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はてなキーワード: ジャンプ黄金期とは

2025-10-18

リメイクと言ってもハイスクール奇面組レイアースじゃ全く別物だよね、って話

レイアース異世界セフィーロ召喚される異世界転移モノで、令和の時代異世界転生・転移」が最大級トレンドジャンルになっている今、むしろオリジナル放送された90年代よりも今のほうが親和性が高いくらい。

内容的に古い部分があったとしても、異世界のものファンタジー世界なわけだから現代風にアレンジするのもそこまで難しくない。

一方の『ハイスクール!奇面組』はどうか。

こちらは80年代文化の、かなり中核的な部分に存在するアニメと言わざるを得ない。

Wikipediaで調べると、同アニメは『最高視聴率24.3%、平均視聴率は全86回で19.2%を記録』とある

今の時代から考えるとオバケのような数字だ。

放送時間帯はもちろんゴールデンタイムの土曜19時30分で、この時期はフジテレビ隆盛の絶頂期でもある。

80年代フジテレビの勢いはすさまじかった。

オレたちひょうきん族』があり、『笑っていいとも!』があり、『夕やけニャンニャン』がある。

これらの番組共通していたのは「内輪感」であり、東京芸能界ギョーカイ話を楽しそうに見せることで、視聴者を擬似的に芸能界の一員に仕立て上げるという画期的手法だった。

当時、「東京テレビ仕事をしている」というのが最高にかっこいい時代で、フジテレビはその頂点に君臨していた。

ハイスクール!奇面組アニメを語るうえで欠かせないのは、おニャン子クラブユニットうしろゆびさされ組」「うしろ髪ひかれ隊」との主題歌コラボレーションだ。

これ、単なる楽曲タイアップじゃない。

フジテレビ夕やけニャンニャンブレイク中のおニャン子メンバー高井麻巳子岩井由紀子ら)がアニメキャラ河川唯・宇留千絵にリンクする形で衣装振付もすべて世界統一してプロモーションを展開した、総合エンタメ戦略モデルケースなわけ。

主題歌は『ザ・ベストテン』にランクインし、アニメファンアイドルファンクロスオーバーさせて視聴率爆上げに成功した。

奇面組は、そういった文脈の中でヒットしたわけだが、作品としてはジャンプ黄金期ギャグマンガとして、ブサイク個性ととらえるポジティブさとナンセンスハイテンションギャグ若者を虜にした。

ゴールデン視聴率20%近く叩き出すこと自体バブルに向かう明るく楽天的時代の空気がなければ成立しなかったのだ。

まり奇面組』は、80年代フジテレビ全社戦略秋元康の仕掛け、そしてジャンプアニメのヒットが三位一体になったバブル時代象徴する文化の申し子、そのものなんだよ。

これは今から見ると、奇面組80年代ポップカルチャーの一部であると捉えることが出来る理由でもある。

で、今回2026年1月放送が発表されたリメイク版はどうか。

フジテレビの深夜枠でほそぼそと、こっそりと放送されるらしい。

アイドルとのコラボ文化は?確かに声優による主題歌カバーは確かに発表されている。

白石晴香長谷川育美が河川唯・宇留千絵として「うしろゆびさされ組」をカバーし、編曲はNight Tempoという豪華布陣だ。

でもこれ、結局「声優キャラソン歌わせて終わり」のパターンなんだよね。

なんか全体としてものすごく地味で気概のようなものを感じない。

せめて坂道グループリメイクソング歌ってもらうとか出来なかったのだろうか?

と思う。

ここまで書いておいてなんだけど、実はおニャン子クラブとか秋元康とか、坂道グループとかの肯定派ではない。

正直言うと、あんまり好ましいとは思ってない。

ただ、奇面組というのを語るうえではアイドルアニメコラボという事象を避けて通るわけにはいかないんだよね。

というか、その部分が奇面組というアニメの核じゃないのか?

その文化的側面を無視してリメイクしたって、それは奇面組じゃないだろ。

2025-08-26

anond:20250826221347

でも事件の直後がジャンプ黄金期では?

ドラゴンボールジョジョダイの大冒険スラムダンク幽遊白書

今も収益を上げてるコンテンツばっかりじゃん

リバイバルでヒットしたわけでもなく当時すでに評価されてアニメになってる

2025-06-03

anond:20250603202747

ここでいう漫画ドラゴンボールとかコナンとかスラムダンクとかその系では?

90年代ジャンプ黄金期だったし

子供向けロボット勇者シリーズがあって

かといってガンダム20歳以上を対象にしてるかというとそうでもないという

ちょうどエアポケットに入ってる時代だったんだよな

そもそも青年やおじさん向けのアニメ市場がまだなかった

2024-10-12

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

anond:20241102083243

◆再追記

anond:20241026155116←皆さんの意見を受けてリライトしました、よかったら読んでみてね

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選考基準独断偏見で、作者一人につき一作まで

強いて言えば後世の作家への影響、社会的な影響を重視

ランキングではなく、連載開始順に並べただけです

忌憚なき意見、待ってるぜ

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

黎明期レジェンド枠。サービスエロジャンプマンガの大きな側面を担っていた事実否定できないし、そもそもこの作品の売上が無かったらジャンプが存続してたかも怪しいので入れざるを得ない。

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

黎明期レジェンド枠2。ジャンプ黎明期の売り上げを支えつつ、不良系マンガを一大ジャンルとして確立させた意味で実は物凄く偉大な作品。これが無かったらろくブルも東リべも存在しない。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ギネス記録である40年にわたる長期連載、そしてサブカルチャー全般積極的に題材として取り入れたことで現代日本風俗文化を凝縮したような史料価値を持つ作品になった点を評価したい。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

黎明期レジェンド枠3。売り上げもさることながら、見開きを用いたド派手な演出の数々や、「荒唐無稽能力バトル」というジャンル確立させた点を評価したい。(このジャンルパイオニアアストロ球団なのだが、後進への影響はこちらが上かなと思う)

5.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。初めてのジャンプ黄金期を作った作品で、キン消しをはじめ一般社会への影響力もすごい。いわゆる「友情努力勝利」はほとんどキン肉マンで作り上げられたといっても過言ではない。

6.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - (キャプテン翼WORLDでネーム連載中)

勝利友情といったそれまでのスポーツマンガの王道を抑えつつも、キャッチー必殺技を取り入れ実際のスポーツ以上のエンタメ性を付与した。マンガ史全体としてはドカベンがこのジャンルパイオニアだけど、ジャンプで言えばキャプ翼がそれ。海外で人気が爆発したほぼ初めてのジャンプ作品という点も重要。この作品がなければメッシサッカーやってなかったかも。

7.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

80年代ジャンプ象徴といえる作品。創刊以来、ジャンプの主たる系統であった劇画タッチハードボイルドな男向けの作風の最高到達点。

8.きまぐれオレンジ☆ロード 作:まつもと泉 1984年15号 - 1987年42号

ラブコメから選ぶならこれ。決して革新的な要素があったとは言えないが、当時のジャンプが唯一苦手としていた王道ラブコメで人気を得たことが重要。ポップ路線を持ち込み、ジャンプ紙面の多様性はより進むことになる。

9.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号 - 1995年25号

90年代中盤のジャンプ黄金期を牽引した作品であり、連載が終了してなおもジャンプ日本マンガ文化の頂点に君臨する作品。急激な路線変更、無理やり感ある後付け設定と引き延ばしなど、負のジャンプらしさをも象徴している。

10.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプで連載中)

国民作品として定着してきたのはここ数年って感じはするけど、現代異能バトルマンガはほぼ全てジョジョ3部の影響下にあると思うので入れざるを得ない。

11.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

バスケマンガ、いやスポーツマンガ史上の最高傑作勝利と成長の喜び、敗北と挫折の苦さがこれ以上なく詰まったタイムレスな名作。もし序盤の不良マンガ路線継続していたら日本バスケットボールの歴史は(恐らく悪い方に)大きく変わっていただろう。

12.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - 1999年43号

特筆して後世への影響や売り上げがずば抜けている印象はないけど、DB幽白スラダン終了後ワンピナルトブリーチが現れるまでの柱としてジャンプ暗黒期を支えた世代代表として入れておきたい。

13.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 作:うすた京介 1995年52号 - 1997年40号

純粋ギャグから一作入れたかった。ナンセンスシュールさを主体としたギャグジャンプ誌上で成功させた最初マンガ下品さやエロさを排除した純粋面白さを追求した点が重要。その影響度は「マネもほどほどに...」という注意書きが当時の新人賞の要項に書かれるほどだったそう。

14.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

正直マンガ作品としての完成度は大したことない。だが集英社における映像媒体以外のメディアミックスとして最大の成功例であり、TCG日本に定着させた初めての作品であり、暗黒期の集英社(とコナミ)に莫大な富をもたらしたこと重要お金正義

15.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

大河ドラマ的な作風であったり、連載中であったり、作画コストが高すぎたりで他作品へ与えた影響がまるで感じられない(マネしたくてもできない)点が評価を迷うポイント。それでもなんだかんだ国民マンガジャンプ看板地位は譲ってない。幼少期から温めた構想を週刊連載で30年かけてやる人間って歴史存在しないと思うので、そういう意味では既にマンガの枠を超えた注目度になりつつある。

16.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 連載中

残酷で先の読めない展開、異常に複雑で難解な設定、それでいて少年マンガ的なシンプルな熱さを持ち合わせた稀有作品。「続きが気になるマンガ」を描かせたら冨樫以上の人間はいない。ハンタ最終回を読むまでは死ねない。

17.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

まあ、国外で最も人気のあるジャンプマンガなので(適当)。

18.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2006年24

サスペンス主体としたマンガとしてこれ以上ない完成度。ジャンプ作品を大別するとバトルものスポーツもの恋愛ものギャグもののどれかになるが、それ以外のジャンルで最も成功を収めた作品

19.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 2020年24

ワンピース以降不在だった、圧倒的な看板力を持つマンガ趣味多様化出版不況といった逆風を跳ね返し、国民的な作品を生み出す力がマンガにまだあると示した功績がデカい。

20.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - (ジャンプ+で連載中)

今のジャンプジャンルレス化している最大の要因はジャンプ+の影響であり、その代表格ともいえる藤本タツキを入れないわけにはいかない。まだそこまで顕在化してないけど、今後10年でタツフォロワー無限に産まれそうな予感がするので入れておく。

追記

一応30年くらい継続して毎週ジャンプ読んでます

ブコメでなんでこれ入ってないの?って言われた作品について

ブリーチ個人的にはリストに入れるべきか一番迷った作品るろ剣と入れ替えてもいいかも。売上的にも後世の影響的にも入っていいと思うけど、他の超長期連載作品と比べ終盤面白さを保ててなかったところがちょっとマイナス。実際掲載順もどんどん下がってたし

銀魂→人気売上的にはあり、メディアミックス成功度も高い。ただ銀魂がなかったと仮定した時のマンガ史的影響力があまり感じられないので外した

シティハンター→人気売上的にはあり、ただハードボイルドでもコメディでも上の作品複数あるように思う

テニプリ→正直候補に入れてなかったけど腐人気の拡大とテニス人口の拡大という意味ではたしかにアリだなと思った。入れ替えるならチェンソかデスノかな

ハンタより幽白→これ言うと公平性を欠いてると言われそうだが、俺は冨樫ジャンプ史上もっとも偉大なマンガであるという前提で全作品評価している。幽白は序盤の人情モノ路線打ち切り冨樫作家性が薄まっているように感じるため、より純度の高いハンタを選出。ただ未完に終わったなら幽白でもいいと思う

リンかけより聖闘士星矢→書いたように能力バトルマンガのパイオニア存在であることを重視した。1作家1作品縛りなければ入れてもいい

Drスランプ→1作家1作品縛りなければ入れてもいい

ひばりくん→もともとギャグマンガとして書かれた作品なので評価に迷う。入れ替えるならオレンジロードなんだけど、あえてオレンジロードを入れたのはジャンプギャグ要素を排した恋愛マンガをヒットさせたことによる後世への影響を重視したからなので...

はだしのゲンジャンプ掲載された期間が短すぎる

サーキットの狼ジャンプ史においてレース漫画存在感がさすがに薄すぎると思う、必然的に後世への影響力も低く評価せざるを得ない

ヒカルの碁小畑で選ぶなら流石にデスノかな

漫☆画太郎画太郎ギャグ面白いけど汎用性や他作家への影響に欠ける。なぜなら絵柄ありきで、良くも悪くもマネができないから。俺がうすたのギャグを高く評価する理由は、ストーリーににも絵柄にも下ネタにも頼らない純度の高さ(=マンガにおける笑いの一般化)にある

呪術→はっきり言って候補にも挙げてなかった。同世代チェンソ鬼滅より明確に格下だし、そもそもコンセプトがジェネリックハンタしかない以上このリストには入れられない。冨樫になくて芥見にはある面白さがあるとするならば俺とは感受性根本的に合わない

男塾→あれは劇画タッチとバトルものという過去メインストリームメタにしたギャグマンガなので、他作品の影響を大いに受けた側。このリストには入らない

2024-03-11

anond:20240310172602

日本漫画文化普通に出版社雑誌文化の貢献が9割以上あるよ

200円以下で毎週読める数百ページの子供の雑誌があった国なんて日本だけ

それも道徳的教育的な話に限らず何でもありでエンタメに振り切っていた

子どもたちが待ってる!」を錦の御旗にして漫画家を缶詰にしてまでして原稿を落とさせないように描かせ続けて読者の漫画熱を冷まさせなかった

その雑誌日本全国に遍く届けられたのは巨大取次による返本制度物流トラックに便乗して本を届ける世界唯一の格安配送網があったから。

そうした土台があったかジャンプ黄金期も生まれドラゴンボールも輸出され今のクールジャパン世界アニメ漫画ブームもつながるわけだが海外では一部の研究者くらいしか日本漫画雑誌文化歴史言及がなくて寂しいね少年漫画少女漫画の違いすら説明しても分かってもらえない。

今はもう雑誌小学生が買うには値上がりして且つ取次も配送ボロボロで全国に届けることすら難しい状態で終わりは近い。

過去雑誌名は単行本レーベルとしてしか残らないだろう

2024-03-09

漫画賞の賞金の変わりなさ

訃報を受けて鳥山明漫画家デビュー時の鉄板である無職の時に賞金100万円につられて漫画賞に応募」というエピソードニュースで取り上げられていた。

鳥山明漫画賞に応募したのは1978年最低賃金が300円台の時代から100万円は非常に夢のある金額だっただろう。

から鳥山明のようにイラストレーターとしてどこにでも再就職できるだろう才能も漫画に集まったのだ。

そこから2024年まで40年間以上、漫画賞の賞金額はずっっと変わらず100万円維持。

今は出版社不景気から仕方ないけど、ジャンプ黄金期90年代前半も100万円から変わってなかった気がする。

90年代前半と言えば、アスキーツクール作品コンクールで1000万円という破格の賞金をつけていた時代でもあったのに。

2023-10-25

anond:20231025205919

ジャンプ黄金期が30~40年前だからむし妥当じゃね

以前の老人が好きなものだって単に彼らが昔若かった頃に流行ってただけやで

2023-05-13

人間は昔のことすぎるもの創作で描けなくなる?

例えばだけど

宮崎駿手塚治虫解像度で、彼らの子供の頃やその少し前の創作を描けない

当たり前だけど

昭和初期や大正時代を描けなくなる

明治時代はもうずっと前から描けていない、それは小説の中にしかない

江戸時代はもう全然正しく描けていない

 

ただ、とはいえ昭和中期以降は令和時代より後でも描けるかもしれない

解像度の高いメディアで保存されているか

つっても、創作として成立するには読者が理解できなきゃいけないか

やはり徐々に解像度は低くなっていく

 

俺らの慣れ親しんだ、ジャンプ黄金期くらいの創作が、果たしてα世代に通じるのか非常に疑問だ

面白いかもしれないが通じていない可能性が高い

2023-04-19

聖闘士星矢ってなんで打ち切りになったの?

聖闘士星矢ジャンプ打ち切り作品だったと知って驚いた

俺は単行本で読んだから最近まで知らなかった

アニメ化もされ(アニメも途中で終わったけど)ハリウッド映画化もされ(まだ公開してないけど)

いまだにシリーズが続いてたり外伝も出てる

ジャンプ黄金期を支えた人気作はなぜ打ち切りになったの?

ネットで調べたらすげえ終わりの方で打ち切られてるんだよな

そこまで描かせたなら最後まで描かせてやれよってくらいに

なのになぜ打ち切り

2022-11-26

anond:20221126210823

ワイは4部だけがすごいすこ

あとは合わなかったな

 

なので個人的には4部ダメだったら無理しなくていいと思う

あれ以上面白くはならない

 

世間的にはジャンプ黄金期の3部と腐女子受けの5部らしーけどな

6部は徐倫主人公なのはいいけどやっぱ刑務所舞台って狭いよな

2022-07-03

週刊少年ジャンプ史上最も偉大なマンガ20

https://anond.hatelabo.jp/20220701203714

↑を見て日本マンガ史の重厚さと幅広さを実感し、媒体レベルでまとめるのは無理だと悟った

せめて出版社掲載誌レベルじゃないと議論がとっ散らかりすぎるから一旦みんな好きそうなWJ作ってみた(ジャンプ専業とそうでない人の比較においてアンフェアな気がしたので作者単位ではなく作品単位にした)

選考基準独断偏見しかなく、強いて言えば後世の作家への影響、言語化できないジャンプっぽさを重視している。ランキングではなく、連載開始順に並べただけです

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

黎明期レジェンド枠。現代観点で言えばいろいろと問題ありそうだけど、サービスエロジャンプマンガの大きな側面を担っていた事実否定できないし、そもそもこの作品の売上が無かったらジャンプが存続してたかも怪しいので入れざるを得ない。

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

黎明期レジェンド枠2。ジャンプ黎明期の売り上げを支えつつ、不良系マンガを一大ジャンルとして確立させた意味で実は物凄く偉大な作品なのでは?という印象。これが無かったら東リべも存在しないよ多分。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ギネス記録である40年にわたる長期連載、そしてサブカルチャー全般積極的に題材として取り入れたことで現代日本風俗文化を凝縮したような史料価値を持つ作品になった点を評価したい。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

黎明期レジェンド枠3。売り上げもさることながら、見開きを用いたド派手な演出の数々や、「荒唐無稽能力バトル」というジャンル確立させた点を評価したい。(このジャンルパイオニアアストロ球団なのだが、後進への影響はこちらが上かなと思う)

5.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品という認識。初めてのジャンプ黄金期を作った作品で、キン消しとか一般社会への影響力もすごい。

あと個性豊かなキャラクター関係性が面白い。「友情努力勝利」の「友情」はほとんどキン肉マンで作り上げられたイメージなんじゃないかな。

6.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - 1988年22号

勝利友情といったそれまでのスポーツマンガの王道を抑えるのみならず、サッカーという競技本来リアルな楽しさにフォーカスすることで、現実社会でもサッカーブームを巻き起こした。マンガ史全体としてはドカベンがそういうジャンルパイオニアだけど、ジャンプで言えばキャプ翼がそれ。海外で人気が爆発したほぼ初めてのジャンプ作品という点も評価したい。

7.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

80年代ジャンプ象徴といえる作品。創刊以来、ジャンプの主たる系統であった劇画タッチハードボイルドな男向けの作風の最高到達点だと思う。

8.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号-1995年25号

90年代中盤のジャンプ黄金期を牽引した作品であり、連載が終了してなおもジャンプ日本マンガ文化の頂点に君臨する作品。急激な路線変更、無理やり感ある後付け設定と引き延ばしなど、負のジャンプらしさをも象徴している。

9.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプにて連載中)

国民作品として定着してきたのはここ数年って感じはするけど、現代異能バトルマンガはほぼ全てジョジョ3部の影響下にあると思うので入れざるを得ない。

10.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

スポーツマンガの金字塔としてやはり外せない。勝利と成長の喜び、敗北と挫折の苦さがこれ以上なく詰まっている。マンガの域を超えて心に響く名言が多いのも特徴だと思う。

11.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - 1999年43号

特筆して後世への影響や売り上げがずば抜けている印象はないけど、DB幽白スラダン終了後ワンピナルトブリーチが現れるまでの柱としてジャンプ暗黒期を支えた世代代表として入れておきたい。

12.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

ここに入れるのはだいぶ攻めてるような気もするが、集英社における映像媒体以外のメディアミックスとして最大の成功例ではあるのでね。お金正義

13.I"s 作:桂正和 1997年19号〜2000年24

ラブコメから選ぶならこれかな。ジャンプの主たる読者層である10代の甘酸っぱい青春がこれ以上なく伝わってくる作品肉感的なエロさを持った絵は典型的少年マンガっぽくありつつ、キャラクター内面を繊細に描き出す表現力が見事。

14.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

大河ドラマ的な作風であったり、連載中であったり、作画コストが高すぎたりで他作品へ与えた影響がまるで感じられない(マネしたくてもできない)点が評価を迷うポイント。でもなんだかんだ国民マンガジャンプ看板地位は譲ってないのがすごい。

15.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 連載中

残酷で先の読めない展開、異常に複雑で難解な設定、それでいて少年マンガ的なシンプルな熱さを持ち合わせた稀有作品。「続きが気になるマンガ」を描かせたらなんだかんだ冨樫の右に出るものはいない。

16.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

まあ、国外で最も人気のあるジャンプマンガなので(適当)。

17.ボボボーボ・ボーボボ 作:澤井啓夫 2001年12号 - 2005年50号,2006年3号 - 2007年31

純粋ギャグから一作入れたかった。読者をただ笑わせるパワーにおいて、この作品を超えるものジャンプ史上ないと思う。

18.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2005年11号,2005年20号 - 2006年24

サスペンス主体としたマンガとしてこれ以上ない完成度。ジャンプ作品って大別するとバトルものスポーツもの恋愛ものギャグもののどれかになると思うんだけど、それ以外のジャンルで最も成功を収めた作品な気がする。

19.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

ワンピース以降不在だった、圧倒的な看板力を持つマンガ

趣味多様化出版不況といった逆風を跳ね返せる力がマンガにはまだあると示してくれた功績がデカい。それは単行本の売り上げや映画興行収入より何倍も価値がある。

20.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - 2021年2号

今のジャンプジャンプ+がどんどんジャンルレス化している主たる要因はやはり藤本タツキだなーと思う。コンセプチュアルでありながら大衆性少年ウケを奥底に秘めた感じというか。まだそこまで顕在化してないけど、今後10年でタツフォロワー無限に産まれそうな予感がするので入れておく。

2022-05-25

anond:20220525100919

増田民くらいの年代(アラサーからアラフォー)でIT屋さんやってると

ジャンプ黄金期ネタガンダム必須教養というか

上司・先輩がそれらのネタを喋ってるのにお付き合いした世代だと思う

からじゃないか

 

ワイも上司にお付き合いしてガンダムカフェへ行ったぞ

まぁキャバクラとかお寒い武勇伝聞かされるよりはいいんじゃねぇかなって

2022-04-21

ラピュタバルスについて

ラピュタって86製作で、その当時の子ども向け、いわば俺みたいな77年生まれとかの子ども向けに作られたわけだけど

今のクソガキってコイツラのために、こんな名作アニメ作ってくれる巨匠いないし、ほんと悲惨だよなぁ

30年以上前の俺らがとっくに消化したカビの生えたコンテンツをめちゃくちゃありがたがって(苦笑)

バルス(苦笑)とか言っとるし

ほんま哀れすぎるやろ……

ラピュタに限らず、ファミコンとかジャンプ黄金期みたいなホンモノのコンテンツにも遭遇してないし、

マジで今のクソガキって可哀想しかたがねぇよな

2022-02-03

先日、孫がIPAD動画を見ているととんでもない言葉に耳を疑った

 「オッス オラ 極右主人公は異星人との紛争暴力によって解決しようとするもの

とても、子どもには見せられる内容ではありません。

また主人公ピンチになると金髪で青い目に変身します。

(元々の主人公黒髪で黒い目をしています

時代遅れ脱亜入欧表現に笑ってしまいましたが、

こういう所から同じアジア同胞への差別が始まるのかと思うと薄ら寒い気がします。


そして、最後必殺技は、全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大なエネルギーにするというものなのですが、

その表現が更に恐ろしい全ての人々が両手を天に上げる、そう万歳なのです。

万歳をした人から力を奪い取り、敵を撃つという図式は戦中の構図そのものでその衝撃にへたりこんでしまいました。

このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。

この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか。

ジャンプ黄金期作品に触れている人なら一発で「釣りネタ」とわかる投書であるが、サイト編集者はそれに気づかず掲載してしまった。

anond:20220203103504

2022-01-06

anond:20220106134210

呪術廻戦は面白いのか?

ジャンプ黄金期を知ってるおじさんからすると過去の名作のいいとこ取りで面白さが全然わからん

絵柄はHUNTERでキャラるろ剣NARUTOじゃん

それでいてそのどれにも勝ってるとは思えん

継ぎ接ぎで面白くなるんなら時代違えばツギハギ漂流作家も打ち切られず人気になってたのか?

とてもそうは思わんが

2020-09-08

アラフォー男子ジャンプマガジンサンデー履修率は異常

三国志は意外とみんな読んでない。光栄のも信長のほうが人気あった気がしないでもない。

ガンダムリアタイだとΖ、ΖΖ(1985年40歳だと5歳とか)もハマらず、OVAや劇場版挟んでV(1993~)になる。

再放送経てVガン見る、Vガンスタート過去作に触れるは当然あろう。

ジョジョも3~6部くらいからのにわかだったりする。(年や環境によるが、1部や2部の頃は絵柄やストーリが好みにあわず幽波紋から相応年齢になる&作品雰囲気も変わって親しみやすくなるという感じ。


ドラゴンボールキン肉マン聖闘士星矢男塾北斗の拳を上げてない時点で増田は真にアラフォー付近、あるいは30代後半なんだろうな。

ウィングマンゴッドサイダーとかは触れてない世代

だが、この近辺数年に共通するのは、ずっとジャンプサンデーマガジンを読める世代だったっていうこと。

床屋の待ち時間、親と行くテーブルが赤い中華料理屋などでもジャンプ必須でおいてあり、店主のこのみマガジン、あるいはサンデー、もしくはチャンピオンもある。

それ以前に、友人宅、特に兄などが居る家庭に行けば、遭遇率が高い。ファミコンコントローラ2つしかないので、3人以上集まれば、漫画タイムになる。

単行本も読み放題で、連載途中から読み始めた漫画最初から読める。

余程の陰キャ出ない限り、教室、友人宅等でジャンプマガジンサンデー読み放題、運が良ければチャンピオンも付くという青春時代を過ごしたはずだ。

コロコロ読者は絶対数が少ない、ボンボンは輪をかけて。

アニメも見れない家庭はある。

が、週刊少年誌は常に手の届くところにあった。逆に、なんで読んでいないのか。


その後、人気作が終わって、その作家たちが迷走時期に入る。

いわゆるジャンプ黄金期(ファミコンジャンプ現在作品)の後続作品短期で終わる時期。

ジャンプひとりがち状態からマガジン派、サンデー派に分かれつつヤング誌との競合。



8割とはいわんけど、半数以上は同じ道通ってた印象なんだけど。




anond:20200907090841

2020-08-11

anond:20200811062007

私の場合だけどジャンプ黄金期リアルタイム体験した両親の影響もあって家には少年誌青年誌連載の漫画が大量にあって少女漫画ほとんど読んだことがない

中学生くらいまでは男女カプや単体萌えで「公式健全少年少女向けに男女カプを推してるのにBLとかありえない」「作者が男女カプ好きなのにねじ曲げるのは駄目」とか思ってたけど

少年誌原作とかではないニッチ人外ジャンルBLを見かけてそれが原因でいけるようになって少年誌青年誌も腐った目で見るようになった

二次創作BLはよく見るけど商業BLはなぜか興味が持てなくて全然興味ない

商業BL好きな人少女漫画で育ったイメージがあるなあ

2020-03-07

anond:20200307152402

ワイはワカモノやから聖闘士星矢を読んでないので知らんのだが、その後のドラゴボに代表されるジャンプ黄金期作品カットバック回想が入ってるようなのは結構まれなはずだぞ。

聖闘士星矢→(いったん歴史が途絶える)→少女漫画ワンピ→今の漫画 みたいな流れだ、っていうならわからんでもないが。

2019-11-27

anond:20191127190650

ONE PIECE1997年

HUNTER×HUNTER1998年

テニスの王子様1999年

NARUTO -ナルト-1999年

このあたり初版100万部超えたの2000年代でしょ。

ちなみにONE PIECE初版が史上最多を記録したのは2010年代に入ってから

80年代後半連載開始のジャンプ黄金期の連載陣が初版100万部を超えたのも90年代に入ってからだろう。

ざっくりで70年代1作品80年代5作品90年代7作品00年代6作品10年代3作品くらいと見るべき。

で、90年代半ば連載開始組は暗黒期でるろ剣くらいしかいないし、00年代後半から10年代前半はワンピナルトブリーチ三本柱が盤石で新連載があまり出てこなかった時期。

まりコミックスの売上どうこう以前にラインナップにムラがある。

まあ景気低迷や少子化による「単調減少」はあるとしても、ジャンプ本誌の事情がかなり大きいってこった。

いずれにせよ、元増田の「昔は雑魚でも100万部くらいは出てた」みたいな書きぶりはどう転んでも言い過ぎでしょ。

2019-08-30

ラピュタって86年で、その当時の子ども向け、いわば俺みたいな77年生まれとかの子ども向けに作られたわけだ

俺はリアルタイムで見てたけど、

今のクソガキってお前らのためにこんな名作アニメ作ってくれる巨匠いないし、ほんと悲惨だよな

30年以上前の俺らがとっくに消化したカビの生えたコンテンツを有難ってバルスとか言ってるし、哀れっつぅか・・・

しかも、こんなの二軍のコンテンツしかないし、ファミコンとかジャンプ黄金期みたいなホンモノのコンテンツも無いしマジで可哀想しかたがねぇンだ

2019-05-13

anond:20190513162929

わかる

面白いけどバーンとした感じではない作品が多い気がする 好きだけど

でも昔から地味めで面白い作品はずっとあったと思うし どういうのがジャンプ黄金期っぽいのかって考えると結局ドラゴンボールなっちゃうような

ワンピースがなくなったらだいぶ雑誌の色が変わりそう

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