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はてなキーワード: リッピングとは

2025-06-24

ウィイイイイイッス!どうも〜、█████で〜す。えー、今日はですねぇ、この前!やっと手に入れました、日向坂46の最新アルバム、『脈打つ感情』をですねぇ、パソコンに!取り込んでいきたいと、思いますぅ。いや〜、待ってましたねぇ、これ。

 

ほんで〜、これを取り込むのが、まぁ、いつも使ってるこいつなんですけどもぉ…。

 

(カメラが年季の入った外付けDVDドライブをアップで映す。よく見ると少し傷がついている)

 

こいつがねぇ、最近ちょっと調子悪くてぇ…。なんか読み込むときに「ガガガウィーン…ガッ…」みたいな、変な音がするんですよ。まぁ、でも動くとは思うんで、多分…。やっていきましょうかねぇ。

 

(ドライブCDをセットし、PC接続する。ドライブから「ウィィィン…ガッ…ガガッ…」と不穏な音が鳴り響く)

 

うわっ、今日の音、なんか一段とすごくないすか…? 大丈夫かなぁ…。

えーっとぉ、デスクトップに…アイコンが…出てくるはずなんだけど…

 

あれ…?

スゥゥゥ…読み込まない…。なんで?

え、マジで? おい、どうしたぁ…?

 

(ドライブを何度かPCに抜き差しする。そのたびに「ウィーン…ガッ」という音がする)

 

いや、ダメかぁ…。えぇ…。

いや、このドライブがもうダメなのかなぁ…。困ったなぁ…。買ったばっかなんですけどねぇ、このCD…。

虚しい…。

 

…あ、そうだ。

なんかぁ、前に視聴者さんから教えてもらったソフトがあったなぁと。えーっとぉ…

 

(おもむろにGoogleで「CD 取り込み 高音質 ソフト」と検索し始める)

 

あ、これだこれだ。『EAC』?

『Exact Audio Copy』でしたっけねぇ。なんか、これでやると傷ついたCDでも読み込める、みたいな…? まぁ、傷はついてないと思うんですけどもぉ…。藁にもすがる思いで、やってみますかぁ。

 

うわっ、なんか全部英語だ…。

えぇ…? なんだこれ…。

えーっとぉ…『Please select your CD-ROM drive for use with EAC』…?

プ、プリーズセレクト…? ドライブを選んでください…ってこと、かなぁ…?

 

これでいいのかなぁ…ポチッとな。

 

うわー!また英語の画面出てきた!

『AccurateRip』…? アキュレート…リップ…? なんだこれ…えぇ…。

『Configure』…? コンフィグ…? 設定ってことかなぁ…?

スゥゥゥ…もう分かんないなぁ、これぇ…。

 

あいいや。 次へ! 次へ!

 

お、なんかそれっぽい画面になりましたねぇ。

えーと、それで、取り込みは…どれだ…?

左側に『CMP』とか『WAV』とか書いてある…。これかなぁ…?

 

あ。

 

うわっ!なんか赤いバツが出た…。

え…ろー?って書いてある…。

スゥゥゥ…

ダメだこりゃ…。はぁ…。

 

なんでだろう…。なんでうまくいかないんでしょうかねぇ…。

いや、ていうか、なんでこんな難しいんですかねぇ、このソフトは…。もうちょっと、こう…日本人にも優しくしてほしいですよねぇ、ほんとに。英語読めないと使えないじゃん、これぇ…。

 

まぁ、でも!

今回のこの失敗は! 次に活かされると思うんで! えぇ!

 

ていうわけで! 今日ちょっと、残念ながらリッピングできませんでしたけどもぉ…。

次回!『日本語化パッチを探してEACリベンジ編』を、やりたいと思いますんで!

みなさん! 是非是非! お楽しみに!

 

まぁ、今日ちょっと凹んでますけどもぉ…。えー…

 

ていうわけで!次の動画でお会いしましょーう!んまたのーぃや!

2025-05-21

駿河屋アダルト商品停止で俺のエロDVDやばい

駿河屋アダルト商品の取り扱いが停止されたと聞いて頭を抱えている。

なぜなら、俺の家には大量のエロDVDが眠っているからだ。

リッピングして動画を保存し、ジャケットスキャンしてデータ化したら、あとは駿河屋で売却する予定だったのだに。

正直大量のエロDVDは置き場所に困るし、次の引っ越しでも苦労する。そもそもデータ化できれば物理的なメディアを持っておく必要はない。

基本的にはAV動画で見ているのだが、本当にお気に入りの、ちょっと昔の女優作品中古DVD駿河屋やアルゾンで買い集めていた。

古いAV配信されていないことも多いというのもあるのだが、リッピングすればDRMフリーで手元に残せるというのは大きい。

結局レンタルしかないDRM動画は信用ならないので、きちんと所有できるDVDは魅力的だ。

マイナーだがお気に入りキカタン女優コンプリートには、中古DVD通販サイトは不可欠。

データ化した後に売却すれば少しは元も取れるし、なにより“次の紳士”へ受け継ぐことができるのも悪くない。

とはいえリッピングスキャンは意外と手間と時間がかかる。作業が進まないうちに段ボールけが増えていき、そろそろ何とかしないと、と思っていた矢先にまさか駿河屋ショック。

これ、一時的措置で終わってくれればいいけれど、もし完全停止なら本当に困る。

最近エロコンテンツに対する風当たり、強すぎじゃない?

さっき「駿河屋やアルゾンで買っていた」と書いたけれど、そのアルゾンは今年3月末で閉鎖してしまった。

理由は明らかにされていないが、最近VISAMasterCardクレカ決済が止まっていたこともあったので、この影響も小さくなかったと思われる。

アルゾンは中古通販サイトとしては結構大手だった。アルゾンという大手の入手&売却ルートを失って結構絶望していたのだが、駿河屋まで停止されてるのは洒落にならない。

そして、老舗エロ動画サイトS-Cuteも去年9月クレカ決済停止を理由サービス終了してしまった。

本当にグレーなコンテンツ配信していたならまだしも、ごく普通AVサイトまで止められるのは、正直、納得できない。

良くも悪くもエロ文化であり、エロAVにもAVなりの歴史がある。

外堀をどんどん埋められていくのはなかなかキツイ

僕のエロDVDは、このままダンボールの中で永遠に眠り続けるのだろうか...。

頼むから早く復活してくれ。

2025-05-01

anond:20250501170657

本編はweb上にはなさそうだけど、オタクくんが書いたやたら詳細なレビューとかリッピングされた画像とかがいくらでも転がってそう。

2025-02-23

アルゾンというDVD通販サイトが潰れるらしい

えっち話題から自分ブログには書けないので増田で。

アルゾン(Arzon)というアダルトDVD通販サイトがあるんだが、2月末を持って閉店するらしい。

Amazonパクリっぽい名前で怪しい雰囲気があるが、至極真っ当なエロDVDサイトだ。

新品も扱っていたようだが、基本的には中古品販売がメイン。廃盤となってしまった昔のエロDVDを買うとなったらここだった。

もともと実店舗から派生した通販サイトのようで、品揃えは業界随一。

大学生一人暮らしを始め、20歳になってクレジットカードを作れるようになったら、前からしかったエロDVD大量購入した思い出がある。

当時からAVネットに流れ放題だったけど、マイナーAVP2P動画サイトには落ちていないものも多く、お気に入り女優の未鑑賞作品を見るのは本当に興奮した。

ときどき昔の女優が好きになったり、思い出したりしたりして、その時はアルゾンでDVDを買った。大抵の場合DMMでも配信動画の購入ができるが、DRMがかかっている動画は嫌いだからDVD一択だった。特にSD時代作品ならDVDで何のデメリットは無かったから。

駿河屋も意外と品揃えがいいと気付いてから駿河屋を利用することも多かったが、アルゾンの方が発送が早いし、サービス品質としてはアルゾンの方が優れていたと思う。

久しくエロDVDを購入しておらず、アルゾンからも遠ざかっていたが、ふとアクセスしてみたらサイトクローズのお知らせが。

かに最近AVを調べていてアルゾンのページがヒットすると、アクセス過多で表示不可とかが多くて、なんなんだろう?とは思っていたが、どうやら在庫一掃セールをしていたようだ。伏線はあったらしい。

膨大な量のAVデータベースが失われることもあって、非常に残念だ。

FANZADMM)は削除申請で消えるものもあるが、DVD廃盤になったりメーカーが潰れたりして提供が終わったものなども消えてしまうので、それを補完する存在としてアルゾンも貴重だったのに。

アルゾン、メーカー提供パッケージ画像だけじゃなくて、たまに手作業スキャンしたと思われるやたら高精細なパケ画像とかもあって良かったのにな。

しかし、なんでまた閉店なのだろう。ストリーミング違法サイト全盛で現物メディア市場はめちゃくちゃ小さくなっていたのかなぁ。

かに今の時代HDであり、SDDVDリッピングができないブルーレイ需要がなく、流通量が減っていたのは想像に難くない。

クレジットカード問題もあるだろう。VISAやMasterの取り扱いが停止している時期も長かった。そして今もVISAは使えないらしい。

やっぱり主要クレジットカードが使えないというのは痛手なのだろう。S-Cuteもクレカ停止の煽りでnanairoに統合されてしまったし。

ただまあ、FANZAみたいな大手ほとんど無意味な伏せ字でクリアしてるのに、他のエロサイトが厳しい対応をされて苦労するってのはどうも納得がいかない。

駿河屋があるからまだ救いがあるけど、今後のAV流通には危機感を覚える。

とりあえず、アルゾンさん、お疲れ様でした。

会社の方はどうなるんだろう?あとは実店舗だけで細々と経営していくのかなぁ。

2025-02-22

anond:20250222125154

ワイは楽天レンタルがあった時代ネットに流れてないエロDVDネットレンタルで借りてリッピングして返すってのをやってたんやけど今の若者リッピングなんてわからんやろなぁ。

WhipperによるCDリッピング入門

家にCDがあるんだけど、

100円でCD買ったんだけど、

そのままだとあんまり聞かないよね

という人にはリッピングという選択肢があるよ

リッピングとはCDの音声データを取り出すことだよ

音声データCDから取り出したあとは、

好きなデバイスで、好きな場所で聴けばいいよ



どうせ音声データを取り出すなら、いい音質で聴きたい

そういう人のために、

Linux だと、

Whipperという、高機能リッピング用のパッケージがあるよ

sudo apt install whipper

でWhipperはすぐにインストールできるよ(Debian系のディストリビューション場合


Whipper ではいろいろなことができるけど、

whipper cd info

whipper cd rip

を打ち込めば、とりあえずリッピング自動でできるよ

デフォルト設定だと、flacというファイル形式データを取り出すようになっているよ

Whipper はCDメタデータ自動的に読み込んで、

アルバム名、曲名アーティスト名とかのデータを付加したファイルを作ってくれるよ

あとはスマートフォンかに音声データを入れて聴くだけ🎧

珍しいCDとか古いCDだと、whipperがメタデータを見つけられないことがあるよ

その時はエラーメッセージが出て、MusicbrainzというサイトCD登録するようお勧めされるよ

MusicbrainzはフリーCDメタデータデータベースだよ

エラーメッセージの下の方に、だいたい、CDDBというデータベースから見つかった、正しい情報が載っているよ、でもこれはそのままでは使えない)

表示されているMusicbrainzのURLブラウザに貼り付けると、CD登録画面に行くよ

(初回は無料アカウント作成ログイン必要だよ)

Musicbrainz で検索すると、

膨大な情報の中から探しているCDをかなりの確度で探し出してくれるよ

そしたらCD登録するよ


登録が終わったら、もう一回

whipper cd rip

を実行するよ

そしたらメタデータがきれいに入った状態で音声データファイル作成できるよ

これだけ


Whipper は読み取りエラーを最小にして、

CDから忠実に音声データを取り出すことを優先して作られてるから

リッピングには時間がかかるよ

気長に待とう


メタデータがどうしても見つからない場合は、

いったん情報不明CDとしてリッピングをしてしまってから

ChatGPTとシェルスクリプトを使って、自分メタデータを一括入力する方法があるよ

それはまた別の機会に


それでは楽しいリッピングライフを!

私的使用のための複製範囲内でね

2025-02-18

CDリッピングをはじめた

普段音楽聴くときApple Musicを使っている。世界中音楽に瞬時にアクセスできる便利さはあるが、サブスクリプションをやめると何も残らない。

最近クラシック音楽をよく聴くようになり、他人の都合に左右されず、好きなときにじっくり聴きたいと思うようになった。特に、夜寝る前の静かな時間聴く音楽自分にとって大切なものになってきた。ネットワーク環境依存せず音楽を楽しみたい。

そう考えるうちに、クラシックCDを買ったり借りたりして、リッピングするようになった。音楽を所有したいというより、Appleの都合で聴けたり聴けなかったりするのがおかしいと感じたからだ。

やり方はシンプルで、Linuxのwhipperというツールを使い、コマンドを実行するだけ。メタデータ付きのFLACファイルが生成されるので、それを好きな音楽プレイヤー転送する。自分ネット接続を切った古いAndroidスマートフォンで聴いている。

こうしてオフラインで、自分のためだけに用意した音楽聴く時間は、なんだか落ち着く。

2024-11-12

機械学習されないための加工」は画像価値を減らすものばかり問題

robots.txtなどでWebクローラーに避けてもらう

パスワード付きページなので条件が揃わないと外部からアクセスできないようにする

画像の中にサインを入れておいて機械学習側の誤爆を狙う

画像全体に "ウォーターマーク” を掛けてそのまま利用できないようにする

画像全体を変色させる加工を施して学習素材として利用させにくくする (GlazeやNightshadeなど)

スクレイピング対象から避けやすくするため長辺を256px未満にする←New!

上2つのように「自由には触れさせない」作戦はまあいいとして、それ以外は多かれ少なかれ画像劣化させる方向にばかり頭を使っている印象。

仮にそれで機械学習対象から外されたとしても、自らの子と言っても過言じゃないイラストの「劣化版」を出して憚らない、ってのは端から見ていて辛い。

=====

2024/11/13追記

そう言えば、コピープロテクトのせいで正規ユーザー被害を被る、って話は昔からあったね。

CDリッピングは容易で法的にもセーフだけど、そのせいでCCCDかいう特級呪物が産まれたし。

ただ、正規ユーザー被害を受けない限りにおいては、コピープロテクトなどの防衛策で予見される金銭的損害を講じるのは正当だと思う。画像の素材集や映画などにウォーターマークが乗ってたりするのはこのパターン

でも、無償公開分……収益考慮しない趣味絵のようなものにまでウォーターマーク適用するのは (正規ユーザー被害を受けるので) よろしくない。

逆に、Skebはなぜ (依頼した人に渡す分じゃなくて) ネット公開する分の画像ウォーターマークやGlazeなどを施さないのか。処理コストを嫌がっているのか、中の人がその手の技術を好きじゃないのか。

2024-06-09

推しまあまあやばくてうける

推しパソコンに入ってるの声優としてまあまあまずいと思うんだよね。

Advanced Combat Tracker

スクエニFF14規約禁止されているツール

CravingExplorer

動画ダウンロードするやつ

HandBrake

円盤リッピングコピーするやつ

MangaMeeya→漫画(DLされた物)等のファイル解凍するやつ

この下はマズくはないけどやってる人バカにしてたのにやってるんだなって思ったやつ。

紅蓮の守護天使ファルナ

ロリ触手陵辱エロゲ

バレたら大手仕事どうなるんだろう

2024-04-02

PureAudioにおけるCD-DAの実際

https://ameblo.jp/nightwish-daisuki/entry-12468902193.html

上記記事にあるようにCDはC2エラーがあると補正をかけるので原音から劣化してしま

そのためCDプレイヤーでのデータ読み取りは非常に重要で1bitの誤りもなく読み取りたい

そうしたニーズに応えるために高級CDプレイヤーあの手この手で高価格化したのだが

読み取り部分と処理部分を分離したセパレートタイプというのが存在する

CDを読み取る部分(トランスポート)で忠実に1bitの誤りもなく読み取り

その情報を高級ケーブルで処理側(プロセッサー)に送ってデジタル処理を施すのである

ちなみにこのトランスポートだけで10万円は平気でするしなんなら100万越えのものゴロゴロしてる

(興味がある方はCDトランスポート検索すると闇が見える)

さて、ではその辺の安物CDプレイヤーでは読み取り時にC2エラーが発生するだろうか?

実はかなり粗悪なCDプレイヤーでもC2エラーは発生しない

そもそもC2エラーが発生するのは主にCD側の傷の問題であって読み取り側は関係無い

CDの裏面をガリガリに傷だらけにするとC2エラーが多発するが、多発しすぎてまず再生できない

またそのようなCDはどれだけ高級なトランスポートでも読み取れない

実際に適当CDドライブを使ってCD-DAからリッピングした場合

何回リッピングしても1bitの誤りもなく同じデータが出力される

記事にあるような先頭部分の問題理論的には存在するが

実際にはリッパー側が最初の部分をキッチリ特定するので1bitもズレない

この辺は個人的に興味があったのでスクリプト100回ほどCDリッピングしてビットマッチしてみたことがあるが

1bitの誤りもなく全く同じデジタルデータが出力された(まぁたまたまだったかもしれないが)

ちなみにC1エラーは多発するし、これはプレイヤーによって差があることは分かっている

とはいえC1エラー誤り訂正キッチリ戻せるので多発しても問題無い

ところがPureAudio界隈では

C1エラー補正が多いと電力消費が変化してしまうため、アンプ側での音質劣化に繋がる」

という良く分からない言い訳によってトランスポート肯定する

恐らくは電子回路設計どころか基礎的な電子回路について知らないのだと思われる

2024-02-13

Advanced Combat Tracker→FF14の外部ツール(スクエニから使用禁止されている)

CravingExplorer→動画ダウンロードできるやつHandBrakemi→円盤リッピングコピーMangaMeeya→漫画(DLされた物)等のファイルを開けるやつ

らしい。

2023-10-13

漫画出版業界音楽と同じ轍を踏んでいるのか?

https://togetter.com/li/2240451

少し前はこんなの

https://togetter.com/li/2229705

こちらの話題。残念だが少なくともデータ上は一切そんな傾向はない。日本企業漫画ビジネス電子化真剣に取り組み、大成功している。

集英社、直近も増収

https://www.shinbunka.co.jp/archives/5822

漫画出版大手三社は近年増収傾向

https://gyokai-search.com/3-hon.htm

何故出版業界成功しているか

利益ではなく売上が単純に増えており、どこかで食いあっているというよりは、業界全体が好景気と言ってよい。

成功理由と考えられるのは以下3つか。

1.漫画村取り締まり成功

2019年運営逮捕の後、わかりやすく売上が増えている。違法アップロードコンテンツは相当な悪影響があったと言える。

2.スマホアプリによる雑誌Web

近年紙媒体特に月刊、週間雑誌が純減。

https://shuppankagaku.com/statistics/mook/

その穴をアプリウェブカバーできているのは大きい。自社内広告との相性がよいのも相乗効果を産んでそうだ。

3.アプリでのロングテール集客

売上が増えているということは、本がもっと売れていることを意味するだろう。これは普通に考えれば新規顧客を掴めている。紙から電子への単純置き換えだけではこの動きは考えにくい。そこで思い当たるのが、ジャンププラス等のチャレンジングな作品群が客の誘引に一役買っている可能性だ。紙媒体ではトップクラス作品しか掲載できないところをウェブでは比較的敷居を低く展開できていて、そこに今までは来なかった客層が集まっているのではないだろうか。

さて、それをふまえて。

音楽業界の轍とは?

音楽業界そもそもどんな失敗をしたのか?

1.不正対策

この件は悪名高いCCCDがまずは浮かぶだろう。ただ、不正対策を何らかしないといけないのは、寧ろ漫画村が良い例として示されており、この後メジャーとなる個人リッピング用途への阻害要因となったのでやり方自体あかんかったとしても、防ぐ行為自体を悪手とは言い切れないだろう。

あと、そもそも漫画出版コピーへの対策がほぼ取れないので、同じ轍も何も違うアプローチを取らざるを得ないという背景もあるね。

2.電子化電子提供

日本音楽業界CDという物販以外を検討した経緯はある。例えばレコチョクLismoといったサービスである音楽業界は元々が電子機器再生前提なので、寧ろ電子化への対応はかなり早いほうだ。音楽業界は寧ろよい轍(?)。

ただ、このサービスCDの売上を食ったというデータはない。そして、より一般的CDmp3アップルミュージック含めたダウンロードコンテンツに置き換わった事実は残念ながら存在しない。

https://www.economist.com/graphic-detail/2019/10/18/the-strange-revival-of-vinyl-records

なんと、CDから電子販売の置換え以上に、両方合わせて音楽コンテンツとして売れなくなってしまっている。そして、その理由電子への置換えと仮定しようとしても、CDの減少のタイミングがあってない。これは、音楽コンテンツのものシュリンクである。従来有名ミュージシャンが歌えばミリオン、みたいな世界だったが、そんな事例が急減したことからもわかるだろう。カラオケ隆盛を越えた、レンタルで十分になった、少子化、他の嗜好コンテンツに客を取られた等言われてるが明確に一元的理由は探しきれない。

その傾向は元々出てきていたが、止めとなったのはストリーミングサービスシンプル音楽を買うという文化が低下していったと言ってよい。

ここから言えるのは売り物がCDmp3かは関係ないし、日本業界がうまく電子化商売(notストリーミング)出来たとしても残念ながら太刀打ちは難しかった、時代の大きな流れだろう。

日本iPodに負けたという言論があったりするが、そういう意味ではオーディオメーカーともかく、音楽業界は特段問題なかった。当時はまだまだダウンロード購入志向には早く(結局はCD市場には程遠い結果でもある)、リッピング元は結局はほとんどCDだったはずだ。それよりは、やはりストリーミングの影響がえげつない

3.ウェブ対応

日本音楽業界は多分ここが一番マズッたところ。今のミュージシャン音楽コンテンツのものの売上は期待できないため、YouTube公開したり、spotify登録して利益を上げてたりする。ショバ代をみすみす支払って。ここが日本企業としてはレーベルの垣根を越えてでも、独自サービスを作ってでも入るべき領域だっただろう。

そして、コンテンツ売上が下がった時に音楽業界が取った手段は、ライブイベントによるマネタイズ。それはコロナ禍で大打撃を受け、逆に出版業界には追い風に。可哀想なところも無くはないが、音楽の売り方に向かい合わなかったツケが回ってきたとも言えそうだ。

まとめ

以上を考えると、出版業界は同じ轍は踏むまいとプラットフォームビジネスを展開し、成功しているとわたしは思うのである。いやよくやってるよ。

あと、出版業界は版元と卸(≒閲覧サイト)とでクロス売り出来てるのも強みかと。コンテンツホルダーがkindleに限らずコミックウォーカー、自社アプリ、その他諸々に併売しているのでPF同士の競争にもなり場代を吸い取られにくくなってるし、逆にお店、つまり販売する機会が多く作れている。これは音楽レーベルは多分できてないよね。

2023-10-02

海外音楽評論を直訳するの好きな香具師おる?

嘘をつくつもりはありませんが、生涯のギター愛好家として、私が涙目になるソロほとんどありませんが、これはその数少ないソロのうちの1つです。 本当に信じられないほどです。 これまで演奏した私のお気に入りソロひとつ…彼がこれをリッピングしていたとき、誰に何をチャネリングしたのかはわかりませんが、彼の心は別次元にありました。 私はここ数年、自分修正を得るために数か月ごとにこれに戻ってきました

こういうやつ。

なんか直訳だと妙に味がある。

2023-09-15

車買う

前の日記にも書いたが、CX-5買い替える。

6種類グレードがあるけど、正直違いはよくわかってない。

見た目も違うらしいが多分外で見たら見分けはつかない。

シートベンチレーション付きの車に乗りたかったので、上から2番目のグレード390万のやつになる。

ガソリンモデルなら定価で30万安くなるけど、ディーゼルは今年まで免税が効いて乗り出しは15万しか変わらない。

色はこだわりないので、有料色はいらない。

オプションを選ぶ。

外観オプションなし。田舎なので変わった車に乗ってるとショッピングモールで捕捉される。

インテリアは一番安いマットだけ。今の車は絨毯みたいなやつだけど、ガススタの機械で洗うと臭くなる時がある。

あとはリモコンエンジンスターター赤外線カットフィルム、ナビ、ドラレコETC、5年メンテナンスパック。

マツダのナビは5万円だからお得だ。CD/DVDプレーヤーは無し。DVDリッピングしてUSBに入れれば見れるらしい。

下取りと値引きで乗り出し380。低収入男性が買うには高すぎる。

残クレの利率は高すぎる。

株を売れば払えるけど、売りたくないので妻から100万借りる。総額は妻に言えない。

車を買うことを仄めかすと安い車にしろ、300でも高すぎとか言ってる。

年に360日は車を使う。欲しい車を買わなかったら、乗る度に後悔する。

欲しい車を買ったら10年近く、車に乗る度に楽しくなる。

最近コンパクトカーにしても250万くらいする。10年の満足を100万で買えるなら安いと思う。

2023-08-26

anond:20230826222125

AppleiPhoneを作らなかったら未だにCD借りてきてはリッピングしてたかもしれない。

anond:20230826105519

もう10年以上前になるけどiPodMP3プレーヤー流行ってた時期はそういう人が多数派だった。

廃れた直接的な原因はデータバックアップや移動が面倒なことだと思うけど、背景としてAppleにとってもっと儲かるビジネスモデルが見つかってレンタルCDリッピングさせるような儲からない使い方をさせなくなったことも大きいと思う。

iTunesにはCDを読み込んだら自動曲名が取得できる機能まであったし(今は知らない)、少なくともiPod全盛期のAppleCDを買うかレンタルする消費行動を前提として顧客体験設計してた。

iTunesはある時期からぱったり進化が止まって、代わりにアプリストアを通じて課金するエコシステムは急速に発達。

現在CDかサブスクかっていう選択肢しかないのは音楽業界の都合じゃなくてApple誘導によるものだと思う。

CDの所有欲は低いけど、音源の所有欲は高い派なんだけど

結構少数派なんかな?

CD VS サブスクの話を見ると、いつも「物理媒体CDを所有する」か「サブスクだけで音源も所有しないか」の2択みたいな話になりがちな気がする

自分場合学生時代からずっとレンタルに頼っていて、CDはよっぽどほしいアルバムか、レンタル配信販売もしていないものぐらいしか買ってない。

でなんで自分はそういう価値観なのかなと整理してみると

辺りなのかなと思う。

あとは大量のCDレンタルしてリッピングしている間に歌詞カードライナーノーツを読んだり、Wikipediaでその歌手アルバムの背景を調べたりする時間楽しいというのはある。

この辺は趣味というか、どこかのラーメンハゲじゃないけど「情報を食ってる」部分はあるな~と思う。

(なのでここ数年、レンタルCDの実店舗が潰れているのはだいぶ寂しい。TSUTAYA DISCASとかでレンタルしてもジャケットライナーノーツがついてこないんよね…)

話がとっちらかってしまったけど、世の中こういう価値観音楽を聞いている人もいるってことで。

自分はこれから死ぬまで自分PC音源収集し続けると思う。

2023-08-23

WEB画像解像度は72dpiに設定すべきという幻想は捨てろ

Twitter映像畑の人による「映像系に使用する画像で72dpi以上は必要がなく、事前に整理するのが当然なんだけど350dpiのままで作業する人がいた。基本が抜けてるなぁ」といったツイートを偶然目にしてしまい、以下これに関してつらつらと書いていく。


結論から書くと、WEB画像解像度設定は72dpiだろうが350dpiだろうがなんでもよく、縦と横のピクセル数だけ見ていればよい。


DPIとは?>

印刷解像度設定」といったメタデータと考えてもらって構わない。

簡単説明すると、DPIとは、その画像をどれだけのキレイさで印刷するかという品質設定の単位である

dot per inchの略であり、1インチにどれだけドットを敷き詰めるかをこの数値で設定する。

72dpiは1インチあたりに72ドット、350dpiは1インチあたり350ドットドットの数が多いほど密度が上がるので鮮明に見える。

要はパソコンディスプレイ解像度と同じ。同じピクセル数の画像を72dpiの設定で印刷しようとすると大きく荒く出て、350dpiの設定で印刷すると小さくキレイに出る。

FHDの動画を27インチFHDモニターに等倍で再生すると全画面で再生されるが、27インチ4Kモニター場合、画質は良いが拡大しないと小さいウインドウ内で再生されるイメージとおおよその構造は一緒。

一般印刷用の画像データは350dpiにするのが理想とされている。

そのデータ映像制作使用する際に、解像度設定をそのままにしている人に対する嘆きが冒頭のツイートにつながったのだろう。


WEB画像におけるDPIPPI)>

DPIとは「印刷解像度設定」のことなので、デジタルで表示・使用する場合、この数値は関係がない。

というか、そもそもソフト側で参照されている様子がない。

まりDPIはどうでもよいのだ。

重要なのはピクセル数だ。1920×1080pxの画像があったとする。

解像度の設定を350から72dpiに変更したとする。

デジタル上でなにが変わるか。

なにも変わらないのである

画像の見た目も、容量も変わらない。カンバスサイズも変わらない。

実際に解像度の数値を変更した画像ブラウザで読み込んでみたところ、表示されるものは全て一様であった。

まり全く変わらないのである

なお、Photoshop上で解像度の数値を変更する際、設定によっては解像度の数値の増減に合わせて縦横のピクセル数も増えたり減ったり(拡大縮小)するので、それによって画像サイズが変わりはする。

ただそれはピクセル数の増減によってサイズが増減するということなので、例えば350dpiを72dpiにしたか画像が小さくなった、とは言えない。


ちなみにディスプレイ上ではDPIではなくPPIと呼ぶ。なぜならばDotではなくPixelから。どうでもいい話ではあるが。




そもそもディスプレイ解像度は>

72ppiじゃないよね。iPadは264ppiiPhoneは460ppiのものもあるよね。

モニターは、72ppi!」というのはあまりにいにしえの知識と言える。

さらに言うと、ppiは画面解像度と画面の物理的なサイズによって算出される。だってper inchだもん。

例えば4kモニターでも31インチなら142ppi20インチなら220ppiだ。同じ数ピクセルが詰まってるなら画面が小さい方が細かいでしょ。

というか、逆に言えば80インチ場合4Kと言ったって55ppiであるフルHDは28ppiだ。

ね、ppiのことを考えるのがどれだけ無駄か分かるでしょ。


映像制作においては>

最終的にエンコードする画面解像度、つまりフルHDなのか4Kなのかなどによって必要な素材のピクセル数は決まってくる。

からデカすぎる画像リサイズせよというのは分かる。

しかしそこにdpiだのppiだのといった数値はもはや関係がない。ピクセル数を削れという話なのだから

したがって、繰り返しになるがピクセル数だけ見ていればよい。

映像制作中においても、素材画像解像度設定が350だろうが72だろうが、画質になんの違いも出ない。

制作後も最終的にはエンコードをするので元素画像解像度設定はガチマジで関係がない。

素材データの受け渡しを考えても画像容量も変わらないので本当に意味がない。


まりWEB画像解像度設定は350dpiだろうが72dpiだろうがなんでもよく、縦と横のピクセル数だけ見ていればよい。

そして解像度設定の数値は画像の素性に一切の影響を与えない。

画像解像度設定の数値がバラバラだと先方にナメられるから、とかはガチで知らん。しょーもないと思う。

なんというか、基本を知らないなあと言っている側が昔の作法からアップデートできていないだけでしたっていうのを見て色々と考えてしまったものである

(もしなにか「いや違う!」といった指摘があったらください。)




  • 以下余談---------

<※IllustratorPhotoshopなどにおいては>

これらのソフト場合解像度設定の異なる同じ画像ドキュメント内に配置した場合、配置された画像の大きさ(縦横サイズ)に違いが出る。

なぜならばこれらは印刷を前提としたソフトであり、また、ドキュメント自体印刷解像度の設定がなされているかである





個人のこだわりの場合

なんとなくWEB画像場合は72にしないと気持ちが悪い、といった場合否定しないが、それはあくま個人のこだわりなのでそうしない人を基本が抜けてるとかう〜んとか言うのはやめた方がいいと思いました。

イラレ上で画像を拡大縮小してるのに元画像解像度を350dpiにするのにこだわるような意味のなさ。拡大縮小してる時点で解像度は変わってるし、印刷所でRIPときに均されるんだからさ※後述)


デジタルはわかった。結局印刷場合ってどうすればいいの?>

A4/350dpi必要ピクセル数が約W2890H4090pxなのでそれくらいで良いのでは。

ちなみになぜ350dpiが良いとされているかというと、これ以上解像度を増やしても人間の目にはあまり区別がつかないとされていたり、印刷機の性能の事情などによってそうなっている。

ポスターなどは150〜200dpi程度あれば十分とされる。デカものは近くで見ないし多少荒くて良いのだ。

抱き枕タペストリーなどもそれくらい。近くで見るものだけど、布自体の目が粗いのでデータ解像度を上げてもあまり意味がない。滲むし。

(布の種類にはよるが……)

ポスターも先述の通り解像度自体落とすので相対的ピクセル数は変わらずA1/150dpi場合約W3500H4960pxなので上記より少し増える程度。

抱き枕カバーのようにすごく縦長とかでもない限りざっくり縦横5000pxあればもう十分なのではと思う。


というか、素人場合印刷場合ピクセル数だけ見ていれば良いと思う。

実際に印刷されるデータ印刷所でRIPリップリッピング)といって、印刷データに変換されるんだけど、そのとき印刷解像度はあらかじめ印刷所で設定された数値に変換されることがほとんどだろう。

だって必要印刷解像度って印刷機の線数の2倍って言うし。ほらまた知らない単語が出てきた。入稿先の印刷機の線数なんて把握せずに解像度設定してるでしょ。普通は175lpiなんだって。LPI。Line per inchね。その2倍。だから350なんだね。知らないでしょ。だからいいんだよ。良きようにやってくれるんだから

A4なのかB5なのかとにかく出力サイズがわかっていて、それに十分なピクセル数が足りていれば良い。あと塗り足しね。

変に知識をつけて画像解像度350dpiしました! 仕上がりサイズはA4です!っていって縦横350pxみたいな画像が配置してあるデータ送られてきてもガビガビに印刷されるだけだよ。大事なのはピクセル数。覚えてこ。

2023-06-26

anond:20230626164657

iTunesは無くなってないよ。

Apple Music課金すれば自分リッピングした曲もクラウドに上げられるよ。

20代の頃、iTunesリッピングした音楽がたくさん実家HDDにあるんだが

どうしたらいいの、これ

今のMacで楽しめるの?

確かiTunesってなくなったんじゃなかったっけ?

なんか、手持ちの音楽クラウドにアップしたら

クラウドから聴けるようになるサービス始まったけど、

結局数年後になくなったみたいな話も昔聞いたことが…

オジサン若い頃楽しんだ音楽をもう一度楽しみたいがだよ…

誰か最適解おせーてくれよ…

2023-06-17

えっもう午後のこ~だとか使ってないの?どうやってCDリッピングしてるの?

2023-05-26

サッカーできるだけじゃ人生ダメなんだな 1/3


先日、不惑(forty years old)を迎えた。今では草臥れたおじさんだけれども、昔はサッカーが大好きで、自他ともに認めるサッカー馬鹿だった。

小学校から始めた。当時は、とにかくドリブルが大好きで、どんな形でもゴールを決めたら嬉しくて、勝っても負けても楽しかった。何も考えずにサッカーやってた。そんないい思い出もあるが、人生トータルでは辛い思い出の方が多い。

この日記は当時の個人情報でいっぱいだけど、俺はもういいよ。十分に生きたと思ってる。どうなってもいい。特定されても大したキズじゃない。クビになるのを恐れるような会社勤めでもない。

小学校中学高校も、部活一筋だった。中学時代にユースに誘われたことが一度だけあるが、自分は超一流にはなれないと何となくわかっていた。本当に才能がある奴は輝きが違う。自分サッカーを楽しめればそれでよかった。全国優勝とかには興味なかった。

高校は、京都府内にある名門校だった。懐かしい。思い出すにつれ、いい思い出と悪い思い出とが交錯するみたいになって、感傷的な気分になってくる。今はトニックウォーターを飲みながら書いてるけど、気分がいい。

それでさ、高校で補欠or正レギュラーに選ばれるようになったのは高二の秋以降だったんだが、最後の年になると1回戦から最後試合までフルで出場できた。国立競技場で戦えなかったのは残念だが、あの時の自分は輝いていたと思う。輝いていたのだ……。

大学は、とその前に、当日記は、いわゆる人生の落後者の振り返り日記になる。たまに、増田とかはてなブログでもそういうの投稿してる人いるだろ。自分もやってみようと思ったのだ。

俺という人間が落っこちきっかけは、大学だった。これから書く文章を要約すると、高校卒業後はスポーツ推薦(セレクション)で同志社大学に入った。そこでも、運や努力甲斐があって人並以上に活躍ができて、チアリーダー彼女ができて、学業も順調で、アルバイトも楽しくて、四回生になって、さあ就職活動だ、、、というところで人生の敗北を味わった。そこから転落していった。

俺より凄い奴なんて、世の中にはいくらでもいた。その一人が、当時の大阪大学サッカー部でキャプテンをやってる奴だった。以下アイツとしよう。

これがまた凄かった。価値観大人びていて、熱血漢で、スポーツは当然できて、面白い小話ができて、総合商社内定して、それで最後に、俺の彼女そいつに取られてしまった。あの時は、そりゃあキツかったよ。

俺がいい会社内定できていればもしや、という思いは当時あったがその線は薄いだろう。俺がアイツより優れていたのはサッカーだけだった。俺とアイツは、サッカーで対戦したことが一度だけある。高校時代に府大会でやり合った時、圧倒的な差で点をもぎ取って勝利を収めた。

ピッチ上で1on1にもなったが、俺の勝利歴然だった。見え見えの目線トラップに引っかかって、アイツは筋違いの方向に足を蹴り出した。それで、スルッと抜いてやった。高二の春季大会だったと思う。

大学以降は、リーグが違ったので対戦することはなかった(うちは一部で、阪大は二部)。しかし会場で見ることは稀にあった。

まあ、これから昔の日記を読みながら、ちょっとずつ書いていく。辛い思い出にはなるけど、他者から見たら参考になることがあるかもしれない。そう願っている。

今回、この日記を書こうと思った最初の切欠は、先日まで放送されていたアニメブルーロック』の影響だったりする。あれだけ見事なサッカーアニメを見せられて、つい昔を思い出してしまった。

今の自分は、アニメの後半で出てきた、サッカーを諦めた馬狼照英が自宅テレビサッカー試合を見ながら発泡酒を開けるシーンがあっただろ。まさに、あれだ。あれが今の自分なのだ契約社員で、ワンルームマンション暮らしで、あんまりお金がなくて、実家も太くないから帰るわけにもいかない。

それでも、人生一度くらいは筆を取ってみたい。思い立ったが吉日ということで、ちょっと書かせてもらう(4/27時点)。どれくらいかかるかな。三週間くらいか。みんな五千字は書いてるイメージがあるから、それ以上の文量でいくことにする。ほとんど大学生になってから体験記になる。



1. 高校大学に入ってから

 運のいい人間だった。サッカーというのは、誰でも想像はつくだろうが足を酷使する。高校時代全国大会活躍するような選手でも、ある時から怪我に悩まされてしまい、まともに練習ができなくなり、実力が落ちて試合に出してもらえなくなり、ハード練習をしてまた怪我を……といった悪循環に陥る選手が少なからずいる。実際、俺の同期の一人はそれでサッカーを辞めた。

 高校と違って、大学場合セレクションで入って部活を辞めても大学生をしていいのだが、律儀だったそいつは、出身高校に詫びを入れたうえで潔く退学していった。

 幸いにも、そういう怪我とは無縁だった。かといって、そこまで実力があるわけでもない。府のトレセンに選ばれた経験もない。選ばれかけたことは何度もあるらしいのだが。ポジションは……すまないが内緒でお願いしたい。フォワードみたいに目立つポジションじゃない。

 大学回生までは順調だったかな。部活毎日キツイけど成長している感覚があったし、トレーニングメニューとか選びやすかったし、アルバイトも始めた(木屋町居酒屋だった。どんがまと、さざんか亭と、あとはジャンカラでも働いたっけ)。

 本当に順調だった。学生生活は楽しかった。サッカーの腕前も上がって、二回生秋季にはベンチ入りして、三回生になる頃にはスタメンが基本だった。関西サッカー一部リーグ活躍してる大学生、といえば聞こえはいいけど、実際、精神的にはそんじょそこら学生と一緒のレベルだった。

 練習中に調子に乗ることはあったし、アルバイト先で後輩にマウント取ることもあったし、体育会の悪い連中に至っては、女遊びに夢中になって、今だと警察沙汰逮捕されてニュースになるようなこともやっていた(俺は無縁とは言わないが、断じて犯罪は冒していない。むしろ、やりかけた先輩も後輩も止めていた)。

 勉強部活もマジメにやったつもりだ。普通大学生だった。でも、三回生の夏前だったかな、幸せ大学生になったのだ。

 関西地区での試合だと、応援団チアリーダー部がやって来ることが稀にあった。本当に稀だったけど。それで、ある交流試合だったんだが、その日は調子がよくて活躍できた。敵味方の動きを読んだポジショニング完璧だったし、要所要所で相手ドリブルカットして、俺が蹴り上げたボールセンターラインを飛び越えて味方のところにドンピシャで飛んで行った。ただ、ゴールを決めることは叶わなかった。ゴールを決めるポジションじゃないので、どうしようもないのだが。

 試合が終わった後で、帰りのバスを待つ最中チアの子達とちょっとした話になったんだが、その時にメアド(※TwitterLINEは当時ない。GREEmixi黎明期だった)を交換した女の子がいた。

 その子(千亜子とする)の見た目は、そりゃあ可愛かったけど、英語が話せるところとか、知的なところとか、お酒に酔ったら暴れがちなところとか、某飲食チェーン店花形店員だったのとか、品のあるところがよかった。性格は明るかったりドライだったり、区別が難しかったな。演技するタイプだった。

 体型は普通だった。ふくよかとか、細いとかは何ともいえない。胸はそれなり。好みのタイプではあった。オムライスとか作るのうまいし、たまに唐突に泣き出したりする。

 千亜子は、恋愛積極的な方だった。デートではよく手を繋いだ。セックスの相性はよかったと思う。最中はよく緊張してたけど、段々と気分が乗ってきて、いろんなことを言ったり、やったりしてくれた。

 交際期間は、三回生の秋から一年と少しだった。まあ、平凡なカップルだったと思う。喧嘩とかもなくて。終わりはあっけなかった(最後のあたりに後述)。単位をほぼ取り終えて、学生生活最後満喫してる一月頃に遠回しな言葉でフラれてしまった。



2. キャプテン君のこと

 三回生の秋頃だった。ある男子学生と知り合った。阪大サッカー部でキャプテンをしていた。上で説明した『アイツ』のことだが、さすがに失礼なので以後はキャプテン君とする。彼とはリーグこそ違えど、顔を合わせる機会はたまにあった。といっても、こちからしかけることはなく、せいぜいすれ違ったり、試合を遠目で見たりする程度だった。

 それで、ある時に知ったのだが、そのキャプテン君は、千亜子と同じアルバイト先だった。二回生の時に同時にその飲食店に入って、それから一緒に働いていたらしい。

 俺がそのキャプテン君と千亜子が一緒にしゃべっているのを見たのは、ある試合場での一度きりだった。まあ、普通アルバイト友達みたいな感じだったな。千亜子マイミク繋がりで、俺のアカウントにもキャプテン君の情報が表示されていた。

 ところで、キャプテン君の試合風景だが、圧倒的闘志でもってプレーするスタイルだった。反則スレスレチャージは当たり前であり、プッシング(相手を押す)やトリッピング(相手を蹴る)も恐れなかった。本人がどんなつもりなのかはわからないが、とにかく闘志が凄かった。

 ただ、残念ながら……実力が足りなかった。キャプテン君は反則っぽいプレーをするにしても、審判からするとモロバレの位置取りで、かつ見えるようにやっていた。相手身体に触れることで反則を取られていた。あれではダメだ。

(注)

サッカーでどこまで相手接触してよいかだが、概ね次の三点に要約できる。サッカー試合を見ることがあれば意識するのも面白い

自分から接触するのは、肩だけで押す行為に限って可。腕や手や足はダメ

自分から触れない不可抗力とみなされた場合は、相手接触しても反則にならない。。

ボールを狙った行為でも、真後ろからスライディングなどは危険行為とされる。

 そのうえキャプテン君は、まともなプレーについても大学レベルに達してなかった。いや、そこらの高校生に比べると遥かにうまいが、大学サッカー活躍できるレベルにはないという意味だ。

 当時の阪大は、関西二部リーグと三部リーグを行ったりきたりだったと思う。大学練習設備もおそらく不十分であり、練習時間だって他の部活と融通を効かせてやっているようだった。そんな環境だし、受験勉強サッカーも一流の選手なんて、そうそういるはずもない。

 キャプテン君の試合最後に見たのは大学四年の時だった(リーグが違うと試合を観る機会がほぼない)。相手選手と1対1になってる時に、ボールを取るために肩をぶつけに行っていた。右足でボールを手繰り寄せようとしたらしいが、相手ふくらはぎを蹴ったうえ、身体をぶつけて吹き飛ばしていた。わざとか……? と思ったが、それにしては迷いがなかった。

 レッドカードと思いきや、イエローで済んでいた。が、その十分後にはまた相手の足を狙ったスライディングをかまししまい、さらイエローを食らって……しょっぱい試合になった。

 当時、俺はある意味キャプテン君を尊敬していた。これまで俺がいたサッカー部で、あそこまで勝利にこだわる人間を見たことがないからだ。下手ではあったが、精一杯にボールを取りに行って、仲間に檄を飛ばして、試合を終始いいムードにしようとする。

 ある時などは、試合が終わった直後の屋外ミーティングだったと思うのだが、別の選手試合場の壁に押し付けて怒号を発していた。「俺らは本気になる力が足りとらん。もっと自分を主張せんと!!」みたいな要旨だった。

 人に対して、ここまで熱くなれるヤツを見たことがなかった。中学でも高校でも大学でも、ここまで自分言葉自己主張できるヤツはいなかった。キャプテン君は、俺の心に爪痕を残していた。

 続き

 https://anond.hatelabo.jp/20230526212235

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