はてなキーワード: いかだとは
SNSに書くには長いので、ここに垂れ流す。
ドラクエ1&2、演出面は少し子供向けでだるい部分がありながらもストーリーは旧作や11Sをやってきたファンも納得の内容だったこと、何より中ボス戦の難易度が高くて攻略しがいがあった。
初プレイ時は1をLv36でクリアしたんだけど、手応え的にもう少し低いレベルでもクリアできそうだなと思ったので、少し制約を付けてプレイしてみたのでその記録。
別に極限低レベルクリアにこだわってるわけではなく、1周目も似たような条件でクリアまで至ったんだけど、開発者が意図した調整をもっと体験してみたくて、2周目ではより移動量を減らして、しのびあしも積極利用してプレイしてみた。
たぶん通常プレイで困ってる人が壁に当たった時にも参考になると思う。
道中は死んでもオートセーブからやり直せるので、中ボス戦の攻略メモだけ書いておく。もちろんネタバレ
このゲームが「うけながし」ゲーであることを学んでいれば苦労しない戦い
低レベルだとだいたい呪文よりも通常攻撃の方が痛いし、こちらの打撃ダメージが低いので、ダメージソースが「うけながし」になる
十数回は死んだかな。すぐに死んですぐに再戦できるので淡々と祈り続けるだけなんだけど
炎系ブレスを無効化したら楽勝かと思いきや、意外と堅いし打撃も強い。数回くらいは死んだ
ストーリーを進めなくても「てんばつの杖」を先に拾えるあたりに、開発者の低レベルクリア向け調整を凄く感じる
| ターン数 | 通常時 | 体力50%以下(黄) | 体力25%以下(赤) |
|---|---|---|---|
| 1 | こうげき | すてみ | すてみ |
| 2 | だいぼうぎょ | だいぼうぎょ | すてみ |
| 3 | こうげき | すてみ or こうげき | すてみ |
| 4 | ちからため | すてみ or こうげき | すてみ |
| 5 | すてみ | すてみ or こうげき | すてみ |
| 6 | こうげき | ちからため | すてみ |
ドラゴンフライ戦後、メルキドに戻って墓場に行くと埋葬イベントに入るけど、念のため先に妖精の隠れ里に行って「星の紋章」を作っておいた方が良いよね
「炎のイヤリング」が落ちてることや、「覇王斬」が攻撃力や防御力に依存せずちょうど倒せるあたりにも、やはり開発者の調整を感じる
| ターン数 | 通常時 | 体力50%以下(黄) | 体力25%以下(赤) |
|---|---|---|---|
| 1 | ランダム行動 | ランダム行動 | ランダム行動 |
| 2 | ランダム行動 | ランダム行動 | ランダム行動 |
| 3 | ランダム行動 | ランダム行動 | ランダム行動 |
| 4 | 仲間呼びx2 | 仲間呼びx2 | ランダム行動、おたけび |
| 5 | こごえるふぶきx2 | こごえるふぶきx2 | はげしいほのおx2 |
| 6 | こごえるふぶきx2 | はげしいほのおx2 | はげしいほのおx2 |
行動パターンがすべてランダムなせいで運の要素が高め。長期戦になるので後半で死んだ時の心理的ダメージはそこそこ大きい
| ターン数 | 行動 |
|---|---|
| 1 | まじん斬り |
| 2 | もろば斬り or バギクロス → マホトーン(マホトーン中は「こうげき」) |
| 3 | まじん斬り |
| 4 | もろば斬り or バギクロス → もろば斬り |
| 5 | まじん斬り |
| 6 | こうげき or もろば斬り or バギクロス → マホトーン |
ロトのよろいを取る前に戦ったらかなり無理な感じだったので、ロトのよろいを取ってから戦うのが想定ルートだと思う
| ターン数 | 通常時 | 体力50%以下(黄、赤) |
|---|---|---|
| 1 | くろいきり | くろいきり |
| 2 | はやぶさ斬り | つるぎの舞 |
| 3 | はやぶさ斬り | うけながし |
| 4 | うけながし | かぶと割り |
| 5 | マヒ攻撃 | つるぎの舞 |
| 6 | うけながし | うけながし |
| 7 | かぶと割り | マヒ攻撃 |
| 8 | マヒ攻撃 | つるぎの舞(攻略サイトには「うけながし」とあったので、僕のメモの間違いかも) |
攻撃の手を休めないマーダーゴイルよりも、「うけながし」するターンが明確なこいつの方が楽だった
| ターン数 | 通常時 | 体力50%以下(黄、赤) |
|---|---|---|
| 1 | こうげき | こうげき |
| 2 | バイキルト、スクルト、ピオリム、ベホイムのうち2つ | バイキルト、スクルト、ピオリム、ベホイムのうち2つ |
| 3 | かみくだくx2 | かみくだくx2 |
| 4 | こうげき → はげしいほのお | こうげき → しゃくねつのほのお |
| 5 | こうげき → ベギラゴン | こうげき → メラゾーマ |
| 6 | ようすみ | かみくだく |
| 7 | ベギラゴン → はげしいほのお | メラゾーマ → しゃくねつのほのお |
| 8 | ようすみ | ようすみ |
| 9 | おたけびx2 | おたけびx2 |
炎系ブレスが無効化されるし、「ようすみ」のターンもあるので特に苦戦しない。変身前のほうがよっぽど強い
初遭遇時には負けイベかと思わされるような中ボス戦も攻略を考えることで打破できる辺り、「キャラクターレベルを上げる」だけでなく「プレイヤーレベルを上げる」余地が残されている良質なRPGだと思う。
この2周目をやっていた時にもう少し低レベルでもクリアできそうだなと思ってたんだけど、SNSを見ると戦闘勝利回数が中ボス戦のみの「13回」でクリアした猛者が何人かいたので、やっぱそうかーという感じ。
おそらくだけど、中ボス戦だけの勝利でクリアできるようテストプレイと調整をして作り込んだんじゃないかなと思う。「てんばつの杖」と「氷のイヤリング」の落ちてる場所や、「覇王斬」のダメージ、中ボスの体力と経験値などに調整の痕跡を感じる。
これを「開発者の手のひらの上」と考えるのか、「面白くやりがいのあるゲーム」と考えるかは、それぞれですけどね。
ドラクエ1はプレイヤーキャラが1人なので真っ直ぐに攻略を考えるだけで良かったけど、2は難しいよね。
プレイヤーキャラが3〜4人いるので、誰か1人を残して中ボスに勝つことでレベルが上がって次の中ボスを倒せるようになる、みたいな攻略がある気がするけど、組み合わせが多すぎて考えたくない。
たとえばこの辺り、通常攻略ではそんなに使わないよね。
そんなことを書いてたら2も2周目やりたくなってきたなー…
おい、現実から逃げるための美談ファンタジーを業界の標準みたいに自己放尿するんじゃねぇよ。
まず 「小学生で高校数学終えた」「中学生で黒字ビジネス」みたいな事例は、単なる例外値だ。平均でも中央値でもなく、ただのノイズ。
ノイズを母集団の仕様だと思い込む時点で、統計リテラシーが幼稚園児未満。
IT業界ってのはな、優秀なやつもいるが、大半は普通の学力・普通の生活・普通の能力だ。
むしろ業界を支えてるのは、そういう普通の人たちがひたすらコード書いて実装を積み上げてるからだ。
天才同士が戦ってる魔境みたいなイメージは、ただの自己放尿的な幻想だよ。
要するに「俺は凡人だから無理」って言い訳を、勝手な神話で薄めて飲みやすくしてるだけ。
お前が競う相手は天才の伝説じゃなくて、仕様書・工数・納期・バグの四天王だ。
IT業界はな、天才のサーカスじゃない。結果を出すか出さないかだけの、ただの労働市場だ。
天才伝説にビビってる時点で、まだリングにすら上がってねぇよ。
怖いなら怖いでいいが、せめて現実と幻想の区別くらいはつけて、自己放尿をやめるんだな。
以上だ。
いくらもらってたら「結構もらってるな」と思うかの最低ラインって、やっぱり年収1,000万円だなって感じがする。
それを下回ってると、800万でも900万でもまだまだ「普通」と感じる。実際に今年私は850万→900万に増えたけど、そこは単なる連続的な増え方にしか感じなかった。
もちろん別に年収1,000万円を超えた瞬間に何があるわけでもないけど、何となく心理的にはそこが壁だよね。桁が変わることの精神的な影響は大きい。
だから私もまず1,000万円を超えたい。ここ数年、出来れば1年~1年半後には超えていたい。
ただいざそのラインを超えた時、今度はどこが目標になるんだろうとも思う。
桁が変わるとか関係なく800万→900万も900万→1,000万も同じように考えられる人の方がその後も伸びていくんだろうけど、私のような小物はまぁそこまで落ち着いてはいられないだろうなと思う。
正直今の900万だって身に余るほどだし、これが仮に1,200万になっても生活はそう変わらないだろうなと思う。
だからただキリの良い1,000万というのが分かりやすい目標なだけで、貰えるならありがたく貰うけど無理に稼ぎに行こうとは思えない。そこでモチベーションを失わないかだけ心配だ。
超能力が出てくる系のマンガとかで、磁力をあやつるやついるじゃん?
でも磁石の強さって逆二乗でくっつくかくっつかないかだからものを宙に浮かせるのって無理だよね
関連する話しかもしれんけど、社会からの反応には性別差・年代差があると思う。あくまでn=1の話ではあるが。
自分は父親で、赤ちゃんを抱っこしながらスーパーに食材の買い出しにワンオペで行ったり、上の子を習い事に送ったりしているけど、女性から特におばちゃんからはよく話しかけられる。スーパーでは「かわいいですね~、何ヶ月くらいですか?」とか買い物に来ている他の女性客に言われたり、泣いていたら「どうしたの?お腹が空いたのかな?ちょっと待っててね~」などとレジのおばちゃんに言われたりする。上の子は水泳を習っているんだけど、そこに行って観覧席で水泳を見ている間、下の子の世話をしている。そこでも毎回のように関わってくるおばあちゃん達がいる。頭をなでたり、赤ちゃん言葉で話しかけたりしてくる。気がついたらベンチに寝かせていた子を、いつの間にか抱っこされていたこともあった笑。そこで他のおばあちゃんどうしが話し合っていて「ほら見て、いまの男の人は、ミルクあげたりオムツかえたりするのよ」とか言ってたりして、さらにそこから旦那への愚痴に広がっていく。「私のときは、夫はなんにもしてくれなかった、日付が変わっても帰ってこないこともあった」などなど聞かされたこともある。なぜ自分のような見ず知らずの子連れパパにいきなり話しかけてくるのかと考えてみたが、子育てが苦労する経験だからではないかだろうか。そして苦労はしたけどいい思い出なのだ。だから同じ経験を共有する人にはつい話しかけてみたくなるのだろう。
一方で、周囲の男性はどうか。同じような状況で、赤ちゃんを抱っこしながら買い物をしていたとして、男性客もいるのだけど、話しかけられて子供のことを聞かれたりしたことは、ほとんどない。同年代の他のパパとだったら、軽く挨拶したり会釈したり、場合によっては少し話したりはする。でも年配の男性ほど、見もしないというか、避けられているというか。異質な存在に思われているのではないかと感じる。おそらく子供は妻にまかせて仕事ばかりして、ミルクをあげたりオムツをかえたりもしなかったんだろう。平日は仕事が終わったら同僚と飲みに歩いて、週末も家族を放っておいて接待ゴルフにでも行っていたのかもしれない。だから今の時代の子連れパパがいてもどう接したらいいのか分からないし、同じような経験も共有していないから避けているのではないか。そういう時代だったんだろうし、自分もその時代にいたら同じように、家事も育児もせず仕事ばかりしていたかもしれない。
家事も育児もせず仕事ばかりしていた人が会社で偉くなっていて、育休を取りたいという若手男性社員に「産むわけじゃないのになんで育休を取る必要があるんだ?」とか言ってたり、育休を取った男性社員に報復人事をしたり単身赴任を命じたりしているのかもしれない。そんなんじゃあいつまでたっても社会は変わっていかないじゃないか。お偉いさんがたが引退するまで待たないといけないのか?
ワイは金持ちではないんだけど、美味いものを食べるのが好きでミシュラン星付きの料亭とかレストランとかグランメゾンにたまに行ったりするのね
最近はまぁ慣れてきたのとある程度武装(後述)が整ってきたから緊張しなくなったけど、初期の頃は本当に気まずかった
何故か?
それは常連のお金持ちのあんたらがどう見てもええブランド品ばっか着てるから!
そんなの気にしてないよ〜気にするの庶民だけみたいなこと言われるけどさ、
いや庶民なんで気にするよ!てか口ではそう言うけどあんたら何着てるか分かってます?
革靴疲れるからスニーカーで来ちゃったとか言ってますけど、それマルジェラのナンタラとかいう高級靴ですやん(マルジェラなんて学生でも着てることあるじゃん、とか言わないでね、悲しくなるから)
こっちは気を使いに使ってようやくセールのコールハーンですよ(名前ついてるからブランド品ってことでいいよね)
あとはセールで安くなってるアウトレットのコーチ!ありがとうコーチ!
自分が何着て戦場に赴くかは置いておいて、金持ち、絶対ブランド品買ってるでしょ?
常にブランド品を身に着けていてユニクロで服買ってないとは言わないけど、ブランド品買わないは言いすぎでしょ
最低限高級レストランで着ていっても恥ずかしくない服は持ってるでしょ?
ワイは年2、3回行くか行かないかだから同じ服着回してる(たぶんお店の人は気づいてる)けど、金持ちはもっと頻度高いだろうから最低限2,3着は持ってるはず
どこの誰が言い始めたのかね、ブランド品買わないってやつ
いや、もしかしたら本物の金持ちはそういうレストランにも行かないのかもしれない
じゃあ何に金使ってるんすか?(怒)
何が楽しいんですか?
正直コーチとコールハーンでは防御力低すぎるんでとりあえず使わない金があるなら僕に服買って着せ替え人形的に遊んでやってくださいお願い致します
人付き合いが苦手だったし、嫌われやすい人間だった。必死になってやり取りをしてもすぐに自分のコントロールが効かなくなって、馬鹿をやっては嫌われてを繰り返して無力感ばかりが募った。
生きている理由がわからなかったし、誰とも仲良くなれる気がしなかった。誰も味方なんかにはならないだろうと自分でも思ったし、思っている。
だから、それでも生きていていいと言ってくれる何かを探していくうち、一番最初にリベラリズムに触れたのはロールズの『正義論』あたりだったと思う。
『この前提を置けば、誰一人として不利にならないようにルールを作ることができる』『自分がその他者であったら受け入れられない差別は排除しなくてはいけない』
自由、人権、正義という言葉の裏側に積み重ねられた様々な概念に救われた気になって必死になって追いすがって、あちこちで言われるあらゆる何かに反論がちゃんとできるのかどうかを試しては自分がここに居ても殺されないで済むのかをずっと探し続けていた。
吊られたくない、他人に迷惑をかけることしかできないけれどそれでもどうにかどうか自分を殺さないでほしいと説得するがためだけの論理が自分にとってのリベラリズムだった。
当然ながら、それは理論だった。俺も理論が好きだったから、少なくともそれ以上を求めなかった。
でも思ったより世間の『リベラル』はリベラリズムと関係が薄かったし、理論をいくら束ねても人間は思っていたよりも説得されてはくれなかった。レトリックで誤魔化して生きていく方法もあったのかもしれないが、俺にそういう実力はなかった。
何度も何度も繰り返し考えていくうちに逆に、逆説的に、俺を生きていていいと言ってくれるものが何も無いとするならやはり俺はいつかそのうち吊られてしまうし殺されてしまうし苦しむことを望まれて丹念に追い詰められて殴られて痛めつけられてしまうしかないということになるから辛くて怖くてなんとかしてほしいからずっとそう考えて理屈を必死に追い求めているのに、誰も本当は、そんなことをどうでもいいと思っている人達ばかりが『リベラル』の話をしているような気がしてならなくて仕方がない。
ものすごく最近の具体的な話に落とし込むと、例えば労働時間の規制緩和の話。
緩和に吹き上がるのは俺もそうだけど、労働時間が長くなると体力が少ない俺は余計に苦しむから嫌なんだけど、でもその『働き方改革関連法』をやり抜いたのは第2次安倍内閣だってことを解ってるんだろうか? 平成20年ごろからまともな上限規制のなかった労基法を改正したのがそうだってことを解ってるんだろうか? (後で骨抜きにするつもりだったのかもしれないけれど)高プロも使用率が凄まじく低いままで、結局あの改正は素直に見て労働者に有利という点で、(新自由主義的な話はともかく)『リベラル』として決して否定するべき要素ではないし、むしろどうしてあれが過去にできなかったのかというのはあまりに恥ずべき話なんじゃないのかって思うし、それを否定することも(緩和を否定するのであれば当然に)すべきじゃないだろう。
でもするんでしょ。党派性だからって、仲間のためだからって。俺は仲間なんて作れないから自分の理論が間違っていないかだけしか興味がないからずっと自分の言うことが矛盾してないかいつも怖いし、実際いつも矛盾しているのがすぐにわかる。いろんな内容を見ているうちに自分の考えることが感情だけで理屈が立たなくてその感情で殺されるしかないんだからと必死にそれを止めるしかないのにうまくいかなくて今もまともに頭が整理できないままこうやって書いてるんだけど。
わかるんだよ。信頼できないメディアがどっちにも大量に溢れかえって、情報の価値がとんでもなく重たくなったくせにそれを吟味するだけの余裕も余暇も普通の人達にはない(それは生活のための必然であって罪なんかじゃない)んだから、そうなれば人は信じたい方を信じるっていう積極的相対主義みたいな有り様になってるってことだからさ。
でもだとしたらあまりにも俺が救われない。俺のことしか興味ないもの。俺は吊られるしかないと思うと怖くてなんとかならないかって必死に理屈を探しているのにそれでもどうにもならないっていう結末ばっかりが目に入るし眼の前でそれを振るおうとする人たちばっかりで俺は怖くて何も言えない。
これさも当たり前のように言われてるけど、正確な時刻に対して少しだけ早いか遅いかだと1日1回未満もあり得るよな?
「壊れた」は「狂った」を含まない「止まった」なんか?
夏の初めくらいから集中的に、他人から絶対に怒らない人、と職場で評判の人たちに話を聞く機会を得た。
絶対に怒らないの基準としては、どんなに理不尽なことを言われても、どんなにイライラする状況に遭遇しても、一度も感情を爆発させたことがない人たち。具体的には、10年以上一緒に働いている同僚でも「あの人が怒っているところを見たことがない」と証言するような人たちといえばいいだろうか。もちろん飛び抜けて温厚な人もいれば、普通に見える人もいるのだけど、だいたい怒らない人は毎日平常心で過ごせるので、私からしてみれば同じだ。
そして、絶対に怒らない人と友達になることで、気づいたことがいろいろある。こういってしまっては何なのだが、絶対に怒らない人たちは非常にワンパターンなのだ。
怒りっぽい人たちは多種多様である。すごくキレやすいやつ、変わったことで怒り出すやつがいたり、最高に理性的に怒るやつから、最低に感情的になるやつまでいろいろいるが、絶対に怒らない人はほとんどパターンがない。もちろんこれは絶対的に怒りっぽい人の数のほうが多いわけで、数が多いから多種多様であるだけなのかもしれないが、それにしても、である。
おそらく、絶対に怒らない人の行動や考え方のパターンが似通っているのは、それなりの合理性があってのことなのだろう。逆に、そのワンパターンの思考を真似すれば、怒らない人になれる可能性があがるのかもしれない。
そこで、私が知った絶対に怒らない人の共通の思考パターンをまとめてみた。何かの参考になればと思う。
絶対に怒らない人は、まず自分自身の考えや思考を「ただの妄想」だと認識することから始める。
怒りの原因である「あいつが悪い」「理不尽だ」「許せない」とかそういうことをすべて単なる自分の妄想だ、と定義してしまうらしい。
ある人が言った言葉が印象的だった。
「最近流行りの生成AIってあるでしょ?人間の頭の中もあれと一緒だと思えばいいんですよ。適当なキーワードを聞くと、適当な理屈が浮かびだして、適当な結論を導き出す。そんなものに本気になる必要はないでしょ?」
絶対に怒らない人は感情に巻き込まれない。感情を第三者の視点で観察する。
これはおそらく、感情は一時的なものであり、それに振り回されることの無駄を知っているのだと思う。とある会社員がやってくれた説明(だいたい5分くらいの説明)で、私は納得し、その後数か月間イライラすることが激減したことがある。数か月間の平穏は短い説明としては悪くない投資である。
「怒りを感じたら、『あ、今自分は怒りを感じているな』と心の中で実況中継するんです。『血圧が上がっているな』『顔が熱くなっているな』って。そうすると不思議と冷静になれる」
絶対に怒らない人は相手の立場を想像する。相手が何を考え、なぜそういう行動を取ったのかを推測しようとする。
これは、相手を理解することで怒りを解消しようとしているのかな、と思ってたのだけど、そこまで高尚ではない。ただ相手にも事情があるという前提で物事を見ているだけのようだ。
「相手も人間なので、何かしら理由があってそういうことをしているはずです。その理由がわからないうちは、怒る材料が不十分だと思うんですよね」
これは、完璧でないことが当たり前だということを受け入れているからかもしれない。
「みんな適当にやってるんですよ。真面目にやってるつもりでも、結局は適当。それがわかれば、期待しすぎることもないし、裏切られたと感じることもない」
絶対に怒らない人は長期的視点を持つ。今起きていることが将来どれほど重要かを考える。
考えてみれば当たり前で、今怒っていることの大部分は1年後には忘れているし、10年後にはどうでもよくなっている。その程度のことに感情を使うメリットより、冷静でいるメリットのほうが大きいわけだ。
「5年後の自分にとって、これは重要なことですか?って自問するんです。たいていの場合、答えはノーです」
絶対に怒らない人は怒ることのコストを知っている。怒ることで失うもの、得られないものを計算している。
怒ると体調を崩すし、人間関係も悪くなるし、判断力も鈍る。一方で怒ることで得られるものはほとんどない。この費用対効果の悪さを理解しているのだろう。
「怒ると血圧上がるし、周りの人も不快になるし、問題解決にもならない。いいことが一つもないんですよね」
絶対に怒らない人は問題解決に集中する。感情的になることよりも、どうすれば状況を改善できるかを考える。
これは、感情と問題解決を切り分けて考えているのだと思う。感情的になっても問題は解決しないが、冷静に対処すれば解決策が見つかる可能性が高くなる。
「怒っても状況は変わらないので、どうすればいいかだけ考えます」
絶対に怒らない人は自分がコントロールできることとできないことを明確に分けている。他人の行動は変えられないが、自分の反応は変えられる。
失敗するリスクの低さと、平穏に過ごすリターンの大きさを知っているのだろう。
「他人は変えられませんが、自分の反応は選べます。それがわかれば、怒る必要がなくなります」
私が知っていることをまとめてみたが、実際にまとめてみると驚くほどシンプルである。だがこれを全部できている人はなかなかいない。
怒りっぽい性格を変えたいと思っている人は、マネしてみるといいことがあるかもしれない。
結局のところ、怒らない人というのは、現実を現実として受け入れ、自分の感情を客観視し、問題解決に集中できる人なのだ。そして何より、「人生に物語は必要ない」という達観を持っている人なのかもしれない。
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