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はてなキーワード: 自治労とは

2025-10-14

anond:20251014212053

このあたりは国民に移るのはありうるかな。情報労連はなんで立民支持やってるのかよくわかんないレベル

ここは国民に移るかはわりと微妙かもしれない。どうかすると自治労はあるかも知れないが、日教組は厳しいだろうね。

一本化は無理でも、多くの候補国民に移るのは十分にあり得るな。

さらに立民は左派だと言われるが野田佳彦党首やってる様に中道左派結構右派的な議員も多い。元々自民党だった連中も多いしな。

社会党から生粋左派はもうかなり少ない。

玉木雄一郎代表が本気を出して、さらちょっと譲歩すれば一気に移ることもありうる。この際だ!乗っ取ってしまえ!

自民党政権に入るよりは現実的だぞ

国民にとっても、第一党は自民党だが、第二党として国民民主党、第三党として立憲民主党で、2,3の政党がお互いに牽制しながら政権運営するというのは好ましいでしょう。公明を取り込めればより良い。

参院では、左の政策を通す時は共産公明と協力、右の政策を通す時は自民維新と協力するスタイルで。

もっとも、こうなってくると共産さらに壊滅している可能性も高いが。

2025-07-24

anond:20250721083617

1人区などはトップ総取りなので、これまでの資産地盤候補者のいる立憲が、自民が落ちた分相対的に押し上げられて獲得した選挙区があるというだけで

比例は国民参政にも負けてるんだけどな

だそれが分かってるから立憲の上層部も今回の選挙は負けと言ってるわけで随分お気楽なことで

というか民主党は元々自治労日教組という日本社会党から続く鉄板支持基盤があり、分裂時にそれらは全て立憲民主党に付いていったので

国民民主は弱小政党になって、立憲が第二党の座を維持していたのに、その組織票があってなお国民に負けたという事実もっと危機感を持った方がいい

まり立憲は年々減る一方で増えることは無い組織票だけで今の地位を維持してるわけで、普通の国からは全く指示されていないという事だ。

これだけ自民党に逆風が吹いてもそれが立憲に行く事は無いんだから、今後も立憲が巻き返す可能性は全く無い

2025-07-23

anond:20250723013341

何故日本共産党中国は中が悪いのか?

これは日本左翼政党が基本非常に少数の左翼票(境界知能票)を奪い合う事で存続している政党からである

左翼政党同士はなんとなくイデオロギーを同じくする同士、敵は保守政党自民党と思いがちだがこれは誤解である

無論表面上は彼らの極ニッチ支持層に向けてアピールする為自民党攻撃する、そうすれば5%と言われる彼らの支持層から喝采を受けて当選することが出来る。

要は5%の奪い合いなので、本質的ライバルは同じ左翼議員左翼政党である

選挙というのは保守自民党攻撃するオリンピックのような競争を行い、金メダルに票が集まって当選するという競技

多くの左翼議員常軌を逸したような行動や言動が見られるのはこのため。とにかく目立たないと当選出来ない。日本人の95%に嫌われても、残りの5%にアピール出来たら勝ちなのである

で、日本共産党だが、彼らの票田は所謂野良左翼連合赤軍安田講堂テレビで同情的に見ていた老人である。彼らは脳の柔軟製が無いのでいまだに政府=悪、反政府=善だと思っている。基本歴史をS知らない

一方日本社会党、彼らの票田は所謂組織左翼発祥は旧コミンテルン北朝鮮ソ連崩壊後は中国共産党に合流したり、権力から独立が法で補償されている教育現場労働組合に潜り込んでいる。勿論政治家公務員にも多い。日本社会党は後に民主党に潜り込んでロンダリングを繰り返し現在立憲民主党と名乗っている。いくら名前を変えても支持母体は変わらないのですぐに分かる。

支持層は同じ左翼であるが、日本共産党にとって中国左翼票田を組織力で社会党側に囲い込む敵なので仲が悪い。単純な話

因みに、共産党の票田が烏合の衆野良左翼なのに対して、社会党組合などの組織なので

社会党支持母体のいいなり、走狗日教組自治労JR東などの巨大労組

共産党=一部の貴族党員トップとする強固なピラミッド組織

という違いがある。

共産党の方が組織力としては強固だが支持層が老齢化してどんどん死んで弱体化する

社会党立憲民主党)は支持母体の票欲しさにすり寄ってきたハイエナのような烏合の衆構成される為組織力がとても弱く何度も分裂するが、支持母体鉄板なので現在に至るまでそれなりの勢力を保っている

ただ議員は基本支持母体の歓心を買うための活動しかしない素人なのでたいした政治力はないし、間違って政権取ったりすると酷い事になる

2025-06-22

2025年都議選表現の自由アンケート感想(回答編2)

政党編1 政党編2 回答編1 回答編3

引用元2025年東京都議会議員選挙候補者に向けて実施した表現の自由についてのアンケート結果

世田谷区

小松 大祐(コマツダイスケ) : 自由民主党

設問(1):

A. 安易図書指定がなされないように条例運用を見直すべきだ

設問(1)の理由

表現の自由尊重しつつ、健全育成とのバランスを図りたい為

設問(2):

B. 民間自主規制がある程度機能している

補足:

都議会自民党は、都民負担軽減のため、その一つの手段として減税を訴えてきました。しかし、減税の導入には区市町村システム改修やIT人材慢性的不足、改修・開発コスト考慮しなくてはならない。また、国が取り組むシステム標準化も遅れている。市町村にとっては税収減が懸念される。東京都にとっては、都債発行に国の承認必要となるなど多くの課題がある。現在、これらの課題解決に全力で取り組んでおり、その間については滞ることなく、給食費医療費・私学授業料・018サポや水道基本料無償化など、できる限りの負担軽減策を先行して実施している。今後も都民を守るため、減税実現に向けて努力を続けます

設問の回答は悪くないのですが、補足があまりにも謎だったので取り上げました。他アンケート回答の誤爆とかでしょうか。

高岡 じゅん子(タカオカ ジュンコ) : 東京・生活者ネットワーク

設問(1):

B. 現状のままでよい・わからない

設問(1)の理由

安易指定問題だが、市民社会における表現の自由が守られるように配慮しつつ、児童ポルノの子どもたちの人権配慮としての対応をどうしていくかしっかりと検討すべき。

設問(2):

C. どちらともいえない

補足:

【Q2についての理由本来差別禁止法をつくり、それを機能させるしくみが必要です。人権侵害にあたるものを、表現の自由との関係議論・整理した上で、規制検討していくべきと考えます

生活者ネットテンプレ回答で、他候補2名の回答もほぼ同じ。選択が設問1はB、設問2はCで、一見中庸ですが、補足では「健全育成」とは別に、「差別禁止」を名目とした新たな規制を行えと主張しています

平井 しげるヒライ シゲル) : 自治労自治労から国民を守る党

設問(1):

A. 安易図書指定がなされないように条例運用を見直すべきだ

設問(1)の理由

インターネット時代に紙媒体だけを規制するのは実効性に乏しく、表現の自由侵害するおそれがある。

補足:

現代インターネット経由で誰もがあらゆる表現アクセスできる時代であり、紙の本や店頭販売だけを対象とした図書規制実効性に乏しく、時代にそぐわないものとなっています。また、曖昧基準に基づく8条指定図書制度は、行政による恣意的運用可能で、表現の自由侵害する危険性も孕んでいます。 一方で、マンガアニメゲーム業界は、すでに自主規制レーティング体制を整備しており、創作社会的責任バランスが取れた成熟した文化です。公共が介入すべきは制度の強化ではなく、健全リテラシー教育創作環境の整備です。表現の自由を前提としつつ、社会文化が共に成長できる政策が求められます

補足の内容に非の打ち所がありません。

中野区

荒木 ちはる(アラキ チハル) : 都民ファーストの会

設問(1):

A. 安易図書指定がなされないように条例運用を見直すべきだ

設問(1)の理由

青少年=守られる対象という一方通行保護観の時代から子ども若者主体的判断力を育てる」教育重視へ。一律の禁止より「情報にどう向き合うか」自主性自立性を重んじるべき。時代遅れの規制は即刻撤廃すべき。

設問(2):

A. 民間自主規制が十分機能している

現行制度を過度のパターナリズムと断じ、その撤廃を主張されています。「表現の自由を守るための約束」の賛同者です。

西沢 けいた(ニシザワ ケイタ) : 立憲民主党

設問(1):

A. 安易図書指定がなされないように条例運用を見直すべきだ

設問(1)の理由

青少年健全育成審議会メンバーや公開など問題が多く、審議会部分についてはそもそも必要なのかも含め議論必要である。そのための検証なども行われておらず課題が多い。

設問(2):

A. 民間自主規制が十分機能している

補足:

過激ものも含めた」の「過激」とは何なのか。行政判断することが危険なことと感じています。 今回の問いは、それぞれの回答者が考えるものであり、私の回答は変わりませんが、違和感を感じますそれから、私も賛同議員ですが、AFEEさんという“ある程度イデオロギーがある”団体アンケート選挙ドットコムさんが合同で行うことに違和感を感じます

石原都政での青少年健全育成条例改正でも、反対派として活動されていた候補です。「表現の自由を守るための約束」の賛同者です。

杉並区

海保 とくま(カイホ トクマ) : れい新選組

設問(1):

B. 現状のままでよい・わからない

設問(1)の理由

前提として、未成年への配慮などゾーニング重要で、図書に限らず東京都対応は不十分です。検閲規制境界曖昧です。行政恣意的表現の自由侵害しないよう、透明で公正な基準づくりが必要です。

補足:

誹謗中傷人権侵害するような表現、過度な性表現については、一定規制必要だと考えます。 一方で、マンガアニメは、現実被害者が生まれるような写真集などとは性質が異なります憲法保障された表現の自由や、頭の中での発想の自由という私的自治の原則を踏まえると、行政による規制はできる限り自制的かつ抑制であるべきです。 そのためにもゾーニングを徹底し、表現領域を明確にすることが重要だと考えます

ゾーニングの徹底と「過度な性表現」の規制を両方主張しているので、どういう形の規制念頭に置いているのか、今ひとつからなかったのですが、要は「実写は規制架空創作物も徹底的なゾーニングをせよ」ということでしょうか。ブクマカにも似たような人がいそうです。

金 まさのり(キン マサノリ) : 無所属

設問(1):

B. 現状のままでよい・わからない

設問(1)の理由

差別ヘイトスピーチ)、犯罪助長肯定する内容については、しっかりと規制すべきと考えます包括的差別禁止法が必要

設問(3):

沸点、草、ドラゴンクエスト

補足:

過激であるかではなく、「差別ヘイト助長」、「犯罪誘因」は許されないものです。それを表現の自由の枠内に入れてはいけません。

ドラゴンクエスト』、犯罪助長肯定する内容を含んでいるのでは。民家へ不法侵入して、タンスやツボを勝手に漁っていますし。いやこれは、FC版の1なのかもしれない。

続きます。

2025-06-21

2025年都議選表現の自由アンケート感想政党編1)

政党編2 回答編1 回答編2 回答編3

AFEEが国政選挙都議選都知事選実施している恒例のアンケート結果が公開されました。回答を一通り確認したうえで、感想を書きます。まずは政党単位での雑感を述べ、後ほど、個別の回答で気になったものを取り上げたいと思います

回答者数の多い順に並べています(同数の場合は順不同)。

設問1と2で候補者がどの選択肢を選んだかを集計し、掲載していますAIにやってもらいました。目視での再チェックはしていないため、誤りがあったらすみません。また、回答の更新タイミングにより齟齬が生じている可能性もあります)。

設問を見れば分かるように、基本的にはどちらもAに近いほど、規制に慎重と考えて差し支えありません。

また、「表現の自由を守るための約束」への賛同者の数を集計し、「賛同者数 / 回答者数」の形式で、党名の右横に記載しました。

引用元2025年東京都議会議員選挙候補者に向けて実施した表現の自由についてのアンケート結果

再生の道(0/42)

設問1:

A(21)、B(18)、C(3)

設問2:

A(4)、B(20)、C(7)、D(8)、E(3)

いわゆる「石丸新党」です。綱領は多選制限のみ、政策候補者任せという政党ですが、規制に慎重な候補比較的多いとは言えそうです。

自由民主党(0/41)

設問1:

A(10)、B(26)、C(3)

設問2:

A(4)、B(11)、C(4)、D(19)、E(1)

設問1では良くも悪くも現状維持が多数ですが、設問2は規制寄りのDが最多。ただこれ設問1の回答も踏まえると、現状維持なのか更なる法規制必要と考えているのかは、結構微妙です。少なくとも、現在条例改正運用見直しには消極そうです。

都民ファーストの会(9/35)

設問1:

A(19)、B(15)、C(0)

設問2:

A(4)、B(20)、C(5)、D(5)、E(0)

回答の内訳だけを見ると、再生の道と相似です。3期9年の小池都政で、青少年健全育成条例の「改悪」は基本的に行われていませんし、意味があるのかは個人的に疑問ですが、漫画家有志の要望に応える形で、「不健全図書→8条指定図書」への呼称変更も行われました。知事がポピュリスティックなので一抹の不安はありますが、急に規制寄りへ旋回することは一応なさそうとは思います

共産党(1/25)

設問1:

A(25)、B(0)、C(0)

設問2:

A(0)、B(24)、C(1)、D(0)、E(0)

設問1の理由テンプレ回答も含め民主集中制政党らしいとはいえ、一糸乱れぬ規制に慎重なスタンスは、素直に褒め称えたいです。新日本婦人の会辺りの主張(「女性性的に強調した表現人権侵害であり、表現の自由を認めない」のような)とは随分齟齬があるのですが、軋轢はないのだろうかと、いらぬ心配をしてしまます

ともあれ、お住まい選挙区候補が芳しくなくて困っているなら、思考停止共産党候補を選んでも良さそうです。

公明党(0/22)

設問1:

A(3)、B(18)、C(0)

設問2:

A(1)、B(1)、C(6)、D(13)、E(0)

割と自民党分布が似ていますが、設問2の回答は更に規制色が強いです。

立憲民主党(9/22)

設問1:

A(17)、B(2)、C(1)

設問2:

A(2)、B(15)、C(2)、D(0)、E(1)

共産党と似ていますがそこは民主集中制ではないので、設問1でCが、設問2でAやEがいたりします。石原都政下での青少年健全育成条例改正に反対(修正案には賛成)した旧民主党に連なる政党らしく、規制に慎重と言えるでしょう。ちなみに当時、反対の立場から活動した議員も、今回立候補しています

国民民主党(2/19)

設問1:

A(10)、B(9)、C(0)

設問2:

A(2)、B(8)、C(5)、D(4)、E(0)

満遍のない分布という感じでしょうか。特徴がなく、正直なところコメント辛いです

自治労自治労から国民を守る党(0/7)

設問1:

A(5)、B(2)、C(0)

設問2:

A(4)、B(3)、C(0)、D(0)、E(0)

党名からコンテンツ表現の自由なんて関心がなさそう、などと勝手偏見を抱いていたのですが、共産党に負けず劣らずの規制に慎重な政党でした。代表浜田聡氏の影響でしょうか? 詳しくは個々の回答への感想で触れますが、問題を良く理解したうえで規制に反対している候補もいました。

日本維新の会(4/6)

設問1:

A(6)、B(0)、C(0)

設問2:

A(5)、B(1)、C(0)、D(0)、E(0)

共産党に負けず劣らずの規制に慎重な政党その2。こちらは松田りゅうすけ候補の影響なのでしょうか。

続きます。

2025-05-17

もし自民党野党になったら

減税より先に短気決戦で省庁改革を断行してほしいね

その後は経団連とか自治労みたいな爺の集まり破壊してほしい

2024-10-21

自公過半数割れたらどうなるの?

詳しい人は教えて欲しい

1 野党バラバラから政権交代(立憲を軸とした政権)はないよね

2 自公維新国民民主が連立にプラスされることはありそう

3 維新大阪公明喧嘩売ってるから維新公明は一緒になれないよね

  維新公明を上回っていて、自公過半数割れだけど自維なら過半数って場合自民が連立パートナー替えってことになるの?

4 国民民主政権入りって支持母体連合OKするのか?

  でも村山内閣とき日本社会党支持母体自治労だったか可能性はあるのか

  玉木雄一郎総理、実はあるかも

2024-08-08

再任用を拒否された

はてなブックマーカー三巨頭のダイダラボッチさんと、ブクマカ良心であるミヤウチさんからコメントいただきました。

望外のしあわせです。あの世に行ったら自慢しようと思いますありがとうございました😊

(以下本文です)

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私は62才であるとある地方都市で、公務員として約36年働いてきた。生まれ故郷だ。

地元、そう、本当に地元だ。保育所から高等学校まで、ずっと地元である。(地元にある大学で行きたい)大学はなかったので、大阪府内に進学することになったのだが。

それから民間で三年ほど働いて、地元市役所採用試験を受けて入庁した。

いいことも嫌なこともたくさんあった。思い出深い職場である時間が過ぎるのはあっという間だった。

ずっと土木建築仕事をしてきた。道路造りに、水道に、都市計画に、施工監理に……少しの間だが、まちづくり仕事もした。思い出が蘇ってくる。もっと写真を撮っておけばよかった。



本題である。定年延長により、公務員定年退職はしばらくの間、2年に1回になっている。

私が定年になったのは61才になる年度である民間企業誕生月に退職になるのが一般的だが、公務員場合は年度末まで在籍できる。

今年の3月末をもって分限退職辞令を受け取り、退職日には労働組合行事退職者一同での職場巡りを行い(※有給である有給が残ってない人は人事がわかってて見逃してくれる)、最後市長ポケットマネー退職者のための小宴会が催され、皆それぞれに挨拶をして――私を含めた有志は、翌年度からも再任用(あるいは再雇用)されて働き続ける――はずだった。

タイトルにあるとおり、私は再任用の対象にならなかった。再雇用NGだった。

2023年の秋頃だったか、再任用の希望票を人事に提出した。その後、返送されてきたのは「再任用は不承認」なる文言の書かれた通知が1枚だけだった。

理由によると、総合的な事情により再任用できないらしい。同じ階にある労働組合職場委員会を通じて確認したところ、この階の職員だけでも数名が再任用されなかったということだ。

はてなユーザーであればご存じかと思うが、一応説明しておく。

民間企業では、「雇用年金接続」という観点から年金支給となる65才まで退職者を継続雇用する義務がある。例えば、60歳定年制採用する企業場合、65歳までの再雇用法律上義務であり、再雇用拒否原則として違法である

では、公務員場合はどうかというと、こちらも原則として再任用をすべき~という旨の総務省通知が平成25年3月に出ている。

内容を要約すると……

公的年金報酬比例部分の支給開始年齢が段階的に60歳から65歳へと引上げられることに伴い、無収入期間が発生しないよう国家公務員雇用年金接続を図るとともに、人事の新陳代謝を図り組織活力を維持しつつ職員能力を十分活用していくため、当面、定年退職する職員公的年金支給開始年齢に達するまでの間、再任用を希望する職員については再任用するものとすること等を内容とする閣議決定をした」

ということだ。

【参考URL

平成 25 年3月 29 日総務省通知)

https://www.soumu.go.jp/main_content/000216510.pdf

停職6月の懲戒処分を受けた者の再任用)

http://www.rilg.or.jp/htdocs/main/houmu_qa/2015/43_winter02.html

 

ただし、この通知はあくまで国から地方自治体への技術的助言であり、法的効力があるわけではない。

組織からその価値がないと判断された職員だと、再任用はされないことになる。

私は、36年間ずっと、このまちで働いてきた。

そこまで目立たない中国地方地方都市ではあるが、このまちが気に入っている。

できれば、ずっと働きたい、もっと働きたいと思っている。

労働組合上記の再任用拒否相談したところ、今後の団体交渉前の当局とのやり取りにおいて、本件に言及いただけるとの回答が執行からあった。だが、望みは薄いようである。こういった当局対応は、何年も前から続いているからだ。

市役所にとって不要人材は、再任用(再雇用)しない。それが人事当局方針である



実際のところだが、私は確かに不良な職員であった。

私は怒りやす人間であり、周囲に迷惑をかけたこともある。若い頃は上司と反りが合わず、反発して死のイベント無断欠勤したことがある。なんてことをしてしまったんだろう。あのイベントに出ていればよかった。

日常仕事においても、市民業者と言い争いになることがよくあった。

感情の振れ幅が大きく、職場の人に迷惑をかけた。用地買収仕事の時にも、地権者との交渉がうまくいかなかったのは私のせいである。

査定が低かったのは間違いない。でも、私は私で、このまちが好きで市役所職員仕事を続けていた。もうちょっと働いていたい想いがある。

仕事とは別の方面になるが、二十代の頃からずっと組合活動をしていた。

土木建築職場委員会はずっと仕切っていたし、反核平和の火リレーメーデー自治労の定期大会その他の行事などは、40代になって体にガタが出るまで前線に出ていた。

平和の火リレーの時は、市立総合体育館の前にある大きい道路をまっすぐに進んでいったっけ。本当に懐かしい。

一番、血気盛んな時期だと……国と県が合同で実施する泊まり込みの研修があった時、私が朝のラジオ体操時の国旗掲揚係になった時だった。私は、つい大声で主張したのだ。自分平和にかける想いを。

あの時は、江田島にあった国立青少年自然の家だった。集会室での私の言葉は、十数年前の日記に確かに記録してある。

「皆さん。申し訳ありません。これは研修中の職務ではありますが、私は日本国旗を掲揚する係にはなれません。太平洋戦争引き起こし被差別部落問題を長年放置してきたのは日本政府です。人権侵害象徴である、その政府が作った国旗を掲げることは、平和を愛する者として到底できないのであります!」

と、研修参加者50人以上の前ではっきり告げたのだ。これは、当時の労働組合における一般方針ひとつであった。

今では思う。広島県全体の研修の時なのだから、この時ばかりは組合方針に反してもよかったのではないかと。

実際、研修が終わった後で人事当局に呼び出された私は、総務部から増田さん。悪いけど辞めてくれるか?」と言われた。国か県かはわからないが、クレームがあったらしい。

だが、やはり血気盛んだった頃の私は、組合にも相談したうえで、基本は一人っきりで人事当局と戦った。少しばかりは助けを求めたこともあったが。

最終的に、処分ではなく厳重注意に留まった。組合が助けてくれなかった場合、本当に辞めされられていた可能性がある。



愚痴ばかりで申し訳ないのだが、これでも反省している。

私が悪いのだ。私は仕事に対して真摯に向き合ってきた。本気でやってきた。それでも成績が悪かったのは事実であり、その時期の上司の方々の温情に賜れたことに感謝している。

仕事は本気でやっていたけれども、周囲への配慮が足りなかった。令和になっても、今でいうパワハラみたいなことをしていた。

あの時、いつだったか。令和元年のことだ。

税務の子が当時、私が働いていた施工監理(兼庶務管理)の部署に来ることがあった。土地課税評価のことで、私が依頼していた文書を届けにきたのだ。

その文書には誤りがあった。その時、私は怒鳴ってしまった。今でも反省している。後悔の念を込めて、できうる限り思い出してみる。

確か、私はこんなことを言った。

「お前、まちごうとるぞ。小字(こあざ)がなかろうが、字がっ!! なしてないんならあ、おい」

「え……どういうことですか」

「水吞町だけじゃなかろうが、さらに、その下に水~(※龍だったかもしれない)という小字名前がなかろうが」

「すいません、つけ忘れました。打ってません」

「なんでそんな大事なもん、付けわすれるんならあ、おい」

「すいません」

「お前、法務局にこれ出してみろやあ~、恥ずかしいどお!!」

「ごめんなさい……」

恥ずかしいのは私の方である若い子に対して、こんなに失礼なことを言ってしまった。

その次の週に同僚から聞いたのだが、その女の子うつ病になり、職場に来ることができなくなったという。

元々、抑うつ気味で元気がなかったらしい。私が怒鳴った金曜日だけでなく、土日にあったイベントでも動員があり、その子仕事ができず辛い思いをしたという。

ただ、私にも原因があるのは明らかである。本当に申し訳ないと思っている。

の子は、労働組合を通して聞いたところだと――翌年に単純事務労働として税務の仕事に復帰したが、なかなか調子が戻らず、結局は新卒2年目で退職したとのことだ。



後悔先に立たず、という言葉がある。私の場合がまさにそれだ。

仕事でヘマをしてるだけだったら、まだ再任用されたのかもしれない。

しかし、それだけではない。私が他者の信頼を損ねる行為を繰り返したからこそ、こうなったのだ。

できれば、今からでもまた市役所で働きたいよ。でも、その資格がないことも重々承知している。

たとえば今、私は市役所で働いていた頃の思い出を書いてるけれども、守秘義務に反している可能性がある。それでもいい。罪があれば償おう。これも責任の取り方というものだ。

私は罪を犯した。犯し続けた。それで再任用されなくなった。仕事人生の責任を、こんな最悪なかたちで取ることになった。

あれは今年の1月だったか。後輩と一緒に現場に出るため、廊下を歩いていると、部長級の職員が前からやってきた。

その人は、正面にいた私に向かってこう言ったのだ。

なんや増田。お前、まだ辞めとらんかったんか。はよお、辞めろや!!」

後輩が見ている前で、こんなことを言われてしまった。恥ずかしかった。

でも、しょうがないのだ。私はずっと、禄でもない職員だった。

から、こんなことになっている。



最終勤務日のことだ。

労働組合主催する職場巡りの会が終わり、最後職場に帰って、デスクに座ってしばらく待ち、定時を迎えた時のことだ。

定時のチャイムが鳴って、2~3分くらい後だったか。私は、カバンを抱えてまっすぐに職場を出た。

事務所にいた同僚連中には、「じゃあの~」と軽快な口調でさよならを言った。みな、私に「お疲れ様でした」と返してくれた。

しかし、ひとつだけやっていないことがあった。最終勤務日の前日、職場の親睦会の若い幹事職員に言われたのだ。

増田さん。最後に僕が花束を渡すので、退職スピーチをお願いします。その後記念撮影しまから、残っておいてくださいね!」

と、しっかり伝えられ、私はOKの返事をしている。

にもかかわらず、こんなことをしてしまった。チャイムが鳴ったら逃げるように、すぐに家に帰ってしまった。

スピーチなどしたくなかった。再任用されなかったこんな私がスピーチをしても、恥ずかしいだけだと思っていた。

自分に負けたのだ。彼の思いに応えられなかった。



最後になるが、もし増田利用者の方で思い当たるフシがある方は、どうか職場では自重してほしい。

他者の信頼を損ねる行為ばかりしていると、私のように情けない老後を過ごすことになる。この日記ひとつ警句になってくれたら望外の幸せである

明日からは、またはてな匿名ダイアリーのイチ利用者である。また面白い日記楽しい日記をたくさん読んでみたい。

ありがとうございました。

2024-07-09

そもそも蓮舫

事業仕分けで有名になったように無駄使い減らせの人であって

既得権益守りたい役人の敵であって

自治労蓮舫関係微妙では?

2024-04-02

静岡って愛知関東のクソなところを掛け合わしてるのがクソ

静岡県知事不適切発言繰り返してるのに静岡県民は何もしないし、静岡県民はてなーも庇ってるのなぜなの?

とか思っていたけれど、愛知関東のクソなところを掛け合わしてると思うと納得できる。

愛知は、ケチだったり強欲だったり、何でもオレオレ偉ぶりたい奴が多いし、

関東関東地方民や一次二次産業馬鹿にしてるところあるけれど、

静岡知事見ても県民見てもどっちも兼ね揃えているよね。

知事支持母体連合静岡らしいけど、加盟団体見ても業界一位じゃないけど大手プライドだけは高そうな企業が多い。

https://www.rengo-shizuoka.jp/about/const/

一次二次産業以外の連合加盟団体だと、自治労や県教組みたいにどこでもクソなとこだし。

さらに、観光地が多くて三次産業従事してたりする奴も多いだろうから連合非加盟だったりしても謎のプライドはありそう。

プライドだけ高いけれど、製造業では愛知に負けるし、関東に全て及ばない、そういう残念な人達が偉ぶってるかと思うとほんと県ごと消えてほしい。

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2023-08-08

anond:20230806152814

絵本が専門のライブラリアン日本に数人いてもおかしくないけど、全国津々浦々の公共図書館正規職員で配置される必要はないだろう

市町村文化担当職員修士相当以上の学位義務付けるのならいいと思う

自治労絶対反対するけど

2022-01-22

立民のネットメディアへの1500万円提供 背景に“活動家”の仲介業者が

 新年早々、立憲民主党が揺れている。ネット番組配信などを行う「Choose Life Project」(CLP)が、2020年3月から半年間にわたりおよそ1500万円もの制作費を立民から受け取っていたことが発覚。CLPに出演していたジャーナリストらが1月5日に抗議声明を発表したのだ。

写真3枚】立民のドン秋元雅人氏

 立民は資金提供を通じて、自分たちに有利な世論誘導を行っていたのではないか――。そんな疑念が渦巻く今回の騒動だが、

問題さら根深い」

 と立民関係者

「CLPには立民から直接資金提供がなされたわけではなく、ウェブコンテンツ制作を行う会社などを迂回して資金が注入されている。このスキームこそ、今回の騒動の肝なんです」

 そもそもCLPは、TBSの子会社で「報道特集」などの制作にあたっていた佐治洋氏らが16年に立ち上げたもの20年春、資金難に喘ぎながら活動を本格化させた彼らを立民に繋いだのが、そのウェブ制作会社社長だったという。

 もっとも、いくら番組づくりにカネが必要とはいえ、確たる実績もなかったネットメディアのCLPにポンと1500万円とはあまりに高額。

 この点、別の立民関係者によると、

「実は、提供された資金の全額がCLPに入っているわけではないんです。そのうち何割かは“手数料”として、仲介したウェブ制作会社などに抜かれてしまったといいます

仲介会社社長は元「ピースボート」の共同代表

 まるで“トンネル会社”を経由した迂回融資。ところが、このように効率の悪い経路をたどるのには、ワケがあるという。

 先の立民関係者いわく、

「この手の“迂回”はうちではよく目にします。たいていが事務局トップ秋元雅人氏と福山哲郎幹事長との阿吽の呼吸で行われるのですが、発注先に共通しているのは、どこも市民運動などに従事していた“活動家”の会社だということ。今回のウェブ制作会社も、社長は『ピースボート』の共同代表などを務めたジャーナリスト。これまでもPR活動などで立民とは付き合いがあり、党内では知る人ぞ知る存在ですよ」

 税金寄付金が原資の政治資金を、惜しげもなく“活動家”の会社に流し込む。これこそが秋元氏の真骨頂だといい、

北海道自治労出身秋元さんは、市民運動が何より好き。17年の衆院選でも学生団体SEALDs元メンバーとの連携成功させた根っからの“左寄り”です。彼は市民運動を担う活動家たちがメシを食えるようにと、彼らに会社を作らせ、そこを通じてビラ作りや広報といった党の業務外注する手法を編み出した。今回の騒動も、秋元さんにとって大事なのはCLPではなく、その前の“迂回先”にカネを落とすことだったのでしょう」(同)

市民”を動かすにもカネは必要なのだ

週刊新潮2022年1月20日掲載

ピースボートといえば、こないだ総選挙落選した某女性議員が創設したことでも有名だよね。

2021-10-19

anond:20211019160013

共産党関係者って、ほんと独裁好きだよな。

はてなー見てもそうだし、教育関係者は酷すぎ。

はてなーの狂ってる奴は、連合意味嫌ってるし、上級国民自治労公務員教育関係者に見える。

2021-09-16

国民民主党はなぜ人気がないのか

https://anond.hatelabo.jp/20210915181032

国民民主党政策発表がバズっている。

個人的にも賛同する部分が多く注目しているが、制作以外の面でも党の立ち位置絶妙で支持しやすいのだ。

他の政党だと、公明共産社民、令和はカルト感が強く近寄り難い、自民問題に真面目に取り組まず権力闘争に走りすぎ、立憲は問題の優先度づけがおかしい、維新権威主義的で仕事してる感だけなのに対して、国民民主政策重視。

なんていうか、真面目にサラリーマンしてる身からすると1番仕事できそうで安心できると言うか。

で、政治思想的に日本マジョリティを占めるはずの中道保守政党なんだからもっと支持されてもおかしくないよなと思うのだが、支持率は常に1%未満。2019年参院選も、今年の都議選も結果を出せていない。

なんでだろうと考えたが、日本人の政治的関心度合いが影響してるのかなと仮説を立ててみた。

例えば国政選挙投票率ってその時々の政治的関心にもよるけど40%〜65%じゃないですか。

そこから考えると、1/3くらいが絶対選挙に行って、1/3くらいが絶対選挙に行かなくて、1/3くらいが気が向けば行ってる層ってことになる。

で、1/3くらいの絶対選挙に行く層って支持政党がほぼ固まってる固定票。公明党は昔から学会員だし、共産党は昔から党員だし、自民党は建設業自営業者支持団体だし、立憲は自治労とか日教組とかの左寄りの組合。で国民民主党の固定票って昔で言う民社党支持母体だった電力系組合くらいで相対的に固定票が少ない。

じゃあ残りの1/3の浮動票を狙いたいところだが、なかなか難しい。例えばあなた携帯電話を買い換える時、メカハイテクに興味ない人だと、何も考えずにとりあえずiPhone買う人って多くない?買ってからイヤホン端子がないとか、マスクしてると顔認証できないじゃんとか不満持つこともあるけど、次の買い替えの時にはすっかり忘れてまたiPhoneを買う。自民党が長年政権維持できてるのはこんな構図に近いんじゃないかと。

真面目に機能比較して携帯電話を買い換える人でも、比較対象はせいぜい2社だ。SONYXperiaSHARPAQUOSか。立憲や維新はこのポジション。熱心なリベラル大阪で強い等、局所的に支持者が多いのもSONYファンに支えられてるXperiaイメージが被らないでもない。で、比較検討した結果、やっぱりiPhoneの方がいいってなる人も結構いたりする。=自民党に投票する無党派層

で、携帯電話に例えると国民民主って富士通ポジションなんだよな。そもそも比較検討選択肢に入ってこないし、ひと昔前に不具合を連発して印象悪い=旧民主党政権なのもイメージが重なる。

携帯電話新機種で、いきなり富士通が5G対応で高画質なトリプルカメラ有機ELディスプレイ搭載のストレージ1TBのSIMフリーで、デザインイケてるハイスペック端末を3万円で出してきても売れなさそうでしょ?そう考えると国民民主党の支持が増えないのもなんとなくイメージできると言うか。

じゃあどうすればいいかって言うと、携帯電話でいえば毎年気合の入った端末を出し続けるしかないのだ。iPhone3Gの頃はキワモノ扱いだったiPhoneiPhone4sの頃には完全に定番化したように、4世代くらい同じコンセプトで改良が続けば世間の支持が集まるわけだ。政治で言えば、今回の衆院選2022年参院選、その次の国政選挙くらいまでは今の路線を貫くこと。そうすれば世間国民民主支持者も増えていくんじゃないかな?

2021-08-10

anond:20210810174721

立民は自治労みたいな公務員労組利益を代弁してるから自治体非正規給与は最低水準だし、派遣だらけなのよ。

自治労自治体非正規給料上げる主張してた?地方財政なんかどこも火の車だからそんな要求したら自分たち給料が削られるのをよくわかってる。そういう人の声を代弁してるから役所非正規のこと立民は全然国会で追求してないよな。トヨタ労組非正規のこともちゃんと考えてるから立民切ったんだよ。既得権守るだけの政党では労組全体のニーズに合わないから。

中小企業事業拡大していくのに人はいっぱい欲しいから、雇用第一に考える自民中小企業事業主が選ぶのは必然でしょう。立民選んで社員が得すること何もないじゃん。

2021-05-05

父親労組上がりの市議でした。

https://anond.hatelabo.jp/20210505100500

(父親が某メーカー労組出身市議で、地方都市で育ったオレからも補足)

地方議員って、地方の有力者(JC上がりの土建業医療介護施設経営宿泊施設経営地方メディア関係者)などが多いから、取引先なんかに声かけられたりして、その辺の動員・影響力はやっぱり大きいんだよね。

国民・立憲・社民系の地方議員は基本労組官公労自治労教員出身者ばかり(たまに環境福祉NPOとか出身者もいるけど)で、どうしても背景が似た人たちばかりで、その辺の財力も動員力も弱いのよね。

立憲・国民選挙が強い人(野田元総理とか玉木代表とか和歌山岸本周平とか)は、労組以外のところに食い込めていて、通常は自民系の支持が多いところの団体の支持もホールドできてるから選挙はきちんと勝てるのよね。

現状、野党系の地方議員首長自民公明に比べて数が圧倒的に少ないので、足腰を強くする意味でも、地道にそういうところに力を入れて増やしていくしかないと思うよ。

(地方議員ゼロの市町を無くすのは絶対必要)

地方議員首長が増えれば、情報の吸い上げも早くなるし、選挙の際に動いてくれる支援者も増えるし、前の政権交代の時みたいな風、頼み一辺倒の選挙からの脱却もできるし。

2021-01-08

anond:20210107220238

ブコメ

頭が悪いと世の中がそのように見えるのか。/ 共産党日教組自治労利益誘導やってる。立民も連合業界団体利益誘導やってる。そもそも政治家は支持者の利益代弁者としての仕事がある。

ブコメ

共産党連合の結成時に日教組に対して組織分裂弱体化を仕掛けた張本人から利益誘導なんかしてないんだよなあ。自治労連合構成員から共産党とは縁が薄いし、違う時間の流れの中にいるのかしらw

どっちが本当なん?

あと「利益誘導お金仕事をまわす」より「待遇改善」が中心な印象あるし…

恩恵を受けられるのは正社員教員公務員組合加入者に限定されてるイメージ無知でごめん

実績アピールすれば野党にもワンチャンスある?

2020-05-23

検察官公務員ではなかったのか?

自治労から票もらっている「りっけん(w」って必死過ぎだろ

国家公務員の定年を段階的に引き上げる法案について安倍総理大臣国民理解なくして前に進めることはできないとして取り扱いを再検討する考えを示しました

立憲民主党の安住国会対策委員長は、公務員の定年の引き上げ自体には反対するものではないとして、検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案を切り離すよう重ねて求めました

2020-05-20

なんか虎ノ門ニュースでは

「立憲が反対したせいで公務員定年延長できないでやんのwww自治労支持母体のくせに何やりたいのwww

って煽りが投下されたらしくてね

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