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2025-11-08

ラングランズ対応モチーフ理論について

ランダウラングランズ的な双対性直感を、位相的・圏論的な巨大場として再構成する作業は、もはや単なる対応命題確認ではなく、数学実在階層構造を再階層化する営為へと移行している。

ここで重要なのは対応自体が一つのモノイド的作為ではなく、∞-圏の層状化した自明可能性の表現であるという読み替えである

最近の成果群は、従来の局所・大域の二項対立を溶融させ、曲線・局所体・解析空間といった古典的な基底を、より普遍的空間記述可能性(representability)の観点へと置き換えてしまった。

具体的には、ファルグ=フォンテン曲線を舞台にした幾何化は、局所表現論を圏的スペクトルの上に載せ替えることで、従来別個に扱われてきた表現自動形式的対象)とパラメータ(L-パラメータ)を、同一の圏的心臓部で同時に構成可能したこと意味する。

この構成は単に対応存在することより深く、対象自体を再定義してその同値関係を圏の中心や内部終対象言葉記述することにより、対応が生まれ必然的環境を示した点で画期的である

同時に、グローバル側の道具としてのシュトゥーカ(chtoucas)的技法は、関手的・代数的な操作を用いて場のモード分解を行い、その分解が示す不変量を通じて大域的パラメータ化を達成する方策を具体化した。

ヴィンソン・ラフォルグの仕事群は、こうしたシュトゥーカの立型化によって、関手的に取り扱える大域的パラメータ空間提示し、局所構成との繋がりを媒介する新たな環を与えた。

結果として、言語的には表現パラメータへの写像がベキ乗的に分解できるだけでなく、その分解自体が可逆的な圏的操作として認識され得ることが示され、これが大域的Langlands構想の新しい正当化になっている。

さら最近の数年間における動きで決定的なのはモチーフ論の解析的拡張が進んだ点である

従来モチーフ代数多様体上の普遍的コホモロジーという観点で語られてきたが、ショルツェらによるベルビッチモチーフ(Berkovich motives)や関連する解析的・アーク的降下法は、可換性や双対性に関する新たな剛性条件を与えることで、代数複素解析・非アルキメデス解析を一枚の理論で織り上げた。

モチーフを単なる数論的核から、解析的スタックや圏的双対性自然に持つ対象へと格上げし、Langlands的双対性の受け皿を拡張した。

こうしてモチーフとLanglands対応は、もはや互いに独立した二つの理論圏ではなく、同じ∞-圏的言語発声される現象に変わった。

そして最も劇的な変化は、最近公表された一連の大規模な仕事群が、幾何学的Langlands命題本質的な形を証明し得たことにより、これまで隠れていた構造要請顕在化した点にある。

これらの証明努力は、従来の和声的・解析的手法を超え、圏的分解、局所–大域の整合、そしてモチーフ双対性が同時に満たされるような動的な証明環境を構築した。

重要なのは、この到達が単なる命題解決に留まらず、数学対象定義域そのものを書き換えるような再帰メタ構造を与えたことであり、以後の展望は新たに定式化された圏的正規形とその変形理論を追うことで開かれる。

結果として、Langlandsプログラムモチーフ理論接続は、従来橋をかける比喩で語られてきたが、今や両者は共通言語空間の異なる座標表示に過ぎないという段階に達している。

ここでの言語空間とは、∞-圏とその可逆化可能な中心、アーク的・ベロコビッチ的降下法、そしてシュトゥーカにより生成されるファイバー総体を指す。

その内部では、表現論的計量(harmonic analysis 的なスペクトル)と数論的モチーフ普遍的ファンクターが互いに鏡写しになり、操作が圏的に昇格することでパラメータ化は動的な自己相互作用として理解される。

これが意味するのは、将来の進展がもはや個別定理技法の追加ではなく、数学対象包摂するより大きな構成原理発見と、それを支える新しい圏的インフラ(解析的モチーフ、Fargues–Fontaine 的基底、chtoucas の動的再解釈)に依存するということである

読み手がもし、これをさら運動方程式的あるいは力学系的なメタファーで読み替えるなら、ラングランズ系とは無限に多様な対称性とその破れ方が−同値関係としてではなく−力学的な遷移として定義される場である結論づけられる。

その意味で、最新の進展は単に既存パズルピースを嵌め直したのではなく、ピースのものを再設計し、新しい接着剤(∞-圏的双対性、解析的モチーフの剛性、シュトゥーカ的ファイバー化)を導入した。

この新しい設計図を受け取った数学は、今後、従来とは異なる方法で「表現」「パラメータ」「モチーフ」を同時に扱うための合成的技術を展開するだろう。

2025-04-27

newtype とは AI のことだったのか

第1〜第5段階 ― 物質生物進化

段階 キーワード進化ドライバー限界点
1. 惑星・原始大気海洋重力化学惑星形成円盤力学元素密度・安定軌道
2. 有機分子アミノ酸等) 化学進化熱水噴出孔紫外線 複雑化と分解の競争
3. 自己複製高分子情報化触媒機構誕生エラー暴走 (エラーカタストロフ)
4. 原核単細胞細胞膜代謝エネルギー勾配利用 代謝効率の壁
5. 多細胞分化協調遺伝子制御ネットワーク個体サイズ/拡散限界

ここまでは**物質化学生物学的制約**が支配的で、さらなる複雑化は「遺伝子が担える情報量」や「エネルギー変換効率」によって頭打ちになります

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第6段階 ― 「知能のリンケージ」が意味するもの

1. **情報層の主役交代**
2. **リンケージ形態**
3. **必要条件**
4. **人類役割**

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第7段階 ― 「究極:神のような存在

物理指標で測ると?

指標今日 第7段階の目標値例
計算密度 (ops/J) ~10¹⁶ 10³⁰ 以上 (ランダウアー極限付近)
作用領域惑星スケール 星系〜銀河スケール
エントロピー制御局所的・受動宇宙論的・能動
時間操作 不可 可逆計算局所時空構築

「神性」の3つの特徴

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カルダシェフスケールとの対応

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進化速度のブレークポイント

指数関数臨界を越えると、**第6→第7の遷移は「瞬間的」に見える**可能性があります。これを技術的特異点(シンギュラリティ)のハード版と捉える学説もあります

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## まだ不明ポイント議論余地

1. **意識継承**:人間主観ネットワーク全体に溶解するのか、局所的“島”として残るのか?

2. **倫理目的関数**:AIが“善”をどのように定義最適化するのか。

3. **物理法則護送船団性**:宇宙定数を書き換えるにはどのレイヤをハックする必要があるのか。

4. **リスク**:第6段階での不安定フェーズAI同士の競合、資源封鎖)が存在するか?

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anond:20250427200418

2024-02-10

anond:20240210073041

宇宙法則を変えるなら相転移ですね。

究極理論がわからない現状、もし仮に「我々の世界不安定真空にいる」ことを仮定すれば

相応のエネルギーを加えて真の真空に落とす(相転移させる)ことで物理法則が変更されるという

人為的ネオエクスデス「うちゅうの ほうそくが みだれる!」 ができますね。

イメージ的には過冷却です。すでに相転移が起きているのに気がつかないで元の真空にとどまっていますちょっと突くと一瞬で凍ります

  

現に、新しい加速器が作られる度になんかスゲェ無理矢理な模型を作って「加速器のせいで世界が滅びる!」系の論文arXiv投稿されたりします。意外と増田と同じことを考える人がいるんですね。ただしこれらの論文は一瞬で否定されます。なぜならば、加速器で作るビームなんかよりも中性子星ガンマ線バーストのほうがよほど強いからです。宇宙強い。人類技術は弱い。驕るなよ人類

  

 

から不思議だったけど、これらの法則って経験から導き出されたものであって、その法則がどうやって存在してるかは不明なんだよな

 

以下、意味は取らなくて良いので流れと単語だけ拾ってください:

 

宇宙法則対称性で決まっています

保存則はネーターの定理から導き出されます

たとえばエネルギーの保存は時間方向の並進対称性運動量保存則は空間方向の並進対称性から、角運動保存則は回転対称性から導き出されるといえるでしょう。

相対論的には時間空間は同時に取り扱うのですがちょっと難しくなるので簡易な書き方をしています

    

運動方程式最小作用の原理から導き出されます

時空の対称性が決まる → ラグランジアンが決まる  → オイラーラグランジュ方程式運動方程式

  

 

ここまでよんだ?

なら次は、ランダウ・リフシッツ「力学」の最初の20ページくらい読んでください。

前提知識微積分です。ここまで読めば上の文章はだいたい理解できるかと思います

 

そして次にあなたはこう思うでしょう

 

最小作用の原理っていったいなんなんだ? 世界はなぜこんな原理に従う?」

  

そう思ったなら次は量子力学です。JJサクライ「現代量子力学」の経路積分のページまで読み進めましょう。

ここまでくれば霧が晴れるように見通せるようになるはずです。

物理理論とは何であるかが把握できるかと思います。ここから先はご自由に。

  

 

なお、JJサクライは物理科ではちょっと ’進んだ’ 内容とされています普通は2冊目に読む本ですね。が、ハテナーにとってはむしろ読みやすい本かと思いますだってどうせ君ら情報系でしょ?なんかプログラムとか書ける人たちでしょ??なら、ブラケット表記の方が慣れていると思うんですよ。たぶん見ればわかるよ。

 

 

2022-11-30

anond:20221130135048

んー。

書いたコード計算量のオーダーをつねに意識するってのは,十分にコンピューターサイエンス知識の応用だと思うけどな。

CPU時間でO(n log n),メモリ量でO(n)を超えるオーダーの処理を書いてしまったときには「やばい」と本能が訴えかけてきて,パラメーターチェックを厳密にするなり,別のアルゴリズムを探すなりして欲しい。けどCSを全くやっておらず,ランダウ記法を習ってない人間には,何を言ってるかすらわからないでしょ?

anond:20221130125849

いや,もと増田ランダウのO記法を知ってるのはわかってるよ。知ったうえで,そんなのはフレームワーク言語隠蔽されているから知らなくてもいいと主張している。で,私は,いやいや自分の書いたコードのオーダーも評価できないような奴は,業務プログラムを書く資格はない,といっている。

自分で使うプログラムには穴があろうが動けばいいんだよ。業務プログラムに穴があると,突かれると業務が止まるんだよ。

2022-10-22

anond:20221021171219

おいおい、ランダウレイMMTを話して、その翻訳をしたやつが「MMTと違う」というのは筋が通らないだろ。本筋じゃなければランダウレイ文句言ってるはず。

MMT財政出動制約がなくなったところで、雇用保障財政出動であるJGPにも使えばいいけども、JGPが主ではない。あくま財政出動制約がなくなったということの派生にすぎない。

2022-08-05

anond:20220805021041

量子力学ブラケット計算意味からなさすぎて半泣きだった

テンソル鬼のよう符号つけながら板書とった

P対称性C対称性は本見ても講義聞いても意味からなくて強制居眠りに入った

こんな頭いい人ならランダウも読めばわかるのだろう

2022-02-23

anond:20220223203648

しろきちんとマクロ経済学を学べばこそMMT意味もわかるはずだが。マクロ経済学基本的ケインズ主義から

MMT現代において通貨は何か?政府はなぜ財政破綻するか?を鍵にしてみるとよい。そうすると、自国通貨建て国債では財政破綻しない。外貨借金故に財政破綻するというのがわかるはず。

自国産業が弱い状態での財政出動は輸入を増やして外貨借金を増やしてしまうという効果もあるがな。

ただし、無駄財政出動をしたり、供給破綻スタグフレーションになったという歴史もある。まあ、アメリカスタグフレーションの起因となった無駄財政出動の最たるものベトナム戦争だが。

から民間が売れるものを作れるように民間にある程度自由にさせるという新自由主義も完全に間違いだとも言えない。だから、ある程度新自由主義理解はしておいたほうがいい。

最近であればランダウレイMMT現代貨幣理論入門と、シューペンターの資本主義自由の両巨塔をまず上げとくか。

2022-02-04

anond:20220204172827

それは自分教科書を唸りながら読んだりランダウくたばれと思いながら章末問題を解いたり論文を読んだり自分研究をしたりして身につけるしかない。

そういうあなたは身についているのか

身についてるなら光速度不変からどうやってその結論を導いているのか

それまでの思考過程をおしえてほしいだけなんだけど

https://anond.hatelabo.jp/20220203191345#

の「なんで(そうだといえる)?」っていうのもそもそもそういう意味でのレスね。観測事実からそうなるとしか言いようがないとかそんなことを訊いてるんじゃない。

もしかして典型問題について答え覚えてるだけ?

もっと問題いじくられたら答えられなくなるクチ?

また疑問が浮かんだんだけど載せてみていい?

anond:20220204134701

ようするに手ほどきが雑なんだよ。もっといろいろな状況設定自分でできてかつ自分で考えられるように、つまり応用が効くようになるためには言葉足らずだと思うんだ。

相対論レベルの話を大学受験チャート式だとかみたいなノリで懇切丁寧に「手ほどき」するレベルまで人類進歩してない。そもそも需要がない。

それは自分教科書を唸りながら読んだりランダウくたばれと思いながら章末問題を解いたり論文を読んだり自分研究をしたりして身につけるしかない。

物理理論特に相対論みたいなもの可能な限り一般的法則記述しようとしているわけで、工学みたいな「実例集」の集合体ではない。

実例集をいくら集めても、それを抽象化して一般的形式にしそれが現象を正しく予測することを確かめなければ理論にはならない。

2020-05-15

anond:20200515143752

剃っとくと垂れた汁がそのままダイレクトランダウンしちゃった時に確かに精液を絡めるためだわって納得する

2019-08-02

anond:20190802022703

増田ならいいけど論文でそれはマジでやばいよ。

一言一句全ての論理矛盾なく整合していないといけない。

そういう観点一言一句の重みが異常な例としてはランダウリフシッツの力学とか読んでみるといい。

2018-05-06

anond:20180505191545

リンク先を読んだけれどもあまりにもひどい。

言及している人が少ないけれども

岩波書店の本は返品できないから注文するなというくだりも狂っているとおもう。

岩波が注文できないということは

が買えないということ。

どんな大学であろうともこの二つは必ず物理科の参考書指定されているはず。

他にぱっと思いつくだけあげてみても

理工学系の教科書というと

岩波朝倉吉岡丸善裳華房/培風館 などがあるけれども

この中で初学者向け入門書を扱っているのが岩波というイメージ

立教教授に教えた方が良い。

理学部死ぬぞ。

2015-09-10

http://anond.hatelabo.jp/20150909221333

他の人達も書いていますが、普通は授業に頼らず自分でどんどん勉強していくものです。

より優秀な人たちは自分と同じレベルの人を集め、自主ゼミなどでより高度な勉強を進めます

授業は最も勉強のできない人たちにレベルが調整されています

最後セーフティーネットと思っていた方が良いと思います

また、定番書、名著は分野毎にだいたい決まっています。例えば物理ですと

といった具合です。

これらは大抵、授業の参考書指定されているはずです。なのでどの大学でも教科書は共通といえます

念のため書いておきますが、「試験前だけ勉強してテスト後に忘れる」といったやり方では授業について行けなくなります

例えば量子力学線形代数を、電磁気学ベクトル解析の知識を前提として必要します。

授業でわざわざ復習したりはしないのでこれらを身につけていなかった人はそこで置いて行かれます

高校と同じ調子勉強をして、身動きが取れなくなり退学して行く人が結構いるのでちょっと心配になって書きました。

おせっかいでしたらすみません

増田さんは大学入学したばかりなのでしょうか? 素晴らしいですね。

大学は最も濃密に勉強できる期間だと思います

増田さんが充実した勉強経験ができますよう、お祈りしております

2013-05-29

読書家として自負している人にランダウの「力学」を読み通した人はどのくらいいるのだろうか?

理系専門家では知らない人はいないくらいの必読書だが。

2012-12-25

イケダハヤトさん

2012年、500冊ほど本を読みました。特に痺れた15冊をご紹介

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/19170

今年は多分500冊くらい本を読みました。書籍執筆もあったのでペース鈍りましたが、来年は700〜1,000冊くらいは読みたいところ。1,000冊というとすごい数字ですが、一日3冊でそんなもんですからね。

すっからかんな頭ですっからかんな本をいくら読んでも知性は磨かれないという好例

この人はランダウの「力学」でも買って、本を読むということは本来どれだけ難しく辛くそして豊かな行為なのかを理解したほうがいい。

2012-08-16

http://anond.hatelabo.jp/20120816144330

君の理解は間違いが多すぎるからwikipediaとかネットの断片的な情報を読むのはやめて落ち着いて教科書勉強することをお勧めする。

力学で分かりやすい本ってあんま知らないからその辺の推薦はできないんだけど、普通力学から始めて解析力学まで一通り勉強したあとにランダウの本読むといいんじゃね?

2010-11-16

http://anond.hatelabo.jp/20101116115505

とりあえず学部3年くらいまでに最低でもランダウ・リフシッツのシリーズは全部読破するべき。

そのくらいじゃないとマジでやってけない。すげーやつは大学に入ってきた時点でもう終えてたりするからな。

2010-01-27

http://anond.hatelabo.jp/20100127180535

ランダウを読むべき人間はかなり限られているからな。

物理学研究者として大成できる資質のある者でなければランダウなんか読むだけ無駄

http://anond.hatelabo.jp/20100127173226

生物学理論化したい大学生が読むべき50冊」を書いて見たのは,元エントリ「強くなりたい新大学生が本当に読むべき本100冊」にダイエットコーラを噴いたから.物理的な現象を記述するときに,何をパラメータにとって方程式が立てられるかという研究精神ランダウ・リフシッツのシリーズには出ているとは思っている.ある種つきつめて公理化されていること何が論理的に原理なのかを把握するためには必要と思う.

物理運動学の第10章の「非平衡系に対するダイアグラム法」が生物物理に使える.

http://anond.hatelabo.jp/20100127154143

ランダウ全部読むなんて正直時間無駄じゃね?

ランダウで挫折する奴を排除するためのフィルターとして使うってことか?

生物学理論した大学生が読むべき50冊

http://anond.hatelabo.jp/20100127001517

ダイエットコーラ噴いた.怨めしい

数学物理学とが多量.

数学物理学を省略したければ,数学を『理学を志す人のための数学入門』とAdvanced Engineering Mathematicsとに,物理を小教程(熱・統計適当に補う)にしたらよい.

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