はてなキーワード: 水ようかんとは
・遺産分割は無事終わった(直筆遺言状は放置して法定相続をした)。居住地市役所はクズだった。本籍地市役所と税務署と運輸局はまあまあ親切だった。
・父の葬儀形式も埋葬地も遺産分割もすべて父の遺言・希望に反する結果になったが母のことだから「悪意」はないのだろうと信じるしかない。
・父のことはまだよくおもいかえす。建築士的に高圧洗浄はしたほうがいい?ときくとかならずいつかはやったほうがいいよ、等、知識で裏付けられた答えをおしえてくれた。
・父亡き後の母は闇バイトの「オタクの屋根裏壊れてます」詐欺にかかりそうになって子供全員で止めたがまだ家の扱いが父ほどはよくわかっていない。マキタの電ノコと充電機を捨てて庭の木が自分できれなくなったのはもったいなかった。月次をつけてくれるクラウド家計簿をおしえてやったのだが、「予想外の出費」(年払いの保険料とか)があるたびにバタバタとあわてている。
最大の浪費は掛け放題プランにすればいいといったのにしなかったスマホ。月額1500円を惜しんで4ヶ月で10万円はドブに捨てたんじゃないかな。
長電話し放題になった今は、相手方がかけ放題じゃないから等の理由で長通話を断られている。
それ相手が金銭的負荷を口実にしてるだけで、時間的・精神的負荷が原因だとおもうぞ。
母の通話は子供からみても意味もなく長すぎる。ストレス解消もある程度許される筈とはいえ、愚痴や説教や自慢の部分が純粋な情報交換部分に比べて長すぎる。
実の子供の増田だって首振り赤べこを相づち役においといて永遠にしゃべらせておきたいと何度も思った。
父はどうしてこんな壊れたレコードと結婚していられたんだ。かといってしゃべるのをやめさせるには抗議しても意味が無い(パニックを起こしやすい人間なので逆効果)。
どんなに小さなことでも気になっていること(愚痴の原因)を取り除くしかなくて業腹。
まあ次の犠牲者を見つけるだろうとはおもいます。美容院でも愚痴きいてもらえなくなってるらしいし、一番話を聞いてくれた人が入院して長いというのも聞いた。
・生前父に豚足のとろとろ煮をあげたら断られたんだよな。血糖値たかいのをどうにかしようとした母の逆鱗に触れたのか、普通にダメなものといっしょにやったせいか。
・食べられなくなった父のために通販した井村屋の水ようかん缶が返品というか帰省で持ち帰らされたのだが最近ようやく賞味期限が切れて増田が食べた。
上等だからこしあんだとおもったら下がつぶだったのでのみこみにくかったかも
・母の耳がちょっとずつ回復している。やはり介護の不眠ダメージによって難聴が一次的に進行していたのだろう。葬式前後の当時に母子のやりとりを通訳してくれた友人には頭があがらないし、なんなら私がいなくても仲良くしてほしいのだが、葬式前後のことはすべてトラウマになっているから二度と遊びに来なくてイイといっている。3年くらいしたらまた意見がひっくりかえってるんだろうな。
・よそで見かけたエピソードで、虫になって故人が戻ってきたようで……などというのがあったけど、父かもしれなくても虫をさっさと殺してしまった。
先使用権については厳しめに読めちゃうけどまあ動画作った・あげた本人がタイトルにいれてたならそのまま使えるだろ。
転載だの、読者が勝手にタグつけてたとかはしらんけど(転載はやめろ)、タグってそもそもが「業としての実施」にあたらんやろ。
例1:たとえば水ようかんレシピとかに「野生のとらや羊羹」みたいに商標入りタグを読者がつけるのよくあるけど取り締まってるとこみたことある?
先使用権のこといった人だけはただしいよ。
例2:通ってた大学の近所に蔦屋書店(ふるぼけた古書店、CD・DVDレンタルもコーヒーもなしの3坪くらいの)あった。
例3:むしろ、こっちが先だからってずっとつかいつづけてればキリンラーメンだっていまごろキリマルラーメンにならずにすんだ。
あとは、どうしても消したいなら業として使用してなければ使用の実態がないから不使用取消できるけど
(そしてそんなに稼げるプラットフォーム立ち上げるとはおもえんけど)、
そこまでせんでも、ほっとけば、トレードマークのパテントトロールは年々高額になっていく特許庁への上納金(「年金」)が払えなくて3年もまてばポシャるやで。
10万wそりゃ後発で商標権の存在知った上で「業として」wお稼ぎになっていらっしゃる方がでてくれば取れることもあるかもしれまへんなwたのしおすなぁw
もしかして商標トロールしまくって弁理士首になっても止めない上に特許庁に注意文書ださせた業界で有名な要注意人物がそそのかしてやらかさせた案件かな?まで疑っちゃったわ
エクスクラメーション二連続とか、「鬼のような速さで」とか普通にチープだった。
「というか正直にいえば~できごとだと思っていた」
ヒラく部分もくどい。
「①」などの記号をいきなり小説文体に出すのは奇妙だし、本来使うべきではない。
昔を思い出す自分と中程の本文、そしてまた現在へ、というオーソドクスな三幕構成。
実話と想定する場合、全項が繋がっていないのは別段問題はない。
ただし創作なら冒頭と終わりに中間段落の意味が含まれていないため、うまいとは言えなくなる。
以前のラズベリーの人に似た構成力でしかなく、実際同じ人ではないか、という勘ぐりが脳裏をよぎる。
欲を言えば三段の項のバランスが整ってないので整えたほうがいい。
メッセージ性はほぼない。
あるとすればベンツへの犯罪も含めた来客の賑やかさと、現在の侘しさの対比か。
しかしそれがやたらうまいとも思えない。転調が効いてないから。
あれは詰められてないだけです。
パスしてたけどこれ見て原文読んだわ、サンキュー。テンポがあそこだけ違うのは心の中の澱がべトーっとしてるのを表現できてるし、むかしの女子高生なら当時の比較表現で「鬼」使うしおれは"加点ポイント"だった。
ただ、こればっかりは元増田に聞いてみなきゃわからないですね。
コギャル設定はないようですし。
元のやつに「『ひとりぶんの食事』を作ろうとして思い出したのに導入部で水ようかん食ってる齟齬だけは気になる。」とブコメしたんだけどそこどう思う?自分はいい増田と思ったから、なお惜しいなと思うんだけど。
ここは時間経過した、という行間を読めばよいのだと思いますが、だとすれば多少進行が映像作品的ですよね。
すごくおかしくはありませんが、水ようかんと過去回想を比喩で結ぶとかっこよいかな、くらいは思います。
私もブコメほど感心しなかったのですけど、私はむしろ技巧に走らずもっと素朴に書いたほうが面白かったんじゃないのという立場です
そうです。あまりにも大げさに褒められると、逆にそうでもないポイントが見えたりしますよね。
一方、この文章もやはり元増田への興味を引くことになっています。
“重箱エクスクラメーション” 椎名林檎みがある
閃光少女ですか。これはまあ、ザ・重箱ですね。
重箱の隅を重箱と略したり『普通にチープ』とか、他人の文章の正しさを指摘するにしては微妙な言葉遣いだと思った。件の増田も評価はしていないが。
予測済みでした。この内容が小説風なら指摘はそれで良いと思います。
「インターネッツ、評価(の絶対値)がインフレしがち問題」のあらわれという気がする。玉石混交(石多め)の増田の文章としては面白い部類な一方で、大絶賛のブコメを読んでからだと、言うほどか?ってなりそう
トラバにも「場所に応じて」と書きましたが、これがすべてを物語ってるとは思います。
実家に帰ってきて親のいない茶の間で水ようかんを食べていたら、この家でこんなにしずかな時間を過ごすのは久しぶりだと気づいた。
それは両親が旅行(といっても彼らも私も都民なので県をまたいだ移動をするのは悩ましく、近場のホテルをとって普段よりすこし贅沢みたいなことをしている)で不在にしているのはもちろん、私が人との同棲・結婚・離婚を経てひさびさにひとりになったからというのもある。
10代後半から20代前半にかけては、親の不在期間はそのまま、好きな男の子を家にこっそり連れ込むためのタイミングだった。
いま、ひどいときには収入が5ケタになるような弱小フリーランスの私とはちがい、両親は当時から地に足のついた仕事をしており、なおかつ良くも悪くもバブル世代的な人たちだった。10年ほど前、実家の駐車スペースには黒くでかいベンツと流線形の銀色の外車が並んで置かれていて、家族である私から見てもそれらは笑ってしまうほど「金持ちの象徴」然としていたので、落書きやいたずらの被害によく遭った。
カイジの第一話がそんなシーンで始まるよと人から聞かされて笑ったのは大人になってからだったが、ベンツという車は本当によくエンブレムを折られる被害に遭う。
私は両親の車に対して特に思い入れがなく、そういったことがあったと両親が警察に相談しているのを見るたびに、ひどいな、お母さんを困らせないでよ、とかるく憤ったくらいだった。
というか正直にいえば、自分はまっとうに企業に就職できる気もしないし、両親のような裕福で明るい人たちには一生かかってもなれないのだという予感が10代のときにはすでにあったから、どちらかといえば感情移入してしまうのはベンツのマークを折ることでしかストレスを解消できない人たちのほうだったような気もする。いずれにせよ、両親には申し訳ないけれど、免許証も持っていない自分には、その被害はあまり関係ないできごとだと思っていた。
が、ちがった。私がある日高校から帰ってくると、玄関には見覚えのないスニーカーと業者の人のものらしきカバンがあり、母がニコニコと「うちの前に防犯カメラつけるからね」と言った。
そうかそれで車の被害が防げるならいいよな、私も部活帰りの夜道が怖いと思ったことあったしな、と考えながら洗面所に向かい、はっとする。
あさって、彼氏をこっそりうちに呼ぶつもりだったじゃないか! どうしよう!
両親は2日後に旅行にいく予定で、私はそのあいだ留守番をすると約束していた。「夜は駐車場のライトつけといてね、夜のあいだだけカメラの録画しとくから、なにかあったら再生できるようになってるからね」と母に言われ、一瞬で血の気が引いた。
その日の晩、母が夕食の買いもので家を開けた瞬間から、私は業者が置いていった防犯カメラの説明書を鬼のような速さで読んだ。
くもんで速読やっててよかった、生まれて初めて役に立った、お母さんありがとうと母につよく感謝した。
もちろんうしろめたくもあったが、思春期、初めて心から好きな彼氏ができたばかりの私にはどうしても千載一遇のチャンスを逃したくない気持ちのほうが大きかった。私は2日後のためにポトフとコーンスープのレシピを必死で覚え、産毛処理かみそりをソニープラザで買い、メガネからコンタクトに変えたばかりだった。
説明書を読みこむと、この防犯カメラは3つの角度から射程内を映せるということがわかった。1階がまるまる駐車スペースになっており、玄関が階段を上がった2階部分にある構造の私の実家の場合は、①駐車スペースの真正面、②駐車スペース右脇の私道、③駐車スペース左脇の公道〜家の階段 がその3つにあたる。
実際にカメラのボタンをカチカチといじってみると、たしかにその3か所がよく見える。リアルタイムで家の前を通る人たちの顔立ちや背丈もはっきりわかった。もし夜中にこっそりベンツのエンブレムを折りにくる不届き者がいたり、私が彼氏と浮かれながら家の階段を上がったりしたらすぐにわかるだろう。クソッ!
母はたぶん買いものから20分ほどで帰ってきてしまうし、父も仕事が早く終わったらいつ帰ってくるかわからない。焦りと、操作をもし間違えて業者に連絡が行ってしまったりしたらどうしようという不安のなかで泣きそうになりながら、私は必死で防犯カメラの死角を探した。
家の正面は鮮明に映ってしまうからぜったいに通れない。家の裏にある公園の柵を越えて敷地内に入ればカメラに映らなそうだ。でも、夜中に公園の柵を男の子とふたりで越えているのをもし近所の人に見られたらどうなる?
うちは商店街の中ほどにあるから、東京にしては近所付き合いがさかんだ。公園の管理者さんの顔も、そのさらに奥の住宅に住んでいる家族の顔ももちろん知っているしなんなら毎週回覧板を回しにいっている。見られたらおしまいだ。クソッ!
父が帰ってくるまでの15分ほどで、私は持たせてもらったばかりのガラケーで防犯カメラの画面の写真を撮りまくり、背景に映っている観葉植物やアパートの窓の高さを彼氏の身長に頭のなかで換算し、カメラからは見えない範囲を必死に予測した。
彼氏は素直な人だったから、私が事情を説明し、「申し訳ないけど、近所の人に見られてしまうから駅からは別行動でお願いします。うちの裏についたらこの公園の脇を抜けて、奥の家の窓から見えないように、ものすごく低くしゃがみながらこのルートを猛ダッシュしてほしい。階段は這うように上って、ドアを開ける際には音を立てないでほしい」とめちゃくちゃなことを言っても「うん、おけ」とうなずいてくれた。
2日後の晩、防犯カメラの画面をにらみながら彼氏を待っていた5分間以上に長い時間を私はいまだに知らない。夏がはじまる前のすずしい日だったのに汗だくの彼氏が玄関のドアを開け、「さっきアリが靴んなか入った」と笑いながら倒れ込んだときの気持ちをきのうのことのように思い出す。彼氏がコンビニで買ってきてくれたロールケーキは潰れ、ビニール袋が破けて中身が出ていた。
けっきょく旅行のあいだ両親のベンツはまったく無事で、帰ってきた両親は別にいちども防犯カメラを見返したりなんてしなかった。
けれど、彼氏を連れ込んだのはあっさりばれた。旅行から帰ってきた翌日、母が食器棚を開けて「あんたひとりだったのにお皿はぜんぶ2枚ずつ使ったのね?」と言ったのだ。使い終わった皿の位置! 私はそのとき自分のことを本当にばかだと思った。
さっき、誰もいない実家でひとりぶんの食事を適当につくろうと食器棚を開け、その前面に並んでいるのが湯呑みやひとまわり小さいサイズの茶碗ばかりに変わっているのを見たときに、急に昔のことを思い出してこれを書いた。
家の前のライトを消しておけば防犯カメラにはなにも映らないと気づいたのはハタチを越えてからで、でも結婚していたここ数年はそんなふうに人を家に入れる必要もなく、いま防犯カメラは防犯カメラとしての役割だけを担ってくれている。家の車もいつの間にか音の小さい国産車に変わっていた。この10年、一瞬だった。