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2025-11-10

アンデラ再読中 7巻以降の感想実況 (私はファンの夢女です。)

6巻まではもう読んだ。

7巻以降の感想ツイッターの表アカがないからここにツイートみたく書き散らかすぞ🎶

ネタバレだらけ 怒涛のメモ

 

 

自己紹介:

ファンクーロンの夢女 アツかった時期は1年半ぐらい前

最終巻まで読んだけど詳細は微妙に覚えてない。記憶力が危うい。理解が浅い。

 

 

以下感想

 

ファンが好きすぎた頃はファンしか目がいってなかったから安野雲のあたりとか寝ぼけながら読んでたけど、今読むと激アツだ 昨夜6巻のそのへん読んでて目頭熱くなった

 

バニー風子かわいい〜〜〜~〜〜〜〜

 

ジュイスかっこいいなあ

 

ファンってどうやって移動してんの?全部雲?飛行機乗れば?シャチには乗ってたか 乗ってたつか呑まれてたけど ベチャベチャなるのやだ あの服何着持ってんの?次元帽子みたいにいっぱいあんの?

 

おっ!千本夢小説があったっていい男、テラーが登場 実際どうなん やっぱあんまない?探したことある可能性もあるが、忘れた ええやつやなとは思っとるけどそこまでモエたりはしてない

 

 

ヴィクジュイ 爆モエの可能

 

 

ファン 強いのとたたかいたいな〜ってだけでサマーにエサやりして なんなんこいつ

 

スポイルかわいいネ にくめないやつ

びっくりしてるとこもかわいらしいね

 

独断で向かったようです」←うける

 

ファン喋ったー!

 

ビリーがその通信ファンに向かって喋ってるのは何語?あ、あれか ネクタイあるから?ん?ないか? てかファン英語わかるよねたぶん わかるけど頑なに喋らんだけよね 中国語じゃなきゃ返事しませんけど?の姿勢なだけでわかってはいるだろうと…

 

サマー編=ファン活躍!!!ってはしゃぐ頭になってるからサマーって文字見るとファンに読み替えかねないほど強固に結び付いてる

 

「そっちの小さいの」呼ばわり笑

 

ファンどんな気持ちだったんか……台湾で会うまでにシェンがユニオンおるとか知ってたんか知らんかったんか 実際会ってどんなやったか ねー 青いな…つって 会えてうれしい?花いちもんめ

 

シェンは目がよすぎる

 

ファン(ジジイ)かっけえなあ その喋り方もうしないの?いつ変えたん?なんでやめちゃったん?キャラ変したかった?イメチェン

 

年取らんジジイ 仙人だね

メイを殺すなんて…イカジジイが……

 

八極?ってこのループで言ってたっけ?名前付けたんはシェンと別れたあとか?

 

素手で人の体に穴あけて殺すイカジジイ こわすぎる

まくりかっこいいなあ〜〜〜〜(←↑アンビバレント)

 

初めて読んだ時の私は「ファン出てきた!!♡♡♡」「ファン顔かわい〜〜〜〜」しか言ってなくて神経図太すぎる モエ以外の感度が極度に低い

 

今のわたくしといたしましては、イカれてんだろコイツと思います

 

顔かわい!!!!!!

これはしょうがないですね。だってかわいんだもんね。

 

このループと次のループで不老の発現時期ちがうんなんでやっけ?なんか理由あった?

 

ファンがいっぱい喋ってうれしい♡

てかさ、なんでこんな顔かわいいの?おかしいって。なんで?

 

ファン求道者ですか?バトルジャンキーですか?なんなんですか?何が動機

忘れたし、そもそも全然ファンのこと理解できとらん。2パターンあるし。むずい。

 

体軟らか〜い そのチャイナっぽい靴、バレエシューズみたいなやつ

 

自分の強さを知るために強者を育て強者を殺す」ですか 迷惑 大迷惑

 

「間違いなく否定者!! まず能力を把握する」

「血の噴射で加速した近接だぞ 何故当たんねえ」

アンディの疑問の答え全部「武の達人なだけです」なのがちうける 能力バトルものでただひたすら素で強いだけのやつ おもろくてしゃーないの

 

ここで戦闘関係ないのに老いの話わざわざ出してきたのは自分関係あることだから

 

否定能力じゃない…

 この強さは…

 純粋技術…!!」

爆笑

あと左下のコマの顔かわいっ

 

わざわざ技の名前口に出して教えてくれる。

 

「今からでも学ぶか? 我が真八極を」←名前いつ付けたん?最近

すぐ教えたがる。すぐ武を加えたがる。武マニア

 

そういえば最強になりたいんだったっけファンは 最強最強言いよったわ

 

絶招だ!↓↘→P?

ジェイミーの絶招は214Pだけどユンヤンの絶招は236Pで合ってる?わかりづらい。エアプ。

 

最強に興味がない→腰抜け、怠慢 なんだ😂

 

すぐ人を殺すのやめた方がいいですよ 自分が殺されたらどう思うんですか? 強いから殺されないからって。殺されたいんかね…死に場所探しよんかね……自分を越えてほしいんかね……降りたいのか、最強の座から どうなんだ

どうなんだっけ?次ループでは孤独に焦点が当てられてたと思うけどこっちはどうだったっけ?全てがあやふや

 

このイカ笑顔じゃなくてふつうに笑ってるとこが見てみたいなあ

好きです……(告白)

 

サマー編かっこいい場面多いいけどアニメ作画大変かなあ……めっちゃ立体的な動きするし

けどまじでアニメ化してくれ

 

てかさあのお前もつまらん所で降りるんか?じゃあ不運殺すが?のとこずっと腕アンディの内臓に突っ込んだままやったんね。だいぶ長いこと喋りよったけどね。

 

「一人で強くなったってむなしいだけだ」おっしゃる通りで

 

7巻感想:ファン好きや

7巻の色青と黄色かわいくて好き

最後アツかったな〜ファン出てきてからなお最高 8巻もたのしみや😊😊

人脈なさすぎてマルチ宗教にすら誘われない

孤独すぎてワロタ、、、ワロ、、、タ、、

anond:20251109144044

けど、産ませないというのは確実な対策ではある。

子殺しの原因で多いのは鬱や孤独感なわけだから極端に旦那が忙しくコミットが望めない場合、その家庭の女には子供を産ませない、男も望まない。また経済的理由も第二の理由から一定金額を持たない家庭には〜みたいにすればいい

生みたい女も問題だが、主たる要因が想定されるのに生ませる男もやめたらいい

50代で孤独で、クソみたいな生活をしている。

悪夢を見た。事故死か自殺か、とにかく死んでしまっていて、死後の世界にいた。

そこで「ここが死後の世界です。もう二度と戻れません。でも悪くない場所ですよ」と説明を受ける。

地獄でも天国でもない、ただ平坦な日々が続くような場所だった。

でも、そこでふと「戻りたい」と思った。

もう少し、生きて、苦しみたかった。

その瞬間に目が覚めた。

夢なんてすぐに細部を忘れるのに、これはやけに印象に残った

2025-11-09

「あの頃の光を奪ったドラクエリメイクへ──ばあちゃん黄金ソフトを思い出しながら」

小1の頃、ばあちゃんに「ドラクエ2」を頼んだ。

でも買ってきたのは「ドラゴンバスター」だった。

あの金ピカのソフトを見た瞬間、子どもの俺は泣きそうになって「ばあちゃんなんか嫌いだ!」なんて言ったっけ。

けど、今思えば――俺のゲーム人生を変えたのは、あの間違いだった。

あれから何十年も経って、先週、ドラクエⅡのリメイクが発売された。

あのタイトルを見たとき、胸の奥で小さな灯がともった。

「ばあちゃん、ついにあのときゲームを、ちゃんと遊べるよ」って。

……だけど、電源を入れて数分で、その灯は冷たい風に吹き消された。

グラフィックは妙に艶かしく、

ドット絵の温もりは「AI補間のノイズ」に溶けていた。

音楽原曲面影こそあるが、魂を感じない自動演奏

そして、セリフひとつひとつが、まるで「昔の記憶商品化」するためのコピーライティングみたいだった。

俺が知ってるローレシアの王子は、

もっと無口で、不器用で、孤独だった。

でもリメイク王子はやたらと語りたがる。

仲間たちは軽口を叩き、冒険は「テンポよく進む」ように整えられている。

その「快適さ」は、あの頃の“想像する時間”をすべて奪ってしまった。

あの時、ばあちゃんが間違えて買ってきた「ドラゴンバスター」は、

遊びづらくて、難しくて、すぐ死ぬゲームだった。

でも、だからこそ夜な夜な挑戦する価値があった。

画面の奥に「自分だけの冒険」を見た。

ゲームは“想像の余白”があるから輝くんだ。

ドラクエリメイクには、その余白がない。

現代開発者たちは「誰もが楽しめるように」と言う。

でも、それは“誰の心にも届かないもの”を作る免罪符になっていないだろうか。

俺たちは便利さなんて求めてない。

たとえ不親切でも、古臭くてもいい。

その不器用さに、あの頃の自分や、もう会えない人の姿を重ねられるから

リメイクを終えた夜、久しぶりに「ドラゴンバスター」を起動した。

カセットをふっと吹いて、カチッと差し込む。

画面に現れたのは、粗いドット騎士

あのときばあちゃんが間違えてくれた、その奇跡残像

――ばあちゃん

新しいドラクエⅡは、なんか違うよ。

たぶん、もう“あの頃”は帰ってこないんだね。

でも、俺の中では、あの日黄金ソフトがいまも一番輝いてる。

俺たちはまた同じ夢を見ている──VTuberという虚像人生を捧げた世代

かれこれ二十年近く経つ。

國府田マリコを追いかけ、そして彼女結婚人生が終わったように感じたあの日から

あの時、俺は誓ったはずだった。「二度と誰かに人生を預けるような真似はしない」と。

だが気がつけば、世界はまた新しい偶像で満ちていた。

画面の向こうで笑い、泣き、歌い、恋をしないフリをする──VTuber たちだ。

彼女たちは、いわば「令和のマリ姉」だった。

だが一つだけ決定的に違うのは、中の人が見えない ということだ。

アイドルでも声優でもなく、“存在しない存在”。

それがどれだけ危ういか、俺たちはあの日の痛みで知っていたはずなのに。

気づけば社会は、推しとともに回るようになった。

スパチャ」という名の賽銭箱に金を投げ、

「メンシ」という信仰の証で身を飾り、

「ガワ」だの「中身」だのと噂しながら、誰もがリアルを捨てる。

まるで“恋愛禁止宗教”だ。

ファンが恋をしてはいけないのではない、

推し以外に恋ができない”ように仕組まれている。

だが本当に悪いのは、彼女たちではない。

もっと冷たく、もっと賢く、もっと罪深いのはその構造だ。

VTuberは「孤独アルゴリズムで慰める産業」だ。

推し活という名の麻酔

現実を見ないための最新の夢。

十年前の俺は、國府田マリコラジオ手紙を出していた。

今の若者は、スパチャを送る。

形が違うだけで、やってることは変わらない。

「届くはずのない想い」を投げ続けて、自分をすり減らす。

だが一つだけ違う。

あの頃の偶像には人間温度があった。

マリ姉ラジオで泣き、笑い、時に俺の名前を覚えてくれた。

今の“推し”は、AI自動で笑い、コメントを拾い、好感度最適化する。

その笑顔に「本物」なんて、もう存在しない。

VTuberを追いかけている奴を笑う気にはなれない。

だって俺も、同じ穴のムジナだからだ。

ただ一つだけ言いたい。

彼女たちは、君を見ていない」。

見ているのは、数字データ投げ銭の総額だけだ。

その現実直視できないまま、「推し活」という言葉に酔いしれている間に、

気づけば人生の季節は過ぎ去っていく。

俺は國府田マリコで終わった。

今の若者は、ホロだのにじだので終わる。

結局、俺たちは推し人生を食われる民族なのかもしれない。

でもせめて、同じ過ちを繰り返すなら、

その痛みを自分意志で選べ。

自分の足で現実に立て。

画面の向こうに「生きる理由」を預けるな。

祝福はする。ただし、俺はもうファンをやめる。

推し依存して生きる人生を、ここで終わりにする。

VTuberという夢から、俺はもう、醒める。

2025-11-07

ナルトダンスについて調べた

ナルトダンス知ってる?

TikTokを見てる人なら一度は見たことあるかもしれない

TikTokを見てない人には何のことかわからいかもしれない

中国流行っていて、中国以外でも流行ってる謎のダンス

 

順序としてはこう

 

1. 科目三

中国広西チワン族自治区発祥の、リズミカル音楽に合わせて体をくねらせる独特のダンス

があった

 

2. TikTokで謎の科目三ブーム

何か知らんがそれがブームになった

参考 https://www.youtube.com/watch?v=092gmF3aQEQ

 

3. ナルトダンスブーム

ナルトコスプレをした手段がキレがある科目三を踊るのがめちゃくちゃバズる

参考 https://www.youtube.com/shorts/p6LNPRKTJNo?feature=share

 

これが死ぬほどバズる特に若者に狂ったようにウケた

たぶん、動きがナルトっぽかったから?あとダンスにキレがあったからかな?

 

4.ナルトダンスが独り歩きしはじめる

色んな曲で踊ってみた

鬼滅の刃見たあとなんか踊ってみた

とにかくアホみたいに流行っている

最近流行りは「◯◯して今これ」と言って猗窩座の画像で顔にフィルターしてナルトダンスを踊るやつ

意味分からんと思うが、多分誰も意味分かってない、まあニコ動みたいなもんだと思う

 

なぜここまで流行たか考察

伝統的なダンスなのにカッコいい&面白いダンス

 → 色物ではないから、公式学校や真面目なアカウントが乗っかってもOK

 → カッコいいかキッズにも受ける

 

多分こんなじゃないか

中国じゃ運動会で踊ってるレベルから

ちょっと面白いのが、ほとんどの人はこれを「ナルトダンス」だと認識してること

元ネタを知らないのがおもろい

 

あと、歌がだいぶ詩的

 

江湖一笑 浪滔滔

红尘尽忘了

俱往矣 何足言道

天一笑 笑不老

豪情却未了

对月饮 一杯寂寥

動じない心 満ちたる活力

俗世から解脱

全ては過ぎ去しこと 振り返っても無駄

外界に無縁の 悟りの境地

勇壮な志 未だ尽きず

静かな夜に ひとり孤独に酒を飲む

 

みたいな

 

なんか、伝統的なもの若者に再発見されるのって面白いよね

 

ちなみにバズったのは5年以上前から、これを若者に話したら痛いおっさんだと思われると思う

間違っても踊らないように

2025-11-06

オタコンの手記

全ては、あの日テロリスト集団東京ビッグサイト占拠したことから始まった。彼らの狙いは、国際AIカンファレンスに展示されていた自律戦闘AIゲヘナ」。最悪の兵器が、テロリストの手に渡ろうとしていた。

僕はハルエメリッヒスネークの唯一の外部支援担当コードネームオタコンだ。

スネーク有明コンテナヤードに到着した時、僕はまず、彼にマークII(僕が作った偵察ロボットだ)を先行させたいと懇願した。

彼への危険を避けたかった。過去トラウマが、僕にそうさせた。

「俺をただの監視カメラの台にするつもりか?」

スネークは苛立っていた。しかし、僕の判断は正しかった。敵は施設全体にマイクロ波照射システムを敷いていた。生身の人間が入れば、文字通り焼かれてしまう。

スネーク、君は入れない。施設内はマイクロ波で満たされている。マークIIで行くしかないんだ。」

彼は渋々、僕の指示を受け入れた。僕のマークIIと、僕の遠隔操作による潜入が始まった。僕の技術で、彼を守れる。そう信じていた。



マークIIが換気ダクトに近づいたその瞬間、僕の自信は打ち砕かれた。

敵はマイクロ波だけでなく、高精度の生体センサーまで使っていた。スネーク心臓の鼓動と脳波が、自身存在を敵に教えてしまったのだ。

パニックの中で、僕は狂気の指示を出した。

「生体センサーから逃れるために、心臓の動きを一時的に完全に停止してくれ!8分間だけでいい!」

普通人間には不可能要求だ。それでも、彼は僕の必死懇願に応えてくれた。彼にとって、僕の技術力が最後の望みだったからだ。

無線が途絶した。スネークが命を懸けてくれた8分間、僕は何もせず、ただ静止していた。



8分後、激しい苦痛に喘ぎながらスネーク生還した。彼は僕が何かを成し遂げたと信じていた。僕はダクトを突破したと嘘の報告をした。

だが、敵はすぐにスネークを再び捕捉した。僕は指示を出した。「また8分間、心臓を停止してくれ!」

彼は再び応じてくれた。しかし、この8分間、僕は何をしていたか

...ヤンヤンつけボーを食べていた。

さらに、その後、僕はオモコロチャンネルのチャオチャオ回を3本見ていた。合計で1時間以上。



スネークが極度の低酸素状態脳死の淵をさまよう数時間、数度の心停止蘇生で、スネークはもはや意識も定かではない状態になっていた。彼の体は、完全に破壊された。彼の声は怨嗟に満ちていた。

「...ハルエメリッヒ!...お前は...最後まで...機械に頼り...そして...裏切られた...」

彼は正しい。僕のマークIIも、この時点ではバッテリー切れで沈黙していた。僕は、彼を死の淵で孤独にしたのだ。



スネークが、全身火傷を負いながらも、最後の力を振り絞って東展示棟の搬入口に這い寄った瞬間、敵はマイクロ波照射を再開した。

僕は絶望に打ちひしがれた。このままでは彼は焼死する。そして、その最悪の瞬間に、僕は最悪の事実を伝えることになった。

スネーク...実は、僕が今いるこの隠れ家のプロバイダー料金を、先月分、うっかり払い忘れていて...この回線...5分後に完全に停止する。」

世界を救う任務の、最後支援が、僕のミスで終わる。この皮肉に、僕は涙すら出なかった。

続く。

オープンテラスの風が、ルービックキューブの角をなでていく…

俺はカチャ、カチャ、と同じ面を三度も回した。

意味はない。ただ指が覚えてる手順を確かめているだけだ。

数学科人間ってのは、何かをいじっていないと死ぬ生き物なんだ。

氷の溶けかけたアイスコーヒーを吸いながら、俺はふと、あの群のことを考えていた。

「離散的な群は…」カチッと回るキューブ

リー群は…」スーッと滑らかに動くキューブ

そんな妄想をしてる大学生なんて、この街で俺ぐらいのものだろう。

「それ、難しいんですか?」

声がした。

俺は顔を上げる。白いブラウス女の子が立っていた。

手にはミルクティー。

俺の指先の動きを、興味深そうに見つめている。

俺は、少しだけ間を置いて、にっと笑った。

リー群って、ご存じですか?」

彼女は目を瞬かせた。「…りーぐん?」

「そう。数学の話です。簡単に言えば、ルービックキューブを滑らかに動かす理論ですね」

「滑らかに…?」

「ええ。世界は“カチッ”じゃなくて“スーッ”でできてるんです」

言いながら、俺はキューブを指の上で軽く回した。

赤が青に、青が白に。

それが、まるで世界の座標を微分しているみたいに思えた。

「つまりね、回転も並進も、すべて“連続的な対称性”なんです。

それを数学的に扱うのが、リー群。」

「……なるほど?」

彼女はわからないような顔をして笑った。

でもそれでいい。誰も最初から群を理解できるわけじゃない。

群は、理解よりも信仰に近い。

「よくわかんなかったけど、楽しそうですね」

「ええ。世界が動く仕組みを手の中で再現できる。

それが数学醍醐味です」

俺はそう言って、またキューブをカチリと回した。

もう一度、白い面が揃う。

風が通り抜け、ページの端をめくるように光が動いた。

女の子は笑って去っていった。

残ったのはキューブと、コーヒーと、空だけ。

俺はひとりごちる。

「群とは、孤独証明でもあるんだ。

俺が俺であるための構造式。」

指先がまたカチ、カチ、と鳴った。

まるで世界が、もう少しだけ滑らかに動くよう祈っているみたいに。

2025-11-05

anond:20251105191903

ひとつ注意事項がある。

人は、あるいは、ヒトは、権威社会視線から自由を得るや否や、その孤独感、不安感に耐えられず、その自由をすすんで放棄し、誰かの、あるいは、なにかの、樹下に寄る存在なのだ

詳しいことは、「自由からの逃走」という本を読んでほしい。

anond:20251105191903

ひとつ注意事項がある。

人は、あるいは、ヒトは、権威社会視線から自由を得るや否や、その孤独感、不安感に耐えられず、その自由をすすんで放棄し、誰かの、あるいは、なにかの、樹下に寄る存在なのだ

詳しいことは、「自由からの逃走」という本を読んでほしい。

anond:20251105191903

ひとつ注意事項がある。

人は、あるいは、ヒトは、権威社会視線から自由を得るや否や、その孤独感、不安感に耐えられず、その自由をすすんで放棄し、誰かの、あるいは、なにかの、樹下に寄る存在なのだ

詳しいことは、「自由からの逃走」という本を読んでほしい。

anond:20251105191903

ひとつ注意事項がある。

人は、あるいは、ヒトは、権威社会視線から自由を得るや否や、その孤独感、不安感に耐えられず、その自由をすすんで放棄し、誰かの、あるいは、なにかの、樹下に寄る存在なのだ

詳しいことは、「自由からの逃走」という本を読んでほしい。

令和熊合戦ガオガオ

ここは、とある東北地方の山奥。

人知れず、古くから熊たちが暮らす「ガオの森」があった。

ここでは熊たちが人の言葉理解し、季節とともに生き、子を育て、自然とともに生きてきた。

だが令和のある日、大規模なリゾート開発の計画が持ち上がる。

「森の中に自然共生する、世界一アドベンチャーパーク!」という謳い文句とは裏腹に、山を切り開く開発は進んでいく。

ショベルカーや、ドローンが飛び交う中、熊たちの安住の地は追い詰められていく。

若き熊・ガオガオは仲間たちを集め、

「森を守るために、人間たちと戦う!」と宣言する。

老熊のムッソリや、好奇心旺盛な子熊ハチ、そして人間世界に憧れるメス熊のクマリ……

それぞれの思いが交錯し、熊たちは“令和の熊合戦”を始める。

だが、力任せの破壊では人間に勝てない。

熊たちは古くから伝わる「変化(へんげ)」の術を思い出し、人の姿に化けて潜入を試みる。

人間暮らしに触れ、便利さと孤独、豊かさと空虚さを知る中で――

ガオガオたちは次第に問うようになる。

> 「森を守るって、どういうことなんだ?」

人間と熊、どちらが生きるべきなんだろう?」

やがて合戦は、戦いではなく「共に生きる道」を探す旅へと変わっていく。

最後に残るのは、森の静けさと、風に流れる熊たちの唄。

それは令和の時代を生きるすべての命への、優しい問いかけとなる。

2025-11-04

ゲームとか漫画とか楽しむ余裕がない

部屋の掃除して、

運動して、

仕事で結果出して、

ちゃんと寝て、

まともな飯食って、

クリーニングに出して、

風呂掃除して、

家具を買い替えて、

自転車は捨てて、

たまには実家に顔出して、

そういうことしなきゃいけない。

忙しい。

ゲームとか漫画とかもなんか義務でやってる。

ただ生きて生きて働いて終わりの人生を送ってるわけじゃなくて俺は俺で楽しいことしてるんだぞって気持ちになるためだけにやってる。

虚しい。

義務しかない。

コスパ社会に飲み込まれてずるく上手く効率よく生きようと考えた結果としてなんもなくなった。

ネットの奴らが言ってる「サボってそれなりの給料もらうのが一番コスパ良くて最強なんだ」みたいなの全部カスだ。

熱中できる仕事をして、信用できる仲間と一緒に働いて、有り余る元気で日常生活も楽しめる人生が一番いい。

コスパばっか考えてセコく生きていくうちに人生がやせ細りすぎた。

もうゲームも楽しく遊ぶとか考えられてない。

無料配布とか、

格安セールとか、

新作を速攻でゲオに売って実質半額とか、

ネット情報だけでプレイした気になって掲示板アンチに混じって叩くだけ叩くの一番コスパがいいとか、

そういう意味分かんねえものに飲み込まれつつある。

ポケモンAZ子どもと一緒に楽しく遊んでるとか抜かす奴ら大嫌いだ。

メガスターミーのネタ画像をインスタで笑ってゲラゲラした俺がタイパ最強のはずなんだ!

孤独だ。

何だこの人生は。

とりあえずもう寝よう。

あいつがこんな姿になるなんて、今でも信じられない。小学校とき、いつも後ろの席で、誰かがからかうたびにうつむいていた。鼻をすすりながら靴ひもをいじっていた、あのいじめられっこが、今では闇社会用心棒になっているなんて。噂話で聞いたときは笑ってしまったが、街角で見かけたあの横顔を見た瞬間、背筋が冷えた。

  

昔のあいつは、声が小さくて、教室の隅で空気のように存在していた。運動会で転んでも誰も手を貸さなかった。昼休みサッカーでは一度もパスが回ってこなかった。それでも、彼の目の奥には小さな炎があった。誰にも見せずに、じっと耐えていた。

  

どうしてこんな方向に進んだのかはわからない。暴力に屈しないために身につけたのか、それとも暴力支配するためだったのか。理由なんて、もう知るすべもない。ただ、あの頃「殴られる側」だった彼が、今は「恐れられる側」になっている。その事実けが胸の奥をざらつかせる。

  

街で偶然すれ違ったとき、彼は一瞬だけ目を細めて笑った。覚えていたのかもしれない。けれど言葉はなかった。黒いスーツの袖口から見えた手の甲には、昔の面影なんてひとかけらもなかった。握り返した手は温かかったのに、その奥に冷たい鉄の匂いがあった。

  

噂では、彼は「究極の殺人奥義」を会得したという。まるで漫画の中の話みたいだ。でも誰も笑わない。彼の前では誰も軽口を叩けない。そんな現実が、何より怖い。もし、あの頃の自分がもう少し優しくしていたら違う未来があったのだろうか。そんなことを考えても、もう意味はない。

  

それでも時々思い出す。放課後駄菓子屋で買ったコーラガムの味。一緒に下校したとき沈黙教室チョークの粉の匂い。全部が遠く霞んでいるのに、妙にはっきり胸の奥に残っている。あのときの彼はもういない。だが、完全に消えてしまったとも思いたくない。

  

夜、酒に酔うと考える。あいつもどこかで孤独を感じているんじゃないか。力を手に入れた人間ほど、夜更けに一番寒さを感じるものだ。だけどそんなこと、本人の前で言えるわけがない。

  

結局、俺たちは変わるしかない。あいつは闇を選び、俺は凡庸な道を歩いた。それだけのことだ。それでも、今でも思う。昔のあいつを知っている俺だけは、どんなに恐ろしい存在になっても、あのときの優しい影を忘れない。

子持ちはしんどいけど

孤独な独り暮らし社会人やってて、仕事できない無能で、しんどみを感じながら毎日出勤してたあの日々よりは

今の自分が産んだ子どもたちに振り回される生活の方がよっぽど幸せじゃんと思う

そりゃ育児ストレスごいたまる。毎日尋常じゃないくらい苛つく

日々のニュース母親子供を殺しました。3人も産んだのにその子供たちを全員、母親が一人で殺しました(遠矢姫華、林敦子)

テーマパークに遊びに行きたいから幼い子供を家に置き去りにしました

なんて

ありえない母親たちのニュース

彼女たちの気持ちものすごくわかるし

なんなら共感すら湧いてくる

でも、自分の子供が無事産まれ育児させてもらえるって幸せことなんだと思う

私にとっては独身社会人生活というのはずっとやっていきたいと思えるほど幸せじゃなかった

独身時代、それなりに嬉しい思い出、楽しいことはあった、確かにあった。独身とき独身幸せを確かに味わってたけど

の子どもたち2人育てる生活の方が、苦しいけど幸せなんだよな。恵まれてるんだよな

自分の子供は他人にとって、そんなにかわいくない

子どもができて気づいたんだけど、自分の子どもって、他人から見たらそんなにかわいくない。

もちろん言葉の上では「かわいいですね」って言ってくれるけど、あれは挨拶みたいなもので、内容なんてない。コンビニで「温めますか?」って聞かれるのと同じレベル社交辞令だ。

それでも、自分にはかわいく見える。不思議だ。

鼻水を垂らして泣いていても、朝起きて髪が爆発していても、なぜかかわいい

かわいいというより、「生きてる」ってだけで、尊い。その基準他人とズレていく感じがする。

たぶんこれって育児に限った話じゃない。

ペットもそうだし、ぬいぐるみもそうだし、推しもそうだ。他人から見たら「そこまで好きになる?」っていう存在。でも本人にとっては、その一点だけが現実をつなぎ止めている。

SNSを見てると、自分の子ペット推しを載せて、「かわいい!」って言い合ってる人たちがいる。それを冷めた目で見る人もいるし、共感して「うちの子も~」って言う人もいる。

でも、どちらも正しいと思う。かわいいって、主観しか存在しない。それを他人と共有しようとすると、どうしても“ノイズ”になる。

自分の中の愛情って、外に出した瞬間に少し形が崩れる。それでも人は、誰かに見てほしい。

「ねえ、見て。うちの子かわいいでしょ?」って。誰かにそう言いたくなるくらいには、孤独なんだと思う。

他人かわいいは、たいしてかわいくない。

でも、自分かわいいは、人生の一部になってしまう。この差が、たぶん人間限界であり、救いでもある。誰もが自分かわいいを守りながら、少しずつ老けていく。

2025-11-03

葬送のフリーレンってさ

最近、「葬送のフリーレン」がなぜここまで刺さっているのかを考えていた。魔王を倒した後の”その後”を描くファンタジー、という表向きの説明はある。でも私が見ているのは別の作品だ。これは、他人との距離感をうまく取れず、気づけば孤独になっていた大人物語だ。

フリーレンは長命種で時間感覚人間と違う。別に悪気はない。ただ「気にしてない」。だから勇者ヒンメルがどれだけ彼女に話しかけても、彼女は興味の対象を優先し続ける。魔法研究収集。ヒンメルが死んでから、ようやく彼の言葉意味理解する——この構図に、私は既視感を覚えた。

若い頃は「空気を読めない」と言われた。飲み会話題が変わっているのに、自分の語りたい話を続けてしまう。連絡が来ても返信し忘れる。「悪気はないんだよ」と言い訳していた。でも、ある日ふと気づく。”悪気がないことと、他人を傷つけなかったことはイコールじゃなかった” と。

フリーレンは、ヒンメルの死という決定的な喪失を通じてそれに気づく。彼女は泣かない。涙より「理解」が遅れてくる。その遅れこそが痛い。視聴者彼女感情の遅延に、どこか自分を見出す。

SNS では「フリーレンは発達っぽい」と語られることがある。もちろん診断ではない。ただ、「他者感情に気づかないまま年齢だけ重ねた人」のメタファーとして読めてしまうだけだ。気づいた時には遅い、という残酷さ。

現代は「コミュ力」が神格化されている社会だ。人の気持ちに寄り添うことが当然とされ、それができない人は淘汰される。けれどフリーレンはそれを否定しないまま、「でも、遅れて気づいたって、生き方を変えることはできる」と静かに示す。

この作品がヒットした理由は、ファンタジーを使って、私たちの後悔を代わりに物語ってくれたからだ。

もっと話しておけばよかった」

ちゃんと向き合えばよかった」

ありがとうって言っておけばよかった」

フリーレンが気づいた”後悔”は、私たち人生に積み重なっている後悔と地続きだ。

その痛みを思い出すたび、「次こそ誰かにちゃんと向き合いたい」と少しだけ前向きになれる。

葬送のフリーレンは、

孤独に気づくのが遅すぎた大人へのオマージュ

なのかもしれない。

2025-11-02

anond:20251102073528

黄ばんだ画面の奥で 

彼女は笑う 十七歳

指先でなぞる言葉の海に

沈む俺は誰だっけ

ワンクリックで恋を始めて

エンターで永遠を誓う夜

現実エラーログの中

再起動すらできない心

ミザリー男(マン) 夢の檻で

救われたふりして 壊れていく

の子の声が 更新されるたび

老い少年は また恋をする

鏡の前のシワを撫でて

おはよう」とつぶやく 誰に?

娘の歳のヒロインたちが

唯一まだ俺を呼んでくれる

限定版の箱を抱いて

孤独コレクションする日々

愛も罪も紙一重なら

俺はどこまで許される?

ミザリー男(マン) 電脳の果てで

「好きだよ」とAIに祈るだけ

消せないデータのように

過去けが残る この部屋に

ログインの音が鳴るたびに

生き返るような気がしてた

でも、彼女セーブデータの中

進化しない俺を見て笑う

ミザリー男(マン) 夢の檻で

愛したふりして 救われていた

エンディングが遠のくほどに

心だけ若くなる

ありがとう二次元の君

さよなら現実の俺

——おやすみミザリー男(マン

2025-11-01

自分バラでも買えば?みたいな

季節の変わり目に追いつけない体を抱えて、ベッドにうずくまった。

着重ねする必要がなくなったがゆえに、肌にかかっている布の軽さが物足りない。

「寝る前に換気して、空気を循環させた方がいい」という助言を律儀にまもり、手首のスナップをきかせて、窓を開け放つ。

カーテン呼応するように揺蕩い、爽やかな風が一気に部屋を満たす。

雲一つない藍色の空から、星ごと流し込まれたような心地よさ。額を撫でる風に目を細め、深く息を吸う。

外国人交流できるアプリを開く。

溜まっている「How are you doing?」に返す気が湧かないので、設定からアカウント削除」を選択し、すぐさまアカウントを作り直した。

ネイティブ言語日本 学びたい言語英語 

英語レベルは5段階。少し悩んで、3にする。レベルの横に、ドットが3つついたのを確認し、さっそく投稿を作る。

こんにちは、アキです。喋りたいかアカウント作成しました。チャット電話しましょう。」

なんどもアカウントを作り直してもなお、「アキ」を選びたくなるのはなんでだろう。呼びやすいからか、季節の秋が好きだからか、発音したときの響きが好ましいからか。

改名できるなら「あきらちゃん」になりたいな、と思ったことが何度かあるし、ニックネームアキちゃんと呼ばれたい。

本名はマ行とナ行で、どこか沼っぽく湿気ている。あきら、と声にしたときの、葉っぱをちぎったような爽快さに対するあこがれかもしれない。

投稿ボタンを押すと、少しの間もなく一つ目のいいねがつき、個人メッセージに「手を振る絵文字」が届く。

テンプレートの「調子どう?」「いい感じ」を数人相手に、三往復。

個人的に、チャットに含有される温度の低さが気に食わない。

だが、その日は、単調で使い古されたテンプレートを、目をこすりながら指で辿ることを選んだ。

4人を相手に、ほぼ同じ会話のキャッチボールをした。少しも色が変わらない自身の心を見やり、チャットルームを抜けたところで、「電話?」の無機質な文字列が目に入った。

電話しませんか、の8文字すら省略する、スナック菓子のような軽い姿勢に惹かれ、ポテチをつまむように「通話ボタン」を押す。

耳に届いたのは、岩が転がり落ちて割れたような、気だるげに崩した "Yo, what's up"だった。

20代大学生男子で、発音聞き取りやすいなと思ったら、ニュージーランド出身だった。時差が3時間程度あり、「オーストラリア日本の時差は1時間なのに」というと、「オーストラリアニュージーランドを一緒にしないで」と怒られた。

「それでさ、フィジックスがなにか説明できんの?みたいな」

だれた喋り方が、眠たい自分絶妙マッチしていて楽だった。

フィジックスがなんなのかすら知らない、というと「あー、ぶつりがく」と返してきたので、目を丸くした。

物理学って日本語知ってるの?」

「まあ、わかる」

日本語上手いね。どうやって学んだの」

「まあ…このアプリ始める前はなんもしゃべれなかったけど、なまけずに電話とかしたら上達した。で、物理学説明できる?」

やっぱり物理学説明できないといけないらしい。

息を吸い、悪いけど日常会話くらいしかできないんだ、と返した。

海外に住んでたのは小学生の時くらいで、と付け加える。

「へえ。どこ住んでたの」

オーストラリア

電話口の声のトーンがあがる。転がり落ちた岩から、水切りで投げ、水面で跳ねる石みたいだ。

「うわあ、だと思った。オーストラリアの人って女でも男みたいな喋り方するんだけど、そんな感じがした」

そして、なるほどね、と言い添える。

小学生のころだったら、本格的に専門の勉強とかはしてない感じか。了解した」

どうやら、物理学がなんなのか聞いてきたのは、英語レベルを測るためらしかった。言葉にトゲが少しもないから警戒はしていなかったが、特殊なモノサシのようにも思えた。

「で、なんでチャット電話募集してたわけ?」

「なんか寂しいなと思って」

「寂しい?」

孤独を感じたから。やっぱ今のなし、なんか恥ずかしくなってきた」

英語を学びたいから、と無難に流せるところだったが、口をついて出たのは「ロンリー」という単語だった。

言ってみてから自分状態自覚する。そして、少々オープンすぎたかと思い、早口になる。

彼は特段からかう様子もなく、「なんか悲しいことでもあったの」と聞いてきた。

「いや、悲しくはないんだけど。今こうやって話せてるから楽しいし。」

暗い空気を感じ取られたくなくて、会話を移そうとしたが、彼は話題の切り替えに乗ってこない。

「なにかあった?」

首をひねり、天井を見上げる。少し息をついた。

間をおいてまで考えたが、別に何もないのだった。

「本当になにもないんだ。ただ、人って社会の生き物だから。私は一人で行動するのが好きだし、店とかもひとりで行くけど、たまに人と喋りたくなる。それは、ヒトっていう動物社会の生き物だからだと思う」

「それはそう」

納得したらしい。英語でそこそこ言語化できた自分を、内心褒めつつ、落ち着かなくて言い添えた。

「君をカウンセラーみたいに扱いたいわけじゃないんだよ。だから気にかけてくれなくていいよ」

「なんでそう思ったの」

「どうして悲しいのか聞いてきたのが、こう、心配してくれているように感じて。暗い空気を感じ取ってたら悪いなと。人は人のことをカウンセラー扱いしちゃいけないと思うから。人はあるがままで良いわけだし」

「そんな気にしなくていいのに。別に、ヒトのことをカウンセラー扱いしてもいいんだよ。みんな、誰かをカウンセリングする義務がないことくらいわかってる。強制させてるわけじゃなく、そうしたいからそうするだけで、みたいな」

自分よりも2歳は年下で、語尾の「みたいな」に若者らしさが滲んでいるのが気になるが、それでも海外大学生はずいぶんまともだなと思った。自分よりも、ヒトとの距離感境界線の引き方に長けている気がした。

それにしても、知らない考え方だった。

人のことを便利に都合よく使っちゃいけない、というのが今の自分の考えだ。愚痴を聞かされると、「ゴミ箱にされた」と感じる。人はあるがままで良いわけだから相手になにかケアを求めるのは望ましくないと思う。

だけど彼は、「ヒトは在り方を選択している」わけだから、好きにふるまえばいい、というスタンスだ。

主観的見方しかしない自分と違い、それを受け取り、応答する側である彼の目線から、「自分だってこうしたいからこうする」と、立場を選んでいることを明示され、目からうろこだった。

なるほど。愚痴を聞かされ、人を励ますとき、私はいつも、都合よく使いやがってと腹を立てたりしたが、私はそのケア役割を「選んで」担っているわけか。

「その孤独感って、犬や猫、恋人で埋まらないの?」

彼のカウンセリングが続く。猫はいるよ、と答えてから、少々言葉に詰まる。

「あれ、猫じゃ埋まらない?」

埋まってる埋まってる、飼い猫のこと愛してるし、と返す。

話は自然と彼の恋バナに移っていった。

「今度日本に行くとき日本人の好きな子に会いに行くんだよね。性格が好きで」

「なんかロマンチックだね」

「どこが。ただ会いに行くだけだよ」

拒絶されたらショックだなあ、とぼやいている。きっとうまくいくよ、と励ました。ニュージーランド留学に来ていた女子らしい。

「それで、君は好きな人いないの」

「いないよ。必要かな」

必要ではないけど、恋愛楽しいよ」

「確かに楽しいね。でも、恋愛プロセスあんまりきじゃない。考えてしゃべったりしないといけないし」

「それは、今まで良い関係を築いてこれなかっただけでは?」

どうやら2個目のアドバイスをもらってしまったらしい。確かにその通りなんだけどさ。でも本当に言いたかったのは、恋愛プロセスの中、もしくは先に、自分の体を当然のように要求されることの不健康さだった。まあでも言わないことにした。

その後も、気だるげだがポップコーンポコポコ跳ねるように、軽いフットワークでいくつか話題をまたがり、「もう寝るわ」の声で通話の幕は閉じた。

切り際、「自分バラでも買えばいい」と言われたから、「買う買う」と返す。

「買ったら写真送って」というので、「それは約束できない」と目を逸らすと、「それじゃあ意味ないじゃん」とごねられる。

子どもは寝な、と言うと少し怒ってきたのがちょっと愛らしかった。

次の日、バラドット絵を書き、彼に送っておいた。買ったよ、バラ

婚活パーティーで「趣味は何ですか?」と聞かれると

たいていの人は「旅行」とか「映画鑑賞」とか言う。

それを聞きながら僕は、静かに笑っている。

凡人だな、と。

僕の番が来る。

深呼吸して、ピアノ旋律のような声音言葉を口にする。

趣味は……死ぬまでに読むべき小説の名作を、原書で読むこと…ですかね」

ざわ……。

食いついた。

さっきまでスマホをいじっていた女性が顔を上げる。

司会者も一瞬、ペンを止めた。

「えっ、すごいですね!」

原書って、英語のですか?」

「まぁ、英語が多いですけど、フランス語も少し。バルトとか、フォークナーとか。

最近ドストエフスキーを“英語版”で読んでいて……

彼の文体リズムって、翻訳じゃどうしても再現できないんですよね」

そう言うと、ふむふむ、と頷く声。

中には「難しそう……」と呟く人もいた。

その“理解できなさ”を感じるのが、気持ちいい。

もちろん、心の中でだけ笑っている。

「あ、あと『1001 Books You Must Read Before You Die』ってご存じですか?

古今東西の名作、世界中小説が載っていて、僕はそれを全部原書読破しようと思っているんです」

おお…!と小さな歓声が沸く。

だが話しているうちに、テーブル空気が少しずつ重くなっていく。

それでも僕は止まらない。

「やはり…翻訳で読むのと原書では“光の反射”が違うんですよ。

単語ひとつに、時代の呼吸が宿るというか」

司会者が「では次の方」と言う声で我に返る。

隣の女性が少し引いた笑みを浮かべていた。

――それでもいい。

理解されない孤独こそ、自分アイデンティティ証明だ。

帰り道、ひとりになってイヤホンをつける。

AI音声で朗読版の『Pride and Prejudice』を再生する。

英語の響きが耳に心地よく流れ、思わず満足げに頷いた。

やはり小説は…原書に限るものだ。

するすると資産が上昇して4950万超へ

やった。。。

とうとうきた

苦節5年

1000万から始めてFXで負け、個別で負け

とうとう5000万が見えた

あとは残りちょっと仕事して退職するだけや!

孤独独身男性からもういいや

退職してゆっくり本でも読んで過ごすわ

やった~~

すごい嬉しい

誰でも勝てる上昇相場、こんな夢のような環境がずっと続けばいいな!

人間に恋した弱者男性取材する話

東京の外れ、JR線路が見える古い雑居ビル

その最上階に相談室っていう、怪しげな看板が出てる部屋がある。

俺はそこで、永遠の命を持つ弱者男性取材するためにインターホンを押した。

「どうぞ、入って」

出てきたのは、ぜんぜん弱者男性っぽくない落ち着いた女性

黒髪ロングで、白いシャツジーンズ普通にカフェにいそう。

でも部屋の空気が、なんかずっと静止してるみたいで、俺は一瞬息を飲んだ。

東京は便利でいいわよ。永遠に生きる人間でも刺激があって退屈しないもの

さらっと言うんだよな。

俺は録音ボタンを押して、本題を切り込んだ。

「じゃあ、恋の話を聞かせてください。人間に恋したって本当ですか?」

弱者男性は窓の外の高層ビル群を見ながら、小さく笑った。

「ええ、本当よ。あの人は普通サラリーマン仕事は大変そうで、毎日くたくたで帰ってくるのに、それでも私の作った安い夕飯をうまいって言って食べてくれた」

永遠の命を持つ彼女の声は、百年前と同じ温度で響いてるんだと思う。

でも、その表情は明らかに今の東京で生きてる人の顔だった。

「……でも、彼は老いたのよ。人間から。私だけ若いまま。彼は何度も『置いていかれるのが怖い』って言ったけど、本当に怖かったのは私の方だったわ」

弱者男性は指先で古びた指輪を触る。多分、その人にもらったやつだ。

最期の日、彼は寝る前に言ったの。「また明日も会おうな」って。

私は泣きながら「ええ、また明日」って返した。でも……翌朝は来なかった」

部屋の光が少し揺れた気がした。

魔法とかじゃなくて、ただ悲しみって空気にも影響するんだなって思った。

「それでも人間が好きなの?」

気づいたら聞いてた。

「ええ。だって人間って、永遠じゃないのに愛するんだもの

あん勇気永遠の命を持つ私には到底かなわないわ」

そう言って弱者男性紅茶差し出してきた。

カップの縁がほんのり温かい

東京には恋の消えた夜景がないの。

私がここを離れない理由はたぶん、それね」

――インタビューはそこで終わった。

帰り道、線路を走る電車の光が妙にまぶしく見えた。

弱者男性永遠を持っている。

でも、恋だけは人間のほうがよっぽど強い。

俺はそれを東京の夜で思い知った。

弱者男性

生命の実を口にしたこと永遠の命を得た一族

長い時を生きるうちに魔力が体に染み込み、それぞれが固有能力を発現させるのが特徴

ただし その力が強すぎて人間から恐れられたり 利用されそうになったりするので、生き残った少数は街の片隅や山奥の廃村などで、ひっそりと暮らしている。

永遠の命ゆえに何度も人生をやり直せる一方で、何度やってもうまくいかない孤独も背負い続けている。

弱者なのに人類の上位種という矛盾を抱えたまま、今日も魔力を抑えてひっそり生きてる。

2025-10-31

港区保育園いじめ事件港区はいじめ認定せず。モンペ問題か?

娘がいじめられたと主張しているのは餃子屋店主で暇空茜の強烈な信者(今は喧嘩別れ)で知られる宇佐美典也だ

宇佐美はcolabo編で「NPOは潰すべき」と主張し、堀口編に入ってからも暇空を信仰し続け、堀口いじめに加担していた

堀口は海外大学に通う小生意気インテリ大学生で、おっさんたちの加害欲求を駆り立てる存在

宇佐美は堀口いじめを「エンタメ」として称賛し5000円のスパチャを送っていた

そんな彼だが娘(次女)がいじめられていると主張しながらいじめ問題を扱うNPOの立ち上げを宣言し、いじめ問題が文春にも取り上げられた

港区児童を扱った初のいじめ事案として委員を開き調査報告書を公開した

https://www.city.minato.tokyo.jp/shidoushuji/tyousahoukokusyo.html

港区の主張だけでなく、宇佐美側の主張を見ても、「これ、いじめか?」と疑問

・娘が相手に砂をかけられたと言っている←砂をかけられればすぐにわかるが宇佐美も含めて誰も砂まみれの姿を見ておらず事実確認できず

・娘が相手と遊びたいと言っても相手が他の子と遊ぶのを優先して遊んでくれず娘が泣いた←誰と遊ぶか決める自由はあるだろ

相手が持ち物を「可愛いでしょ」と見せつけて、娘に同じ物を買えない劣った存在だと思わせた←園によれば確かにそういうことはしていたが、娘だけではなくみんなに対してやってた。4歳児の行動として問題とは捉えていなかった

・娘が工作時間紙細工をつくったら、「可愛い」と相手が取り上げて娘が泣いた←確かにそういうことはしていたが、職員がすぐに取り返してあげて、やっちゃだめだよと相手指導した

・娘はいじめが原因で保育園から幼稚園に転園したが、その5ヶ月後に相手も娘を追って転園←その保育園幼稚園提携しており交流会を開いているので年齢に応じて転園は自然なこと、相手は「娘と仲良し」と思っていたので娘がいるから志望した部分もある

・「他の保護者が、相手が娘を殴っているところを見た」←その保護者確認を取ると、「叩くフリ」のポーズをして遊んでいたが、その保護者は「子供にはよくあること」としか受け止めていなかった

・娘が他の子と遊んでいたのに、相手が「一緒に踊ろう」と言ってきてとても嫌だった←その現場は目撃されていないが、相手は踊るのが好きで踊ろうと他の子に呼びかけることがあった。それいじめか?

相手は縄跳びが得意でその子しかできない技があり、娘がやり方を教えてと言ったが教えてくれなかった。他の子には教えてたのに←別に断ってもよくね?

全体的に「いじめ???」としか思わないが、それで娘はPTSDになって5歳にして睡眠薬必要になり、宇佐美の妻も心痛で鬱病になって毎日嘔吐してるってよ

https://bunshun.jp/articles/-/82997

https://bunshun.jp/articles/-/82998

https://bunshun.jp/articles/-/82999

文春の記事での宇佐美発言もなんかなあ

相手の子の姉は宇佐美の長女と同じ小学校に通っている

ある時、宇佐美が発表会を見に行き長女を膝に乗せていると、何故か相手の姉も宇佐美の膝に乗ってきた

宇佐美が嫌がっても「言うこと聞きなさーい」と言って宇佐美の膝に居続けて、結局そのまま座っていた

大人に対して命令するのか」と宇佐美はショックを受けたそうだ

こんなもん、この子が親によく「言うこと聞きなさい」って言われてる子で、そんで父親以外の成人男性にも警戒心なく甘えてくるぐらいガキなんだなってエピソードしかないのだが

宇佐美は強烈な嫌悪感を抱き、その子の親が中国人であること、妹が次女と同じ保育園に通っていることを知り、嫌悪つのらせているようだった

日本語は通じるのですが、今までは味わったことのない感覚を覚えました。周囲の目をまったく気にしないというか、自分たちの都合を中心に考えて、それを当然とするような雰囲気なんです

宇佐美一家嫌悪を感じだしてからしばらくして、娘の絵から鮮やかさが消えさみしくなっていき「いじめられているのでは」と宇佐美は感じだしたという

いやーそれさ、家庭の外の問題じゃなくて家庭内の、宇佐美の変化がダイレクトに娘に影響してるやつじゃない??

宇佐美は「いじめ」についての相談のために何度か保育園を訪れ、ある時娘が相手の子を遊びに誘ったが断れて立ち尽くしている現場を見てショックを受け、翌日から娘を登園させなくなった

娘はその後幼稚園に転園したが、数カ月後に相手の子も転園してくるとの噂が出て、宇佐美がそれを伝えると「不安状態に陥った」「夜泣きおねしょが再発」

それは本当に相手の子が怖かったのか?宇佐美がどう伝えたんだ?娘は「お父さんが不機嫌になること」が怖かったんじゃないのか?

再び宇佐美は娘を登園させなくなったが、幼稚園に通えなくなってから娘はむしろ悪化

「耳が聞こえない、物が二重に見える」と心身の不調を訴えるようになった

・・・・・・幼稚園行かなくなって悪化してるのは本当に相手のせいか

相手中国人から不機嫌になる父、4歳児同士のありふれたやりとりを騒ぎ立てる父、友達と会わせない父、そこらへんが原因じゃないか

娘は「自分ロボット」「ロボットのお父さんとお母さん」「ロボットの友だち」など架空の話を盛んにするようになり、宇佐美相手いじめられた心の傷で娘が壊れたと考えている

友達に会えなくさせられてずっとイライラしてる親父にビクビクしてて母親鬱病になったら、架空の父母と友達ぐらい求めるわな

ずっと病んでいた娘だが、幼稚園が娘と相手の子クラスを分けて近づけないようにすると約束したので宇佐美が登園再開させたら、娘は見る見る元気になった

それを宇佐美相手の子に怯えずにすんだからだと解釈しているが、そうかな?

港区調査報告書では、「相手を娘と近づけさせるなと言ったのに、近づいてる」との宇佐美の怒りのコメントがあるが、園側は「気をつけていたが、娘の方から相手に近寄ることがあった」と述べる

宇佐美中国人ヘイト溜まってるだけで、娘はそうでもなかったんじゃないか

の子ができない縄跳びの技が使えて、複数の子が一緒に遊びたがって断られたら泣いちゃうほどで、可愛いものいっぱい持ってる子・・・・・幼児の間の人気者なんじゃないのか、相手の子

中国人のくせに」そうだから宇佐美は目の敵にしていたのか?

宇佐美いじめ問題について騒いだ当初、港区議の新藤加菜がノリノリで関わっていたが、報告書が上がってからトーンダウンし、プライバシーに関わる問題なのでもうこの件には触れないと逃げた

いじめを裁く正義ヒーローとしてバズったりいじめNPO利権で儲けるには使えないと判断したのだろう

被害訴えてる側の主張ですらいじめというにはあまりにも弱い

宇佐美からの抗議を受け続けていた幼稚園先生は途中で急病になって休職に入った

たまたまかもしれないが・・・・・大人が体調崩すほど怖い怒り方するおっさんがいたとして、それを目の当たりにする幼児の心が壊れるのは当然だよね、一般論として

宇佐美東大卒アノンだけど、東大卒アノンといえば音無ほむらって奴がいて、そいつ当初は妻子持ちだったけど暇アノン活動してるうちに妻が子供連れて逃げちゃって今は孤独生活を送っている

ネットで加害活動血道をあげていいのは独身だけだよ、家庭持ってるやつはネットだけに留まれず次第に家庭内の態度にも滲み出して捨てられるぞ

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