はてなキーワード: 戸籍とは
30になったとき、まさか自分がこんな底の底にまで沈むとは夢にも思わなかった。底って言うけどさ、この世の「底」ってどこやねん。地球の裏側か?どぶ板の下か?いやむしろ、引きこもりがちな布団の裏か?とか考えだすと止まらないけど、ともかく、どうしようもなくなって「もう終わりや」と思った。
「もうあかん、死ぬしかない」そう思った瞬間、不思議と心が軽くなったような、魂がひとつ脱皮して「一回死んだつもり」になった。死んだらなんでもできるやろ、幽霊に国籍も戸籍もいらんし、と開き直った。むしろ、生きてるのが仮やろ。本体はもうどっか失踪してるかも知れんし。
それからやで、地面ぺたぺた這って「這い上がる」っちゅう美談でもなんでもなく、ただただぼーっとしながらチラシ裏みたいな日々を過ごしていた。なのに、気づけば「ん?結構進んでない?」ってなってて、階段一歩ずつ昇ってる猫みたいな自分に気づく。しかも、「俺、意外とやったらできるやん」という謎の手応え。あとで冷静になると「いや、お前、全然すごないで」とツッコミ入れたくなるけど、その瞬間はなぜか無敵感に包まれてたんや。
「不安」なんていうのも、そもそも実体があるんか?目で見たことあるやつ、手ぇ挙げて。ないやろ。頭のなかで増殖する藻みたいなもん。やってみたら、大体なんとかなるし、なんともならんことは、始めから誰にもなんともできんねん。
周囲の雑音、あれは気にしだしたら人生詰む。足引っ張るやつ、どこにでもおるしな。本人らは「アドバイス」や「忠告」のつもりか知らんけど、どこぞの田舎の交差点で大声出してる爺さんと大差ない。そういうのは「無視力」を鍛えてスルーや。
ところで「自分で動く」って話やけど、これがなかなか難しい。だって外は寒いしな、雨も降るし、家を出たら猫に威嚇されるし。けど、やっぱどんなにしんどくても自分で一歩なんかやってみるしかない。もし無理やと思ったら、さっさと退却。撤退もまた勇気。だらだら粘って依存したら、どのみち底の泥に吸い込まれるから。
依存、これがやっかい。なんだかんだ言い訳して「仕方なかった」とか言い出すやつ。まあ、それはそれで本人の人生やし、見ものやけどな。他人の人生に期待するほど、こっちも暇ちゃうし。
とまあ、そんなこんなで、やっと今この文章を書けるくらいにはなった。ほんま、人生ってやつは、気抜いたらすぐ裏切ってくる。と同時に、思ってたより雑に扱っても大丈夫やったりする。
下に行くほど心が痛くなる順番で並べたよ。
増田家の大黒柱は増田だよ。とてもいいと思うよ。向いてる人が向いてることやったらいいよ。
でもそれはそれとしてこの世の中は家の中に男がいるなら男が大黒柱だと思っているよ。例えば大体の夫婦は戸籍筆頭も世帯主も男だよ。しょっちゅう男が「ご主人様」と呼ばれるよ。
増田、カネ出す役だけ大黒柱やってそれ以外は「奥様」扱いされてない?増田夫の戸籍に連なって世帯主に増田夫の名前書いて、増田夫の稼ぎで良い家に住んでるみたいな扱い方されてない?
増田が家賃や生活費を多く出しててその分増田夫に家事をやってもらってるならそれが報酬ってことになるけど、増田は「ほとんど私が借りた家」と言っているから増田も同じくらい家事してるか、でなければ増田夫が自分より多くやってる分の家事を自分が出したカネに対する報酬として認めてないんだと思うよ。
家計や家事を多く負担して報酬いらない人もいるだろうけど、増田はそうじゃないんだから報酬もらったほうがいいよ。この場合の報酬って多く出している側が気持ち的にOKになれる見返り、たとえば、家の中のスペースを増田に多く配分するとかだよ。で増田夫が家事多くやってるのにその価値を認められないなら増田も同じくらいやったらいいよ。
何か増田が納得できる報酬を増田夫と話し合うのが良いと思うよ。
収入が多い女性でも恋愛関係では姫になりたい人が多い気がするよ。「恋人は強くて自分を守ってくれるべき」みたいな願望だよ。増田それ持ってない?で、他人の目も気になるタイプじゃない?
だとしたら女性である自分より収入が低い男性と結婚していること自体がストレスになるよ。なぜなら現代社会では「男の強さ≒収入」とする人が多いからだよ。
増田は優しさや人間的成熟で増田の心を守ってくれる増田夫が好きなのに、周囲は「カネがない男≒弱い男」扱いするから、増田は「この人が稼いで来さえすれば認めてもらえるのに」ってイライラする、そういう想像をしたよ。
だとすると問題は増田が周囲にまで姫だと認めてもらわないと気が済まないことだと思うよ。
勉強を強制されてきた女性の中には、男兄弟が生まれなかったり、生まれてもボンクラだったりして、親から「都合の良い長男役」をさせられてきた人がいるよ。酷いケースだと、勉強が出来る女の子に「都合の良い長男」と「理想的な娘」を兼務させるよ。
そんな風に育てられた人が増田みたいに立派な収入と社会的地位を確保したら、「こんなに理想的な長男をやっているのになぜ長男扱いされないのか」というフラストレーションが溜まるよ。そして増田の「長男」像は増田の父親由来だから結婚相手を罵倒する台詞が頭の中に飛び交うわけよ。
正直増田の父親はロクな人間じゃないんだから、もう増田は長男をやらなくていいし、やらされてたのは可哀想だったし、親扱いしないのが相応だと思うよ。
増田は自分を「虐待された」と言わないよ。なぜかわからないよ。増田は虐待されていたと思うよ。増田は、怒鳴られながら過剰に勉強させられて、差別的な罵倒を浴びせられていたよ。そして父親からも祖父母からも虐められる母親を見ていたよ。そういうのは虐待と呼ぶよ。増田はインテリだから全然知ってるはずだよ。
もしかして増田はまだお父さんに自分を認めてほしいんじゃないかと思うよ。
実際の増田の父親は親として機能していないし増田にとっては今も怖い相手だから、今の家の中にいる「100%いい父親になるのが分かる」男の人に、増田が小さい女の子だった頃に夢見たお父さんみたいな人に、「こんなに稼いでる!こんなに頑張ってる!家族を養ってる!」って主張したくなっちゃうんじゃないかと思うよ。
増田にとってお母さんは「温かい家庭で育った」のに冷たい家庭に放り込まれた被害者で、「増田と妹を連れて出ようとした」、良い人だよ。
でも、ごめんね、増田のお母さんは「増田と妹を連れて出なかった」人だよ。温かい家庭で育ったのに冷たい家庭を作った二人の片割れであり、冷たい家庭を解体せず維持していた人だよ。
増田のお母さんは、増田が辛い目に合っているのを止められず見ていた人だよ。
増田はそれを、お母さんに「学歴と収入がない」せいにしたいよ。
学歴と収入がなくても横暴な父親に意見し、ダメなら子どもを連れて出ていく母親はいると、本当は知っていて、でもそれをどうしても自分の母親にだけは適用したくないんだと思うよ。
だから増田は、学歴と収入に強く固執しているよ。それさえあれば増田のお母さんは、愛情深い母親としての本来の能力を発揮できたはずだからだよ。
でもそれは嘘だよ。
嘘じゃないことにするために、「ほら優しくて愛情深くて素晴らしい人でも学歴と収入がなかったら無力なんだ」と思いたくて(相対的に)学歴と収入のない人(増田夫)を虐めたくなってるなら最悪だよ。増田の人格が、じゃないよ。色々な要素の巡り合わせの結果が最悪だって言いたいんだよ。
全部外れていたらいいと思うよ。
トランス歴15年くらい。
・性別違和
幼稚園くらい。
・診断
受けてる。時間かかった。
・ホルモン
・手術
・豊胸、その他の美容整形
興味ない。
・声
ちょっとボイトレしたけど、低い声の方が好きだなって思って低めの声のまま。ガラガラ感は減らしてると思う。もう元の声の出し方がわからなくてよくわかんないけど。
・戸籍
変えてる。裁判所に提出する用の診断書の作成とかにめちゃくちゃお金がかかって、「診断とホルモンと手術以外にまだこんなにかかるの!?」ってびびった。親にも支援してもらったのに、ほぼ貯金が壊滅した。
・性的指向
ヘテロセクシュアルよりのパンセクシュアル。デートは女性の方が楽しいしドキドキすることもあるけど、性的には男性でないとあまりうまくいかない。ノンバイナリーは付き合ったことない。トランスジェンダーと付き合いたかったが出会いがないままシスの旦那ができた。
・風呂
女友達などに誘われたら行くが、目立ってないかとか気を使うのが嫌で積極的には行かないし、部屋に一人で使える風呂がないところに泊まったことはたぶんない。トラブルになったことはない。というか、こっちは気を使うけど周りは見向きもしない。たまにおばあちゃんが「背が高いね」って話しかけてくる。
・トイレ
男トイレに並んでたつもりが後ろに女性の待機列ができてしまったという出来事があって以来、女性用トイレを使用。その前も増田の後ろで女性客が間違って男性用に入ったり、男性客が謝りながら慌てて外に出て女性用トイレに入り直そうとしたらといったことが起きていた。小便器見ればちゃんと男性用だってわかるだろうに。
普通に使えるようになる前は、誰でもトイレや個室になってるカフェのトイレを細かく記憶してやりくりすることも多かった。外出時にできるだけ水分を取らないのもコツ。トランスの膀胱炎経験率は非常に高いらしいんだけど、幸い一度もならなかった。
・スポーツ
中高と体育に参加できなかったからそもそも体の動かし方がわからなくて、いまさら会社の健康診断で健康のために運動しろと言われて困ってる。トランスの友達に使いやすいジムのアドバイスとかを聞いているものの、行ったことはない。プロスポーツは興味ないけど、健康維持のためのスポーツは参加しやすくしてほしい。
たぶん4-5人。ほぼ女性。
たぶん5-6人。ほぼ女性。
最近面白かった本、映画、ドラマとか。あとは受けたハラスメントの話をして愚痴り合う。知らん人に体を勝手に触られたとか、同僚のマンスプがやばいとか、そういうの。
・家族
夫がいる。子供なし。ペットなし。犬飼いたいけど面倒見れる気がしなくて、責任ないことしたくないから諦めてる。
・仕事
デスクワーク系。戸籍も女性だから誰も何も言わないけど、気づいてる人もいるっぽいし、自分からも信頼している相手には普通に話してる。
・埋没したい?
別にかな。ネットで差別発言とか見ると怖くて埋没したくはなる。
・女らしくなりたい?
これも別に。たまたま女だっただけで、そもそもあんまり趣味も性格も女らしくないし、いわゆる女らしいファッションとかもほぼ興味ない。移行したてのときは新鮮で面白かったけど、いまとなってはむしろメンズライクな格好をしたい。
実際にイベントに行ったりして会ってみると、想像を超えていろんな人がいてびっくりする。別に女扱いされたいわけではないトランス女性や別に男扱いされたいわけではないトランス男性が意外と多い。スムーズに移行できていない人は伏目がちで暗く自信がなさそうな人が多い。移行歴長い人ほど図太い。というか、もはや普段トランスであることを意識する機会が減るから、仲間が集まると楽しそうにしてたりする。
・悩んだこと
就職のときに困った。学歴に男子校が入ってるから、誤魔化すべきか打ち明けるべきか悩みまくった。あと働くトランスジェンダーって、オカマバーか風俗のイメージしかなくて、どこに申し込んだらいいかわからなかった。
・いま悩んでること
健康。人間ドック受けるときに事情を説明して男性用と女性用の検査を織り交ぜたりしてるけど(前立腺検査と乳がん検査とか)、これで正解なのかわからない。健康診断の結果で男女で数値が分かれているものの判断がわからない。医者からは「女性の数値でいいでしょ」と言われたりするけど、明確な根拠のある医者に会ったことがない。
・普段大変なこと
物価高で貯金が少しずつ削られてるから節約するか昇給まで粘るかしないといけない。
・いま興味あること
優しくて、手があったかくて、私には勿体ない天使のような相手だ。
と、同時に、私は生まれたときから何十年も連れ添ってきた「姓」を変更することになった。
どちらの姓を選ぶか、協議しなかったわけではないが、
①夫のほうがやや歳上なこと
を理由に(正しくは、それを理由にすることが今の日本社会で一番ハレーションが起きないという我身かわいさからの打算で)、私たちは夫の姓を名乗ることになった。
婚姻届の「婚姻後の夫婦の氏」欄、「夫の氏」へチェックを入れているとき、何かとてつもない“さみしさ”に襲われた。
親から教えてもらって、初めてひらがなで書けるようになった「ますだ」は、「ま」の字が左右反転していて、それを母が今でも笑うこと。
憧れだった女子高の入学式で、自分の名前が読み上げられて嬉しかったこと。
チーム全員の終電の時刻がデスクに大きく書いてあるほど残業の耐えない職場で、同期に負けないよう必死に働き、部下からの呼び名が「増田さん」から「増田係長」になって少し誇らしかったこと。
今までの人生の色んなことを思い出した。
大学の友達から付けてもらったあだ名の「まっすー」も、増田じゃない私には、もう違う。
私は持病があって子どもができないし、夫も子どもを望んでいないが、私には一人暮らしの頃から、まさに“我が子のように”かわいがってきたネコチャンがいる。
ネコチャンに、「お前はもう増田タマじゃないんだよ」と教えてあげた。
夫が「タマちゃんには戸籍がないんだから、増田のままでもいいじゃない」と言った。
それを聞いて、こんなに優しい大好きな人と同じ名字になれるのに、こんなに心にぽっかり穴が空いたようで“さみしさ”に耐えられない私はダメなのかな、と落ち込んだりもした。
職場ではもちろん旧姓使用の申請をしたが、その申請書に「なぜ旧姓を使用したいかの理由を具体的に書きなさい」という欄があり、なんかまたやけにムカついた。
多分、クレジットカードとか銀行口座とか奨学金の引き落としとかその他大勢の氏名変更手続きと、仕事の繁忙期が被って、気が立っていたからだ。
こういう話をすると、やれ事実婚だとか通称使用だとかパートナーシップ制度だとかゴチャゴチャ言ってくる人がいるが、私は愛する彼と「結婚」したいんです。
日本社会で、広く一般的に定型化された男女の相互契約を結んで、相互扶助義務とか貞操義務とか負いながら、普通に一緒に生きていきたいんです。
あーーー小さい頃から憧れてた、愛する人との結婚を、こんなつまんない“さみしさ”で汚したくなかったなーーー悔しいなーーーという気持ちに尽きる。まじで。
今はこの言いようのない“さみしさ”と、海より深い“悔しさ”をエネルギーにして、『自分自身は姓を変えた側じゃないくせに幼い頃からのアイデンティティを何も奪われてないくせに夫婦別姓に反対している』人々を殴りに行こうか。YAH!YAH!YAH!
そして何十年と苦楽を共にしてくれた私の「増田」への
鎮魂歌です──。
このまま高市政権で通称使用が拡大されていったほうが、悪いことするときに便利なんじゃないか?
郵便受けに「違う名前の宛先だが、どちらも私宛」の郵便物が一つずつ入っていたのを見てふとそう思った。
私は昨年入籍して姓が変わった男性だが、実際に銀行や証券、保険などの名義変更でたいへん不便な思いをした。
そうは言ってもメガバンクの一つは通称として旧姓で口座を使わせてくれたり、徐々に不便は減っていっているのだろうと思う。
犯罪者として実名が報道されても、旧姓を使い続けている職場の知り合いは私のことだとわからないだろう。
逆に戸籍の名前でしか私を知らない人たちは、旧姓で報道されたら気づかないだろう。
ここ、誰も議論しない。というか、できない。
儒教封建国家では、個人識別は二要素方式──つまり「苗字+名前」。
日本、中国、韓国、みんなそうだ。理由は長くなるから省略。知りたきゃChatGPTにでも聞け。
でもこの話、表ではできない。不敬罪が怖い。
で、だ。
右派も左派も納得の「夫婦別姓・超・解決策」を思いついたので記しておく。
まず前提。ミドルネームといっても世界にはいろんなタイプがある。
定義は曖昧だが、ここでは「個人識別を三要素以上で行う」としておこう。
だから、儒教的家族観を壊さず、むしろ強化しつつ左派も黙らせる方式が必要。
例を出そう。
「高市 斎藤 早苗」という女が、「山本 高橋 択」という男と結婚する。
女側の選択肢:
ただし、子のミドルネームは自由。母でも父でも、好きな方を引き継げる。
「山本 高市 ポチ子」「山本 斎藤 ポチ子」「山本 高橋 ポチ子」すべて可。
そして成人・婚姻時のみ、どの要素を日常名に採用するか選べる。
「高市 山本 早苗」であれば、「高市 早苗」でも「山本 早苗」でも名乗ってよい。
右派は「家」が守られてニッコリ。
妻(と対外的には称している女性 以下同じ)と一緒に住み始めて5年を超えた。住民票は同一世帯にし、互いの両親とも夫婦同様に交流している。あとはもう婚姻届を出すだけの状態で5年止まっている。
婚姻届を出していない理由は、俺も嫁も名字を変えたくないし、相手に変えても欲しくないという点のみ。
名字が変わることによる手続きや出費が本当に嫌だ。戸籍が変わったらマイナンバーカードも免許証もパスポートも全部作り直し。銀行口座もクレカも賃貸契約も引きづられる。海外渡航が多く、常に数カ月先の航空券が手元にあるんだが、これも変えなきゃだめだよな。試しに聞いたところ、ユナイテッドはなんとか頼めば変えてくれるらしいが、あるLCCは「買い直ししかない」と明確に断られた。
「〇〇は旧姓のまま放っといても大丈夫」と言われるが、AとB(たとえばパスポートと搭乗券、銀行口座とクレカ名義)は揃ってないとダメ、BとCも揃ってないとダメ、とチェーンのように繋がっているので、結局どこかが「戸籍名と一致してないとダメ」と言い出すと芋づる式に変えていく羽目になる。
そもそもそんなイレギュラーに弱い「運用でカバー」みたいなことはしたくないし、物によっては法的にグレーだろう。
「そんなの1日と少しの金で済むからみんな我慢してる」という人もあるだろうが、俺は1秒たりとも1銭たりとも払いたくない。たとえば引っ越した時は俺も頑張っていろんな手続きをする。それは俺が引っ越したいと思い住所を変え、引っ越し先で必要な住民サービスを受けたいと考え、またそれは合理的に必要な手間だと理解しているからだ。でも結婚のために名字を変えることは違う。俺と妻は愛し合っているが名字が一緒になることが家族の形を表すとは考えていない。じゃあ他の誰のためなのだろう。誰かのためになるなら自分を納得させることもできるだろうが、そんな人はいるのだろうか。(あ、子供ができたときの姓は話し合い済みなのでお気になさらず)
この話をどこかに書いたとき「法律婚にこだわらなくてもいいんだよ」としたり顔(ほんとにしてるかは知らんが)のコメントな沢山ついた。
いや、「名字を変えたくないカップルは法律婚できない」というのを変えて欲しい、と言っているわけで話が通じてない。
実際、法律婚じゃないと困ることがある。子供ができれば認知や相続の面で異なる扱いをされる。ペアローンの金利も法律婚と事実婚では差が出る。
これらの今見えている差分に乗り越える方法があったとしてもそれは大事なことではない。名字を変えた時と変えない時で取り扱いをまったく同じにしてほしいという話なので、旧姓利用拡大もまた解決策にはならない。
「わがまま言うな」というリプライもよく見る。自分のありたい状態と法律がバッティングして不利益を被っているのであれば、声を上げるの民主主義国家だと思っているので、それもまた筋の悪い批判だ。「生活に困っているのでガソリン税を下げてほしい」というのと「金銭的な負担や手間を避けたいので、夫婦別姓を選択させてほしい」というのはどちらも一市民の切なる願いだと思うのだが、違うのだろうか。
今年で31になるが、このせいで子作りも家探しも中断している。選挙のたびに争点に挙がるのであと1年あと1年と待ってきたが、今般の総裁選の結果が出たときは妻と「もう年賀の納めどきかね」と話した。こんな暗い顔で婚姻届は出したくない。
男性とは性染色体がXYで、女性とはXXの人だと思っていたんだよね。
難しいのはXXYで生まれる人とか、半陰陽として男女両方の生殖器を持って生まれる人とかが極少数いて、科学者から見てもどちらにも当てはめようがなくてめちゃくちゃ難しい、ここが議論のしどころなのかなと思ってた。
あとXYで生まれたけど体を手術で変えることを望み、実際に男性器を切除して女性器を形成する手術を受けた人。これについてはもう女性で良いのではないかと思うようになった。
睾丸がなくなっていると男性ホルモンも減るし、女性ホルモンを打ち続ければ見た目も女性化していくしね。
最近、XYで生まれ男性器がついており、手術しない。見た目は普通の男性。そして性的対象は女性。ただ自認が女性なので戸籍を女性に変更してくれ、女湯にも入るという人が数人出てきてる。
意味がわからない。完全な男性でしかないじゃん。染色体も性器も完全に男性なんでしょう?男性でしかない。自認って言ったもの勝ちすぎて科学の要素がゼロ。論外過ぎない?
論点ってXXYや半陰陽のような生物学的に分類が難しい人が中心になるはずでは?なんで論外な人が女性を名乗ろうとしているの?戸籍変更の権利を訴えてるの?
無いよそんな権利。合法的に女湯に侵入して幼い少女の全裸を観察したい異性愛者の性犯罪者じゃん。実際、男性器つきのまま女湯に入って幼女を触ったとかSNSに投稿しているし。犯罪者をちゃんと取り締まってほしい。
日本弁護士連合会(日弁連)に対する「売国活動」の噂について、保守派や右派ユーザーから強い批判が寄せられている。これらの噂は、日弁連の政策声明や活動が「日本を弱体化させる」「外国人優遇」「反日」と解釈される点に集中している。以下に、主な噂の内容をまとめるわ。
| 噂の種類 | 詳細な内容 | 背景・例 |
| -------------------------------------- | -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
| **国旗損壊罪の制定反対** | 日弁連が「国旗損壊罪」の新設に反対声明を出したため、「日本の国旗を侮辱する行為を表現の自由として守る売国行為」と非難。外国国旗の損壊は罰せられるのに日本国旗は罰せられないのは「日本差別」との声。 | 2025 年 10 月、日弁連が高市早苗氏らの提案に「憲法違反、表現の自由侵害」と反対。X 上で「日弁連は日本の敵」「売国奴」との投稿が急増。 |
| **不法滞在者・外国人犯罪者の人権擁護** | 法務省の「不法滞在者ゼロプラン」に反対し、DV 被害者や人身売買被害者の在留資格を擁護する姿勢が「外国人優遇」「日本人の安全を脅かす」と批判。外国人犯罪の不起訴が多いのは日弁連の影響と噂。 | 2025 年、入管庁の計画に「実態に反する」と反対声明。X で「日本人より外国人犯罪者を守る売国組織」との投稿多数。 |
| **スパイ防止法の反対** | スパイ防止法制定に反対し、「中国などのスパイ活動を野放しにする売国」との噂。帰化中国人や留学生増加を侵略と結びつける陰謀論的な声も。 | 過去の反対声明が引きずられ、X で「日弁連は媚中」「日本侵略の片棒を担ぐ」との投稿。 |
| **選択的夫婦別姓推進** | 選択的夫婦別姓制度の推進が「戸籍制度破壊」「日本文化の崩壊を狙う売国」と批判。 | 制度推進活動が「中国の影響下」との憶測を呼ぶ X 投稿。 |
| **旧統一教会関連の弁護士擁護** | 紀藤正樹弁護士(旧統一教会関連訴訟で活躍)が日弁連とつながり、「反日カルト擁護の売国」との噂。 | 2025 年、紀藤氏のトレンド入りで「日弁連は売国団体」との投稿。 |
| **その他の排外主義反対活動** | 排外主義の高まり(例: クルド人問題)への懸念表明が「移民推進の売国」と解釈。尖閣諸島関連の学校条例反対も「中国寄り」との声。 | X や 5ch で「左翼支配の売国弁連」との投稿。 |
たまに勘違いされるが、戸籍の性別変更の手続きは役所ではなく家庭裁判所でおこなう。扱いとしては住所変更などではなく改名等に近い。提出するのも、(手術を受けた場合は)手術関連の証明書や診断書、場合によっては希望する性別での生活実績に関する証拠など。
役所の仕事ならば法律で規定されている通りの扱い以外期待しにくいが、裁判所ではある程度の独立性が認められていて、特に憲法とより下位の法律が衝突したときなどは裁判所の裁量で扱いを決めることができる場合がある。
性別変更については、一応いわゆる特例法が性別の変更を可能にした法律であり、それをもとに運用されていたが、特例法の手術要件に関する近年の違憲判決等を受け、裁判所側は憲法を優先する形での判断をし始めている。結果、男→女も女→男も、すでに手術なしでの性別変更が認められた事例ができている。実のところ、すでに違憲判決が出た不妊化要件だけでなく(こちらは女性では満たすことが難しいとされていた)、外観要件や(現状では厳密には前提であり要件ではないが)ホルモン要件を満たしていない性別変更もすでに認められた例が出ている。
それゆえ、性別変更に関する法律の改正は、「性別変更を容易にする」というよりは、「違憲判決に基づいてすでに現場レベルでは容易化されている実情に法律を合わせ、違憲状態を解消する」程度のことになる。
新政権やその支持者が反対意見を表明したとしても、司法をコントロールしない限りは、単に違憲状態の法律が立法府で放置されたまま裁判所では粛々と憲法の精神に従った判断を下すだけだろう。
中国政府奨学生(国費留学生)として中国に留学した。あまり知られていないが、中国は世界各国から留学生を呼び込んでいる。
中国政府留学生は学費と寮費と医療保険料は無料で、少ないが生活費も支給される。私が留学したときは寮の定員が満員だったので近くのアパートに入居したため、代わりに居住費を支給してもらえた。
この中国政府奨学生の倍率は国によるが意外と低い。例えば日本に留学している留学生のうち、日本政府の国費留学生はわずか3%に満たず、ほとんど私費留学。しかし中国の大学に留学する留学生の大半が中国政府の国費留学生である。
世界の大学ランキングトップ50に入るような中国の名門大学に入学できるのは、現地の中国人だとごく一部のエリート。学歴社会の中国では幼少期から親が多額の教育投資をして塾に通い血反吐を吐くような努力をしている。しかし同じレベルの大学に入学しようと思えば、留学生ならもっと簡単だ。私が日本で通っていた大学はマーチ以下の私学だったが、第ニ志望の名門大学に留学できた。
ウイグル族やチベット族などの少数民族受験生は留学生枠にはならないが、大学入試で少数民族加点される制度がある。中国の大学入試は1点が明暗を分ける。そのため漢民族の学生の親が何とかして我が子のために少数民族に改族して戸籍を変えようと画策するケースもある。
このようなこともあり「外国人留学生や少数民族は優遇されていてずるい!」という論調があった。
例えばほとんど中国語の読み書きができないレベルの留学生(アフリカ出身)が北京大学医学部に入り、中国語研修まで無料で受講しているというのが中国のネットで話題になり「自分もアフリカに帰化したあとに中国に留学したい」という書き込みがあふれた。
アフリカなど中国よりも貧しい国の留学生だと中国政府から支給される生活費を本国の家族に送金してるなどもよくある。
イスラム教徒の留学生やウイグル族学生への忌避や嫌悪もこうした「優遇イメージ」への反発から来るものだ。日本の北九州の小学校のハラール給食がネットで批判を浴びたが、中国ではかなり前からイスラム教徒に配慮したハラール(中国では清真料理とよばれる)が普及している。
中国では漢民族がマジョリティだが、50を超える少数民族がいる多民族国家だ。そのうちウイグル族やカザフ族などイスラム教を信仰する民族も多い。
私の通っていた大学の食堂でも清真専用食堂があり、イスラム教徒の少数民族学生や留学生が多く利用していたし、大学の近くにハラール食品のスーパーやモスクが沢山あった。
近年の中国政府は「宗教の中国化」の方針のもと、イスラム教やキリスト教の管理を厳しくしようとしている。この理由のひとつは国民の間に「少数民族や外国人は優遇されている」「特権を与えられている」「イスラム教に中国が乗っ取られる」というような不安や不満が広がったことも大きい。
ウイグル族などの少数民族は、中国が一人っ子政策をしていたときも子どもを3人まで持つことが許されていた。その結果中国国内で少数民族が増えていったことも、近年の少数民族の締め付けにつながった感じがする。
中国の若者の外国人に対する考え方は、最近の日本の若者によく似ていると感じている。
「政府は発展途上国にお金をばらまいてる」「他国に貸し付けしても踏み倒される」
「移民や少数民族が増えるのが怖い。外国人が増えると治安が悪くなる」「イスラム教徒が増えてほしくない」「外国人の高度人材受け入れより中国の若者の就職を優先してほしい」
表立ってネットで政府を批判しにくいところが日本との違いだが、本音はよく似ている。
中国政府がアフリカや南アジアに投資するのは中国の利益のためだが、国民から見ると「中国人は就職も結婚もできず生活が苦しいのに他国にお金をばらまいている」ように見える。
台湾に関しても「中国が統治しなければアメリカに侵略されてしまう」と主張する中国人を初めて見たときは驚いたが、同じように考えている若者が沢山いる。
中国に留学していたときは、中国の他宗教や少数民族への締め付けは厳しすぎるのでは?と感じていた。しかし帰国してみると日本の選挙の「日本人ファースト」や「違法外国人ゼロ」など、漂う反外国人の空気感が中国と似てきていることにとても驚いた。
シスターコンプレックスとは別である。自分の家族という存在が、こんなに幼稚でしょうもないことが、「一重の自分の目が嫌いだ」という感覚でコンプレックスだ。全員が被害者ヅラしているのが気持ち悪い。
母姉弟が、祖父祖母の家に身寄りを寄せている、という形のまま10年程経った。当時小学生だった私にとって「居候」という言葉がしっくり来たが、実際の所どうなのかはわからない。そんな所も恥ずかしい。自分の戸籍も住所も立場も、宙ぶらりんになったまま成人していることが、自分が幼いままのように感じる。
***
今日、母親が「土日に家にいたくない」と言っているのが聞こえた。祖父が家にいるからだ。
どうぞ好きに出かけて行って頂きたい。弾丸で東京くらい行って頂きたい。
10年前には父親に向けていたであろう感情の矛先が祖父に移っただけで、私の母は何も変わっていない。私にバレる形になってる時点で退化だろう、それとも私の成長だろうか。
私は家にいたくないと感じるときには映画を観に行ったり舞台を観に行ったり、自分で対応できるようになったつもりだ。家族の前で泣くことも減った。
自分が家族にイラついて、足音立てて歩いたり、物に当たったりしたら当たり前に怒られるが、親側がそれをしていても、子側は親に文句の1つも言えないのだ。これもコンプレックスだ。
風呂でこれを書いているが、入る前に祖父から「お湯が少ない。自分は何もしていないけれど」と声をかけられた。
だから何なのだ。お湯が少ないから何なのだ。自分は悪くないから何なのだ。
自分は悪くないですアピールができれば良いのか。何に対して良いのだ。全部嫌だ。
反抗期を拗らせている私はお湯を足すでもなく追い炊きをするでもなく、幼児用の温水プールのような場所で震えている。そんなことを言われて、ゆっくり湯船に浸かりたくなんかない。
こんなの自傷だ。どうせ自傷するなら、リストカットくらい形が見えるようにやればいいのに。
自分被害者ですアピールをしてしまうと、家族と同じ立場になると思ってしまう。私はあんな人間と同じレベルでは無いと思い続けたい。
はあさむい、やめよ