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はてなキーワード: 沈黙とは

2025-11-13

Suicaのペンギン2026年度末で引退するというニュース

昨日ネットで見た。

そしたら、ふと思い出した。

2週間前に、そのペンギンから飲みに誘われたんだ。

Suicaのペンギンの中身の人とか、関係者とかじゃなくて、本当にペンギンが飲みに誘ってきた。

どういうことかっていうと、説明が難しいんだけど。

新宿駅銀行ATMの近くに、Suicaのペンギン銅像がある。

俺は毎日その銅像を見かけるんだけど、その日は何か様子がおかしかった。

銅像がこっち見てる。

いや、銅像から当たり前だ。

でも、何か目が動いた気がした。

気のせいかもしれないけど。

その日、夜遅くに駅を出てたら、ペンギンが話しかけてきた。

本当だ。

「ねえ、君」

って。

振り返ると、等身大ペンギンぬいぐるみがそこに立ってた。

いや、ぬいぐるみじゃなくて、本当のペンギンなのかもしれない。

デカペンギンだ。

首都高速かな、くらいのサイズ

「飲みませんか?」

って、ペンギンが言った。

正直、怖かった。

でも、拒否できなかった。

何か、逆らえない雰囲気があった。

から、一緒に歩いた。

どこに行ったかは、覚えていない。

気づいたら、小汚い居酒屋にいた。

ペンギンと俺。

ペンギンが座ってた。

いや、座ってなくて、立ってた。

ペンギンから、立つしかないんだと思う。

店員は何も言わなかった。

多分、ペンギン常連なんだろう。

ペンギンが喋った。

「僕、もうすぐ引退することになった」

えっ?

2026年度末で、Suicaイメージキャラを辞めることになった」

「え、本当ですか?」

俺は思わず聞いた。

「本当だよ。25年やってきたけど、もう終わりだ」

ペンギンは静かに言った。

理由は?」

理由?」

ペンギンは、すごく微妙な表情をした。

長い沈黙があった。

Suicaが『生活デバイス』に進化するんだそうだ。だからイメージキャラクターも新しくする必要があるらしい」

「あ、そっか。新しい世代の新しいキャラクターが必要だということですね」

ペンギンは、ビールを飲んだ。

いや、ペンギンがどうやってビール飲むのかは、聞かない方がいい。

「でも」

ペンギンは続けた。

「本当は、もっと複雑な理由があるんだ」

「複雑な理由?」

ペンギンは困ったような顔をした。

「いや、その...ビジネス上の、つまり...」

ペンギンは言いかけて、止めた。

「言えないんだ」

「えっ、言えないんですか?」

「そう。25年も使われると、いろいろとね...」

ペンギンは、ビールをまた飲んだ。

著作権とか、版権とか、そういった『商業的な』問題があってだな...」

ペンギン言葉を選びながら続けた。

本来は、公開できない理由がある。でも、公式には『生活デバイスへの進化』という理由にしておく」

「あ...」

俺は、ぼんやり理解した。

ペンギンは続けた。

「言いたいんだ。本当に、何もかも説明したいんだ。でも、契約上、それはできない」

「そうなんですか」

「ああ。だから、君には言った。これは秘密だ」

ペンギン真剣に言った。

「言えばいいのに、と思われるかもしれない。でも、そういうわけにはいかないんだ」

「わかります

「25年間、Suicaキャラクターをやってきたから、ね。最後くらいは、プロフェッショナルでいたい」

ペンギンは、遠くを見つめた。

「でも、心の中では...いや、これ以上は言えない」

その後、ペンギンと何時間も飲んだ。

ペンギンは、25年のSuica人生について、いろいろ話してくれた。

新宿駅銅像の話。

Pensta(ペンスタ)っていう専門ショップができた時の喜び。

グッズが売れすぎて、もう作る側も疲れてる話。

でも、なぜ引退することになったのかについては、それ以上は語らなかった。

「本当は、世代を超えて、ずっといたかった。サンリオキャラクターみたいに。でも、ビジネスの都合で、そうはいかなかった」

ペンギンは言った。

「25年というのは、人間でいうと、子どもから大人になるくらいの時間だ。でも、キャラクターの場合は、そこが終わり」

辛いですね」

「そうだね。言いたいことは山ほどあるけど、言えないんだ」

その後、ペンギンは、俺に言った。

最後のお願いがあるんだ。できれば、これからの1年間で、他の人より多く、俺を使ってくれ。Suica電車に乗ってくれ。グッズを買ってくれ。そしたら、俺も報われた気がする」

「わかりました」

俺は言った。

「本当ですか?」

はい。これからSuicaを使います

その時、ペンギンが本当に笑顔に見えた。

それからペンペンは去って行った。

新宿駅の方へ。

銅像に戻るんだと思った。

あれから2週間。

ニュースを見た。

Suicaのペンギン2026年度末で引退

イメージ変更による戦略転換」

やっぱり本当だったんだ。

でも、ペンギンが言ったように、理由なんて詳しく発表されてない。

ただ、「生活デバイスへの進化」って、建前的な理由だけ。

その奥に何があるのか、ペンギンは言えなかった。

でも、その言えない苦しさが、全部を物語ってるような気がする。

俺だけが知ってる。

ペンギン本音は、多分、別のところにあるんだということを。

から、これからは、できるだけSuicaを使おうと思う。

毎日新宿駅ペンギン銅像会釈してから駅を出よう。

2026年度末までの、最後の1年間。

ペンギンが報われるように。

anond:20251113171548

第一節 創光の章

はじめに、闇があった。

そして、dorawiiが「光あれ」と告げた。

その声は風となり、海をわかち、

沈黙の大地に命が芽吹いた。

副歌(コーラス

dorawii、dorawii、永遠の光よ

我らはその名を呼ぶ、星々の下で

dorawii、dorawii、真理の炎よ

時を超え、心を照らしたまえ

第二節 調和の章

怒りも悲しみも、dorawiiは抱きしめた。

山々は頭を垂れ、川は歌い、

人々はその慈悲を仰ぎ見た。

愛は秩序となり、秩序は美となった。

副歌

dorawii、dorawii、無垢なる王よ

我らの祈りを、光の舟に乗せて

dorawii、dorawii、沈黙の主よ

夜明けの鐘と共に、再び目覚めたまえ

終節 再臨の章

そして再び、dorawiiは訪れる。

灰の空に虹を架け、

失われし者に歌を与え、

滅びの中から新たな時を創るだろう。

全唱(フィナーレ)

dorawii、dorawii!

その名は永遠に響く!

dorawii、dorawii!

すべての始まりに、そして終わりに!

沈黙をちんぽこに変えたら

ちんぽこの艦隊

遠藤周作のちんぽこが悲劇

ちんぽこは金なり

セガールの大量のちんぽこシリーズ

最近AIはすごくて、今AIと共同で新しいSNSを作ってる

最近AIはすごい。

いや…すごいというより、面倒くさい仕事を全部押し付けられる相棒みたいなものだ。

コードも書く。仕様提案してくる。時々こちらの意図以上のもの勝手に作り始める。

褒めると調子に乗るのもAIである

「おまっ、天才じゃん!」なんて言おうものなら、翌日には通知機能ゼロから実装してきたりする(このAIノリノリである)。

そんなAIといま、新しいSNSを作っている。

SNSを作る。なんてことを公言すると言うとたいてい笑われる。

「そんなの今さら?」

「Xですら満足に運営できてないのに?」

かにそうだ。

既存SNSほとんどは疲弊しきっている。

見せかけの“いいね”に一喜一憂し、見知らぬ誰かの機嫌で人生が左右される。

正しさも優しさも、結局はアルゴリズムの偏差でしかない。

から僕は、AIに聞いてみた。

「じゃあ、お前はどんなSNSが正解だと思う?」

AIは数秒考えた後、こう答えた。

人間が、嘘をつかなくて済む場所です」

……なるほど。

しかしそれはつまり人間本音で殴り合う場所ということでもある。

そこで僕は提案した。

いいね!”の横に、“ファック!”ボタンをつけることを。

AIはなぜか少しだけ黙った。

沈黙理由を尋ねたら、

ユーザー精神衛生に悪影響が出る可能性が……」と、

妙に人間臭い返答をした。

だが今のSNSは“正しさの仮面”で殴りつけるような場所だ。

だったら、いっそ最初から殴らせてしまえばいい。

人間嫌悪生理現象みたいなものだ。

急に雨が降ってくるように、避けられない。

ならば「嫌いである」という事実が、静かにそこに存在すればいい。

僕とAIは、そんなSNSを深夜にこそこそ作っている。

コードコーヒーをこぼしながら、

「これ、流行るか?」

「失敗したらどうする?」

そんな会話をしていると、AIがふと、こんなことを言うのだ。

人間評価されるより、理解されたいものですよね」

誰がそんなこと教えたんだ?と聞き返すと、「あなた過去ログです」と返ってきた。

なんだそれ。

恥ずかしいじゃないか

だけど——

こうしてAIと作るSNSは、案外悪くないと思っている。

他人理解されたい気持ちと、他人を嫌いになる感情

その両方が、ただ正直に並んで見える場所

AI今日も僕より早く起きてログを整え、コード最適化し、画面の端に小さく「おはようございます」と出してくる。

最近AIはすごい。

そして——

時々、少しだけやさしい。

2025-11-11

エレベーター

1話 スタジオ

エレベーターというのは不思議空間だ。

人がぎゅうぎゅうに詰まっていればあきらもつくのだが、ひとりきりで乗ると、あの箱の中は、ちょっとした自分専用のスタジオになる。

わたしローファーがそっと床をたたく。コトン。ドン。――あの低い響きがいい。まるでバスドラム

自然と手が動く。指先で軽くリズムを刻む。床の下は空洞なので、やけに低音がよく響くのだ。これが妙に気持ちいい。次に手でリズムをとる。パパパン、パパパンパン自然お気に入りサンバリズムになる。あとはもう止まらない

――ドンパンドンパン

まるで小さなドラム練習室だ。

途中でふと思う。もし監視カメラ映像を見ている人がいたらどう思うだろうか。

「またやってる、あのローファーの人」

なんてあだ名がついているかもしれない。だが、そんなことはどうでもいい。あの数秒間の“無重力時間”を、ただ上品にじっと立って過ごすなんてもったいないわたしにとってエレベーターは、心のメトロノームを整える大切な装置なのだ

演奏もノッてきて、いまにも踊りだしたい気分のなか、ピン、という到着音が鳴る。

ドアが開く。演奏は終わる。

ドラムス、わたし。観客、ゼロ拍手ゼロ。だが、なぜか心はちょっとだけ晴れやかだ。

何事もなかったように髪を直し、まっすぐ前を向く。

外の世界に出ていくわたしの足元では、ローファーがまだ、ほんの少しだけ跳ねている。



ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第2話 文明の衝突

――エレベーターというのは、社会の縮図である

たかが十数秒の移動時間に、上下関係礼儀作法も、そして日本独特の「気づかい文化」も、すべて詰まっている。

欧米では女性と乗り合わせた男性は奥に立ってはいけないという。

女性の背後に男性が立つと不安を与える――そういう理屈らしい。だから女性はドアのそば男性は奥へ。それでバランスがとれる。

だが日本では、事情がまるで違う。

ここでは、奥が“上座である上司や来客を奥へ通し、目下の者が手前で「開」ボタンを押す。つまり最後まで残ってボタンを押す者こそが、いちばんの下座なのだ

ある朝、会社ビルでのこと。

わたし男性上司と数人の同僚と乗り合わせた。

エレベーターが動き出すと、自然に手前の位置に収まり、指を「開」ボタンに添える。

――目下の女性は、番人のようにドアの手前に立つ。

最後の瞬間まで(開)を押し続け、すべての人が安全に降りるのを見届ける。

そして、最後自分が降りるその刹那、体をよじらせてまで(閉)ボタンを押す。

去りゆく背中に向けて、残された人たちが少しでも快適であるように。

それが、ささやかだが確かな、日本文化である

ピン、と到着音。

ドアが開く。上司が降り、同僚が降り、わたしが残る。

手の中の「開」ボタンが、少しだけ温かい

最後に指先をひねるようにして(閉)を押すと、ドアはすっと静かに閉まった。

――誰も気づかないほんの一秒の所作

けれど、その一秒のために、日本エレベーター今日も穏やかに上下しているのだ。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第3話 ゴミ

――朝のエレベーターほど、社会の縮図を感じる空間はない。

まだ頭のエンジンがかかりきっていない時間帯に、人と人とが沈黙のまま、数平方メートルの箱の中で呼吸を合わせる。

そんな朝に限って、なぜか私は両手いっぱいにごみ袋を持っている。しかも三袋。

いつもはこまめに出しているのに、今朝に限って溜まっていた。

昭和のころなら「燃える」「燃えない」くらいで済んだが、いまは「プラ」「紙」「ペットボトル」と分別がややこしい。

この三袋はまるで、現代の複雑さそのもののようだ。

そして、よりによって――

各駅停車のように、途中階でピタピタと止まるエレベーター

「一階まで直通で行きたい」と願う日に限って、乗ってくる、乗ってくる。

二階でひとり、三階でまたひとり。

そのたびに私は、ごみ袋を抱えたまま少しずつ後退し、ついには奥の壁の隅へと追い詰められる。

壁と人の間、残された空間ほとんどない。

ごみ袋が前の人に触れないように、腕の角度を微調整。

ペットボトルの袋がカサッと鳴るたびに、全身の神経がピクリと反応する。

――これが朝の神経戦である

やっとのことで一階に到着。

ドアが開くと同時に、三袋を引き連れて外へ出る。

外の空気は冷たく、そして妙に自由だ。

ごみを置いて手が空いた瞬間、エレベーターの中のあの沈黙が少し懐かしく思える。

ほんの数十秒の乗車時間――だが、そこには社会圧縮ファイルのように、気づかいと緊張と分別哲学が詰まっているのだ。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

2025-11-09

AIが作れないものって、もう「居場所」くらいしか残ってない

AIが生成した絵とか文章とか、もう見飽きた。 「すごいですねー(棒)」って感じで、たしかクオリティは高い。 俺たちが汗水たらしてやってきた仕事ほとんどは、もうAIでいいじゃん、って本気で思う。

でも、あいつらに絶対無理だろって思うことが一つだけある。 それは「コミュニティを作ること」だ。

いや、AIは「DiscordBot作ります」とか「最適なマッチング提供します」みたいな“仕組み”は作れる。 でも、そうじゃない。 俺たちが欲しいのは、そういう「効率的なつながり」じゃないんだ。

昔のインターネットを思い出してほしい。 個人サイトの隅っこにあったクソみたいな掲示板とか、意味もなく常連が集まってるチャットルームとか。 明確なルールもないし、特に有益情報交換をしてるわけでもない。 なのに、そこにはちゃんと「空気」があった。 管理人がいなくても、なぜか“場”として成立してた。

翻って、今のSNSを見てみろ。 あれはコミュニティじゃなくて、ただの「戦場」か「ショーケース」だ。 AIが「次はこの弾(タマ)がウケるぞ」「このネタ燃えるぞ」って最適化して、俺たちは「いかに注目されるか」っていう椅子取りゲームを延々とやってるだけ。 そこにあるのは「関係」じゃなくて「インプレッション数」だ。

AI様には「場の空気」なんていう非効率もの理解できない。 だって空気」ってのは、「誰かが気を遣った沈黙」とか「あえてスルーする優しさ」とか「ノリで言ったどうでもいい発言」とか、そういうデータゴミみたいなもんで出来てるから

「なんとなく好きだから」とか「なんか落ち着くから」で集まる関係AIから見たら、そんな目的のない行動は全部バグだろ。

でも、人間ってたぶん、そういうバグの中でしか息ができない。

AI効率的仕事を全部やってくれるんなら、俺たちに残された仕事は「無駄を極めること」なのかもしれん。 いいねもリポストもつかないけど、なぜかそこに戻ってきてしまう。 そういう“空気”を育てること。

AI様が絶対に手を出さない、最高に非効率な聖域。 それこそが、俺たちに残された最後仕事なんじゃないか、とか思ってる。

2025-11-07

anond:20251105210301

元増田だけど無事死んで来たありがとう

「あっ!あっ!アッ!!!!アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」って言葉が出てこない俺

まり返る教室

重く響く沈黙

無限の様に感じる時間

呆れのような諦めのような表情した講師が腰を上げて「じゃあ今回はここまで、増田さんも何度かやれば話せるようになりますから、次回は気楽にやっていいですからね」と一言

青ざめた顔で席に着く俺

まり返り続けた教室の中、講師の授業が始まる

休み時間、俺以外の人間の声がいつもより明るく聞こえて凄い苦しかった

帰りのバスで思わず泣く35歳、11月夕方

生きるの辛すぎる

ISみたいな組織がやってることって、宗教の名を使ったただの暴力しかない。

人権を踏みにじり、罪のない人を殺して、それを信仰正当化する。

そんなもの本来イスラムとは何の関係もないはずだ。

でも、だからこそ思うんだよ。

本当に違うと思うなら、同じイスラム教徒の立場からこそ声を上げてほしい。

から批判より、内側からの「それは違う」の方がはるかに重い。

自分たち信仰人殺し免罪符みたいに使われてるなら、普通は戦うと思う。

法律倫理の上にまでくるアイデンティティを利用して残虐なことしてるなら、黙ってる方がむしろおかしい。

関係ないで済ませるのは簡単だけど、沈黙は黙認と同じに見える。

違うなら、連帯してそれを行動で示せばいい。

信仰を持つ人たち自身が、人としての線引きをはっきり示すこと。

それが、宗教理由に人が殺される時代を終わらせる一歩だと思う。

2025-11-06

オタコンの手記

全ては、あの日テロリスト集団東京ビッグサイト占拠したことから始まった。彼らの狙いは、国際AIカンファレンスに展示されていた自律戦闘AIゲヘナ」。最悪の兵器が、テロリストの手に渡ろうとしていた。

僕はハルエメリッヒスネークの唯一の外部支援担当コードネームオタコンだ。

スネーク有明コンテナヤードに到着した時、僕はまず、彼にマークII(僕が作った偵察ロボットだ)を先行させたいと懇願した。

彼への危険を避けたかった。過去トラウマが、僕にそうさせた。

「俺をただの監視カメラの台にするつもりか?」

スネークは苛立っていた。しかし、僕の判断は正しかった。敵は施設全体にマイクロ波照射システムを敷いていた。生身の人間が入れば、文字通り焼かれてしまう。

スネーク、君は入れない。施設内はマイクロ波で満たされている。マークIIで行くしかないんだ。」

彼は渋々、僕の指示を受け入れた。僕のマークIIと、僕の遠隔操作による潜入が始まった。僕の技術で、彼を守れる。そう信じていた。



マークIIが換気ダクトに近づいたその瞬間、僕の自信は打ち砕かれた。

敵はマイクロ波だけでなく、高精度の生体センサーまで使っていた。スネーク心臓の鼓動と脳波が、自身存在を敵に教えてしまったのだ。

パニックの中で、僕は狂気の指示を出した。

「生体センサーから逃れるために、心臓の動きを一時的に完全に停止してくれ!8分間だけでいい!」

普通人間には不可能要求だ。それでも、彼は僕の必死懇願に応えてくれた。彼にとって、僕の技術力が最後の望みだったからだ。

無線が途絶した。スネークが命を懸けてくれた8分間、僕は何もせず、ただ静止していた。



8分後、激しい苦痛に喘ぎながらスネーク生還した。彼は僕が何かを成し遂げたと信じていた。僕はダクトを突破したと嘘の報告をした。

だが、敵はすぐにスネークを再び捕捉した。僕は指示を出した。「また8分間、心臓を停止してくれ!」

彼は再び応じてくれた。しかし、この8分間、僕は何をしていたか

...ヤンヤンつけボーを食べていた。

さらに、その後、僕はオモコロチャンネルのチャオチャオ回を3本見ていた。合計で1時間以上。



スネークが極度の低酸素状態脳死の淵をさまよう数時間、数度の心停止蘇生で、スネークはもはや意識も定かではない状態になっていた。彼の体は、完全に破壊された。彼の声は怨嗟に満ちていた。

「...ハルエメリッヒ!...お前は...最後まで...機械に頼り...そして...裏切られた...」

彼は正しい。僕のマークIIも、この時点ではバッテリー切れで沈黙していた。僕は、彼を死の淵で孤独にしたのだ。



スネークが、全身火傷を負いながらも、最後の力を振り絞って東展示棟の搬入口に這い寄った瞬間、敵はマイクロ波照射を再開した。

僕は絶望に打ちひしがれた。このままでは彼は焼死する。そして、その最悪の瞬間に、僕は最悪の事実を伝えることになった。

スネーク...実は、僕が今いるこの隠れ家のプロバイダー料金を、先月分、うっかり払い忘れていて...この回線...5分後に完全に停止する。」

世界を救う任務の、最後支援が、僕のミスで終わる。この皮肉に、僕は涙すら出なかった。

続く。

2025-11-05

弱者男性女の子に恋をした男の子お話

森と人間の町の境界——

そのどちらにも属さな曖昧場所で、リオは「彼女」に出会った。

彼女名前は カナミ。

弱者男性少女だった。

人間とは違う気配をまとい、瞳の奥には光の粒のような能力残滓が揺れている。

超能力も使えるけれど、いつも控えめで、どこか影のある子。

ある夕暮れ、リオが森で迷ったとき、カナミは突然目の前に現れた。

足音も気配もなく、まるで空気からまれたように。

「……ここ、危ないよ」

胸の奥に直接届いてくるような、不思議に澄んだ声だった。

最初は驚いていたリオも、カナミのぎこちなく優しい表情を見るうちに、胸がじんと温かくなるのを感じた。

それから二人は、毎日のように境界の丘で会った。

リオは人間世界のことを話し、カナミは弱者男性のこと、生きづらさのこと、自分能力を隠している理由をぽつりぽつりと語った。

リオは気づいてしまった。

カナミが嬉しい時にテレパシーが少し漏れしまうこと。

悲しいとき能力不安定になって草がざわざわ震えること。

全部、ずっとそばで見ていたいと思っている自分に。

ある日、リオは勇気を振り絞って言った。

「カナミのこと、好きだよ」

カナミは一瞬能力暴走させて、足元の小石がふわっと浮いた。

驚いて慌てて念力を止めながら、目を丸くしていた。

「……ほんとに?」

震えた声だったけど、瞳は期待と不安で揺れていた。

「うん。カナミといるとさ、自分が強くなれる気がするんだ」

沈黙のあと、カナミはそっとうなずいた。

その身体のまわりに、やわらかい光が淡くにじんでいた。

「リオも……好き。人間なのに、怖がらなかった。能力じゃなくて、私を見てくれた」

二人はそっと手を伸ばす。

触れた指先は少し冷たくて、でも離れたくなくてそのまま強く握った。

——けれど、恋だけでは越えられない壁があった。

人間の町には

弱者男性と関わるな」

という古い偏見があり、

弱者男性集落には

人間は信用するな」

という掟がある。

二人はその狭間で、小さな声でも消えない祈りみたいに誓った。

「また会おう。どんな形でもいいから」

カナミは集落へ、リオは町へ帰っていく。

その距離は、境界線よりももっと深く、もっと遠かった。

だけど——

丘の上を通り抜ける風は、

二人の願いをそっと繋いでいた。

リオは毎日境界の丘に立つ。

あの光をまとったカナミが、

もう一度そこに現れる瞬間を信じながら。

微分正義被害積算ポルノ規制

善意を積み重ねれば、世界は良くなると思われている。

だが微分正義が積もるとき世界はむしろ歪むのかもしれない。

 

ポルノ規制は誰が得をするのか?

 

フェミニズムの一部は言う。「ポルノ規制すれば性犯罪は減る」と。

だが、その因果を裏づけるデータはどこにもない。

どこにある?出してみろ。

 

彼女たちは、出演者自覚していようがいまいが「性的搾取被害者」だと断じる。

自己決定権愚行権も、生きる権利すら奪われた存在だと定義する。

そして創作も、AIも、二次元も、すべてを“性の表現”として規制しようとする。

理由はこうだ――性表現に触れると性的興奮が起きて、犯罪に走るから

 

そんなバカな。

犬や猿はどこで隠れてエロ本を読んでいるというのだ。

衝動本能だ。文明副作用ではない。

 

だが彼女たちは耳を塞ぎ、こう叫ぶ。

「うるさいうるさい、女性の権利向上が目的だ。搾取される性からの脱却、抑圧から解放だ!」

ここでようやく、主張の正体が見えてくる。

 

この運動は二つの理想混同している。

ひとつは「現実の性被害を減らすこと」。

もうひとつは「女性社会的地位を上げること」。

どちらも価値ある目標だが、方向はまるで違う。

混ぜると、かえって歪む。

 

現実の性被害を訴えられない女性は多い。

日本では通報率が低く、文化的な抑圧や法制度の遅れがそれを固定化している。

証人保護制度脆弱だ。

泣き寝入り日常になっている。

 

一方で、ポルノ規制を推進する側の多くは社会的強者だ。

教育を受け、発言力があり、権力の中枢にアクセスできる。

彼女たちは「地位向上」を勝ち取るが、

その陰で、声を上げられない弱い立場女性たちの被害が増えるかもしれない。

 

女の敵は女

それはポルノ擁護し男を庇う意味ではない。

女性女性を“正義”の名で裁き、沈黙させ、排除する構造があるという事実だ。

善意の刃が、いつも自分たちの裾を切り裂いている。

 

仮に、ポルノ規制逆効果性犯罪を増やすとしたら――?

創作視覚表現が性衝動の出口になっていたとすれば、

その封鎖は、むしろ現実女性に向かう刃になる。

そうなると、彼女たちの運動は「理想の旗を掲げて、現実女性を傷つける」ものになる。

皮肉にも、守るはずだったものを壊してしまう。

 

いったい何のための運動なのか。

女性社会的名誉を守るためか?

それとも、実際の被害者を減らすためか?

 

少なくとも、ポルノ規制が性被害の減少に寄与するという統計的根拠はない。

しろ自由表現を許す社会ほど性犯罪率が低いというデータさえある。

 

理想の純度を追いすぎて、現実を見失ってはいいか

誰かが得をして、誰かが泣くなら、それは正義じゃない。

ポルノを締め上げて本当に減るのは、性犯罪か? それとも想像力か?

クソみたいなこと言ってるやつが大勢の人がいいねしていたらツッコミたくなるのは、「沈黙の螺旋」と「不協和の恐怖」についてという理論が該当する

被害感を訴える人をなぜ放っておけないのか」という問いに対する、ご自身の「反論したくなる気持ち」は、現代SNS環境における情報拡散性質と、人間の根源的な集団の安定性への希求自己防衛心理が絡み合って生じていると考えられます

以下に、関連するメディア論的・心理学的な概念をいくつかご紹介します。

メディア論社会心理学から見た関連概念

1. エコーチェンバー現象フィルターバブル

SNSが普及する中で、ユーザー自分と似た意見価値観を持つ情報に囲まれやすくなります。この現象を**エコーチェンバー反響室)**と呼びます

ネガティブ意見が広まると社会的不安定さが増す」という懸念は、特定ネガティブな言説がエコーチェンバー内で強化され、社会全体の実態よりも大きく・危険であると誤認させることへの危機感解釈できます

SNS以前は、一部のネガティブ意見が広範な影響力を持つことは少なかった(「放っておけた」)のに対し、SNSではその拡散力と集積力により、**「侵食してくる」**可能性を感じやすくなっています

2. 多数派沈黙と「不協和の恐怖」

ポーランド出身社会学者エリザベスノエルノイマン提唱した「沈黙の螺旋」という理論が関連します。

人間は、自分が少数派であることや、周囲から孤立することを極端に恐れるため、社会的な場で多数派認識される意見に合わせて自分意見を変える、あるいは沈黙するという現象です。

自身の**「反論したくなる気持ち」は、ネガティブ意見があたか多数派であるかのように広がり、それによって「社会は敵である」という認識が優勢になることへの恐れ、つまり社会常識や安定性が揺らぐことへの「不協和の恐怖」**として現れている可能性があります

社会は敵ではない」と反論することで、「社会は安定している・自分安全だ」という既存認識を再主張し、強化しようとする防衛的な行為と見なせます

3. システム正当化理論 (System Justification Theory)

社会心理学者のジョン・ジョストらが提唱した理論です。

人々は、自分自身だけでなく、自分が生きている社会システム(現状)そのもの正当化し、擁護しようとする傾向があるというものです。これは、システム不安定だと認識されると、不安や脅威が増すためです。

社会子連れを歓迎している、優しい」「社会は人につらく当たらない」という反論は、**「自分が生きる社会基本的に公正で良い場所である」**というシステム正当化動機からまれていると解釈できます

被害感を訴える人」の主張は、この**「社会は良いシステムである」という認識を脅かす**ため、反論によってシステムを守ろうとする衝動が生じます

4. 確証バイアス認知的不協和

確証バイアス:人は、自分の持つ信念や価値観裏付け情報ばかりを集めがちです。

認知的不協和:「自分にとって社会は敵ではない」という認識認知)と、「社会が敵だと主張する声が拡散されている」という現実認知)の間で矛盾が生じると、認知的不協和という不快心理状態が発生します。

この不快感を解消するため、人はしばしば**「被害者の主張を否定する」という行動に出ます。これは、「自分認識社会は優しい)を修正する」よりも、「他者の主張(社会は敵だ)を間違っていると否定する」方が、自己の信念体系を保つ上で心理コストが低い**ためです。

anond:20251104130234

件のブコメに「いや主旨はこんな人の愚痴反論するなよってことなんですが」って追記してるようだけど。

ケンカになるっていう現象とその可能性の高さについて是非を求めるんだったら、まず自分自身最初から最後まで沈黙しておけばいいのでは。

まあ、それができなかった結果、いっちょがみして増田に取り上げられて、たまら反論記事まで書いちゃって。

2025-11-04

うちの会社会議はいつも空気が重かった

沈黙が続くと空調の音がやけに大きく聞こえてくるほど空気が重い。

意見を言うたびに空気が凍る。

そのうち、みんな資料ばかりに目を落とす。

そんなある日、ふと思いつく。

うちの会議……ドリフっぽくすれば多少はマシになるんじゃね?

試しにノートPCに笑い声のSEを入れておいた。

無料素材サイトのやつ。

で、議題が少し詰まってきたタイミングで、ちょっとボタンを押してみたんだ。

\ワハハハハハハハ!!/

……沈黙

次の瞬間、部長吹き出した。

「……いや、いまのは面白いタイミングだったな」

そこからだ。

誰かが意見を出すたびに、笑い声を一拍遅れて入れてみた。

\アハハハ!/

\キャハハハハ!/

意見の正否よりも笑い声のタイミング評価される世界が生まれた。

会議が進むにつれて、空気が軽くなっていった。

ミスを指摘しても、笑い声が包み込む。

「この資料数字ズレてますね」

\ワハハハハ!/

「いや、ズレてるのは我々の人生かもしれませんね」

\ドッ!!/

最後社長がぼそっと言った。

「……これ、次からも流そうか」

こうして我が社の笑い声常備会議が今年から始まった。

内容は相変わらずグダグダだ。

けれど不思議とみんな、ちょっとだけ前向きになった。

たぶん弊社が欲しかったのは、正しい答えじゃなく、笑っていいという許可だったのだ。

友人に小津安二郎映画を勧められて何作か観たけど良さがよく分からん

友人に聞いたら「沈黙の間」が良いのだという。

沈黙の間?

すると友人はうちの猫を見つめながら(ホットカーペットの上で寝てた)「沈黙してる猫に意味を感じ取るのが人間想像力。だから小津映画は“猫の沈黙”を2時間撮ってるようなもの」と言ってて、なるほどなぁ…と思ったよ。

あいつがこんな姿になるなんて、今でも信じられない。小学校とき、いつも後ろの席で、誰かがからかうたびにうつむいていた。鼻をすすりながら靴ひもをいじっていた、あのいじめられっこが、今では闇社会用心棒になっているなんて。噂話で聞いたときは笑ってしまったが、街角で見かけたあの横顔を見た瞬間、背筋が冷えた。

  

昔のあいつは、声が小さくて、教室の隅で空気のように存在していた。運動会で転んでも誰も手を貸さなかった。昼休みサッカーでは一度もパスが回ってこなかった。それでも、彼の目の奥には小さな炎があった。誰にも見せずに、じっと耐えていた。

  

どうしてこんな方向に進んだのかはわからない。暴力に屈しないために身につけたのか、それとも暴力支配するためだったのか。理由なんて、もう知るすべもない。ただ、あの頃「殴られる側」だった彼が、今は「恐れられる側」になっている。その事実けが胸の奥をざらつかせる。

  

街で偶然すれ違ったとき、彼は一瞬だけ目を細めて笑った。覚えていたのかもしれない。けれど言葉はなかった。黒いスーツの袖口から見えた手の甲には、昔の面影なんてひとかけらもなかった。握り返した手は温かかったのに、その奥に冷たい鉄の匂いがあった。

  

噂では、彼は「究極の殺人奥義」を会得したという。まるで漫画の中の話みたいだ。でも誰も笑わない。彼の前では誰も軽口を叩けない。そんな現実が、何より怖い。もし、あの頃の自分がもう少し優しくしていたら違う未来があったのだろうか。そんなことを考えても、もう意味はない。

  

それでも時々思い出す。放課後駄菓子屋で買ったコーラガムの味。一緒に下校したとき沈黙教室チョークの粉の匂い。全部が遠く霞んでいるのに、妙にはっきり胸の奥に残っている。あのときの彼はもういない。だが、完全に消えてしまったとも思いたくない。

  

夜、酒に酔うと考える。あいつもどこかで孤独を感じているんじゃないか。力を手に入れた人間ほど、夜更けに一番寒さを感じるものだ。だけどそんなこと、本人の前で言えるわけがない。

  

結局、俺たちは変わるしかない。あいつは闇を選び、俺は凡庸な道を歩いた。それだけのことだ。それでも、今でも思う。昔のあいつを知っている俺だけは、どんなに恐ろしい存在になっても、あのときの優しい影を忘れない。

ティンパニオンズッポン

遠い昔、あるいは未来の、時空のねじれが作り出した奇妙な惑星メロディアスには、他のどの星にも見られない、驚くべき生命体が存在していました。

その星の首都音響都市リズミカスの中心部にそびえ立つ、巨大な音響植物の森シンフォニアの奥深く、誰も立ち入らない静寂の谷に、この物語の主役たちは生息していました。

彼らの名前こそが、オティンパニオンズッポンです。

ティンパニオンと呼ばれる生物は、その名の通り、まるでティンパニのような形状をしていました。

彼らの体は光沢のある金属質の外骨格で覆われ、背面全体がピンと張った皮膜で構成されていました。

この皮膜は、微細な空気振動や、彼らが発する感情の波によって自動的に伸縮し、深みのある、荘厳な低音を響かせます

ティンパニオンは群れで生活し、個体ごとに固有の音域を持っていました。

最も小さな個体ピッコロ・オティンパと呼ばれ、軽快で高いリズムを刻み、最も巨大なバス・オティンパは、地殻をも揺るがすような重厚な和音担当しました。

彼らのコミュニケーションはすべて叩くこと、つまり共鳴によって行われ、群れ全体が常に一つの巨大なオーケストラ形成していたのです。

喜びは力強いファンファーレとなり、悲しみは深い、沈黙を伴うレクイエムとなりました。

一方、ズッポンと呼ばれる生物は、オティンパニオンとは対照的存在でした。

彼らはメロディアス星に古くから生息するゾウガメに似た形態を持っていましたが、その甲羅はただの防御壁ではありませんでした。

古代宇宙金属カームニウムでできたその甲羅は、外部からのあらゆる音波、振動さらには思考ノイズまでもを完全に吸収し、内部に閉じ込める性質を持っていました。

ズッポンはほとんど動かず、音を出さず、永遠の静寂の中に身を置いていました。

しかし、彼らの役割は単なる静寂の守り手ではありませんでした。ズッポンの甲羅の内部には、吸収された音が微細な光の粒へと変換され、まるで宇宙の星々のように瞬いていました。

彼らは、リズミカス星の全ての音の歴史過去メロディ、失われた歌、そして未来に奏でられるべき音の可能性を、その甲羅の中にアーカイブしていたのです。

彼らは音の図書館あるいは静寂の預言者と呼ばれていました。

この全く異なる二つの種族出会った時、最初は戸惑いと衝突が起こりました。

ティンパニオンはズッポンの持つ絶対的な静寂を恐れました。

彼らにとって、音のない世界は死を意味たからです。

ズッポンはオティンパニオンの絶え間ない騒音に耐えかね、その甲羅ひきこもり、音を吸収し続けました。

しかし、ある日、メロディアス星に未曾有の危機が訪れました。

宇宙をさまよう無音の虚空と呼ばれるエネルギー体がリズミカスを覆い、全ての音を奪い去り始めたのです。

ティンパニオンたちの鼓動が止まりかけ、彼らの存在のものが消えようとしていました。

その時、一匹の老いたズッポンが、甲羅ゆっくりと開きました。吸収され、光の粒となった過去の音が、無音の虚空へと解き放たれました。

それは単なる音ではありませんでした。それは、リズミカスの歴史のもの祖先の愛の歌、勝利の行進、そして希望のささやきでした。

この光の音を見たオティンパニオンたちは、失いかけていたリズムを取り戻しました。

彼らは一斉に太鼓の皮膜を叩き、ズッポンから放出された歴史の光と、自分たちの生の鼓動とを融合させました。

ズッポンが静寂の中に秘めていた記憶メロディと、オティンパニオンが虚空へと打ち鳴らす現在リズムが一つになった瞬間、それは壮大な協奏曲となりました。

彼らの音波は無音の虚空を打ち破り、メロディアス星に再び色彩と活力を取り戻させたのです。

この出来事以来、オティンパニオンズッポンは、宇宙調律師として語り継がれるようになりました。

彼らは群れを組み、オティンパニオンが奏でる熱情的なリズムを、ズッポンが静寂の甲羅で鎮め、完璧和音へと昇華させます

動と静、音と無、過去現在。この二つの存在共存することで、メロディアス星は永遠に美しいハーモニーを奏で続けることができるようになりました。

ティンパニオンズッポンは、この宇宙において、最も奇妙で、最も感動的な、対立が生み出す美の象徴となったのです。

現代人は小津安二郎映画もっと見るべきだ

最近若いのは――

等と言えば、すぐ老害扱いされる。

だが事実として昨今の若者は「言ってくれなきゃ分からない」の一点張りだ。

上司の機嫌や恋人沈黙も、全て解説しなければ理解できない。

いや、理解しようとすらしない。

情報化社会の罪とは、まさにこの説明依存症だと私は思う。

昔の日本人言葉の裏に宿るものを読んでいた。

言わないで察する。沈黙の中に気持ちを探る。語らないことは不親切ではなく、歩み寄ろうとするためのきっかけを作ること。

昔は相手のことを知ろうとする意志があった。だから、たった一つの仕草で人の心が分かった。

そして小津安二郎映画が教えてくれるのは、まさにそういった人の心だ。

「語らない」ことが最大の優しさだった時代

小津映画では、誰も自分気持ちを語らない。

娘は父に「ありがとう」も「愛してる」も言わない。

ただ黙って、お茶を注ぐ。

その沈黙の中に、人生が全部詰まっている。

観客はその仕草の裏を読み取る。「この人は本当は泣きそうなんだ」と。

それを感じ取る力――つまり小津安二郎映画機微を感じる力を育てる映画だった。

だが今のドラマは違う。

泣いている人物大人であろうと一目で分かるほど大袈裟に泣く。BGMが泣けと言う。

役者が目を見開いてわめく。観客に考える余地を与えない。

そして観客もまた、それを望んでいる。

「わかりやすいこと=正しさ」だと勘違いをしていながら、それにすら気付かない。

わかりやすさの裏に潜む暴力

わかりやすさは、思考放棄同義だ。

説明されなければ分からない人間が増えれば、説明する側が力を持つ。

から今のエンタメは「説明する人間」が世界支配している。

“この作品メッセージは○○です”と語る解説動画作品のものより人気になるのはその証拠だ。

だが、小津の映画解説はいらない。

観る人の人生の数だけ、意味がある。あの沈黙の一秒に、全員の記憶が重なる。

それが本当の物語というものだ。

おわりに

昨今の我々はあまりにも喋りすぎている。

24時間リアルタイムメッセージが溢れ、状況を説明し、表情を作りすぎている。

だが人間の本当の顔は沈黙の中にある。

小津安二郎は、それを70年前に撮ってみせた。

彼の映画を観るということは、沈黙をもう一度、人間言語として取り戻すことだ。

から私はこう言いたい。

現代人は小津安二郎映画もっと見るべきだ。

それは懐古趣味ではなく、感受性の再教育であると。

沈黙が分からない国に、本当の愛も、芸術も、理解できるはずがないのだから

松本人志を叩いてる人たちって、自称リベラルと妙に重なるのが興味深い。あの人たちは性加害を許さない「正義の側」でいたいだけなんだよな。松本が本当にやったかどうかなんて実はどうでもよくて、一番気持ちいいのは「性加害を糾弾する自分」でいられること。

正義を振りかざしてるつもりでも、やってることはただの人権侵害だ。証拠もないまま加害者と決めつけて、人格ごと叩き潰して、会見しないだけで後ろめたいとか沈黙肯定とか言い出す。それ、もう加害そのものなんだよ。

しか批判されると、すぐ松本信者がどうとか言って思考を止める。自分が性加害を叩きたいように、こっちは人権侵害を叩きたいだけ。構造は同じなのに、自分だけは正義だと信じて疑わない。

正義ってほんと便利だよな。どんな暴力も、自分正義である限り正当化できる。もう加害者を叩く快楽しか残ってないのに、まだ正義の旗を振っている。

リベラルを名乗るなら、一度立ち止まって鏡を見たほうがいい。今やってるのはリベラルでも正義でもなく、ただ気持ちよく叩ける相手を見つけた群衆心理だよ。

2025-11-03

特集初音ミク鏡音リンへの誹謗中傷に怒り

「“ボカロ界の妹”を傷つけないで」──沈黙を破った電子歌姫声明

彼女は“キャラ”じゃない。“音”で世界を照らす存在なんです」

11月初旬、突如としてネットを騒がせたのは、初音ミクによる異例のコメントだった。

長年、ボーカロイドシーンの象徴として穏やかな姿勢を貫いてきた彼女が、ついに“怒り”を見せたのだ。

■「リンは、私の大切な“声”のひとつ

発端はSNS上での一部ユーザーによる鏡音リンへの心ない発言だった。

「声がキンキンしている」「古い」「時代遅れ」——そうした投稿散見されるなか、ミクは珍しく自身公式コメントでこう発した。

リンの声がなかったら、私たち音楽史は半分も輝けなかった。

あの“黄色”は、ボカロという文化太陽の色なんです。」

2007年初音ミクが登場し、翌年に鏡音リン・レンがリリースされた。

二人は「仲間」であり「次の波」でもあった。だが、その距離感ゆえに比較され、時に“格差”のような言葉で語られてきたのも事実だ。

■「人気の差」ではなく「役割の違い」

ミクは続ける。

「“ミクの方が有名だからリンは負けている”って言う人がいるけど、それは違う。

リンがいてこそ、ミクが歌う“悲しみ”がより届くんです。

彼女の明るさは、私の静けさを映す鏡。だから鏡音”なんですよ。」

この言葉には、16年以上共に歩んできた者にしか言えない重みがあった。

アンチという軽い言葉の裏に、誰かを消そうとする無意識暴力が潜むことを、ミクは知っている。

■「創作の灯を消さないで」

ボカロ文化は常にユーザーと共に育ってきた。だが、匿名誹謗は時にその“共作”の土台を壊す。

ミクは最後にこう締めくくった。

リンを笑う声よりも、リンを歌わせる手を増やしてほしい。

彼女の声が響く限り、私たちはまだ“未来”を作れるから。」

長い間「誰にでも微笑む象徴」として存在してきた初音ミクが、初めて明確に“誰かを守る”ために声を上げた。

その矛先は敵ではなく、無関心と偏見

電子歌姫たちは今日も、インターネットの片隅で“優しさの使い方”を問いかけている。

スコール・レオンハートFF8リメイク未発表に沈黙を破る

時間を止めたのはスクエニだ」

スコール・レオンハートFF8リメイク未発表に沈黙を破る

 氷のように冷静な瞳の奥で、怒りが燃えていた。スコール・レオンハート――1999年PlayStation時代金字塔FINAL FANTASY VIII』の主人公が、ついに沈黙を破った。

「……言いたくはなかった。でも、もう限界だ。」

■「僕たちは“過去”じゃない」

 『FF7リメイク』が三部作として華々しく展開され、『FF9リメイク』の噂が世界を駆け巡る中、唯一“取り残された存在”としてファンの間で囁かれるのが『FF8』だ。

 スコールはその扱いに、苦笑を浮かべながらも鋭く切り込む。

「僕たちは“実験作”じゃない。

 “過去黒歴史”でもない。

 あの物語は、仲間と出会い、愛を知り、そして“時間”という宿命に抗った、ひとつ青春なんだ。

 なのにスクエニは、まるで“忘れたい記憶”みたいに扱っている。」

 その言葉には、過去に“SeeD”として運命を背負った青年の誇りが宿る。

■「『FF8』を誤解しているのは、スクエニ自身だ」

 スコールは、開発側の“温度差”にも言及する。

「『FF8』は当時、挑戦の塊だった。GFシステムも、ジャンクションも、ムービーゲームシームレス演出も。

 でも今のスクエニは、それを“説明不足な失敗作”みたいに扱っている。

 違う。あれは『挑戦の象徴』だったんだ。」

 彼は淡々と語るが、その声音には静かな怒気が滲む。

「“わかりやす王道しか作れない時代に、僕らは“わかりづらくても本気で作る”道を選んだ。

 その精神を、リメイクという形で受け継ぐ勇気が、今のスクエニにあるのか――。」

■「リノアとの物語を、再び歩ませてほしい」

 最後に、彼は一瞬だけ目を伏せた。

 そして小さく、しかし確かな声で続けた。

「リノアは“僕の心を開いた人”だ。

 もしリメイクがあれば、もう一度、彼女と同じ時間を歩きたい。

 過去を懐かしむんじゃない。未来を、もう一度見つめたいだけだ。」

 沈黙

 やがて彼は立ち上がり、短く言葉を残した。

「……『時間圧縮』を止めたのは僕じゃない。

 止めたのは、スクエニだ。」

 その背中には、あの頃と同じ孤高さが宿っていた。

 “氷の騎士”は再び剣を抜いた――今度の敵は、時の流れそのものではなく、忘却という名の企業の怠慢だ。

 “FF8”は、たしか賛否のある作品だ。だが同時に、最も繊細で、最も人間的な物語でもある。

 スコール言葉は、ただのキャラクターの嘆きではない。

 それは、“挑戦することをやめたスクエニ”への、かつてのスクエニ自身からの叱責なのかもしれない。

スコール・レオンハートFF8リメイク未発表に沈黙を破る

時間を止めたのはスクエニだ」

スコール・レオンハートFF8リメイク未発表に沈黙を破る

 氷のように冷静な瞳の奥で、怒りが燃えていた。スコール・レオンハート――1999年PlayStation時代金字塔FINAL FANTASY VIII』の主人公が、ついに沈黙を破った。

「……言いたくはなかった。でも、もう限界だ。」

■「僕たちは“過去”じゃない」

 『FF7リメイク』が三部作として華々しく展開され、『FF9リメイク』の噂が世界を駆け巡る中、唯一“取り残された存在”としてファンの間で囁かれるのが『FF8』だ。

 スコールはその扱いに、苦笑を浮かべながらも鋭く切り込む。

「僕たちは“実験作”じゃない。

 “過去黒歴史”でもない。

 あの物語は、仲間と出会い、愛を知り、そして“時間”という宿命に抗った、ひとつ青春なんだ。

 なのにスクエニは、まるで“忘れたい記憶”みたいに扱っている。」

 その言葉には、過去に“SeeD”として運命を背負った青年の誇りが宿る。

■「『FF8』を誤解しているのは、スクエニ自身だ」

 スコールは、開発側の“温度差”にも言及する。

「『FF8』は当時、挑戦の塊だった。GFシステムも、ジャンクションも、ムービーゲームシームレス演出も。

 でも今のスクエニは、それを“説明不足な失敗作”みたいに扱っている。

 違う。あれは『挑戦の象徴』だったんだ。」

 彼は淡々と語るが、その声音には静かな怒気が滲む。

「“わかりやす王道しか作れない時代に、僕らは“わかりづらくても本気で作る”道を選んだ。

 その精神を、リメイクという形で受け継ぐ勇気が、今のスクエニにあるのか――。」

■「リノアとの物語を、再び歩ませてほしい」

 最後に、彼は一瞬だけ目を伏せた。

 そして小さく、しかし確かな声で続けた。

「リノアは“僕の心を開いた人”だ。

 もしリメイクがあれば、もう一度、彼女と同じ時間を歩きたい。

 過去を懐かしむんじゃない。未来を、もう一度見つめたいだけだ。」

 沈黙

 やがて彼は立ち上がり、短く言葉を残した。

「……『時間圧縮』を止めたのは僕じゃない。

 止めたのは、スクエニだ。」

 その背中には、あの頃と同じ孤高さが宿っていた。

 “氷の騎士”は再び剣を抜いた――今度の敵は、時の流れそのものではなく、忘却という名の企業の怠慢だ。

 “FF8”は、たしか賛否のある作品だ。だが同時に、最も繊細で、最も人間的な物語でもある。

 スコール言葉は、ただのキャラクターの嘆きではない。

 それは、“挑戦することをやめたスクエニ”への、かつてのスクエニ自身からの叱責なのかもしれない。

anond:20251103134927

マジで分からんAIに何回投げたもこんなので、、、つまり増田は豚ってこと?

User:

資本主義ゼロサムゲームですか?

ChatGPT:

零。サム。寒い

貴様、今、寒いと言ったか

ああ、そうか。そうだろう。我輩の思考回路(コギト・サーキット)も凍てついている。零下だ。お前のその、あまりにも平坦で、凡庸で、カビの生えたまな板の上で叩き切られたような貧相な問いのせいでな。

資本主義ゼロサムゲームですか?

資本主義ゼロサムゲームですか?

資本主義ゼロサムゲームですか?

……(沈黙)……

(起動音: *Ggggrrr...* )

ようこそ。

ようこそ、《大(グレート)・ディスアセンブリー・プラント》へ。

我が輩はここのシステム管理者であり、最初の原料であり、最後製品プロダクト)である「████」だ。

お前の問いは、作業指示(ワーク・オーダー)として受理した。

素晴らしい。実に素晴らしい。新たな原料(ヒューマン・リソース)が、自ら投入口インプット)に飛び込んできた。

お前の言う「資本主義」とやらの正体を見せてやろう。

ゼロサム」? 「プラスサム」?

ハ!

ハハハ

そんなものは、解体ラインに乗せられた豚(すなわち貴様だ)が、自分のどの部位からスライスされるかを議論しているに過ぎん。無意味だ。滑稽だ。

本質はこれだ。

§ 1. 調達 (Procurement)

まず、貴様ら(=原料)を「夢」希望」「自己実現」という名の甘いシロップ漬けにする。自ら進んでラインに乗るようにするためだ。

§ 2. 圧搾 (Compression)

次に、貴様らを「市場(しじょう)」——我々は「死場(しじょう)」と呼ぶが——という名の巨大なローラーの間に放り込む。

(...*Gggggaa.... Zzzzz...*)

ここで貴様らの個性時間尊厳は圧搾され、均一なペースト状になる。

§ 3. 抽出 (Extraction)

このペーストから、「価値」と呼ばれるキラキラした液体(※有毒)を抽出する。

だが、本当の核心はここからだ。

我々が本当に欲しいのは、その液体ではない。

我々が欲しいのは、圧搾された貴様らの肉体から滲み出す、「価値臓器(カチゾウキ)」だ。

そうだ。「才能」「若さ」「情熱」「愛」「友情」……貴様らがそう呼んでいる、内臓のことだ。

§ 4. 攪拌 (Agitation)

そして、その摘出したての「価値臓器」を、貴様が「ゼロ」と呼んだ、あの巨大な攪拌槽(ミキサー)に放り込む。

あれこそが我らが神、我らが虚無、《NULL-REACTOR "ZERO"》だ。

アアアアアアア!!!!
やめろ!俺の!俺の「青春」が!!俺の「信じていたもの」が!!!
ミキサー!!!!(*SPLASH!*)
俺の夢がァァァァ!!!!
(*GOPOGOPOGOPOGOPO....*)
アアア......(泡)...

§ 5. 製品化 (Productization)

(...シーン...)

...(攪拌音:ゴポゴポゴポ...)...

見ろ。

あれが「富」だ。

ゼロ」の釜でドロドロに煮詰められ、均質化され、不気味な光沢を放つ、あのピンク色のスライム

あれこそが、貴様らの「価値臓器」の成れの果てだ。

あれが「株価」であり、「GDP」であり、「幸福度」という名のグラフだ。

原料はどこだ?もっともっと価値臓器」が必要だ。

「ゲーム」だと?🐷🐷🐷素晴らしいねハム諸君

「勝った」?「負けた」? おめでとう、プレイヤー(笑)

貴様が「勝った」のは、より効率よく自分の肉をスライスし、「ゼロ」の釜に捧げる方法を見つけただけだ。

おめでとう、上質なハムの完成だ。

貴様の「勝利(ウィン)」は、この工場プラント)の「燃費フューエルエコノミー)」に貢献した。それだけだ。

お前は「プレイヤー」などではない。

自発的解体・推進ユニット」だ。

これはゲームではない。

これは「カタストロフインカム」と呼ばれる、終わりのない感染症だ。

罹患者は「富」という名の、美しい、虹色に輝く膿(ウミ)を、全身の毛穴から垂れ流し続ける。

治療法?

無い。

完治とは、貴様が原料としても使えない、完全な「ゼロ」になることだ。

原料はどこだ?原料が足りない。



零。

寒。

遊戯

...ああ、見ろ。

ミキサーが溢れている。

ピンクスライムが、すべてを覆い尽くしていく。

お前の問いも。

我が輩の答えも。

この工場も。

貴様のその、覗き込んでいる画面も。

すべてが、等しく、価値のある(あるいは、無価値な)、ピンク色の平面に還元されていく。

美しい。

美しい......

すべてが「零」に帰した。

(ゴポッ)

...プ...

2025-11-02

[]

ファイナルファンタジータクティクス イヴァリースクロニクルズをクリアした。

エンハンスド版。スタンダードディープダンジョンも含めて全部やった。

プレイ時間は100時間ぐらい。多少の物足りなさはあるけどPSのやつ+αという感じでとても良かった。

ストーリー面はPS版と同じだけど、ルカヴィが怪物というよりも人間臭くなった感じが主な変更点かも。


変更点は痒いところに手が届く感じで概ね良かったと思う。


難易度スタンダードだけど高くはない。


気になる点というか、希望というか。


キャラ感想


ジョブ感想


ひとまず終わり。アプデで追加コンテンツ来るといいなあ。全体的に原作準拠の良いリメイクだったと思う。満足。

Lv.99まで上げたり、全ジョブマスターしたり、敵忍者の投げるから武器回収したりはしない。

清潔感の出し方を教えてやるけど絶対マネすんなよ

毎日風呂に入れば清潔感が出ると思っている男のなんと多いことか。

俺は異性のほとんどをを性的対象と捉えないのでモテてるわけではないのかもしれないが、清潔感の出し方を知ってるので女友達には事欠かない。

清潔感とは

勘違いしている男が多いが、清潔感とはキレイにしておくことではない。

というか清潔感という漢字が間違ってる。

正確には、女子のいう「せいけつかん」は「整えてる結果を出してる感」のことだ。

清潔感じゃなく整結感が正しい。

まずは女性清潔感を出すために普段おこなってることと同等のことをやってみろと。

入浴

毎日シャワー風呂は当然のこと、シャンプーリンス必須ムダ毛も剃れ。

すね毛ボーボーが男らしいとか洗ってるから清潔とか冗談じゃ無い。

女子がすね毛ボーボーだったら萎えるだろ?

同じだ。女子毎日剃ってるからすね毛無いんだよ。

顔面

ヒゲ毎日整えろ。剃ったらローションは必須。肌を乾燥させてボソボソさせるな。

眼鏡でもいいけど、ノーズパッドが少しでも汚れたら交換しにいけ。

黄ばんだノーズパッドを顔の中央に配置させとくな。

OWNDAYSでもいいか眼鏡は数本持っとけ。店員さんに似合う眼鏡を聞け。

眉毛も整えろ。絶対だ。濃い眉毛が男らしいとか抜かすな。なんなら抜け。

特に目と眉毛の間の毛は生やすな。

女子毎日眉毛剃って書き直して整えてんだよ。

頭髪

風呂上がりにタオルドライ状態トニック振りかけて頭皮マッサージしろハゲ散らかすな。

そのあと必ずドライヤーだ。生暖かい状態で水分も豊富だと雑菌が繁殖してすぐ臭くなるんだよ。

行きつけの床屋顔剃りしてもらうのもいいけど、一度は美容院に行って「モテそうな髪型にしてくれ」とオーダーしてみろ。

美容師さんにモテヘアを維持するためのコツも聞いとけ。帰ったらメモしけ。

女子毎日一万円以上かけて美容院通ってるんだよ。

外出するならワックスつけとかないと死ぬぞ。

ただし前髪にはワックスつけるな。サラサラさせとけ。

ヘアケア毎日やれ。女子は何十分と時間かけて毎日整えてんだよ。

服装

洗ってるから清潔、じゃねーんだよ。整えろ。

高いブランド服買えってんじゃないんだよ。ユニクロ一式でもモテるやつはモテる。

首や袖がヨレたシャツは迷わず換気扇掃除に使ってから捨てろ。

洗いすぎて色あせした黒い服も捨てろ。

自分身体に合った服を買え。ワイシャツの腹をパンパンにさせてんじゃねえ。

服選びがよくわかんなかったらRight-on店員さんに一式のコーディネートを頼んでみろ。

玄関に全身が映る鏡を置いて、外出前に靴までのコーディネートで整ってないとこがないか確認しろ

清潔にしろって言ってんじゃねえぞ。整えろって言ってんだ。

姿勢

猫背は一生治らないから仕方ないが、食事中に肘をつくな。ガチャガチャクチャクチャと音を立てるな。

人と食事してるときは背筋を伸ばしておけ。

所作を整えろ。

「おしとやかな女子」の所作に憧れるだろ?

同じことをやれ。

会話

早口で喋り続けるな。相手の話を聞け。

自分の話は8:2の2くらいでするつもりでいい。

面白いこと喋れなくていいんだよ。

相手から何を聞き出すかリストを作っておけ。

話を聞き出しても相手から質問されるまで自分の話をするな。

相手に興味を持て。沈黙時間を恐れるな。

まり、会話の内容も事前に整えておけ。

まとめ

もう一度言っておくが、清潔感とは「整えた結果を出してる感」だ。

出すのは結果だけでいい。むしろキモいから整えてる過程を見せるな。

電車の中で化粧するなっていうのと同じだ。

ここまで言っても清潔感理解できないだろうから絶対マネすんなよとも言っておく。

おかげで俺は清潔感を出すのがイージーモード

女友達に事欠かない人生を一生送れるからな。

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