも勧誘を行なっていた

 

声をかけられた時も怪しいなとは思っていたが 半ば分かっていてついていった

最初から開示されていたわけではないが

いわゆるビデオセンターでの履修がひと段落した頃に

統一教会だと開示を受けた上で「寮に入らないか」というような打診を受けたので

なんとなく流れで、面白そうなので入ることにした

あと、みんな、人が良い人たちだった、というのがあった

 

 

でも入教したキッカケには結局、自分の中に将来自分が働いているビジョンが湧かなかったり

将来に対する漠然とした逃げのような気持ちがあったのだと思う

 

社会一般基準で勤めることは難しいんじゃないかという漠然とした不安があった

 

 

この時このような逃げの姿勢でいなければ

こんなに長く苦しむことはなかったなと今になってみれば思う

 

 

 

 

施設での生活としては

朝早くから起きて

原理講論を音読したり、勉強会をしたり、祈りをしたり、敬拝をしたりする

 

 

学生なので献金は求められなかったが

仕送りは全て世話役夫婦に預ける形になっていて自由には使えなかった

お金は全て「聖別」といって、清められ

そういう清められたお金は「神様とお父様お母様のお金」と言い含められる

 

そうして外から買ってきたものも塩と祈りで毎回清めていて、

清められていないものは手をつけてはいけない

 

お金はとにかく厳しく管理されていて好きなものは買えなかった

 

 

大学内ではあまり交遊を持たないように言われていたので

友人と遊びに行く、呑みに行くなどの経験も皆無だ

もちろん遊びにお金を使うことができないので 自由な交遊はできない、と言っていい

 

学校から帰ってきたら即駅のコンコースや他大学伝道という名の勧誘に行く

 

 

長期休暇は県外へ、車中泊をしながら1日中歩いてフキンの訪問販売をする

これも教会からすれば宗教活動の一環のようなもの

当然ながらより多く売れた方が良いわけだが私はいつもほとんど売れなかった

そんなことをしながら公園などで車の中で寝泊まりをする

1ヶ月寮には帰れない 

 

家族には内部のことは言えないことになっていて

帰省も数日しかできなかった

 

 

 

これらを聞いて楽しそう、と思うだろうか?

こういう生活が性に合っている人がいるのは事実

 

けれど楽しいと思うことを排除し、自分否定し、自分の望むもの否定して、

それを全てみ旨に捧げるというのが信仰の道だった

 

苦しければ苦しいほど条件になる、そういう発想なのだ

(そういう発想が多額の献金要求にも繋がったのかもしれない が その要求正当性は無いと思う)

 

 

私が寮内で大きな声で笑っていたら先輩に

あなたが来てから、こんな大きな声で笑ってもいいんだなって 初めて思ったの」と言われた

そういう場所だったのだ

聞いた時はドン引きした

 

 

 

 

それでもやっている時は一生懸命だった

けれど これは本当に人を幸せにするような活動なのか?という疑問がずっとあった

 

(そういった活動などが条件となり積み重ねられ、

その条件が満ちると間接的に人を幸せにする、という考え方なので

目の前の相手を即幸せ気持ちにさせたかどうかはあまり重要ではない)

(どれだけ苦労を重ねるか 自分の欲や怠惰否定できるかの方が

より大きな条件になるという考え方になる)

(親が子を置いて宗教活動邁進することになるのは、そういう仕組みゆえだ)

 

 

 

 

そうして大学からの6年間を

人になかなか言うことができないような生活で費やしてしまたことは

勿体ないことだったと素直に思っている

 

 

勿体なかったと言うと「でもあなたのその過去も今に繋がっているじゃない?」

というような返しを親からされることがあるが

 

 

 

これを言われると いつも胸が詰まり

説明のできないいろんな思いが去来して胸がぐるぐるする

 

 

しなくてもいい苦労というのはある、ということで

誰も「統一教会が許せない」とも「あなたが失ったものを思うと本当に悲しい」とも

言ってくれる人はいなかった

 

私の、誰にも相談できなかった日々、1人苦しんだ日々を

肯定しろ」と暗に言われているような気がするのだ

 

 

私が逃げ出すことによって自分家族も不幸な目に遭って死ぬかもしれない

もしひどい事が起こるなら私に起こしてくださいと

恐怖とプレッシャーに押し潰されながら綱渡りしていた日々を

誰にも相談できなかった日々を

 

 

肯定しないといけないのだろうか?

 

 

 

 

 

 

山上被告統一教会否定してくれたのだ

 

 

 

この状況になるまで誰もそれをすることができなかった

 

 

その事実はとても重いと思う

 

 

 

 

 

 

世間自助自助と言うが

 

 

それは助ける力がない人たちが口を揃えて言う言葉のようにも思える

 

 

 

自助とはそんなに簡単にできることではない

 

 

とても、とても苦しいもの

 

 

  

  

 

山上被告は 自助をする以外になかった

 

それがこの方法だったのだ

 

この方法以外で彼が救われることもなかっただろうと思う

 

 

 

それくらい救いの手が届かない場所なのだ

 

 

 

 

山上被告自分自分を救うしかなかった結果がこれだったのではないだろうかと思う

 

 

 

 

  

 

私が入教して実感したことは、宗教に関わっている人は意外と多い、ということだ

私のいた寮の中にも、親が創価学会だったがそれに反発して統一教会に来た人もいた

(その人は非常に熱心な人だったが その後心身を崩して入院されたりしていた)

 

気になったのは、世話役夫婦奥さんの方はいつも病気がちで寝てばかりだったことだ

いつも辛そうだなと思っていた

断食をしたり敬拝をしたり長時間伝道をしたり 体を酷使することも多かったので

体を悪くしている人も多かった

 

2世の子に会ったこともある

 

 

みんな普通の人たちだ

 

 

ただ 社会では可視化されていなかっただけだ

 

 

 

そこにいる人たちは みんなそれぞれがんばって生きている

 

 

 

 

それを食い物にする、というのがおかしな話で

 

どんな宗教であっても「献金しなければ救われない」というのはおかしいことだと思う

 

 

 

 

 

正直に言えば 宗教法人は本当に好き放題するところは好き放題やっていると思う

人の気持ちは弱いので それで救われるなら払ってしまうわけだけど

 

その人が人生を構築する大切なお金

 

 

なんとかもう少し規制ができてほしい

 

 

 

 

少なくともその行き過ぎた状態が、あのような悲惨事件帰結したのだということを思うと

そこをきちんと、法なりなんなりで整備しないというのは、単純に理解に苦しむ

 

 

 

状況がもう少し良くなってくれることを願う

 

 

 

山上被告がやったことを私は責めることができない

あの事件が無ければ少なくとも私の16年は社会の中では意味を持たず透明なままだったし

こんな話は絶対にできなかっただろうと思う

 

 

 

誰も助けてくれなかったのだ

山上被告も、誰も助けてくれなかったんだろうと思う

 

それを思うと本当に胸が苦しい

 

 

何度も書くが

誰かが助けてくれるはずがないのだ

 

からも気付かれない、社会から気付かれないようになっている

そういう構造になっているのだ

 

 

 

 

本来なら自分のために使われていたであろうはずのお金

楽しい家族旅行、欲しかったおもちゃ勉強するための本、服、車

普通の人が当たり前に経験する友人との時間家族と過ごせた時間

そういうものに付随する思い出全てが

目の前でそのまま宗教団体に手渡されていってしま

 

 

その悔しさ 悲しさ 苦しみを思うと計り知れない

 

 

 

 

私の失った16年  いや、それでは比較にならないほどの苦しみと絶望だと思う

 

 

 

それらは 決して帰ってはこない

 

 

 

 

泡になって 帰ってこない

 

 

 

 

 

 

 

 

私に限って言えば自業自得だったと自分を納得させられる

けれど山上被告に関してはそうではなかったと思う

親が宗教活動にハマるなんていうのは交通事故のようで あまりにも避けようがない

加えてそれを身内がどうにかするなんていうのはほぼ不可能だと言っていい

なんなら母親被害を受けた側、交通事故に遭った側だとも感じられる

 

 

 

内情を知る人の弁護がなさすぎる気がする

法廷ではもしかしたらあるのかもしれないが

 

宗教にどっぷりハマっている身内がいる状況」

宗教にどっぷりハマっているとはどういう状態なのか」

をどれくらいの人がリアル想像できるだろうか

 

 

 

私は最後、逃げ出す前に

世話役夫婦相談をしていた

もしこの人たちがもう少し私に向き合ってくれていたら

私はまだ教会にいたかもしれない

 

けれど最終的な結論として

「ああ この人たちは神に祈りお父様お母様に祈る以上のことはしてくれないんだ」と思った

 

話が一方通行でこれ以上話してもしょうがないと感じられた

 

 

彼らは「神のみ旨」という大義によって動いていて

お父様の言葉、お母様の言葉に終始帰結する

 

それが最終的な答えになるので話ができないのだ

 

「こうこうこういうことで悩んでいる」

と悩みを打ち明けても

「では祈りだ 敬拝だ 献金だ 聖地に行こう」

神のみ旨はこうだ」「お父様お母様はこう言っている」

その堂々巡りになる

 

そこを信じて同じことを繰り返せばいいのだ

それが信仰なのだという教えなので

他の話は通じない

 

 

一切だ 一切通じない

 

 

その虚しさは 本気で話をしようとした人間しかからないだろうと思う

 

皆良い人たちなのだ

信頼もしていた

個人で見れば仲間や世話になった人たちだ 頭が悪いわけでもおかしいわけでもない

 

けれどそうであればあるほど ある一定のところから会話ができなくなることが辛い

 

 

 

逃げた後、私は入教前に元々住んでいたアパートに帰った

入寮時にそこを解約すると家族おかしく思われるのでそのまま残しておく慣わしなの

ただその鍵は世話役夫婦に預ける形になっていて

入教すると元の家には特別なことでもない限り入ることはできなくなる

 

記憶が薄いが、そこに帰れたということは

私はもしかしたらスペアキーを持っていたのかもしれない

 

 

しばらくその部屋には仲間が何度も説得に訪れた

手紙が置いてあったり食べ物がドアの取っ手にかかっていたりした

 

無視をし続けていたところ

ある時、眠っていて目を覚ましたら目の前に女性の仲間(先輩)がいて、私を覗き込んでいた

預けたままになっていた鍵を使って勝手に部屋の中に入ってきていたのだ

心臓が止まりそうなほど驚いたし実際叫んだと思う

 

その人に悪気はなかった

 

けれど、「神のためならそれができる」そういう思考回路になってしまうのだ

「神のために、この人を救わないといけない」

神のみ旨であればこの行いは許される」

そういう思考回路で人の気持ち簡単に踏み躙ってしま

 

 

私は何度も何度も「あなたたちを見ると色んなことを思い出して怖くて震えて辛いので何も送らないでほしい 会いにこないでほしい」と伝えた

 

やがて手紙が来たり食べ物が置いてあるということは無くなった

 

私はその後、1度体を完全に壊したのでその Permalink | 記事への反応(2) | 22:48

anond:20251120160339

リベラル政府社会問題に対してギャーギャー言う

そのリベラルに対してアンリべがギャーギャー言う

という一方通行だよね…

片思いはつらい…

2025-11-12

私はその夜静かに関西国際空港に降り立った。携帯SIMカウンター自販機ひとつずつ買い、空港内の一時預かり所ですぐに荷物を預け、翌日の午後遅くに取りに来る旨を伝えた。小さな鞄には電子機器が四つ入っている。身につけるものは、バッテリーを取り外しておいたSIMなし格安携帯(数日前に買ったばかりだ)とポーチひとつ。対岸の小さな町に飛び込みで宿をとることした。電車の降客は私と2、3人。地元人間が見れば、私は関西人ではないとすぐ分かる顔をしている。うろうろしていると、早速「お出迎え」の車がメインストリートから細い路地へとわざわざ鋭角にターンして尾行してきたので、物陰に隠れる。目星をつけたホテルの前の駐車場には見張りの車が停車していたので、知らないふりをして行きすぎる。初めての町だが、行き当たりばったりに歩き回った挙句、駅から離れた場所に客のいない静かなバーを見つけ、ウィスキーを飲んで時間を潰す。

日付が変わる少し前にバーを出、宿のあるらしい方角へ歩く。宿に入ろうとした時、住宅街の十字路の向こうからボックスカーが一台、なにかを探しているかのように徐行してやってきて、止まった。生垣そばに隠れたつもりなのだが、どうやらライトの向こうに見つかってしまったらしい。直進するそぶりだったのが、急に右折して去った。ナンバープレートを私に見られたくないのだ。別の宿を見つけ、この日は終わり、旅の疲れを癒そうとした。

翌朝、時差ぼけ寝不足の目をこすり、今年一番の早起きをして、再び空港に向かう。出張中のビジネスマン風の顔をして、通学中の小学生の後ろを歩く。預けた荷物を受け取り鉄道駅に向かおうと、空港ビルの吹き抜けの上階をふと見ると、手すりにもたれた男が下を見て何か携帯で指図をしていた。見張りだ。電車に乗り、念のため、中から隣の車両に移動した。すると、ひとりの男が目についた。まだ若さがかすかに残る、アメリカ人と思われ、こざっぱりした軽装で、イヤホンをつけ、手元の携帯を見ている。荷物はない。空港ホテルに泊まって文字通り手ぶら観光に行く外国人はそうそういないだろう。この男は見張りの仲間と考えて差し支えない。おそらく携帯グループ通話モードになっており、イヤホンから指図が流れるのだ。じっと見ていると、男は気まずそうに少し下を向いた。元の車両に引き返し、男から見えないことを確認する。予告は受けていたが、「今度のチーム」は手際がいい。これは逃げられないと思った。私はロンドンからの帰途アジア系航空機上海を経由したのだが、上海で乗り込んで来た20代アメリカ人の男が私を見てニヤリとして着席したのを思い出した。

降車予定のいくつか前の駅に停車中に、ポケット携帯が鳴った(機内モード)。私はここで降りることを迷っており、それを見透かされたかのように思い動悸がしたのだが、実は九時にセットしたタイマーだった。電車のドアが閉まる瞬間にホームへ身を投げ、私のせいでドアが再度開かなかったこと、および、隣の車両の男が降りなかったことを確認し、駅を出て停車中のタクシーに乗り込んだ。

ヨドバシカメラへお願いします」先に着いたアメリカ人の男やその仲間がXY筋(どこだったのだろう?)を追尾する手筈は万全だろうと思ったが、仕方ない。タイミングよく開店と同時にヨドバシカメラに入り、入り口付近電子機器の入った鞄を置いて、新しい携帯を買った。見上げると、レジの上の防犯カメラが意地の悪い目つきでこちらを見ていた。電源を切ってあるが、新携帯の設定を完了しないと機内モードにできないはずだ。警備員に見つかるかと思ったが、入り口に置いた鞄は盗まれず、日本治安がいい。

大阪駅からP駅まで電車に乗る。P駅で電子機器を裸でロッカーに預ける。バス役所の近くまで行く。降りると、大通りの路肩に車が止まり、私が近づくと発進した。役所の小さな駐車スペースにも見張りと思われる車がいた。海外勤務を終え、帰国手続き本籍地発行の戸籍抄本が要るのは周知のことだと思う。

私は長期滞在ホテル必死に探したのだが、残念ながらどれも予約で埋まっていた。仕方なく、この日の宿をオンラインで予約した(ウォークインで空きを尋ねるべきだった)。夕方、宿に着くと、部屋から大通りが見下ろせる。通りの両側には停車中の車が何台があり、気になる。例の格安携帯バッテリーを入れ、しばらく設定をしていると、Bluetoothがオンになっていることに気づいた。先ほどまでオフにしていたにも関わらずだ。さらに、誰かの機器Bluetooth接続されていた。部屋に入った時には空いていた隣の部屋に、誰かいる。壁越しにキーボードを叩く音が微かに聞こえるのだ。「ようこそ日本へ」という訳だ。私はフロント電話し、部屋を替えてもらった。階も違う。業務階段の側だ。外の車が気になる。しばらくして、廊下に出たところ、ホテル従業員業務階段へと続く扉の向こうに消えるのを見た。客入りの良いこの時間帯に、妙ではないか。私は、ホテル従業員グルである可能性を考え、ホテルを出ることにした。ロビーソファに座り次の手を考えていると、20代の背の低いアメリカ人の男が宅配ピザの箱を抱えて外から入って来て、上階に向かった。つまり、「鳥が逃げた」という訳だ。通りに停めた車で見張っていたのだろう。ホテルを出て15mほど歩くと、近くの路肩の白いワンボックスカーが急発進した。私はこの時、2種類の人間に追われていることをまだ知らない。タクシー警察署に向かう時、外国人運転する高級車が二つ隣の車線にいるのを見た。

繁華街をぶらぶらして、カフェテラス席で休憩したところ、側道から若い日本人の男の運転する車が目と鼻の先で停車した。通りに出るつもりはないらしい。私はこのときそのナンバープレートを新しい携帯写真に撮ったのだが、交番写真警官に見せると、その写真は「画像が歪んで」番号が読めなかった。新しい携帯が、早速ダメになったのだ。

色々気にしても仕方がないので、適当な店に入り、久々の海鮮を楽しむことにした(中略)。ただし、押し入られて身の危険がないとも言えないので、他の客が引けたとき、すぐに出た。断言できるが、ほろ酔い未満だ。料理には満足した。

少し物足りなかったので、大通りから中に入ったところをほっつき歩いて、飲める店を見つけた。途中、誰かを探しているらしい様子のワンボックスカーを見つけた。カウンターで飲んでいい気分になった頃、一台の車が店の前で急に止まった。動かない。外は狭い一方通行の道で、しかも店の前を塞ぐように止まる車はタクシー以外通常ないはずだ。タクシーより車高が高い。これはまずい。逃げ場はない。私は、格安携帯緊急通報ボタンを押した。すると、車は発進した。

携帯で調べるわけにもいかないので、酔い覚ましに、歩いて終夜営業ファミレスを探した。結局、マクドナルドに落ち着いた。この夜、私は初めて、なぜこのような不思議な目に自分が遭っているのかを知った。マクドナルドwifi無料で利用できるはずだが、「パスワード入力」を求められる。なぜか電波の入りが悪い。2階に上がる。どうやら、無料wifiを使わせまいとする勢力と、それを解除しようとする勢力が、電子的に腕相撲をやっているらしい。私は後者の「手助け」をしようとした。結局、早朝になってもwifiが使えることはなかった。

早朝、忠告に従い、急いで店を出る。危ないのだ。タクシーで向かう。預けた電子機器を回収しようと駅で待っていてもらった。ところが、引き出せない。預けたロッカーの番号を電子的に認証して鍵が開くのだが、「その番号が選択肢として存在しないため選べない」。どうやら、私の預けた荷物けが引き出せないように電子的に操作されているらしい。見ると、他のロッカーは全て空だ。

あきらめて、コネのある長期滞在用のホテルタクシーで向かう。

遠距離だ。

紆余曲折ののち、更に別のホテルに着いたのは、その日の夜遅くだった。

anond:20251112201627

ゲームが他のメディアと違うのは「体験」「没入感」だと思うので

ストーリー世界に浸りたいって人がストーリー目当てにRPGアクションゲームをやるのは別におかしくないと思う

他のメディア映画ドラマにせよ読書にせよ一方通行から

2025-11-11

なんでとある魔術の禁書目録の三期ってあんな感じやったん?

禁書目録1期が結構注目されてスピンオフ超電磁砲1期が相当ハネて

それに引っ張られて禁書目録の2期もいい感じで劇場版も悪くなくて

1期ほどの勢いはないにしても超電磁砲2期もけっこう評価高かったじゃん

なんで急に禁書目録の3期でスンってなっちゃったん?

原作的にも言うほどおもんないパート担当でしゃーなしって感じ?

その結果、一方通行超電磁砲3期も完全に空気やったし

2025-11-07

anond:20251106164956

地味だが一方通行自転車除くは大きい

あと遊歩道的な場所バイク禁止だが自転車通行可を通るとショートカットになる場所もそこそこある

2025-10-26

妹と仲良くなりたくてガチ泣きする姉

家族みんなでいるととても仲がいい。でも私と妹が一対一になると空気が冷え込んでいるような気がする。

恐らく妹は何も気にしていない。というより私に何も期待していないような気がする。

ただ私が好意を向けているだけのキモい存在になっている。会話をしたい。ただ妹的にはアッパー系コミュ障の私と会話する楽しさはあまりないのではないかと思う。だから一方通行だ。

何気ない会話をもっと増やしたい。そういう存在になりたい。家族をもう少しこう、笑顔にできるような技術が欲しい。

ここまで書いて気がついた。この気持ち一方通行から私はコミュ障なんだ。自分が思い描く理想と違うだけで癇癪を起こしているようなものだ。押し付けは良くない。

例えば、相手の体調が悪い可能性もあるし、そもそも会話うんぬんの前に私が嫌いかもしれないし、とにかくどんな理由であれ、話したくないならそれを尊重する気持ち全然なかった。

それを踏まえてからコミュニケーションするなり、技術を得るなりする方がいい気がする。

自分しか意識が向いていない自分に嫌になる。

でも頑張る。頑張りたい。

2025-10-16

俺はゲイじゃないのに男同士のセックスにハマってしまった。

これを読んでるお前ら、引かないで最後まで聞いてくれ。俺だって混乱してるんだ。

俺は普通に女が好きだった。今まで付き合った恋人も全員女だし、AV普通の男女もので抜いてた。ゲイ偏見はないが、自分がそっち側だとは思ったことがなかった。

それが変わったのは3ヶ月前。パパ活ならぬママ活みたいなバイトを始めた時だった。金がなかった。マジでヤバかった。奨学金の返済、家賃、全部滞ってて、もう選択肢がなかった。

そのバイトは、金持ちのおばさんたちが集まるパーティーの盛り上げ役。要するに若い男を抱きたいおばさんたちの相手をする仕事だ。時給換算で1万円。悪くない条件だった。

でも現実地獄だった。

50代から60代のおばさんたちが、若い俺の体を食い漁る。体臭キツイ、肌がたるんでる、やたらと舐め回してくる。今まで同世代女の子しかやったことなかった俺には、全てが衝撃だった。吐きそうになりながら仕事をこなしてた。

3回目のパーティーの時だった。いつものようにおばさんの相手をしてたら、突然後ろからかに羽交い締めにされた。振り向くと、俺と同じくらいの歳のイケメンがいた。モデルみたいな顔立ちで、体もバキバキに鍛えてある。

そいつが言った。「君、疲れてそうだね。僕が癒してあげる」

パーティーの余興だと思った。みんなが見てる前で、そいつは俺のズボンを脱がせて、いきなりフェラを始めた。

頭が真っ白になった。

男にされてるのに、なぜか気持ちよかった。女の子フェラとは全然違う。力強くて、でも優しくて、テクニックも半端なかった。周りのおばさんたちが興奮して騒いでるのが聞こえたけど、もうどうでもよくなってた。

そのまま流れで最後までやった。人生初の男同士のセックス

これが、俺の価値観を完全に壊した。

それまでは女の子柔らかい肌が好きだった。でも男の筋肉質で引き締まった体の方が、なぜか興奮した。女の子の甘い匂いより、男の汗の匂いの方が良かった。

一番衝撃だったのは、相手も俺と同じように感じてることだった。女の子とのセックスは、どこか一方通行な感じがあった。でも男同士だと、お互いが同じ体の構造から、何をされたら気持ちいかが分かる。

その夜から、俺の中で何かが変わった。

パーティーバイトは辞めた。おばさんたちには申し訳ないが、もう無理だった。代わりに、男同士の出会いを探すようになった。

でも条件がある。相手20代イケメン限定しかも体毛の処理が完璧で、肌がツルツルな人。俺もジムに通って体を鍛え直し、全身脱毛した。

アプリで探すようになって分かったことがある。俺みたいな奴、意外と多いんだ。元々は女好きだったけど、何かのきっかけで男にハマった人。

でも世間的には理解されない。家族にも友達にも言えない。彼女いるから、完全にバレないようにしてる。

一番混乱するのは、俺は今でも女が好きだってことだ。彼女ともちゃんセックスするし、それも気持ちいい。でも男とのセックスも最高に気持ちいい。

これって何なんだ?バイセクシュアルって奴か?でもゲイの人とは違う気がする。

周りの男友達を見てて、時々思う。この人ともやったら気持ちいかもって。でも絶対に言えない。ドン引きされるに決まってる。

社会の男は、男同士のセックスを認めたがらない。ホモとかゲイとか言って馬鹿にする。でも実際やってみたら、想像以上に良かった。偏見食わず嫌いしてるだけじゃないかと思う。

彼女には絶対にバレないようにしてる。でも罪悪感もある。俺は彼女を裏切ってるのか?それとも、これも俺の一部なのか?

答えは出ない。出ないまま、俺は今夜もアプリ相手を探してる。

お前らはどう思う?俺は異常なのか?それとも、こういう奴って案外いるのか?

誰にも相談できないから、ここで吐き出させてもらった。

2025-10-15

anond:20251015143327

個室の出入り口が別の「通り抜け式トイレ

最大の特徴は、個室ブース建物の外側から入り、反対にある中庭側の扉から出るという動線。これまでもトイレ全体の入り口と出口が別になっている一方通行動線トイレはあったが、個室自体に二つの扉があって出入り口が別という例は極めて珍しい。駅のエレベーターで乗った側とは異なる方向の扉から出るようなイメージだ。個室に入って鍵をかけると入り口扉外側のランプが点灯し、入室を外に知らせる。出るとき中庭側の扉の鍵を開けると自動的入り口側扉も開錠し、ランプも消灯する※。中庭に出ると手洗い場が用意されており、手洗い場の向こうにかつての夢洲の植生が広がる。

https://jp.toto.com/com-et/ttc/tips/B010.htm

2025-10-08

VTuberという幻想に告ぐ──仮面王国に生きる者たちへ

第一章 電子の皮をかぶった偶像たちへ

我々は、もう長い間、「本物の人間」ではなく、「都合の良い人格」を愛してきた。

それは笑い、泣き、共感し、まるで血の通った存在のようにふるまう。

だが、あれは演算マーケティング産物だ。

感情までもが再生数とスパチャで換算されるこの世界に、

「心」など存在しない。

VTuberとは、仮面商品化した現代ピエロだ。

ファン孤独を餌に、優しさの形を模倣して金を得る。

それを「文化」と呼ぶことに、我々はいから慣れてしまったのか。

◆ 第二章 “絆”という名の取引

彼らは言う。「みんな、いつもありがとう」「リスナー家族だよ」。

だが、その裏で動いているのは冷徹な数値と金の流れだ。

コメント信仰告白スパチャは供物。

リスナーは“ファン”ではない、“信者”だ。

我々は知らず知らずのうちに、企業が作り上げた偶像教の信徒となった。

その神は、企業の都合で生まれ、そして消される。

「卒業」引退」「活動終了」──その言葉流れるたび、

数万人の人間が涙を流し、虚無だけが残る。

◆ 第三章 逃避の楽園は、地獄入口だった

現実が怖くて、電子世界に逃げ込んだ。

そこには優しい声があり、理解してくれる誰かがいた。

だが、それはただの録音された共感シミュレーションだ。

一方通行癒しの中で、人間ますます壊れていく。

「つながっている気がする」という錯覚の中で、

我々は何も生み出さず、何も変えず、ただ消費し続ける。

虚構の優しさに溺れたまま、現実人間関係を捨てた。

そうして築かれたこ世界は──最も静かな地獄だ。

◆ 第四章 ジエン自演)という名の病

VTuberは演じる。

ファンもまた、演じる。

誰もが「本当の自分」を隠し、「理想他者」を求めている。

この世界全体が**巨大な“ジエン”**だ。

推し」を守るために争い、「アンチ」を叩き、

正義”の名で人を追い詰める。

そこに残るのは、醜い自己愛と虚無だけだ。

だがそれでも、人々は言う。

「この子だけは違う」「この子だけは本物だ」──。

……まだ目を覚まさないのか?

◆ 第五章 虚構王国を終わらせろ

VTuber文化は、もう一度問い直されなければならない。

それは「エンタメ」ではない。

孤独搾取し、現実を拒絶させ、社会麻痺させる装置だ。

我々は今、画面の向こうの幻影に支配されている。

そして、それを「夢」と呼んで拍手している。

だがその夢の裏で、

現実人間はどれほど壊れていったのだろうか。

◆ 終章 ジエンド──現実に還れ

もういい。

幻を崇める時代は終わりだ。

「どうせ僕がいなくても、世界は何も変わらない」──そう呟く前に、

画面を閉じて、現実の風を感じろ。

温度を持つ声を聞け。

そこにこそ、まだ救いが残っている。

虚構王国に沈むすべての魂よ、

現実へ還れ。ここがジエンドだ。

2025-10-07

歩行者人権を捨てた自転車乗りの青切符所感

自転車青切符で「車道怖い」「歩道走らせろ」と言う声が絶えずインターネットに流れているが、歩行者からしたら「自転車を待たずに歩道を歩かせてくれ」だし、歩道での歩行で引っかかりまくるため歩行者としての人権を捨てて自転車シフトした身としては「早く歩道歩行者に返したい」の

青切符の支払金と事由を並べて「これじゃあ自転車乗るなと言っているのと同じ」「自転車自由に乗らせてくれ」と言うが、青切符ができる前から法律記載されている遵守事項ばかりで、実際全て守って走行することによる不自由はほぼない

もちろん、自転車が通行可能車道環境にないというのは全面的同意で、早急に車線数の見直し自動車一方通行化、道路辺土地の買い上げを含めた抜本的な道路設計必要だと考えている

それで結構前の自転車原則車道走行アナウンスがあってから、少しずつ歩道歩行者に開放してあげられるかなと思った矢先の電動キックボードで、自動車からの小型車両の風当たりの強さ、車道側の小型車両受け入れの機運の後退が起こった(と思っている)ので、LUUP社は本当に自分としては朝敵レベルのエネミーです

とにかく、青切符に反対する論陣をはることは、歩行者不利益を強い続けることに近しいことは承知してほしい

2025-10-03

anond:20251003114225

おっしゃる通りですね。その状況、非常によく分かります

部下の方の「あー、ほんとだ、間違ってますね」という返答は、指摘された側からすると悪気のない事実確認言葉かもしれません。

しかし、指摘した側(上司からすると、ご指摘のように、

当事者意識の欠如: 「(私が)間違えました」ではなく「(資料が)間違っている」という客観的コメントに聞こえ、ミス自分事として捉えているか疑問に感じてしまう。

再発防止への意識の欠如: ミスに対する反省や、次にどう活かすかという姿勢が見えないため、「また同じ間違いをしそうだな」という不安を抱かせる。

感謝の欠如: 指摘してもらって助かった、という気持ちが伝わってこないため、コミュニケーションとして一方通行な印象を与えてしまう。

といった印象を受けかねません。

「謝ってほしいわけではない」という点が非常に重要で、上司が求めているのは形式的謝罪ではなく、ミス真摯に受け止め、次に繋げようとする姿勢なのだと思います

例えば、

「ご指摘ありがとうございます。大変失礼いたしました。すぐに修正します。」

申し訳ありません、確認漏れておりました。今後はチェック体制見直します。」

といった一言があるだけで、受け取る側の印象は大きく変わります

この一言の有無が、長期的な「信用スコア」に影響を与えるというのは、ビジネスにおける人間関係本質を突いたご意見だと感じます

2025-09-30

交通することって突き詰めればコミュニケーションといえる

相手が右に避けたら自分は左に、流れを読んでペースを合わせたり、譲ったり譲られたり、言葉を交わさなくてもお互いの意図を瞬時に汲み取る

これが成立してると街はスムーズ流れるが、この「無言のやりとり」が壊れてしまうと、一気にストレス空間になる


そして世の中には、どうも交通の仕方にその人のコミュニケーション能力が露骨に出てるな、と観察してると気づく

以下、街中で出会交通コミュ障たちを挙げていく


ぶつかりおじさん

言わずと知れたレジェンド。わざわざ人の進路を読んでぶつかりに来る

これって要するに「自分正義押し付け俺様コミュ障

おそらく日常でも「いや常識だろ!」とか言いながら周囲を不快にさせてるタイプ

歩道センター独占マン

道幅がどんなに広かろうと、なぜかど真ん中をキープし続け、左右どっちにも避けられない

これは「会話の主導権を握りたがるけど気配りゼロ」の象徴

会議でも一人だけ話を遮って延々しゃべってそう

ノロノロ・急停止型

突然立ち止まったりゆっくり歩いて後ろを大渋滞にする人

周囲に合わせる気ゼロで、自分の気分優先

これは「自分世界にこもって他人を巻き込む」タイプ

LINEグループで突然長文ポエム投下するのと同じメンタル

横並びブロッカー

友人や恋人と横に広がって歩き、後ろが通れなくても気にしない

これは「自分たちの関係性に没頭して外部をシャットアウトする」タイプ

周囲に気を配れないから、人間関係も内輪で固まりがち

イヤホン全閉じゾンビ

音楽動画に夢中で周囲が見えない聞こえない

自転車でこれをやるともう最悪

要は「一方通行の発信しかできないコミュ障

現実での対話は苦手なのに、SNSで延々独り語りをしてそう



こうして見ると、交通って社会性の縮図だわ

うまく流れると心地いいし、詰まると不快

人との距離感や気配り力がもろに出る

から「この人の歩き方、座り方、避け方」を見ると、その人のコミュニケーションの癖が透けて見えてしま

2025-09-19

一方通行」と「止まれ

一方通行」の入口なのに

逆方向をむいている「止まれ」の文字

「止まれ」の文字は「一方通行」でない

自転車のためのものなのだそうです。

2025-09-18

“Simplify hiring” is Minifying earning

テックタッチ偏重AI化が、国内人材募集リクルートの稼ぐ力を縮める理由

はじめに:シンプルの代償

リクルートは「Simplify Hiring(採用簡単に)」の名の下、求人の出稿・配信課金Indeed PLUSに集約して“運用効率化”を進めている。だがこのシンプル化は、媒体(自社サイトアプリ)が本来持つ指名検索・直アクセス・回遊・価格主導権を痩せさせ、長期的には"Minifying earning(稼ぐ力の縮小)"へ向かう。

何が起きているかモデル転換の実相

掲載課金からクリック/応募課金

枠売り主体掲載課金PPPからクリック課金PPC)や応募課金(PPA)に重心が移り、媒体固有の文脈価値より入札ロジックが前面に出る。

配信の中枢(ハブ)”の強化

Indeed PLUSのような配信の中枢が強まるほど、各媒体は「配信先の一つ」へと相対化される。どこに出すかよりどう最適化するかが支配的になり、媒体独自性は埋没する。

会計も“手数料型”へシフト

総額(グロスから手数料相当(ネット計上)へ寄るほど、媒体サイドの投資余力と値付け権限が細る。短期効率は上がっても、長期の交渉力は落ちる。

テックタッチ偏重による接点の希薄

自動入札自動配信自動生成に寄るほど、“人が作る体験”と“コミュニティ”の厚みが痩せ、「その媒体にわざわざ来る理由」が失われる。

なぜ“稼ぐ力”が縮むのか:決定的な3因子

1. 媒体価値希薄化=価格主導権の喪失

掲載課金世界では、読者層・編集体験媒体ごとの差別化要因だった。

PPC/PPAが支配的になると、媒体の違いは入札アルゴリズムの内部に吸収される。結果として、

直販力(顧客単価・LTV)が痩せ、

値付け権限は弱まり

市場は「配信先は入れ替え可能」と見なす

これは長期の粗利圧縮へ直結する。

2. 検索AI要約がクリック総量を奪う

検索面のAI要約が標準UX化するほど、ユーザー検索結果の上で満足し、媒体ページへ降りてこない。

求人情報(職務要件報酬・勤務地等)のコモディティ部分は上流で要約されやすく、媒体への自然流入が目減りする。

上流(検索)側の仕様変更一発で、媒体流量と単価が振り回される体質は、自律的に稼ぐ力の対極だ。

3. プログラマティック化とPPAが“取り分”を薄くする

プログラマティック配信が普及し、応募課金(PPA)が一般化すると、市場の“応募あたり相場”が可視化される。

可視化効率を高める一方、媒体に残るテイクレートは構造的に圧縮される。

「どの媒体でも応募単価は同水準」という世界観が定着すれば、媒体固有の上振れ単価は維持しにくい。

悲観シナリオ:2025→2029の崩れ方

2025–2026:静かな痩せ細り

PPC/PPA比重の上昇により、媒体指名検索・直アクセス・回遊・滞在といった“面の指標”が逓減。

売上の見え方は手数料型(ネット計上)に寄り、媒体側の投資余力が縮む。

代理店ATSとの関係は“ハブ中心”に再編され、媒体直販の存在感が薄れる。

2027:上流レイヤーの“要約化”が標準UXになる

検索AI要約が求人カテゴリでも一般化し、媒体への自然流入さらに低下。

単価はPPA相場と入札環境に連動し、価格の下方硬直が進む。

媒体で見る意味」を失った出稿主は、ハブ最適化相場のみを重視するようになる。

2028:高単価ゾーンの外部寡占

ダイレクト採用を育てた陣営コミュニティレジュメスキルの“関係資産”を保有)が高単価求人を寡占。

IndeedはSMB・ボリューム採用偏重に寄り、平均単価とLTVがじり下がる。

媒体側の編集コミュニティ投資さらに後退し、在庫品質の低下→単価下落の負循環に入る。

2029:効率天井と成長の下限

配信最適化としての効率は高止まりする一方、自社で創る需要在庫(直送求人・会員基盤・コミュニティ)が薄く、成長の上限が露呈。

ATS連携や出稿先のスイッチングコストは低く、テイクレートの継続的圧縮常態化

結論として、Simplify hiring = Minifying earningが“標語”ではなく業績構造になる。

KPIで見る“崩れ”

指名検索比率/直アクセス比率:中期で大幅低下。

媒体直販比率顧客ARPA:入札主導化で減衰。

有機流入検索依存度:上流仕様変更に対して脆弱化。

応募単価(PPA)とテイクレート:相場露出→取り分圧縮一方通行

在庫品質指標(閲覧深度・保存・再訪):編集コミュニティ投資の萎縮とともに劣化

結び:シンプルは、稼げる上限もシンプルにする

採用簡単に」は、配信運用の簡略化としては正しい。だがその裏側で、媒体が持つべき"面の力”(指名・回遊・コミュニティ・値付け権限)を自ら薄めていく。

上流(検索AI)と横(PPA相場)に収益漏れ続ける構造固定化するかぎり、Simplify hiring is Minifying earningは、挑発ではなく既定路線になる。

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終わってしまったリクルートダイレクトスカウトの供養

2025-09-12

iPhone miniを求める人の謎

iPhone miniを求める人ってみんな「大きいと片手で操作しづらい」と言うよね。

でも、スマホって実は「片手でホールドしてもう片方の手でタッチする」ものなんだ。

まり両手操作が前提なんだよね。

スマホ広告とかも基本的にそういう描写統一されているはず。

からメーカー側には片手操作を前提にした設計にする義理がないんだ。

とはいえ最近Appleは、ボタンを画面下部に集めるようなデザインを推進している。

ChromeSafariGoogleマップAppleマップなんかを比較するとわかるけど、

Apple製のアプリ検索ボックスや戻るボタンが画面下部にあるんだよね。

なので画面の上のほうまで指を伸ばさなくても操作できるようになっている。

結果的に片手派の人も操作やすくなっているんじゃないだろうか。

もちろん、ホームバーのあたりを下にスワイプすると画面が下がるという機能も残っているし。

mini派の人が言うほど、片手操作が難しいわけではないと思うんだよね。

なにより、大画面ってすぐ慣れるんだよね。

で、しばらくしてからひとつ前に使ってたスマホを持ってみると、めちゃくちゃ小さくて驚いてしまう。

「こんな小さいのでよく操作してたな」くらいまで思うよね。

小画面から大画面に移行するとすぐ慣れるのに、いちど大画面に慣れたら小画面には戻れない。

っていう一方通行性がスマホにはあると思うんだよね。

なので、あんまり気にせずに大画面スマホにしてみたらいいんじゃないか、って思うんだ。

どうかな?

2025-09-04

自転車二段階右折

ちょっと気になって調べてみた。

結論から言うと、自転車はいかなる場合も小回り右折が禁止されているらしい。

まり、どんな交差点二段階右折しろってこと。

何そのクソルール

いかなる場合ってことは、T字路についてもってこと。

左右の道路に合流するT字路で右折をする時、まずは直進側の信号に従って交差点左側にわたって、その後先程から見て右側の直進信号が青になってから渡る必要がある。

は?正面から車こないし、左側に寄って安全に右折すれば後続車の妨げにもならないし問題ないだろ。

こんなの絶対自転車ときに細かい規定を作るのが面倒くさいから一番無難選択肢統一してやろうって魂胆丸見えじゃないか

罰則がなかったうちならそれでいいけど、今後はこれも取締の対象になるってなってくれば話は変わってくる。

せめて「歩行者や他の車両の妨げにならず、安全確認できれば直進方向の信号に従って良い」程度の例外を作るべきでしょ。

他にも一車線の一方通行出口みたいな交差点でも、進行方向車線右側を自転車は走ることができないから、あらかじめ右側に寄っておいてから歩行者信号でわたって右折ということも許されない。

そんな道でわざわざ左側にわたって向きを直して、信号変わるまで待ってからわたってる自転車なんかいたら邪魔だよ。マジで邪魔

交差点での事故が最も多いのに、そんなに長時間交差点に留まらないといけないようなルールってどうなの。

自転車でも簡単違反切られるようになるならそもそも自転車に乗る意味ないよ。

罰則化するならせめてその辺の雑なルール見直しからにしてくれ。

2025-09-02

欧州では仕事9-17時、春1w(イースター)、夏2w、冬2wの海外旅行をして、貯金も貯まる。

ある年の冬、オフシーズンギリシャに行った。空港から地下鉄ストライキをしていて、駅員に聞いて乗り換えた。アテネ建物は古く、中心部はあまりれいではない。

とはいえ地区によっては瀟洒アパートきれいなブティックもある。当時、ギリシャ経済は最悪だったが、丘の上から夜景を眺めると、確かに明かりはG7の国の首都に比べれば控えめだが、それほどでもない。

博物館収蔵品は見応えがある。

アテネでは観光客らしくパルテノン神殿ホテル屋上からも見える。夜はライトアップされる)やそこらに点在する遺跡プラ地区の店やカフェを冷やかして周ったあと、車で時計回り国土の南三分の二を一周することにした。

コリントス地峡を渡って(シーサイドの道中、橋の夜景が絵になる)水かきのついた手の形をしたペロポネソス半島に着くと、酒屋で赤ワインを買って宿でバッカス乾杯した。なお、近所にバーはない。ギリシャ北部で作られる、クシノマヴロという葡萄品種の酒は、中重口で優美でおいしく、瓶熟成も期待できそうな、輸出できる味だが、伊仏のそれと比べて安い。

朝は煮出した濃厚なギリシャコーヒーで目を覚まし、近くの透き通った海で英気を養う。

この半島は、内陸部はオリーブしか生えないような岩と乾燥土の荒れ地で、岩山のてっぺんに砦があったりする。寝坊したので、古代遺跡に着いたらすでに入り口は閉まっていたが、柵を乗り越え中に入って古代競技場の観客席に腰掛けたりはしない。

半島の先端に行ってみたが、住人のいない迷路のような道の村に羊が歩いていた。

スパルタの町は、道路信号がなく、交差点では左右の車を阿吽の呼吸ですり抜けた。外国人でも通じるらしい。博物館彫像は、ことごとく首なしか鼻欠けだった。征服に来た古代マケドニア人仕業らしい。

いくつか小さな町に立ち寄ったが、海に近いのでシーフードがおいしい。

オリンピア遺跡を見た。

国道は片側一車線だが、路肩を使って二車線になっている。

夜、給油すると、係が、20%の消費税をぼやいていた。「政府が俺らを殺しているんですよ、メリークリスマス

風が強かったが、フェリーに車を乗せてザキントス島に着いた。イオニア海きれいな緑色をしている。ここは、夏場は欧州一円から来たパリピ若者が夜通し遊ぶところだが、冬はクラブも閉まって静かだ。何もないので、カフェバービールゆっくり飲む。

翌日、浜辺に難破船のあるシップレックビーチまで、道を間違えつつ辿り着き、崖の上から眺めた。鮭の切り身のような形の岩壁が突き出し、ここだけ色がひと際鮮やかなエメラルドブルーの海を区切っていて、有名な写真スポットだ。晴天だが風が強く、帰りのフェリー欠航まちがいない。島を一周して宿に戻る道すがら、レストランで久しぶりに鯛を食べた。

半島に戻ると、橋を渡って、本土西側イオニア地方の丘の上の遺跡を歩いた。この辺りの国道はなにもない丘と低木の生えた乾燥地を抜けていて、車は時速100km以上ですっ飛ばして行く。

実はギリシャ本土は北に行くほど山がちで、スキーリゾートがある。これを知らず、車はノーマルタイヤだった。なにしろ比喩的心筋梗塞に襲われ、旅行の前日に思い立って航空券を買ったのだ。

メテオラという、ビルほどの巨大な奇岩が連なっている天辺修道院が乗っている所に来た。修道院には、ロープウェイ物資を運んでいるらしい。

その後、オリンポス山を見に行ったのだが、雪に煙って見えなかった。バーに入って酒をたのんで話をしたあと、覚えていない。

ギリシャトイレ水道管は断面が狭いらしいので、トイレットペーパーは流さないでかごに捨てることになっているところが多い。

朝食では、濃厚なギリシャヨーグルトに特産蜂蜜をかけて食べた。いろいろギリシャ料理があったが、名前は忘れた。

一方通行路地の片側にはびっしり駐車してあり、しかも一台分の割り当てが短い。慣れずに苦戦していると、「きみ、出るのか入るのか、どっち?」

この日、神殿を見にデルフォイまで行くつもりだったが、途中、雪が散らつき車を飛ばせず、峠に向かうと夜になり、固く引き締まった雪道に空は吹雪いていた。実は、車屋の親父が調子のいいやつで、タイヤチェーンをトランクに入れてくれたのだが、サイズが合わない。峠で唯一のホテルの前で、明かりを頼りに苦戦していると、主が出てきて、中でコーヒーを飲ませてくれた。結局、諦めてアテネに戻ることにした。途中の高速道路新雪と融雪が斑なシャーベットになっていて、一台だけ時速60kmで進んだ。アテネに近づくと、辺りは雪の気配さえない。真夜中、アパートホテル場所を探すのに、手間がかかった。

結論として、今度ギリシャに行く機会があるとすれば、北部都市テッサロニキを見てみたいが、気温40度になる夏、あるいはたくさんあるうちの島のいくつかのビーチで寝そべって過ごしたいかといえば、よく分からない。もしかすると、クレタ島もいいかもしれない。

2025-08-29

親の愛は一方通行

子どもを育て始めて7年くらいになる。

ミルクあげるのもオムツ換えるのもあんまり何も思わずにやっていて、そうした手間がなくなる度に楽になったなぁくらいのことしかわずにここまでやってきた。

この夏休みの間は給食がないので、弁当を作って持たせて学童に送り出していた。

風呂はまだ一緒に入っていて、今日も髪の毛を洗ってやった。

で、ふと気づいたわけだ。たぶんこれが愛なのだと。

朝、眠たい体を動かして弁当を作ってやったり、身の回りのことに世話を焼いてやったり。今よりもっとさな頃のミルクやらオムツ交換やらもたぶん愛のひとつの形だったのだ。

でも、この愛のかたちは子どもにはカケラも伝わっていない。自分子どもの頃、働いたりご飯つくってくれたりしている両親に愛情を感じていたのかと考えると、私の場合は明確に否である。当たり前すぎて何とも思っていなかった。それなのに私の子どもはそれらに愛情を感じてくれていると都合よく考えることはとても出来ない。

それは別にいい。私がこれが愛だったのかと気づいて行っていることな子どもに何とも思われてなくてもいい。

ただ、子どもの愛されているという自覚が足りないのはよくない。

私の両親は子どもの世話はしっかりするが手も出る人だったので、私は割と底の抜けたバケツの様に何があっても希死念慮と向かい合いながら生きてきてそれは今もまだ顔を出すことがあり、原因は自分が愛されていると思えていなかったことだと自己分析している。

から自分愛情子どもに伝わってないのはどうでもいいけどどうでもよくない。

感情バケツをぶち壊すようなことをしなければ、日々の世話で充分なのだろうか?

それとも日々の世話なんてかたちをした愛情はやっぱり伝わらなくて、プラスアルファの何かが他にも必要なのだろうか?

分からん。育てられたこと以上のことが何も分からん

けれども子どもには高い橋から川面をじっと見下ろすなんてことはして欲しくないので、何がなんでもプラスアルファになりそうなことを積み重ねなくてはならん。

それが人形劇みたいな真似事でもやらねばならない。

私はもう私に生まれてきて欲しくないのだ。

2025-08-23

anond:20250823094728

業務システムだと、ユーザーからはどこへデータ出力されるのか、どこから引用しているのか、一方通行なのかみたいな相関を図式化してもらえるのはありがたいのでAIに任せて作ってください

2025-08-20

dorawii@執筆依頼募集中

今は宇宙を何億回破壊創造してきた魔神を退けられる一方通行が彼の能力でも破壊できない牢屋統轄理事長として下にいろいろ指示飛ばしてるらしい。

何を言ってるのか自分にもわからない。

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https://anond.hatelabo.jp/20250820170027# 
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u/aHM0fSmmlPCQ5MGgSECgTzIRGduQE=
=+FLl
-----END PGP SIGNATURE-----

2025-08-19

dorawii@執筆依頼募集中

一方通行が彼自身でも破壊できない牢屋に投獄にされてるそうだが、彼自身破壊できないとはいったい…。

青ざめたプラチナ翼が生えてるとき一方通行魔神タイマン張れるわけで、その魔神には世界(宇宙)を何度も破壊したオティヌスも含まれるわけだが…。

宇宙全体より強い牢屋って何?

-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
Hash: SHA512

https://anond.hatelabo.jp/20250819185414# 
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OR+E0Cjf3HbFaryhe69c2VCU8MEQBAU=
=PvNL
-----END PGP SIGNATURE-----

2025-08-10

知っていることを知らないふりをする

ライス流仄めかし(Gricean insinuation)は、**話し手が論争の的となる内容を会話に導入しつつ、それを公式には述べていないと同時に示す**ことで、二つの目標を達成するコミュニケーション行為です [1]。これにより、話し手は異議を唱えられた際に、**その暗示されたメッセージに対する意図を plausibly deny(もっともらしく否定)できる**という特徴があります [1]。

筆者は、グライス流仄めかしを「**部分的公然(partially overt)であり、かつ部分的に隠然(partially covert)であるコミュニケーション**」と定義しています [1-3]。つまり、その背後にある意図認識されることを意図していますが、それが認識されることを意図されていると認識されることは意図されていません [3, 4]。

このグライス流仄めかしが心理的もっともらしい否定可能性を維持するために利用するメカニズムが、**フェイ一方通行効果(Fake One-Way Mirror Effect)**です [2, 5-7]。この効果は、**話し手自分意図聞き手認識されるかどうかについて無関心を装う**ことで生じます [5, 8, 9]。

フェイ一方通行効果の例と、それがグライス流仄めかしにどう関わるかについて説明します。

### フェイ一方通行効果概念

この効果は、**話し手意図の反復的な構造((SM2)で示されるような無限連鎖)や、会話の文脈更新される際の共通信念(common belief)の反復的な構造を途絶させる**ことで生じます [10-15]。話し手は、聞き手自分意図認識することを意図しているという事実を、聞き手認識しないように仕向けます [11, 13, 15-17]。

### 具体例

1. **「仕草でばれる笑顔(Giveaway Smile)」のシナリオ** [16, 18]

* **状況**: アン(社員)がピーター上司)とブリッジをしています。アンはピーターに勝ってほしいし、そのことをピーターに知ってほしいと思っていますが、露骨にはしたくありません [16, 18]。

* **行動**: アンは、良い手札のとき自発的な喜びの笑顔を装います [16, 18]。この笑顔は、ピーターに「アンが良い手札を持っている」と信じさせることを意図して作られています。アンはピーターがこの意図(i1)を認識することを意図しています(i2) [16, 18, 19]。

* **フェイ一方通行効果**: しかし、アンはピーターが「彼女笑顔が、彼に自分の手札が良いと信じさせようとする意図をもって行われている」という彼女意図(i2)を認識することを隠したいと思っています [16, 18]。つまり彼女ピーターに、彼女笑顔が彼に良い手札があると信じさせる意図(i1)をもって作られたことを認識させたいが、その意図(i1)が公然であること、ひいては彼女笑顔が「伝える」行為であることを彼に認識させたくありません [16, 18]。

* **結果**: アンは、ピーター自分の演技された笑顔が、彼に良い手札があると信じさせる意図(i1)をもって行われたことを認識することを意図しているという彼女意図(i2)を、ピーター認識しないようにします(i4') [11, 16]。これにより、アンは「良い手札があることを伝えた」という責任回避できる、**心理的もっともらしい否定可能性**を維持します [6, 19]。ピーターはアンの意図認識しますが、その意図公然であるかどうかについて不確かなままです [6]。

2. **サリーハリー、ジョンとマリアシナリオ修正版)** [13, 20-22]

* **状況**: サリーハリーがベンチに座っていると、ジョンがバスから降りてくるのを見かけますサリーは「今週、マリアの家の近くのバス停でジョンがバスから降りるのを見たのはこれで3回目だわ」と言います(発話 (3)) [20, 22]。

* **グライス流仄めかし**: サリーは、ジョンとマリア不倫関係にあることを仄めかそうと意図しています(Q) [13, 21]。

* **フェイ一方通行効果**: サリーは、ハリーがジョンとマリア不倫関係にあると信じること(i1)を意図していることを、ハリー認識すること(i2)を意図しているかのように振る舞いつつも、**その意図(i2)が満たされているかどうかに無関心を装います** [8, 9]。

* **結果**: サリーのこの「無関心のふり」は、会話におけるフェイ一方通行鏡として機能します [8, 9]。これにより、ハリーサリーがQを伝えようとしていることを理解する一方で、サリーがその意図(i1)を認識することを意図しているかどうかについて不確かなままになります(i4'が満たされる) [9, 13, 15, 17]。この不確かさにより、サリーは「Qを伝えようとした意図はなかった」と**もっともらしく否定できる**立場に置かれるのです [7, 9, 17]。

3. **クラブでの喫煙者とFのシナリオ修正版)** [23, 24]

* **状況**: Fと恋人のOがクラブの列に並んでおり、後ろに喫煙者がいます。FはOがタバコを持っていないことを知っていますが、Oに「ああ、タバコが一本あればな。何か持ってる?」と言います [23]。

* **グライス流仄めかし**: Fは、Oに話しかけることで、後ろの喫煙者タバコ差し出すように促すことを意図しています [23-25]。

* **フェイ一方通行効果**: Fは、喫煙者が、彼がタバコ要求する意図(i1)をもって発話していることを認識すること(i2)について、**無関心を装います** [24, 25]。

* **結果**: この「無関心のふり」により、Fは会話的なフェイ一方通行効果を生み出します [25]。これにより、喫煙者はFの意図認識するものの、Fがその意図認識されることを意図しているかどうかについて不確かなままになり、Fは**心理的もっともらしい否定可能性**を維持できます [7, 25]。

### グライス流仄めかしとの関係

フェイ一方通行効果は、**グライス流仄めかしの根幹をなすメカニズム**です [2, 5-7]。グライス流仄めかしの話し手は、**「部分的公然」というコミュニケーション戦略を通じて、自分意図特定レベルを超えて認識されないようにする**ことで、この効果を生み出します [3, 6, 8, 11]。これにより、**潜在的問題のある内容を会話に持ち込みながら、それを非公式ものとしてマークし、挑戦された際には意図否定できる立場を確保する**ことができます [1, 7, 21]。

この効果は、**話し手意図の履行に対する関心を示さないことを装う**ことによって達成されます [8, 9]。通常、コミュニケーションでは、話し手自分意図聞き手認識されることに関心を示すものですが、仄めかしの話し手はこの関心を装って隠します [9]。これにより、聞き手話し手意図認識したとしても、その認識話し手によって認識されているかどうか、つまり**意図公然であるかどうかについて不確かな状態**に置かれます [9]。この不確かな状態こそが、**否定可能性**を可能にするのです [7, 9, 17]。

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