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はてなキーワード: NoSQLとは

2025-08-26

anond:20250826003615

最初作ったやつが単にNoSQLとGraphQLとサーバーレスやりたかっただけでそいつはもういないんやろうなあ

政治力の強い素人

そこそこ大企業に勤めてる

ソフトウェアエンジニアをしてるが、彼らはもうダメなのかもしれない。

以下は技術的な話が多いのでスキップして下さい。

OS存在する時点で無駄ウィルススキャンソフトを入れさせられる。

そのせいで無駄コンピューティングリソースが使われる。

それを避けるためにみんなサーバーレスサービスを好む。

いわゆるサーバーレスが大好きな人たちが集まって作ったゴミシステムの改修をさせられてる。

まず一番息の長いデータベースNoSQL採用してる。

頭が沸いてるとしか思えない。。

当然NoSQLでは複雑な検索ができないので検索エンジンを使っている。。

彼らが言うにはインフラ管理コストがないからいいそうだ。

NoSQLなのにエクセルスキーマ表がある。

いや普通にRDBMS使えばいいのにね。。

彼ら自身が答えを出してるのに素直ではない。

なぜかgraphqlも採用している。

内部を見ても、普通にrestコントローラーと同じ構造をしていてgraphqlのサービス依存して返す値を変えてるだけである。。、

で、離職率が90%を超えている

残る人はASDっぽいPMサーバーレスを手放せないASD

擬似的にリレーション再現できるであろうが、アプリケーション層での保証なのに問題ない顔している。

ローカルで開発環境を作れないことにも疑問を持たない。

dockerすらも禁止された。

わたし外注を動かすためにシステム仕様を作って、渡してる。

サーバーレスアプリケーションスマホアプリはそれらを呼び出している。

もはや管理不能な数のファンクションが多数ある。

幹部分を変更しようとしたがもはや出来ないレベルだ。

流石に工数見積もりができないのでスケジュール遅延する可能性が高いとPMに報告したが普通に怒られた。当たり散らされたがまあくだらないので放っておく。

上に相談したが耐えてくれとの話だった。

仕様変更もできないPMにクソシステム

どんな地獄かと思うが現代にそんな地獄存在する。

PMSIer出身でこのプロジェクトアジャイルと言い張るがガッツリウォーターフォールである

このシステムやばいからユーザー関連部分だけでもRDBMSに移行すべきと言ったが、工数が無いとしか言わない。

工数リブン開発でいいものができるとは思えない。

なぜなら局所最適化が進んでしまうからだ。

現代ソフトウェアを作る上ではもうdevops以前に協働するという基礎の方が大事である

他社の機能をパクれと言ってもウチ独自の強みがないととか、そのアプリで出せる付加価値があると認められてから投資対象になると説明されるが、こいつらは何を食ってるんだろうか。

差別化戦略は一つの戦略であって別に毎回取るべきではない。

必要なのは適切な自己認識である

壊しやす自分の手で扱える規模にアプリケーションを組んで激安で運用して当たるのを待てばいいのにそれも出来ない。

このシステムを冷静にレビューしても狂ってるのに誰一人疑問に思わない。。

上は無関心、PMは働かないでASDっぽいし人を詰める、同僚はASD

こんな魔境存在していいのか。。と疑問に思う。

ちなみに今は品質保証プロセス強制されたので開発が完全に止まった。

投資効果を高めるためにウォーターフォールにするらしい。

2025-06-28

LLMはエンジニア仕事を奪うのか?否、仕事抽象度を「Why」の次元

序文コード蒸発する時代と、それでも残る「Why」という名の問い

2025年私たちソフトウェア開発の歴史的な転換点に立っている。大規模言語モデル(LLM)の進化は、GitHub Copilotのようなコード補完ツールに始まり、今や「何を作りたいか」を自然言語で伝えるだけで、アプリケーションの雛形が数分で生成される時代現実のものとしつつある。この光景を目の当たりにした多くのプログラマが、漠然とした、しかし確かな不安を抱いているだろう。「私たち仕事は、いずれAIに奪われるのではないか」と。

この問いに対する私の答えは、半分はYesであり、もう半分はNoだ。より正確に言えば、プログラマ仕事本質が、歴史上かつてないレベル抽象化され、その役割が再定義されるのだ。私たちは、コードを「書く」作業から解放される一方で、これまで以上に高度な思考要求されることになる。

本稿では、プログラミング歴史を「How(いかに作るか)」から「What(何を作るか)」への移行として捉え直し、LLMがこの流れをいかに加速させるかを論じる。そして、その先にある、AIには決して代替できない、人間ならではの競争優位性、すなわちWhy(なぜ作るのか)」を定義し、記述する能力重要性について深く考察していく。これは、単なる未来予測ではない。今を生きるすべてのソフトウェアエンジニアにとっての、生存戦略提示である

第1章:プログラミング歴史的変遷 ― HowからWhatへの長い道のり

LLMの登場を特異点として捉える前に、我々が立っている場所を正確に知る必要がある。ソフトウェア開発の歴史は、常に「抽象化」との戦いであった。そしてその歴史は、プログラマの関心が「How」から「What」へと徐々に移り変わっていくプロセスとして描くことができる。

1-1. 手続き時代:Howを記述することに終始した黎明期

コンピュータ黎明期プログラミングとは、計算機理解できる命令(How)を、一行一行、丹念に記述する作業のものであった。アセンブリ言語や初期のFORTRANCOBOLといった言語は、ハードウェアの制約を強く受けており、プログラマメモリ管理プロセッサ動作といった、極めて物理層に近いレベルでの「How」を意識する必要があった。

この時代テストもまた、「How」に強く束縛されていた。書かれた手続きが、意図した通りに順番に実行されるか、特定入力に対して期待された計算結果を返すか。テストの関心事は、あくまで「手続きの正しさ」の検証にあった。ビジネスロジック実装の詳細が密結合し、コード特定の処理手順を記述した、硬直的な塊となっていた。

1-2. テスト駆動した振る舞いへの注目:Whatへの小さな一歩

風向きが変わり始めたのは、ソフトウェアの規模が拡大し、その複雑性が人間認知能力を超え始めた頃だ。1990年代後半から2000年代にかけて提唱されたエクストリーム・プログラミングXP)の中で、テスト駆動開発(TDD)という考え方が登場する。

TDD本質は、単なるテスト手法改善ではない。それは、プログラミングパラダイム根底から覆す思想だった。TDDは、「まずテストを書く」ことを強制することで、プログラマ意識を「これから実装するコード(How)」から「そのコードが満たすべき振る舞い(What)」へと強制的に転換させたのだ。

テストはもはや、書かれたコードの後追いで正しさを検証する作業ではない。それは、これから作られるべきソフトウェアの「仕様書」であり、「振る舞いの宣言」となった。例えば、「ユーザーログインボタンクリックしたら、ダッシュボード画面に遷移する」というテストコードは、具体的な実装方法(`onClick`イベントハンドラの中で`window.location.href`を書き換える、など)には一切言及しない。それはただ、達成されるべき「What」を記述しているだけだ。

この思想は、ビヘイビア駆動開発(BDD)へと発展し、`Given-When-Then`といった、より自然言語に近い形式ソフトウェアの振る舞いを記述するスタイルを生み出した。プログラマだけでなく、プロダクトマネージャービジネスアナリストといった非技術者をも巻き込み、「What」を共通言語として定義する試みが本格化したのである

1-3. 宣言プログラミングの台頭とフレームワーク役割

TDD/BDDによってプログラマ意識が「What」に向かい始めると、コードのものもまた、宣言的なスタイルへと進化していく。この変化を劇的に加速させたのが、モダンフレームワーク存在だ。

Reactを例に考えてみよう。Reactが登場する前、フロントエンド開発はjQuery代表されるように、DOMを直接操作する命令的なコード(How)の連続だった。「このボタンクリックされたら、この要素のテキストを書き換え、あちらの要素を非表示にする」といった具合だ。

しかし、Reactは「UIとは、ある状態state)に対する純粋写像である」という宣言的なモデル提示した。プログラマがやるべきことは、UI状態(`state`)と、その状態がどのように見えるか(JSXによるコンポーネント)を宣言することだけだ。状態が変更された際に、DOMをどのように効率的更新するかという面倒な「How」の部分は、Reactの仮想DOM差分検出アルゴリズムがすべて隠蔽してくれる。プログラマは「What(UIのあるべき姿)」を記述するだけでよくなったのだ。

この「WhatからHowへの変換」は、様々な領域で見られる。

これらのフレームワークツールは、いわば特定の制約下における、WhatからHowへの高性能な変換器」として機能してきた。プログラマは、フレームワークが課す「お作法」や「制約」を受け入れることで、退屈で間違いの多い「How」の記述から解放され、より本質的な「What」の定義に集中できるようになった。我々が「生産性が高い」と感じる開発体験は、この優れた変換器の恩恵に他ならない。

現状は、この歴史的変遷の延長線上にある。プログラマ仕事は、手続き記述する職人から、振る舞いを定義し、それを実現するための最適な「変換器(フレームワーク)」を選択・設定するアーキテクトへと、その重心を移してきたのだ。

第2章:LLMがもたらす究極のパラダイムシフト ― 汎用変換器の誕生

フレームワークがもたらした「WhatからHowへ」の潮流は、LLMの登場によって、未曾有のスケールで加速されようとしている。フレームワークが「特定領域に特化した変換器」であったのに対し、LLMは「あらゆる領域対応可能な、究極の汎用変換器」としてのポテンシャルを秘めているからだ。

2-1. フレームワークの制約を超えて

前章で述べたように、ReactやTerraformといったフレームワークは、その恩恵と引き換えに、私たち特定の「制約」を課してきた。Reactを使うならコンポーネントベース思考し、状態管理作法に従う必要がある。Terraformを使うなら、そのエコシステムとHCLの流儀を受け入れなければならない。これらの制約は、WhatからHowへの変換を自動化するための「レール」であり、私たちはそのレールの上を走ることで効率を得てきた。

しかし、LLMはこの前提を覆す。LLMは、特定フレームワーク言語知識を事前に学習しているが、その利用において絶対的な制約を課すわけではない。私たちは、より自由形式で「What」を伝えることができる。

例えば、こうだ。

ユーザー認証機能付きのシンプルブログアプリを作ってほしい。フロントエンドはReactとTypeScriptUIコンポーネントはMUIを使う。バックエンドNode.jsExpressで、データベースPostgreSQLユーザーGoogleアカウントログインでき、新しい記事作成編集、削除できる。記事にはマークダウン記法が使えて、画像アップロードできるようにしてほしい。

この要求(What)は、特定フレームワーク流儀に則ったものではない。複数技術スタックを横断し、機能要求自然言語で並べただけのものであるしかし、現在のLLM、特にGPT-4oやそれに類するモデルは、このレベル要求からディレクトリ構造設定ファイルAPIエンドポイントフロントエンドコンポーネントに至るまで、驚くほど具体的なコード(How)を生成することができる。

これは、フレームワークが担ってきた「WhatからHowへの変換」が、特定のレールから解き放たれ、より広範で柔軟な領域へと拡張されたことを意味する。これまで自動化が難しかった、あるいは特定フレームワーク存在しなかったニッチ領域や、複数技術を組み合わせる複雑なシステム構築においても、AIによる宣言プログラミング恩恵を受けられる時代が始まろうとしているのだ。

2-2. 「What」の解像度がすべてを決める世界

LLMという汎用変換器の登場により、プログラマ生産性は、いかに質の高いWhatをLLMに伝えられるか」に直結するようになる。これは、俗に「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれるスキルだが、その本質は、ソフトウェア開発における「要求定義」そのものである

質の高い「What」とは何か。それは、曖昧性がなく、網羅的で、矛盾のない要求である

これらは、優秀なソフトウェアエンジニアが、プロダクトマネージャーデザイナーとの対話を通じて、日常的に行ってきた思考プロセスのものではないだろうか。LLMの登場は、この思考プロセスを、より明確に、よりテキストベースで「記述」する能力を求める。私たちの頭の中にあった暗黙的な仕様が、LLMへの入力プロンプト)という形で、明示的に言語化されることを要求するのだ。

やがて、ほとんどのプログラミング作業は、この「Whatの記述」に収束していくだろう。TDDテストコードという形式で「What」を記述したように、私たち自然言語や、より構造化された要求記述言語を用いて、AIに対して「What」を宣言することになる。コード(How)は、その宣言から自動生成される中間生成物に過ぎなくなる。まさに、コード蒸発していく未来である

第3章:それでもAIには決められない ― 「Why」の不在という致命的な欠陥

「What」を伝えれば「How」が手に入る。この魔法のような世界の到来を前に、私たちは一つの重大な問いに直面する。それは、「そのWhatからHowへの変換は、本当に一意に決まるのか?」という問いだ。

答えは、明確にNoである

ある「What(要求)」を実現するための「How(実装)」は、無数に存在する。そして、どの「How」を選択すべきかを決定するためには、単純な機能要求(What)だけでは情報が全く足りない。そこには、必ずWhy(なぜそう作るのか)」という、背景、文脈、そしてトレードオフ考慮必要不可欠となる。

3-1. トレードオフの海に溺れるLLM

簡単な例を考えてみよう。「1億件のユーザーデータを格納し、ユーザーIDで高速に検索できるシステム」という「What」をLLMに与えたとする。LLMは、どのような「How」を提案するだろうか。

これらの選択肢は、どれも「What」を満たしている。しかし、その特性は全く異なる。案Aは多くのエンジニアにとって馴染み深く開発が容易だが、10億、100億件へのスケールは難しいかもしれない。案Bはスケール性に優れるが、厳密なトランザクション管理は苦手だ。案Cは高速だが、運用コストシステムの複雑性が増す。案Dは安価だが、検索速度は他に劣る。

LLMは、これらの選択肢をリストアップすることはできるだろう。しかし、このプロジェクトにとって最適な選択肢はどれかを、自信を持って決定することはできない。なぜなら、その決定には、LLMが与えられていない「Why」の情報必要からだ。

これらの「Why」こそが、無数に存在する「How」の中から、ただ一つの「正解」を選び出すための羅針盤なのである。そしてこの「Why」は、ビジネス目標組織文化ユーザーの期待、技術的な制約といった、極めて人間的で、文脈依存的な情報の中にしか存在しない。

3-2. エンジニアが暗黙的に行ってきた「Why」に基づく意思決定

ここで重要なのはこれまでもエンジニアは、この「Why」に基づく意思決定を、意識的あるいは無意識的に行ってきたという事実だ。

私たち技術選定を行うとき、単に「流行っているから」という理由だけでReactを選ぶわけではない。「SPA(Single Page Application)にすることでユーザー体験を向上させたい(Why)」、「コンポーネント指向の開発によって長期的な保守性を確保したい(Why)」、「Reactエンジニア採用市場が活発だからWhy)」といった、様々な「 Permalink | 記事への反応(0) | 17:09

LLMはエンジニア仕事を奪うのか?否、仕事抽象度を「Why」の次元

序文コード蒸発する時代と、それでも残る「Why」という名の問い

2025年私たちソフトウェア開発の歴史的な転換点に立っている。大規模言語モデル(LLM)の進化は、GitHub Copilotのようなコード補完ツールに始まり、今や「何を作りたいか」を自然言語で伝えるだけで、アプリケーションの雛形が数分で生成される時代現実のものとしつつある。この光景を目の当たりにした多くのプログラマが、漠然とした、しかし確かな不安を抱いているだろう。「私たち仕事は、いずれAIに奪われるのではないか」と。

この問いに対する私の答えは、半分はYesであり、もう半分はNoだ。より正確に言えば、プログラマ仕事本質が、歴史上かつてないレベル抽象化され、その役割が再定義されるのだ。私たちは、コードを「書く」作業から解放される一方で、これまで以上に高度な思考要求されることになる。

本稿では、プログラミング歴史を「How(いかに作るか)」から「What(何を作るか)」への移行として捉え直し、LLMがこの流れをいかに加速させるかを論じる。そして、その先にある、AIには決して代替できない、人間ならではの競争優位性、すなわちWhy(なぜ作るのか)」を定義し、記述する能力重要性について深く考察していく。これは、単なる未来予測ではない。今を生きるすべてのソフトウェアエンジニアにとっての、生存戦略提示である

第1章:プログラミング歴史的変遷 ― HowからWhatへの長い道のり

LLMの登場を特異点として捉える前に、我々が立っている場所を正確に知る必要がある。ソフトウェア開発の歴史は、常に「抽象化」との戦いであった。そしてその歴史は、プログラマの関心が「How」から「What」へと徐々に移り変わっていくプロセスとして描くことができる。

1-1. 手続き時代:Howを記述することに終始した黎明期

コンピュータ黎明期プログラミングとは、計算機理解できる命令(How)を、一行一行、丹念に記述する作業のものであった。アセンブリ言語や初期のFORTRANCOBOLといった言語は、ハードウェアの制約を強く受けており、プログラマメモリ管理プロセッサ動作といった、極めて物理層に近いレベルでの「How」を意識する必要があった。

この時代テストもまた、「How」に強く束縛されていた。書かれた手続きが、意図した通りに順番に実行されるか、特定入力に対して期待された計算結果を返すか。テストの関心事は、あくまで「手続きの正しさ」の検証にあった。ビジネスロジック実装の詳細が密結合し、コード特定の処理手順を記述した、硬直的な塊となっていた。

1-2. テスト駆動した振る舞いへの注目:Whatへの小さな一歩

風向きが変わり始めたのは、ソフトウェアの規模が拡大し、その複雑性が人間認知能力を超え始めた頃だ。1990年代後半から2000年代にかけて提唱されたエクストリーム・プログラミングXP)の中で、テスト駆動開発(TDD)という考え方が登場する。

TDD本質は、単なるテスト手法改善ではない。それは、プログラミングパラダイム根底から覆す思想だった。TDDは、「まずテストを書く」ことを強制することで、プログラマ意識を「これから実装するコード(How)」から「そのコードが満たすべき振る舞い(What)」へと強制的に転換させたのだ。

テストはもはや、書かれたコードの後追いで正しさを検証する作業ではない。それは、これから作られるべきソフトウェアの「仕様書」であり、「振る舞いの宣言」となった。例えば、「ユーザーログインボタンクリックしたら、ダッシュボード画面に遷移する」というテストコードは、具体的な実装方法(`onClick`イベントハンドラの中で`window.location.href`を書き換える、など)には一切言及しない。それはただ、達成されるべき「What」を記述しているだけだ。

この思想は、ビヘイビア駆動開発(BDD)へと発展し、`Given-When-Then`といった、より自然言語に近い形式ソフトウェアの振る舞いを記述するスタイルを生み出した。プログラマだけでなく、プロダクトマネージャービジネスアナリストといった非技術者をも巻き込み、「What」を共通言語として定義する試みが本格化したのである

1-3. 宣言プログラミングの台頭とフレームワーク役割

TDD/BDDによってプログラマ意識が「What」に向かい始めると、コードのものもまた、宣言的なスタイルへと進化していく。この変化を劇的に加速させたのが、モダンフレームワーク存在だ。

Reactを例に考えてみよう。Reactが登場する前、フロントエンド開発はjQuery代表されるように、DOMを直接操作する命令的なコード(How)の連続だった。「このボタンクリックされたら、この要素のテキストを書き換え、あちらの要素を非表示にする」といった具合だ。

しかし、Reactは「UIとは、ある状態state)に対する純粋写像である」という宣言的なモデル提示した。プログラマがやるべきことは、UI状態(`state`)と、その状態がどのように見えるか(JSXによるコンポーネント)を宣言することだけだ。状態が変更された際に、DOMをどのように効率的更新するかという面倒な「How」の部分は、Reactの仮想DOM差分検出アルゴリズムがすべて隠蔽してくれる。プログラマは「What(UIのあるべき姿)」を記述するだけでよくなったのだ。

この「WhatからHowへの変換」は、様々な領域で見られる。

これらのフレームワークツールは、いわば特定の制約下における、WhatからHowへの高性能な変換器」として機能してきた。プログラマは、フレームワークが課す「お作法」や「制約」を受け入れることで、退屈で間違いの多い「How」の記述から解放され、より本質的な「What」の定義に集中できるようになった。我々が「生産性が高い」と感じる開発体験は、この優れた変換器の恩恵に他ならない。

現状は、この歴史的変遷の延長線上にある。プログラマ仕事は、手続き記述する職人から、振る舞いを定義し、それを実現するための最適な「変換器(フレームワーク)」を選択・設定するアーキテクトへと、その重心を移してきたのだ。

第2章:LLMがもたらす究極のパラダイムシフト ― 汎用変換器の誕生

フレームワークがもたらした「WhatからHowへ」の潮流は、LLMの登場によって、未曾有のスケールで加速されようとしている。フレームワークが「特定領域に特化した変換器」であったのに対し、LLMは「あらゆる領域対応可能な、究極の汎用変換器」としてのポテンシャルを秘めているからだ。

2-1. フレームワークの制約を超えて

前章で述べたように、ReactやTerraformといったフレームワークは、その恩恵と引き換えに、私たち特定の「制約」を課してきた。Reactを使うならコンポーネントベース思考し、状態管理作法に従う必要がある。Terraformを使うなら、そのエコシステムとHCLの流儀を受け入れなければならない。これらの制約は、WhatからHowへの変換を自動化するための「レール」であり、私たちはそのレールの上を走ることで効率を得てきた。

しかし、LLMはこの前提を覆す。LLMは、特定フレームワーク言語知識を事前に学習しているが、その利用において絶対的な制約を課すわけではない。私たちは、より自由形式で「What」を伝えることができる。

例えば、こうだ。

ユーザー認証機能付きのシンプルブログアプリを作ってほしい。フロントエンドはReactとTypeScriptUIコンポーネントはMUIを使う。バックエンドNode.jsExpressで、データベースPostgreSQLユーザーGoogleアカウントログインでき、新しい記事作成編集、削除できる。記事にはマークダウン記法が使えて、画像アップロードできるようにしてほしい。

この要求(What)は、特定フレームワーク流儀に則ったものではない。複数技術スタックを横断し、機能要求自然言語で並べただけのものであるしかし、現在のLLM、特にGPT-4oやそれに類するモデルは、このレベル要求からディレクトリ構造設定ファイルAPIエンドポイントフロントエンドコンポーネントに至るまで、驚くほど具体的なコード(How)を生成することができる。

これは、フレームワークが担ってきた「WhatからHowへの変換」が、特定のレールから解き放たれ、より広範で柔軟な領域へと拡張されたことを意味する。これまで自動化が難しかった、あるいは特定フレームワーク存在しなかったニッチ領域や、複数技術を組み合わせる複雑なシステム構築においても、AIによる宣言プログラミング恩恵を受けられる時代が始まろうとしているのだ。

2-2. 「What」の解像度がすべてを決める世界

LLMという汎用変換器の登場により、プログラマ生産性は、いかに質の高いWhatをLLMに伝えられるか」に直結するようになる。これは、俗に「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれるスキルだが、その本質は、ソフトウェア開発における「要求定義」そのものである

質の高い「What」とは何か。それは、曖昧性がなく、網羅的で、矛盾のない要求である

これらは、優秀なソフトウェアエンジニアが、プロダクトマネージャーデザイナーとの対話を通じて、日常的に行ってきた思考プロセスのものではないだろうか。LLMの登場は、この思考プロセスを、より明確に、よりテキストベースで「記述」する能力を求める。私たちの頭の中にあった暗黙的な仕様が、LLMへの入力プロンプト)という形で、明示的に言語化されることを要求するのだ。

やがて、ほとんどのプログラミング作業は、この「Whatの記述」に収束していくだろう。TDDテストコードという形式で「What」を記述したように、私たち自然言語や、より構造化された要求記述言語を用いて、AIに対して「What」を宣言することになる。コード(How)は、その宣言から自動生成される中間生成物に過ぎなくなる。まさに、コード蒸発していく未来である

第3章:それでもAIには決められない ― 「Why」の不在という致命的な欠陥

「What」を伝えれば「How」が手に入る。この魔法のような世界の到来を前に、私たちは一つの重大な問いに直面する。それは、「そのWhatからHowへの変換は、本当に一意に決まるのか?」という問いだ。

答えは、明確にNoである

ある「What(要求)」を実現するための「How(実装)」は、無数に存在する。そして、どの「How」を選択すべきかを決定するためには、単純な機能要求(What)だけでは情報が全く足りない。そこには、必ずWhy(なぜそう作るのか)」という、背景、文脈、そしてトレードオフ考慮必要不可欠となる。

3-1. トレードオフの海に溺れるLLM

簡単な例を考えてみよう。「1億件のユーザーデータを格納し、ユーザーIDで高速に検索できるシステム」という「What」をLLMに与えたとする。LLMは、どのような「How」を提案するだろうか。

これらの選択肢は、どれも「What」を満たしている。しかし、その特性は全く異なる。案Aは多くのエンジニアにとって馴染み深く開発が容易だが、10億、100億件へのスケールは難しいかもしれない。案Bはスケール性に優れるが、厳密なトランザクション管理は苦手だ。案Cは高速だが、運用コストシステムの複雑性が増す。案Dは安価だが、検索速度は他に劣る。

LLMは、これらの選択肢をリストアップすることはできるだろう。しかし、このプロジェクトにとって最適な選択肢はどれかを、自信を持って決定することはできない。なぜなら、その決定には、LLMが与えられていない「Why」の情報必要からだ。

これらの「Why」こそが、無数に存在する「How」の中から、ただ一つの「正解」を選び出すための羅針盤なのである。そしてこの「Why」は、ビジネス目標組織文化ユーザーの期待、技術的な制約といった、極めて人間的で、文脈依存的な情報の中にしか存在しない。

3-2. エンジニアが暗黙的に行ってきた「Why」に基づく意思決定

ここで重要なのはこれまでもエンジニアは、この「Why」に基づく意思決定を、意識的あるいは無意識的に行ってきたという事実だ。

私たち技術選定を行うとき、単に「流行っているから」という理由だけでReactを選ぶわけではない。「SPA(Single Page Application)にすることでユーザー体験を向上させたい(Why)」、「コンポーネント指向の開発によって長期的な保守性を確保したい(Why)」、「Reactエンジニア採用市場が活発だからWhy)」といった、様々な「 Permalink | 記事への反応(0) | 17:09

2024-10-30

anond:20241030000807

ごくごく常識的な内容だった

文脈スライド理解できてないお前のほうに問題がある

DBってさあ、RDB一択なわけ?

標準的RailsアプリならDBRDBだし、I/O待ちはほとんどDBアクセスと言っていい

RailsユーザーRailsイベントRailsユーザー向けにやってるトークなんだからそこは前提だろ

NoSQLとか今やNewSQLだってあるし、分散アーキテクチャなんて

普通に使われる時代で、このタイトル

スライドの大筋は古典的I/OバウンドCPUバウンド話題であり、DBアクセス以外のI/O待ちにも触れてる

要するにどう見ても最低限の知識があるはずの人間がなんでそんなタイトルを付けてるのかっつーと、I/Oなんて言っても意味が分からない程度の初級者のための配慮だろうがよ

非同期通信能力か並列処理能力とか言語差めちゃくちゃ出るぞ

から中盤から言語差がテーマになってんだろ

締めのスライドすら見てないならコメントすんのやめとけ

どう見てもやべーのはお前だから

Ruby界隈ってこんなやべー発表してんの?

都市伝説バスターズ「WebアプリボトルネックDBから言語の性能は関係ない」

https://speakerdeck.com/osyoyu/du-shi-chuan-shuo-basutazu-webapurinobotorunetukuhadbdakarayan-yu-noxing-neng-haguan-xi-nai-kaigi-on-rails-2024

DBってさあ、RDB一択なわけ?

NoSQLとか今やNewSQLだってあるし、分散アーキテクチャなんて

普通に使われる時代で、このタイトル

非同期通信能力か並列処理能力とか言語差めちゃくちゃ出るぞ

わかるよ。Railsなんて管理画面くらいでしか出番ないしな。

2024-04-26

anond:20240426171640

一時期やたら騒がれてて猫も杓子もNoSQL使いたがったけど結局大半のプロジェクトSQLRDBMS回帰したな

もちろん向いてるケースはあることにはあるんだけど

2024-03-04

[] クラウドサービス利用時はベンダーロックインに注意せよ

ベンダーロックインとは、特定ベンダー製品を使うことにより、その仕様合致した周辺環境コードを設定してしまい、移行が困難になるような現象

最近、BigQueryを使うことによってこのベンダーロックインにぶち当たった

「使うにはコスト制限があるから、やっぱ自鯖にしよう」となったわけである

BigQuery特有機能を別の環境に移行するには大幅な変更が必要になる

その工数についてはいうまでもないだろう

ベンダーロックインの臭いを嗅ぎ取ったら早めに判断し、避けた方が良い

もし後から「やっぱこれ使いたくない」と言ってすでに依存状態にあるシステムから移行しなければならない場合は、

残念ながら簡単な移行方法は存在しないと言っていい

BigQueryであれば何らかのNoSQLを使うか、スキーマを無理やり抽出してmysql等に変換する方法もあるだろう

そのようなことを自動的に行う有料のサービス存在するかもしれないが、新たなベンダーロックインとならないよう、注意深く仕様を見た方が良い

2023-12-22

一見キラキラしているけど不幸な人が多いIT企業


内情ボロボロ退職者続出なのに新卒募集しているがある。

ベンチャーSIer中間にあるような会社。有名企業の子会社です。

大手クラウドコミュニティ界隈では結構有名。特に代表が。

新卒をここ2年で採用開始し、毎年4,5人ずつくらいとっているが、丸二年経たずして合計9人中3人が既に辞めている。メンタルを崩した新卒複数いる。

そもそも新卒教育体制とか何も考えずに採用だけ開始した。しかも未経験新卒可で。

iOSエンジニアサーバサイドのマイナー技術研修を受けさせ、メインではないが開発をさせる。しか新卒iOSエンジニアにも。

SalesForce の Apex やってた方が数十倍潰しが効くようなサーバサイドのマイナー技術で内製と外販をしている。

しかもそんな潰しの効かない技術を未経験新卒やらせている。

代表エンジニアでないのに技術選択に口出しする。受け入れないと強権を発動する。ECサイトRDBMS使わずNoSQLだけで作れとか、細かいUPDATEが走るミッションクリティカルシステムDBにRedShiftを使えとか。

給料が安いのはよくあるが、その上ほとんど伸びない。30歳にならないと500万円を超えないレベル(30にならないと超える人がそもそも出てこない)。なっても超えない人が結構居る。

iOSエンジニアレベルは非常に高いが、上記の様な待遇。他のベンチャーならはるかに上のオファー金額出すところがゴロゴロあるレベル

iOSエンジニアオファーを出す時安く提示したが、結果を出せばすぐ伸びるとだまし討ちをした。

iOSエンジニアを成果と能力の割に冷遇しているが、iOS関連イベントではスポンサーしまくるなど、外面はいい。全般的にこの会社特に代表は外面が非常に良い。

新卒が入ったタイミング前後から一般的に見てシニアクラスでしっかりと基礎が分かってるエンジニアからどんどん辞めていった。

シニアクラスの人がどんどん辞めて、そのかわりジュニアクラスの人がどんどん入ってきた。結果、ただなんとなくワイワイして技術スカスカ会社まっしぐら

分かる人にはあの会社だと一発でわかると思うので、広めて欲しい。

代表にもはや自浄能力はない。辞めては困る人が辞めて反省してはしばらくしたらけろっとそのままの振る舞いと行動を繰り返しているだけ。

上に書いたように新卒ガンガン辞めてる。この会社の外向きの評判と比較すると有り得ない。

不幸な若者をこれ以上増やさないように。

2023-08-02

学歴がなくてもキャリアがなくとも額面700万くらいならいける

エンジニアとしてスキルを身につけ、フリーランスになること。

大前提だけどそれなりに努力必要

やること

資格取得
個人開発

こんな機能があるようなサービスをなにか設計して作る

例えばInstagramFacebookに近しいものとか。

インフラはできればAWSで作る。Firebase(NoSQL)で作ってAWS(RDS)に移行するなどできればもはや完璧

フロントWebでもモバイルでもいいけど、WebであればReact, VueモバイルであればFlutter, Swiftを使う。

コード管理Githubを使う。

WebであればSSL化、モバイルであればApp Store掲載までは必須。実績として見れられるものがあることが大事


ここまでが最短で半年くらい。

あとはこれを材料フリーランスを探せば良い。やったことないけどココナラを挟むという人もいるらしい。

これだけの実績があれば月単価50万なら案件ゴロゴロ見つかる。

いきなり60(年720)は見つからなくとも、50スタート経験積めば60はすぐにいく。

なんだかんだ人が足りないというところは山ほどある。

正社員として抱えたくはないけどスポット的に人が欲しいから100万出すから数ヶ月だけ開発してくれというところは多い。

2023-07-31

FirestoreみたいなNoSQL考えた人頭おかしいんじゃないのか

RDB脳が取れないのかまっっっっっったくわからん

なんとか作れたとして、仕様変更とか機能拡張に弱すぎない?というかほぼ無理じゃない?

例えばメルカリみたいなオークション機能を作るとする。

次のフェーズではマッチした人同士で取引DMができるようにする。

次のフェーズでは商品や出品者に対して評価口コミができるようにする。

みたいな機能拡充していこうと思ったらNoSQLでどうするのかわからんすぎる。

でも上は初期フェーズでは安く済ませたいからFirebase一択だという。

頼れる人もおらん。

辛すぎる。

anond:20230731104947

最近最前線から離れててあんまり追えてないけど、現役のとき2008年くらいか10年くらいの間で、仕事のやり方や設計の考え方が大きく変わったIT技術要素で、いまぱっと思い浮かぶのはこんな感じかな。

分野にもよるし、調査して試作した結果自分業務には採用しなかった技術とかもある。流行ると思って使えるようになったけど流行らなかった技術を入れるとたぶんもっとある。

あと、新機種が出てOSが新しくなったり、ミドルウェアの新バージョン対応テスト手法進化もけっこうカロリー高いけどここには書いてない。

自分フロントエンド専門でReactしかやらない」みたいに分野を絞れば大分減るけど、その技術が何年持つかわからいか普通リスクヘッジのために他の技術も齧らざるを得ないし、バックエンドとかの人と議論するのに結局他分野の知識もそれなりに必要

ソーシャルコーディング(GitHub)

スマホアプリ(iOS, Android)

NoSQL(memcached, Redis, Cassandra)

暗号通貨

クラウドアーキテクチャ、XaaS(AWS, Google Cloud, MicrosoftAzure)

CI/CD(Travis CI, CircleCI, Jenkins)

トランスパイラ(Browserify, webpack, CoffeeScript, TypeScript)

システム(Rust, TypeScript, Haskell)

テスト自動化(xUnitSelenium)

クリーンアーキテクチャ

コンテナDocker

オーケストレーション(Ansible, Kubernetes, Terraform)

機械学習(Python, MATLAB, 線形代数数学知識)

HTML5(WebGL, WebAudio他)

SPA(React, AngularJS, Ember.js, Vue.js)

マイクロサービスアーキテクチャ

3Dゲームエンジン(Unreal Engine無償化、Unity5)の他分野への普及

GraphQL

機械学習ライブラリ(Tensorflow, PyTorch, Chainer)

Jupyter Notebook

NFT

モバイルアプリフレームワーク(React Native, Flutter/Dart)

シングルサインオン

多要素認証生体認証

メタバース

2023-02-17

個人開発でNoSQLで進めてて煮詰まってたのがリレーショナルに路線変更してめっちゃ快適

インフラ周りの整備めっちゃ大変だったけどしかたない

NoSQLストレスしかない

半年くらい前にどん詰まりして手つかずだったのが快適になってデータモデル考えるのが楽しい

2023-02-12

anond:20230210072521

ブロックチェーンがただただデータを保存するためだけにあって、誇張抜きにメリット1に対してデメリット1万くらいあるのが実情だからなあ。。。

なんでリレーショナルデータベースからNoSQLが出たときのほうがブロックチェーンよりインパクトはでかい

2023-01-26

ある種の詭弁を言うならばファイルシステムデータベース一種

とある弁護士データベース等を使ってないみたいな言い訳をしているようなので。

詭弁表現したのは今日データベース表現されると一般的にはリレーショナルデータベースシステム階層データベースシステムを指すが、データベースという語義を原意的に広く解釈するとNT File SystemやApple File System、Extended File Systemなどのファイルシステムデータベースシステム一種として捉えることが可能ではある。

可能ではあるとするのは前述の通り、今日情報技術者等の一般的認識ではMySQLMariaDBNoSQLなどのデータベースシステム解釈され、ファイルシステムデータベースシステムは別概念として捉えることが常識的判断であり感性なのだ

ただ、現代社会データベースシステムを一切利用せずに取引するのはおおよそ不可能であることはデータベースシステムを熟知している者であればあるほど痛感するものであり、詭弁として挙げた通りにデータベースシステムという語義を途方もなく広く解釈するとファイルシステムデータベースシステムなので、高度な汎用計算機たるコンピュータスマートフォン活用してしまうと我々、そして件の弁護士データベースシステムを利用していると言わざる得ないのだ。

ちなみにEメールクライアントマルチメディアソフトiTunesなどへデータの送受信や読み書きするだけでデータベースと相当されるものが生成される。Appleなどは情報技術者界隈でデータベースシステム一新したがることへ悪い意味での定評があり、一般的ユーザーであってもiTunesライブラリが壊れるなどと言った経験があるだろう。

筆者は法律専門家ではないためシステム自動的に生成するデータベースユーザー故意に作ったデータベースではないためユーザーデータベース等を利用していないとする主張が妥当なのかどうなのか判定できない。

付け加えるなら筆者の学んだことや経験などを考慮すると、他者からファイルシステムデータベースシステム一種と主張されれば、100歩譲って言わんとすることは理解できるもの違和感が拭えなくファイルシステムデータベースシステムは違うだろと言い返したくなる。そういう意味詭弁なのだ

2022-10-13

anond:20221013145402

ほいノ

学歴

中学ん時の偏差値は60くらい。

高専行こうと思えば行けたんだけど、実家離れるの怖くて偏差値45の工業高校へ。

もう全然馴染めなくてさっさと中退

17歳までニート

18歳までフリーター

18歳〜21歳まで定時制に通った。

英語個人的にそこそこ勉強したけど、数学なんかはⅠの後のAが半分も終わらなかったレベルバカ校。

大検で足りない単位取って3年で卒業した。

職歴

21歳〜24歳まで契約社員

この時期は暇で、なぜかやる気に満ち溢れてたから、TOEIC700近くとか日商簿記2級とか色々資格を取った。

24歳でうつになって、30歳くらいまで日雇い派遣無職を半々くらいでリピートしてた。

30歳で製造業正社員になった。

これが人生初めての正社員だった。

やってる仕事は大したことなかったけど、幸い仕事中にPCをめちゃくちゃ使うのでやりたい放題だった。

この時にプログラミングを始めた。

33歳で正社員社内SE転職

年収めっちゃ下がった。

34歳でWebスタートアップ転職

ここで年収どんどん上がった。

36歳でうつが再発して辞めて今に至る。

プログラミング遍歴

略歴・技術スタック

基本は、仕事で使えそうなもの必要ものをその都度吸収していった感じ。

Webが中心ではあるけど、組み込みとかのハードが絡む分野以外は結果的に広く浅く手を出してる、つもり。

言語的なやーつ
Excel VBA 1年
VB.NET半年
JavaScriptNode.js 4年
HTML 1年
SQL 4年
GAS 3年
C# 1年半
TypeScript 2年
Java半年
C++半年
ラダーFB三菱シーメンス 1年

実務経験があるって胸張って言えるのはこれくらい。

大体習得順。

他には、Python、Julia、R、Fortran、Rust、GoDart、Shell、Deno、CSSなんかは少しずつかじってる。

最近Webに関してはほとんどJSTS)で済む感じになったので楽。

なんでPLC最後やねんってツッコミは置いといて、Web系寄りでラダーも触ってるって人は観測範囲ではあんまりいないので、それが俺の数少ない強み。

それ以外のなんかなやーつ

RDBPostgreSQLSQL Server、MySQLSQLiteの順で実務経験あり。

NoSQLはFirestoreが実務経験あり、実務なしだとNeo4jとか。

PaaSGCP(Firebase)、AWSの順で実務経験あり。AzureADVM周りをちょっと触った程度。

Dockerはよく使うけどKubernetesとかまでは行ってない。

後は産業用の通信プロトコル的なやつを無駄に色々触ってる。Modbus TCPとかORiNとかCC-Linkとか。PLCもそうだけど、あの辺は日本ドイツアメリカが未だに既得権益で幅利かせててまじで闇深い。その代わりそれをブレイクスルーできればめっちゃ稼げる分野だと思う。

閑話休題

俺のキャリア形成方法と、簡単アドバイス

まずはカイゼンをしよう

フリーターでどんな仕事してるか知らないけど、仕事で一日の半分が無くなっちゃうじゃん?

から、その時間をまず有効に使う。

以下、俺の場合ね。

次長クラスの人が「この製造番号でクレームがあったんだけど、作業当時どんなことあったか覚えてない?」みたいなことをわざわざ現場まで何度も聞きに来るんだよ。

作業したのなんて半年前だったりするから一々覚えてないっすよ、って言ってるのに何度も聞きに来るからイラッとして仕事用のPC勝手Excel業務日報を付けるようにして、イントラファイルサーバーに置いて「そういう時はこれ見て下さい。次長の貴重な時間が勿体ないです」って言ったのよ。

それだけでめちゃくちゃ喜ばれる。

で、今度はその次長が「この製造番号どれくらいの時間作業終わった?」みたいなことを現場までわざわざ何度も聞きに来るから、俺はその時またイラッとして、Excelストップウォッチもどき作って製造番号とか工程ごとに時間計測して記録して、やっぱりファイルサーバーに置いて「これ見て下さい」って言ったのよ。

それでまた、めちゃくちゃ喜ばれる。

俺のプログラミングの始まりは、ひたすらそれの繰り返し。

最初プライベート時間結構使ってやってたんだけど、そういう周りに喜ばれる効率化を繰り返してると、少しずつ業務時間内で自分スキルアップに直結する時間を作れるようになる。

自分でこれ面倒くせーな、効率よくできねえかなって思ったら、じゃあどうやって?てのを考える。

これがカイゼン英語Kaizenって言っても通じる。

ちなみにPCがなくても、たとえばメールアドレスさえあれば今の時代カイゼンはできる。

大きな会社に勤めてるとかだと使うのが難しいんだけど、IFTTTとかが良い例かな。

https://ifttt.com

これはiPaaSっていうサービス一種で、まあ言葉意味は覚えなくて良いんだけど、要は「イベントAが発生したら別のイベントBを起こせ」っていうのを登録して、自動化できるWebサービス

例えば、あなた日雇い会社にいて、毎日違う現場に働きに行くとする。

で、出勤前、現場到着時、勤務終了の時にLINE毎日報告しなきゃいけないとする。

で、その報告を受けた事務方は、Googleスプレッドシートにその都度入力する。つまり、それだけの為の事務員が一人いる。

面倒くさいし、お金がかかる。

そこで、「特定グループLINEを受信したら(イベントA)、特定Googleスプレッドシート情報を記録せよ(イベントB)」っていうのをIFTTT登録すると、少なくとも事務員入力の手間は省けるってえ寸法だ。

IFTTTはたくさんイベントを処理させたい場合は有料になっちゃうけど、個人で試すぶんにはクレカ登録しなきゃいいだけだから試してみるといいよ。

プログラミングを学ぶならN予備校

月1000円で学べる。コスパは圧倒的。

テキストベースだけど、Web講義とかチャット質問できる。

入門コース学習に180時間と公称してる)がしっかり理解できていれば、Webで大抵のものは作れる。

ただし、大筋は問題ないんだけど、細かい部分で最新技術キャッチアップできてない可能性があるので、そこは注意した方が良いかも。

https://www.nnn.ed.nico/pages/programming/

安定志向なら中小企業社内SE転職する

N予備校の入門コース終わらせたら、基本情報技術者応用情報技術者を取る。

そしたら、職歴書の作り方次第で中小企業社内SEにはまず転職できる。

中小企業社内SEは、ITリテラシーの低い社員が多い中で「Excelセルの色が変わらなくなっちゃったんだけど!」とか「複合機が紙詰まりって言ってるけどその紙が見つからない!」とかクソイージークエストをこなすだけでおちんぎんが貰える、人によっては天国、人によっては地獄のような職業だ。

ごめん、流石に言い過ぎた。実情は色々と面倒くさい。DXとかバズワードを聞きかじったクソ重役から突然言い渡される重めのミッションとか。

けど安定なのは間違いない。

上昇志向なら中小製造業生産技術転職する

N予備校の入門コース終わらせたら、基本情報技術者応用情報技術者を取る。ここは社内SEと同じ。

生産技術ってのは、誤解を恐れずにすげえ簡単に言えば、カイゼンばっかりやってる人たちのことだ。

あんまり詳しくは言えないんだけど、俺が最後にやっていた仕事は言わば生産技術だった。

で、中小企業生産技術は、Webに強い人材をかなり欲しがっている。有り体に言うとIoTとかね。

IoT最近セキュリティの強化がかなりクローズアップされていて、そのせいで二の足を踏んでる企業が多い。

そこに滑り込むのはアリだと思う。

まとめ

よく「T型人材」って言われ方をするけど、どっちのスペシャリストの言うこともある程度分かる「橋渡し」的な人材になると途端に貴重になって需要が増すので、上昇志向があるなら「Web+何か」の組み合わせでお金稼ぐのが良いんじゃないかな。

ま、橋渡しって自然プロマネとか任されがちで、裁量大きくて大変なんだけどね。

質問あればどうぞ。頑張って。

2022-10-08

anond:20221008145426

キーバリュー型DBを使ってるのがNoSQLなのにそれをDBレスって言っちゃうのはアホなんだろうな

anond:20221008015058

NoSQLのことを「DBレス」って表現ちゃうのは理解が浅すぎるし

プログラマーDB意識しなくていいようなサービスのことを「DBレス世界」って言ってるのなら視野が狭すぎると思う

2022-10-07

anond:20221007142503

DBといってもSQL式だけじゃなくてNoSQLというのもある

SQL式のRDBMSは複雑な構造記述できるぶん削除コストが重いので、

複雑な検索をする予定がなくて、シンプル毎日一定範囲レコードを取得したり消したりしながら新しいのを足してく使い方でいいなら、RDBMSでないNoSQLの方が有利

でもログだったら追加の頻度だけめちゃくちゃ多くて、表示や削除はせいぜい月一とかだったりするかもしれないし、そういう場合は本当にテキストファイルで十分かもしれない

やり方はいろいろある

2022-05-05

anond:20220505095637

NoSQLSQLより先に業務で使ってたワイは普通RDBMSのほうがよっぽど難しいと思ったやで

2021-07-17

anond:20210708205945

最近テック系の生態系を知らずに、ほとばしる若さ嫉妬して学生をぶちのめし申し訳なかったと思うようにはヒートダウンしてきた「年収270万円だった医大生」です。こんばんは!

激おこしたのは、申し訳ない。

すごく反省している。ただ、優雅自分学生時代に学んだ知識をもって、社会人にその勢いを保持したままで定年まで行ける可能性は高くないと私は思うのだ。おそらくは名門大で、勢いのある会社なら引く手あまたそうな貴方自分にとっては眩しかったのだ。

フロントエンド給料が安いという思い込みをしてました。

本当に認識不足だった。もともと Android/iPhonejQueryJSON操作をしていて、PHP/Rails/Springバックエンド界隈から MySQL/PostgreSQLを触り、人員不足AWS をも触って QA および SRE をしていたエンジニアだったのだけど、ブロントエンドが DB に遠いという理由で簿給だと思っていたのは、各派遣会社給料をみる分だと間違いだと理解した。知識アップデートされてないのはオレ自身だったようだ。申し訳ない。

Firebase や mBaaS は不味くない?

根拠は、NoSQLスキーマしなのは途中までは良いけど、後で負債になる感じがするので。あと、Firebase は Google が中途でやめるとなったときが怖いぞ。JS なら express というフレームワークあるし、Kotlinサーバーがあるから古典的サーバークライエントモデルで良いのじゃないかな?Next なら SSR あるし。

サイバーエージェントにくくった理由

自分のような新卒採用を逃した身分では、サイバーエージェントのような B to C 領域トップティアにある会社に紹介してもらえるというのは「蜘蛛の糸」のような貴重なチャンスに思えたのだよ。そりゃ、ある程度は経験積めばスカウトが来るかもしれないけどさ、自分は年食っていたから「サイバーエージェントで働けるという可能性」に全力をかけたよ。その結果が、場末の未認可SES って、しか反社だったなんて、すごくショックだったよ。クソな「自称数学者人工知能論を聞いて土日が終わり、平日はブラック客先常駐」な日々はうんざりだ。

2021-07-09

anond:20210709214950

ヒエッ、本職きたよ。ヌボボ

ちなみに医学部にいった友人の何人がむしろテック系に流れてきているという事情がある。

そこんとこ詳しく。メタップスとか?

東大卒だったら、言葉を正しく使え!

Waf なんて書くな! WAF とかけ!

Pub/Sub とか

うっせーな。クラウドベンダー独自 API なんか使いたくねーんだよ。オラクルじゃあるまいし。

DCL、DMLDDLといった用語を知っていることをひけらかしたかったのかもしれない

まぁ、それは認める。でもさ、select や create とかのDML/DDLCRUD と同じだけと、DCL なんて権限を発行できるりょういきにトーシロを突っ込むわけにいかないだろ。何も考えずに GRANT TO なんてプロダクション環境で発行されて日には、権限消失されたら永遠にデータアクセスできなくなるかもよ?

現場に放り込まれても10年ぐらいかかる。というより、フロントからバックからレイヤからモバイルまでやることはもはや現実的ではない。

そりゃそうだけど、フロントエンドは移り変わりが激しいじゃないですか。ほんの数年前までは Flash と DoJa のアプリを作ることがフロントエンド開発者でしたよ?一方データベースや OS の方は、ここ三十年ぐらい UnixRDB鉄板だった書ないすか。低レイヤだっていうけど、IoT なんかで C言語開発者バリバリっすよ。例えば、クラウドフレアなんか CDN の再発明をしてますけど、サーバーラックを見る限りだと差がついているのは低レイヤ根本技術改善であって、私はそこにプロフェッショナル性を見出しますがね。

C言語ができないのに「おそらく QUIC か MQTT 」とか分かってない英単語文字を羅列するのは厨ニ病すぎます

わかっていないのはテメーの方だ。今日オーバーフロー問題を抱えている C/C++サーバーの開発をしようとするのが危険なのは承知しろよ。パフォーマンス必要とするなら Rust、または GC があるけど Go言語を使って実装すべきだろ。高学歴なのは結構だけどは、現実は見えてないのか?いい加減にしろ

片手間でできません。インフラエンジニアに触らせます

そうだね~。卓越したインフラエンジニアがすぐに手に入るなら、問題ないだろうけどさ、ベンチャーや硬直化した雇用形態我が国で有能なインフラエンジニアをすぐに採用できるかよ。何年前の知識で戦っているの?時代は DevOps なんですよ。必要とあらば、すぐ学んで、応用して、デプロイできるのに「インフラエンジニア採用から始める」なんて、ヨーロッパが衰退する理由もよくわかるよ。プププ。

NextSSRまで踏み込む結構

誰が NextSSR なんてするか!あれは SEO必要場合に限る。そもそも SSR なんて危険からまともなエンジニアだったらしないだろ。問題になってないだけで、本当のブラウザクローラが見える内容が違うなんてスパム認定されてもおかしくないんだ。クローラインデックスされるページで SPA をやろうとするやつはセンスないで。

MyISAMInnoDBに切り替えるなんてことしているところは無い。万にひとつあったとしても、大事で、それだけで数ヶ月のものなので、この付け焼き刃の知識の人が触る機会はない。

すいませんでした。本当にすいません。

Kafkaを触ったとかいているが、Kafkaはサーバで使ったのかな?どういう利用シーンかというと膨大なログ収集等で使うのだが(ただのNoSQLではない)、Zookkeeperで調停させて、topic数とか調整するんだけど、わかってます

ん? AWS SQS だとパフォーマンス問題があることしたいから Kafka を使いたいのよ。確かに Zookeeper のことは詳しくないよ。だけど、AWS MSK 使うんで。PaaS というもんがあるので、だめなん?ログ収集は GKE みたいに ログに出したら Fluentd収集してくれる時代になんでグチグチ言われないといけないの?

Redisちゃんと使えてる?pub/subとか分かってないと思う(普通に理解する必要あんまない)

ハア?インメモリデータベースに信頼するほどヤワじゃないから。Redis なんて飛んでなんぼ。だから Kafka のようなストレージに保存されるメッセージキューを利用したいの。

code deploy

これないと、CI の責務が大きくなるじゃん。ほんでもって、ArgoCD なんて Kubernetes で展開したら運用までしないといけないじゃん。メンドクサ。

アメリカ事情は知らないはずなので知らないことは書かないようにしましょう。

いや、J1ビザをとってアメリカ留学したことあるよ。あと、「世界もっとも強力な9のアルゴリズム」「CleanCoder」「戦うプログラマー」 の本に書いてあるじゃん馬鹿にしてるのか?

 なぜ、ヨーロッパ人が避けるかといと「やる気がないから」です。以上

SAPアマデウスITとか強いじゃん。うそつき

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