「抗精神病薬」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 抗精神病薬とは

2025-11-06

anond:20251106150145

専用の薬ってあんま効いたことないけど医者にかかるレベルの性衝動がある場合

抗精神病薬SSRIを処方されることがある

男の場合男性ホルモン抑制剤が出ることもある

 

でもどっちもそれ用ってよりはそういう副作用がある薬って感じだからよっぽどじゃないと出ない

2025-10-05

anond:20251005013257

ほぼ同意

ジプレキサとかセロクエルとかの非定型抗精神病薬は薬屋が儲かるだけで患者が飲んで良いことなんてないよ。糖尿病になるし。

バカの一つ覚えみたいにベンゾを否定しないで上手く使えってのな。安くてよく効くし依存性以外の副作用はあまり無いんだから

2025-10-04

ほら、よくあるやつ

「フォリー・ア・ドゥー(folie à deux)」について解説します。

🧠 フォリー・ア・ドゥー(Folie à deux)とは?

🔹 概要

「フォリー・ア・ドゥー」はフランス語で「2人で共有する狂気」という意味で、**共有精神病性障害(Shared Psychotic Disorder)**の一種です。

これは、密接な関係にある2人(またはそれ以上)の人物が、同じ妄想や非現実的な信念を共有する精神疾患です。

🧩 特徴

🔸 主な構造

フォリー・ア・ドゥーは、通常、以下の2人の関係から成り立ちます

1. 一次者(Inducer / Primary)

妄想の源となる人物

精神疾患(多くは妄想障害統合失調症)を患っている

支配的・影響力の強い性格であることが多い

2. 二次者(Recipient / Secondary)

• 健常であったが、一次者の妄想を共有するようになる

孤立しており、一次者に依存していることが多い

🧪 種類(派生形)

フォリー・ア・ドゥーには人数や影響のされ方によっていくつかのバリエーションがあります

名前 説明

Folie à deux 2人間で共有される妄想

Folie à trois 3人で共有される妄想

Folie en famille 家族全体で妄想を共有

Folie à plusieurs 集団で共有される(カルトに近いケースも)

🧠 例(フィクション & 実例

📚 フィクションの例:

映画ジョーカー(2019)』では、ある意味社会との共有された狂気テーマが描かれる。

ホラーゲーム映画サイレントヒル』には、カルトによる集団妄想に近い描写がある。

📰 実際の事件例:

スウェーデンのアーネソン姉妹事件(2008)

双子が同時に高速道路に飛び出すなど、不可解な行動をとった。後に一方が他方を殺害

🩺 診断と治療

🔍 診断

精神科医が、妄想の内容・関係性・依存性を調査

• 一次者と二次者を隔離し、妄想が維持されるか確認する。

💊 治療

隔離(分離):最も効果的。二次者は通常、分離後に妄想消失

薬物療法抗精神病薬など(特に一次者に対して)。

心理療法認知行動療法など。

🧭 社会的・文化的背景

• フォリー・ア・ドゥーは、孤立支配関係・強い依存などの社会的・家庭的要因が大きく関与します。

カルト、極端な宗教、閉鎖的な環境などでも類似現象が起こりうる。

💡 まとめ

特徴 内容

定義 2人以上が同じ妄想を共有する精神障害

主な要因 密接な関係依存孤立

治療第一物理的・心理的な「分離」

珍しさ 非常に稀なケース(精神医学的にはまれ

2025-06-16

anond:20250616112156

昔会食嘔吐恐怖でメンクリ行った際貰った薬がリーゼとグラマリールだったんだけど、今思うと抗不安薬+抗精神病薬だった

制吐剤は抗ドパミン作用を持つものばかりで抗精神病薬としての適用もあるんだが、まさか俺が昔抗精神病薬を飲んでいたとは思わなかった

2025-06-11

anond:20250611205557

その統合失調症のおくすりっていうのは抗精神病薬のことだと思うが、抗精神病薬適応拡大が進んでおり、双極性障害にもうつ病にもごく普通に使われてるので、処方されてる薬でもって病名に対して疑念を抱く必要はない。死にたい気持ちについては主治医ありのまま伝えるのがいいと思う。薬の調整があるかもしれないし、場合によっては入院して休養することになるかもしれない。私の個人的気持ちとしてはあなたのように優秀そうな人に死んでほしくないから、最後まで足掻いてほしい。

anond:20250611191836

愛着障害って年齢が子供ときしか診断できない特殊病気なんだけど分かってる? 

ネットとかしょーもない新書簡単にそういう流行りの概念にころっと洗脳されるのをまずやめてほしい。

躁鬱の薬(って気分安定薬?)だけで足りてないなら抗精神病薬も飲んでください。

anond:20250611073936

抗精神病薬を大量服用してるときは誰でもIQは下がるだろうね。ワーキングメモリとか処理速度とか特に下がりそう。

統合失調症場合は病状が悪い時に一時的IQが下がるだけでなく、発症するとIQが恒久的に20〜30下がるのがすごい問題なんでしょ。

知覚推理だけしか測れないMENSAテストじゃなくてきちんと病院でWAISを受け直して、病状が落ち着いてるときIQを測ってみたら?

2025-05-22

anond:20250522151455

法律上定義麻薬及び向精神薬取締法)と、薬理学臨床医学における「向精神薬」の概念は、目的視点が異なるため一致しないことが多いです。

1. 法律上定義とその目的

麻薬及び向精神薬取締法における「向精神薬」は、乱用防止のために規制対象とする物質を列挙することが主眼。

向精神薬」のリスト時代や国際条約国連麻薬単一条約など)との整合性考慮して随時改定される。

したがって、この法律カバーしない薬でも「精神作用を有する薬」は世の中に多数存在する。

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2. 薬理学的・臨床的定義

薬理学では、「向精神薬(psychotropic drug)」を中枢神経系作用し、意識認知感情・行動を変化させるすべての薬物と定義します。

主な作用別分類:

1. **抗うつ薬**(セロトニン再取り込み阻害薬など)

2. **抗不安薬ベンゾジアゼピン系**

3. **抗精神病薬**(ドーパミン拮抗薬など)

4. **気分安定薬**(リチウムバルプロ酸など)

5. **中枢興奮薬**(メチルフェニデートなど)

臨床現場では「どの症状(うつ不安統合失調症ADHD など)をどう改善するか」で薬を選び、法律上規制とは独立に用いられる。

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3. 国際的定義との違い

WHO世界保健機関)は、精神疾患の治療に使われる薬を “psychotropic medicines” と広く定めています

この概念には法律規制される向精神薬のみならず、抗認知症薬や睡眠薬の一部なども含まれる。

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4. なぜ法律定義だけにとらわれてはいけないのか

1. 医学的に必要治療薬が法律上の“向精神薬”に含まれない場合でも、適切な管理のもと処方・使用されている。

2. 逆に、法律規制される物質が必ずしも臨床で日常的に用いられるわけではない(例:フェンチラミンなど)。

3. 「向精神薬危険薬物」という誤解のもと、正当な治療機会が阻害されるリスクがある。

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5. まとめ

法律の“向精神薬定義は、主に“乱用を抑えるために規制すべき物質”をリスト化したものに過ぎません。一方、薬理学WHOでは、『中枢神経に作用して心の状態を変化させるすべての薬』を向精神薬とし、抗うつ薬抗不安薬抗精神病薬などを広く含めています。ですから法律規制されていない薬でも臨床的には向精神薬として使われ、大切な治療を支えています法律リストと、医学薬理学定義目的が違うことを理解しましょう。

2025-05-20

anond:20250520090452

統合失調症の人の陽性症状が酷いとき、どれだけ暴れるかや暴力をふるうかを目の当たりにしたことがあると、ロボトミー手術が社会から必要とされた理由については理解できてしまう。抗精神病薬発明外科的手術以外の鎮静手段ができたことは、患者本人にとっても周りの人にとっても良かった。

2025-05-15

犬猫向精神薬

噛み癖がある犬専門のトリマーさんの動画を観ていたら、異常行動するワンコの飼い主さんが「向精神薬を飲み始めてからだいぶ大人しくなった」って言っててビックリした。調べてみたら、SSRI・三環系抗うつ薬抗不安薬抗精神病薬など人間が服用する向精神薬犬猫用にも販売されていた。

いやぁ、犬猫も神経過敏な子はお薬飲むんだねー。ぜんぜん知らなかった。

2025-05-09

anond:20250509115812

抗精神病薬副作用でジスキネジアやパーキンソン症状が出ちゃってる人は外見で分かってしまうけどな……

2025-04-10

anond:20250410030604

ごめん、まだ本文読んでないんだけど書かせて。

その女優さんの一報を聞いて自分が一番に思い浮かべたのは自分の姉のことだった。

明らかに統合失調症の症状(幻聴被害妄想)を呈していたのに、親も姉自身統合失調症だと認めることができなくて、強迫症状(統合失調症によく随伴する症状)の治療のためだけに精神科に通ってた。

姉は統合失調症を思わせるような症状に関しては医者に黙ってたから、強迫性障害強迫症)ってことになってた。統合失調症抗精神病薬治療してなきゃ悪化する病気だ。危惧していた通り、ある日姉は陽性症状ピークに達し、ご近所に突撃し、警察を呼ばれてそのまま精神科スーパー救急病棟措置入院することになった。

女優さんの逮捕時の様子はその時の姉の様子にそっくりなのだ

から私は第一報を聞いたとき幻覚妄想興奮状態を呈する何らかの病気(いわゆるサイコーシスサイコーシスを呈する病気統合失調症のほかに双極症がある。ほかに一過性の症状としてあらわれる場合もある)、またはそれらの症状を引き起こす薬物のどちらかなのではないかと思った。

女優さんの場合は二年に一度という明確な周期性があるという話も小耳に挟んだので双極症なのかなと思ったり……っていう。

やはり身近にそういう人がいる人、または当事者の人は同じことを連想するのだなと思った。

2025-04-09

自殺境界線

「気丈にふるまっていたけど,あの人自殺したよね」「あい死ぬ死ぬ言ってる割に全然死なねーじゃん」

30代になる程度には年を重ねると,一度や二度とは言わずにこういったことを経験することもあるのではないだろうか.

では,この人たちの思考境界線自殺へ発展するか否か,はどこにあるのだろうか.

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自己紹介から

僕は双極性障害ADHDASD(共に診断済み)を持っていて,精神手帳2級と障害基礎年金2級を持ってる,博士課程(理系)の学生だ.

(おそらくASD傾向が強くて)自身思考内省したり,薬を調節して自身人体実験をするのが結構好きである

希死念慮が強いとき結構あり,死にそうになるたびに「今日自殺願望湧いてて草,頓服飲むか~死にてー.殺してくれないかなぁ」などと思っていたりツイートしたりする.春になり,暖かくなり,生物活動が活発になるほど,自分のことを惨めに感じ,死にたくなる.

そんな僕が最近"自殺境界線を越えたな"と感じる場面が,先週うつ転して以来,多々あるので,死ぬ前に見えるところに日記を残そうと思い筆をとった.

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普段思考はいわゆる一般人と変わらないであろう,と思ってる.それなりに勉強できるし,友人とのやり取りやツイッターなども楽しめる.たまには知り合いとディスコードで雑談したり,Youtube面白い動画をみて笑ったりできる.正直,そこには障害も何もない.神経多様性も何も感じない,普通人生

お薬を飲んで,早めに休憩を取って,適切なタイミング頓服を取れば,皆と同じように博士課程も進めることが出来るだろう.ドクター後の研究者人生は大変なのかなぁなどとぼんやり考えていた.

実際,ここ2ヵ月,修論発表や博士課程入試後,は気分がよかった.簿記勉強してみたり,専門科目の勉強をすすめたり,研究会に行ってみたりと落ち着いた生活を送っていた.

だが,春になり入学式シーズンが始まると,やけに思考歯車が狂ってくるのを感じる.うつ転した.

双極性障害うつ病といった気分障害というものを知らない方たちに説明するが,気分の落ち込み,即ち抑うつ気分は病的なものであり,希死念慮自殺企図といったものもある種病的な自然発生の仕方で,脳内で発生し,循環する.

そのたびに,僕は「このような思考障害ドーパミン系の回路を含む脳の血流の問題であるだろう*」とか,「思考制止が表れてるか判断する方法はないのか」などといった,片手間で眺めていた精神医学の本の知識を思い出す.

(注*直接は書いてないが,電気けいれん療法などがうつに聞くということから,脳の回路の循環をとめ,血流をよくすると治療抵抗性のうつなどがある程度寛解するのではと考えている.精神からすると違うかもしれないが.)

とにかく,自殺願望は自然現象であり,止める手段といえば頓服(抗精神病薬)を飲み,休憩することで少しは改善するが,基本的に避けようがないものである

では,このような自殺願望が止められないというようになったらどうするべきか,それは入院である

入院して,テレビや数年前の雑誌かるたオセロといった制限された娯楽しかない場所に行き,2-3か月療養することである程度は回復する.死ぬといって暴れれば,保護室(ベッド以外何もない部屋,持ち込み禁止で水を飲むか思考するかしかできない)へ送られる.そんな人生

もちろん,一度入院した身としては思考歯車が狂い,希死念慮唐突に感じるようになったとて,数週間も入院はしたくない.その思いが強く,うつ転し,希死念慮を鋭く感じて手元にあった薬でODして吊るか悩んだあの夜は乗り越えた.

そう,希死念慮から見ると自殺企図はすぐそこにあるのだ.手段を考え,行動に移すかはほとんど希死念慮を感じ取っているときから始まっているといっても過言ではない.少し大げさだが,高学歴大学を出て,修士課程まで専門分野をある程度修めて,博士課程でやっていこうとする人間が言う位である.こんな僕でも,この瞬間は大真面目に自殺を一時間位考えていた.あの瞬間に,決意のようなものが漲っていたならば,今この場には居ないと思う.

一度目の入院以降,ヘルパーさんといった家事のお手伝いの人や,訪問看護師が週3回入って傾聴してくれていて,二週間に一回は必ず病院継続的にここ4年程通っているという状況だ.病気の人ならこれ以上努力すべきところはないといってもいい.なのに自殺願望は訪れる.うつ転,抑うつ気分,希死念慮は避けられない.

普段ナイーブことな微塵も考えてない.面白いコンテンツに触れることが出来るし,みんなも普通に会話してくれる.なのに唐突に死にたくなって仕方がなくなる.自分価値否定して,自らの生を否定する.

今死にたくなってるみんな,生存戦略しましょうか.

まずは自分の死にたさがどこからどの程度来るのかを観察しよう.うつ病ならうつ病の薬を貰い,適応障害なら職場からいったん離れよう.自分否定し殺そうとする職場なんていても意味がない.好きな職場なら,少し回復を待ってからでもいいではないか.僕も指導教官から少し見放されてはいるが,回復という名目で少し距離を置いていいと思う.見放される原因は一過性ストレス障害である適応障害だった.

今死にたがってる人を見かけてるみんな,生存戦略しましょうか.

青年期なら,青年特有の心の動きというものがある.死にたくなったり突然幻覚幻聴といった一過性精神病の症状がでることだってある.その子も,一つ一つの自殺願望を乗り越えれば,一歩ずつ大人になれる.大人になると,発達障害を含むいろんな障害が少し和らぐ.対人関係距離感というものがあるが,仲良いなら仲いいほど良い距離感でいてあげればいい.対人関係という網は自殺からの子をある程度守ってくれる.

既に病気を持っている人なら,落ち着いて入院セットを整えよう.次に自殺願望がわいた時が最後かもしれない.

自殺というのは,現代社会において1,2位を争うほどの死因であるところの,「病気である.その病気は最善を尽くしても避けられない場面は多い.対人関係などのバックグラウンドがあるとその病気改善しないにしても守ってくれる.みんなも自分の身や大切な他人の身を守ってほしい.「死にたい」のすぐ先に「死」がいつでも待っている.

2025-04-08

anond:20250407195817

旅行帰省なんて予定がわかってるものに対して定期薬が不足する状況がよくわからない。最短2ヶ月分、最長6ヶ月分で処方してもらえる薬を旅行に持っていけない理由って何だ?

それだけ手元にあったら予備でカバンとか持ち歩き用のポーチかに数日分仕込んでおくとかできるでしょ。生理用品と一緒に予備のピル持ち歩く子いるよ。処方がいつまであるかきちんと把握しておいて、旅行にいくと足りなくなりそうなら早めに受診して処方してもらうとかできるでしょ。

薬を受け取った後に何月何日まであるかきちんと把握したりとか、そういう薬の管理できてるのかな。薬の管理できないなら、処方薬もらうとき医者でも薬剤師でも相談した方がいいと思う。

薬の管理ができない人に抗精神病薬市販で売るのってめちゃくちゃ危ないと思う。

2025-03-16

anond:20250316082828

精神科の薬の歴史は、1950年代抗精神病薬発見に始まります。

精神科の薬の歴史

1950年代フランスクロルプロマジンが合成され、精神病治療薬として用いられるようになった。

1950年代には三環系抗うつ薬発見され、リチウムの抗操作用も確認された。

1959年にルンドベック世界初抗精神病薬ひとつ、Truxal®上市した。

1960~1970年代第1世代抗精神病薬のLAI(持効性注射剤)が相次いで開発された。

1990年代には、より有用性に優れた「第二世代」の抗精神病薬が生まれた。

2003年には第2世代抗精神病薬LAIが誕生し、治療自己中断による再発を予防できるようになった。

精神科の薬の初期の薬剤】

近代20世紀前半までは、スコポラミン、アトロピン、抱水クロラールやバルビツール酸系モルヒネなどのカクテルが用いられた。

1894年明治27年呉秀三の『精神病学集要』には、麻酔剤としてモルヒネ、あへん、カンナビノン、催眠剤として抱水クロラールやクロロホルムといったものが挙げられる。

まりちゃんとした治療ができるようになったのが1950年代以降で、それまではモルヒネとかアヘンとか処方してたりで酷いもんだったってことかな

2025-03-06

統合失調症における最小作原理の逸脱と異常体験理論

統合失調症病態理解する新たな理論的枠組みとして、神経回路レベル情報処理における「最小作用の原理からの逸脱が異常体験を引き起こすという仮説を提唱する[1][2][3]。

この理論は、従来のドーパミン仮説や神経回路異常説を統合し、自由エネルギー原理ベイズ推論の破綻量子力学アナロジー説明する。

前頭葉-辺縁系ドーパミン伝達異常が神経回路の同期性を乱すことで、脳内の「作用積分」最小化プロセスが阻害され、確率的経路探索が活性化される。

その結果、通常は抑制される量子力学的な重ね合わせ状態認知プロセス顕在化し、幻覚妄想などの陽性症状が発現するメカニズム提案する。

神経回路の最適化原理としての最小作用の原理

自由エネルギー原理作用積分最小化の数理的等価

神経回路の情報処理を特徴づける自由エネルギー原理は、ベイズ推論による予測誤差最小化の過程を定式化したもの解釈できる[3]。

この理論的枠組みにおいて、脳は外界の生成モデルを内在化し、感覚入力との予測誤差を最小化するように神経活動最適化する。

この過程物理系の「作用積分」最小化と数学的に等価プロセスとして再解釈する。

神経回路の時々刻々の活動パターンは、ラグランジアン関数定義される作用積分の極小値を探索する経路として記述可能である[3]。

ドーパミン調節システム役割再考

従来のドーパミン仮説では、中脳辺縁系D2受容体活動陽性症状の原因とされてきた[1]。

この理論拡張として、ドーパミンシグナルが作用積分の地形形成寄与する要因と位置づける。

具体的には、ドーパミンが神経回路の接続重み(シナプス強度)を調整することで、作用積分局所的最小値の分布を変化させる。

統合失調症ではこの調節機能破綻し、最適経路から外れた異常な作用極小値へのトラップが生じると考える[2][3]。

統合失調症における作用最小化の破綻メカニズム

海馬-前頭前皮質ループの同期異常

理研モデルマウス研究で示された海馬場所細胞異常[2]は、空間認知における作用積分最小化の失敗例と解釈できる。

通常、迷路探索時の神経活動経路積分最適化過程を反映するが、カルシニューリン変異マウスでは過剰な神経発火が作用地形の乱れを引き起こす。

この現象を、量子力学における経路積分確率的広がりと数学的に類似した過程としてモデル化する。

ドーパミン変調による確率経路の活性化

前頭葉ドーパミン伝達の低下が皮質下系の過活動を引き起こすという修正ドーパミン仮説[1]を、作用積分の多極化現象として再解釈する。

ドーパミン濃度の地域差が神経回路の「温度パラメータ」として機能し、確率的経路選択の度合いを調整すると仮定する。

統合失調症患者ではこのパラメータが異常値を示し、確率的重み付けが狂うことで通常は無視される高エネルギー経路が選択されやすくなる[3]。

異常体験の発生機序

認知プロセスにおける経路積分確率解釈

通常の認知処理では、多数の可能な神経活動経路のうち作用積分が最小となる古典的経路が支配である

しか統合失調症では、神経回路のノイズ特性変化やドーパミン調節異常により、経路積分確率分布が歪む。

この状態シュレーディンガー方程式の非調和振動子モデル記述し、固有状態の重ね合わせが異常知覚として体験されると考える。

観測問題神経科学対応

観測問題を神経活動マクロ収束過程対応づける。通常、意識的注意が神経活動波動関数特定状態収束させるが、統合失調症ではこの収束プロセス不安定化する。

特にデフォルトモードネットワークの過活動[2]が、内在的な観測機能を阻害し、重ね合わせ状態の持続を許容すると仮定する。

理論予測実証可能

神経活動経路積分計測

マルチエレクトロード記録と光遺伝学を組み合わせ、迷路課題中の海馬神経集団活動経路を作用積分定量化する[2]。

統合失調症モデル動物経路積分分散が増大することを予測し、抗精神病薬投与によりこの分散収束するかを検証する。

量子もつれ指標の開発

神経細胞集団間の同期性を量子もつれアナロジーで測定する新規指標提案する。

fMRIと脳磁図(MEG)を組み合わせ、デフォルトモードネットワーク内のコヒーレンス持続時間を計測することで、異常な量子状態の持続性を評価する[2][3]。

治療戦略への示唆

作用地形の最適化療法

経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いて特定神経回路の作用積分地形を改変する。前頭前皮質への高周波刺激により、異常な局所最小値から脱出するエネルギー障壁を低下させる[1][3]。

量子経路選択薬理学制御

ドーパミン受容体部分作動薬により神経回路の「温度パラメータ」を調整し、確率的経路選択の重み付けを正常化する。

特にD1/D2受容体バランス調節が、作用積分の地形平滑化に寄与すると予測する[1][3]。

結論

理論は、統合失調症病態を神経回路レベル情報最適化プロセス破綻として再解釈し、異常体験の発生機序説明する。

自由エネルギー原理作用積分最小化の数学等価性[3]、海馬の経路符号化異常[2]、ドーパミン調節障害[1]を統合する新パラダイム提示した。

今後の課題は、量子神経科学手法による理論実証と、作用地形を標的とした新規治療法の開発である

これにより、精神疾患理解物理学的原理に基づく統一理論へと発展する可能性が開かれる。

Citations:

[1] https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC%EF%BC%88%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87%EF%BC%89

[2] https://www.riken.jp/press/2013/20131017_1/index.html

[3] https://www.riken.jp/press/2022/20220114_3/index.html

2025-02-02

anond:20250202085515

薬についてはあなたを直接診た医師判断することなのでなんとも言えないけど、ここに書かれたエピソードを読む限りにおいては双極症の可能性は濃厚なので、今後の躁うつの波を予防する目的気分安定薬が処方される可能性はある。双極症は症状があるときも無いとき寛解してるとき)も基本的に服薬は必須とされている。

ここで自分がいう気分安定薬とは、リチウムバルプロ酸抗てんかん薬だけを指すのではなく、非定型抗精神病薬も含まれる。

あと、不眠が双極症の症状のひとつである場合、不眠だけにアプローチするのでは効果が薄く、原疾患(双極症)を治療することで良くなる可能性は一応ある。

おすすめ病院についてメモってなかったの?

あんまり詳細に書くと混乱するだろうと思ったから前回はザックリとしか書いてなかったけど

おすすめ

・「精神科専門医」「精神保健指定医」を持っていること

自分の経歴をHPで公開していて精神科修行した経歴を確認できること(上記ふたつの資格を持っていれば、まあそこそこちゃんと修行したんだろうなと言える)

・若すぎず年寄りすぎないこと(40〜50歳台がおすすめ

上記条件にあてはまる医師がいる精神科クリニック、メンタルクリニック

避けたほうが無難

精神科経験がない医師(たとえば内科開業医標榜している「心療内科」など)

・チェーン展開しているクリニック

コンビニクリニック

その他

・これはまったくの私見なので書くかどうか迷ったのだが、いわゆる有名人も避けたほうがいいと思う

・でもどんな医師にかかるかは自由なので、○○先生に診てもらいたい!という気持ちがあるなら止めはしない

有名人とは……メディア露出してたりSNSをやってたり著作を出してたりするような人

2025-01-31

anond:20250130182240

なんか統合失調症陽性症状というよりは躁状態っぽいな〜と思いながら読んでた。

保護入院ってのは医療保護入院のことかな? だとしたら元増田同意してようがしてなかろうが強制的にぶち込まれてたと思うよ。医療保護入院は非自発的入院の一形態なので。

元増田同意があってはじめて入院が成立したならそれは任意入院だ。

発達障害でも一過性統合失調症様症状(Psychosisと言う)が出ることがあるから、結局のところ増田はそれでしたって判断になってるのかな、現時点では。

精神科病名は暫定的診断であることが多いから今後の推移次第でまた病名が変わってくる可能性はあるよね。

たとえば統合失調感情症だとか、精神症の特徴を伴う双極症とか、変わった精神科医なら非定形精神症の病名をつけるかもしれない。

発熱のくだりとか、NPSLEかな?器質性かな?症状精神症かな? と思わせるようなくだりもあるし。

なんかでも、いま発達障害という診断名で落ち着いていようが、少量でもいいか抗精神病薬は服薬し続けていたほうが良さそうな感じはするね、元増田の経緯を読むと。

2024-12-28

今年、心療内科に初めて行ってから現在に至るまでの変化を、吐き出しておく。

自分にはひどい先延ばし癖があって、学校を退学した過去がある。

今年前半にその悪癖が悪化した。また同時期に就寝時間睡眠時間の乱れが悪化した。

そうして仕事にも無視できない影響が出てきた。そこで、初めて心療内科に行くことにした。

初診で何かテストのようなものを書いて、その後診察を受けたが、うつ状態ではないと言われた。

当時自分としても自身うつ状態だとは思っていなかった。

なんらかのアドバイスや処方によって、先延ばし癖を少しでも改善できたら儲けもの程度に考えていた。

それほど長くないやりとりの結果、抗精神病薬抗不安薬睡眠導入剤が処方された。

抗不安薬については、その後増量したり種類を変えたりしたが、効果を実感できたことは一度もなかった。頓服の処方なので現在は飲んでいない。

睡眠導入剤については、とても効果を実感できた。飲んでからホットアイマスクをして横になれば、夜明けまで寝付けないということはほぼ無かった。

自分に一番影響を与えたのは、抗精神病薬だったのではないか認識している。

飲みはじめて最初に現れた変化は、横になったとき、じっとしているとむずむずして、身体を動かしたくなってしまうことだった。

それは耐えられないほど苦痛というわけでもなく、睡眠導入剤があれば寝ることもできていた。そういうこともあるのか程度の印象だった。

その後の通院で相談してみたところ、ひとによっては、いずれその症状はなくなるとのことで、様子を見ることになった。

またしばらくした後の通院で、効果が実感できないことを伝えると、抗精神病薬を増量してみようと言われる。

いくらか経ったあと、新たに2つの変化を実感することができた。

1つは身体を動かすことが苦じゃなくなったこと。隙間時間筋トレを挟んだり、買い物に出掛けるとき無駄に走ってみたり、そういったことが抵抗なくできた。

1つはネット時間を潰すことが苦痛になったこと。暇なときネット時間を潰そうとしても全然長続きしなくなり、それへの興味自体がとても薄れていった。

このとき自分は、もうこの薬とずっと付き合っていこう、薬があってはじめて人並みの責務をこなせるようになるんだと、そんなことを考えていた。

けれどこれらの良い変化は長続きしなかった。いつから不安希死念慮が襲ってくるようになったからだ。

抗精神病薬を増量したことが、時間差で悪影響を及ぼしたのか。もともとこの抗精神病薬自体自分に合っていなかったのか。それはわからない。

自分は高さ20m以上はあるであろう階に住んでいるのだけれど、ベッドのすぐ近くに窓があり、ベランダなど無いので開けて見下ろすとただコンクリの地面が見える。

それが非常に辛かった。すぐ近くにある窓を開けて乗り越えるだけで、全ての不安から解放される。何かのはずみで、そんなことを行動に移してしまわないか怖かった。

楽しいことやりたいことは、なにもなくなってしまい止めた。食事をとらない日が増え始め、部屋も散らかりだし、入浴できない日が生じるようになった。

集中しようにも頭が回らず手が動かない。幸いにして仕事が忙しい時期ではなく、職場のひとに恵まれていたので、そこは大事にはならなかった。信用は喪ってしまっただろうけれど…

そんな中、以前から入っていた予定があった。気の知れた同性の友人と、仕事終わりの時間に、近所の居酒屋食事をする。ただそれだけ。

それだけなのに、家から出るのに、大きな負担を感じていた。なんだか息が荒くなるし、説明できない不安がやってきて、ベッドの上で丸まっていた。

でも、ここで逃げてしまっては、もう何もできなくなるのではないかという恐怖もあった。それまでも散々逃げて、やることを止めたり後回しにしてきたから。

どこかに残っていた勇気を絞り出して外に出たとき自分人生で指折りに大きな達成感を覚えた。

とはいえ先延ばし癖がある自分人生を振り返っても大したことは何も為せていない。なので、多くの人にとっては取るに足らないような達成感だったかもしれない。

そんなようなことを、通院のときもっと詳しく話して、親身に聞いてもらい、何らかの言葉が欲しいと思った。

実際は、ほんの上辺のことしか話せずに、あるいは聞いてもらえずに、それはうつ状態ですねと言われた。抗精神病薬の種類を変えますと言われた。

そのときになってようやく、自分選択を間違えてしまったのかもしれないと深刻に考えるようになった。選択の是非については、いまだに判断がつかない。

新しい抗精神病薬を飲みはじめてしばし経過したいまでも、あのとき襲ってきた不安希死念慮が落とした影を拭いきれていない。

なにが楽しくて、なにがやりたくて、生きるなんてことを続けているのか。そんな考えに囚われてしまい、ずっと抜け出せない。

これまでそんな考えを抱かずに、漫然と日々を過ごすことができていたのに。

振り返ってみると、これほどまでの苦悩は久し振りだった。学校を退学して以来かもしれない。

年に半分以上のひとが辞めるような職場に居た時も、半年近く失恋したような気持ちを引きずっていた時も、ここまで深い苦悩ではなかったように思う。

しかたらこうやって悩んだことは糧になるかもしれない。学校を退学するまでの悩みは糧になってなさそうだけれど…

来年は素敵な経験をたくさんして、今年こうやって悩んだのも全部が全部悪いだけではなかったんだと、折り合いを付けられると良いな。

2024-10-12

anond:20241012114653

たとえば、うつ病に対して使える抗うつ薬ってたくさんあるよね。第一選択はだいたいSSRISNRI最近発売されたS-RIM(トリンリックス)だけど、その人の症状によってはリフレックスドグマチールを出すこともあるだろう。抗うつ薬の増強効果を狙って少量の抗精神病薬気分安定薬を出すこともある。それらが効かなければ三環系や四環抗うつ薬がある。

こういったセオリー通りの処方でも試せる薬はたくさんあるのよ。

だけど診断名うつ病で、希死念慮があるって人が「ストラテラください」って言っても普通は出さない。

ストラテラ適応症はADHDから

コンサータ飲んでみたいです」「リタリン飲んでみたいです」「ラボナ飲んでみたいです」「クロザリル…(以下略」もありえない。そんな医師がいたらヤブ医者だと自分は思う。もちろん薬の適応があればヤブじゃないよ。

ちなみに精神科領域における「よくある適応外処方」の話を始めるとややこしくなるので敢えてその話をしていないよ。

2024-09-10

anond:20240910125429

かに発達障害は質悪いんだよな…

躁うつ病とか統合失調症になりやすいのに、抗精神病薬が効きやすかったり、漢方でも証が被ることがものすごくある

まさに俺なんだけど、

エビリファイ 1mg→発達障害の症状は消えたけど、性欲と食欲が亢進しました。

ストラテラ 40mg→注意力と衝動性は改善したけど、ものすごく怒りやすくなりました。

六君子湯→眠気がなくなったり、怒りにくくので、脾虚があるようだ。でも何かが足りない。

黄連解毒湯→注意力と衝動性と怒りにくさが改善したけど、脾虚のせいか胃に触る。

七物降下湯→六君子湯と併用することでうつっぽい症状と怒りっぽさが消えたが、胃もたれ悪化し、逆流性食道炎悪化した。漢方医曰く、地黄が合わない体質らしい。

みたいな状態でマジわけわからねえってなる

裏熱実なのに脾気虚って何なんだよ

虚証なのか実証なのかマジはっきりしてくれ

2024-06-19

anond:20240615034009

内受容感覚が鈍いと薬の副作用とかも感じにくくなるのかな。

たとえば抗精神病薬錐体外路症状や抗コリン作用とか、抗ADHD薬の動悸や吐き気など。

2024-05-26

anond:20240526150028

抗うつ薬で太る薬といえばNaSSAと呼ばれる鎮静系抗うつ薬リフレックス/レメロンミルタザピン)と三環系抗うつ薬トリプタノールアミトリプチリン)が代表的

トリプタノール以外でも三環系抗うつ薬効果が強いぶん副作用も強く、比較的太りやすいとされる。でも三環系は古い薬であり、第一選択薬じゃないので処方されてる人は比較的少ない印象。

あとは、抗精神病薬だけど抗うつ薬として使われることが多いドグマチールスルピリド)も食欲が増進するイメージがある。

普通の人がまず処方されるであろうSSRISNRIは太るような副作用はそれほどない。

特に太りにくい抗うつ薬代表格はSNRIサインバルタ(デュロキセチン)、イフェクサー(ベンラファキシン)、トレドミンミルナシプラン)の3つ。

私は今までSSRIは全種類、SNRIイフェクサーのみ服用したことがあるけれど、太ったことは一度もない

SNRIは服用量が増えるにつれてSSRIでは一度も出たことのない副作用、ミオクローヌスが酷くなっていったので服用中止した)。

そのせいかリフレックス/レメロンミルタザピン)と三環系抗うつ薬以外で「抗うつ薬で太った」と言う人を見かけると

「それって抗うつ薬副作用ではなくて、うつ状態運動量が落ちたことや精神状態が安定したことにより食欲が回復してきたからでは?」

「もしくは、うつ病の症状として過食が出ているのでは?」と思ってしまう。

抗うつ薬ではなく抗精神病薬ではジプレキサ(オランザピン)とセロクエルクエチアピン)が太りやすいことで有名な薬だから、それらを服用してる人が太るのならまだ理解できるのだが……。

2024-03-10

anond:20240309204341

薬が切れ始めて死を感じるって書いてるけど、身体疾患と違って死なないか大丈夫だよ。

どうせメインは気分安定薬抗精神病薬でしょ。

しかも飲んでてもうつ状態になってるんだからコントロールできてないっていう。

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