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はてなキーワード: 医学会とは

2025-10-10

糖尿病中国起源説韓国発)

病気じゃなくて病名の話。

病名「糖尿病」とは

私の学生時代記憶では、「糖尿病」と言う漢字の病名の起源は、明治日本ドイツ語「Zuckerharnruhr」を翻訳してできた、と言うもの医療系の人はわかるように、Zuckerツッカー=糖、harnハルン=尿。ruhrは基本は赤痢という意味で、ここでは「流れ出る」的な意味だとか(今調べた)。明治日本医学教育が、原則としてドイツ医学を模範として構成されたことは、いうまでもない事実だと思う。つい最近まで医療現場では、ツッカー、ハルンに限らず、バッサー、エッセン、kot、ステルベンなどとよく使っていた。体温をKTと書いたり。「カルテ」は今でもカルテだし。ちなみに「メス」はオランダ語

まり、「糖尿病」が、ギリシャ語由来の英名「Diabetes mellitus」の直訳っぽくない理由は、ドイツ語から翻訳だったから、というわけである。納得のいく説明だ。

糖尿病呼称変更しよう運動

日本糖尿病学会などを中心に、この古き由来のある病名を変更しようという動きがあった。「ダイベティス」にしようとのこと。国際病名に合わせようとのことだ。

そういえば、「統合失調症」に完全に呼称変更に成功した旧「精神分裂病だってドイツ語schizophreniaの翻訳だ。schizoが「分裂する」、pheniaが「精神」だとのこと。ドイツ語なんてもういらん、ってとこがあるのかな。とは言えこちらは国際病名がschizophreniaなんだけど。

実際のところ、現代ではドイツでもzuckerharnruhrなんて言わず、diabetes mellitusの方が普通に使うらしい。

ところが、現代中国は「糖尿病」の語を使用している。

「中华医学糖尿病学分会」

https://diab.cma.org.cn/cn/index.aspx

ダイベティス」に呼称変更すると、中国とは同じ病名で会話(筆談)できなくなる。まあどうせ国際会議英語からいいのかもしれん。

昔は中国では同じ病気を、消耗性口渇を表す「消渇」と言っていたらしい。20世紀から中国医学文献でこの病名「糖尿病」になったようだから、おそらく孫文などが活躍していた頃、日本留学組が本国に持ち込んだのだろう、と推察する(根拠はない)。

ところで本題

で、ここから本題。問題は、英語Wikipediahttps://en.wikipedia.org/wiki/History_of_diabetes)には、「糖尿病という言葉インドのmadhumeha (蜂蜜尿)という言葉翻訳したもので、今は韓国日本もこの言葉を借用している」って感じで書いてある。

The more modern term, táng niǎo bìng (糖尿病), means "sugar urine disease", and is equivalent to diabetes mellitus.[13] It has been suggested that the modern term is derived from exchanges with Ayurvedic practitioners who called the condition madhumeha ("honey urine").[14] Within the Sinosphere (regions of East and Southeast Asia historically influenced by the linguistic and literary traditions of the Chinese empire),[a] this etymology has also been borrowed into Korean (tang nyo byeong [당뇨병]) and Japanese (tou nyou byou [とうにょうびょう]).[9][14]

さらさらに、その根拠となる引用文献14は、韓国語のwebsitehttp://www.docdocdoc.co.kr/news/articleView.html?idxno=132745である

‘단 오줌(sweet urine)’을 뜻하는 인도말인 ‘맏후메하(Madhumeha)’는 중국, 우리나라, 일본의 의학에 그대로 영향을 미쳐 지금도 糖尿病이라 쓰고 잇다. 하지만 중국어로는 [tang niao bing], 우리말로는 [당뇨병], 일본말로는 とうにょうびょう[tounyoubyou ]라고 쓰고, 발음한다.

「甘い尿(sweet urine)」を意味するインド語の「マドゥメハ(Madhumeha)」は中国韓国日本医学にそのまま影響を与え、今も糖尿病と書いている。しか中国語では[tang niao bing]、韓国語では[당뇨병]、日本語ではとうにょうびょう[tounyoubyou]と書き、発音する。

(Gemini翻訳

どういう根拠で書いてるんだ

2025-08-25

anond:20250825110410

そこはかとなく土人みを感じると思ったら35年前か

医療関係者によると、「カリフォルニアから来た娘」は高齢患者生活ケアから遠ざかっていたため、患者悪化の程度にしばしば驚かされ、医学的に可能なことについて非現実的な期待を持ってしまうことにある。 また不在であったことに罪悪感を感じ、再び介護者としての役割を果たそうとする心理もある[2]。

2015年出版された『ザ・カンバセーション』(原題:The Conversation)では、アメリカ医師アンジェロ・ヴォランデスは、これを「罪悪感と否定」であり、「必ずしも患者にとって最善であるとは限らない」としている[3]。

この言葉は、1991年米国老年医学会誌に発表されたウィリアム・モ−ロイ博士と同僚たち老年医学者の集団による「無能高齢者の意思決定:『カリフォルニアの娘』症候群」と題する症例報告で、初めて注目された。ウィリアム・モ−ロイ博士と同僚たちは、精神無能力(意思疎通困難状態)な患者の気難しい家族に、医療スタッフがどのように対処するかの方策をこの論文内で提示した[4]。

2025-08-20

anond:20250820030834

医療ドラマ好きな人は好きなんだろうけど、あまりにも実態に即してなかったり、

医者原作・監修してるわりに医学会全体からガチ抗議来るやつあったり、

まー有名俳優美人出しとけば視聴者観るだろっていう見え透いたキャスティングで好きになれん

自分町医者ドキュメンタリーとかの方が見たい。ドクターコトーみたいなのじゃなくて普通かかりつけ医の様子見たい

2025-06-15

新型コロナ禍における、イベルクチンとは何だったのか

ベルクチン――

新型コロナ禍におけるこの薬は、科学メディア政治世論陰謀論希望的観測が複雑に絡み合った「20世紀パラダイム崩壊」と「21世紀情報戦象徴」でした。

一言でいえば、それは**「パンデミックにおける“知のカオス”」を凝縮した鏡**です。

基本情報:イベルクチンとは?

■ なぜコロナ治療薬として注目されたのか?

2020年4月オーストラリア研究

「イベルクチン試験管内でSARS-CoV-2の増殖を99%阻害する」との**in vitro研究試験管内の細胞実験)**が発表。

→ この結果が瞬く間に拡散され、「特効薬が見つかった」と期待が爆発。

■ 期待の爆発と科学批判乖離

期待 現実
安全安価既存薬でコロナを治せる! 有効血中濃度に達するには人間にとって危険な高用量が必要
ノーベル賞受賞者の薬だ、効かないはずがない 動物実験や観察研究での相関関係は、因果関係保証しない
治験の中には「効果あり」と言っているものもある! 多くの研究は質が低く、バイアスや偽造も存在(後述)

■ 信じた人たち:なぜ熱狂が起きたのか?

1. 政府製薬会社WHOへの不信

「高価な新薬(レムデシビル、モルヌピラビル)ばかり推されるのは製薬利権のせいだ。イベルクチンは安すぎて儲からいか無視されている」

2. “庶民の味方”という物語

SNSYouTubeでは「医者真実暴露」「WHOは嘘をついている」などのヒーロー物語構造流行

→ 「正義の薬 vs 権力支配された医学」という二項対立型の陰謀言説に。

3. 情報過多と知識非対称性

一般市民医学論文を正確に読むのは困難。

• 結果、「効果がある」と断言する医師(多くは動画SNS活動)にすがる構図に。

■ イベルクチン支持派の代表

米国の一部医師グループ。「政府効果を隠している」と主張。

→ 例:長尾和宏医師、尾身茂氏への疑義厚労省への嘆願書など。

■ その後の展開:大規模RCT(無作為比較試験)で否定的結果が相次ぐ

→ 中等症コロナ患者に対するイベルクチン効果プラセボ有意差なし

■ 決定打:データ捏造の発覚

WHOCDC厚労省立場2025年時点)

結論:イベルクチンとは何だったのか

それは、「希望」「怒り」「不信」「過去の栄光」「ポスト真実」「情報戦争」が交錯する“社会的現象である

医学的には「現時点で明確な有効性は確認されていない」が、

社会的には「人々の不安と信念がいか現実を形作るか」を見せつけた象徴である

■ 補論:なぜ「効いてほしい」という信仰が生まれたのか?

心理 内容
支配されている感覚への抵抗ワクチンを打て」「新薬を買え」という指示に反発したい
知識エリートに対する嫌悪医学会、大学メディア上級国民への疑い
人間の“簡単な答え”への渇望 安価既存薬で治る」は分かりやす希望に満ちている
成功体験再利用ベルクチン過去人類を救った薬 → だから今回も、という神話

2025-03-03

子宮移植の臨床研究承認に対するXの反応が怖い

まるで、男がそのへんの女から無理やり子宮を取り出して不妊の女に移植するかのようないきおい

集団でなにかの妄想を見ているのか?

お前がすぐに思いつくような倫理的問題はとっくに議論されているだろうに 医療の発展をなんだと思っているんだ

↓これは日本医学会検討委員会報告書 参考までに

https://jams.med.or.jp/news/059_1.pdf

自分フェミニスト寄りの人間だったんだが、はじめて心の底からツイフェミきもいと思った

2024-12-24

https://x.com/NShadoumu77282/status/1871459384502685946

ある医師が解剖中の写真ネット掲載したこと炎上し、

https://x.com/asoutoru/status/1871452287874555971

黒田医師への処遇について

様々な方々から大学先生を含め、黒田医師解雇するように助言がございました。

かに不適切投稿はございましたが、黒田医師東京美容外科方針に従って、より患者さんに対して安全治療を学ぶためにグアム解剖に参加されました。

昨今の美容外科では、顎下脂肪吸引など、死亡事故が頻発し、私共も解剖の必要性を痛感し、このような機会を設けました。

黒田先生は、学生時代ホルマリン固定標本とは異なる、精度の高いfresh cadaverを初めて目にした感動をなんとか伝えようと、あのような投稿になってしまいました。ピースサインをして撮っていた事は当然不適切であると考えます

もちろん一般の方々とはかけ離れた行動で、日本では、常軌を逸しているとお思いの方が大多数であることは良くわかります

ですが、動機は善で、彼女に他意はありません。

一般の方々からのご批判は、当然受け止め、反省は致しますが、同業医師でありながら不勉強fresh cadaverという言葉すら知らない医師批判されたまま、炎上トカゲの尻尾切りのように解雇する事はできないと判断しました。

もし自分が手術を受けるなら、医師になってからも更に研鑽を詰み、解剖を熟知した医師施術して貰いたいと考えます

現に私は自分フェイスリフトは私が何度か開催した解剖セミナー講師をしてくださった解剖を熟知したドクターにお任せしました。

このような不祥事で我々が患者から選ばれる事は、もうないかもしれませんが、解剖セミナー実施した事やこれから勉強しようとしている先生達を守る事がより良い未来に繋がると考えています

この騒動で我々のクリニックを去る専門医先生もいらっしゃいますし、それは考え方の違いであるし、仕方の無い事だと理解しています

あの投稿のせいで献体を躊躇ったりやめる人がいるとのご指摘ですが、お金儲けの美容医療のために献体はしたくないという人達が大多数であるという事もわかります

今回の事で、国内施設で我々が、解剖する事は今後絶望的となってしまいましたし、

他の美容医療に携わる方にも大変迷惑をかけてしまいました。

医学会全体を巻き込む事態にもなってしまいました。

ですが、死者への尊厳ももちろん大切ですが、今生きている人の命や安全も大切なんじゃないでしょうか?それが解剖セミナー趣旨ですし、どんな言い訳や神妙な態度をとったところでご遺体損壊する事実に変わりありません。

故人に感謝しながらも、その知見を今後の患者さんに活かしたいと思います

海外fresh cadaverのセミナーでは割とフランク記念撮影しますし、セミナーの様子もネット上に出てきます

日本海外ルールの違いはあるかと思いますが、日本医療進歩を妨げているのはどちらの方なのか今一度考えて頂きたく思います

今回は私の指導力不足管理監督不足で世間をお騒がせして大変申し訳ありませんでした。

謝罪文を書いた。

https://x.com/pgcrizap/status/1871456116250751087

これにたいし、AIが死者への敬意がないとか正当化に終始してるといってるけど、AIはいまいち踏み込みが足りないなあ…

一言でいうとな。

死者は我々の国では王様だ。

王様に対し敬意を払わないことは死罪に値する。

そして、死罪に当たる行為をしたのにその行いが正しいことだということは馬車引きの刑に当たる。

から麻生 泰(@asoutoru)は批判されてるんだ。

ただ、この死者に敬わなくてもいいラベルがついたら話は別だ。

2024-09-06

ボッチャという踏み絵

パラリンピック競技の一つであるボッチャ。他の競技と異なり、脳性まひという特定の疾患を有する人が参加する。

脳性まひの詳細な症状は各自調べてもらいたいが、脳性まひの主たる原因はなんだと思うだろうか。

胎児期または乳幼児期の医療ミス」と、「乳幼児虐待」の2つである

厚労省医療コミュニティによる調査では直接的な原因しか調べられていないが、真因を調べるとだいたいこの2つである

それを示唆するガイドラインがある。

脳性麻痺リハビリテーションガイドライン」というものに、「脳性麻痺の真の理由は追求してはならない」というとんでもない一文がある。

真因を追求されて困る人がたくさんいる証拠だ。

また、東京パラリンピックでは、他の競技に対しては医学会スルーしたのに、ボッチャだけ名指しで中止勧告をしていた。

医療側の人達にとって、脳性麻痺スポットライトが当たるのは困るし、そのきっかけとなるボッチャスポットライトが当たられるのも困るということだ。

それを頭の片隅に置きながらボッチャを見てみると、また違った側面が見えてくる。ボッチャは、医療職についている人達踏み絵なのだ

2024-08-27

トランスキッズ: 医療的なスキャンダル

https://x.com/tarafuku10/status/1828207094962573666

性同一性障害症例過去10年間で5000%増加した。現在治療法は「医学史上最大の倫理的スキャンダル」になるかもしれないとあるフランス報告書は指摘する。

ローザに初めてボーイフレンドができたとき彼女は利発で幸せ14歳だった。「一生の愛を見つけた」と彼女は周りに言って回った。彼が突然別れを告げるまでは。ローザは打ちのめされた。Covidのロックダウン事態悪化させた。一日中、部屋に籠ってスマートフォンの画面を見つめるようになった。

ロックダウンが長引くにつれ、ローザは不機嫌で怒りっぽくなり、さらに引き籠りがちになった。 タンクトップオーバーサイズパーカーに変わり、ショートパンツはだぶだぶのスウェットパンツに変わった。ある日、ローザは髪を丸刈りにした。自分少年なのだ宣言し、男性ホルモン剤要求した。

私が医学生だったころ、現在性同一性障害と呼ばれるようになったローザのような症状は非常にまれだったので、人生でこのような症例に実際に出会うことになるとは思いもしなかった。しかし、この10年間で、性同一性障害症例は5000%増加した。何が変わったのか?

ローザはなぜ自分が間違った体に生まれたと信じているのか? なぜ薬と手術がなければ幸せになれないと信じているのか? 米国小児科学会米国児童青年精神医学会など多くの医師会が、なぜローザの妄想を正常だと主張するのか? 彼らはなぜ不妊リスクおかし健康な体を傷つける治療を推奨するのか?

これに答える前に、まず何が変わっていないかについて話そう。性別は受胎時に決まる。性別は永続する。ローザの体を変えることはできるが、少年にはけっしてなれない。けっしてだ。しかし、私の職業は、男性女性という概念のものを断固として消し去ろうとする政治的十字軍に乗っ取られてしまった。

医師会は、以下のようなジェンダー狂信者の急進的な理論代弁者となった。「個人リアリティを構築するのはその個人自身である。ローザが少年だと感じれば、彼女少年である」「性同一性障害解決するのはホルモン治療外科手術のみである。ローザが髭を伸ばし、乳房を切除したいなら、それは彼女基本的権利である

これがいわゆるジェンダー肯定ケア基本的態度である

ジェンダー肯定ケアの支持者は、このアプローチエビデンスに基づいていると主張する。しかし、その根拠はよく言ってもぜい弱だ。それは、オランダで30年前に行われた小規模な研究に基づいている。その研究被験者はたった55人だった。

被験者になるための主要な要件は、小さい頃から深刻な性別違和感に悩んでいることだった。被験者には思春期ブロッカー(二次性徴抑制剤)と性ホルモンが投与され、手術が行われることもあった。18か月後、被験者の一部にいくばくかの改善が報告された。この研究にはt対照群は存在せず、再現もされなかった。他にもさまざまな理由があって、この研究には重大な不備が存在し、信頼できないものと見なされている。この「ダッチ・プロトコル」は、自分性別苦痛を感じるすべての個人を助けるための基礎となることを意図したものではけっしてなかったのだ。

しかし、現実にはそうなってしまった。この欠陥のある小規模な研究が、世界ジェンダー医療の基礎となってしまった。これは、多くの人の暮らし破壊した医療スキャンダルであり、人間引き起こし大惨事である若い人々だけでなく、彼らを愛する人々の暮らし台無しにした。

ローザのような傷つきやす子供を守るべき私の同業者たちが、この残虐行為に加担したのだ。ある者は処方箋を書き、ある者は外科用メスを使った。しかし、多くの者がこの邪悪を目の当たりにしながらだんまりを決め込んだのだ。

しかし、最近のことだが、イギリス国営医療サービス事業である国民保健サービスが、ジェンダー肯定ケアに関してこれまでに例のないほど包括的レビューを行うことに決めた。

レビューを任されたイギリスの王立小児科大学の元総長であるヒラリー・キャス医師は、イングランドのタヴィストックジェンダー・クリニックのデータ分析した。タヴィストック2004年に閉鎖されるまで世界最大のジェンダー・クリニックだった。

彼女報告書は、同クリニックの医療行為を厳しく批判している。性別に苦しむ若者医療的な介入により恩恵を得るエビデンスはないということを彼女は示した。子供たちが必要としているのはカウンセリングであるとキャス医師結論付けた。

イギリスノルウェーフィンランドスウェーデンデンマークでは、100%健康な体を持つティーンエイジャーへの治療基本的ストップし、彼らの心に焦点を合わせることにした。

オランダフランスベルギーも後を追っている。2024年3月フランスのある報告書は、未成年者の性別の再割り当ては「医学史上最大の倫理的スキャンダルの1つ」になりうると指摘している。

私は医師として、同業者たちの責任を問う。自分で調べてほしい。あなたたちは反対意見を聞こうともしないではないか。キャス・レビューを読んでほしい。あなたたちの属する医学会は道に迷ってしまっている。これが思いやりの話でも権利の話でもないことを理解しよう。これは残虐行為の話なのだ

活動家の脅しに抵抗しよう。倒錯した政治的アジェンダの祭壇に子供たちを生贄として捧げることに反対しよう。

2024-08-16

[]カリフォルニアから来た娘症候群

これまで手伝わなかった親族が、高齢者介護方針に口を出す状況を表す言葉

これまで疎遠だった親族が、

近辺の親族医療関係者の間で時間をかけて培われた合意に反して、

にゆ高齢患者ケアに異議を唱えたり、

医療チームに患者延命のための積極的手段を追求するよう主張したりする状況を表す言葉である

「娘」となっているが、性別血縁関係性は問わない。

カリフォルニアから来た娘」は、

しばしば怒りっぽく、自己評価が高く、明晰と自認し、情報通を自称する[1]。

対象高齢患者とその介護者、医療関係者との同意否定し、

安らかな終末を阻害するとされる。

原因・対処

医療関係者によると、「カリフォルニアから来た娘」は高齢患者生活ケアから遠ざかっていたため、患者悪化の程度にしばしば驚かされ、医学的に可能なことについて非現実的な期待を持ってしまうことにある。 また不在であったことに罪悪感を感じ、再び介護者としての役割を果たそうとする心理もある[2]。

2015年出版された『ザ・カンバセーション』(原題:The Conversation)では、アメリカ医師アンジェロ・ヴォランデスは、これを「罪悪感と否定」であり、「必ずしも患者にとって最善であるとは限らない」としている[3]。

この言葉は、1991年米国老年医学会誌に発表された、ウィリアム・モ−ロイ博士と同僚たち老年医学者の集団によって「無能高齢者意思決定:『カリフォルニアの娘』症候群」と題する症例報告で、初めて注目された。ウィリアム・モ−ロイ博士と同僚たちは、精神無能力(意思疎通困難状態)な患者の気難しい家族に、医療スタッフがどのように対処するかの方策をこの論文内で提示した[4]。

方策

医療スタッフは、患者意思決定に関する情報家族提供することが重要である

家族医療スタッフは、患者意思決定に関する合意形成するために協力する必要がある。

家族は、患者意思決定尊重し、患者自分自身ケアに関する決定を下すことを支援する必要がある。

国家地域表現・言い方

いずれも遠方で介護に参加しなかった親族が来訪し、介護や終末の計画感情的に変更しようとする表現となっている。

アメリカ合衆国・カリフォルニア

当のカリフォルニアでは「ニューヨークから来た娘」又は「シカゴから来た娘」と呼ばれている[5]。

カナダ

カリフォルニアから来た娘症候群カナダでは、「オンタリオから来た娘」と呼ばれる[4]。

日本

日本医療介護現場では「ぽっと出症候群」という言葉が知られている[6][7]。健康保険組合連合会「離れて暮らす親のケア vol.42」におけるNPO法人パオッコの資料では「遠くに暮らす子どもは、年に1、2度突然やってきて、治療法がどうだとか、こうだとか言うんだよね。普段の状況を何も理解しないまま」という医師談が紹介されている[6]。

台湾

台湾では「The Daughter From California Syndrome」が紹介された際、特定地名意味合いを消して「天邊孝子症候群」(空の向こうの孝行息子症候群)として組み込まれた。

2024-07-23

化学物質過敏症パンフレット厚労省見解と違うようなので調べた

https://note.com/ideal_hyssop8446/n/n1d1d3640ab8a ”「化学物質過敏症」の伝え方 自治体掲載の「厚労省研究班のパンフレット」は厚労省見解とは全然違う ”

で、厚生省研究班のパンフレットの内容を厚労省承知していないということなので調べてみた。

  

1.厚生省が出したものじゃないんじゃない?

パンフレット厚生省、あるいは厚生労働省ロゴが乗ってない。そして出版社は新企画出版というところらしい。

浜松町パンフの方が見やすかったので乗せておく

http://www.cssc.jp/cs_shiryo_p.pdf

出版社が書かれているのに、厚生省ロゴがないのはお役所仕事としては違和感がある。

会社違いの可能性があるけど検索でヒットしたところは国の仕事を請け負うようなところには見えない。(天下り可能性は知らない)

  

2.石川哲という医師実在する。していた(3人ほど)

経歴については「北里大学医学部長」「厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー総合研究班」には偽りがないと思う。

https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/kankyo_eisei/jukankyo/indoor/sickhouse_faq/sick_faq_08.html

https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002682452

過去形なのはもう鬼籍に入られているからです。北里大学のお知らせにもありました。

http://jsce-ac.umin.jp/200725/files_jjce/31-1/jjce31-1_04.pdf

  

3.実は環境省にも研究がある。むしろこっちが本命では?

https://www.env.go.jp/chemi/anzen/mcs/mcs.html

https://www.env.go.jp/chemi/report/h17-06/03.pdf

https://www.env.go.jp/content/900406393.pdf

現時点では

環境中の微量な化学物質のばく露によって多様な症状の誘発や増悪を訴える本態性多種

化学物質過敏状態(以下、「いわゆる化学物質過敏症」と言う。)については、実際に健康

響を訴える集団存在しているにもかかわらず、病態発症メカニズム等未解明な部分も

多く、その科学的知見を基盤とした実態はよく分かっていない。」

ということらしいです。

北里大学の坂部貢という方は、石川哲氏が立ち上げた日本臨床環境医学会の現会長であります

http://jsce-ac.umin.jp/200725/jsce04.html

  

終わりに

使われた経緯については邪推してしま状況証拠しかなくて「分かりませんでした」というしかないです。

いかがでしたか

2024-07-13

anond:20240713180629

医者になるのは中学受験経験者の男性が多い

男子校では全員男性ですと講演会があれば素直にそういう医学会になる

2024-07-03

anond:20240703135416

健康女性妊娠した場合流産率は20〜29歳で10%

30〜35歳の流産率は15%もあり妊娠初期の流産が多いので

妊娠初期は妊娠を隠しておく女性が多い。

もし流産した場合は「妊娠したんだって?おめでとう!」と言ってきてくれる一人一人に(又聞きした人含めて)

事情説明しなければならず、流産した女性にはとても辛いから。

その旦那氏の行動は少なくない女性が反感をもつ行動だと思う。

 

(日本生殖医学会 流産率 一番下のグラフ)

http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa23.html

2024-03-16

https://archive.md/WUKXV https://archive.md/8dMOP https://archive.md/EpOmH : https://archive.md/jAlBV

MMRワクチンろくまんえん…? ”

お安い方はJICA推しが強く出た風味……いやろくまんえんのほうが先達に反発した経営をやってこうなってるのか。

ろくまんえん持ってきた人が調べたときJICAにもFORTHにも渡航医学会にもたどり着けなかったということか……。

2023-08-22

anond:20230822182932

患者精神的な異常状態から発症する心因性の痛みも鑑別する必要があるが、「心因」という言葉が、器質的病態存在全否定し、詐病的あるいは恣意的であると誤解されやすい事から患者家族も認める明らかな精神問題を認める特殊場合を除き、「心因」という表現は用いない。— 『HPVワクチン接種後に生じた症状に対する診療の手引き』日本医師会日本医学会2015年8月、8頁

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/dl/yobou150819-2.pdf

医師会医学会が「心因性って言い方には気を付けろ、出来れば使うな」と言った意味

2023-07-09

精子の質」ってなんなの?

新型コロナ軽症でも「精液の質」低下のリスク欧州ヒト生殖医学会で報告

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/diamond.jp/articles/-/325790

受精妊娠、出生がしにくくなるってこと?

それとも、出生まではできるけど期待するような子供ではなくなるという意味

もし後者なら、そもそもまれてくることに質がどうこう言うこと自体が変だと思う。

2023-06-08

過去存在しなかった言葉

NHK有吉佐和子ドキュメンタリー見た。

赤い靴を履いて~作家 有吉佐和子の問いかけ~ - ETV特集 - NHK

https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/R3X3G7V24G/

認知症介護実態を描く1972年出版小説恍惚の人』に対する社会反響を示すナレーションで、

認知症という言葉は当時は広く知られていなかった」

みたいに言ってたが、おかしいだろ。

認知症」はずっと後に出来た言葉なのに。

認知症 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87#%E5%90%8D%E7%A7%B0%E5%A4%89%E6%9B%B4

日本老年医学会において、2004年3月柴山漠人が「『痴呆』という言葉差別的である」と問題提起したのを受け~2004年12月24日付で、法令用語を変更すべきだとの報告書(「痴呆」に替わる用語に関する検討会報告書)がまとめられ~「認知症」を使用する旨の協力依頼の通知を出した”

ボケ老人」や「痴呆」は今じゃ放送コードに引っ掛かって使えないの?

だったら言い回しを工夫しないと。

1972年存在しなかった言葉を当時の人が知らないのは当たり前じゃん。

2023-03-21

anond:20230321095507

医療はチームとシステム対応しているので末端の医師の質って多くの場合問題にならないんだよ。

医学会などで十分に研究されて決められた集合知「標準治療」というものがあって、それが治療本質
医師が臨床を行う時には、医師五感質問検査結果などを確認した上で、標準治療から当てはめて適切な処置選択するのが仕事
実際に患者を診ている時間は僅かだが、その背後にはあらかじめ研究されて設定された標準医療存在するという事をお忘れ無く。


もちろん、患者のことを知っているのは医師以上に本人や家族から、その情報が正しく医師に伝わって無くて、あやまった選択をしていることもありうる。そこには医師個人能力もあるだろう。
しかし、あなたワクチン接種をそこに混ぜているように、システムとしての医療とそこを混同して話をしている。
超のつく大天才であっても、集合知に勝つことはできないよ。何故なら時間平等から

その上で自分の方が正しいんだと行ってしまうのは、無知の知ができてない。端的に言うと愚か者

2023-02-02

anond:20230202145244

近親婚が認められにくい理由をざっくり言うと、理論的な要因と、社会的な要因があると思う。

 

理論的な要因としては

1.家族内で発生する恋愛及び性的関係は、他の場所で発生するものより力関係が持ち込まれやすいと同時に社会的に閉ざされやすく、また現在でも防ぎ切れていない未成年者への搾取助長する可能性がある(そしてこの危惧は、エビデンスを持って否定あるいは証明し難しいが、そのための研究自体がしっかりできていない)

2.既に法的な家族であるため、婚姻という法的保護必要性が低い

というものがある。

 

同時に、社会的な要因もある。

残念ながら社会制度は、変革に十分な力を持った運動が繰り広げられないと変化しない。

理論だけで社会が変革されないことは、同性婚の事例自体が示している。

理論だけで言うなら、WHO同性愛精神異常ではないとはっきり認めた1992年か、日本精神神経医学会がそれを追認した1995年に、同性婚禁止する合理的根拠はなくなっていたが、今日現在でも同性婚は禁じられたままだ。

まり社会特に法律を決める立場人間)に承認させる力が足りないのだ。

から

3.当事者からの訴えが十分に力を持っていない

4.裁判所などがよく言う「社会通念」が形成されていない

という点で近親婚は圧倒的に力不足で、他にも山ほどある未解決理不尽が優先されているのが現状だろう。

要するに「もっと解決必要性が高くて解決に近いものが沢山あるから、そっちからやっていかないと社会キャパ的に無理」といったところ。

 

個人的には、1.がしっかり解決して心配がなくなるなら血縁婚姻制限しなくても良いと思う。

2023-01-29

anond:20230129100508

美容ライター百貨店BAコスメ雑誌美容ブロガー美容インフルエンサーなどのキラキラした世界キラキラ美人達が伝える『美しくなるためののウソ』は説得力があって、医療科学に基づいた肌ケアを教えてくれる医者キラキラしていない(色気がない)ので『美しくなるためののリアル』は信じてもらえない。彼女達は、キラキラした世界美容家は無条件にリスペクトしているけれど、医学会を『流行美容の事はわからないクセに』と心では馬鹿にしているんだよ。

2022-01-08

anond:20220108213802

ワクチンを信用してないって医学会とか学会とか科学主義の不信ってことでしょ?

資本主義を信用してないみたいな人なんだから銀行行くなって話なのでは?

2021-10-05

anond:20211005234257

個人思想自由だと思うよ。

女性医師は少数な上に特異な立場なので、

「大半の女性医師個人医学会で生きてくことを優先することによって、女性医師立場問題社会的に発信されなくなり、社会的にそれを知ることが難しくなること」自体問題でしょ。

anond:20211005233435

医学会で生きてくという個人利益を、社会における女性立場よりも優先しなきゃいけない状況なんだったら、問題ではあるんじゃない

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