はてなキーワード: 終電とは
優しくて、手があったかくて、私には勿体ない天使のような相手だ。
と、同時に、私は生まれたときから何十年も連れ添ってきた「姓」を変更することになった。
どちらの姓を選ぶか、協議しなかったわけではないが、
①夫のほうがやや歳上なこと
を理由に(正しくは、それを理由にすることが今の日本社会で一番ハレーションが起きないという我身かわいさからの打算で)、私たちは夫の姓を名乗ることになった。
婚姻届の「婚姻後の夫婦の氏」欄、「夫の氏」へチェックを入れているとき、何かとてつもない“さみしさ”に襲われた。
親から教えてもらって、初めてひらがなで書けるようになった「ますだ」は、「ま」の字が左右反転していて、それを母が今でも笑うこと。
憧れだった女子高の入学式で、自分の名前が読み上げられて嬉しかったこと。
チーム全員の終電の時刻がデスクに大きく書いてあるほど残業の耐えない職場で、同期に負けないよう必死に働き、部下からの呼び名が「増田さん」から「増田係長」になって少し誇らしかったこと。
今までの人生の色んなことを思い出した。
大学の友達から付けてもらったあだ名の「まっすー」も、増田じゃない私には、もう違う。
私は持病があって子どもができないし、夫も子どもを望んでいないが、私には一人暮らしの頃から、まさに“我が子のように”かわいがってきたネコチャンがいる。
ネコチャンに、「お前はもう増田タマじゃないんだよ」と教えてあげた。
夫が「タマちゃんには戸籍がないんだから、増田のままでもいいじゃない」と言った。
それを聞いて、こんなに優しい大好きな人と同じ名字になれるのに、こんなに心にぽっかり穴が空いたようで“さみしさ”に耐えられない私はダメなのかな、と落ち込んだりもした。
職場ではもちろん旧姓使用の申請をしたが、その申請書に「なぜ旧姓を使用したいかの理由を具体的に書きなさい」という欄があり、なんかまたやけにムカついた。
多分、クレジットカードとか銀行口座とか奨学金の引き落としとかその他大勢の氏名変更手続きと、仕事の繁忙期が被って、気が立っていたからだ。
こういう話をすると、やれ事実婚だとか通称使用だとかパートナーシップ制度だとかゴチャゴチャ言ってくる人がいるが、私は愛する彼と「結婚」したいんです。
日本社会で、広く一般的に定型化された男女の相互契約を結んで、相互扶助義務とか貞操義務とか負いながら、普通に一緒に生きていきたいんです。
あーーー小さい頃から憧れてた、愛する人との結婚を、こんなつまんない“さみしさ”で汚したくなかったなーーー悔しいなーーーという気持ちに尽きる。まじで。
今はこの言いようのない“さみしさ”と、海より深い“悔しさ”をエネルギーにして、『自分自身は姓を変えた側じゃないくせに幼い頃からのアイデンティティを何も奪われてないくせに夫婦別姓に反対している』人々を殴りに行こうか。YAH!YAH!YAH!
そして何十年と苦楽を共にしてくれた私の「増田」への
鎮魂歌です──。
地元のコンビニに、腰が曲がって、禿げてて、70~80くらいかな。そんなジジイがいる。
俺は帰りがほとんど終電になるんだけど、いつも深夜帯はそのジジイがいた。
正直言って俺はそのジジイのことを密かに応援していた。コンビニなんて今時重労働だろうし。
あと、態度がよかった。うちの地元はセルフレジは23時くらいで閉じるから、ベルをチーンと鳴らして店員さんを呼ぶ。
ジジイは、品出ししてたり、揚げ物の機材を洗ったりしててもベルを鳴らすと飛んできて、愛想よく会計をしてくれた。
見た目は年齢相応というか、ぶっちゃけ小汚いけど、よく働くもんだ、腰も曲がってんのによ、こんな遅くまでよーやるわ、と思いつつも内心では尊敬していた。
外人の店員とも仲良さげで、よくコンビニの前で外人たちと話し込んでスマホを見せて楽しそうにしていた。
正直、わざわざ海外から日本にやってきてコンビニで働くなんて、俺は可哀想だと思っている。
日本で出世したいとか、日本で何かいい出会いが、面白い人生があると良いなと思ってやってきただろう、移民の人がこなすには、
つまらなく、ルーティーン的で、なんのノウハウも身につかず、人との交流もない。そんなコンビニ仕事をしているのだから、可哀想だと思っていた。
でも、ジジイと楽しそうに会話している外人を見ると、この国で少しでも楽しい日常を過ごせているのではないかと、夜道を歩く足が少し軽くなったものだ。
まあ、そんなわけで俺はジジイを応援、というかちょっと尊敬していた。
ある日、地元の親にその話をふと、する機会があった。あのおじいちゃん、よく働いてて偉いよな、みたいなことを言った。
親は笑っていた。
勤勉への尊敬、人と交流する態度への尊敬、そういうものを裏切られた気がしたのか。
もしくは、深夜の街にある、疲れた人間達の一体感が虚構だったことに気づいてしまったのか。
ただの嫉妬か。
もう、そのコンビニに寄ることはないと思う。
とにかく、俺は裏切られた。間違いなく、裏切られた。
久しぶりに昔の同期と飲んだ夜、終電を逃して、気づけばあの頃の自分に少しだけ戻っていた。
先週、新卒の同期と6年ぶりに飲んで、終電を逃してコンビニの前で缶チューハイ片手に2時まで話した。 いろいろあり、既卒で入社した会社でとても厳しい研修を乗り越え、なんとか社会人のスタートを切ったけど、出世して管理職になった同期とこの10年の出来事をノンストップで語り合ううちに、嫌なことも不思議と良い思い出に変わっていった。
昔は男女の垣根なく、よく野球観戦や飲みにも行っていたけど、家庭もある今、もうそんなこともないだろう。
時間は戻らないけど、戻らない良さを知った夜だった。
(追記)
さすがJR出入り業者、各駅に連絡して再掲出させて該当駅は位置情報オフで読み取れるQRも出した。
素晴らしい対応
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Kanjou Discovery Tourという山手線環状運転100周年を記念したコラボイベントをやっていて、
15箇所の駅改札外にポスターが張ってあり、全てアプリで読み込むとボイスデータやメッセージが貰えるイベント
ところが今日の終電まで掲示されているはずのポスターが何駅かで既に剥がされていて、参加したユーザーがSNSで苦言を呈している
しかしその数若干名……
キズナアイ人気がそこまでじゃないからこのまま沈静化すると思われるが、他の人気コンテンツ、VTuberだったら大炎上しただろう
学会の全国大会で久々に会う人たちと大いに盛り上がった。ホテルに泊まる遠方からのメンバーが時間を気にせず飲んでいたのにつられて終電を逃してしまい、タクシーを拾った。いい気分で「おっやすみなさ~い!」と手を振って乗り込む私を、みんな陽気に見送ってくれた。
バタンとドアが閉まってタクシーが走り出すと、車内は打って変わって静かだ。運転手さんが渋い顔をして私に話しかける。
「こんな時間まで男の人らとなにしてんの」
「え、が…学会ですケド…」
「学会? 学会ってこんな男女入り乱れて飲んだくれてんのんか?」
「え? なんで別にしやなあかんの? むしろ全体的に男の方が多い気もするなあ…」
ワタクシ研究分野の男女比について何故か心を巡らせることに。運転手はしつこい。
「アンタ女ひとりでなんともないんか?」
「いつもこんなんですよ? それに今日は年に一度ぐらいしか会えへん人もいてるし…」
すると、運転手はいつもこんなんという言葉に衝撃を受けていた。
ここまで来て酔っぱらっていた私もさすがに気付いたのだ。運転手が別の学会と勘違いしていることに。でもなんだかもう眠いしだるいし誤解を解くのが面倒くさくなってきて、話すのをやめた。重ねて書きますが酔っぱらっていたし。タクシーのなかでムニャムニャ言いながら「なんみょ~」とかつぶやいていたかもしれませんが、それは酔っていたからで全く悪意はありません。
別に親に虐待されてたわけでもない。借金があるわけでもない。薬やってるわけでもない。
ただ、この仕事を選んだ。
なぜこの仕事を選んだのか
高卒で就職した会社。手取り16万円。実家を出たかったから一人暮らし始めたら、家賃光熱費食費で消える。服も買えない。友達と遊ぶ金もない。
貯金? できるわけない。
奨学金借りて大学行く選択肢もあった。でも4年間バイト漬けで過ごして、卒業したら数百万の借金。就職できても初任給20万円台。
それって本当に「まともな選択」なの?
風俗なら週3で月40万円以上稼げる。2年で500万円貯めて、そのあと何でもできる。起業でも、留学でも。
合理的に考えて、私はこっちを選んだ。
「かわいそう」という暴力
一番嫌いなのが、この視線。
コンビニバイトで時給1000円、8時間立ちっぱなしで働いて8000円。
私は2時間で3万円稼ぐ。どっちが搾取されてるかなんて、明らかだと思うけど。
もちろん、この仕事がキツくないとは言わない。精神的にくることもある。
SNSでよく見る。
じゃあ聞きたい。
ちゃんとした仕事って何? 手取り16万円で毎日終電の会社員? 奨学金返済に追われる生活?
性産業を批判する人たちは、結局「女は貧しくても清く正しく生きろ」って言ってるだけ。
それこそ家父長制じゃないの?
本当の問題
誤解しないでほしいんだけど、性産業に問題がないとは思ってない。
でも、それは「性産業が存在するから」じゃなくて「労働環境が守られてないから」でしょ。
普通の会社だって、ブラック企業は存在する。飲食店だって、違法な長時間労働させてるところはある。
私が求めてるもの
ただ、勝手に哀れまないでほしい。
そして本当に必要なのは、性産業で働く人の労働環境を改善すること。
違法な店を取り締まる
いつでも辞められる環境を作る
とても疲れたし、仕事が終わらなくて悲しいし、自分の時間が持てずポケモンも進められず悲しくて辛い。
でもこうやって残業するしか無いのは、自分の能力不足のせいだと思う。
自分がダメな奴だから、上司の期待に応えられないんだって思う。
同僚たちは、「上司は人使いか荒い」とか「こんなに大変なこの会社はブラック企業だ」とか愚痴ってたりするけど、あまり共感できない。
誰かのせいにしたい。上司が悪いと思いたい。でも思いたいのに、うまくできないんです。
上司の期待に応えられなかったなら、それは自分に必要な能力が足りないとしか思えず、その分長く働くしかない、にしか辿りつかない。もしくは、自分はこの仕事に向いてないから転職しようとか。ポジティブめなやつだと、いつか能力が上がってササっとこなせるようになるかも!もあるけど。とにかく上司が悪いにはならない。
つまり、自分がこなすべき仕事量の基準について、私は、上司からの要求という線引きしか持っていない。
が、上司に文句をつける同僚たちは、それとは別の基準を持っているのだろうか?
それは、どこからくるの?
それがよくわからない。
それがわかれば私もこんなに自分を嫌いにならずに済むのかな。
それか、上司への文句は、「私はもっと能力が低いのになんでわかってくれないの?」という嘆きということ?
その嘆きはなんかよくわかんないかも、、
それがおかしいのか?
うーんうーん
先客は一組で、マスターとかなり盛り上がっていた。
お客さんが持ち込んだぬいぐるみでくんずほぐれず遊んでいらした。
彼女たちは終電があるからと慌ただしく帰っていったが、間に合わなかったら店に泊めてやるとマスターが言っていたので、面倒見がいいんだな…くらいに思っていた。
店内に1人になり、マスターがカウンターから出てきて隣に座って話し相手になってくれた。
旦那や彼氏は?と聞かれたが、そこがすでに布石だったのだと思う(一応彼氏らしきものはいると答えた)。
お店の一角にはファンが持ち寄ったグッズ交換コーナーがあり、そこで欲しいものと交換ができる。
私はそこでゴソゴソとお宝探しをしていた。
その時だ。マスターが私の尻を触ってきた。
こっちも酔っていたし、そのくらいで動じる歳でもないので、はいはい、くらいに受け流した(失敗1)。
欲しいものが見つかったので席につき、またお酒を飲みながら話をしていたとき、マスターが近づいてきてキスされた。内心でめちゃくちゃ引いていたが、酔っていたし、これもまぁ人生の糧になるかと受け流す(失敗2)
気持ちいいかと言われると、感情のないキスはただの行為であり、別に何も感じなかったのが正直なところだ。さてどうするか、と考えつつ、行為がエスカレートする前に、救世主が現れた。流しのお客が入ってきてきたのだ。めちゃくちゃ助かった。ありがとう見知らぬカップル。
さて、あれからかなり日数が経っているが、その時言われた言葉が気持ち悪すぎて困っている。
私はいわゆる腐女子というやつだ。マスターはその意味は知っている(作品のファンがよく話すのだろう)。
キャラクターのことは詳しくしらないし、腐作品を読んだこともないが、そういうものがある、とは知っているそうだ。
腐女子は飢えているとでも思われたんだろうな。
こちとら別に飢えちゃいないし、腐女子が全員18禁が大好きとも限らないじゃないかと思う。推しと推しがほのぼのしてりゃええんや、の人もいる。
オタクの世界は特殊で狭い。世間と距離があり、世を知らない愚かな女はチョロいと思われたのかと思うとやるせない。
どうやら前の客と下ネタ的な話をしていたらしく、甘えちゃった、と言っていたが、それは店を仕切る人間としてどうなんだ?プロ意識はないのか、己の性欲くらい制御できなくてどうするんだろうか。
バーという場所は、1人で飲みに行っても気楽に酒が飲め、気持ちよく帰れる場所なのでは?
何を勘違いしているのだろう。流された自分がいうことではないかもしれないが、そもそものスタート地点がおかしいのではないだろうか。
誰にでもやってるわけじゃないとか言っていたが、終電を逃した子たちは無事だったのかも今は気になってしょうがない。誰にでも手を出していたらそれこそ困る。
私はどうにも眠気が強くて店を出たが(他の客もいてくれたことだし)、帰りに続きをしたかったと言われた。いや、別にしたくないので…。
眠たいので帰ると言った時も、ソファで寝ていけとすごく言われた。本当に勘弁してほしい。
女はその状況に合わせて上手に嘘を付く生き物です。
ましてや相手は店のマスターだ。こちらにはどうにもならなかった。穏便に退店する道を私は選んだ。
男はやはり浮気する生き物(というか隙あれば手を出してくる生き物)だと再確認させられてとてもガッカリしたし、勝手に調子に乗って色々と自分のフェチを語りだすのも最高にキモいなぁ…と思った。
私は二度と行かないが、お酒を飲みに行く子たちは絶対一人では飲みに行かず、複数人で楽しく飲みに行けと思う。
あの憩いの場(?)を潰すつもりは毛頭ない。
なお、ショートステイ費用は介護保険で足がでたため、4万円ぐらい飛んで行く模様。
もういや。
3回目のデートのあと、かなりいい感じで付き合うまでの最終確認みたいな。
そのときに、その話をされた。過去付き合った人全員と言ってたから一人だけじゃないんだろう。
びっくりしたが、まあそういうこともあるよなあと思った。
その話を聞いた時は、自分のことを興味持ってくれてるし、好きになってくれたら関係ないかとおもった。
でもまあ他にもいろいろ話し、来週また会って、それまでに今まで話したこととか考えて、その時に付き合うかどうかを決めようと話した。もう20代後半で変な恋愛なんかしたくないし。
話したあと、相手をバス停まで見送って、一人で帰る時ちょっとずつ頭が冷静になってきた。
私はごく一部の友人にしか話していないのだが、百合作品が好きなのだ。さっき確認したら、kindleで漫画を300冊以上持っていた(きらら系などのソフト百合を除く)。
ちょうど昨日ヴァンピアーズを読んでいた。女の子と不死のヴァンパイヤが最後結ばれて、死ぬまで一緒にいようと誓い合い、幸せなキスをして終わる。何度も読んでいるが、うぅぅぅぅぅと思いながらねた。
終電で逃さないたった一つの方法や定時にあがれたら等の社会人の百合作品では、女性同士の恋愛は社会人になると難しくなっていくということがテーマとしてあった。でもそういうのを乗り越えて、最終回の後にも、彼女らの人生は続いていくもんだと思っていた。彼女たちは20代中盤か後半ぐらいだった。
創作物と現実にいきる彼女を結びつけるのは気持ち悪いと思う。でもそうしてしまうんだよなあ。いい子だから付き合って、いろんなところにいったりしていくと楽しいんだろうなあと思う。横顔がすごい綺麗で、今日は一緒に展示物をみて、興味津々にみている彼女を見るのが好きだった。
自分は普通の異性愛者でセックスがだいすき。だから恋人とはsexしたいし、向こうがどうおもってるのかしらないけど、彼女ともいつかはセックスしたい。
まずゲイタウンでの一般論を語らせてもらうと、金曜土曜の深夜早朝の新宿二丁目の発展場は、オールナイトのゲイクラブイベントやゲイバーはしご酒に疲れたゲイが始発待ちの仮眠のために利用するから、その時間帯にハッテン行為をしようとすると「眠れねーんだが」と眉をひそめられる逆転現象が起きる。
逆に22時とか浅い時間帯に仮眠目的で半個室をひとりで占有すると、行為のためのブースが減っちゃうからマナー違反。
宿泊可能ないしオールナイト営業してる発展場はだいたいどこも終電前までにピークタイムが来て、残ってる利用客も2時過ぎたらみんな就寝モードに入るイメージ。
仮眠室という名目のプレイルームが名目通りの仮眠室になってるのが俺的には面白ポイントで、セクシー下着(+ペラペラ浴衣)のパンイチ姿なのにブランケットかぶって寝息をたててる野郎どもばっかりな状況にクスッとしちまう。
それでいて完全に日が昇る時間帯になると寝起きで一発ハッスルするか勢が元気に活動し始めるから、自分も同類のクセして「お盛んですなー」とこれまたクスッとしちまう。
大阪キタ堂山の泊まれる老舗ハッテンサウナが閉館して以降、近隣ゲイバーの深夜の客入りが悪くなったという話もあるくらい、恋愛市場的な場面以外でもゲイタウンでの健全ナイトクルージングと発展場は密接な関係にあるのである。
そこで件の男性芸能人の話に戻ると、売り出し中の若手とはいえプライベートの飲みでもタクシー移動できそうなランクの芸能人が、始発待ちで発展場に入るとは思えないし、前述のとおりマッチのアテなく深夜早朝に現場で不特定の相手探そうと思っても確実に釣果ゼロが見えてるので、
旧知の間柄、もしくはアプリなり別のバーなりで知り合った相手と落ち合うために入った可能性が高いのかなとは、流出映像の不審な点を考慮から外しても推測できるとは思う。
(続き)
独立したとはいえ、やはり仕事は忙しく終電を逃すこともざらにある。そんな時はデリヘルを呼ぶのが定番だ。
稼ぎは少ないがデリヘルを楽しむくらいの余裕はある。どうせ結婚できないなら、このまま風俗を趣味にするのも悪くないなとも思う。
そんな時のこと、本番中にゴムを付けたペニスが萎えてしまったことがある。過労による疲れのせいだろうか?
何とか己を奮い立たせて再度ゴムを付けようとしたところ、女の子は「生でいいよ」と言ってくれた。生で挿入すると一気にペニスの硬さは最高潮に達して、ギリギリのタイミングで膣内からペニスを抜き出して絶頂を迎えることとなった。
風俗ではサービスの種類はいろいろあれど、やはり生の本番に敵うものは何もない。
そんなこんなで女の子とピロートークをしている際、テレビ番組の話になった。
私はドキュメンタリー番組の企画や編集の話をいろいろとしたけれどもいまいち反応が悪かったので、女の子に好きな番組がないかを聞いてみた。すると、生放送のバラエティが好きだと答えた。
ドキュメンタリー作りで趣向を凝らして苦労したとて、マスに受けるのは生放送なんだなぁと実感したものだ。
そして私はこう呟いた。
タイムラインのみなさんにもきっと多かれ少なかれ覚えのあることでありましょうが、ある程度年齢を重ねますと、人生のそれぞれのタイミングでさまざまな人物との交流が発生するものでございます。
そうした交流といいますのは、長く続くものもあればそうでないものもありまして、当人の意思とは関係なく、関係性というのはいずれ変化するものです。ままならないといえばままならないものであります。
今日はそんな中から特に印象深いある人物のエピソードをご紹介しましょう。
その人は利発で才気溢れる好人物で、話術も巧みなら感性も豊か、当時わたしが身を置いていた界隈の老若男女から愛される大変な人気者でした。当時の友人知人の皆から好かれ、その人がなにかを思いつき一声発すれば一斉に人が集まり、逆にその人とご一緒するには何ヶ月も前から予定をすり合わせなければならない、という具合です。
ここでは仮にその人をP氏と呼ぶことにいたしましょう。
そんな完璧超人が果たしてこの世に在るものか、そのようにお疑いならそれはそのとおり、ご尤もなお考えです。当のP氏はそんなキャラクターを維持するために、さまざまな努力を重ねていたようです。具体的には特に身近な一人二人を徹底的に使い潰してストレスを発散する、そのような行為でご自身の中でのさまざまなバランスを保っておいでのようでした。
わたしが見聞きしました事例を挙げますと、次のような行動です。
ある人物となにかの行き違いがあり、大層な揉めごとが発生した折。わたしはちょうどそのとき、P氏を含む数人と宿泊イベントの真っ最中でした。携帯電話で件の人物と諍いを始めたP氏はそのまま1時間、2時間と部屋から出てまいりません。食事・片付け・移動とある程度のスケジュールが迫る中、残りのメンバーは待ちぼうけを食う形になったのでした。
その後も、どうやら相手方をよく知る同行者とことあるごとになにやら話をしております。残されたわたしたちは困惑しきりです。結局はそのまま帰路につくこととなり、数回続いたその宿泊イベントは、それを限りに終了と相成りました。
また別の人物と揉めた折には、ちょうどその場に居合わせた年の離れた異性をターゲットと定めました。
連日の深夜の電話で愚痴を連ね、致命的な行動まで仄めかした上で1時2時まで拘束し、その方の配偶者から浮気の疑いをかけられるとか、別のイベントの帰り道、同じ人物と同道した際には、愚痴が高じて駅の構内でポロポロと涙を流し終電間際まで泣き続けるなど、非常識な言動を繰り返すこともありました。
当時でも、とうに成人どころか既に中年に差し掛かろうという、いい年をした大人のやることです。世界には、そのような人物もまた、善良な一市民として普通の顔をして暮らしている。そんなことを思い知らされた今は昔の体験です。
経歴書を見て、ちょっと引いた。
GitHubのスター数が現実離れしてるし、技術ブログも見たことない分量。
使える技術は自分の三倍。React、Vue、Go、Rust……カタカナを追うだけで手一杯だった。
「また意識高い系か」
隣の田村が呟く。俺も同じことを考えてた。
古いコードを一目見て渋い顔をする。会議で「そろそろモダンな構成にしませんか」みたいな提案。
コードレビューは容赦なし。「ここ、コンポーネントに責任持たせ過ぎですね」「エラー処理、もっと丁寧に」「テストコード、当たり前に書きましょう」。
ひたすら正論。
うざかった。
俺たちがどうして汚いコードを書いてるか、この男には分からない。
毎日終電、土日は障害対応で呼び出されて、ただ“動くもの”を積み上げるしかないんだ。
俺たちが一週間かかる仕事を、三日で終わらせてくる。
正直、悔しかった。
前職を調べた。同僚が「有名Web系だったらしい」「やっぱり恵まれてるよな」と言う。
自分はSIer、古い文化に浸かりきった人間。あいつは最初から違った世界の住人。
最初から条件が違うのだから、そりゃ勝てるわけがない、そう思っていた。
「実は俺、文系です。完全未経験からSIerでCOBOLとJavaだけで食ってたんです。毎日終電、土日も当然出勤」
……俺たちと同じだ。いや、むしろスタートはもっと後ろだった。
それでも佐々木は毎朝5時に起きて、出社前2時間、帰ってからも1時間。
土日は技術書を読み倒し、何年でも続けた。
「4年やりました。最初の転職活動は100社受けて全滅。でも勉強して、2回目でやっとWeb系に引っかかりました」
7,000時間近く積み上げて、そこにいる。
俺はと言えば、「環境が悪い」「仕方ない」「時間がない」と言い訳して、家ではYouTubeとゲームだけ。
土日もゴロゴロして何も変えなかった。
才能でも環境でもない。ただ、努力したかどうか。それだけだった。
素直に屈辱を噛みしめ、うなずいた。
明日から一緒に朝活を始める。1時間だけでも、たぶんそれでいいんだと思う。
朝活は、正直きつかった。
寝不足のまま早朝の会議室に集まってコーヒーを流し込み、黙ってテーブルを挟む。もちろん最初は普通に勉強だ。
けれど、だんだんと慣れてくると、俺なりの意地も芽生えてきた。
「ああ、昨日この分野を調べてきたんだ」
「なるほど、そっちの技術ではこうやるのか」
ただ教わるばかりじゃ悔しいので、眠い頭で資料を漁って少しでも佐々木に食らいつく。
知識の差は大きい。でも、佐々木も意外と勝負事が好きらしい。「今日はどっちが新しいツールを導入できるか」みたいな余計なルールまで作り出し、コードレビューでお互いをねちねちいじり始める。
気がつけば、朝活は勉強会というより妙な競争の場になっていた。
「あ、そっちの書き方の方が効率いいな」
「また変なイースターエッグ仕込んでる」
仕事でも張り合うようになった。
些細な設計やリファクタリングの方針ひとつで、絶対譲れなくて熱くなった。むきになって議論する。
他のメンバーには「仲悪いのか」と言われたけど、本人たちは別に悪い気がしない。不思議な高揚感。
次第に会社での評価も上がっていた。成果が出ると、お互いに無言でアイコンタクト。
なんとなく、ライバルってやつになっていた。
飲みに誘ったり、逆に誘われたりすることも増えた。くだらない愚痴をこぼし合い、バグの話で夜中まで笑った。
仕事が終わった金曜に、そのまま繁華街で朝まで過ごすこともあった。
ある日、こんな風に、飲みに誘われた。
静かな居酒屋、少しアルコールが入る。気づけば昔話になり、くだらない話、恥ずかしい話、お互いの情けなさをさらし合う夜。
気付いたら閉店まで二人だけ、なぜか離れがたくて、一緒に深夜の街をふらふら歩いた。
妙な感情が残った。
帰り道、不意に言葉がこぼれる。
「なんかさ、お前といるとずいぶん楽なんだよ」
「……わかる。俺もそう」
見ればわかるくらい、距離が近づいた。
休日に技術イベントがあれば二人で出かけ、休日の帰り道は自転車を並べて走った。
日曜の朝、駅前の喫茶店で合流して、黙ってノート開いて並んでいる時間が、いつの間にかすごく安心するようになった。
仕事も私生活も地続きで、ただ一緒にいることが普通になっていく。
もしかすると、お互い惹かれたのかもしれない。でもはっきり「好き」と言うのは、たぶん、もっと先になる気がする。
この歳で、こういう物語があるとは思っていなかった。でも悪くない。
淡々とした毎日のなかで、少しずつ少しずつ、何かが変わっていた。
明日、振られに行く。
非モテ喪女の拗らせ実体験というものをまずは説明しないとならないだろう。
高校を卒業した後、専門学校の認可を受けていないアカデミー的なスクールに通ったが、
そこでも恋が実る事は無かった。
私には無縁だった。
転機が訪れたのは20代後半、当時流行っていたSNSで良いなと思った男性が居たので、
その後、おそらく10代の男女がやるようにテンプレ的に夜景が綺麗な観覧車か何かに乗った後、
嬉しかった。
30近くして、初めて”彼氏”というやつが出来た。
肥満体型なのは過食症が原因で、食べて吐く事しか死にたい気持ちを紛らわせる事ができず、
しかし吐くのはかなりのテクニックが必要で、上手く吐けなかった私はただ太って行くだけだった。
なぜこんな肥満体型の私と付き合ってくれる男がこの世に居るのか疑問を拭えきれなかった私は、自分から彼と離れる事にした。
それから数年後、30代中盤くらいだっただろうか。
相変わらず不細工で肥満体型だったが、転職先にすごく魅力的な男性がいた。
彼は技術力も発想力も凄くて、私が引っ張っていたプロジェクトで大貢献をしてくれた。
しかし、立場的な問題もあり、彼が別プロジェクトにアサインされるのを待ってから、彼をデートに誘った。
彼から私をデートに誘ってくれる事は無かったが、私は執拗に誘い続け、
両親の挨拶も済ませ、同棲するマンションも探し、約1年同棲した。
実はこの間約7年、彼は一度も私と性的な接触を持ってはくれなかった。
同棲する前は「同棲したらそういうことも頑張るよ」と言ってくれたので、
しかし同棲1年経過しても、彼は私の身体に一切触れようとはしてくれなかった。
身体的接触が無いのであればせめて二人の時間を作りたいとあれこれ模索し提案したが、
ある時、転機というものが身に降りかかって来た。
同じプロジェクトの男性(独身)を”パワハラとかセクハラで訴えて良いから今夜だけ飲みに付き合ってくれよ〜〜”的に冗談まみれで言ってみたら、
なんと彼は私との飲みに付き合ってくれた。
終電があるから解散しよう、でも私はもうちょっと飲みたい、的な事を言ったら、
彼もそれに応じてくれた。
二人で適当に渋谷の道端で缶チューハイを飲んだりしていたら、強烈に尿意に襲われたので、
しかしお手洗いを貸してくれる店舗なんてそう簡単には見つからない。
仕方ないので私は「部屋が空いていたら宿泊するのでお手洗いを貸してほしい」と嘆願し、見事お手洗いを手にするに至った。
その晩、何がどう寄与したのかは不明だが、私はその男性と性行為をした。
嬉しかった。
長年思いを寄せて来て婚約指輪まで買ってくれた男性ですら女として見ては来れなかった私という醜い脂肪の塊に、
性的な欲求を向けてくれるような希少な男性がこの世に存在してくれた事のレア度みたいなものに思いを馳せると、なんとも言えない感情に包まれた。
それからは同棲相手との生活を整理し、単身で手狭なマンションを借り、婚約も解消し指輪も返却した。
たった一晩だけでも私を女として扱ってくれた男性社員に全力投球したいと思った。
仕事くらいしかやることがない私にとっては、彼に高級レストランで食事をご馳走することだけを生き甲斐にやってきた。
2021年は日本橋のフレンチ、2022年は銀座の蟹、2023年は西麻布の有名フレンチ、2024年は新進創作メキシカンだった。
2025年の明日、これまた知る人ぞ知るみたいなフレンチを予約した。
だが、先週末、彼とは別れ話をした。
3ヶ月前、うちの開発チームに新しいエンジニアがやってきた。佐々木(仮名)、29歳。
経歴書を見た時点で、正直ビビった。
React、Vue、Next.js、TypeScript、Go、Rust、Docker、Kubernetes…もう何がなんだかわからない。
「また意識高い系が来たよ」
俺も同感だった。
レガシーなコードを見て「これはちょっと…」みたいな顔をする。
と提案してくる。
うぜぇ。
そんな中で何とか動くものを作ってるんだよ。
綺麗なコードなんて書いてる余裕ないんだよ。
3日で仕上げてくる。
悔しかった。
「やっぱりな。恵まれた環境にいたから、あんなことできるんだよ」
俺たちは佐々木を妬んでいた。
そう思っていた。
ところが先週、佐々木と飲みに行く機会があった。
新卒で入った会社は、まさに俺たちと同じようなSIer。Java とCOBOLでレガシーシステムの保守をやっていた。
でも、佐々木はそこで諦めなかった。
土日は技術書を読み漁り、
オンライン講座を受講し、
個人開発を続けた。
「平日は合計3時間、土日は10時間以上勉強してました。それを4年間続けました」
俺は計算した。
=6,880時間。
「最初の転職活動は100社受けて全部落ちました。でも諦めずに勉強を続けて、2回目の転職活動でようやく今のレベルの会社に入れました」
俺は恥ずかしくなった。
佐々木を「恵まれた環境にいたから」と妬んでいたが、実際は俺たちと同じ、いやそれ以下のスタートラインから、血のにじむような努力で這い上がってきた人だった。
俺は何をしていた?
「環境が悪い」
「時間がない」
そう言い訳して、
家に帰ったらゲームして、
努力の量だ。
「今からでも遅くないですよ」
と佐々木は言った。
恥ずかしかったけど、頷いた。
毎朝1時間でもいい。変わりたい。
29歳。まだ間に合うよな?
話題の増田は権力勾配があることはわかっているのでこれはただの自分語り。
ほぼ一目惚れで新人研修の時から好きで好きで仕方なかった。3ヶ月間の研修では毎日顔が見られて幸せだった。
仲良くなるために以下のような手順を踏んだ。
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研修中に話しかけて趣味を把握。幸いジャンルは少し違うが趣味(読書、音楽など)が共通していた。同期は100人近くいたが、話しかけられたくなさそうな人や明らかに話が合わない数人以外とは男女問わず会話し、名前を2日目で全員覚えた。
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研修が終わって駅ホームのベンチで本を読んで相手が来るまで待つ。話しかけられれば一緒に帰る、を繰り返す。ある程度同じ方向だったのでたまに流れでそのまま一緒に飲んだりした。相手も自分もそこそこ酒が強いことがわかった。
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同時並行で新人同期で飲み会を複数回設定(全員だったり、チーム分けしてたのでチーム内の同期だったり)。酒好きなのですっかり幹事役になる。
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研修が終わると部署は同じだが客先常駐のため配属先は異なった。が、ここでも複数人の同期飲みなどをやった。
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この辺りから金曜日にサシ飲みに時々誘うようになる。相手は忙しい現場に配属になったので3回に2回は断られるものの、『また誘って!』『また今度!』など言われる。断られても気にせず誘っていた。サシ飲みが普通に好きなのでこの同僚だけでなく他の同僚にも男女問わず誘っていて実際飲んだりしていた。
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年度末最後の勤務日や会社のイベントの日などに連絡をとり一緒に帰ったり飲んだりするくらいには仲良くなる。恋愛相談を受けたりするようになる。また相手の趣味の発表会や自分の趣味の発表会に誘ったり誘われたりもする。終電を逃して朝まで飲んで始発で帰ることもあった。
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告白する。『付き合えたらいいなと思っていた、私も好きだ』という返答を得る。ただタイミングがあわなくて私にすでに恋人がいた(そのつもりなかったのについ告白してしまった)ので付き合うには至らなかった。身体の関係にもならなかった。
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その後私は結婚したが特に気まずくなることもなく、普通に二人で飲むなどする。身体的接触は些細なものでも絶対にないようにはした。
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相手も結婚した。近況報告で飲むことはあったが身体的接触(以下同文)。相手に子どもが生まれてからは全く飲まなくなった。SNS等でゆるく繋がっているのでメッセージを交わすことはある。あと趣味の発表会に誘われた時は自分の友達を誘って行くようにしている。たまたまご近所さんになったので、相手の家に招待されたりお裾分けをしたりする仲になった。
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こんな感じ。まあ本人がこれ読んだらバレると思うけど子育てで増田どころではなさそうな忙しい日々を送っているので大丈夫だと思う。不倫はしてなくても浮気はしてるだろ、と言われるとそうです、となるので批判はご自由に。なお私の配偶者との仲は良好で先日結婚10×N年目を迎えました。
桜上水という街に住み始めて5年が経つ。
正確にいうと京王線より北側に住んでいるので住所は杉並区下高井戸なのだが、「東京人は住所よりも使う駅名で居住エリアを語る」というアレである。
その京王線桜上水駅から北上し甲州街道へ行き当たると、すぐそこに「あぶら〜亭」という店がある。火曜定休。外見も汚いし店内も綺麗ではない。
いつ創業なのかは知らないが、いわゆる「油そば」が流行する前からほぼ同様の「あぶら〜めん」というものを名物としていて、ほとんどの客はあぶら〜めんを注文している。
深夜2時半まで営業しているので酒を飲んだ後の〆として大いに活躍する店で、終電直後には待ち行列が発生するくらいには繁盛している。
(桜上水駅近辺は23時ごろに閉店する店が多く、終電後に営業している店がここしかないということも大きく作用しているはずだ)
そんな店だが、自分も先日酒を飲んだ後の〆として入店したところ、座った席の隣に座っていた爺さんが「ラーメン」を食っていた。
嘘だろ。
ここであぶら〜めん以外を注文する客なんて存在したのかよ。
驚愕しながらチャーシューあぶら〜めんを注文し、待っている間に爺さんは食べ終わって退店してしまった。
引っ越してから5年通っているが、あぶら〜めん以外の発注を初めて見た。ダミーメニューかと思っていた。
いつかはラーメン・とんこつラーメンを頼んでみたいと思っているものの、ラーメン食べたい時にこの店に入ろうと思わないんだよな。