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はてなキーワード: 軟骨とは

2025-11-19

カリカリ整形女」がこれから直面する地獄について

最近、Xやインスタの美容界隈を眺めていて、ふと背筋が寒くなることがある。 いわゆる「カリカリ整形」ってやつ。 極限まで脂肪を削ぎ落として、鼻は矢印みたいに尖らせて、目はこぼれ落ちそうなほどデカくする、あのアバターみたいな造形のアレだ。

これ、今の時点では本人は「至高の美」だと思ってるんだろうけど、個人的には今後5年〜10年で、彼女たちはかつてないほどの「美の基準の変化」に苦しむことになると予想している。 理由はいくつかあるんだけど、整理して書いておく。

1. まともな高収入男性はもう「引いて」いる

まず、これ。 彼女たちが本来ターゲットにしていたはずの「経済力のあるまともな男性」層が、すでにこの手の顔を敬遠し始めている。 港区女子的な界隈でチヤホヤされているように見えるかもしれないが、それはあくまで「消費対象」としてであって、パートナーとしての「美」とは見なされていない。

経営者医師外資系みたいなハイスぺ層と話すと、彼らが今求めているのは「圧倒的な清潔感」と「生物としての健康美」だ。 作り込まれた不自然な造形よりも、髪のツヤ、肌のキメ、程よく筋肉がついた体型といった、「生命力の強さ」に価値シフトしている。 カリカリの整形顔は、彼らにとって「不健康」「メンタル不安定そう」「金がかかりそう」というネガティブシグナルにしかなっていないのが現実だ。

2. 美の基準の「タコツボ化」と暴走

じゃあなんで彼女たちは止まらないのかというと、完全に「女同士の内輪ノリ」で美の基準形成されているからだ。 SNSという閉鎖空間タコツボ)の中で、「もっと鼻を高く」「もっと小顔に」と、互いに「いいね」を送り合うことで、基準インフレを起こしている。 これは客観的な美しさではなく、もはや「課金額と痛みに耐えた量」を競うチキンレースだ。 一般社会や異性の視点から完全に乖離したまま、極端な方向へアクセルを踏み続けていることに気づいていない。

3. α世代から見る「おばさんの象徴

これが一番残酷かもしれない。 今のZ世代後半や、その下のα(アルファ世代大人になった時、今のカリカリ整形顔はどう見えるか。 かつてのバブル時代の太眉やソバージュ、あるいは一昔前の極細アーチ眉がそうであったように、「あ、これ昔流行った顔だ」という強烈な時代遅れ感(=おばさん臭さ)の象徴になる。

「不自然なほど尖った鼻と細い顎」は、将来的に「2020年代青春を拗らせた層」の制服のように見なされるだろう。 若者ナチュラル回帰していく中で、あの造形はあまりにもノイズが大きすぎる。

4. 詰みの構造トリプルパンチによる疲弊

そして彼女たちを待ち受ける未来は、以下の3つが同時に襲ってくる「詰み」の状況だ。

美のトレンドの変化: これまで信じてきた「正解の顔」が、ある日突然「ダサい顔」「古い顔」として扱われるようになる。

整形後遺症メンテナンス限界): 無理なプロテーゼや骨削りは、加齢とともにガタがくる。皮膚は薄くなり、軟骨は変形し、メンテナンス費用指数関数的に跳ね上がる。

自然老化: どれだけいじっても、生物としての老化から逃げられない。不自然に引っ張った皮膚と、老いていく肉体のバランスが崩れ、いわゆる「崩壊」が始まる。

このトリプルパンチを食らった時、心身ともに耐えられる人間がどれだけいるだろうか。 「あんなに痛い思いをして、大金を払って手に入れた顔」が、社会から「古臭くて不気味」と評価され、さら物理的にも維持できなくなる。 その時のアイデンティティ崩壊メンタル疲弊は、想像するだけでキツイ

今、承認欲求ドーパミン麻痺している彼女たちが、この「はしご外し」に気づく頃には、もう手遅れなのかもしれない。 美しさの定義が「加工」から「素材の健康」へ揺り戻しが来ている今、過剰な整形の出口戦略を考えておかないと、本当に地獄を見ると思う。

2025-10-14

anond:20251014103552

お前の膝の軟骨という財産をすり減らすのは忍びないのでご来店はご遠慮ねがいまーす

2025-06-14

けいはんな万博に行ってきた

本家万博に便乗して開催されてるやつ。

https://keihannaexpo.org/

 

本家万博は人が多すぎで全然楽しめなくて不満タラタラだったけど、こっちは人が少なすぎて何かと気まずいという状態で……。難しいね、こういうの。

ブースにいる人に話しかけたら、めっちゃ熱心に説明くれるから、まあそこそこ楽しめた。光る植物の展示とか、軟骨伝導のイヤホン体験とかまあ面白かった。

 

ところで開催場所けいはんなプラザの隣に、ネット上でちょくちょく話題になるラ・ムーというスーパーがあって、こっちの方の衝撃度もなかなか凄かったけどな。値段もそうだけど、曲なんかも。

2025-05-31

イヤーカフイヤホンってどうなの?

カナル型が嫌いなのでそれ以外のイヤホンを探してて

できればノイキャンついてるのが良くて

AppleのAirPods4ANCは気に入ってるんだけど

もう少し安くて雑に使えるものが欲しい

 

イヤーカフ型って、軟骨まれてる違和感が拭いきれなくて

結局なんか使うのが嫌になってきちゃうんだよねぇ

誰か助けてくれよ!!

このままじゃHUAWEIの6/3発売のやつに手を出すことになっちゃうよ

2025-05-21

はてな日記

こんにちは! 今日6月7日の分ですね。

この日の晩ごはんってなに? とさっそく聞きます。お肉と野菜サラダ卵焼きパン、鮭の軟骨焼き......。メニューが「定番カルボナーラ」くらいしか書かれていませんが。ちなみに、カルボナーラっていう名前サラダのあの「トマトソース」「肉のブロック」が合体したものだと思っていただければ。食パンを焼いていた

Anond AI作成

2025-04-30

自転車青切符話題で見過ごされているかもなと感じること

個人的には取り締まり強化自体はいいかなとは思うんだけど、議論の中でほぼ見かけない話がある。

膝などの足に不調がある一部症状の人にとって、歩くのが辛いので自転車使用している人が結構いるということ。

股関節とか、年を取って軟骨がすり減ったりすると歩くのが辛くてえっちらおっちら歩くしかできず、自転車だとその負担が低いんだよね。

結構いるはずなんだけど、特に声を上げる人がいるわけでもないから、なんだか無視されがちだけど。

意外と郊外の車問題と同じような重要な話だったりすると思っている。

バスが減便されていく過程の中で、代替なく、この手の交通手段の取り締まりは、生活侵害になりうると思うんだけどねぇ。

辛いってだけで、歩けないわけではないから、声を上げない人が多いのかなぁ。

もう一度書くけど、取り締まり強化自体はいいと思うんだよ。

でも議論の中に全く出てこないのもまた違うと思うんだよね。

2025-04-10

軟骨

(生)が5割引きで売ってたので、塩と一味かけて耐熱皿に入れてオーブンでやいてみたらバリウマでくそわろた

2025-02-23

anond:20250223155418

動画見ながらとかなら割と楽しいよ。

油圧ので、結構負荷かかるので良いですよ。でも無茶にやると膝軟骨とかゴリゴリ言ってたので

もう少し楽にやったほうが良かったかも。痩せるのは痩せるし、足とモモが細くなるね。

やんなくなると戻るけど(爆)

2025-02-01

anond:20250201102319

適度な運動量かどうか

健康定義が関節や軟骨に限ったものか全体か

判断評価が分かれるだけ

2025-01-29

解剖学教室のこと

少し前に、日本医師グアム解剖学実習を行ったのをSNSに上げたことが炎上した。

投稿自体はすぐに消されて、数日後に謝罪記事を出していたけど、謝罪の内容となかなかひどかった。

炎上の内容はここではあえて詳しくは書かないけれど、この件を受けて「自分が死んだら献体することを考えていたけど、今回の件でやっぱりやめようと思う」という書き込み散見されて、非常に悲しい。

大多数の真面目な医師医学生真剣な学びが、たった1件のネット上の書き込み邪魔されるのは耐えられないので、この記事を書こうと思いたった。

ここでは、医学部解剖学実習がどのように行われるのか、医学生がどのようにご献体に敬意を払っているのか、また払うように教えられるのかということを書いていこうと思う。

大前提として、献体というのは100%本人と遺族の意思によって行われる。だからあなたが今回の件を受けて、あるいはその他の理由でも、献体に出すことを不安に感じたのならば、その意思は確かに尊重されるべきだと思う。だけど、「医者医学生はみんなあんな感じで解剖実習に取り組んでいる」「あれが業界スタンダード」と思われたくはない。

最初に私の話を少しさせてもらうと、私は、とある大学医学部入学したのち、3年目で中退している。だから医学教育は途中までしか受けていないし、今は一般会社で働いていて医師ではない。中退理由はお察しの通り成績不振で、留年して2年生を2回しているので2年生で行われる解剖学実習も2回受けている。

からここでは、とある私立医学部で成績が下の下だった元医学生から見た「解剖学実習」というものについて書いていきたい。

なお、解剖学実習室で起こったことには、医師であろうとなかろうと、医学生であろうとなかろうと、中退した元医学生にも、守秘義務というものが発生する。だからここでは、個別具体的に起こったエピソードというよりは、一般論として「医学部では大体こういう感じ」というものとして読んでいただきたい。

実習前

解剖学実習は2年生の後期に行われる。他の教科は前期にあらかたやってしまって、2年生後期はほぼ毎日、1日中解剖学実習室に篭ることになる。だけど何も知らない中でいきなりご遺体を切るわけにはいかないので、前期には実習の準備講座のような授業がある。そこでは、まだ見ぬ人体の構造について、まずは教科書を見ながら勉強していくというもの特に「骨学」と言って、骨の形や名前を覚えることは必須だった。

橈骨、尺骨、大腿骨、鎖骨、肋骨、下顎骨…

日本語と英語、余裕のある人はラテン語でも覚えるように勧められた。ちなみに上記の骨は順にラテン語で、Radius, Ulna, Femur, Clavicula, Costa, Mandibulaだ。

左右がある骨は左右まで同定するよう覚えさせられた。手や足の指の骨や、手のひらや足の甲を構成する小さい骨に至るまで、見ただけでわかるようにしなければならなかった。さて、骨学の実習にはもちろん骨の標本を使うのだけど、この標本は全て本物のヒトの骨を使ったものだと最初説明があったのを覚えている。おそらく今同じ標本をヒトの骨から作ることはできないだろう。どうやって作ったのかは知らない。「人の骨の標本」と言われて、よく理科室にある骨格標本想像する人もいるかもしれないが、骨学で使う標本は木箱に入っているもので、骨格標本のように組み立てられた状態にはなっていない。小さい骨もあるので「絶対に無くすなよ」と念を押されたのを覚えている。

「皆さんは後期に実際の人の体を使った実習を行います。これも本物の人の骨を使った標本です。こうなる前には、皆さんと同じように生きていた人たちのもので、非常に貴重なものです。くれぐれも粗末に扱ったり、乱暴に扱うことのないように」

目の前の骨が本物と聞いて、ビビる学生たち。いよいよか…という緊張感が走ったのはよく覚えている。

骨学の試験は、テーブルに一つ一つ置かれた骨の名前を解答欄に記入していくというものだった。回答は日本語または英語ラテン語も可とされていたけど、ラテン語で書いた人っていたのかな。

ちなみに解剖学先生(おだやかなおじいちゃん先生だった)が学生の頃は解剖学ラテン語で習ってたらしい。前期の終わりの暑くなってきた時期に、汗かきながら無言で骨学の試験を受けたのはよく覚えてる。

実習前には骨学の他にも、実際に遺体を目にする前に図録や教科書で人体の構造理解する。いきなり人の体を切る前に、その準備段階として予習はしっかりやっておかなければならない。

解剖学実習

解剖学実習は後期からグループで行われる。大体1グループ4−6人くらい。基本的に気の合う者同士で組むことが多いけど、人によっては仲の良さよりも成績が近い人同士とか、もっと戦略的なことを考えて組んでる人もいた。

グループが1体ずつご遺体担当し、学期の終わりまで解剖していく。1学年が大体100人ぐらいなので、20前後のご遺体を1学年で解剖することになる。ご遺体がどのような過程で集められるのかについては後述する。

実習を始める前に、先生からは次のような説明があった。

解剖学においては、いま皆さんの目の前に横たわっているご遺体こそが最大の教科書です。そしてこの人たちは医者になる皆さんの最初患者さんになります。多くのことをこの「患者さん」から学んでください。それこそが、彼らが自らを献体したことに対して皆さんができる最大の恩返しです」

実習はほぼ毎日、朝から晩まで行われるが、毎日実習の最初最後には黙祷を行うのが常だった。班の中で持ち回りで毎週誰かが花を買ってきて、枕元に活けていた。

遺体ホルマリンで防腐処理を施されているので、実習室は揮発性のにおいで充満している。このにおいが苦手な学生特別に換気のいい小部屋を与えられるが、その部屋は銭湯の半露天風呂のような構造で冬はとっても寒いので、その部屋の人たちは大変だなあと思って見ていた。またご遺体血液も抜いてあるので、切っても血は出ない。ここが手術などとは大きく違う点かもしれない。

解剖学実習では、体のいかなる小さな部分も捨てることは許されない。遺体の一部でも規定外のやり方で「廃棄」することは法的な問題がある(たぶん下手したら「死体遺棄」とかになる)だけでなく、もちろん倫理的意味でも絶対にやってはいけないことだ。

から切り取った皮膚や脂肪などの組織片は細かいものも含めて全て別の箱に入れて、実習の最後まで取っておかなければいけない。

別の学年が実習していた時には、その組織片が実習室内の洗い場に捨てられていたのを先生発見し、激怒。学年全員を落第させるぞといって大騒ぎになったそうだ。

組織片の扱いについてはそれほど厳しく慎重に取り扱われる。

森本梢子研修医なな子』という漫画で、「解剖学実習中のなな子が、髪に脂肪の破片をつけたまま気づかずにいる」という描写があるけれど、これは少なくとも私が受けた解剖学実習ではありえないことだ。ていうか実習室で何したら脂肪片が髪につくの…?

実習では、本当にすべてを見る。

あらゆる臓器、あらゆる関節、あらゆる筋肉、あらゆる血管、あらゆる骨…。

場合によっては、色々な理由普通とは違う構造をしたご遺体に当たることがある。手術で臓器を取っていたり、病気痕跡があったり、先天的に他とは違う構造になっていたり。そんな時は他の班のご遺体を見せてもらったり、他の班からみんなが見にきたりする。

単純に腕が悪すぎて見ておくべき重要な神経や血管を見逃してしまい、他の班に見せてもらうこともある。「あの班はXX神経がすごく綺麗に出てるらしい」と話題になってみんなが見に言ったりもしていた。解剖学実習では、班ごとだけでなく学年みんなんで取り組む、みたいな意識が強かったように思える。

都市伝説について

都市伝説的に、「遺体の耳を切り落として壁に当て『壁に耳あり』と言った学生がいた」「脳でサッカーをした」「大腿骨チャンバラをした」といったエピソードが聞かれることがあるが、少なくとも私が参加していた解剖学実習では、みんな真面目に取り組んでいてそういう遊びをする空気ではなかった。別に空気がピリピリしている、というほどではなかったけど、ふざけたり大騒ぎするような人はいなかった。

上記都市伝説について考えてみたのだけど、耳介(いわゆる外側に出てる『耳』の部分)は軟骨から切るのはけっこう大変だし、解剖の過程で耳介を切り落とした覚えはないので、たぶん解剖学普通の手順じゃないような気がする。耳介を切り落とす前にやることあるだろ普通に。ネット検索した限りもしかしたら戦前とか、かなり昔の逸話のようだ。

ヒトの脳は蹴って遊べるほど硬くないのでこれは嘘だと思う。あと蹴って遊ぶ前にやることあるだろ普通に。

大腿骨チャンバラ現実に起こったとしたら骨学の実習中の話だと思うけど、行為の是非以前にまず授業中に何やってんだって話。

いずれにせよこんなことする学生は全員落第か退学になってると思う。なっていてほしい。

実習中

解剖学実習室では、時々遺族が見に来ることがある。もちろん実習室の中には入れないものの、壁一枚隔てたところにご遺族がいたりする。そういう日は朝にお知らせがあることもあるけど、何も言われないからって誰も来ていないとは限らない。だから言動には気をつけるようにいつも厳しく言われていた。

どこで誰が見ているか、聞いているかからないので、実習室の外での会話にも気を付けるよう、注意もされていた。今回炎上した件で、「新鮮なご遺体」という表現に引っかかっていた人が多かったように、医師/医学生同士の会話で普通言葉遣いでも、事情をよく知らない人が聞いたらビックリしてしまうことは往々にしてある。

明日の実習でさ、ナントカ動脈走行確認したいからあそこ切ってここ開いて…」なんて話、一般の人に聞かせたらいけないよね。

同じように、解剖学の図表を公共の場所で開く時にも注意するように言われていた。私は『ネッター解剖学アトラス』という図表を使っていたけど、イラストなのに写真みたいに(何なら実物よりも)鮮やかに描かれているので、事情をよく知らない人が急に見たら確かにビックリすると思う。

今回炎上した件で問題になった写真撮影について、自分の時はどうだったかなと思い出してみたけど、当時はガラケーだったので少なくとも写真を撮る目的では携帯を実習室に持ち込むことはなかったはず。ロッカーに入れてたと思う。

実習室で遺体に触るときには手袋をするんだけど、途中で教科書を見たり他のことをするのに手袋を付けたり外したりを繰り返すので、そんな環境にわざわざ携帯を持ち込んでたとは思えない。

学年内で発表のために撮影必要ときは、共有の小さなデジカメを使っていたと思う。もちろん、SDカード含めて外部への持ち出しは禁止で、実習室内の共有のパソコンスライドを作って発表していたと思う。

スマホが普及した今では、当然スマホの持ち込みは禁止になっていると思う。

実習の終わり

半年かけての解剖学実習が終わると、学生が自らの手で納棺を行う。

遺体と、遺体から切り取った組織片も、細かいものも含めて全て棺に収める。臓器などはできるだけ元の位置に置いておく。中には、遺族から預かった遺品を一緒に入れることもある。みんなで丁寧に納棺し、学生たちの手で釘を打つ。

遺族はこの納棺の時にも立ち会うことができないので、学生たちがご遺族の代わりに責任を持って納棺するのである

学生の中には、ご遺体手紙を書いて棺に納めていた者もいた。半年も一緒に過ごしたご遺体なので、親近感もあるし、感謝もある。文字通りの意味で「体の隅々まで見せてもらった」という点では、ある意味家族よりも濃い関係を築いたものだと思うし、そういう自負が解剖を終えた学生にはある。

学生たちは、この段階で初めてご遺体のことを少しだけ聞くことができた。何歳で、どんな病気で亡くなった、とかぐらいだけど、それで「ああ、だからあんなに体格が良かったんだな」とか「あの臓器の状態はその病気のせいだったのか」などと少しだけ答え合わせをすることができる。

慰霊祭

大抵の医学部附属病院では、年に1回解剖慰霊祭というものが行われる。解剖学実習のために献体した方や、医学部研究施設実験に使われた動物たちの慰霊祭である解剖学実習をした学年(私のいた大学では2年生)の学生は全員参加で、あとは献体した方のご遺族、大学研究者関係者が参加する。もちろんスーツで来るよう求められるし、ここでも(なんたってご遺族が来ていることもあるし)ふざけた態度など取る人はいなかった。

一緒に実験動物慰霊祭も行うんだけど、ネズミ何匹、ウサギ何羽…と当然ながら数が記録されていて、他にもあまりいたことない動物名前も挙がっていたのが印象的だった。

献体について

献体とは、医学および歯学の発展のため、また、力量の高い医師歯科医師社会へ送りだすために、死後に自分の肉体(遺体)を解剖学の実習用教材となる事を約し、遺族が故人の意思に沿って大学解剖学教室などに提供することである。(Wikipedia

大学病院にはこの献体生前に受け付ける事務局があり、あなたがもし自分の死後に献体をしたいと思ったら、まずは最寄りの大学病院自分献体したいと思っている大学病院事務局を訪ねることになる。

そこで、幾度かの面談を経て献体登録することになるが、献体には通常、家族同意必須となる。面談にも家族と来ることを求められるし、死後に家族の反対があれば献体自体ができなくなる場合もある。

事前に面談に参加していて理解が得られていても、「いざその時」になって気が変わった家族の反対で献体が中止になる例もザラにあるらしい。

献体登録していた人が亡くなると、病院内で弔いをしてから防腐処理に入る。具体的にどのような処理をするかはここでは割愛するが、普通ホルマリンを使った防腐処置を施す。

問題になった医師が参加していた解剖実習のご遺体は、ホルマリンで防腐処理をしていないものらしい。ホルマリン処理をしていないご遺体の解剖は日本では難しいだろう。防腐処理をしていないということは、亡くなって間もないということだ。それで『新鮮なご遺体』と表現していたらしいけれど、SNS一般の人も見る状態でその言葉は使うべきではなかったよね。

ちなみによく都市伝説で、「防腐処理した遺体ホルマリンプールに沈めていて、遺体が上がってきたらそれをつついて沈める高額バイト」の話があるが、私の知る限り大学にそんなプールはないし、昔はともかく今は嘘だと思う。

遺体は、そこから1~2年は家族のところに戻ってくることはない。戻ってくるのは実習が終わって、学生が納めた棺を火葬して灰になった後だ。「故人の意思とはいえちゃん葬式ができていないまま年単位時間が過ぎる」というのは、想像以上に家族負担が大きいんじゃないだろうか。家族の中には「本人が献体したいというから同意したけど、こんなに長い時間遺体が戻ってこないとは思わなかった」と後悔する方もいると聞く。

からこそ、あなたがもし将来献体したいと思っているなら、そのことについては早いうちから家族とよく話し合っておくべきだ。

終わりに

今回の件、医師界隈からもかなり批判されているようだけど、それもそのはず。普通医者あんなことしないし、あれと一緒にされてあれが普通のことだと思われたら、普通医者が一番とばっちりを受けることになってしまう。

この件で献体を考えてた人がその意思を変えたり、臓器提供を辞めたりすると、困るのは今批判されている医者本人ではなく、将来の若い医学生や将来臓器提供必要とする患者さんだ。もちろん、考えを変えることは止められないし、それ自体批判されるべきことでは全くないけれど、普通医師医学生が解剖や献体についてどのように考えているのかを少しでも知ってもらえたら幸いである。

医者になれず、担当したご遺体に対して先生が言うような「恩返し」ができなかった身としては、せめて自分経験や考えを通じて、解剖や献体に対する誤解や偏見が少しでも解消されればと願っている。

2024-11-22

コリコリ軟骨入ってるつくねが好き

ローソンつくねおやつ買ったけどこういうんじゃねえんだよな

これだとただの肉団子やん

2024-11-06

anond:20241106092634

バネ指で腫れてて治らないんならもう軟骨削れて炎症起こしてんじゃねえか?

とりあえず整形外科あたりで聞いてみ

2024-10-22

なんで、ちんこってこんなに膨らむんやろな…

中身は軟骨と血と筋肉くらいなんでしょ?

通常時は単一電池くらいなのに、勃起するとトイレットペーパーの芯くらいになって膣に挿入しても折れない位の硬さになるとかどう言う理屈なんだ…

2024-09-03

anond:20240903102135

まずは病院だけど腰の軟骨は歳取ればどんどん硬くなって治ることはないので

コアの筋肉を鍛える以外の対処法はないんじゃないかなあ

2024-08-08

私は子供を産んでない

育ててもいない

でもコンビニ23時すぎにはいく 出張の帰りに

インド系店員さんが、接客してくれる ビールとチンする軟骨お箸を一膳、それにお手拭きをつけてくれる

朝起きて出社する

マンション掃除をしてくれるのは中国人のお母さん

いってらっしゃいと声をかけてくれるので、いつもありがとうございまーすと言うと、気をつけてね!と言ってくれる

コンビニに行って朝ごはんを買う カタコトの店員さんが秒速でお会計をしてくれるのですぐに電車に乗れた

お昼にパスタを食べようかな、でも混んでる まあもうファストフードでいいか

名札にやたら長い名前店員さんがたどたどしく渡してくれる

守衛のおじさんにさよならしたら帰宅

まだスーパーは空いてる いつものおばちゃんのとこで会計

私は今日何人の日本人以外の人たちに生活を支えてもらったんだろう

私はこの後何人の日本人を産めるのだろう

この先、日本日本人だけで暮らせるなんてどう思えるんだろう

2024-08-06

anond:20240805172012

手羽先軟骨をモぎ縦に口に入れこそぎ取って一口で食べる人は名古屋

2024-06-27

男子高校生の間でひそかに流行しつつあるステロイドとドカ食い気絶部との違いは小さいのではないか

私事だが、リハビリを経て歩けるようになる過程で、筋トレ界隈で言う超回復は、枝葉末節なのではないかと思うようになった。

超回復とは、筋トレをすると筋肉が損傷し、その損傷を修復する過程で、ちょっと回復しすぎる、結果筋肉が増える、というものだ。

超回復は、部分としては正しいのだが、全体としては人間適応のごく一部分にすぎないのではないか

人間の体と言うのは今現在の負荷に見合うように勝手にフィッティングする、適応するのが正しいのではないかと思うようになった。

寝たきりに近い状態からほぼ足を使わない生活を経て、ちょっとトイレに行くのですらリハビリの一環となるような辛い時期を経て、今は普通に歩ける。

ジムにも行ける程度に回復している。

でも、医療機関でかなりしつこく言われたのだが、使わなければ衰えますよ、辛いけれども今やらないとリハビリ期間が延びますよと言うのは本当なのだろう。

寝付いてしまう、お年寄りがいったん入院になるとそのまま寝たきりになるというのも今ならわかる。

ただ歩くだけで相当に辛いのだ。だが、筋肉も衰えているだろうし神経系も鈍っているのだろうが、そのリハビリと言う名のリカバリー期間を乗り越えれば、歩ける。

そう、歩くときリハビリ間中のような辛さは無い。でもこの辛さを乗り越えられずに、ずっと歩けないという人もまた居るのだろうと思う。

から、おそらく、人間の体は、現在状態からキツイ状態経験すると、それに適応するのだ。そして一度適応すれば、それを維持するのは同じだけのキツさは求められない。

この経験は、筋トレボディビルとは、ある種のリハビリなのだ、という自身の信念を強化した。

たとえば、自分理想とする肉体があるとする。その肉体の状態に向かってのリハビリを、筋トレと言うのだ。

これは、体力や筋肉量と言った、見た目ではない競技者の目指す出力でも、美しい体つきを目指すボディビルダーでも同じだ。

から筋トレキツイし、このリハビリ期間を乗り越えなければ当然その理想にはたどり着けない。

運動強度と言う考え方を知った時にも、それはそうだろうと思ったのを覚えている。

恐ろしい距離毎日歩く営業マンを知っているが、別に足がムキムキになっていたりはしない。もちろんその営業力に見合うだけの脚力はあるわけだが、それだけだ。

人間は、運動強度に見合った肉体に適応するが、勝手にそれ以上に増えたりはしない。逆に言えば、日常生活での運動強度が下がればあっという間にそれに適応する。

ここでやっと、男子高校生から聞いた、ステロイドとか普通ですよ、という話に戻る。

アナボリックステロイド筋肉増強剤のことだ。特に場所名前は伏せるが、みんな使っているらしい。

ニュースしかしらないといわゆる注射をするようなタイプ想像するかもしれないが、錠剤のようなタイプもあるし、休薬期間やケア剤など、使い方もかなりこなれてきている。

詳しくない人からすると、とんでもない話のように聞こえるだろうが、実はショービジネス界としては割と一般的だ。逆に、ステロイドなどを使わないタイプのことをナチュラル、と呼ぶくらい一般的なのだ

まあ、作用副作用もかなりハッキリしているサプリメント、だと思ってもらえれば良い。

健康サプリメントを飲み続けた結果副作用があるかどうかは良くわかっていないだろうけれども、ステロイドについては何人も死んでるし副作用もハッキリしている。体に悪いのだ。

から、将来ある男子高校生と会話するときに、いやいや四十過ぎで死ぬかもしれないし止めときなよ、と気軽に言えない自分がいた。

おおむね、15~25歳の10年位が、まあ青春時代と言っていいだろう。

この10年は、中年以降どんなに金を積んでも取り返しがつかない。

別に禁止されている競技に出るわけでもないし、自分身体つきを変えたいからという理由で飲むのはアリじゃないっすか?と言われたときに、そうだね、としか返せない。

正直に言えば、きっちりバランス計算して食事をして、プログラムを組んでトレーニングをして、プロテインをきちんと飲んでいれば、よほどのことが無い限りステロイドに頼らなくても希望身体つきにはなる。

もちろん、漫画キャラクターのような身体つきを目指すとなれば、どうあがいてもステロイド等に頼らなければならないのはその通りなのだが、それだって常軌を逸したトレーニング量が前提になる。

通常、常軌を逸したトレーニング量の何歩か手前でも、着実にこなせば、きちんと身体つきは変わる。

遺伝子に恵まれれば、控えめな漫画キャラクターレベルには到達するだろうし、そうでなくともいわゆる細マッチョ、みたいなモテる身体つきにはなる。

ただ、これはほぼ青春の半分以上をトレーニングに費やせれば、求道者のように食生活を律することが出来れば、の話だ。

まあようは、効果がはっきりしているチートなわけだ。しかも手軽に出せる値段だし、別に禁止されているわけでもない。

いやいや副作用があって絶対体に悪いじゃん、というかもしれない。

そこでやっと、ドガ食い気絶部の話になる。

ドカ食いは体に悪い。みんな分かっている。でも、別に禁止はされていないし、たくさん食べるのくらいとみんな許容している。

さらに言えば、ポテトチップスアイスクリームだって別に許可制じゃない。貴方は今月の許容量を超えているのでお売りできませんとコンビニで断られるだろうか?

摂生をしていたので、肥満で若くして、ということは身近でも聞く。もっと極端なことを言えば、バイクに乗ってて事故るやるだって結構いる。

山で遭難するのも、スキー骨折するのもそうだ。

そうしたアクティティは、多かれ少なかれ、日常生活よりも格段にリスクのある行動をとっている。しかも直接的にだ。

そんなことが許される世の中において、短い青春の期間に、筋肉付けてモテたいという男子高校生ステロイドオッサンが止められるだろうか。

しかも、ある意味で関節や軟骨などには無茶した結果取り返しはつかなくなっているのだ。筋トレだって別に体に良くは無い。

まあだからなんだという話にはなるかもしれないが、女性にとっての美容整形と同じで、男性ステロイド使用タブー視するのではなく使用方法啓蒙必要な気がしている。

これから迎える夏休み間中陰キャ必死に家でダンベトレーニングして肉体改造しようと決意したときに、ステロイドの有無で冗談抜きで結果は10倍以上違う。

無茶苦茶使用で命を縮めるくらいなら、適切な使用でほどほどのダメージ身体に与える方が良いと思っている。

フェイナチュラルと言う単語が生まれるくらい、ステロイド等を使用するユーザーはまだまだ日陰者扱いだ。本当に良くないと思う。堂々と使って欲しいし、使い方をもっと共有してほしい。

深刻な健康被害が出て取り締まられてから泣きを見るのは、ユーザーなのだから

2024-06-08

anond:20240608190840

え、普通にあるけど...

加齢で軟骨がすり減って身長が縮むのはある

2024-05-31

この人は身長115cmらしいけれどこれが低身長女の現実だよ

ましてや133cmくらいで子供に見えるなんて事はない

身長=童顔美少女ファンタジー

現実は寧ろ老けている

https://x.com/livedoornews/status/1795650449602925017

ライブドアニュース

@livedoornews

【祝】身長115cmモデル後藤仁美、第1子誕生を報告

https://news.livedoor.com/article/detail/26494530/

後藤は先天性の軟骨形成症により身長が115センチであることを公表しており、「小さな体での妊娠出産はとても不安でしたが、わたし心配をよそに元気いっぱいに生まれてきてくれました」と伝えた。

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