はてなキーワード: 愛玩動物とは
TLで猫関連の投稿を眺めていると、黒と茶のまだら模様の、通称サビ猫が流れてくることがあり、その顔を見ては気分を害している。都度ミュートしても、別の飼い主のハッシュタグのない投稿は回避できない。
べっ甲柄などとも呼ばれ美化されることもあるが、せめて顔は黒で統一されていてくれないと、気持ち悪い以外の感情が浮かばない。
ハチワレていて、なおかつ斑が大きくまとまっているような三毛猫なら好きなのだが。
サビ柄以外にも、鼻が長い、三角顔、目つきが悪い、痩せ型など、"シュッとしてる"系の猫も好きではない。
『猫はみんな可愛い』教に侵食されているTwitterやInstagramでは、そんなことを言えば総スカン確定で、正直な思いを吐き出せるのはここの他に見当たらない。
「うちの子可愛くないって言われた😭そんなことないよね?🥺」♥️10万→「猫はみんな可愛い」「可愛くない猫など存在しない」の流れは飽きるほど見た。
猫も所詮愛玩動物なのだから、外見で価値判断されるのは当然のはずなのに、対人間以上に反ルッキズムの声が大きいのはなぜなのか?
「いや、いるだろ!」と言われそうだけど、まず私の話を聞いてほしい。ここではショタコン=ショタを性的な目で見ている人と定義する。
まずショタは女性向けでは不人気だ。忍たまでも人気なのは上級生や先生だし、あんスタでも新キャラがショタばかりで炎上したし、ショタって普通にマイナーなのだ。そしてショタは男性人気の方が高いんじゃないかと思う。ショタフェスや今は亡きショタスクなんかは男性参加者の方が多かったと聞いたことあるし、現実の男児への性犯罪もほとんどが男によって引き起こされている。
二次創作ではショタ化とかあるが、それは好きなキャラがショタ化してると可愛いよねというキャラ愛が先に来ていて、ショタだから無条件で好きというわけではないのだ。コナンとかにも腐女子が付いているが、あれはコナン姿のエロは地雷という人も多い。それだけ女性は児童の性描写は苦手に感じる人が多いのだ。
そして女性でショタ好きの人は、大半が純粋に可愛いという気持ちや母性本能で愛でていると思う。「嘘つけ!」と言われそうだし、これは感覚的な問題なので説明するのが難しいのだが、多くの女性にとってショタは愛玩動物みたいなものなのだ。犬や猫を可愛いね〜と思うのと同じ感覚。中にはエロいね〜とかえちえちとか言う人もいるけど、それもオタク特有の誇大表現でガチで性的興奮を覚えているわけではないと思う。それもそのはずで女性は昔から子供を産んで育てる性であり、本能的に子供に欲情しないようになっているのだ。
女性は男に頼りがいや自立性を求めるし、男は女性に若さや可愛さを求めている。若さや可愛さの延長線上にロリやショタがいるからこそ、児童に性的興奮するハードルが低いし性癖の一種となり得る。
結婚のためペットを保護団体に預けた人が叩かれてるけどさ、結婚相手やその家族がアレルギー持ちだったとか海外で暮らすことになったとかいろいろな事情があると思うんだけど、そんな無責任なやつは結婚しても幸せになれないとか罵詈雑言浴びせてるやつペット至上主義のいかれてるやつが多すぎて私の感覚がおかしいのかと思ってくるよ。
そもそも上で挙げたような事情がなかったとしても、ペットを娯楽として飼っている以上は人間>ペットになるのは当たり前じゃん。神の使いとして崇めてるなら知らんけどさ、絶対そうじゃないでしょ。結婚相手が動物嫌いだったって理由だったとしても、そこらへんに捨てないできちんとした保護団体に預けてるんだから最低限の責務は果たしてると思うよ。それすら人でなしみたいに叩かれるんだったら誰も保護団体に預けないで山に捨てるようになるよ。それってペットにとってもかわいそうじゃん。
最近はペットを家族と思って自分の子供みたいに過剰にかわいがって無尽蔵に金かけてってやってる人も多いから勘違いするんだろうけどさ、ペットはあくまでもペットなんだよ。人間じゃないんだよ。かわいがるのは勝手だけど人間と同価値で同じくらいの扱いをしないと飼い主失格みたいな風潮はおかしいよ。そもそも本当に動物が好きなら、ペットになるために劣悪な環境でボロボロになるまで繁殖させられて生まれたら目も開かないうちから愛玩動物として攫われていく動物に対して何も思わないの?
人間のエゴで飼ってるんだからそれくらい自覚しろよ。そこには目を背けて捨てられるペットはかわいそうかわいそうそんなことする人間は死んだほうがいいって頭おかしいよ。
このふたつを悪く言われて悲しくなるなら、ここから先は読むな。
何か特別な理由があるわけでもない。普通にどっちも死ぬほどキモいと思っているだけだ。
「子どもと動物を嫌う奴はヤバい奴だから関わるな」という言説を聞いたことがある方も多いと思う。
可愛いものを嫌う人間なんて理解できないから気持ち悪い、という事なのだろうか。
だが、「ヤバい奴」である私にも言い分はある。少数派なのはよく理解しているので、匿名でしか言えないが。
・子どもが嫌い
子どもが好きな人でも、公共の場で騒いでいるのを見かけてうるさいなと思うことはあるだろう。
そして「うるさいけど可愛いから許せるな」というところに着地するのではないだろうか。
(あくまでも子ども嫌いによる想像だ。間違っていたら申し訳ない)
私にはそもそも子どもが可愛く見えないのが一つ、もし可愛くてうるさいもんはうるさいだろ、と考えているのが一つ。
大人が子どもと同じ声量で駄々をこねている場面に遭遇したら大抵の人はイライラすると思われる。
私は「子どもだから仕方ない」とはどうしても思えないのだ。だから、相手が未就学児だろうが中学生だろうが、全員に等しくイライラしてしまう。
言い分としては弱い気もするが、先に述べたように、特別な理由があって嫌っているわけではない。
ここ最近で一番キツかった迷惑ガキエピソードは、どう見ても食事は終わっているのにスシロー店内でひたすら鬼ごっこをしているガキと遭遇した日だ。
卒業式帰りらしい雰囲気だったが、そんな事は私には関係ない。浮かれるのは家に帰ってからにしろ。
・動物が嫌い
小さい動物は人間よりも弱そうだから?人間よりも知能が低いから?毛が生えていてフワフワしているから?
動物に対する悪口のように見えてしまうかもしれないが、私にはこれくらいしか考えつかなかった。
例え話だが、蛍光色だとか、奇妙な形だとか、得体の知れない特徴を持つ生物が目の前に現れたとき皆さんはどう思うのだろうか。
そこら辺で散歩させられている犬や、「実家の猫!見て〜!」と友達に見せられる写真の中の猫も、私にとっては蛍光色の未知生物となんら変わりない。気がする。
動物嫌いの孤独感は凄まじく、人生で出会ったのは一人だけだ。(引かれたくないから隠している、そんな仲間はいたのかもしれない。)
孤独感を埋めるために、動物嫌いのブログなどを読み漁ったことが何度もある。
その中で「世間のゴキブリに対する嫌悪感と違いない」という一文を見かけて、コレだ!と思った。
高頻度で目にするという点を加味すれば、むしろゴキブリより愛玩動物の方が強い嫌悪を感じる。
もし孤独な私に同情してくれる人間がいたら、ゴキブリの写真を見せられる度に「可愛いね」と褒め、インスタを見ているだけで毎日ゴキブリの写真を目にする生活を想像していただけないだろうか。
何も、愛玩動物たちを害虫扱いするつもりはなく、ただの例え話である。そこは誤解しないでいただきたい。
なお、どうしても誤魔化しきれない時(猫カフェに誘われた、動物愛好家サークルに入ろうと誘われたなど)は「動物触れなくて……」「猫、実はちょっと怖くて……」と答えている。
動物嫌いがごにょごにょ誤魔化さなければならない場面って、案外多い。世の中には動物好きが多すぎるね。
・終わり
私は愛猫家に「猫は気持ち悪い」などと言って傷つけることも、街中で他人の子どもを怒鳴りつけるようなことも絶対にしない。ただ、勝手に気分を悪くするだけだ。
それでも、私はやっぱり「ヤバい奴」「人間性に欠けた奴」なのだろうか。
そんな風に思われるのは怖いから、これからも私は見せられたペットの写真を「え〜!可愛い!」と笑顔で褒めるし、「子どもがうるさくしてすみません」とよその親に謝られたら「いえいえ……」と笑顔で返す。