はてなキーワード: ドント式とは
あらためて何も知らないなあと思った。衆院の比例代表と参院の比例代表は何が違うのか?それぞれ党はどのような戦略で候補者を立てるのか?というわけでGeminiに色々教えてもらいながらまとめた。東京都在住なので東京都での数字だと肌感で理解しやすいので、東京都をベースにまとめてみた。
| 選挙 | 選挙区数 | 議席数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 衆議院 小選挙区 | 東京30(全国289) | 東京30(全国289) | ドブ板選挙 |
| 衆議院 比例代表 | 東京1(全国11) | 東京19(全国176) | 小選挙区救済・少数政党 |
| 参議院 選挙区 | 東京1(全国45) | 東京6(全国74)[改選毎] | 都道府県知名度 |
| 参議院 比例代表 | (全国1区のみ) | (全国50)[改選毎] | 全国知名度 |
さて、こうやって表にしてもよく分からない。
まずは比例代表は特殊ルールという点を理解することが糸口になる。そもそも1993年からの選挙改革によって紆余曲折を経て比例代表制が導入されたわけで、それまでは選挙区による選挙だけだった。比例代表とは?については後述するので、まずは選挙区による選挙を比べてみよう。すると、衆議院 小選挙区、参議院 選挙区に注目することになる。比較対象として東京都議会もみてみよう。
| 選挙 | 選挙区数 | 議席数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 衆議院 小選挙区 | 東京30(全国289) | 東京30(全国289) | ドブ板選挙 |
| 参議院 選挙区 | 東京1(全国45) | 東京6(全国74)[改選毎] | 都道府県知名度 |
ここで際立つのが参議院選挙区の特殊性である。衆議院や東京都議会は東京を30-40エリアに分割してその狭いエリアでの選挙戦が繰り広げられるのに対し、参議院は東京丸ごとがフィールドとなる。ご存知だろうが東京は広い。一番密集しているであろう東京でこれなので、それ以外の地方では当然さらに広い。告示から選挙までの期間は、参議院では17日間である(衆議院は12日間)。つまり約2週間しかない。この期間に東京都の全有権者に対して顔を見せてアピールするのはほぼ不可能である。つまりあらかじめ名前が有権者に浸透しているか、他の代替戦略が必要になる(後述)。一方衆院選は12日間と期間は短いものの、東京が30の選挙区に分割されているため、選挙活動をしなければ行けない面積はかなり狭い。最も狭い東京26区では11km^2しかない。歩きでも一日で一周できる。
なお、衆議院小選挙区と東京都議会のエリア分けは、小選挙区が30、東京都議会が42と微妙に異なる。これは衆議院小選挙区はなるべく小選挙区ごとの有権者数を等しくするように分割しているのに対し、東京都議会の選挙区は行政単位、つまり市区町村の境界に一致させているためである。しかし衆議院小選挙区と東京都議会の本質的な違いは境界線ではない。最も重要なのは当選者数である。小選挙区では必ず一人しか当選しないのに対し、東京都議会の選挙区では住民の人数に合わせて複数名が当選することがある。例えば世田谷区は東京都議会に8つの議席を持つ。一方衆議院小選挙区では区民の多さから東京5区と6区に概ね分割され、当選者数はそれぞれで1名ずつである。
では改めて衆議院小選挙区と参議院選挙区の比較に戻ろう。まずはエリアの広さと当選人数の違いで、先ほど確認したように衆議院小選挙区は狭いエリアで一人だけが選ばれるバトルロワイヤルが繰り広げられるのに対し、参議院選挙区は東京全土を対象として6個の議席が争われる。ちなみに「小」選挙区の「小」とは”当選人数が一人に限定される”ことを意味する。つまり選挙区の広さそのものではなく当選人数によって定められる言葉であることに注意が必要である。
もう一つの違いとして重要なのが選挙のサイクルである。衆議院は4年の任期、参議院は6年の任期と定められている。しかし衆議院では内閣総理大臣による解散総選挙というイベントが任期を満了する前にほぼ必発するため、実際の衆議院の任期は平均2年9ヶ月に過ぎない(Gemini調べ)。つまり衆議院は参議院の2倍以上のスピード感で選挙が行われる。3年おきに選挙カーが駆け回り名前を連呼し、選挙区の狭さも相まって駅前で見かける機会も少なくないため、有権者に顔が刷り込まれやすい。よって衆議院小選挙区で勝つのに必要なのはドブ板選挙である。汗を流して街頭に立ち、地道に顔の見える距離でアピールする。また地元の名士や二世議員、三世議員も強い。都市部では住民の入れ替わりもそれなりに激しいものの、親の世代から名前を知っているとなんとなく親近感も湧くというものである。
一方で参議院選挙区で勝つのは一筋縄ではいかない。東京都全体を2週間でドブ板選挙できるわけがない。よく言われるのはスポーツ選手やタレント、文化人などからの転身が有利ということだ。実際に今回の東京都参院選でもちらほらみかける。衆議院小選挙区と違ってトップ当選する必要はないため、ある程度の集票が見込めればよい。あとは強い政治的メッセージである。直接顔を合わせなくとも強いイデオロギー、政党のカラーによって投票する組織票を固めれば当選の目が見えてくる。従来は医師会、労働組合、農協、宗教団体といった組織票が強いと言われていた。最近は既存の組織力が弱まる一方でSNSを用いたイデオロギーによる集票が目立ちはじめているように思う。
以前より衆議院は民意をより反映し、参議院は良識の府と言われ長期的な視点から国政に意見するとされてきた。たしかに衆議院の小選挙区は最も住民に密着している。ただそれが国政への民意を反映しているかというと微妙なところである。顔が見える相手というのはえてして好感度で決まりやすい。インターネットで批判が集まるような思想をもった政治家が地元では強いという話もよく聞く。とはいえ参議院はどうか。従来参議院選挙で強いといわれる組織票とは、つまり既存の組織を反映した候補を国会に送り込む。これは既得権益維持・現状維持の方向にバイアスがかかりやすいだろう。イデオロギーよりも実利を優先すること、拙速な改革を好まないという点では良識の府と言われる所以も理解できるところである。ただ現実の選挙としてそれが機能しているかについては、自分は政治の現実を知らないのでコメントができない。
| 選挙 | 選挙区数 | 議席数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 衆議院 小選挙区 | 東京30(全国289) | 東京30(全国289) | ドブ板選挙 |
| 衆議院 比例代表 | 東京1(全国11) | 東京19(全国176) | 小選挙区救済・少数政党 |
| 参議院 選挙区 | 東京1(全国45) | 東京6(全国74)[改選毎] | 都道府県知名度 |
| 参議院 比例代表 | (全国1区のみ) | (全国50)[改選毎] | 全国知名度 |
残るのが衆議院比例代表と参議院比例代表である。まずは衆議院比例代表についてみてみる。実はこの衆議院比例代表は党によって戦略が大きく分かれるところである。具体的にいうと以下の2種類である。
| ①小選挙区を主要戦場と位置づけて、比例代表は小選挙区の救済(比例復活)と割り切る |
| ②比例単独候補を手厚くしつつ、小選挙区も取れるところを狙いにいく |
この2つの戦略の意味を理解するには比例単独というオプションを理解する必要がある。衆議院比例代表は、比例にだけ立候補する比例単独と、小選挙区との重複立候補の2種類の立候補が認められている。比例単独だと厳しいバトルロワイヤルである小選挙区を避けた上で、政策・イデオロギーを広く有権者に訴えることで当選を狙う。また衆議院比例は政党名でしか投票できないため、極端な話を言うと候補者が無名でも問題ない。
①の戦略は自民党の基本戦術であり、横綱相撲と言えるだろう。比例単独は2,3人しか設定していない。また旧民主党もこの戦略をとっていた。
②の戦略は基本的に野党がとる。立憲民主党や共産党、あとは公明党などは30−40程度を比例単独に擁立している。また新興政党は代表の知名度を活かして比例票を集め、比例単独を少しでも多く当選させることを目指す。面白いのは日本維新の会で、2017年の選挙までは40人程度を比例単独に擁立していたが、2021年以後は一定の力がついたと考えたのか、比例単独は5人、2人と減らしている。
また旧民主党から立憲民主党への比例単独の推移をみると興味深い。2009年、歴史的な政権交代劇となった衆議院選挙では比例単独を0人にして、小選挙区で300人以上の候補者を擁立した。つまり全エネルギーを小選挙区に注ぎ込み、自民党を打倒するという極めて攻撃的な戦略であり、歴史的な圧勝につながった。しかしその次の2012年も同様の戦略で望んだが、結果として歴史的な大敗につながった。これは政権与党としての引くわけにはいかないというアピールでもあったが、現在の立憲民主党のように比例単独をもっと多く擁立していれば、もう少し議席を残せたかもしれない。
ところで比例復活とは何か。小選挙区はバトルロワイヤルであるため思わぬ事故も起こりやすい。長年貢献してきた重鎮が事故的に落選することが起こり得る。またエリアごとの勝者総取りになるためマイノリティ政党の当選が難しくなることも懸念された(2位以降が全て死票となる)。そこで導入されたのが衆議院比例代表である。詳しい方法を知りたい人はドント式の項目を読んでもらいたいが、要するに2位以下の人でも1位当選者との票差がわずかであれば、比例で復活できる可能性を残すシステムである。
では参議院比例代表制はどのような選挙か。この比例代表は日本全体を一つの選挙区とする、かなり特殊な選挙である。国民投票みたいなものである。ここでものを言うのは圧倒的な知名度か、組織票である。参議院選挙区制が都大会なら、参議院比例代表は全国大会である。参議院比例代表のもう一つの特徴と複雑さを生むのが、「政党名と個人名のどちらを書いて投票してもよい」というルールだ。選挙公報では「比例はA党とお書きください」と書いている政党もあれば、「比例はB党もしくは候補者名をお書きください」と書いている政党もある。もし同じ政党内で比例にも自分の名前を書くようにアピールする候補者と、あくまで比例には政党名を書くようにとアピールする候補者が混在すると、自分の名前を書くよう求める候補者が順位の点では有利になる。一方党としての戦略としては、党名をアピールしたほうが今後につながるし、党全体の知名度アップも見込める。政党名を書いて投票することで、今後別の候補が比例代表で出馬したとしても、その票が維持されることが期待できるわけだ。
今回の選挙公報をみてみると、自民党や立憲民主党などは「政党名もしくは候補者名」としている。一方共産党や参政党は「政党名」と書いている。イデオロギーによる投票を期待する弱小寄りの政党は、政党名での投票を求める傾向があるのかもしれない。ところで日本保守党は「候補者名もしくは保守党」と順序が逆転している。これは日本保守党の比例代表候補が知名度が高い有名人がラインナップしているためだろう。
| 選挙 | 書ける名前 | 名簿 | 小選挙区との重複 | 特定枠 |
|---|---|---|---|---|
| 衆議院比例代表 | 政党名のみ | 拘束名簿 | 重複可(比例復活あり) | なし(ただし名簿1位に比例単独候補を載せることが実質的に特定枠として機能) |
| 参議院比例代表 | 政党名もしくは候補者名 | 非拘束名簿 | 重複不可(比例復活なし) | あり |
詳細はドント式の項目で解説するが、拘束名簿とは選挙前に名簿(当選する順序)を提出しておくことで、非拘束名簿は順序を決めておかないということ。当然ながら非拘束名簿でも比例代表に出馬するかどうかは事前に決まっており(当たり前である)、事前に設定しないのは順序である。重複可か不可かは、(小)選挙区と重複して立候補することができるかということ。バトルロワイヤルである衆議院小選挙区とちがい、参議院選挙区は複数名が当選するので、比例復活もない。
比例代表は(小)選挙区のように、わかりやすく候補者が獲得した票数で政党関係なしに当選が決まるわけではない。それを決めるのがドント式である。参議院と衆議院は両方とも比例代表はドント式である。
具体的には以下のような流れに従って各政党に議席が配分され、政党内で議席に候補者を割り当てる。
| ①各政党に議席配分 |
|---|
| ①-1 各党の総得票数を計算 /参議院比例:政党名+候補者名を合算 |
| ①-2 総得票数を1、2、3と整数で割る |
| ①-3 得られた計算結果を、政党関係なしに比べ、高い順から各政党に議席を配分する |
| ②政党内で議席に当選者を当てはめる |
| ②-1 いれば1位や2位の比例単独が当選する(いなければ②-2へ) /参議院比例:特定枠が当選する |
| ②-2 小選挙区の重複候補が惜敗率に応じて当選 /参議院比例:候補者名が書かれた獲得票数に応じて順番に候補者が当選 |
さて、実際にどのように名簿が書かれ当選するかみてみよう。まずは衆議院比例代表。
| 衆議院比例 | |
| 1位 | Aさん(比例代表単独) |
| 2位 | Bさん(小選挙区重複) |
| 〃 | Cさん(小選挙区重複) |
| 〃 | Dさん(小選挙区重複) |
| 〃 | (以下ずらっと小選挙区候補者名が並ぶ) |
| 28位 | Xさん(比例代表単独) |
ここでAさんはよほどの弱小政党でなければ必ず当選する。小選挙区には出てないので、政党が用意した特別枠である。そして2位にずらっと比例復活を狙った小選挙区候補者が並ぶ。ただし比例復活が批判される場合もあり(裏金問題などで批判され「 Permalink | 記事への反応(0) | 17:48
しばしばはてなでは「赤松への投票は自民党への投票でもあるから、表現規制派が当選することにつながる」という話がよくみられる。
では実際に今回の選挙ではどうだったのか。
まず参議院比例の選挙システムはドント式という面倒なやつで、何票取れば1議席増えるというはっきりした基準は算出しづらい。
ただ、約90万~100万票程度あれば1議席増えるというようには言われている。
そして今回赤松がとったのは約53万票だ。仮にこの票がすべて無くなったとしても、自民党の比例獲得議席に影響するのはせいぜい1議席だ。
では今回自民党で最後の1議席となった候補はどういう候補なのだろうか。
今回比例18位で滑り込んだのは越智俊之氏だが、この候補は全国商工会の組織内候補だ。
今回が初当選で政治家としての経歴もないため、いわゆる表現に関するスタンスがどのようなものなのかは正直わからない。
ただし表現規制派の議員のバックグラウンドとしてよくある、宗教団体との関係などはおそらく希薄だ。表現などの問題については大して興味がないというのがもっともありうるところだろう。
ちなみにその上の17位の候補である神谷政幸氏は薬剤師連盟の組織内候補で、まあ同様のことがいえるだろう。
そして今回の自民党候補の中で表現規制派として悪名高い山田宏や山谷えり子、宗教団体との関係が強い井上義行といった候補は、いずれも16万票以上の個人票を取っており、比例順位は10、12、13位でまず落選することはなかった。
はいこちら18歳。初めて投票に行きましたがいろいろ思うところあるので書きます。前半が元記事へのアンサーで後半はポエム
5%から8%になった日に部活の先輩たちとコンビニでウワーッて言い合ったんですが1割ですよ1割
2.年金はどうでもいい
貰えないのはわかりきってるけど私たちに結構な額請求くるんですがそれは。滞納すると差し押さえるぞみたいな手紙くるらしいよ
3.まとめブログの影響
これ今回の選挙で思ったんだけど投票先選ぶのに政党マッチングはおろか候補者とか政党の公式ページで政策確認せずに雰囲気で選んでいる人がほとんどっぽくてそうなんだーって思いました。あと政策選んでくとマッチ度が出てくる系のサイト党によっては部分的に回答してなかったり△になってたりして雑なので必ず個別になってる表見たほうがいいと思った。当落予想みて一票の力を上げるやつは期日前行った後に知った
6.維新も怖い
そうだね
そうなんだ
あとれいわの障害者の人の記事読んで知ったけど障害者も被虐待児とおなじで法もシステムも穴だらけのガッスガッスで例外に対応できていないんだね
私は反出生主義だけど生まれてきた子供には社会が最大限サポートを施していくべきだと思うんだけど。子供は作るものじゃなくて出来ちゃうものだよ
貧富の格差がどんどん広がる、物価は上がっているのに給料は上がんなくて生活が苦しいというのは日本だけじゃなくて資本主義を採用してる先進国(?)の宿命っぽいところがある。歴史を学べばわかるように一つの体制、一つの仕組みをずっと続けていればだんだん行き詰まってきてガタガタになってくる。資本主義と民主主義という枠組みは当分変わらないだろうけど(加速主義はネタだし大澤真幸も言っているように「資本主義が終わった後の世界を私たちは“構想”することが出来ていない」)なんらかの修正をしなければ貧困層がどんどん多くなって今のアメリカみたいなことになるし私たちが定年(一体何歳になるんだ?)を迎える頃には一体どんな社会に成り果てているのか楽しみで仕方がない
確かに投票先を選ぶのは難しい、議会運営やドント式の計算法は義務教育で習うとはいえ党、候補者の政策や実績などを自分で見に行って正解があるわけでも正しい解法があるわけでもない"投票"をするという行為はさながらSFCの小論レベルですらある
おそらくメインストリームで特に苦は感じないような生活をしてる大部分の人にとって別に戦争が起こるわけでもない政治というのはどうでもいいしまとめサイトを見て判断するレベルの重要度なのかもしれない。しかしながら今この日本ではセーフティーネットから転げ落ちた人や虐待される子供達、働いてもまともに生活ができない人などの弱者が増えている。これらは個々の事例ではなく大きな流れだということは社会学を見るとわかるがこれにシステムで対応していくために政策を打つことが必要で弱者にとっては文字通りの生きるか死ぬかの話になってくる。れいわ新選組とかいう自殺者が増えてる生きづらい社会を生きてるだけでいいんだという社会にしますという健康で文化的な最低限度の生活の10歩手前ポエムを掲げる政党が何億も寄付金もらって2議席とるような社会に生まれて本当に悲しい
悪質な誘導をよく見かける。
A党のα候補を落選させたいと思ったら、A党のθ候補やγ候補に投票すべき」
確かにθ候補やγ候補は有力議員でおそらく、α候補よりも多くの票を取りそうだ。
それに参議院選挙では、個人票が多い順に各党の当選人数が決定する非拘束名簿方式であるから、
名簿順位を下げるような投票行動は落選につながると言われると、
しかしよく考えて貰いたいのは、
落選させたいα候補よりも上位の候補者の得票数を増やしたところで、
α候補の名簿順位には変化が無いという点だ。
名簿順位を下げるためには、
A党の中でもα候補よりも、ぎりぎり下の候補に投票すべきなのだけれど、
それが誰なのか見極めるのは、難しいだろう。
ドント方式というのは、
各党の得票数を割り算していって、
簡単に言うと獲得票が多ければ多いほど当選人数が増える。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/senkyo/sangisenkyo/qanda/qanda-9.html
注意しなくてはならないのは、
この段階においては、実際に各候補が獲得した票は関係が無くなるという点。
つまり、
A党のα候補を落選させたいと思って投票したA党のθ候補やγ候補の票が
A党の当選人数を増やして、
結果的には、α候補の名簿順位まで当選ラインを降ろす方向に働く。
またα候補の名簿順位を下げようとしてマイナー過ぎる候補に投票しても、
名簿順位の下位争いをしただけで、当選人数が増える働きで終わってしまう。
α候補を落選させたいと思ったら、
たとえA党の支持者であっても、他の党に投票すべきで、
α候補とすれば、自分の順位を下げようという誘導で
有名候補を中心に政党に票が入るのは、むしろ大歓迎ということになる。
といか、明らかにやっているのでは無いのかと思う。