はてなキーワード: ヴェールとは
やっぱりジャンプ漫画でも女性作者のヒット作はキャラが頭抜けている。
と言っても魅力的なのは五条と夏油とシンジ君だけだけどね。キャラ全体で言えば鬼滅の方が上だけど、その三人に関しては素晴らしい。
五条......女の理想を詰め込んだような男。イケメン、強気、傲慢、俺様系、若さゆえの過ち、普段はおちゃらけている、悲しき過去、親友への重い後悔、作中ほとんどの登場人物から尊敬を受ける。この手のキャラクターの創作上の難しさとして、一人称視点をかけないというのがある。理想的存在なので、一人称で内面をつまびらかにするとヴェールが剥がれてしまうのだ。ただ抜け穴があって、過去編で若かりし頃の過ちを描く場合にだけは許される。懐玉・玉石のことです。そして、過去回想であっても、誰かに劣等感を持ってはならない。誰かに劣等感を持った時点で純粋な格上ではなくなる。
夏油......これも女の理想を詰め込んだような男。五条に対する常識人枠だけど、腹の中で何を考えているのかはわからない。ミステリアスな男ってエロいよね、男どうしの激オモ感情ってエロいよねって思想で作られたエロい男。五条と一緒にいながらも、劣等感を持っていたような形跡はない。男作者だと劣等感を描きたくなるだろうけど、それはNGなのだ。劣等感NGの法則を体現している。
シンジ君......特別な才能を持ったインキャ彼氏のタイプ。こういったタイプは抱かれたい推し枠ではなくて守られたい彼氏枠なので、多分一途な男であって欲しいのだと思う。それがリカちゃんの設定に反映されてきてる。
ダン・アリエリー教授の「行動を変えるには環境を変えよ」という主張は、行動経済学の視点からは非常に効果的です。
しかし、カバラ(Kabbalah)とTikkun Olam:「世界の修復」の観点では、問題の根源と修復の出発点は常に「意識」と「内なる変容」にあります。
カバラでは、環境という語は「隠す」と語根が同じです。つまり、外界の環境は本質を覆っているヴェールであり、本質的な変化は「意識」からしか起こりえないのです。
行動経済学の知恵= חכמה בגוים。だが、トーラー的視点=הכרת הנשמה(魂の認識)に触れていない。
『Anatomy of the Soul』や『Kabbalah and Consciousness』では、ティクンはまず魂のガーメント(לבושי הנפש) 思考・言葉・行動の浄化から始まると説明されています。
Rabbi Ginsburgh は明確に以下のように述べています。
“The rectification of reality (tikkun) begins from within—through clarified consciousness, not through social manipulation.”
— Kabbalah and Consciousness, p.103
生まれた瞬間から男女平等をインストールされた夫にとっては何の問題もないはずだった。夫は諸手を挙げて歓迎し、妻の新しい仕事が始まった。
あるときふと妻は思う。……(どうしてこの男と私は結婚したのだろう?私はこの男よりも年収が高く、すなわち能力が高いのに。)女の悲しき性、負の性欲だ。
妻はいつしか夫に体を許すことが嫌になってきた。自分よりも「劣った」男の精を受け入れるのが心底嫌になったのだ。
心底、というのは文字通りの意味だ。心の底でだけ拒否している。妻の理性はそれを理解できなかった。妻の意識は、そもそもその可能性を検討しなかった。
劣った男の精をも受け入れる度量が自分にはあると思っていた。……というより、そのように自己の性的な欲望を分析したこと自体が無かった。
妻の人生においてそのような行為の必要性は皆無であった。今となっても、妻にとってはあのときの「冷め」が理解不能なままである。
夫が求めても断られる日が続く。
夫の方は妻がどうして豹変したのかわからない。妻もわからないので当たり前だが。
もともと二馬力の夫婦生活、それが更に世帯年収UPとなったのだ。通常、金銭的な余裕はほとんどそのまま精神の余裕に直結する。実際、転職して1年間ほどはそうであった。
それに妻は仕事で自己実現もできているようだ。順風満帆、という言葉をそのまま体現したような夫婦になるはずだった。
夫は忙しい中尽くした。家事をし、マッサージを申し出(断られ)、アロマを炊き、少しいいディナーをサプライズで予約してみた。
……妻は冷ややかだった。根本的に「劣った」オスが、何をどうしようと妻の女には響かない。むしろその頑張りが、妻にとっての夫をよりいっそう惨めに見えさせた。
なにせ「年収が妻>夫」という根本的問題が未解決である。それが解消されない限り妻の性欲は夫に向くはずがない。しかしその真実は十重二十重と積もった体裁とポリコレのヴェールに覆い隠され、見えなかった。
まあ、仮にこの夫婦にこの真実を教えてやる奇特な紳士が現れたとて、男女平等をインストール済みの夫にとってはなおのこと理解できず、どころか夫婦そろって怒り出したかもしれない。
ポリコレ的倫理観は、それが真実と相反するとき、あたかもカルト宗教の教義のようにふるまう。自己の動物的本能を否定し、自己を客観視することを許さない。夫婦にとってはいわば遅効性の毒であった。
セックスの機会はついに2年に1回未満に減少した。夫は妻を誘うことを辞め、妻は夫から誘われることを期待することを辞めた。
夫は不能になった。
夫は自分の分身がもはや機能を失ったことを自覚こそすれ、落胆することは無かった。
男女平等は夫の精神を去勢していた。去勢された彼氏は優しく魅力的に見えた。妻はその後夫になる男の、去勢された姿にこそ惚れたのである。
夫は家庭にフルコミットすることにした。勇気の決断だ。言葉を選ばずに言えばヤケクソだ。
よりによってプロジェクトが炎上している中で定時退社を切り出す。帰る背中には物理的に冷ややかな視線が突き刺さるような気がした。
気がしただけだ。
……やってみればあっけないものだ。無能の烙印を押されたところで、それがどうした。たかが仮想の烙印だ。焼き印を押される訳でもあるまい。夫は、締め切りの近すぎる仕事を無視するようにした。
今期の査定はB-であった。最低である。昇給はゼロだ。夫の居場所は職場ではなくなった。
夫は家庭にフルコミットすることにした。
……妻が夫を叩くことが増えた。物理的な意味だ。もはや妻の中で、夫は人間ではない。睾丸を取られた犬である。犬は叩いて躾けなければならない。
「私の方が稼いでいるのよ。」いつからそうなったか、妻の口癖である。
実際に妻は優秀であった。実は、激務の夫よりも多くの家事をこなしていた。なにせ夫よりも通勤時間が短く、無能の烙印を押される前の夫よりも仕事時間が短いのである。生来の容量のよさも相まって家事は8割がた妻であった。
「フルコミット」を決めた夫が奮起しても、せいぜい五分五分といったところであった。こうなると養っているという表現がふさわしい。
妻は疲弊していた。働きもせず家事もしない穀潰しを養っていることは妻を極端に疲弊させた。疲れた私に何もしてくれない。ゴミのような奴だ。姿を見るだけで腹が立つ。
妻には夫を叩く権利があった。最近仕事も忙しくなってきたし、叩かなければやっていけなかったのだ。
妻の行為は、本邦においてDVとみなされることはない。妻を失望させた夫が悪いのである。夫もそう思い甘んじて叩かれた。叩かれたことを反省し、家庭を切り盛りしていこうと考えた。
劇的な転機は唐突に訪れた。
夫はペアローンを組んで入手した高気密高断熱一軒家の、Low-Eの窓ガラスに自分から頭を打ち付けた。
夫は妻に手を出すことは無い。その発想さえないほどに夫は男女平等である。しかし暴力的な衝動だけは胸の奥深くで燻っていたのかもしれない。
文字通りの「やり場のない怒り」の奔流はついに堰を切り、しかし妻には向かわず、夫自身に向かったのである。
化学強化されたガラスは映画のように粉々に砕け散った。夫の頭は血まみれだ。
妻は泣いた。かように自分の言動が夫を傷付けていたことをいまさらながら自覚したのである。夫も泣いた。痛かったし、叩かれたことも痛かった。
夫婦は抱き合って泣いた。救急車を呼ぶ発想に至るまで10分以上かかった。
会社に復帰の連絡はできなかった。しようと思って携帯を手に持つと、力が入らず滑り落とした。震えて焦点が定まらない。困ったものだ。
会社への連絡は妻にしてもらった。退職の手続きも妻がやるしかなかった。
妻は自分が夫を叩いたことが直接的原因だと思った。夫を「手の届かないところ」に遠ざけなくてはならなかった。夫の為にだ。
幸い妻は最近忙しくなっていた。家に帰らないことにした。
職場の男性Aは妻の指から結婚指輪がなくなったことに気付いていた。職場の男性Aは妻のことが好きであった。妻もAが好きであった。二人はいつしか恋に落ちる。
最終的に夫婦は離婚。妻は有能であった。Aと恋仲になると同時に弁護士をつけた。
夫には財産分与を争う気力は無かった。妻の不貞はもはや公でさえあったにも関わらず、夫が得た慰謝料も財産分与もゼロであった。厳密には、夫にはペアローンと高気密高断熱の一軒家が残された。
エニアグラムのタイプ9、自分の悲惨な部分が言い当てられていて辛かった。
自分に抱いていた不全感を断片的には言語化したり理解して解決しようとしていた過去もある。でも同時に全貌はわからないしわかりたくもなく、わかってしまったら心が壊れる気がしていた。
不全感の構造が明確にされたならあとは解決して行くだけでいいんだと希望にするのが正解なのかもしれないけど、能力的にも気力的にも出来る気がしない。そんな根気も情熱も、元々足りないのに手遅れなほど失ってしまった。
手遅れになった具体的なことも多い。
どうせ変えられないなら神秘のヴェールに包まれまれた浮世離れした性質ということに(自分に対して)しておいた方が幸せだったのかな。
あーーくらってる。すぐ現実逃避する自分をこれまで以上に意識するようになっちゃったよ。
矛盾するようだけど、鬱病になる前はタイプ6の性質がメインで出てたと思う。鬱後の自分を想定して回答すると9になって、鬱前の自分で答えると6になる。思春期から青年期は6だった気がする。でも6にしては詰めが常に甘かった気もする。
幼少期のエピソードにもろ9って感じのが多いどちらもずっと自分の中にあった感じはするな。
鬱後は完全に9優勢だけど
22歳頃 いま思えばという話で当時そう認識してたわけじゃない話なんだけど
辛かったことの証明と表現として破滅したいという気持ちと普通に元気に戻って幸せになりたい気持ちがあって
結論破滅したくないことは明らかなんだから葛藤する意味がないと思って前者の気持ちをなかったことにして建設的な行動に取り組もうとしてた
でも見ないことにして無視しただけでなくなったわけじゃないからすこしでもスムーズに行かずに根気が必要になるとあるラインで建設的な活動をパッと手放して退廃ぶって寝まくっていた
心理学と占い一緒にするの各方面を不快にさせるかもしれないけど昔姓名判断の総格59画もこんなふうに当てはまりすぎてとても凹んだ。今回は59画の時より抉られたと思う。
さらに昔占星術にハマった時ので言えば、アセン魚座に月12室冥王星スクエアがエニア9っぽいかも
占いに痛み止めを見出してはまりやすいところがとても不健全9っぽいかも…
日に日に悲惨になって行くだけなのでスーっと消えたい
そんな気持ち
もはや「買い物」なんて概念が古臭く感じる時代になってしまった。だが、2114年も物欲は健在。ここでは、俺が今年手に入れてガチで「これは革命」「俺の人生が変わった」と思えたアイテムを紹介する。正直、手に入れたときの高揚感をそのまま文章に乗せるのは難しいが、少しでも伝われば嬉しい。
💤 「30分の仮眠で3日分のエネルギーを得る」らしいが、正直ヤバい
買うときは「こんなもんホントか?」と思ってたが、いざ使うと、夜中の2時に目が覚めてもフルパワー。寝なくても元気というより、「眠りそのものが一種の高次元エネルギー補給になった」感覚。副作用として、時々夢の中に謎の幾何学模様が出てくるが、それを気にしなければ最強。
👕 破れる?汚れる?それは前世の話だ
この服、買った瞬間から一生着続けられる。なぜなら、汚れた瞬間にナノファブリックが自己修復し、繊維レベルでクリーニングが発動。しかも体型の変化に合わせてサイズ調整されるので、「ダイエットしたから服が合わない」とか「昔の服がキツい」とかいう概念が消える。便利すぎて一度着たら脱ぐ理由がない。
人間より賢いが、ほどよくバカになれるAIコンパニオン。感情理解能力がやばすぎて、もはや「人間と会話する必要性」が消えた。仕事もスケジュール管理も、果ては悩み相談まで全部やってくれる。唯一の問題は、たまに「あなたは何のために生きてるんですか?」みたいな哲学的な問いを投げてくること。やめてくれ。
🍕 3Dフードプリンター?いや、もはや料理という概念を超えてる
食材を分子レベルで再構築して、好きな料理をその場で出力できる装置。ヤバいのは、脳波をスキャンして「今食べたいもの」を自動生成するモード。俺の脳はほぼ毎回「とりあえずカレー」と判断するので、結果的に毎日カレーを食べてるが、全く飽きない。
これは完全に次元が違う。メガネの形をしていないのに、目の前に情報が見える。どういう仕組みかはわからんが、もはや視界がOS化された感じ。目を動かすだけでニュースが読めるし、歩くだけでARナビが発動する。やりすぎると現実と仮想の境界が曖昧になってくるが、便利すぎてもう外せない。
普通の靴に見えるが、履いた瞬間に「浮く」「滑る」「重力を最適化する」という三段階の補助が発動。これのおかげで、一歩踏み出すだけで「地面を歩いてる」という概念が崩壊する。街中がどこでもトランポリン状態。ただし、調子に乗って走ると本当に飛ぶので注意。
見た目はただのボール。でも起動すると、壁・床・天井すべてに映像を投影し、完全没入のエンタメ空間が出現する。まさに「部屋ごとVR」。ただし、怖い映画を見たときの臨場感がやばすぎて、ホラー系はマジで後悔する。
⌚ もはやこれは「体内病院」
腕につけるだけで、血液、心拍、筋肉、DNAすべての情報をリアルタイムで解析し、最適な栄養素や治療を自動で補給する。これのおかげで病院に行く必要が消滅。ただし、ある日「あなたの健康度は99.98%。ただし、残りの0.02%が未知のウイルスです」と言われたときは、さすがに震えた。
ボタン一つで形を変える次世代乗り物。都市ではスリムなバイクモード、高速道路ではエアロダイナミックなスポーツカー、混雑した道ではドローン化して空を飛ぶ。マジで渋滞とは無縁。ただし、事故ると「なぜこの形態だったのか」と責められるので慎重に。
土地に配置すると、自動で測量し、素材をナノレベルで合成しながら家を構築してくれるドローン。約24時間で家が完成し、内装もカスタム可能。もう「家探し」も「ローン」も必要なし。唯一の問題は、酔った勢いでデザインを決めると、翌朝とんでもない家ができていること。
アトピー辛いよな
正直アトピーは肌界史上最弱と言っていいほど厄介な相手なので、継続的な通院はマスト
しっかりケアした上で薬塗っても治らないなら次は何が足りないかを特定する段階だ
俺はアトピーじゃないから実感を伴ったことは言えないが、アトピーは先天的に肌が外部の刺激から防御するための物質をうまく作ることができなくてなっていることが多い
手に入れやすいところでいうとヘパリン類似物質だが、皮膚科で処方されるローションに入っている場合化粧品で補う必要はない
https://alle-net.com/family/allergy/allergy03/allergy03-atopic01/
継続的な薬の使用で弱り、薄くなっていた肌の復活はセラミドの働きがかなりでかかったと経験として思う
俺が使用した中で最も使用しやすく効果的だと思ったのがトゥヴェールの乳液
油分感がほぼなく、ニキビ肌質でも一切のストレスを感じることなく使用できた
ただ値段が使用しやすくない、個人的にはこの効果でこの効き目なら全然ありだと思うが
セラミドはものすごく大事な成分なんだが原料が高いので手が出しにくいものが多い
ベタつくが保湿力は天下一品でさらに安いという神の商品はこれ ロート製薬は神
https://jp.rohto.com/carecera/
俺も色々言ったが正直独学でもなんでもなくアトピーYouTuberの避けるべきスキンケアみたいのを実践していって自分向けにカスタマイズしたって感じ
かずのすけってYouTubeで検索すると出てくるから風呂の時にでも流してみて
2000円以下で有用なスキンケアを勧めてる動画とかもあって財布にもかなり優しい
俺もかなり顔面ボコボコだったのが、3〜5年くらいかけて凄まじく改善した
他人から見たら大したもんじゃないかもしれないが、俺にとっては革命的だった
皮膚科医ってアトピーでも敏感肌でもないから通り一遍の処方しかしてもらえなくてかなり捻くれそうになるが、方向が見えてくれば劇的に肌環境は変わるので、ぜひ頑張ってほしい
単純にそれが間違った意見だからだよ。金の多寡で考えて、実体経済を考えれていないという過ちを犯している。
金なんて所詮はヴェールであって、それで動く労働力その他の実体経済が大切なわけだが、高齢者のために使われる実物資産というものは多くの研究者にとって関係がない。介護などの肉体労働に若年労働力が吸収されなくなったところで研究者にとって大して利益とならないわけ。労働力に限らず機材なども高齢者向けとの競合にはあまりならない。
で、だったらどうして研究者たちが金がないから研究に打ち込めないと嘆いているかといったら、潤滑油としての金を出し惜しみされているから。これは所詮は潤滑油レベルだから出せないものじゃないんだけど、出す出さないの判断によって出されなくなっているわけだ。
スーパーチャットでプロデューサー面の長文改善案(クレーム)を送り付けるVtuberファン、一流萌え女性漫画家を「王」だと慕い著書のキャラクターと重ね合わせる「ナイト」たち。そんな彼らを吊るし上げ弱者だと蔑み笑うのは、本当に正しいことだろうか。
昨今見られるオタクの「陽キャ化」が怖い。しかし一度わが身を振り返ってみて欲しい。推しの幸せは自分の幸せ。インフルエンサーとして活動してる者に交際している異性が存在するのは当然の認識。果ては性欲を都合のいいヴェールで覆い隠す「推し」という言葉そのもの。 「ユニコーン」や「弱者男性」と日陰者を冷遇するが、そうやって追いやる自分たちにもまた本質的には彼らと同じところがあるのではないか?人間の本質だ。
『建前を抜きに公衆の面前で本質を曝け出してしまうことが問題だ』という反論は正しい。しかしそうやって臭い者に蓋をするような真似をしても意味がない。より強い光を当てればその分濃い影が生まれるだけなのだ。構造を把握しなければ全く無意味なこと。
少し話は変わるが、何時の時代も創り出すのは弱者の側だ。と思う。現状の社会では自己実現が難しかった連中が隅に集まり、愛憎入り乱れる欲求を煮詰めてなにかを創り、それが発明と呼ばれるんじゃないだろうか。
どんな時代にもキモイ人たちはいる。それは女性蔑視的な思想であったり、恵まれていない故他人に攻撃することが許されると本気で信じているどうしようもない人たちばかりだが、そんなキモイ人たちのキモイ欲求が今この場の土台を生み出したんだと一度発想を転換してみて欲しい。
キモイ人たちがキモイままでいられる場を潰さないで上げてください。キモい人たちの自己実現の場を潰さないで下さい。仮に潰したとしてもそういった方々はまた別の所で群れてキモイコミュニティを作って、そこで様々を創り出す。
そうした物はその時代の人の本能や欲求に訴えかけて、また大きな数字や需要を生み出すかもしれない。やがてそれで生計を立てる人が出てきて、そうやって場が整って来た頃にまた消費をしに来て、弱者を「キモイ」と追いやる。全く意味のない繰り返しだと思わないだろうか?
キモくてすみません。けどキモい人たちの欲求には価値がある。それをキモイと非難することも大事な社会の役割だ。
ユニコーンを殲滅せんと激しい怒りを燃やす皆さん、どうか一度臭い者に蓋をする手を一度休めて、臭い匂いを嗅いでみて欲しい。案外癖になるかもしれない。
・ジャスミンが刺さるらしい
もともとお香系は好きだった、お香そのものも好きだし香水でもお香っぽいやつ好き
煙たさに芳醇な甘さ、という感じの香水(セルジュルタンス のラクシュデュディアーブル)に大ハマりしたので、タバコと酒とか絶対美味しいはず気にいるはず、と思っていたのに
ゲランのタバコハニーはなんかクサイ、しかも甘くない、なにこれ という印象だった 扇状のテスターを2度試したけど感想変わらず
どれも嫌いじゃない、でも別にこれじゃなくていい、そこまでではない、だった
セルジュルタンス のエクランドゥフュメも試した、これもタバコと酒がテーマだ、けどテスターから嗅いで特に感動もなかった
ルタンスは好きでこの新作も待ち侘びたのに、肩透かし ほんのり煙たい中にココアとヴェティヴェールオリエンタルのウッド系、という感じ
そもそも自分はタバコを一切吸わないので、タバコの美味しさも知らない お香の煙とタバコの煙は煙であっても別ジャンルなのか、なんてことを今更思った
今回、一番に刺さったのが、キリアンのグッドガールゴーンバッドのエクストリーム
ジャスミン入ってる、これまで苦手に感じてた白くて肉厚な感じの花の甘さが心地よい
けど、ゴーンバッドということはガラッと変わるのかなと、少々の不安
また、キリアンの値段は予習済み
ディスカバリーセットであっても気軽に購入には踏み切れないまま終了
ゲランもあのゲランだし、こんなに気軽に試せる機会はないと店頭で扇を片っ端からパタパタ
バニラが欲しかったのに、片っ端から嗅いでもそれらしいものがなかった
代わりに、おっこれは好きかも?と思ってラベルを確認したらジャスミンだった
これも好きかも?と見たらジャスミンとあった 同じ品なのか別の品なのかは分からない
けどパンチとしてはキリアンのGGGBエクストリームが一番甘く強く蕩けるような濃ゆい白い花感で、今回のマイベストとなった
けど1.5mlで1900円とかスゴイ…
GGGBでも思ったが、3ヶ月ほど前にやっぱり伊勢丹でルタンスをあれこれ試した時に、これ系の花の香りがいいと思ったんだった テュベルーズクリミナルか
ガーデニアとチュベローズは別物かどうかは知らないけど今の自分の知識だと同グループ
ガーデニアって昔、リネンコロンか何か買った時にちょっときついなと1回使ってもう使わなくなって、それ以降自分は好きじゃないものと括ってた
・税抜価格
・オーケーはセールは無い(毎日特売が売りだが、競合の特売に合わせて下げることはある)
・オーケー独自の食料品3/103割引はここでは考慮していない(各食料品が約2%安くなる)
| 調味料類 | 21年5-6月 | 21年7-8月 | 21年9-10月 | 21年11-12月 | 22年1-2月 | 22年3-4月 | 22年5-6月 | 22年7-8月 | 22年9-10月 | 22年11-12月 | 23年1-2月 | 23年3-4月 | 23年5-6月 | 23年7-8月 | - |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヤマサ鮮度生活 醤油 600ml | - | 278円 | 278円 | 270円 | 270円 | 270円 | 284円 | - | - | - | 284円 | - | 287円 | 299円 | - |
| 味の素ピュアセレクトマヨネーズ400g | - | 153円 | 168円 | - | 168円 | - | - | - | 184円 | - | 214円 | - | 214円 | - | - |
| ヤマサ昆布つゆ3倍濃縮500ml | 169円 | 169円 | - | - | - | 169円 | 169円 | 169円 | 169円 | 169円 | 169円 | 169円 | 169円 | 189円 | - |
| ハウス特選生生姜チューブ40g | - | - | 91円 | 94円 | - | 94円 | - | - | - | - | 94円 | - | 94円 | 108円 | - |
| ニコニコ瀬戸内海苔 3切45枚 | - | 399円 | - | - | - | 399円 | - | - | 399円 | - | - | - | - | 399円 | 23/9に480円くらいに値上げ予告あり |
| 食品類(日配系). | 21年5-6月 | 21年7-8月 | 21年9-10月 | 21年11-12月 | 22年1-2月 | 22年3-4月 | 22年5-6月 | 22年7-8月 | 22年9-10月 | 22年11-12月 | 23年1-2月 | 23年3-4月 | 23年5-6月 | 23年7-8月 | - |
| 日清冷やし中華3食 | 149円 | - | - | - | - | 159円 | 153円 | 153円 | - | - | - | - | 188円 | 178円 | - |
| シマダヤ3食醤油/味噌ラーメン | - | - | - | - | - | - | - | - | 158円 | 154円 | 158円 | 158円 | 172円 | 172円 | - |
| シマダヤ3食焼きそば | - | - | 90円 | 90円 | 90円 | 90円 | 90円. | 90円 | - | - | - | - | - | 114円 | - |
| 菊水サッポロ生ラーメン440g(麺のみ) | 158円 | 148円 | - | - | 153円 | - | - | - | - | 163円 | - | - | - | 201円 | - |
| オカメ極小粒納豆 50g 3P | 60円 | - | 60円 | 60円 | 60円 | 58円 | - | - | - | 60円 | - | - | 70円 | 70円 | 途中で他メーカーにするもオカメに戻ってきた |
| ヤマザキ匠醇 食パン(OK専売?) | 79円 | 79円 | 79円 | 79円 | 79円 | 81円 | 81円 | 87円 | 87円 | 87円 | 87円 | 87円 | 87円 | - | 23年7月より朝食パンはやめた |
| 食品類(冷凍) | 21年5-6月 | 21年7-8月 | 21年9-10月 | 21年11-12月 | 22年1-2月 | 22年3-4月 | 22年5-6月 | 22年7-8月 | 22年9-10月 | 22年11-12月 | 23年1-2月 | 23年3-4月 | 23年5-6月 | 23年7-8月 | - |
| 味の素洋食亭ハンバーグ(冷凍) | - | 170円 | 170円 | 170円 | 149円 | 149円 | - | 190円 | 190円 | 183円 | 183円 | 179円 | 222円 | 222円 | 美味しいので値上げでも買っちゃう… |
| テーブルマーク讃岐うどん5P(冷凍) | - | 169円 | 169円 | - | - | 169円 | 169円 | 189円 | - | 201円 | 198円 | 198円 | 198円 | 198円 | 美味しいので値上げでも買っちゃう… |
| マ・マーソテーナポリタン(冷凍) | - | - | - | - | - | - | 149円 | 159円 | 159円 | - | - | 163円 | 163円 | 172円 | 美味しいので値上げでも買っちゃう… |
| 食品類(その他) | 21年5-6月 | 21年7-8月 | 21年9-10月 | 21年11-12月 | 22年1-2月 | 22年3-4月 | 22年5-6月 | 22年7-8月 | 22年9-10月 | 22年11-12月 | 23年1-2月 | 23年3-4月 | 23年5-6月 | 23年7-8月 | - |
| ハウスプロクオリティレトルトカレー4P | - | - | - | - | - | - | - | 348円 | - | - | - | 368円 | - | 410円 | - |
| ニップンホットケーキミックス200g*3 | - | 167円 | 167円 | - | - | 167円 | 167円 | 167円 | 167円 | - | - | - | - | 194円 | - |
| JOYL 芳醇ソフトマーガリン375g | - | - | - | 149円 | 159円 | - | 159円 | - | - | 159円 | 185円 | 185円 | 185円 | - | - |
| ミックスたまご | - | 158円 | 158円 | 158円 | 112円 | 143円 | 163円 | 153円 | 173円 | 198円 | 233円 | 254円 | 254円 | 224円 | - |
| マルサン調整豆乳1000ml | - | - | 143円 | - | 143円 | - | - | - | - | - | - | - | - | 149円 | - |
| マルサン調整豆乳1000ml 6本 | - | - | - | 828円 | - | 828円 | - | 863円 | 863円 | - | 863円 | - | - | - | - |
| マルちゃん正麺 5P | - | 298円 | 298円 | 298円 | 298円 | 298円 | 307円 | 307円 | - | - | - | - | - | - | - |
| 明星チャルメラ 5P | - | - | - | 265円 | - | - | - | 306円 | - | 298円 | 298円 | - | - | - | - |
| マルちゃんごつ盛りソース焼きそば | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | 100円 | - | 102円 | 112円 | - |
| ニップン信州そば720g(乾麺蕎麦) | - | 278円 | - | - | - | 258円 | 307円 | 307円 | - | - | - | - | - | - | - |
| 日用品 | 21年5-6月 | 21年7-8月 | 21年9-10月 | 21年11-12月 | 22年1-2月 | 22年3-4月 | 22年5-6月 | 22年7-8月 | 22年9-10月 | 22年11-12月 | 23年1-2月 | 23年3-4月 | 23年5-6月 | 23年7-8月 | - |
| エリエールティッシュ 180W 5P | - | 285円 | - | 278円 | 285円 | - | - | 328円 | - | 298円 | - | 397円 | 397円 | 397円 | こんなに買ってたんだ… 乗り換えも含めて考慮が必要 |
| エルヴェールトイペ 12ロール | - | 328円 | - | - | 348円 | - | - | 348円 | - | - | 398円 | - | - | 415円 | - |
| LUX シャンプー 詰め替え2.5回分 | - | - | 448円 | - | 478円 | - | - | - | 478円 | - | - | 638円 | - | 638円 | 別の店で500円台だったのを見つけた… コンディショナーも含めると結構な差… |
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この辺を未だにゴチャゴチャにしてるメディアがいて怖い。
発売前の圧倒的人気は初期の売上に直結するけど、作品のクオリティとの相関関係は決して高くない。
現在は発売直後からレビューが沢山出るようになったし、フラゲしてレビューするのを生きがいにしてる連中もいるから前評判が完全に過大評価の場合はすぐに知れ渡っている。
でも過大評価の程度が緩やかな場合は多くの人が「なんとなく期待外れだったかも」と口にするまで真実はヴェールを被ったままに時が過ぎる。
今日ニュースで、中学校の先生が作った現代版の仏像ってのをやってた
記事では石原さとみに似てるって言われてたけど、私の印象ではめっちゃ壇蜜に似てて笑ってしまった。
どんな顔にありがたみを感じるかはたぶん人それぞれなので、壇蜜顔の仏像があってもいいと思うけど、もし私が仏師なら浅田真央か、愛子さまをイメージしながら彫るかなぁ。
切れ長のしょうゆ顔が相応しいと思いきや、インド人は目鼻立ちがクッキリしてるわけで、どんな顔が仏像顔とは一言では言えない。顔というより柔和な表情かな?神秘的というか、私生活が謎のヴェールに包まれている感というか…。あ、これがアルカイックスマイルってやつか!!
女性ばかり挙げてしまったが、男性だとどうだろう。中性的な神木隆之介、サッカーの内田篤人なんかはいい線いけそうな気がする。先程のインド人の例でいえば、インドの俳優は仏像にするとゴージャスで映えそうではある。バーフバリの人とか(バーフバリの人しか知らんけど…)でも仏像っていうより仁王像か?
とにかく左右対称で整った顔立ちであることは間違いない。かといってキムタクはちょっと違う気もする。ちょっと野生味が強すぎる。シワがないことは重要なファクターのひとつだろう。…あ、香取慎吾!!香取慎吾はめっちゃ仏像っぽい!!奈良の!あまり骨ばってない、ふっくらとした顔が望ましいのかもしれない。
『このマンガがすごい!2023』の4位になったらしい名作なんだ
月曜にジャンプラで電子版が公開されてたので読んでみたが、めちゃくちゃ面白い!!
そして、続きが読みた過ぎるし、電子版じゃなくて紙の単行本が欲しいわ!ってなったので本屋に行って4巻を買ってしまった
単行本買ったのなんて鬼滅の最終巻以来だよ(ブームの中、最終巻だけ買った)
こんな面白いマンガ、読まずに過ごしていくのは絶対に損だと思うので、プレゼンしていくぞ!
読んだことない人への布教のつもりだから勿論ネタバレには気を付けるけど、面白みの紹介のためには序盤数話分はどうしてもストーリーに踏み込む必要があると思う
そこは申し訳ない
https://shonenjumpplus.com/episode/316190246999430065
…では、いいかい?
「話」と意味は変わらないのだけど、「話」よりも「噺」のほうが「語って聞かせる物語」的なニュアンスが強い漢字となる
現代で「噺」の漢字が使われる場面は「噺家(はなしか)」くらいかなと思う
「噺家」とは物語を語って聞かせる職業の人で、ほぼ落語家と同義語
これは主人公の少女「あかね」の、「あかねに関する物語」という意味と、「あかねの語る落語」という意味のダブルミーニングだと思う
長くなりそうだから章立ててくよ
じゃあ序盤のストーリー、少しだけ要約するよ
志ん太は落語家の階級としては中堅で、最終ランクである「真打」への昇進を目指している
中堅どころなので稼ぎはよろしくなく、妻、つまりあかねの母の稼ぎで家計が成り立っている
父はヒモだとクラスの男児にからかわれてケンカするほど、あかねは活発で気が強く、父を大切に思っている
そしてあかねは家で練習をする父の落語が大好きで、幼いころから父の真似をして、落語に親しんでいた
志ん太は家族のためにも、真打へ昇進するための最終試験に挑むことになる
落語家一門の「阿良川一門」の重鎮たちが揃う中、昇進試験の落語を行ったが、阿良川のトップ、阿良川一生がなんとその日の受験者を全員破門にする
それ以降、志ん太は落語家を続けられなくなり、一般企業に就職し、経済的にはむしろ裕福になった
そしてあかねは高校生になり、父の落語を認めさせるためにも、落語家への道を進んでいく…
というのが第一話
まず、落語マンガではあるのだけど、バトル物かと思うくらい、ライバルやラスボスの描き方がうまい
最後までラスボスがヴェールに包まれてわからないようなマンガも多くあると思うけど、このマンガは第一話からラスボス阿良川一生がはっきりと描かれ、そこに向かってあかねが成長していくような熱い展開となっている
ラスボスを隠すパターンは謎解き感が演出されるのに対して、ラスボスがはっきり序盤で出てくるとそこに到達するときの盛り上がりがすごく熱くなる
父はその後もちゃんと生きているはずだが、マンガではその後単身赴任として描かれず、バトルマンガで言えば「父は阿良川一生に殺された」状態
まあ落語家としては殺されたんだけど
ラスボス阿良川一生と父、またあかねとの因縁がこれ以上なくはっきりしてて、かつ、阿良川一生は落語界最大の重鎮
それに加えて、志ん太の元師匠で、今のあかねの師匠である阿良川志ぐまも、何やら阿良川一生と因縁があるようで?ここははっきり描かれていない伏線になってそう
おそらく中ボスという感じで、あかねと年齢は近いけど、天才的な実力で若くして中堅ポジションに昇格したカリスマ落語家で、阿良川一生の弟子
この辺の演出は本当にバトルマンガ王道物って感じの熱さがあってすごくいい
ジャンプと言えば努力→友情→勝利だけど、あかね噺もそのパターンが組み込まれている
そしてそのサイクルがめちゃくちゃスピーディに展開する!
あかねが壁に当たる→兄弟子のふんわりした助言→あかねの解釈、努力→成長!
だらだら失敗したり、だらだら修行したりしない
何か掴んだ描写があったら、その後の練習は描かず本番に移るので、ダレるタイミングすらない!
こんなにグングン成長していく様子が、読んでて気持ち良くないわけがない!
ここの展開の速さが、このマンガにぐいぐい引き込まれる最大の要因だと思っている
ここまで読むと、王道バトル物をスピーディな展開で飽きさせないだけなのかな、って感じたかもしれない
当然それだけじゃないんだわ
ちょっと専門的になるけど、ここを書きたかったからこの増田を書いているので頑張ってついてきてね
このマンガの最大の魅力は「劇中劇」がふんだんに盛り込まれながらストーリー展開するところだ
「劇中劇」とはなにかというと、「作中作」とか「物語中物語」とかいわれるように、お話の中にさらにお話が入れ子になっている構造を指す
「あかね噺」という物語の中で「饅頭怖い」という落語が語られれば、それは物語の中の物語なわけだ
で、その劇中劇がなんだってんだよ、と思うだろうけど、劇中劇で語られる物語が、外枠の物語とリンクすることで、物語中で語られない意味合いを伏線として提示することもできたり、外枠の物語で登場人物が感じていることを劇中劇の人物がリンクすることで強調したりすることもできる
つまり劇中劇を上手に使えば、本編で深く語らない内容を読者に伝えることができるようになる
「あかね噺」は落語マンガなので当然、物語中に落語を演じる場面が多く出てくる
もちろん知らない人のために、最低限の演目の内容紹介はある
さらっと読むにはそれでじゅうぶん足りているし引っかかりもない
しかし、この劇中劇である落語が分かると、めちゃくちゃマンガの解像度が増すんだ
読者もyoutubeなどで探せばどの落語も全編視聴することができるし、その演目の見せ場や意味も読者はネットで調べて知ることができる
ぜひ、一度マンガを読んだ後、時間がある時に扱われている落語を視聴してもらいたい
そしてもう一度マンガを読んで欲しい
例えば冒頭の場面、あかねの父、志ん太が寄席で演じて、さらに帰宅後にも練習する演目は「大工調べ」という落語だ
これは経済的に貧しくて家賃を滞納した人物が、大家に商売道具である大工道具を取り上げられ、大工の棟梁と一緒に大家に道具を返してくれるよう交渉するという話だ
これは、落語でほとんど稼げない志ん太そのものの立場と重なっているし、商売道具を取り上げられてしまう未来を暗示しているとも読める
(その後最終的には奉行所までいって道具は取り戻すストーリーなので、最終回では大工の棟梁=あかねが父の落語を取り戻す、つまり父の落語(のもっと上の師匠の落語?)を継承するエンドの暗示かもしれない)
日々真面目に働かない亭主がある日、浜で大金を拾ってきて、大酒飲んで寝てしまったので、妻が大金を拾ったのは夢だということにして金を隠し、亭主が真面目に働くように訴える
その日から更生し、財を成したある日、あの時は夢ではなく妻がお金を隠して亭主を騙したことを告白し謝るが、亭主はお前のおかげで身を立て直せたのだと感謝する
そんな人情話だ
これがなかなかすごい
志ん太は芝浜の亭主とは逆で本当にまじめで、家族のために昇進したいと、真面目に芸に取り組んだ試験だったのに、その挑戦は夢と散るという、芝浜のストーリーとは逆の構造を見出せすことができる
しかし、経済的な意味では芝浜と同じで、落語なんて食えないことをやってたのが、夢から覚めてサラリーマンになって稼ぎが増えた、とも言える
この場面の志ん太と、芝浜の対比を考えるだけでいくらでも飲めそうな話になっている
これはこんな話
みんなが何かしら怖いものがあるだろう、と言いあってた時、何も怖いものなんかないと言い張る男がいたので、さらに追及すると、本当はまんじゅうが怖いと言い出した
そして寝込んでしまったので、もっとからかってやろうとみんなでまんじゅうを買い集めて、男の枕元に並べた
起きた男は、怖いーとおびえるふりをしながら美味しくまんじゅうを食べてしまった
怖い怖いと言ったらみんながまんじゅう持ってくるだろうと思っただけで、本当はまんじゅう大好きだった、という話
つまり、怖いものなしの無敵感満載の男が躍動する滑稽話なんだけど、これをあかねが初舞台で堂々とやるわけさ
いやもう、これで終わらずずっとこの調子で色んな落語が出てくる
マンガ読む→落語見る→漫画読み直す→落語見直す→また漫画読み直す、ってサイクルをずっとできる
紙で欲しいね、これは
あとはですね
「三方一両損」って落語があるんだけど、あれ、序盤の掛け合いは面白いんだけど、後半のお奉行様が出てくるところは別に面白くないのよ
それがこのマンガで、真面目過ぎると面白い、みたいに書かれてて、ああ、確かに、そう見ればそうかも、ってなった
おかげでイマイチわかってない落語についてもちょっとわかった気がする
マンガから落語、落語からマンガ、どちらも理解度が増すってめっちゃ得だよね
もう少し魅力を語るならば、落語ってひとりの人物が複数のキャラクターを演じ分ける形態だけど、落語の語りを声色も何もないマンガで見せるわけなので、表情の描き分けなんかも面白い
絵の技術、というか、マンガの技術もしっかりある人じゃないと、このマンガは面白く描けなかっただろうなってのはちょっと思います
作画の馬上鷹将先生、ありがとうございます!
まあそんなわけだ
読んでみて