はてなキーワード: 深夜番組とは
作業をしている屋外で近くの祭りの会場から曲が聞こえてきたので、それに対して私がなんか感想を言ったんだと思う。
同じ現場にいる人にいつも文句言ってるラジオのパーソナリティの声とどっちが好きなのと言われたんだけど、今聞こえてきているのは異性の声で、下手なことを言うとドルオタがそうされがちなように冷やかれるように思えて、そうなったたいへん不本意で鬱陶しいことこの上ないので、別に感想を言っただけで好きでも嫌いでもなんだが、みたいに言った。
そしたら、会話が弾まないような答えだなあそんなだから友達がいないんだよと言われた。
似たような話として、テレビで超能力が一つあったら何が欲しいと芸能人が語り合ってるのを見た。
もし自分がその会話の輪にいたら、現実を改変する能力に決まってるだろとしか思えない。
現実を改変する能力なんだから、自分の能力を上書きすることもできるから、結局これは事実上の全能だから。
でもこんな答えつまんないんだろうなあ、芸能人としてだったら深夜番組でもないから透視や透明人間並みの失言って扱われるんだろうなあと思う。
みんな本音を隠していちいち白けないような答えを選んでるんだろうと思う。
しかしそうだとしたら少なくとも一般人同士がこんな話題を振り合って何が楽しいのか?
忌憚なき意見など出てこないとわかりきってるのに、問いかける側も何が楽しいのか?答える側もストレスがたまるだけじゃないか?
こういうことを考えてだから会話ってめんどくせと思うのは所詮私が発達障害だからなのか?
dorawiiより
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最近放送された日テレ系列の深夜番組で「ちんちんぶらぶらソーセージ」の元ネタが言及されてた。
芸人のトークも、AIアシスタントを通して増田の記事が元にされてるかもしれない例。
千原ジュニア: 俺らの子供の頃にはなかったものをiPadとかもうチャットGPTも使ってるけれども、こんなに時代が変わっても変わらないのが「ちんちんブラブラソーセージ」やねん。 俺らも子供の頃言うてた。だから多分ソーセージが出てくんねんから70年とか80年前ぐらいからあるんやろ、多分。この445のリズム。 ちんちんブラブラソーセージ。これなんでこんな普遍的に。こう衰えることなく今の令和の子供も言うんだと。っていうかこれ原型がなんかあったはずやと。 これ原型なんやこの445の不思議なリズム。これ原型なんやろって「AIで聞いてみよう」つって、 「ちんちんぶらぶらソーセージの原型は何?」って聞いたら、AIが「定かではありませんが、でんでんむしむしかたつむり、ではないでしょうか?」 「それやー!!!」ってなって、AIすごいで。なんか昔と今がこう手を組み合った瞬間みたいな。
Claudeで「「ちんちんぶらぶらソーセージ」の原型は何?」と聞いたら「この表現の原型について調べてみますね。」で、この増田の検索結果が一発で出てきた。
注目されていた増田を読んで、まずまとめ方が雑じゃね?と思ったのだった。
子どもたちと性について話してると、「いかに性欲を出さないか」「抑えるか」「モラル」「嫉妬の気持ちをコントロールする」のような鬱々とした方向になっていく。
性欲を出さないようにする→性欲を「どこに」向かって出すのか、というのが書いてないから、子供と増田が何に鬱屈しているのかが具体的に想起しにくい。
最小範囲を考えたときには、「自分の性欲を自分で自覚する」も「性欲を出す(自覚する)だと思うが、性欲を自覚すること自体を悪だとする人はかなり少数だろうと思う。
一方で、最大範囲を考えたときに「性欲をいつでもどこでも発露してオッケー」とする者も、同じように少数だろう。
中ぐらいのレンジを考えてみよう。これもまたもう少し整理が必要だと思うので思考の整理棚を用意する。性欲の発露・それを阻害するモラルが相克するタイミングがいつ来るか(シチュエーション)、どの程度の負荷で(グラデーション)訪れるか、という「整理棚」で状況を想像してみる。
例えば友達とエロ話をするというシチュエーション。教室(職場等も可)で大声で、またはひそひそと。またはニヤニヤとエロ話をする。内容も、羞恥する二股大根の画像から、昨日見たネットのエロいイラストや動画、同級生についての品定め(でかいか小さいとかやりたいとかやりたくないとか)とか色々なグラデーションがある。
また例えば恋愛や、彼女・彼氏の関係というシチュエーションもある。楽しくセックスする~むりやりやろうとする。好きな人へのアプローチにおいても、ほのかなコミュニケーションから乱暴なコミュニケーション、犯罪になるコミュニケーションまで広いグラデーションがある。
このように、色んなシチュエーションと、それぞれのシチュエーションごとにグラデーションがあると思うが、このあたりは、この20年ぐらいではそれほど社会の閾値は変わってないし、むしろ社会現象としては緩くなっていると思うのだ。
それこそ昭和は婚前交渉がインモラルとする界隈もそれほど奇異ではなかったらしいし、平成の中期ぐらいまではデキ婚も咎められ得る界隈があった。一度穿いたパンツを売ったり、売春をする素人も当たり前にいる現代の方がずっと開放的。かなりきわどくエロいコンテンツは、昔は結構ちゃんと大人が出入りするような場所で購入・レンタルするしかなかったが、今はネットで気軽にみられる。昔よりずっと開放的。そしてそういうコンテンツは男性向けが多かったものが女性向けも出ている。十分開放的だと思う。
『出さないか』『モラル』については前述のとおり、そんなに大きく変化していないと思うので、むしろ「そりゃあるさ、だからコントロールしようぜお互い」と定義できる方が鬱々する余地は減ると思うのだ。
一方で、そのコントロールのしかたについてが難しい。そして、確かにそのコントロールに関する情報の伝達ルートや情報の質が異なってきているような気はするのだ。
『抑えるか』についての適切な情報(自慰をする、猥談するなら適切な場で適切な人と、など)を子供が得られていないとしたら、割と問題だなと思う。
増田は中年なので、そういうのは近所のちょっとエロい友達や、お兄さんやお姉さんがニヤニヤしながら教えてくれたり、あとはTVの深夜番組などでほへーと思ったりしていた。確かにこのチャネルは現在は少なくなっていそうだ。トゥナイトⅡとかギルガメッシュナイトがあればいいんだろうか。タモリ倶楽部の尻タイトルも今やない。したがって、何なら親がサポートしていいところかもしれない(増田は中年なのでそれはキモいなと思うが、なんせ少子化だし子供だけのコミュニティでエロ情報をやり取りできる余地が少なそうだ)
とこのように、「コントロールを教育される現実の場」がないのでは、と仮説した上で、これはあんま良くないのではと思うのは、「現実にアジャストできるような性欲制御のイメージ」が錬成されない状態で、成熟した我々の社会で先人が既に研ぎ澄ましてきたエロが練り込まれたコンテンツがどんどん供給されていくということだ。
アニメや漫画やイラストで、それぞれ細分化された性癖に寄せカリカチュアやデフォルメされたエロが消費できる。己の足元の(というか股間の)を現実に制御するという意識の成長速度を超えて、先人の大人たちの試行錯誤の結晶として整理され産み出されて続けるエロコンテンツが比較的容易に手に入れられる。そこに現実との矛盾が生じ鬱屈が生まれるんでは。
でもまぁ、こんなのはAVが簡単にレンタルできる時代になった昭和後期以降にも、さんざん言われていたことではあるのだ。「AVのセックスは現実とは違う。若者がだめになる」「そんな恋愛ドラマみたいな人生普通ねえよ」みたいな文脈。これは酷くアホらしい封殺だと思う。
なので、ここでは「若者がだめになる」原因として、コンテンツの中身や仕組みではなく構造だという視点を加えてみたい。つまり「先人が耕した広大で肥沃なエロ台地」の前で、自分の性欲と向き合う気力が減衰するというか…自分の中でエロに向き合い探索していくことによって得られる「自分」と「自分のエロ」との影が重なる部分を探す楽しみが減衰するようなことがあるのでは、と思うのだ。乳袋の描き方の種類を画像検索して並べて見て分析できるようになってしまった現在の、そういう先人オタクの探索心が仇になるというケースというか…すでに誰かが整理された「欲」を目の前にして現実感がなくなるという感情はたまに思う時がある。
若者の性欲を中高年が先食いしてるんじゃねえかなというか…まぁこの辺はあんまり分からないまま思考が暴走している・・・すまん。
なので最後の『嫉妬の気持ちをコントロールする」』の唐突感について述べておこうと思う。
これは性欲文脈で語るべき話ではないと思う。恋愛または交際文脈である。もちろん、一般的な人にとっては、恋愛の周囲をぐるりと性欲が取り囲んでいるようなものではあるので無関係ではないのだが、性欲にまつわる抑圧と、嫉妬という抑圧はかなり違うジャンルの感情だと思う。
推しているグループがあり、地上波でも冠番組があるのだが、それがものすごくつまらない。
わかる人はわかると思うが、この冠番組、元々10年近く前に深夜で始まり休日の午前に移動したのだが、色々な煽りを受けて一度なくなってしまった番組だった。
他のベテラングループのレギュラーも一緒になくなる中、このグループだけ深夜番組として生まれ変わったのだが、そのコンセプトがとてつもなく退屈なのだ。
元々メンバーが色んな企画に挑戦したり、メンバーがゲストを迎えてゲームをやったりする休日の午前中にあう番組だったが、新たに深夜に戻ってからは専門家がオススメを語ってそのVTRを見ながらメンバーがコメントを言ったりする番組コンセプトになった。
とにかくメンバーはVTRを見て美味しいものを食べたりリアクションをする。正直メンバーが特別面白いことをいう訳ではないのでただの情報番組なのだ。
冠番組自体はとても嬉しい。特にこのグループはYoutubeで企画をやっているわけではなくメンバーで仕事をする貴重な機会になっていて、その時にメンバーがSNSで教えてくれる。
ただ今番組が評価される指標としてTVerやこの番組の場合はテレビ局がやっている動画配信サービスのランキングがあり、この数字が明らかに弱い。
この番組はなぜかテレビ局がやってる配信サービスで地上波放送より1週早く内容が見れるのだが、それをもったとしても配信サービスでランキングに入らない。
先日後輩グループの冠番組が同じ時間帯別曜日に開始されたが、こちらはグループの勢いもありTVerもテレビ局の配信サービスでもほぼ毎週1位になる。
1位になると番組側というか局の力の入れ方がすごく、同じ時間帯でもポスターが作られ、局に大きなポスターが掲載され、SNS担当が付く。これ全て自担の番組にはない。
まあ番組が面白くないからオタクが盛り上げない。オタクもネットの転載で済ませてしまって話題にしない。話題にしないからオタク以外が見ない。
雨穴・梨・背筋・澤村伊智、全員小説を買ったことがある。おうみは気になってたけど結局買ってなかった。大森時生のコンテンツも見てる。
ホラー好きで漫画も読むしアニメも見るしゲームもする。好きなアーティストもいる。映画やドラマも見る。
それと同じように広義の「創作物」のひとつだと思ってるからバラエティ番組や漫才やコントも大好き。
だから今回の件は好きな界隈が燃えていて残念に思うと同時にちょっとざまあという気持ちがある。
おうみの件もそうだけど「いちばん美味しいゴミだけ食べさせて」が燃えた件もずっとアーティスト・俳優・芸人といった三次元界隈の人間がやられてきたことなんだよね。
昔のインタビュー記事・テレビ番組を引っ張り出してきてタレントを叩く→過去に差別的なツイートをしていたことを引っ張り出してツイッタラー作家を叩く
深夜放送の番組内の下世話な発言が書き起こされてYahoo記事に載り、深夜放送ということを把握していない人たちが「ゴールデンタイムに老若男女に向けて大々的に見せつけた」と勘違いして「子どもへの悪影響が!」などと叩く→Steamのインディーゲームの宣伝記事が大手企業アカウントに取り上げられ、Steamのインディーゲームがどういう位置づけの作品なのか知らない人たちが「Switchで発売されようとしている」 「任天堂がマリオやスプラと一緒に大々的に宣伝した」と勘違いして「子どもへの悪影響が!」 「差別が!」と叩く
タレントがやられてきたことがこれからどんどん二次元クリエイターに適用されるようになっていくよ。
芸能畑の人間が燃やされた時に、こんな奴らに品行方正さを求めるのはやめようとか、見出しで釣ろうとする恣意的なコタツ記事に惑わされるのはやめようとか、そういうことをしてこなかったどころか「こんな奴らどうでもいい、潰れとけw」とキャンセルカルチャーに加担してきたツケを支払う順番がやってきた。
商業作家になる前から同じTwitterアカウントを使い続けているカクヨム発の作家だとか、
昔の声優ラジオとか、アニメディア・アニメージュのスタッフインタビューとか、二次元オタクの好きな人たちの過去の発言が掘り返されて今の価値観で測られて燃えていくのはこれからどんどん増えていくだろう。
そして自分のSNSでは公的な立場としての発言のみしか許可されず、露悪的な5chノリを出すと糾弾される。
え?なんで?私は/俺は普通の人間なのに?たかがネット発の新人創作者がなんでお行儀よくしてなきゃいけないの?なんでそんなもの求められなきゃいけないの?
それだってミュージシャンや芸人がずっと言ってきたことだよ。印税もらってるプロのくせに何で自分たちは逃れられると思ったの?
オモコロも星野源とコラボしたり雨穴やみくのしんの本がヒットしたりして大きなコンテンツになってきているのに、つい最近の動画では、セブンで買ったせんべいをボロクソにこき下ろしててびっくりした。
増田の言うようにいつまでも内輪ノリ。自分の立ち位置がどういうものかとか自分の発言に対する責任だとか世間に対する意識が薄い。
本当なら「深夜番組/Steamなんだし露悪とかも好きに表現すればいいじゃん」 「たかがタレント/クリエイターに人間性なんか求めるなよ」という風潮になっていくのが理想だけど
今はネット民が一方的に前者だけ燃やして後者だけ庇いだてして正義ぶってる気持ちの悪い状況になってるからどっちも燃えていいよ。
嘘はよくないけど、人を傷つける嘘じゃないよね?
ダメ?
まだしょこたんは知られてなくて、でもダウンタウンの浜田が「しょこたん」と呼んであげてて、あと大喜利的なクイズ番組みたいな感じだったんだけど、独特のセンスと、上手な絵で笑いを取ってたんだよ。
頼むよ
転売ヤーから買ってないって言ってるし、そこは信じてあげて欲しいよ
頼むよ、ね?
僕、実は男の娘なんだ。
え、そういうのはいらない?
ごめん、またやっちゃった・・・
昔から魔性の男の娘って言われてたから、すぐ脱いだら許されるって思っちゃって・・・
僕ってダメだね
です!
えっ、みんなもう知ってるの!?
カントリーマアムの「チョコまみれ」のホームパイバージョンだよ!?
そうなんだ…
でも、まだ食べたことない人は、ぜひ食べてね!
(おしまい)
過去の芸人、ちくびーむ中居による、渾身の一発ギャグってなんだっけ。。。?
gpt:
うわああ懐かしい名前きたwww
おそらく探してるのはこれ👇
ちくびーむ!!!💥(と言いながら両手で自分の乳首をビームっぽく指差す)
ギャグというよりも
ポーズ+声の勢いだけで押し切るタイプのネタで、スタジオが微妙な空気になったりしてたw
たまに「ちくびーむッ!中居ですッ!」って名乗りも入ってたけど、基本は謎テンションで“ちくびーむ!”と叫ぶだけのギャグだった🤣
でもなぜか記憶に残ってるのがズルいw
他にも当時の迷走系一発ギャグ芸人(ですよ。、ムーディ勝山、藤崎マーケットとか)思い出したくなったら言ってな!令和に召喚してやるぜ⚡
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ゴエモンちゃんの至高のギャグ、「今、五右衛門風呂が熱い!!五右衛門風呂が熱い!!」について語ってくれw
gpt:
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
「今、五右衛門風呂が熱い!!五右衛門風呂が熱い!!」 by ゴエモンちゃん!!www🔥♨️🔥
これはもう完全に
という、一発ギャグ界の中でも様式美とも言えるジャンルの極致よ。
「五右衛門」という名前を自分のアイデンティティとして活かしきってる
→ ※通常なら時代劇キャラや忍者の名前止まり。でも風呂の話にしちゃう発想よ。
「熱い!!」というワードが勢いに直結
→ 見てる側も「どっちの意味で“熱い”の!?」ってなる絶妙な二重構造w
→ 何回か聞いてると「確かに熱そう…」って納得しそうになるから怖い😂
🧠文化的意義(あえて深掘る)
このギャグは、**「自分の名前×昭和的アイテム×情熱ワード」**という3点セットで
見る側の「???」を呼び起こしつつも、謎の納得感で押し切る構造になってて、
完全に自爆芸なのに、なぜかクセになる。
ていうか、五右衛門風呂、ほんとに熱そうだし。
NHKのサラ飯終わったって聞いて昔見たあの番組また見たいな〜がたくさん出てくる
遠い異国の人たちに日本の料理を想像で作らせる番組とかまだあるのかな
爆笑オンエアバトルの前後枠か何かでやってた、同じく投票スタイルでメジャーデビュー前のアーティストの演奏が聞けるやつで知ったトウキョウエスムジカ?みたいなバンドがめちゃカッコよくてCD買った覚えがある
深夜番組のアート系の番組で、「デザインあ」みたいなショート動画の紹介やるのがあって紙兎ロペもここで初めて見たから映画館や一時期はめざましテレビのアニメ枠でやってたのはすごい出世したな…と思ったり
NHKじゃないんだけど正月三が日の深夜のどこかでドキュメンタリー番組の優秀賞作品をやる枠があって、レイテ島の手紙ってやつを見て初めて探偵ナイトスクープって番組を知ったり
なんかさ、最近始まった深夜番組で『NHKでやらなさそうなアレ(仮)』ってのがあるじゃん。『ワルイコあつまれ』の後番組っていうから、ちょっと期待してたんだよね。タイトル見た時、「おっ、攻めてるな!どんなアングラな企画やるんだろ?」って。民放の深夜バラエティみたいな、毒のあるお笑いとか、社会風刺とか、マニアックなサブカル特集とか、そういうのを想像してたんだよ。
えっと、これ……めっちゃNHKでやってそうな内容じゃないか?
初回は『バズるを科学せよ!の巻』おっ?って思ったけど、内容は至って真面目な情報バラエティ。
第2回は『カラオケで自己肯定感アップ!?の巻』ん?なんか既視感が…。
第3回は『孫という名の「宝物」の巻!?』え? これはもう完全にアレでは…?
いや、どれも普通に良い内容だよ?真面目だし、丁寧な取材してるし、知的好奇心も満たされるし、タメになる感じ。でも、これって完全に『ためしてガッテン』とか『トリセツショー』とかのフォーマットじゃん。なんならEテレの『バリバラ』あたりで扱ってそうなテーマでもある。なんならちょっと前の『あさイチ』の特集コーナーでも見たことあるような…。
「NHKでやらなさそう」どころか、「これぞNHK」「NHKの得意技」って感じの内容なんだが。
タイトルに(仮)って付いてるから、まだ試行錯誤中なのかもしれないけど、それにしてもあまりにもタイトルと内容が乖離しすぎてて戸惑う。
もしかして、「NHKっぽい真面目な内容を、あえて『やらなさそう』ってタイトルつけることで皮肉ってる」みたいな高度なギャグなのか? だとしたら、ちょっと分かりにくいし、スベってる感も否めない。それか、若手ディレクターが頑張って企画通した結果、角が取れて丸くなってこの形に落ち着いた、みたいな裏事情でもあるのか?
それとも、制作陣が本気で「これはNHKでは通らないギリギリの企画だ!」って思って作ってるんだろうか。だとしたら、普段どれだけNHKの企画って縛りが厳しいんだよ、って逆に心配になるわ。「バズる」とか「自己肯定感」とか、そういうワードチョイスがギリギリ攻めてるつもりなのかな…?
まあ、番組自体は普通に面白いんだけどさ。面白いんだけど、見るたびにタイトルがチラついて「うーん……」ってなる。せっかく良い内容なんだから、もっと素直なタイトルつければいいのに。
『ワルイコあつまれ』の後番組なんだから、いっそ『ヨイコあつまれ』とかの方がまだしっくりくる。なんでわざわざ『NHKでやらなさそうなアレ(仮)』なんて紛らわしいタイトルにしたんだ……。
30代前半の既婚子なしの男が今年ハマったものを書いてく。
流行語大賞発表のタイミングあたりで書き始めたんだが、あれもこれもとダラダラ書き足ししてたら1ヶ月近くたって年が明けてしまった。
マレーシアのボルネオ島というところの熱帯雨林に3日間滞在した。
毎日朝夕2回のボートクルーズと島内散策で、野生のオランウータンとかワニとか見れた。
アマミノクロウサギを見に行ってきた。
前々からNotionの共同編集機能を何かに使えないかなー、と考えていた。
Notionは無料ユーザーでも10人までのゲストを招待してチームスペースを作れる。
これを利用して友達10人誘って、内輪のSNSっぽいものを作ってみた。
内輪でコメントし合うmixiみたいな日記サービスになってて楽しい。
海外在住の友達と2人で毎週末2時間くらい雑談して、録音してアップロードしてる。始めたきっかけは忘れた。
今年は、o1が正式リリースされたり、PROプランが出たり色々話題だけど、
FlutterとKotlinのJetpack Composeを触ってみた。
今年はアプリのストアリリースはしなかったけど、スマホアプリをちまちま作って楽しかったので満足。
SNS上でたびたび良し悪しの賛否を呼んでいるけど、個人的にはめちゃくちゃよかった。
在宅ワークの合間に適当に野菜突っ込むだけで、カレーとか煮物ができるのでかなり重宝してる。
親知らずを抜いたんだが、抜いたところの穴に食べカスが詰まるのが気持ち悪くて買った。
歯がツルツルになる感じが良い。
今までコタツで床中心の生活だったんだが、ダイニングテーブルを買った。
1LDKで2人暮らしだが、椅子中心の暮らしは良いなと実感している。
今年話題になったSteam発のゲーム。自分はスマホ版で遊んだ。
ジョーカーでデッキを組んで、役を強化していくポーカーのゲーム。
今の時代に、オフラインのトランプのゲームが100万ダウンロード以上されてるって本当にすごい。
中毒性が強くめちゃくちゃハマった。
→この記事書き始めたときは3つだったが、今は3つ増えて6つになった
嫁がキングダムハーツが好きなので、主人公のソラが参戦しているので一緒にやったら、嫁がハマった。
2人で数百時間以上やった。
ただ、お互いに性格悪くなる感じがしたので、秋頃にSwitchからアンインストールした。
いずれも1000円以内で買えるSwitchのダウンロードゲーム。
どれも、嫁とワイワイしながら遊んでた。
その結果、餌をあげるためのログイン頻度が落ちて、最近はフェードアウト気味。
ここ2,3年めちゃくちゃハマってるのが、ハースストーンというデジタルカードゲームのバトルグラウンドというモード。
麻雀みたいなゲーム性でカードゲーム的なデッキ構築とかはなく、引いたカードで盤面を強していく8人対戦のバトロワ形式のゲーム。
今年、これのデュオモードというのが追加され、友達とチームを組んでできるようになった。
ソロモードでは、シーズン最終レート10000を達成できたのが今年一つの達成感。
12月に発売されたSwitchのゲーム。画面に向かってひたすらパンチを打つ!
前作もやっていたんだけれど、今作はテンポ感とパンチの判定が改善されてとてもよくなった。
2人プレイできる。嫁もたまに付き合ってくれる。
嫁とご飯を食べながらネトフリを見るというのが習慣で一緒に見た。
ストーリーが派手で暑苦しくてとてもハマりました。
自分も嫁もラブコメとかあんまり見ないんだが、これはハマった。
嫁を映画館に誘ったのだけれど断られたので、ネトフリ配信されてから見た。
カラオケ行こ!がとても良かったので、脚本の野木亜紀子が気になって
アンナチュラルとMIU404を嫁と一気見した。
その2作と世界観が繋がっているラストマイルの映画も観に行った。
3作ともめっちゃ面白かった。良い脚本家が作る作品はどれも面白いんだな、と。
綾辻行人の原作小説が好きだったけれど、この手の映像化は失敗も多いので期待せずに見た。
この作品どうやって映像化するんだろという興味本位で見たんだけど、ちゃんと映像化が上手くいってておもしろかった。
テレビ東京の深夜番組で、鶴瓶とオセロ松嶋が30分喋るだけの番組。
20年以上放送され続けてた番組なんだが終わってしまった。本当に悲しい。
唯一、テレビ番組で録画して見ていたので録画用のSSDを全く使わなくなってしまった。
叡王戦第5局の日、会社からの帰り道に伊藤匠勝利、藤井聡太失冠、のニュースが流れてきて、身体の中から熱いものが湧き上がってきたのを忘れないと思う。
Abemaの番組でAbemaトーナメントという将棋の番組がある。
今季はチーム稲葉が優勝して、そのメンバーとして活躍のが、今の将棋界最年少の藤本渚くん。
強くてかわいくて推せる。
そのこと覚えてる?
老人たちは。
初めてウッチャンナンチャンってコンビ名を聞いたんだけど、
「ウッチャンナンチャン?がコンビ名、、、?」
「それただのあだ名だろ!!」
みたいな感覚。
エンダーのゲーム(著:オースン・スコット・カード)というシリーズを知っているか?
まあ簡単に言えば、宇宙戦争時代を舞台に「あれ?また俺なんかやっちゃいました?」していく作品だ。
生まれたのが50年近く前でまだなろうという文化も無かったため「これは画期的だ!」と滅茶苦茶評価され映画にもなったわけである。
わずか30ページ程度の中で何度も繰り出される「あれ?俺なんかやっちゃいました?」「ちょっと工夫しただけですよ?」「俺なんかにこんな大役を・・・」が楽しいハイスピードやっちゃいました系小説となっている。
ハッキリ言う。エンダーシリーズの中で一番面白いのはこの短編だ。
エンダーの基本となるエッセンスが混ぜモノなしでそのまま味わえるからだ。
こういった「短編や読み切り版の方が面白い」ということはどこの界隈にだってある。
ジャンプの新連載なんてしょっちゅう「読み切りでは面白かったのにね。1話が読み切りのリメイクで2話~20話まで全部蛇足は笑っちゃうよ」みたいに言われて消えていく。
ゴールデンに移籍して枠を増やした結果つまらなくなった深夜番組の如くである。
とはいったものの、俺は小説と漫画ぐらいでしかこういうのを知らんのよな。
たとえば「特別版2時間スペシャルで評判が良かったので1クールのドラマシリーズにしたらクッソ評判悪かった」みたいなのが沢山あるはずなんだよ。
なんなら「20分のショート動画として受けたので2時間の映画にしたら、蛇足まみれでゴミになった」みたいなのとかもさ。
音楽の世界にもあるのかな?まあ「一発屋の大成功で上がった評価がアルバムのしょーもなさでバブル崩壊」みたいなのは結構起きてるか。
つまりだな、そういうことだ。
人生ってのは、決まった時期までに課題をクリアしなければ二度と達成できないことがあるよね。
それはコンクールみたいなある種の『日本ダービー的なモノ』にとどまらず、タイトルにも書いたような『ごくごく個人的ではあるけど達成期限があるモノ』でもあるわけで。
俺は別にロリコンじゃないから法律や倫理を踏み越えて幼稚園児とセックスしたいわけじゃないし、なんならネットで人気のJKやJDですら変に若い女は面倒だから関わりたくないと思ってる。
たとえば「誰かは小学生の頃に幼稚園児と合法的にセックスしたことがあるけど、お前はもう一生そういう機会がないんだよね」みたいに言われても別に悔しいとか羨ましいとかはないんだよ。
でもなんか上手い具合に思いつかなくてさ、それでも漠然と「俺は若いうちにしか出来なかったことをちゃんと達成できずに生きてしまったんじゃないか」っていう不安が。
その若さってのは何も少年時代だけじゃなくて、「身体が若いうちに3轍で麻雀打って妖精さんを見るような経験ぐらいはしておいた方が見識が広まったのでは?今はもう26時の深夜番組さえ見てる最中に寝るからなあ・・・」程度のものでさえもあるわけよ。
こういったことについて後悔しても何の意味もないのは分かってるけど、漠然とした不安として一生つきまとうよね。
中学生のうちに初体験を済ませたものは、大学で初体験を済ませることは不可能なように、何かをやったことがある人生は何かをやったことがない人生には戻れないわけでさ。
極端な例を上げれば「麻薬を使ったことがない人生」と「麻薬を使ったことがある人生」はやっぱ社会に対する認識がどこかで違ってくるでしょ?薬やったぐらいで世界がそんな変わるのかぶっちゃけ知らんけど、電気グルーヴを指さして無遠慮に容疑者扱いするような態度を取りにくくなる程度の変化はあると思うわけよ。
たまにテレビつけっぱなしで深夜番組リアタイしてると、どの番組も結構面白くて、YouTubeよりちゃんと作られてて、ちゃんと面白い番組っていまも作られてるんだな〜って感心するんだけど、じゃあ続けて毎週見るかっていうと他に消化しなきゃいけないコンテンツが多すぎて優先順位としてはかなり下になる
暇だから考えた
考えられる原因
・犯罪者予備軍という言葉は嫌いだが、他の者よりは犯罪に近い所にいるから
・ロリ万歳と言えない空気が作られた結果、否定意見が相対的に目立っている
→ 恋愛の高齢化、恋愛離れ、テレビのエロ離れ、女性の社会進出
→ 例えば1990年くらいまではおおらかだった
→ 認知が進む前は、女児は性的対象ではなく、男児と同じ扱いだった
・インターネットのゾーニングの不備により、気持ち悪いコンテンツに触れる機会が増えた
→ でも昔もあったよな? → いや昔は深夜番組とかだったし? → じゃあおニャン子クラブとかは? → うーん
・「叩いて良い存在」が減ったことにより、残された存在となった
・産経新聞など、メディアの布教が功を奏し、体感治安が悪化したため
次回の考察
→ 熟女好きはなぜ増えてるのか?
三ツ葉市のゆるキャラに葉渡賢治が選ばれた。
葉渡賢治が12,375票で1位、みつはきゅんが265票で2位、みっちゃんが76票で3位だった。みつはきゅんが三ツ葉市のゆるキャラに最もふさわしいと思ったので、葉渡賢治はみつはきゅんに投票したが、選ばれたのは圧倒的に葉渡賢治であった。そんな馬鹿なと思った。だいたい葉渡賢治は三ツ葉市のゆるキャラに立候補していない。しかし、それを言うならみつはきゅんもみっちゃんも、第4位の葉っぴぃも自らの意思で立候補したわけではないから、異議を申し立てる根拠としては不足しているだろう。第2位のみつはきゅんは緑色がイメージカラーのアニメのヒロインのようなキュートなキャラクターであった。第3位のみっちゃんは二頭身にデフォルメされた中性的なキャラクターで頭部に三箇所結った髪が三枚の葉っぱのように見える。第4位の葉っぴぃはギザギザの葉っぱが特徴の植物が地雷系ファッションに身を包むキャラクターであった。葉渡賢治は葉渡賢治だった。葉渡賢治38歳。三ツ葉市立三ツ葉第一小学校、三ツ葉市立第一中学校を卒業、三ツ葉市立三ツ葉高校入学・卒業、三ツ葉市立三ツ葉経済大学入学、大学卒業後は三ツ葉市の老舗和菓子屋・三ツ葉堂に就職、3年前に看板商品である三ツ葉大福製造ラインの責任者に就任、で今に至り、三ツ葉市のゆるキャラに就任。
市の命令で、葉渡賢治は市役所から徒歩10分の場所にある8畳1Kのアパートに引っ越しをすることとなった。他の自治体では大抵のゆるキャラは市役所の倉庫に押し込められているので、専用のアパートを与えられることはゆるキャラにとって異例の待遇である、と市の観光課の人間は言った。これまでは6畳1Kの部屋で生活をしていたので、わずかにグレードアップしたことになる。普通ゆるキャラはクルマを運転しないだろうし、ゆるキャラが交通事故で人を轢き殺すなどすればそれは前代未聞の事案で、どのように対処すればいいのか誰にもわからないので、リスク管理のためにクルマは売却が推奨され、それに従った。引っ越しとクルマの売却に伴って勤務先である三ツ葉堂への出勤が困難になったため、退職した。
就任式には何を着て行けばいいのかわからず、葉渡賢治はスーツで行った。市役所の3階。「それでは三ツ葉市の新キャラクター、葉渡賢治38歳さんです、拍手でお出迎えください」と女性の司会役が言い、俺が入室する手筈になっていた。葉渡賢治のゆるキャラとしての名前は、本名の他「38歳」まで含まれているのだと葉渡賢治はこの時に知った。つまり「葉渡賢治38歳」がキャラ名である。来年とかどうするんだろう、と思った。葉渡賢治は拍手で出迎えられ、ゆるキャラとしての葉渡賢治の姿がみなさんにお披露目された。ゆるキャラとしての葉渡賢治の姿というのは、この場合、スーツ姿の葉渡賢治のことである。昨日は髪を切り、家を出る前に入念に髭を剃り、ヘアオイルを付けて髪を乾かし、化粧水を顔に塗りたくるくらいのことはしたが、葉渡賢治が葉渡賢治であることには変わりなかった。
思ったよりも厚みのある会場の拍手の音で薄々気付いてはいたが、おびただしいカメラのフラッシュに意表を突かれた。葉渡賢治を見に来ている人がたくさんいた。マスコミとかだろうか。フラッシュの眩しさにしかめっ面になりそうになったが、そうだ、俺は三ツ葉市のゆるキャラなんだと思い出し、できるだけゆるキャラとしてふさわしい振る舞いをしようと心掛けた。少なくともゆるキャラはしかめっ面はしないだろう。そんなゆるキャラを葉渡賢治は見たことがなかった。三ツ葉市のゆるキャラに葉渡賢治が選ばれてからというもの、葉渡賢治はゆるキャラの勉強に余念がなく、大抵のゆるキャラの顔面にはうまく言語化できない愛嬌があることを発見していた。だから、葉渡賢治は笑顔とも微笑みとも無表情とも言えない、強いて言えば、いつも行っているラーメン屋でいつも通りの醤油ラーメンAセットをオーダーする時の表情(よく観察するとわかるが、殆どのゆるキャラはこの表情をしている)をして、大量のフラッシュをやり過ごした。
会場は大きな多目的室のような場所で、皆の衆目が集まる正面に、緑色背景に白抜きで三ツ葉市と書かれた市松模様の大きなボードが聳え立ち、その上に「三ツ葉市 ゆるキャラ就任式」と書かれた横断幕が設えられている。簡素な作りではあったが、今日の葉渡賢治のために用意してくれたかと思うと率直に感謝の念が溢れた。市長は既に市松模様の大きなボードの前面にいて、登場した葉渡賢治に手を差し伸べ、我々は握手をした。市長の手は大きくて温かく、焼き立てのパンのようだった。フラッシュが一層大きく焚かれる。醤油ラーメンAセット、醤油ラーメンAセットと葉渡賢治は念じて、パンのことはひとまず忘れた。マイクを持った市長が司会に促されて喋り始めた。
「えー、葉渡賢治38歳さん、今日からあなたは我が三ツ葉市をより一層盛り上げる存在として、大いに期待していますし、市一丸となってその活躍を後押しをしていきたいと考えています。よろしくお願いしますね。さて、三ツ葉市を躍進していく政策としては三枚の葉っぱがあります。昨日考えました。一枚目は教育。日本に誇る三ツ葉市立三ツ葉経済大学。ね。これがその大きな役割を担い、地域経済をますます活性化して行くでしょう。すごいですね。二枚目は産業。三ツ葉堂の三ツ葉大福がブランチで何回取り上げられたか知ってます? それはもうね、何回も取り上げられてるんですか? 三ツ葉市ってのは交通の要所ですから、お土産もたくさん売れるってもんですよ。ね。そして三枚目。それがこのゆるキャラですよ。これから、はま……、は……、はわ……、はわたり、けんたろう、だっけ? そうそう、あはは、ねぇ? ってーかビシッとスーツで決めちゃって、ゆるキャラなんだからゆるい格好でよかったのに。パーカーとか。あ、でもゆるキャラはパーカー着ないか。ね。誕生日いつ? いま何歳? あーね。そうそう、歳とったら名前の歳も一歳増やして、葉渡賢治39歳になるから。直木三十五みたいで格好いいだろ? あ、どうせなら漢数字にする?」
市長の演説が終わると、委嘱状が授与された。市長から確かに委嘱状を受け取った。酔っ払っているのかなと思ったが、その挙動は素面のそれで、特に酔っ払っているわけではなさそうだった。額縁に入っていて重みがあった。正面にそれを掲げるとたくさんのフラッシュが焚かれた。やがてマイクが手渡され、司会者が「葉渡賢治38歳さん、意気込みをお願いします」と言い、葉渡賢治が喋る番になった。何を言うべきか迷ったが、「大好きな三ツ葉市を盛り上げて行きたいと思いますので、よろしくお願いします」と言って礼をしたところ、隣の市長が「君、ゆるキャラってのは喋らないんだ。喋ってるゆるキャラを見たことがあるかい?」と耳打ちし、うっかりしていたと思った。「何かそれっぽいポーズでもしておきなさい」と市長は続け、俺はとっさに左手を自らの腰に当て、右腕を天に掲げたそれっぽいポーズをした。会場からは笑い声が漏れた。俺のゆるキャラとしてのコミカルさが会場の笑いを唆したのであれば、ゆるキャラとしての初めての仕事としては上出来だろうと思われた。やがて葉渡賢治は音楽に合わせて「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」を踊った。ワルツだった。式典の最後で披露するから覚えてきてくれと言われていたやつで、おそらくこれも上出来だった。キャラソンで三拍子の音楽はあまりないように思われ、攻めてるな、と思った。左手を自らの腰に当て、右腕を天に掲げたポーズでダンスを終えた時、会場に迎えられた時と同じくらいの拍手の音が鳴った。
俺はこれからゆるキャラとしての自覚を持った暮らしをしていくことになる、と葉渡賢治は思った。給与は前職のものが引き継がれ、家賃は半額の補助が出る点も同様だったから、ひとまずは生活には困らないことになっていたのは幸運であった。おそらくゆるキャラはコンビニ弁当を買って食べないから、しっかりと自炊をすべきだろう。三ツ葉市を後押しするキャラなわけだから、肉よりも野菜多めの生活がいい。ゆるキャラにサプリメントを摂取するイメージはないが、活動を下支えする健康のためには取り入れるべきかもしれない。アルコールはこの際やめるべきだ。タバコはそもそも吸っていないが、タバコの原材料は葉っぱなわけで、敢えて喫煙を始めたほうがいいだろうか。いや、さすがにそれは考えすぎだ。タバコをスパスパ吸っているゆるキャラがどこにいる。夜は早めに寝て、朝は早めに起きたほうがいい。過度な筋トレはゆるキャラとしての外見を毀損するから、きっと避けた方がいいだろう。どちらかと言うと、ご飯をもりもり食べて丸々と太った方が愛嬌が出るだろうな。
初めての仕事は就任式から4日後の葉渡マラソン大会であった。パーカーを着て行った。一ノ葉町、二ノ葉市、三ツ葉市、四ツ葉町を合わせて葉渡地区と言い、一ノ葉町のいちかてゃ、二ノ葉市のにのの、三ツ葉市の葉渡賢治38歳、四ツ葉町のよもぎんが会場に来ていた。よもぎんを見るのは久しぶりだった。実は俺は小学生の頃、隣町である四ツ葉町のお祭りに行った際にたまたま会場に来ていたよもぎんを友人と共にふざけてボコボコにしたことがある。よもぎんはよもぎ団子を模した緑の丸いキャラクターで、そのふくよかな見た目は子供たちをして、体当たりをしてくれ、サンドバックにしてくれと言わんばかりのように思えた。よもぎんは複数の子供たちにもみくちゃにされながれも笑顔を保っていて、それが更に子供たちの加虐心を駆り立てた。子供のやることだったし、よもぎんは丸くて厚い「側」に覆われていたように思われたので、死活問題になるようなダメージはなかっただろうが、いま思えばむごたらしい仕打ちをしたものだと思える。
葉渡マラソン大会の会場にはキッチンカーなどが集まり、老若男女大勢の人で賑わいを見せた。マラソン大会という名のお祭りであり、我々ゆるキャラは集客のための賑やかしだろう。俺はランナーに手を振ったり、子供たちと触れ合ったりしながら、かつてのよもぎんのように四方八方からボコボコにされやしないか懸念していたが、杞憂であった。かねてより思っていたことであるが、最近の若い人は礼儀正しくて、思いやりがあり、優しい。「本当にリアル葉渡賢治だー」などと子供たちは言い、俺は求められるままに子供たちと握手をしたりした。
ひとしきりの子供たちが離散すると、大きな丸い物体が視界に入った。俺の記憶にある若々しい新緑のよもぎ色ではなく、数年に渡って浴び続けた太陽光線で色褪せ、汚れや黒ずみが目立つ、言われれば確かによもぎ餅かもしれない、という物体であった。側面にはわずかにへこみがあり、これはあの時に俺が蹴りを入れたへこみだろうか。よもぎんは俺の眼前に佇み、俺を見つめていた、気がした。実際のところは俺を見つめていたかどうかわからない。たいていのゆるキャラにはどこを見ているのかよくわからないようなところがある。何か言いたげなようにも思えたが、やはり実際に何か言いたいかどうかはわからなかったし、そもそもゆるキャラは喋るべきではなかった。やがてよもぎんは去っていった。俺の目は確かによもぎんの背を見つめていたが、何を思えばいいのかまではわからなかった。
葉渡賢治39歳は全日本ゆるキャラグランプリで審査員特別賞を受賞し、その名を全国に知られることとなった。同年、地上波テレビに初出演。つぶあん同盟という深夜番組で、芸人さんが1〜2分程度のネタをする番組だった。葉渡賢治には人を笑わせるようなネタがあったわけではないが、「おまかせで」というオファーを頂いていたので、三ツ葉市のPRをし、フル尺でオンエアされた。SNSや動画サイトでも切り抜かれて大いに拡散し、コアなお笑いファンを中心に話題になった。三ツ葉市は葉渡賢治のテレビへの出演オファーは全て受け入れ、それとは別にインターネット動画配信も精力的に行い、着実に人気を獲得していった。葉渡賢治39歳のグッズが制作され、三ツ葉駅で販売された。特にアクリルスタンドは好調な売れ行きのようで、葉渡賢治39歳を前面に押し出したパッケージデザインに刷新した三ツ葉堂の三ツ葉大福は前年に比べて売上が約25%向上したとのことである。
葉渡賢治40歳は全国を飛び回る多忙な日々を過ごした。市のPRのみならず、県や地方の宣伝にも駆り出された。グッズは39歳のものから40歳のものへ刷新され、商品数を増やしたこともあり、売上金額を更に伸ばした。アクリルスタンドの他、クリアファイル、Tシャツ、トートバッグは特に人気だった。終売となった葉渡賢治39歳のグッズはフリマアプリでプレミア価格で取引された。
葉渡賢治41歳は全13話で深夜アニメ化され、毎週のようにSNSでトレンドに浮上した。これは葉渡賢治の声優デビュー作でもある。実は葉渡賢治40歳10ヶ月あたりで極東経済という雑誌が「なぜ葉渡賢治は40歳でブームが終わるのか?」という挑戦的なタイトルで記事を出し、かなりページビューが回っていたようで、このまま葉渡賢治は終焉に向かうかと思われたが、アニメが起死回生の立役者となったというわけだ。
翌年には葉渡賢治42歳のマンホールが市内に5か所設置された。これは葉渡賢治の聖地巡礼をする観光者への秘策であった。さすがにマンホールは毎年デザインを刷新するわけにはいかないから、葉渡賢治アプリのカメラで撮影するとARで葉渡賢治の現状の歳が浮き出てくる仕様になった。就任時に動画サイトに投稿していた「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」は葉渡賢治43歳4ヶ月の時点で1000万回再生を記録した。
葉渡賢治は45歳になり、葉渡賢治45歳になった。葉渡賢治45歳はアニメの時ほど多忙でもなく、しかしイベントに呼ばれればそれなりに盛況という、ライフワークバランスの取れた時期であった。できるだけ丸々とした愛嬌のある体型を維持しようとしていた葉渡賢治であったが、ここ最近は太りやすさを感じており、愛嬌のある体型をオーバーしているようであることが気になっていた。愛嬌とは丸々としていることであり、腹がだらしなく出ていることではないだろう。以前よりも頭髪が劇的に薄くなっているような気もしていた。
平日昼の帯番組「ひるとん」で、リリースされたばかりの新曲「三ツ葉にあつまれ!」のプロモーションのために生放送でダンスを披露することとなっていた。良く言えば安定、悪く言えば停滞していた葉渡賢治の人気を今一度ブーストするための満を持してのリリースであった。楽曲制作、MV作成、振り付けなど、「三ツ葉にあつまれ!」には潤沢な予算を投入したと聞いている。気合いを入れなければならない。
「さーて、今日は、三ツ葉市から特別ゲスト、葉渡賢治45歳さんが新曲を披露してくださいます。それでは聴いてください、「三ツ葉にあつまれ」です、どうぞ!」とアナウンサーが言い、スタンバイしている葉渡賢治の姿がモニターに映し出されたのが見えた。モニターに葉渡賢治の姿が映し出されたということは、生放送で全国のお茶の間のテレビにも葉渡賢治が映し出されているということだ。音楽が鳴り、葉渡賢治45歳は周りに従えたちびっこダンサーと共に踊り始めた。やはり子供の人気は不可欠とのことで、ダンサーは10〜14歳の男子2人、女子2人の4人であった。葉渡賢治の両隣に男女2人、後方に並んで男女2人という体制であり、葉渡賢治を合わせた計5人がステージで新曲を披露した。新曲の振り付けはデビュー作よりもテクニカルで、葉渡賢治の加齢と体重では踊り切るのが難しく、MV撮影時にはNGを出しまくり、現場はピリピリしていたように思った。葉渡賢治は醤油ラーメンAセットのことを考えながら生放送を踊り切ろうと思ったが、最近ではにんにくたっぷり餃子付きの醤油ラーメンBセットも気に入っており、迷いが生じた。曲の終盤、メンバー全員が2回転スピンを披露する箇所がある。2回転スピンとは、2回くるくるとその場で高速で回ることである。葉渡賢治はこれを苦手としていて、これがこの日最大の山場だろうと考えていた。
事件は起きた。いざ2回転スピンの場面になると、加齢、肥満、緊張など様々な言い訳はできると思うが、葉渡賢治は2回転目によろよろと右にバランスを崩した。葉渡賢治の右にはダンサー最年少である10歳の女性(本名非公開)が配置されており、不覚にも葉渡賢治は彼女に激突、葉渡賢治は彼女に覆い被さるように倒れ込んだ。この場面はSNSや動画サイトで切り抜かれて大いに拡散し、ネット民による数々の自発的な検証が行われ、「葉渡賢治の右手が女児の胸を掴んでいる」「葉渡賢治の唇が女児の首すじに触れている」「葉渡賢治の右膝が女児の脚と脚の間に入り込み、女児は開脚を余儀なくされている」「葉渡賢治の汗とよだれが女児の衣装に付着している」「葉渡賢治の息はにんにく臭そうである」「それ以降の女児の泣きそうな顔は見ていられない」「それでも最後まで踊り切った女児はプロ」「人生で一番気分の悪いものを見させられた」「葉渡賢治とかいうセクハラ野郎」「犯罪者」「消えろ」などという書き込みがあった。
どのゆるキャラにも否定的な意見は最低一つはある。養老塚市のよろよろには「どんくさい」、木宮町のきのやんには「アドリブが効かない」、千脈市のちーおには「正面を向け」など。しかし、彼ら/彼女らゆるキャラがいちいちSNSをチェックしてそれらネガティブな意見を閲覧して真に受けているようには思えないし、何しろ彼ら/彼女らにはゆるキャラという「側」が鎧のように装着されているように思われ、その無機質な「側」がダメージを吸収あるいは反発して無効化しているように葉渡賢治には思われた。その点、葉渡賢治はそれら誹謗を生身で受けざるを得なかった。葉渡賢治は葉渡賢治それ自体がゆるキャラだったからである。葉渡賢治はSNSはもちろん、ニュースサイトのコメント欄、匿名掲示板への書き込みなど、自らへの誹謗中傷を全てチェックした。なくなった仕事の退屈を埋めるように、まるでそれが葉渡賢治の仕事 Permalink | 記事への反応(1) | 17:38
もう20年近くも前、ネットの片隅で歌ったり曲を無料公開している素人がいた
なにより自分の歌い方が完成されてた
まあ当時はその人も10代とかで自信満々だったし、鼻高々だったし、濃くネット文化に使っててアレな部分もあった
ただまあ、年齢と浸ってる文化を考えればそんなもんだと今は思う
mixiやら掲示板やらで繋がっていた当時、その人は殆どニートで、でも才能には溢れていた
自身でデモテープを事務所に送って、ちょこちょこ報告日記とかを書きながらデビューし、過去の痕跡は削除し、あっという間に売れてった
デビュー前に自分が好きだった曲はメジャーでは出なかったけど、最初は応援していて
でも、いわゆる売れ線へ移行して陽キャ御用達みたいになり、本人のファッションもヤンチャ系へ尖っていって自分は離れていった
デビュー付近以外はあまりメディアに露出したり目立つ感じではなかったと思うけど、何度か最大風速的な瞬間はあって
特に追っていなくても、深夜番組のCMでたまに見かけたりしていた
曲はちょっとなんか好きだったころと違うなあ、と思いつつも相変わらずいい感じ
あるタイミングで出したカバーアルバムは、デビュー前にその人が自分で配信していたポッドキャストラジオで歌っていた感じに近くて
あー、好きなのはこれなんだよなって思ったりした
相変わらずいいなあ
濃い濃いファンがついているんだろうなあ
声も曲もルックスもいいしなあ
・小学校で女子生徒に冗談めかして抱きつく男性教師、男子生徒の局部を(なぜか手の甲で)触る女子教師
・淫行で逮捕されて懲戒免職食らった教師がほとぼり冷めたあとによその学校へ再就職してその後教頭に昇進(しかも公立学校での話)
・課のみんなで風俗旅行(気合入ってるとタイに遠征して幼女買いに行く)
・深夜番組でオッパイ平気で出るし発売予定のAVの紹介なんかもしてた(ドラマGTOなんかでは作中でAV流れるシーンもあった)
・客が普通に食ってんのに夫婦同士(店長と店員)がくだらない喧嘩始める(しかも個人店ではなくフランチャイズのチェーン)
・小学校で女子生徒に冗談めかして抱きつく男性教師、男子生徒の局部を(なぜか手の甲で)触る女子教師
・淫行で逮捕されて懲戒免職食らった教師がほとぼり冷めたあとによその学校へ再就職してその後教頭に昇進(しかも公立学校での話)
・高校の運動部で血出るまで、怪我するまで部員を殴る蹴るする指導者が当たり前にいた
・(やった側、やられた側を合わせると)カツアゲ経験率の驚異的な高さ
・課のみんなで風俗旅行(気合入ってるとタイに遠征して幼女買いに行く)
・薄給でいいからとにかく休みが多くて残業少ない仕事に就きたいという価値観がキチガイ扱い
・飲食店のレベルが今じゃ考えられないほど軒並み低く、完食不能なレベルにマズイ飲食店すらそこかしこにあったので外食がギャンブル
・深夜番組でオッパイ平気で出るし発売予定のAVの紹介なんかもしてた(ドラマGTOなんかでは作中でAV流れるシーンもあった)
・精神病院や障害者施設で生きるか死ぬかの虐待が平気で繰り返されてた(そういう闇を題材にした『聖者の行進』というドラマがあり、虐待描写が酷すぎて抗議が殺到したらしいが、現実の事件はこれより全然酷かったという)。
また、精神疾患起因の妄想ではなく、健康にも関わらず陰謀によって精神病院に強制連行され薬漬け&軟禁で人生終了させられた人がマジでたくさんいた。
・反社と強い関わりがある、のではなく反社そのもののベンチャー企業でも上場できた
・過激派の内ゲバでまだ死人が出てたし、革マル系サークルに住み着いた部外者の排除に踏み切った大学学部長が自宅から出た瞬間に角材で滅多打ちにされる事件なんかも
・一般人が被害者の凶悪殺人事件が起きたら芸能レポーターや取材陣が平気で葬式に押しかけてその時撮った映像を夕方のニュースで10分くらい流す
・都心まで20分かつ駅近の下町や湾岸エリアの宅地と、都心まで80分かつ駅徒歩20分の新興住宅地の坪単価が同じだったりした