はてなキーワード: ラップトップとは
理工系の女子が少ない大学、あるいは高専出身者ならわかると思うんだけど、あの空間、文化って凄く独特で、普通の学部や学校だと教室の隅でラップトップをカタカタしていたり、ライトノベルを読んでいたりしたようなカースト下位のオタク君たちがグループやクラスの中心にいるんだよね。
つまり理系っていうのは「オタク」という被差別属性の存在がカースト上位の男子や女子のいない空間で、モテ度による非人道的な差別から逃れて主体性をもって技術や学問に没頭できる保護区だったわけ。
女性が主体的に教育を受けるための教育機関が女子校であれば、オタクが主体的に教育を受けるための教育機関が理工系だったんだよ。
そしてこれまでの理工系の成果というのは、間違いなくそういった、一般社会ではキモい、陰キャと迫害された人たちが中心となって育ててきたものなんですよ。
それが儲かるようになってくるとSTEMだなんだともてはやして、「こんな良いものをオタク共が独占するな」と言われてるのが今なんですよ。
だからこそ、いま理工系で起きていることは「多様性の拡張」ではなく、「文化的な再征服」の捉えるべきだ。
かつて見向きもされなかった“オタクたちの保護区”が、経済的価値を持った瞬間に、社会の主流に収奪されようとしている。
誰もがモテ度やカーストに縛られず、数少ない女子学生も含めてただ好きなことに没頭できるという自由の構造こそが、理工系の文化を支えてきた。
その自由があったからこそ、教室の隅で世界を観察していた少年少女たちは技術で世の中を支える人材に育ってきた。
STEMを誰が学ぶかよりも先に問うべきは、その自由がまだ残っているかどうかだろう。
しかもlaptop込みだし
desctopって括りの範囲がまず俺にはわからんので、言ってることもよくわからない
このサイトの分類ではdesktopにはノーパソも含まれるのか?(それ以外の分類はスマホとタブレットしかないし)
だとしたらそこからラップトップを除外するにはどうすればいいのか?
https://gs.statcounter.com/screen-resolution-stats/desktop/japan
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まず大前提として一日にどれぐらいキーボードを使うかによってキーボードへのこだわりが変わる
ゴリゴリのプログラマーだと一日の打鍵数が半端ないので押し心地とか静音性とかよりも疲れにくさと耐久性が指標になる(ことが多い)
中途半端なプログラマーだと実はそんなに打鍵数がないので他の要素(押し心地だとか静音性だとか)を重視しがちになる
プログラマーでもない人は実はキーボードをそんなに使ってないので趣味で選べば良い
プログラマーじゃないけれどキーボード使ってそうな人、例えば物書きライターとかでも実は大してキーボードを叩いていない
ゴリゴリにキーボードを叩くとはどういうことかというと、基本的にはマウス操作はせず、デスクトップ操作を全部キーボードのショートカットでこなすので打鍵数のレベルが全然違う
例えば行頭へ移動するにはHomeキー(MacだとCtrl+A)、行末へ移動するにはEndキー(MacだとCtrl+E)とか
VimのキーバインドならどうだのEmacsならどうだとか言い出してそれぞれ飽くなき戦争を繰り広げている
普通の人ならマウス操作で済ませるところをショートカットキーまで使うので打鍵数が全然段違いになるし
Emacs派ならCtrlの位置やEscのカスタマイズ性だとかそういう方向に目がいくのでキーボードに対する熱量が全然違う
無線の良いところは簡単に片付けられる・どこでも使えるという部分になるが
そもそもプログラマーはキーボードなど出しっぱなしだし電池交換や接続の手間を考えると有線以外は面倒くさくてあり得ない
ラップトップを持ち運ぶときにキーボードを持ち運ぶ人もいるが、「スタバでMac」と同じで見栄っ張りなだけなので気にしなくて良い
プログラマーでもなくてキーボードをそんなに叩かないなら好きな方で良いと思う
耐久性が高いのはRazerシリーズの光学式かHHKBやRealForceの静電容量無接点方式になる
ただRazerはゲーミング用にありがちなLEDゴリゴリで他の要素が壊れそうだとは思っている(壊れたことはない)
一方でHHKBやRealForceは10年以上使っても使い心地が変わらないし、両社は歴史があるので実際に10年以上使っている人も多く信頼と実績がある
HHKBに関しては最近はHHKB Studioとかでメカニカル方式を採用しているが
構造上耐久性は劣るだろうと思う一方で、メカニカル方式も歴史は深いのでなんらかの耐久性向上技術が発展している可能性もある
HHKBかRealForceかは使うスタイルによって選択が変わる
十字キーやテンキーを多用するならRealForce、それらを使わないならHHKBになる
「十字キーを使わないとしてもあるに越したことはないでしょ」と言う人もいるが
プログラマーはマウスを使わないとは言ったが、流石に今時のPCでマウスを全く使わないことはないのでなるべく近くにある方が良い
HHKB Studioはこの考え方からThinkpadで言うところの赤ポチを搭載しているので
手を動かさずに操作をしたいならHHKB Studioもオススメである
また、持ち運びをする人もHHKBが良いと言われるが、この持ち運びというのはサーバールームなどで作業する人のことを指していて
今時そんな人はほとんどいないだろうと思われる
出張などで鞄に入れて持ち運ぶのならHHKBであってもデカすぎるからやめておいた方が良い
タッチ感は大きく分けると下記の通り
どの方式も押し心地は変わるし、やれクリック感だのタクタイル感だのリニア感だの評価している人は多いが
ただストロークが浅いと疲れやすい(関節への負担が大きい)というのはあるので打鍵数が多いならストロークは深めの方が良い
後は気に入った物を使い込めばそのうち慣れる
まぁ、少なくともメンブレンとシザー/バタフライ系は2〜3年で壊れることが多いのでそのつもりで
人間の体の構造上手を左右に拡げる方が自然だという言説なのだがこれも好みになる
「分離式を体感したら戻れない」
いや、ちゃんと戻れる
やってみて使いにくかったらやめれば良い
個人的にはしばらく使ってみたが別に疲れにくさとか変わらないのにマウスとかの場所に困ったので普通のキーボードに戻した
静電容量無接点方式もメカニカル式もはっきり言ってめちゃくちゃ五月蠅い
キーボードをよく叩く人は感覚が麻痺しているだろうが、一般的にはめちゃくちゃ五月蠅い部類に入る
HHKBのType-Sなんかは静音とか銘打ってるが、作ってる側も感覚が麻痺していて、静かにはなったが静音とはほど遠い
まぁラップトップに備え付けのキーボードは基本的に静かなのでそれを使うのが良い
イキりたいならRazerかRealForce買っとけ
そうじゃないなら適当に買って慣れろ
その電話機は林檎のマークを背負ったひとりの男が世に普及させた。
それまでいくつかのスタートアップや、それを買収した大企業が実現させようとした世界。
シームレスで持続可能で、スマートに、、、ネットワークと通信し活用する。
どこにでも持ち歩けるコンピュータ。
そしてApple自身もそのことに一番最初に取り組もうとしたメーカーだった。
なぜか(ほんとうに本当になぜ?)誰も実現することは出来なかった。
いや、挑戦ではなかったのかもしれない。
それは実験だったのかも。
あるいは疑問だったのか。
もしくは確認か。
こんなものは世の中には受けないよな?
一部のギーグが喜ぶだけのマニアックなオモチャ(製品)だよな?
たぶんやっても無駄だろ?
しかし、あの男だけがそれを革新であると定義して世に送り出した。
ワン モア シング ・ ・ ・
そういって彼が少し茶目った表情で取り出した、それ。
そして、いまわたしたちも彼のように言わなければならない。
ワン モア チンコ ・ ・ ・
電気自動車の成長と先進的なディスプレイ技術の採用が世界市場の成長を牽引
電気自動車業界では、インバーターやバッテリー管理システムなどの主要コンポーネントにパワー半導体が使用されています。静電チャックはこれらの半導体の製造において重要な役割を果たしており、EVの採用が拡大するにつれて、2023年には世界中で約1,400万台の新しい電気自動車が登録されました。
https://www.researchnester.jp/industry-reports/electrostatic-chucks-market/8
世界の静電チャック市場規模は、2024年に132.9百万米ドルと推定され、2037年末までに259.9百万米ドルを超え、2025―2037年の予測期間中に5.3%のCAGRで増加すると予想されています。2025年には、静電チャックの業界規模は259.9百万米ドルに達すると見込まれています。
世界の静電チャック市場の成長に関連する主な成長要因と課題は次のとおりです。
成長の原動力:
課題:
• 厳格な業界規制と標準を順守すると、運用の複雑さとコストが増大する可能性があります。
• 代替のウェーハ処理ソリューションと新興技術との激しい競争が市場シェアに影響を与える可能性があります。
https://www.researchnester.jp/industry-reports/electrostatic-chucks-market/8
アプリケーション別に見ると、世界の静電チャック市場は半導体、無線通信、電子機器、医療、防衛、航空宇宙などに分かれています。これらの中で、電子機器部門は大きな市場シェアを獲得する見込みです。これは、スマートフォン、ラップトップ、IoT ガジェットなどのデバイスにおける高度な半導体の需要が高まっているためです。
地域別に見ると、北米は予測期間中に市場シェアの大部分を占める見込みです。この地域、特に米国では電子機器製造業が成長しており、静電チャックなどの高度な機器の需要が高まっています。半導体製造工場 (ファブ) への投資の増加と IoT デバイスの台頭により、市場は堅調な成長を遂げています。
このレポートでは、SHINKO ELECTRIC INDUSTRIES CO., LTD.、NGK Insulators, Ltd.、Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd.、TOTO Ltd.、Tsukuba Seiko、Beijing U-PRECISION TECH CO., LTD.、AKE Environmental Technologies、Creative Technology Corporation、Lam Research、などの主要プレーヤーの現在の競争状況も提供しています。
2025年5月2日 金曜日 雨のち晴れ(午前雨 - 午後晴れ)
事前情報では「万博参加へ多くの人はあまり積極的ではない」と、特にはてなブックマークではそういう情報が出回っていたが、入場ゲート前は自身の記憶上で東京ディズニーランドの「美女と野獣 魔法のものがたり」公開初日のTDL入場ゲート前の待機列や、ユニバーサルスタジオジャパンの「スーパーニンテンドーワールド」公開初日のUSJ入場ゲート前の待機列よりも人口的な意味で大規模な待機列が形成されていた。
万博会場への入場は入場予約時に設定される入場時刻を1つの団体ブロックとして管理しており、これはつまり早めに現地へ着いても早めに着いた分だけ待機させられる事を意味するので、幼い子供を連れていたり心身に障害を抱えていたり日本語を解する事が困難な外国人などなど、様々な諸事情で時間管理が曖昧になりがちな家庭は入場時刻の調整に関して万博側へ融通を効かせて貰う事は難しいと思われるので、時間管理がおろそかになりそうな家庭ほど時間管理に関してはしっかりとした対策を各々の事情に合わせてした方が良い。
なお、「入場へ大幅に遅刻した場合はどの様な処理になるか?」は子供達が移動を頑張ってくれたお陰で自分達は未確認。
前述の通り、5/2(金)の午前中の天候は雨であり4月13日の万博初日が雨だった事もあり事前に雨天の対策をしている来場者が多く居たのか傘をさしている人が非常に多かった。同時に雨傘使用者よりも少なくはなるが雨合羽レインコート使用者も居り、我が家もレインコートの選択をしたが、雨天の場合は傘よりも雨合羽レインコートの選択の方が待機状況を考えると適していると感じた。
特に子供は長い待機時間で傘をさしていると傘で遊び始めたりしてしまう子が多く居た為、周囲へ迷惑をかけるどころか最悪の場合は周囲へ怪我をさせてしまう可能性もあるので幼い子供連れの場合に雨天対策をするのであれば雨合羽レインコートをオススメしたい。抱っこを望むくらい幼い子供であるのならば親の両手が空くので雨合羽レインコートの方が一層良いだろう。
なお、足元の舗装面の排水状況に関して問題無いがマンホールなど一部の箇所は水深5〜10mm未満ほどの水たまりが出来る箇所はあるので、雨天時はサンダルやクロックスで来場しない方が良い。
入場時の荷物チェックでは空港の方式が採用され、鞄の中身を「X線手荷物検査装置」と「ゲート型金属探知機」「ハンディ金属探知機」「ボトル内液体物検査装置」で行う。
実はこの「入場時のチェックがどうなるのか?」が自分としては大阪万博2025では気になっていた関心事の1つであり、スタッフには申し訳ないが「幼児のいる家庭の荷物チェックはどの様に行われるのか?」を無断で確認させてもらった。用いたのは未開封のペットボトルと複数のプラスチック製幼児用飲料マグを複数用意。飲料マグは空のものと中身に水が入っている物だ。
その結果として、水の入った飲料マグは「親が飲料マグに口をつけられるか?」のチェックが行われた。流石にスタッフも抱っこされている幼児にチェックを求めない様だが、それはそれとして入場マニュアル通りに幼児用飲料マグもチェックする事はしっかりと行い、一般的なペットボトルや水筒と大きく形状の違う幼児用飲料マグはボトル内液体物検査装置が使用できないので、荷物チェック時間を短くしたいのであれば哺乳瓶や幼児用飲料マグなどは空の状態で持ち込んだ方が良い。
これは一部の職業というかガジェットファンに向けた物だが、入場ゲートでラップトップPCやタブレット端末は荷物から出してX線手荷物検査装置を通す事促されるのでラップトップPCを持ち込む際は直ぐに取り出せる様にしておいた方が無難だ。様々な事情からラップトップPCが手元に無いと落ち着かない人は直ぐに取り出せる様にしておこう。
なお、スタッフへ直接確認したがモバイルバッテリーや電子機器類のバッテリーに関して容量制限は目安として100Wh(≒27,027mAh)らしく、それ以上の容量に関しては事前連絡をされた方が無難との事。ただし、バッテリーが搭載される電動車いすなど歩行補助機器に関しては国の安全基準に適合する製品であればその限りではないとの事。
ただ、一眼カメラに挿入していたバッテリーは確認されなかったのであまり厳密なチェックがされるわけではない様だ。予備バッテリーはチラ見していた。
この入場が最も批判されがちだったので「何か起きるか?」と正直言って下世話な期待感がわずかでもあった事を告白したいが、5/2(金)の時点でスタッフも入場処理に慣れたのかTDLやUSJなどと比較して肩透かしと思うほど何もなかった。逆に言えば大阪万博2025入場時に起きる問題はTDLやUSJでも起きるだろうと思えるほど。
東ゲートから入場後すぐに目の前へ広がるのは東ゲート広場であり、この東ゲート広場の面積は前述の「入場時刻団体ブロック」を処理し切る程の面積容量がある。おそらくは開幕ダッシュをする来場者がゼロであっても処理できるであろう程の面積容量だ。時系列は前後するものの、退場時に入場者とかち合ってもすし詰め状態にならない程の面積容量があり、おそらく「入場時刻団体ブロック」はこの東ゲート広場がキャパシティオーバーフローしない様に設定されたのではないか?と思われる。
大阪府内の小中高生が無償招待された事によって、この東ゲート広場では学校の学生管理にありがちな列形成をさせ人数が揃っているか?の確認を様々な学校がいたるところで行っていたが、その列形成が邪魔と感じない程に広い。比較するならば野球場やサッカー場のプレイフィールドがすっぽり収まる程度に東ゲート広場は面積容量があるので、東ゲート通過後に人口密度によって混乱が起きる事は特別な事例を除いてほぼ無いと感じた。
あまりにも広すぎるので子連れ家庭は興奮した子供が駆け出して見えないところまで走っていって人混みに紛れてしまう事にむしろ注意した方が良い。
様々な来場者が同じ様に高く評価しており、みんなが同じ様にレビューしているが子連れにマスト。
日本の科学館・博物館やアミューズメントパークにある様なゲーミフィケーションを用いた体験型アトラクションで、国籍を問わず小学生程度の子供なら楽しすぎるパビリオン。小学生程度の子供ならば大阪万博2025へ行く最大の理由と言ってよく、我が子が口にする万博の思い出の大半の内容がこれ。
つまり、親の視点では小難しい展示の多い大阪万博2025で子供へ対する切り札の1つなので使い所を慎重に選びたい。
こちらも様々な来場者が同じ様に高く評価しており、みんなが同じ様にレビューしているが子連れにマスト。
大前提となる注意点としては体験するのに7歳以上という年齢制限があるので、1時間以上の待ち時間からやっぱりダメでしたとならないよう気をつけたい。
内容はXRゴーグルを付けた体験型アトラクションで、小学生向きの内容ではあるものの中高生でも十分に楽しんでいる雰囲気はあるので、前述した電力館の対象年齢よりは少々上の子向け。小学校高学年からといった感じか。
これも対子供向けの切り札なので親はいつこの札を切るか慎重に選びたい。
電力館やガス館と比較するのであれば大きなお友達のためのパビリオン。体験視聴型アトラクションでこれも国籍を問わず大きなお友達であるならば楽しめる。
個人的に笑ってしまったのが、このパビリオンはあれだけ学生が無償招待され大阪万博2025には学生が溢れかえっているのに、このパビリオンは平均年齢がグッと上がる事に笑った。国籍は問わないが中年男性率が非常に高い。むしろ小学生は親父に付き合ってあげている感じである。
アラブ系民族衣装トーブを纏うThe中東みたいな男性でもガンダム語ると同じ顔になるんだなというのは新たな発見だった。言葉はわからんのに何を言ってるのか大体わかっちゃうの本当に面白かった。
ちなみにガンダムの体を取っているものの、紹介されている一部の技術は実際に研究がなされているもので宇宙応用科学に知見をある程度持っているのであれば、子供にあーだこーだと説明することは可能。
子供に格好つけるのであればシリンダー型スペースコロニー(オニールのスペースコロニー)に関しての情報は事前に調べておきたい。
おすすめのパビリオンと言いつつ実はパビリオンじゃない。大阪万博2025で本当に重要なのは足元にある。
入場ゲートやらガンダムやらと上記までは多少ふざけていたが実は筆者、海運や海洋土木や海洋応用科学系専攻の技術者で、その観点から大阪万博2025を真面目に語ろう。他の様々なエントリで大人向けのパビリオンは紹介されているので気になる人は他のエントリで調べたら良い。自分は自分の得意な分野を語ろうじゃないか。
実は足元の件について来場していた海外の方々の視線によって恥ずかしくも気付かされたのだが、大阪万博2025では日本がこれまで培った強力な土木技術が発揮されている。海外の方々が気付いてくれたからこそ自分は技術者として絶対に紹介しなくてはならない。
5/2(金)は前述の通り、午前中雨天で午後から晴れたという状況から午前中は万博会場内の舗装路は水浸しになったが外国人はその水浸しの舗装面へ対し指をさし興味津々で見ていた。この舗装路、日本では近年当たり前となりつつある有孔舗装で、水はけが非常によく雨がどんなに降っても水たまりができにくい舗装なのだ。
日本は過去の日本列島改造で全国津々浦々にまで舗装道路が敷設された事により、コンクリートやアスファルト舗装に関して非常に長い期間と膨大な敷設量、様々なシチュエーションのノウハウがあり、梅雨のある日本では舗装路の水たまり問題を何度も経験してきたが、そこで舗装路の水たまりを防ぐために生まれたのが有孔舗装であり、万博会場内はこの有孔舗装と石畳タイル舗装の2種類が主に採用されており、偶然の雨天時に有孔舗装と石畳タイル舗装の2種類を比較する事が可能になった。
石畳タイル舗装では水たまりが出来ているものの有孔舗装には水たまりが出来ていない。この点に面白さを覚えた観光に来ているであろう外国人同士がしきりに地面へ向かって指を差し会話しているのだ。
そして更に面白くなったのが午後の晴れである。雨天時に石畳タイル舗装では水たまりが出来てダメだと思われていたところに晴れになると一気に石畳タイル舗装が乾き始めた。もう目で見て判るレベルでスーッと水が引いていく。実はこの石畳タイルもまた目で確認するのが困難なレベルの微細有孔処理がなされており、雨天の間は表面張力などの力によって水たまりが出来てしまうが、雨が止めば一気に水が引いていくという石畳タイルだったのだ(お風呂用のいわゆる珪藻土マットに近い)。
スーッと水が引いていく様を見た外国人は「おい!見ろ見ろ!」と海外言語理解が出来なくても言っている事が日本人の自分へ伝わる程のリアクションをしていた。これが日本の技術力なのだと誇るつもりは毛頭ないが、この有孔舗装は驚いていた国々では需要があり、この技術が売れる可能性が高い事は間違いがない。世界ショーウィンドウとして万国博覧会の本来の機能が発揮されていた瞬間だった。
日本の在来工法を応用した大屋根リングの建築は非常に素晴らしいものだが、重要だったのはその足元、海岸線が隣接する軟弱地盤を強固に改良し、改良した地盤であっても水はけが損なわれない事に外国人が非日常的であるであると気付いて大きなリアクションを取ってくれたからこそ自分も気付く事が出来た。
地盤改良というものがどの様に行われているのか?を知らない人も多いだろうが、正確性を横に置いてわかりやすく伝えるならば、セメントと砂を混ぜてモルタル舗装をする様に、地面へ大穴を掘った後に超巨大重機の先端に巨大なミキサーを付けて、掘った土を戻しつつセメントなど地盤改良薬剤を混ぜて巨大ミキサーで撹拌し、1つの強固な大岩盤や大柱を地中に形成するのだ。
そのため軟弱地盤が強固になる代わりに密度が高くなり水はけは悪くなるのだが、舗装面の最表層へ有孔舗装材を採用する事によって、舗装面自体へ保水能力を持たせ、実際に人々が足で触れる部分には水たまりができにくいという舗装技術だったのだ。
大屋根リングの様な巨大建築物が海岸線近くの軟弱地盤へなぜ建っているのか?各国パビリオンをなぜ建てる事ができたのか?そしてそれが出来るほど地盤改良されたはずなのに水はけがなぜ失われていないのか?
それは大阪万博2025会場自体が日本の隠れた超巨大土建パビリオンであるからだ。
大屋根リングのスロープには花壇が設置され様々な植物が植えられている。
これを地面と捉えると結構な傾斜角のある地面だが、雨が降った事によってスロープ最下段からは花壇から滲み出た水がどんどん流れ出てきていた。これはつまり花壇は間違いなく保水をしており、花壇を地面と捉えると水分に晒される傾斜のある法面(のりめん)であるという事だ。
目で見てわかるほど法面から染み出す水。土木にちょっとでも知識ある者であるならばわかるだろう。この環境は地すべりが起きる可能性がある。が、しかし全くと言って良い程その兆候がない。実際に植物へ手を触れて軽く引っ張ってみたがしっかりと根がはっており植物の根がその法面を支えている事がわかる。
これは紛うことなき土建技術の賜物である。花壇スロープを地面と仮定したが実際は大屋根リング上に非常に大規模な形で設置されているのだ。すなわち花壇スロープは日本の土建技術はこれが出来るとそこにあるだけで我々に訴えてきている。
子供なら気付かないだろう。電力館やガス館やガンダム館で興奮するだけだ。あまりにもわかりやすいものでしか興奮できない。
でも我々大人は違う。今まで学んできた知識と経験があり、それによって万博の非日常的な光景が技術によって成立しているのに気がつく事が出来る。すごくないかコレ?と今まで学んできた知識と経験で興奮する事が出来る。
実は筆者、愛知県民で、愛・地球博開催の2005年当時に多くの大阪府民が愛・地球博へ参加してくれて楽しかったというレビューをしてくれた事を未だに強く覚えています。
愛・地球博は開催前に様々な妨害に遭い、未だその当時の妨害内容を当人達が記録を公開しているわけですが、特にオオワシの巣を理由とした妨害によって撤回された愛・地球博会場の宅地転用計画は、トヨタ自動車や関連サプライヤーが点在している三河地方において地価高騰を招いて工場で働く多くの若者の住宅購入を阻害するという社会問題が20年たった今まさに起きている状況。この責任はいつ取ってくれるのでしょうか?
当時は日夜テレビや新聞などで愛・地球博の問題点ばかり取り上げられていましたが、そんな妨害に対抗する形で大阪府民だけでなく、多くの皆さんがインターネットを中心に「前評判よりも意外と面白いぞ!」と好評レビューをしていただいたおかげで、大きなメディアもそういった声が無視できなくなり、手のひらを返して好評な形で紹介する様になり、最終的には2200万人を超える来場者数を記録し約65億円の剰余金を残すほど成功した万博となった。
大阪万博2025へ参加して実際に自分の目と知識と経験で良いものは良いと紹介する事が大阪府民の皆さんへ恩返しとなると思い、今回エントリを書かせて頂きました。
以上
日付の誤り指摘ありがとうございます。恥ずかしい。
Mac で開発している。開発物は主にLinuxのカーネルモジュール。.koファイル。Linuxをラップトップ、ノーパソで使わせてくれる会社のお勤めの方が羨ましい。だって手元でコンパイルしたいじゃない?
会社がコンピュータ筐体を管理するソフトを入れてくる都合上、MacかWinの二択。以前はWinラップトップにLinuxをデュアルブートできるようにしてこっそり使ってたら、ある時バレて怒られちゃった。以来2012年頃のお古Macラップトップを与えられて10年使い続けている。アップルシリコン使いたくない一心でOpencore legacy patcher 様に頼り筐体交換を拒否ってる。値段も高いしね。デュアルブートしてLinux使って仕事してることは内緒。
WSL2が素晴らしいようだけど、カーネルモードドライバとかつくれるの?IRQとか叩いたり、割り込みとか触るんだけど…VMだとなんか動作が違っていろんなバグが再現しないんです。