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2025-10-13

国民民主党の「手取りを増やす」は実現できない。連合が許さないから

国民民主党手取りを増やす政策って矛盾があるから実現はしないんだよ。

本当に増やさなければいけない層にアプローチする訳じゃないから、実施ししてしまうと国の財政や税の公平性に大きな問題を引きおこし、実体経済悪化させる。

一方で、本当に増やさなければいけない層にアプローチすることは支持層、得に推定大企業が9割近くを占めると言われる連合がそれを許さない。

本来手取りを増やす」べき層と、国民民主党の掲げる「手取りを増やす政策乖離

計算すると分かるけど、国民民主党施策で最も利益を得るのがサラリーマン高所得者層。ただこれ、全人口の上位5%ぐらい。

現実的格差拡大物価高の影響を強く受けており、手取りを増やさなければならないのは中央値より下の人たち。

得に世帯年収が300万円前後から住民税課税世帯までの間ぐらいの手取りを増やす必要が急務だと言える。

ここが現在ぽっかりと穴が開いたみたいになっていて、年金医療などの公的支援等を通して行われる利益再配分を通して最も負担率が大きくなっている。物価高の影響も強く受けているし、ほとんどが中小企業勤めであるため賃金上昇も限定的だ。

彼らの手取りを増やすには、その上位層はむしろ手取りが減るように税制を変えなきゃならないんだが、国民民主党の最大の支持基盤労働組合連合がある為に、それは実現できない。

国民民主党支持基盤連合とは

連合とは、全国労働組合総連合会の略で連合という。

いつも「労使協議」というと、この連合と、経団連が出てきて始まるし、政府労働政策議論するときには代表者として呼ばれることが多いため、彼らが労働者の代表であると思われがちだ。

しかし、否。


労働組合、得に連合は、ほとんどが大企業か、大企業に相当する組織組合員しかいない事をご存じだろうか。

彼らは労働者の代表ではない。大企業に勤める比較的裕福な労働者の集団である

階層化した現代においては、労働者というより既得権益なのだ


連合は、現在組織拡大の努力をまともに行っていない。

新しい中小企業労働組合ができようとするのを支援するとか、労働組合に入っていない労働者を支援するとか、そう言うことをほとんどしていない。もちろんポーズは行っているが、現実問題組織率は下がる一方だ。

連合を含む全動労組合に占める従業員1000人以上の組織大企業率)は約七割と言われており、連合はその中でも特に大企業率が高い。

さらに、大企業従業員に占める労働組合組織率は4割程度だが、中小企業では既に1割を切っていて久しい。

既に労働者の代表ではなく、大企業に勤める比較的裕福な労働者の集団既得権益者の集団になっている。


そんな連合組織率低下に苦しんでいる。中小企業労働者が加盟しないと言った事や、活発な組合があったと思ったら連合系産別労組から脱退したりと言った事が発生している。

さら大企業でも労働組合に入らないと言う選択を採る従業員が増えていると言われ、組織率は下がる一方だ。


そこで言われているのが「労働組合経営側と対立するのではなく提案型でやれ」「労働組合組合員利益を最優先にしろ政治闘争ばかりやるな」と言うことである

得に大企業率が高い産別労組、電力労連(電力会社社員構成UAゼンセン(日本最大の産別労組化学産業など)自動車総連自動車会社労働組合電機連合日立ソニーパナソニックNEC富士通など)が国民民主党の支持に回っているが、これらの労働組合特にその性質が強いといえる。


その結果、それが激しく強く出たのが国民民主党の、一部で「ポピュリズム」とッ半を受ける「手取りを増やす」という政策である

なぜ実現しないのか それは「実現させては社会おかしくなる」と知っているか

以上のことをまとめると、今の状況は

政治は色々なことがあるが、少なくとも国民民主党はこういった背景を持つ党であると言う事を認識して政策をみておきたいものだ。

2025-09-30

anond:20250930160407

元の主張は「人手不足ではなく“給料不足”。時給を3,000円にすれば学生主婦高齢者で十分まかなえる。移民不要」という趣旨ですが、これは現実日本経済制度人口動態を正確に踏まえていません。

実務の現場では、①国内の可動労働力の“量”が足りない、②制度上フルに働けない層が多い、③一部の産業価格規制労働時間規制で“賃上げだけでは人が埋まらない”、④それでも需要は拡大している――ために、たとえコスト高でも外国人材を雇わざるを得ない、というのが実態です。

以下、エビデンスを示しつつ反論します。

  

1) そもそも“人”の母数が減っている(賃上げ解決できる話ではない)

日本の15~64歳の生産年齢人口は長期低下トレンドで、足元まで減少が続いています

労働需給はこの「分母」の制約を強く受けます賃上げ労働参加が多少増えても、人口要因は跳ね返せません。

日本銀行や総務省系の統計系列でも、働き手の確保難が慢性化していることが示されています

加えて、有効求人倍率総合で1倍超を維持(=仕事の数が人の数を上回る)。産業別では建設介護・運輸・宿泊飲食などで特に逼迫が続きます

  

2) 「国内の未就労層を賃上げで動かせばよい」には制度的な限界がある

学生在留資格留学)で働けるのは学期中28時間/週が上限。そもそもフルタイムの穴は埋められません。

既婚女性社会保険の“年収の壁”(106万円・130万円など)が就業調整を誘発。政府自身が壁対策を進めていること自体が、制度労働時間拡大のボトルネックである証拠です(2025年法改正要件撤廃方向)。

高齢者:在職老齢年金の仕組み( earnings test )は一定閾値年金が減るため労働供給抑制し得る、との実証研究内閣府エコノミストから出ています。体力面の制約も大きい。

まり、“賃金さえ上げればみんなフルタイムで働く”という前提がまず成り立ちません。

  

3) 価格規制労働時間規制のある産業では、賃上げだけで充足しない

介護介護報酬という公定価格の枠内で賃金原資が決まるため、事業者単独賃上げ余地には限界があります。一方で必要人数の見通しは2026年度+約25万人、2040年度+約57万人の不足と厚労省公表。足元から構造的な人手不足です。

物流トラック):2024年残業上限規制運転時間のもの物理的に縮小(いわゆる「2024年問題」)。賃上げしても“時間の空白”は埋まらず、輸送能力は落ちます

建設国土交通省調査でも技能労働者は恒常的に不足。工期や安全規制の制約下で、賃上げだけでは直ちに人が湧いてくる構造ではありません。

  

4) 需要はむしろ膨張している(観光サービス

インバウンド2024年コロナ前を超えて過去最高を更新2025年過去最速ペース。

宿泊飲食・小売・交通人員需要は増え続けています国内必要人数が増える一方、供給側の人口制度制約は緩まない――ミスマッチが拡大しています

  

5) それでも企業外国人を雇う“理由”――高コストでも代替がないか

移民外国人材)は安い」というのも誤解です。企業側には日本採用にない追加コストが確実に乗ります

代表例:

手続支援コスト在留資格特定技能)で雇う場合、受入企業には生活日本語・行政手続支援10項目が義務化され、外部の登録支援機関委託するなら1人あたり月2~3万円程度の委託料が相場公的団体解説

初期費用採用渡航・住居手配・日本語/技能訓練などの初期費用は1人70~100万円程度を見込むケースが一般的に紹介されています(実務ガイド)。

コンプライアンス監督技能実習/特定技能監督官庁・監理団体の関与が強く、違反時のリスクも高い(制度目的保護規定法令で明記)。

まり日本採用より“高コスト”で“手間も大きい”のが普通です。

それでも企業外国人材を選ぶのは、国内だけでは必要数を確保できないからにほかなりません。

政府もこの現実を踏まえ、特定技能対象分野拡大・受入れ拡大方針を明確にしています

  

6) 「まず国内補助金を出せば足りる」への再反論

公費・補助で狙い撃ち賃上げをしても、介護のように公定価格産業では結局“国民負担”(介護保険料や税)に跳ね返ります

物流労働時間規制ボトルネック建設養成時間がかかる。

加えて、女性高齢者就業拡大は政府も推進中ですが、制度壁の撤廃や保育・介護家事外部化には時間がかかり、直近の欠員は埋まりません。

MHLW白書も、近年の人手不足は「長期的・粘着的(persistent)」だと総括しています

  

7) 事実関係のまとめ

人口の分母が縮んでいるので、賃上げだけでは全体の穴は塞がらない。

主要産業の欠員は慢性的介護建設・運輸・観光)。

国内就労層は制度・体力・時間制約でフルに動かせない。

外国人採用日本人より“高コスト”だが、それでも需要を満たすために必要

  

結論

「時給3,000円にすれば国内だけで回る」は、人口制度規制需要の四つ巴の現実を見落としています

現場では、外国人採用は“安いから”ではなく、“高コストでもそれしか選択肢がない場面が増えているから” 進むのです。

日本賃金水準引上げや制度改革年収の壁の撤廃等)は重要で、同時並行で進めるべきです。ただ、それらの効果が出るまでのタイムラグと、そもそも人口制約を考えれば、移民外国人材受入れ、国内の省人化投資労働参加促進の“三本立て”以外に現実解はありません。

政策企業行動も、すでにその方向に舵を切っています

必要なら、あなたの想定する具体的な業種・地域を教えてください。その条件で、どれだけ国内人材で埋められ、どこから外国人材が不可欠になるか、数字で試算します。

2025-02-17

意味のない努力

同期と比べるとたしかピカイチな成果はないけど、普段業務ではそこまで遜色ないはずだと思っていた。

落第点ではないはずだと思っていた。

その結果はこのザマ。出世は2周回遅れで打ち止め確定。休職を繰り返して、実質半分しか勤めてないやつと同じポスト。こっちは必死に長時間動労に耐えて、理不尽命令精神をすりつぶしてきたのに。舐められたもんだ。

まあ、つまり、「そういうコト」だったんだろう。厳然たる客観的評価自己認識とのズレ。自分が「大した事ない」と言い聞かせてきた同期との差というのは、傍から見たら地球と月ほどもある距離だったんだろう。

「確かに彼らほどはキラキラしていない。でも、こんなに頑張ったんだから、人並みの見返りはあってもいいはずだ」

そんな考え方は通用しない。社会には「努力賞」は存在しない。

結局、我慢して耐え忍んでも何も残らず、歳ばかりくってしまった。結果が同じなら、せめて自分の好きなこと、楽しいことをやっておくべきだったな、と思う。人生は有限なんだから

2024-02-27

https://anond.hatelabo.jp/20240227125513

趣旨は分かるし、効率改善をこそ図るべきとの意見も良いと思うが、論旨に合わせて「生産性」の定義意図的に捻じ曲げているのはいただけない。

間違いなく分かった上で書いていると思うが、生産性定義は「投入能力あたりの生産量」ではなく「投入量あたりの生産量」でしょ。

投入量の部分が具体的に労働量(労働者数または労働者数×労働時間)なら労働生産性になるし、資本ストック量なら資本生産性になる。

増田は「個人会社提供した貢献量」をインプット側に置いて、それで生産量を割ったもの生産性だと定義していて、それは確かに会社システムそれ自体生産性定義としては正しいと思うが、いわゆる労働生産性とは別の概念だよね。

一般に言われる労働生産性は、インプット側を「個人会社提供した貢献量」ではなく「個人会社提供した労働時間」で定義していて、これはつまり個人能力生産量を増減させる部分も会社生産効率に含めると考えていることを表している。

個人的には「同じ動労時間でも貢献量に応じて賃金は変化すべき」というスタンスに立てば、増田定義会社生産性を図る方がより実態に即しているという判断異論はないが、それはそれとして、一般定義とは異なる生産性定義を既定のものだと偽って「なぜ生産性理解しないのか」とうそぶくのは若干詭弁じみていると思われる。

2023-06-26

日本人の総自由時間は横ばい

この30年くらい

給料の平均は落ちてるんだが

女性社会進出により労働者数は増えているんだ

から賃金の合計は実は変わっていない

パイをより多くの人で分け合った結果そうなっただけと言える

むかしの男が女を養っていたと考えると、1人あたりの取り分は言うほど変わっていないのかもしれない

じゃあ、無駄に総動労時間だけ増えたのかと言えばそうでもない

まず日本人の総労働時間は少しずつ下がってるし、家事時間も減ってる

と考えれば余暇もいうほど変わってない

 

賃金も変わってない、余暇も変わってない

変わったのは女性役割立場、自活できるようになったこ

あと税金社会保障費が増えたこ

あと物価が上がったことだ

 

苦しい理由は決して給料のせいではない

2022-10-03

NHKブクマカも雑踏事故を甘く見過ぎ

インドネシアスタジアムでの暴動で多数の死者が出た事件で、NHKがあたか暴力が主原因で170人以上が死んだと取れるような報道をしているが

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20221002/k10013845461000.html

はっきり言って間違いだと思う。素手暴力でこんなに死者は出ない。

一方、雑踏の事故では簡単にこれだけの死者は出る。だからこれは観客席に催涙弾を打ち込んだ警察が原因と思われる。

日本警察であればこんな事はまず起きない。だがこれは日本スゴイって話じゃない。ちょいと説明しようと思う。

 

行政権としての警察権力

警察司法権機関であるだけでなく、行政としても強い権力を持っている。

から雑踏に関しても命令する権限があって、人が集まるイベントを届け出なくやったりすると怒られるわけだ。

店の外の行列放置していれば「ちゃん店員警備員雇って整理しなさい」と言われるし「○○という有名人が△△に来てる」っていうデマを流して将棋倒し惹起したら逮捕される。

 

警備業というのは監督官庁警察になっていて、更に警察官の天下り先でもある。また社長警察上がりというケースも多い。

元々警備業はボディガードなどから派生して色々な形態の警備を請け負うようになったのだが、実はその前から同様の警備請負をする人士達が居た。右翼である

右翼ボディガードだけでなく労働運動潰しなども請負い、暴力行使や時に殺人も行っていた。更に昔の右翼ヤクザと不可分の所も多かった。

 

昭和30年代にTVで「ザ・ガードマン」というドラマ放送されると雨後の筍のように警備業者起業されたのだが、ここに右翼/ヤクザ経営企業舎弟会社が大量に入り込んでしまったのである

警備請負というのは暴力からの防御という仕事が多い。それは即ち対抗するための暴力だ。

一方、警察というのは国家という暴力装置の実行装置だ。暴力装置たる所以暴力の独占であり、警察コピーした暴力世間にあってはならない。

また、道路工事での交通規制でも警備員必要だが、土建業というのはヤクザ企業舎弟が大変に多い分野だった。つまりヤクザ資金源になってしまう。

という事で警備業法というのが施行され、警備業は警察監督庁とする許認可事業で、前科がある人間雇用禁止警備員は法含む研修必須などが定められ、業務が完全に警察の指揮下に置かれたわけだ。

警察天下り先って事で、利益誘導の面もあって警備業の派遣先が増える結果にもなった。「これやるなら警備員を何人以上配置せよ。その配置図を出せ」って何かにつけて言われるって訳ね。

因みに以上の経緯から警備員の装備というのは厳しく制限されているよ。例えば警察署の前で長い棒をついた私服警官が立ってる事がよくあるが、あれは実は軍隊と同じ立哨で立ち方も決まっている。持っているのは「警杖なのだが、あれを警備員が持つことは禁止されてる。警棒の長さや形に制限がある為だ。

兎に角暴力装置代替ダメなのだ

 

日本で雑踏事故が少ないのはこういう戦後の経緯の末に、人が集まる事をせんとする場合警備員の配置と雑踏警備計画を提出させられるからだ。

雑踏での人の流れは流体として考える

 

雑踏警備での鉄則は「一方通行」と「ボトルネックを無くす」である。これは群衆が流体のような動きをするからだ。

 

一方通行にしない場合にどうなるというと、「クサビが噛み合った状態」になる。

例えば広いところの間にトンネル通路がある場合で、通路の両側から群衆が押し寄せた場合通路入口では「通路の半分からはみ出さない」という動機が働きにくいので通路のほぼいっぱいに広がって進行する。

だがこれは反対側でも同じなので、出口付近では人一人くらいの隙間をぬって通る事になる。

これは上から見ると三角形のクサビが噛み合っているような状態になる。効率的には最小化だ。

後ろから押されているので隊列が狭くなると群衆密度が増す。だが人は一定以下では足の歩みが出来ないので押されてやがて転んでしまう。

後ろの人間は前で起きていることが見えないので前にどんどん進行してくる→それらも更に転倒する、となって、転んだ人とのその手前の人間には数百キロ~数トンの圧力がかかり、皆死んでしまう。

これが通路を対面通行にした時に起きる雑踏事故だ。通路一方通行が鉄則なのはこういう理由だ。

 

ボトルネックがあった場合は、細くなる手前で群衆圧力が上がる。

更にボトルネック手前の壁に当たった人間通路に戻ろうとして横から割り込む→圧力が高いので弾き出される、となってそこでグルグル回って出られなくなったりする。まるで落ち葉だ。

でもそうする事でただでさえ高い群衆密度へ割り込まないとならない人が出て局地的に密度が極度に高くなる→転倒事故、あとは上記の例と同じで死亡事故まっしぐらである

から「狭くなる」箇所というのは作ってはいけない。狭い場所があったらそのずっと手前からパイロン等で狭い状態継続した状態にせねばならない。

 

ボトルネックを無くす」の類型に「通路をのばす」というのもある。

立体交差する駅で秋葉原駅階段一本で山手線総武線ホームが直接行き来出来るのに、武蔵野線南浦和駅はわざわざ遠回りして通路を歩かされる。不合理だと思った事ないだろうか?

これは秋葉原通勤ラッシュなどを然程考慮してなかった昭和初期の建設南浦和痛勤ラッシュ常態後の昭和後期開業である為で雑踏事故対策なのだ

電車の降車客は波状的なので、長い通路をダラダラ歩かせてそこで客の波を吸収してしまおうという思想だ。

秋葉原では短い階段ホームに直接客が展開してしまい、群衆密度が高い箇所がホームという危険状態になってしまう。

 

地下鉄高田馬場駅の改札はホーム端の先にあるが、2004年頃の改築でホーム中ほどから改札への通路増設した。

出口は一緒だから一見無意味な改造だ。だが長い通路で吸収して階段の手前で滞留する客がホームに溢れるのを軽減する効果があるのだ。

過去の事例

 

日本の雑踏警備に影響を与えた事故というのがいくつかある。

 

彌彦神社事件1955年

新潟神社で行きと帰りの初詣客がかちあって滞留状態になった。そこでやがて参道石垣が崩れて100人以上の死者。

だが石垣だけに問題があったのではなくて、群衆密度が上がりすぎて路肩にせり出し崩壊したものと思われる。

これは一方通行にしていなかったのが主たる原因の例。

 

日暮里駅跨線橋事故1952年

列車が遅延し、混雑が激化して日暮里駅の板張り跨線橋の羽目板が客の圧力に負けて崩壊。転落した客13人が電車に轢かれ8人が死亡した事故

対面クサビ状態ボトルネックの混合と思われる。跨線橋の角に押し込まれた客が流れに戻れず圧力が高くなって壁崩壊

 

上尾事件1972年

雑踏事故じゃなくて暴動なのだが、国労動労の順法闘争の為にダイヤが大きく乱れてカチ切れた乗客が駅員をぶん殴る、電車を悉く破壊するなどで収拾が付かなくなって機動隊が動員されて鎮圧

翌日から他の駅多数で度たび同じ暴動が発生する国電暴動となって東京カオス状態に。

大混雑と電車がいつ来るか知れないストレスフルな状態の上にアナウンスもせずにいた為に乗客の怒りメーターがレッドゾーン振り切ったの原因。

なのでこれ以降雑踏では拡声器を使ってうるさい程に行列に関する情報を与えろというのが鉄則となった。

 

宇崎ちゃん献血ポスター騒動の地と閉鎖区画フォークゲリラ集会禁止政策

数年前に宇崎ちゃん献血ポスター騒動というのがあった。セクハラっぽいポスター公益性が高い日赤が使うな!という騒動だ。

この騒動は一枚の写真から始まったのだが、このポスターが掲出されていた場所というのは新宿西口JR京王の乗り換え通路である

ここには「新宿駅西口広場イベントコーナー」というのがあり、その対面に「新宿西口献血ルーム」があって、そこに掲出されたポスターだったのだ。

この「新宿駅西口広場イベントコーナー」だが、実はここは1992年頃まで工事バリケードなどで塞がれた単なる閉鎖区画だった。

照明もなく、ホコリが積もったままで少ない資材が置かれただけの殺伐としたところで、居心地の悪い場所だった。

実はここが封鎖されていたのは「新宿フォークゲリラ」という騒動による。

ここが広くなっているのは1966年竣工西口立体化時に地下広場として作られたかなのだ1969年学生中心のベトナム反戦集会新宿フォークゲリラが開かれ、機動隊が導入されて解散させれらた。この際、広場として整備されたもの東京都は「通路」に変更するという禁じ手使用通路公道占拠道交法違反)。

だがこの後も若者が集まり勝手ギター演奏などは続いていた。

そこに起きたのが国電暴動で、新宿駅でも暴動が発生。「別に反体制学生じゃなくても暴動起こすのかよ!」と頭を抱えた警視庁東京都は、別にギター持って屯してた連中と暴動関係なかったが、万一を恐れて乱雑にこの区画を閉鎖してしまった。

 

時代が下って最早反体制なども流行らなくなり、閉鎖区画のせいで逆に荒んだ状態になっている元地下広場有効活用として即売会催事場としての活用をするようになった。

初めはしょぼかったが、やがて政策アピール掲示や地産フェアなど商売がうまくなり、綺麗な内装もされて有用イベントスペースとなってきて人の流れも出来てきた。

そこで対面に献血ルームが出来る事になったわけ。

 

上記のように日本警察は雑踏事故防止に関しては極めて有能なんだが、その反面「人が集まる事」を嫌いすぎるきらいがある。

広場否定論なんだな。あんまり人が集まるのを封じてしまうと今度は現在ロシアみたいな事になってしまう恐れもある。

で、最近だと東京駅や池袋駅西口渋谷駅(予定)みたいにロータリーを追い出して広場を作るという方に行政の方がシフトしてきている。

そういう戦後史と行政史の果てに出来たのが「新宿西口献血ルーム」でそこに掲出されたのがあの宇崎ちゃんポスターだったってわけだ。

あの騒動は色々感情的過ぎたが、でも一方でその辺知ってるとアゴラの復活でもあったって訳なんだな。

 

という訳で、統率されない人間が大量に集合すると雑踏事故が起きるのはデフォルト状態で、警察行政が力を入れて制御してるから日本じゃ事故があまり起きないのだ。

インドネシアのは警察問題があり、観客席に催涙弾を撃って視界が乏しくなった客がパニックになったらどうやったって雑踏事故になる。観客席は階段状でそこに下り階段があるという構造ゆえ先が見えなくなるから普段でも危険構造なのだインドネシア警察は雑踏警備の監督指導などを普段からしていないのではないか

1964年ペルーで同じように暴徒に催涙弾を打ち込んで300人以上が死ぬ事故があったので、そういう事例研究をしていないと思われる。

警察が私らを人間扱いしていない」との被害者コメントが報じられているが、インドネシア警察人間扱いと同時に流体扱いをすべきだった。

日本警察がこんな事をしないのは人間の扱いの違いだけでなく技術的に経験を蓄積しているかである

2022-09-03

鉄道バスが数百円で乗れるのは不思議だと思う

鉄道バスは、実感的に安すぎると思う。

自家用車で行くとしても、ガソリンから車の管理費まで同じくらい費用が掛かるはず。

なのに、鉄道バスなら、自分運転しなくてよいという最大のメリットがある。

見逃しがちだけど、これは本当にすごいことだ。自分の移動労力が、ほぼゼロ円で代替されるのだから

それに、タクシーなんかを考えるといい。

私が移動代として適正価格と思うのは、そのタクシー代だ。

車での移動労力はタクシーでも同じなのだからコストとしてはタクシーを参考にするのが妥当なはずだ。

から鉄道バスの安さが際立つ。本当に感謝感激雨あられレベル

地方なんかは特にそうだが、鉄道バスなどの公共交通もっと積極的に値上げしてもいいんじゃないかとさえ思う。

2021-08-21

anond:20210820160050

俺らは肉体動労もできるけど、お前はゴミ拾い以外に選択肢もないもんな。かわいそう・・・

頭使ってシステムを作るから、お前は駒として動いてくれ。期待してる!

2021-08-03

anond:20210803120351

道路できまくったら鉄道に金入らなくなるだろ

黙って車を捨てて鉄道に乗りませう

国鉄千葉動労

2021-01-14

anond:20210114120615

43才プログラマー男性だけど

土木いいなぁっておもうよ

肉体動労うらやましい

2020-09-20

金を消費するということはいったいなんなのか

例えば1億円手に入れたら、それで絵画を買います

1億円の絵画です。

その絵画を燃やしました。

あれだよ、Youtubeで「1億円の絵画燃やしてみました」とかやって収益回収とかしないよ。

ただただ人の居ない場所ドラム缶に人里離れてガソリンつけて燃やします。

中途半端にちぎれたシュレッダーされた絵ではありません。完全に灰にしてそこらへんにチョロチョロ捨て置きます

あの1億円はどこに行ったのか?分かりますか?

そもそも金はどこからやってきたのか。

もとを辿れば労働者自分時間を切り売りすることで金を生み出します。

資産家が貸付で利子やら配当を貰えるのも、労働者動労価値を掠め取ってるからなので、もとを辿れば労働者が生み出しました。

これは理解できると想う。

その労働価値労働者搾取されたり普通に買い物したり税金搾取されたりして、巡り巡って誰かの懐にお金として移動します。

ビル・ゲイツお前だ!

ビル・ゲイツが先に上げたように一億円の絵を燃やしました。

一億円の価値は消えたような気がしますが。実際は絵を買ったときに別の人に一億円が渡っているので、なんとなく社会には一億円が残っています

社会全体のお金の量は減っていない感じします。


ところでこのビルゲイツは狂っていました。現金1億円を札束状態で燃やします。無意味行為ですが狂っているビル・ゲイツはそんな感じの人です。

この一億円はどこに消えたんですか?

社会からただただ一億円が消えましたが、これってどういうことなんだろう。よくわからない


このシミュレーションからわかることは「労働者労働から現れた金は、誰かの行為によって無に消すことが出来ます

この特性は何なんだろう。なにかに使えそうな気がするし、そもそも狂ってるやつそんなに居ないから考える必要ないっていうことになるんだろうか。


逆に考えるなら、社会性質として「金」が際限なく積み上がっていくってことはあると思う。これは社会が豊かになっていると言えるのか?

社会が豊かであるかどうかは労働者労働時間の減少で測る必要がある気がする。

「金」が溢れている世界は、単にインフレになっているだけのような気がする。

あと別にかになることが世界目標かどうかも、それぞれの人間の間で合意できるか微妙だな。

2018-02-27

うちの裁量動労雰囲気

残業代

基本給に裁量労働手当として40時間分の残業代と同じだけ手当がついてる。

これはどれだけ残業しても、しなくても変わらない。

残業時間

上述の40時間を超えて残業をした場合残業代が別で出る。

50時間残業をすると、10時間分の残業代が出る感じ。

土日、深夜に働いた場合は、その割増分だけ別途支給される。

リモート勤務

禁止。出社しなければ働いた事にならない。

勤務時間

最長30分。これより短いと出社したことにならない。

コアタイム

ない。

運用とか

ルールとしてはここまでで、これを最大限解釈すれば

仕事が少ないときは勤務時間を短くしてても給料は減らないし

仕事が多いときは働いた分だけきちんともらえる。なんてホワイト

一方でもともと裁量性勤務でも、産休から時短で戻ると時短扱いになって給料が半分以下になる。

出社時間に決まりはないけど、定時に来ないとイヤミを言われる。

17時位に早上がりする人は多少いるけど、14時に退社する人はいない。

定時ぴったりは会社にいるっていう古臭い人が大多数。

好きな時間に働きたいのに、深夜や土日は手当が変わるからあんまり好きにできない。

出社しないと仕事したことにならないから、裁量を持って休みの日にちょっと仕事するインセンティブがない

一番良くないのは人事や賞与評価が必ずしも成果と関連していないこと。

どれだけ成果を上げても、あげなくても、裁量性だったら大体同じ給料になるから既得権益になりやすい。

現場からは以上です。

2017-05-14

共産党民進党選挙協力をしたら民進党は潰れる

なぜなら支持母体である労働組合が違うから

共産党系労働組合は、

だが、民進党系の労働組合は、

などがあって、各業界労働組合が重なっているので、労働者の奪い合いになっているのが現状だ。

ぶっちゃけ、カネ出してタダ働き(活動)してくれる労働者を奪い合っている。

末端で共産党系民進党(社民党)系が仲悪いのに国の方だけ協力するなんてちゃんちゃらおかしい!

連合は本当に労働者のために働いてくれる政治家応援すべきだ。

共産党民進党選挙協力しても得するのは共産党だけで労働者は得をしないし民進党は消えて無くなる。

2014-04-07

http://anond.hatelabo.jp/20140407021719

年俸制普通に残業代対象だし

裁量労働制残業代対象だぞ?

裁量労働制とは1年間の労働量を定めてその労働量を裁量で行っても良い。

というものなので会社側がその量を超える労働を依頼した場合は、その量をこなす時間がすべて残業代対象だぞ?

1日2時間しか働いていなくて30分が裁量労働制。1時間30分が会社側が追加でオーダーした労働に対する残業代という事は起き得る。

まりそれ違法

そもそも1年間の労働量を定められないあいまい労働形態では裁量動労製の採択が認められないだろ。

2013-08-27

http://anond.hatelabo.jp/20130827002740

一般社員残業代出るんだけど、一部社員裁量動労制になってる。

で、それを知らない社員も多い。

どうせ裁量労働だしとおもって、「あともう少しこだわりたい」をこだわってみたり、

社内をうろついて技術的な情報交換していたら、

このまんまのセリフ言われた事があるなって思いだした。

残念ながら頑張っても定時で終われない時もおおいんだけどねー。

なにせ本来4人いるべきところに1人しかいないものから

2008-11-24

http://anond.hatelabo.jp/20081124202230

自己責任を強調する奴ってなぜだか勉強スキルアップ系の努力だけ肯定して政治動労運動には否定的なんだよな。意図がみえみえだってばよ

どっちかというと努力は大事だろ(学歴については)と思うがわの人間ではあるんだが

政治動労運動」には否定的っつーのはちょっと参考になった。そうだよな。

民主主義国家なんだからそれは普通努力の一形態であってしかるべきだ。

公務員なので、政治活動とか労働運動は積極的にやって欲しい気もしたりする。

というかこの辺の議論って学校の改革みたいな話から来てると思うんだが、

公教育大学いける云々ってのとは別に、学校教育の中で

民主主義だの政治活動だの労働基本権(つか基本的人権か)とかとか、

その辺のことをもっと学ぶ機会がないとまずいよなぁとおもう。

義務教育の間に学んどくべきことだよなぁコレは

(あと基本的な財務諸表のみかたとか、契約についての考え方もあるか?)

http://anond.hatelabo.jp/20081124200554

別に自己責任とか努力経でもいいが、努力の範囲を勝手に狭く決めるのはやめてくれ。文句を言うのだって労力使う以上努力の一種なんだよ。

報われないとか言うかもしれないが言うだけですっきりできることもあるし、他の努力だって報われないことはある。

自己責任を強調する奴ってなぜだか勉強スキルアップ系の努力だけ肯定して政治動労運動には否定的なんだよな。意図がみえみえだってばよ

 
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