囲碁
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第81期本因坊戦予選 桑原樹七段-福岡航太朗七段 第16局の2
2025/11/18 02:00 458文字◇派手なワカレ 白28から黒31まで互いに我が道を行き、派手なワカレとなった。小松九段は「気合だから善悪を言っても仕方ありません」と語った。左下は黒46とツイでも白イと封鎖されて、部分的には生きるスペースがない。 白32のヒラキに対し桑原は15分の熟考で黒33の肩ツキから手を出した。黒45まで下辺
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第81期本因坊戦予選 桑原樹七段-福岡航太朗七段 第16局の1
2025/11/17 02:01 460文字◇10代対決 注目の10代対決である。福岡航太朗七段(19)は昨年12月に竜星戦で優勝し、五段から七段へ飛びつき昇段した。さらに名人戦リーグ入りも決め、今年の7月に6勝2敗の同率首位で打ち終えた。しかし序列上位2人によるプレーオフには進めなかった。今や令和三羽ガラスを追う筆頭といっても過言ではない
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第81期本因坊戦予選 岩丸平七段-村本渉五段 第15局の6
2025/11/16 02:01 474文字◇見損じであっけない幕切れ やはり石はなかなか死なないものだ。黒にはコウで粘る手が見えてきた。その矢先の黒113が痛恨の大見損じ! 白124を見て岩丸は無念の投了となった。続けて黒イには白ロで簡単な死にだ。 局後すぐに村本が指摘したように、参考図の手順で見事に手にすることができた。しかもコウは白に
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囲碁・将棋スペシャル
囲碁 鈴木八段 中庸戦で優勝 若鯉戦以来13年ぶり
2025/11/16 02:00 1372文字<第8回SGW杯中庸戦優勝決定戦 沼舘沙輝哉七段VS鈴木伸二八段> 第8回SGW杯中庸戦(主催・日本棋院、協賛・セントグランデW)の本戦が1、2の両日、日本棋院東京本院で行われ、鈴木伸二八段(35)が優勝を果たした。 本棋戦は31歳以上60歳以下の7大棋戦及び竜星戦、阿含・桐山杯全日本早碁オープン
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囲碁 王座戦五番勝負 第3局
2025/11/15 02:05 53文字◇囲碁王座戦五番勝負第3局(14日) ○一力遼本因坊(308手・白番中押し)●井山裕太王座=一力2勝1敗
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第81期本因坊戦予選 岩丸平七段-村本渉五段 第15局の5
2025/11/15 02:02 454文字◇活路ありやなしや 村本は5分考えて白88のブツカリから90を選んだ。なるほど、これで黒95のサバキを封じている。しかし今度は黒89に石が来たことを利用して参考図、黒1、3がサバキの常とう手段となる。以下黒19までのようなことになれば、黒は左辺に少し侵入し、中央の取られた五子もまだ活用の余地があり
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第81期本因坊戦予選 岩丸平七段-村本渉五段 第15局の4
2025/11/14 02:00 620文字◇幼稚園での囲碁活動 岩丸が講師として携わっている学校法人「LABO―K学園」の紹介を少ししたい。この法人は兵庫県尼崎市で3カ所の幼稚園を運営している。 園では普段の保育に囲碁を取り入れているだけでなく、平日の「テラ碁ヤ」、土曜日には「からたち幼稚園囲碁道場」の課外教室を行っている。 岩丸の他に北
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棋界新時代
棋士として生きる 囲碁 平田智也八段
2025/11/13 13:08 868文字阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦が今期で終了しました。長きにわたり棋戦を支えてくださった阿含宗の皆さまには感謝しかありません。また後援し、情報を届けてくださった京都新聞様、毎日新聞様にも深く感謝申し上げます。 今月はこの場をお借りして、率直な気持ちを書いてみたいと思います。阿含・桐山杯は、アマチュ
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第81期本因坊戦予選 岩丸平七段-村本渉五段 第15局の3
2025/11/13 02:01 509文字◇捨て石?取られ石? しかし何度見ても村本の白38はすごい手だ。ちらっと浮かんでも決行すべき手だとは到底思えない。ハイリスク過ぎるだろう。 黒45では参考図(1)の黒1が好手で以下黒は比較的簡単にしのげる。白8は無理で引き揚げるしかないが、◎の二子を取られ活(い)きられては地の損が甚大で、白の強硬
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第81期本因坊戦予選 岩丸平七段-村本渉五段 第15局の2
2025/11/12 02:03 587文字◇早くも勝負どころを迎える 村本は白28から30とハサんだ。その30では、一路右の二間バサミ・隣の三間バサミ・そしてそれぞれ一路上の4線にハサむ計6通りのハサミが全て有力なので迷いだしたらキリがない。実戦の白30は最も厳しいハサミといえようか。 ここで黒は参考図、黒1のように反撃したくもなる。以下
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囲碁・天元戦、一力勝ち防衛 4冠堅持
2025/11/11 02:01 175文字囲碁の第51期天元戦五番勝負(新聞三社連合主催)第3局は9日、佐賀県唐津市で打たれ、一力遼天元(28)が挑戦者の志田達哉八段(34)に182手で白番中押し勝ちし、3連勝でタイトルを防衛した。 一力天元は天元3連覇(通算4期)で本因坊、棋聖、名人との4冠を堅持した。「判断の難しい碁が多かったが、その
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第81期本因坊戦予選 岩丸平七段-村本渉五段 第15局の1
2025/11/11 02:00 620文字◇好調村本 村本渉五段(28)=大阪府大東市出身=は身長183センチ、体重93キロ(対局時)と堂々たる体軀(たいく)を誇る。現在の囲碁界では一番かもしれない。しかし顔はあどけなく、筆者はいつも勝手に「くまのプーさん」や、「くまモン」を思い浮かべている。 その村本が好調だ。今年ここまで20勝8敗。な
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囲碁・一力遼天元が3連勝でタイトル防衛 4冠を堅持
2025/11/9 22:55 317文字囲碁の第51期天元戦五番勝負(新聞三社連合主催)第3局は9日、佐賀県唐津市で打たれ、一力遼天元(28)が挑戦者の志田達哉八段(34)に182手で白番中押し勝ちし、3連勝でタイトルを防衛した。 一力天元は天元3連覇(通算4期)で本因坊、棋聖、名人との4冠を堅持した。「判断の難しい碁が多かったが、その
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の6
2025/11/9 02:02 733文字◇一力、完勝で3連覇 昨譜は白132までだった。既に白の勝勢となっており、盤面勝負の差。競り合いは終わり、残るは終盤、ヨセである。プロの碁において、ヨセに入って盤面勝負というのは決定的。ましてや、一力はヨセも大いに得意としている。 右辺、白134に黒135とワリ込んだのは非常手段。「普通に黒イ、白
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の5
2025/11/8 02:01 602文字◇決め手のツケ 本局までの今年の成績を見ると、一力31勝11敗、芝野45勝15敗。ともに大いに打ち、勝ち、絶好調である。 対戦成績は少々かたよっている。初対戦(2016年4月)から戦うこと51局。一力が32勝19敗と大きくリードする。今年は本因坊戦、名人戦で挑戦を受け、いずれも退けた。芝野とのタイ
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の4
2025/11/7 02:02 467文字◇明るい判断で優勢 本棋戦の最多優勝は井山裕太王座と張栩九段の5回。一力と故加藤正夫名誉王座の3回と続く。 最も印象深いのは井山が初優勝を飾った第12期(2005年)。予選Bから出場し、8連勝で一気に頂点に駆け上がった。当時四段、16歳4カ月での優勝は史上最年少。井山の名を世間に広く知らしめた。
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囲碁の仲邑菫四段、韓国の若手棋戦で初優勝 読み合い制する
2025/11/6 17:15 289文字囲碁の仲邑菫(なかむら・すみれ)四段(16)が6日、韓国で打たれた女流棋戦「第4期ヒョリム杯未来の女帝最強戦」決勝で、鄭有珍(チョン・ユジン)五段(19)に黒番中押し勝ちし、初優勝を飾った。仲邑四段は韓国棋院移籍後、公式棋戦で初の優勝となった。 同最強戦は、2003年以降生まれの若手の女性棋士が参
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の3
2025/11/6 02:05 590文字◇大問題のノゾキ 本棋戦のもう一つの特徴が日中対決。中国では1999年から桐山杯が実施されており、翌年から「阿含・桐山杯日中決戦」の名称で始まった。第4期までは日本が4連勝。 以降は中国が圧倒する。第17期(井山裕太王座、2015年)、21期(張栩九段、19年)を除いて全勝。全体で19勝6敗と大き
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囲碁 女流本因坊、藤沢6連覇
2025/11/6 02:03 216文字囲碁の第44期女流本因坊戦五番勝負(共同通信社主催)の第5局が5日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流本因坊(27)が挑戦者の星合志保四段(28)に175手で黒番中押し勝ちし、3勝2敗で6連覇(通算9期)を果たした。2度目の挑戦となった星合四段は初獲得は果たせなかった。 謝依旻七段を抜
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囲碁・藤沢里菜女流本因坊が6連覇 単独最多の通算9期
2025/11/5 18:47 219文字囲碁の第44期女流本因坊戦五番勝負(共同通信社主催)の第5局が5日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流本因坊(27)が挑戦者の星合志保四段(28)に175手で黒番中押し勝ちし、3勝2敗で6連覇(通算9期)を果たした。2度目の挑戦となった星合四段は初獲得は果たせなかった。 謝依旻七段を抜
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