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はてなキーワード: メガンテとは

2025-10-12

メガメガンテ

から強い光を発することで相手の目を眩ませる呪文

ただし使用者の目の至近距離から光が発生するため使用者自身も非常に眩しい。

2025-10-05

anond:20251005102834

あーその考え方には割と賛成かな。要するに『国民のためにメガンテする兵士』の出現を待って魔王軍に特攻させるような国がイヤってことだろ。日本兵士どころか王様に据えてる。

anond:20251005100737

国民のためにメガンテするのは正しい幸せじゃないと思う

2025-06-30

バトルマンガで味方の自爆って効果無いよね

ロボット物以外のバトルマンガ・アニメで味方の自爆で直接的に敵を倒せたことが無いように思う

(ポップのメガンテダイ記憶取り戻すのような間接的効果があった例はある)

2024-12-28

はちまきっていらなくない?

なんの役に立つの

しろ頭が痛くなって逆効果じゃん!

👴「ほっほっほ、お若いの、何も知らんようじゃな。

  はちまきは汗が垂れてくる時に防波堤の役目をしてくれるんじゃよ」

うっせえじじい!!

👴「口が悪いのう。じゃあ仕返しに魔法を使うかの。

   メガンテ!」

増田は砕け散った!

ジジイは砕け散った!


(おわり)

2024-11-15

メガンテ

メガンテってすごくメガンテって感じの名前で、ほんとドラクエ魔法とかネーミングセンス抜群だよね

2024-07-24

メガンテすなおじゃなくて

てきのなかならいえる

2024-06-21

ザラキスライムとかメガンテスライムっていないんだな

8匹で現れて一撃死のザラキメガンテを連打してくる敵って嫌すぎるでしょ

プレイヤー嫌がらせをするのが好きな開発者ならこういうの入れたがるけどDQだとさすがに節度があるということか

2024-05-24

私が「A子さん」になるとして。

さまざまなA子さんが声をあげている。

一度きりの夜にひどい扱いをされた女もいるだろうけど

長いつきあいで好きあっていた女もいるだろう。

彼女たちがかわいい恋人orセフレから

憎しみに燃えた「A子さん」になる分水嶺はどこなのだろう。

はい業界内ではわりと有名な人のセフレをやっている。

われながらA子さん予備軍だなと思う。

私はだから、いま世をにぎわせているA子さんから目を離せない。

返事がこないなと思うとき

私ってあなたの何なのと思うとき

この関係権力勾配を利用した搾取なのと思うとき

私はA子さんとして「あなた」に語りかけている。

こんなことを思うのはもちろん、A子さんが「あなた」を愛しているかである

から私は、A子さんになる分水嶺は、愛なんじゃないかと思ったりする。

もちろん「業界有名人に選ばれている特別なワタシ」という承認欲求も絡んでいる。

でも、好きじゃなければ、こんなメガンテはできないんじゃないだろうか。


みんなに必要とされる君を癒せるたった一人になりたくて

少し我慢し過ぎたな

誰かの願いが叶うころ宇多田ヒカル

2024-02-10

anond:20240210072041

この線だとX氏が1月に突然エージェント会社を辞めた理由釈然としないのですっきりしないな

Xが飲み会示談交渉形式的もの)、弁護士誘致まで含めて全て仕掛けていて、それが1月伊東エージェント会社にバレてクビになり、メガンテとして文春、新潮にタレこみ、文春は回避したが新潮採用してしまったという線が各自の言い分や行動を組み合わせると一番矛盾がない。

弁護士が2人交替した」こともこれで説明つくし(Xが連れてきた弁護士とX本人(弁護士資格あり)が「交替した」2人に該当)、そのXと過去に別の裁判敵対した加藤弁護士が出てきて「伊東側の言い分が変わった」のも説明がつく。加藤弁護士はXの息がかかっていないと証明出来る人であるし、彼が出てくるまではX氏主導で伊東本人の意に沿わない交渉が行われていたのも容易に想像できる。

2023-12-21

裏金問題ってリークしたのはやっぱり壺関係なのかな

メガンテっぽくて良い

2023-11-09

anond:20231109143721

メガ」は『自身犠牲にする』という意味メガンテ・メガザル等)


メガンテ→クソデカ爆発

メガザル→クソデカ蘇生

という意味だったらどうする?

ドラクエ世界において「メガ」は『自身犠牲にする』という意味メガンテ・メガザル等)なのに

現実世界におけるメガ(巨大)を使ってメガモンスターなんて一貫性のないクソセンス名前を付けるのにはIPの終わりを感じる

2023-09-06

童貞で30歳を越えると使える魔法一覧

マホカンタ自分に向けられた「キモイ」等の罵声をそのまま相手に返す

○凍てつく波動 : つまらギャグ飛ばして周辺を凍らせる

○コンフュ: 意味不明発言で周囲を混乱させる

メガンテ自虐ネタで周りを巻き込みます

○サイレス空気を読めないとんちんかん発言で周囲を絶句させる

臭い息: 周囲の人間をことごとく不愉快な気分にさせる

マヌーサ自分自身に幻影を見せ、現実に対する命中率を下げる

グラビデ: 重苦しい雰囲気や嫌われオーラで周囲の人間を疲れさせ、体力を削り取る

○ラスピル: 周囲の人間精神的に疲れさせ、精神力を削り取る

バイキルト: 周囲の人間不快感を与える力が倍増する

トラマナクリスマス等にカップルだらけの街を一人で歩いてもダメージを受けない

トヘロス自分の周囲に人が近寄ってこなくなる

アストロン自分の殻に閉じこもる

○テレポ: 飲み会などの喪男が苦手な場から脱出する

スカラ: 周囲の「キモイ」等の罵声嫌がらせに対する忍耐力アップ

フバーハ世間恋愛至上主義の風から身を守ります

メテオ高層ビルから飛び降り

ザラキ: 周囲の人間練炭自殺に巻き込む

○死のルーレット練炭自殺する仲間を周囲の人間の中から無作為に選ぶ

○死の宣告: 練炭自殺する仲間として指名する

レムオル: 周りから注目されません。空気のようにいないと認識されます

ルーラ仕事が嫌になるとバックレ、自宅にひきこもる  唯一の安息の地である家にまっすぐ帰る

ラリホー: 昼間なのに自分を眠らせる

ラナルータ自分だけ昼と夜を逆転させる

メガザル合コンに行くことで周りの男の評価相対的に上げます

バシルーラバイト先などで人がどんどんやめていきます。もしくは、自分を転勤で地方飛ばします

ドラゴラムネット上では竜のようになります

エナジーレイン貯金が減っていき、生活レベルが下がる。

○リレイズ: 高額生命保険

2023-08-17

anond:20230817105044

特攻隊の話で反省するべきは「特攻隊員に犠牲を強いてしまった事実」であって

特攻隊自身は貶められるべきではないし、その行動を尊く思うことと「犠牲を強いてしまった反省」は矛盾しない。

なのでメガンテを使ったアバン自身は貶められるべきではないし、

それを見たダイが嘆き悲しんで二度とそんなことさせないと思っていればそれでいいと思うよ。

俺たちだって自分の子供が危機さらされたら命をかけて守ろうとするだろうさ。

特攻隊ジャンプ漫画

終戦記念の番組とかで、特攻隊の話が「あん狂気の沙汰は二度と繰り返してはいけません」的に出ているのを見てふと思ったんだけど、

昔読んだ漫画(とかゲームとか)だと、特攻隊的な話って、わりと美談として描かれることが多かった気がするんだよね。

チャオズ自爆天津飯気功砲亀仙人魔封波アバンやポップのメガンテとか。そもそもドラクエメガンテ呪文が「尊い自己犠牲呪文」的に紹介されてた気がするし。)

後者の話を肯定的に読んでいたら、(条件が揃えば)前者を肯定するまであっという間だと思うんだけど、どうでしょう

そもそも最近漫画(読んでないが)は、あんまりそういうシーンはないのかな?

2023-06-04

anond:20230604171733

闇に消えていこうとする二人の姿に向かって必死に叫ぶサマルトリア組の王子

 

もう少しで覚えるから!!あの呪文を!!

 

衝撃が走る。凍り付いたように立ち止まるローレシア組の鉄砲玉とムーンブルク組の一人娘。「お前……まさか……」愕然として振り返るローレシア組の鉄砲玉とムーンブルク組の一人娘。「知って……」

 

洞窟入り口で取り残されたサマルトリア組の鉄砲玉の目にふいに涙が溢れた。言葉を失うローレシア組の鉄砲玉とムーンブルク組の一人娘。

 

僕、今、レベル26だから

 

きじゃくりながら大声で告げるサマルトリア組の鉄砲玉。

 

王女ザオリク覚えたし。病気になって寝ていた間になんだか知らないけれど世界樹の葉が十一枚もあるし。

 

それを聞いたムーンブルク組の一人娘の手が震えた。「あなた……」手で口元を抑えるムーンブルク組の一人娘。

 

僕もういつでも死ねから

 

「くっ……」歯を噛んで目を閉じるローレシア組の鉄砲玉。その耳に響くサマルトリア組の鉄砲玉の痛切な声。

 

あと二つか三つレベル上がれば覚えるから

メガンテ覚えるから

 

から置いていかないで。

 

サマルトリア組の王子が叫んだ。泣きじゃくるように叫んだ。自分のうかつさ、間抜けさを呪うローレシア組の鉄砲玉が再び開いた目に、両手に掲げたキメラの翼を引き裂くサマルトリア組の鉄砲玉の姿が鮮烈に映った。

 

キメラの翼が呆気なく千切れとんだ。まるで悲鳴だった。事実、それがサマルトリア組の鉄砲玉の心の叫びだった。もう帰るところなど無いのだ。

 

もうすぐだから。もうすぐ覚えるから。ひたすらその言葉を繰り返すサマルトリア組の鉄砲玉。ムーンブルク組の一人娘の目に、もう二度と流れないと思っていた涙が溢れた。ローレシア組の鉄砲玉が歯を噛みしめながら、どうして気づいてやれなかったのだと無念の涙を流していた。

 

から、だから、置いて行かないでよう。

 

泣きながら洞窟に入ってくるサマルトリア組の鉄砲玉。

 

ああ、こいつは、知っているのだ。

 

ローレシア組の鉄砲玉が泣いた。

 

自分鉄砲であることも、自爆要員であることも、スーファミでは「はかぶさの剣」は出来ないことも、メガンテザオリクの連発になることも、メガンテを使えば経験値が入って来ないことも、あまつさえメガンテラスボスには効かないことさえも、知っているのだ。

 

知っていてこいつは、城の親分王様)の言う通り、城のみんなの願い通り、メガンテを唱えるのだ。

 

そう、まさしく、鉄砲玉として。

 

置いていかないで……

 

サマルトリア組の鉄砲玉の泣き顔がローレシア組の鉄砲玉のすぐ目の前にあった。

 

「行こう」とローレシア組の鉄砲玉が言った。「一緒に行こう」

 

サマルトリア組の鉄砲玉がまた大きな声で泣いた。ムーンブルク組の一人娘がそっと二人から目をそらし、入り口に打ち捨てられたキメラの翼を見やった。

 

世界は滅びはしないだろう。引き裂かれた翼を目にしながらそう思った。あの洞窟の外の日だまりに生きる人々はこれからもずっとあそこで生きていくのだ。ここから先、洞窟の暗闇へと向かうのにそれ以上の理由があるだろうか。

 

「行くぞ」とローレシア組の鉄砲玉が言った。

 

うん、と嬉しそうにサマルトリア組の鉄砲玉が返す。ムーンブルク組の一人娘も小さくうなずき、そして、日だまりに捨てられたキメラの翼からそっと目を離した。

 

ドラゴンクエスト任侠鉄砲伝説

 

剣が峰日記

2001/0721土 

ドラゴンクエストⅡ 任侠鉄砲伝説

ドラゴンクエストⅡ 任侠鉄砲伝説」写し

2001/07/21 土

 

先日、柳川氏がドラクエⅡをプレーしていると書いたが、今日は「ほのおの祠」の在処が分から悪戦苦闘しているようである

 

本当に器用だなと思うのが、ちょっとドラクエをやったかと思うとテレビもつけっぱなしですぐに作曲部屋に戻ってゴリゴリ作り、しばらくするとまたテレビに向かって「ほのおの祠~」と叫び、かと思うとまた作曲をしに行ってしまう。

 

だいたい計ったように三十分くらいずつあっちをやりこっちをやりと大変忙しい。どっちかをまず片づければ良いのに、と思うのだが、ご本人にとってはそれがいたく快適らしい。とはいえ、僕も、柳川氏がドラクエに戻るたびにぼーっと手を止めて見ているのだから人のことは言えないのですが。

 

と言っているうちに柳川氏、とうとう諦めて「ほのおの祠」の在処を文明の利器の力で割り出すことに決めたらしい。そう。インターネット検索である

 

ドラクエ攻略

 

これだけのキーワードでどかっとヒットしたらしい。その内の一つに明確な攻略が書かれてあったらしく「ビバ、インターネットゥ」と雄叫びを上げて「ほのおの祠」に到達する柳川氏。

 

なんだこりゃ松明が燃えてるだけで別に溶岩燃え盛ってるとかそういうわけじゃねえじゃねえかとテレビに向かって文句を垂れる柳川氏。

 

そのうち気が抜けたのか、タバコに火をつけ、「それにしてもさぁ」と半ばコントローラーを投げ出してこちらに声をかける柳川氏。

 

子供心にも思ったことなんだけれど」

 

はあ、とぼんやり返す僕。

 

世界の命運を賭けて旅立つ一国の王子が」

「身支度するものと言えば」

「ドス(銅の剣)一本と五十ゴールドだけってのは」

「どうなのよ」

 

どうなのよと言われたところでそういうゲームなんだからしょうがないだろうと思い、「鉄砲玉だからじゃないですか」と適当に答えたところふいに沈黙する柳川氏。

 

「そ……」

「そうかぁ」

 

感慨深くうなずく柳川氏。

 

「そうだったんだぁ」

「この王子たち、鉄砲玉だったんだぁ」

 

なんだかしきりと納得する柳川氏。そりゃねえそう考えるしかないでしょう、と調子に乗って合わせる僕。

 

道理でさぁ」と柳川氏が感得したように言う。

 

ローレシアの城を出るときみんながみんな王子ハーゴンを倒すよう祈ってくれるんだけど」

 

「無事に帰って来いとは言ってくれないんだよ」

 

「きっともう城の後継者決まってるんだよ」

 

王様の隣にいる大臣かに

 

「なんてこった…」

 

一種呆然として煙草を吸う柳川氏。

 

ローレシア王子、敵を間違えてるよ」

 

そうかぁ、なるほどぉ、なとどしきりに呟くうちに、ふと、「そうか」と、膝を叩く柳川氏。

 

どーしたんですかと訊く僕。

 

「国として考えるから不条理なんだ」

 

はぁ。

 

ローレシアとかサマルトリアとか、これらは全部組なんだ」

 

組?

 

ローレシア組の鉄砲玉なんだよ」

 

「一番稼いでいたムーンブルク組がハーゴン組に出入り(喧嘩)を食らったために財政難に陥ったローレシア組とサマルトリア組とが互いに鉄砲玉を出し合ったんだ」

 

ハーゴンの命(タマ)とってこいや」って。

 

なるほど。それでドス(銅の剣)一本なわけか。思わず納得する僕。その途端、可愛らしいドット絵の彼らが背負った耐えがたい悲哀が切々と伝わりつーんと熱いものが鼻をさす。

 

ローレシア組の鉄砲玉は腕っ節と人望を買われ、ムーンブルク組の一人娘はおとっつぁんの仇を討つため、サマルトリア組の鉄砲玉は……

 

ちょっと待て。

 

なんでのんき者の王子鉄砲玉なんですか。

 

切ない任侠道サマルトリア組の王子のんきさで早くも崩壊

 

かと思いきや「うまく言いくるめられたに決まってるじゃないか

 

親分王様)にしてやるとか何とか言われて」

 

ははぁ。すぐにまた納得する僕。そりゃあ、さぞ、ローレシア組の鉄砲玉は憂鬱であろう。なにせドス(銅の剣)一本で帰れぬ旅路に出たかと思いきや、どう見ても現実を知らされていない脳天気な男が相棒になるわけである

 

悲壮覚悟で旅を続ける横で

 

えへへ僕、お城に帰ったら親分王様)になれるんだ良いでしょ~

 

白昼夢のごとき切ない言葉を繰り返すサマルトリア組の鉄砲玉。

 

そりゃ会心の一撃だって出るわなぁ。

 

しかしなぜかくも緊急な時にそんなのんき者を鉄砲玉にするのか。考えれば考えるほどツジツマが合わないではないか

 

そう柳川氏に訊くと「何を言ってるんだ決まってるだろう」と言われた。

 

???

 

僕が要領を得ない顔をしていると、「みんな知ってるんだよ」と言う。

 

なにを?とやはり当を得ず、更に訊く僕。

 

「この王子鉄砲玉)がレベルアップをすることで何を覚えるか」

 

 

途端に思い当たる僕。

 

メガンテ

 

そりゃ鉄砲玉としては申し分ないな。というか、もはや鉄砲玉以外の何者でもないな。

 

全てを知りながらもあえて何も口に出さぬ尚武の男ローレシア組の鉄砲玉。一方で何も知らされずへらへらと白昼夢を見ながら将来への一片の疑いも抱かぬサマルトリア組の鉄砲玉。また、一家を皆殺しにされ犬畜生の苦界に身を落としていたところをラーの鏡で身請けされたムーンブルク組の一人娘。

 

この娘が一番何も失うものとてない捨て身の人生を生きるのであろう。自暴自棄になるムーンブルク組の一人娘を気がつかぬところでそっと支える二人の鉄砲玉たち。いつしか人間らしさを取り戻すムーンブルク組の一人娘。しかしその頃には冒険は佳境に差し迫り、ついにロンダルキアまで足を踏み入れたのだった。

 

着実にレベルアップし、無自覚のうちに同じくらい着実に鉄砲人生を完結させようとするサマルトリア組の鉄砲玉。その軽口が哀れさ以上に、時として冒険の苦しさを和らげてくれていたことにふと気づくローレシア組の鉄砲玉。

 

「ようやくここまで来たね~♪まぁ君達二人も頑張ったけど僕なんか頑張りすぎだよね~♪」

 

相も変わらず底抜けに明るい声でダンジョンに入ろうとするサマルトリア鉄砲玉。ふいにくるりこちらを向くローレシア組の鉄砲玉。

 

「お前はここで帰れ」

 

ただでさえしかめっつらしい顔立ちをいっそう厳しく引き締めて告げるローレシア組の鉄砲玉。これまでの冒険で深い皺さえ見えるかのような顔でぴしり一言

 

「あとは俺たちでやる」

 

突然そんなことを言われて目を丸くするサマルトリア鉄砲玉。

 

「またそんなこと言ってぇ~♪」とおどけるサマルトリア鉄砲玉。「僕が親分王様)になっても仲良くしてあげるから心配しないでよ~♪」

 

この切迫した状況下でなお、かんに障る明るさをまき散らすサマルトリア組の鉄砲玉に、しかローレシア組の鉄砲玉は頑としてこれ以上の彼の参加を否定する。

 

「初めてお前に会ったとき

 

ローレシア組の鉄砲玉がぼそっと押し殺した声音で言う。

 

一刀両断にしてやりたかった」

 

わず力の盾で身を守るサマルトリア組の鉄砲玉。

 

「城を出たかと思えば祠に行く。祠に行ったかと思えばローレシア組の城に行く。さんざん探し回った挙げ句『お兄ちゃんのんき者だから』の一言で全て済ませられ、しまいにはローレシア組の城にも居ない。かと思えば宿屋ゴロゴロしているお前をいっそ叩き切ってやろうかと何度思ったことか」

 

冷たい目のムーンブルク組の一人娘を背後にいやぁと照れるサマルトリア組の鉄砲玉。

 

「だいたい」とこれまでの憤懣をぶちまけるローレシア組の鉄砲玉。

 

「明らかに残りHPが少なくてあとは複数攻撃呪文で片づけようと思うモンスターほどお前が勝手に倒すし」

 

中途半端すばやさがあるくせにすぐマヌーサにかかるからターンがずれて微妙回復が遅れるし。」

 

「どうしてじっとしてないんだお前は」

 

いやぁ、えへへと笑ってごまかすサマルトリア組の鉄砲玉。ちらりと目で助けを求めるが他人を助ける心の余裕など犬として暮らす日々のどこかに置き忘れてきてしまった氷のような態度のムーンブルク組の一人娘。

 

「そういうわけだ」

 

ローレシア組の鉄砲玉の口調はもはや断定である

 

「お前はここで帰れ」

 

戦力として一切認めぬかのような謂いであるが、しかし実際、サマルトリア組の鉄砲玉がパーティの一員として無能かといえば決してそんなことはない。なにせ呪文を一切使えぬ身のローレシア組の鉄砲玉にとってむしろ攻守ともに無くてはならない存在と言ってよかった。

 

それゆえにこそ武に生きるローレシア組の鉄砲玉にとってサマルトリア組の鉄砲はいつの間にか傍らにいて当然の存在になっていたのだ。兄弟分としてこれほど頼もしくまた心和む相手はかつていなかった。もっと言えば、可愛くて仕方がないのである。この無邪気で脳天気マイペースだが決して挫けず辛い冒険にも懸命になってついてくるこの鉄砲玉が。

 

無骨ローレシア組の鉄砲玉にとってそんなサマルトリア組の鉄砲玉がじきに自分が実は捨て石であることを悟るところなど見たくないのである。これまで彼が抱いていた淡い夢が粉々に消し去り、自分が実は遠い以前からからも見捨てられていたなどというそんな衝撃に、この可愛い兄弟分の心が耐えられるとは、どうしても思えないのである

 

ローレシア組の鉄砲玉にとってそんな風に思う自分が意外でもあった。そしてそれ以上にこの兄弟分が不憫でもあった。痛切な真実を知らされることはまだ良い。しかしそれを抱えて死にに行くことが哀れだった。

 

そうした思いを仏頂面に堅く秘めながらもかすかにその眼差しに込めてムーンブルク組の一人娘を見やるローレシア組の鉄砲玉。

 

え~、そんなぁ~などといじけるサマルトリア組の鉄砲玉の背後でかすかにうなずくムーンブルク組の一人娘。実際、この娘にとっても、サマルトリア組の鉄砲玉のことが、ローレシア組の鉄砲玉と同じように可愛いのだ。

 

家族を皆殺しにされ、一人の女としての誇りも何もかもを失い、もはやハーゴンと刺し違えることだけが生きる目的と化したムーンブルク組の一人娘にとって、サマルトリア組の鉄砲玉こそ、生きるということを、明日を夢見るということを、微かにかに思い出させてくれたのだ。

 

この冒険に加わったときムーンブルク組の一人娘にとって、この世が滅びることなど、知ったことではなかった。それをいうなら、自分が生きていた世界は、とうの昔に、滅んでしまっているのだから

 

これ以上誰が不幸になろうが知ったことではなかった。むしろ幸せな街や村を見るたびに、なぜ自分けがと胸が苦しかった。いっそのこと城が墜ちたあの日怪物たちの手で、同時にこの世の全てを滅ぼしてくれれば良かったのにとさえ思う。

 

そんなムーンブルク組の一人娘にとって、サマルトリア組の鉄砲玉がひけらかす明るさは、無性に苛立たしかった一方で、自分がまだ本当には絶望しきっていないことを思い知らせるものだった。いっそ全てが滅んでいれば良かったのに。そういう思いに押し潰されそうになる心の奥底でまだ微かな温もりが生きているのだ。

 

その温もりが人間であることの最後証明だと言ってよかった。それがいつしか冒険を経るうちにムーンブルク組に一人娘にとっての最後の願いとなった。自分人間として戦って死にたいのだ。そう思えるようになっただけで十分だった。

 

瞬きの間に互いの万感を込めてうなずき合うローレシア組の鉄砲玉とムーンブルク組に一人娘。

 

「いのりの指輪を渡しなさい」

 

サマルトリア組の鉄砲玉の腕を叩くムーンブルク組の一人娘。

 

え……

 

呆然とするサマルトリア組の鉄砲玉の手をとり、指輪を抜き取るムーンブルク組の一人娘。

 

サマルトリア組の鉄砲玉の手をとりつつ自分の手に祈り指輪をはめ、「代わりにこれを渡すわ」

 

いまや何も付けぬサマルトリア組の鉄砲玉の手にキメラの翼を押し込むムーンブルク組の一人娘。

 

あなたの妹さん、あなたそっくりなんですってね」

 

ふいに、微かな笑みを込めて言うムーンブルク組の一人娘。

 

え……、そうかな

 

言葉意図が分からローレシア組の鉄砲玉を見やるサマルトリア組の鉄砲玉。

 

のんきなところがそっくりだった」

 

ローレシア組の鉄砲玉も合わせて無骨な顔に笑みを浮かべる。

 

「お会いしてみたかったわ」

 

そんなの、僕が王様になったらいつでも……明るく返そうとするがムーンブルク組の一人娘の手がかすかな力を込めて自分の手を握るのに、ふと言葉を失うサマルトリア組の鉄砲玉。

 

「帰りなさい」

 

ムーンブルク組の一人娘の手が離れ、その手に残されたキメラの翼を見つめるサマルトリア組の鉄砲玉。

 

でも、そんな、僕……

 

慌てて目を上げたときにはローレシア組の鉄砲玉もムーンブルク組の一人娘も半ば背を向けている。

 

待って、もう少しなんだ。

 

叫ぶサマルトリア組の鉄砲玉。

 

心配するな」とローレシア組の鉄砲玉が言う。「お前が無事に戻れば誰もお前が親分王様)になることに反対出来ないさ」

 

「良い王様になりなさい」とムーンブルク組の一人娘が言う。「ハーゴンの命は私達が……」

 

もはや振り返る素振りもみせず背を向け歩み行く二人。

 

その背後でキメラの翼を握り、うつむくサマルトリア組の鉄砲玉。ふいに、きっとそのおもてを上げ、

 

もう少しなんだ!

 

サマルトリア組の鉄砲玉が叫ぶ。

 

もう少しだから

続き https://anond.hatelabo.jp/20230604172714

2023-04-19

俺も裏口入学を手伝っていたことがある。

https://anond.hatelabo.jp/20230418143528

奇遇だな。俺も裏口の担当をしていたことがある。

と言っても、そう悪い事はしていない。単に寄付金を沢山くれるご家庭のお子さんの成績に、下駄を履かせてあげる程度のことである商売なもんでね。

まあ、それで落ちた子供たちもいるだろうが、別に志望校に落ちた程度で人生終わりなら、所詮その程度ってことじゃないかなあ。

そんでそういう身からすると、元増田の話、若干嘘くさいなあと思わんでもない。

この文章で一番言いたいことなんだけど、裏口のお子さんたちは、割といい子が多い。

悪の性質根本からであるということを望むかもしれんけど、そんなことないよね。不正で入って来る金持ちの子は、いい子だらけだ。

元増田の話が嘘じゃなければ、単に経験不足だと思う。もっと10人、20人と裏口の子を入れていけば、段々とその性質に気づいていくはずである

俺は元社会人から教職に就いたタイプなので、まあコネ入社組のことも知っているが、彼らも別に悪いやつらではなかった。

後ろ暗い所があるから辞めないんだよね。いくらでも法律違反仕事をさせられるし、雑務いくら被せても問題ない、本当にいいやつらだった。

まあそれと同じというかなんというか。

後ろ暗い所がある人間は、子供大人関係なく、コントロールやすいんだ。

教職をやってれば『いい子』=『コントロールやすい子』であることはわざわざ言わなくてもいいよな?

別に成績が良いとか、スポーツが出来るとか、他人イジメないとか、そういう下らないことはどうでもいい。

大人コントロールできるのであればそれが、良い生徒だ。何年か前から文科省も言ってるだろ?『新しい能力を開発しよう』って。

新しい能力ってのはコミュニティで上手くやっていく力、コミュ力だ。つまり俺達教師に如何に都合に都合のいい存在でいてくれるか、という力のことだ。

社会に出たら、コミュティの長が気持ちよくコントロールできる人間が尊ばれるのは自明の理からな。学校でそういうことを学べるように俺達も努力してるわけじゃん。

「新しい能力は、国語力や数学力なんかよりはるか重要だ」と文科省のお役人方が言っておられるのだから、俺達はそれに従うべきだしな。

その能力検査という意味でも、最早五教科だの、スポーツだの音楽だの、そういうものの配点はどんどん低くなっている。

これから時代コミュ力、家庭環境経験の方が点数なんかよりはるか重要だ。

そういう意味だと、現状裏口入学って言われてる血統書だとかコネ力みたいなもの証明の方が、個人学力なんてものより重視されていくってのも、また自明の理だよね。

から元増田も気にすることはないよ。むしろ、今後役に立つスキルを磨かせてもらえているという意味だと、大分いいポジションにいると思う。

あとは普通にいざとなったら校長とか脅迫できるネタになるから、その辺ちゃん日記とか取っておこうな。

俺も社会人辞める時はメガンテかまして労基噛ませて100万くらい退職金に上乗せしてもらった。馬鹿だよなあ。ダーティ仕事やらせる時はまずそいつの弱み握らないといけないのにな。

学校ってのは、学力だけじゃなくてそういう実社会で役に立つことを教えていく場でもあるんだ。これからも頑張っていこうぜ!

あとその裏口入学で入れた子と保護者、お前のコマとして結構使えると思うから仲良くしとけよ!

2022-10-16

ばくだん岩と同居して20年が経つ

ばくだんいわと同居して20年経つけど、ずっと「ようすをみている」状態で、なかなか爆発しない。

もしかしてこいつ、スマイルロックなのかな。

もしそうなら、20年間ビビって暮らして損したな。

なんか腹立ってきた、一発殴ってやる。

ボコッ」

ばくだんいわは メガンテを となえた!」

「えっ」

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