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はてなキーワード: 授業料免除とは

2025-11-12

女子枠って

STEMに興味はあるが、家族や周辺に反対されてSTEM方向に進めない女性を救いたいというモチベーションなら

入試を楽にする」

ではなく

「その大学入学することにメリットを与える」

という方向に行くはずで

具体的には

女子優先奨学金(私設奨学金でたまにある)

授業料免除

だと思うんだけど

そういうことをしないのは

法律邪魔しているのか

大学が恐ろしくケチなのか

金はあるけど頭はない女が欲しいってことなのか

2025-10-16

anond:20251016173057

AIに聞いてみると、特に質問ヘイトニュアンスが無くても、外国人ヘイト問題だと察した回答になるな

みんなAIに聞けばいいのに

Q.

日本では外国人留学生無償給付金を出しているというのは本当ですか?

A.

日本では外国人留学生給付型の奨学金制度存在しますが、「外国人のみを優遇している」という主張は実態とは異なります

外国人留学生への主な給付金制度

国費外国人留学生制度として、文部科学省が月額117,000円~145,000円の奨学金授業料免除提供しています。ただし、この対象となるのは全留学生わずか約3%程度の限られた優秀な学生のみです。

JASSO学習奨励費では、私費留学生に対して月額48,000円(大学院学部レベル)または30,000円(日本語教育機関)を支給しています。これらはいずれも返済不要給付型です。

1000万円」報道真相

SNS拡散された「中国人留学生1000万円支給」という情報は、次世代研究者挑戦的研究プログラムSPRING)に関する誤解です。この制度博士課程の学生に年間最大290万円を最長3年間支給するもので、国籍要件は一切ありません。2024年度の受給者10,564人のうち、日本人が約6割、中国人が約3割、その他の国籍が約1割を占めています

日本学生への支援との比較

実際には、日本学生への支援規模の方がはるかに大きく、金額で約60倍、対象者数で約170倍が日本人向けとなっています。具体的には、給付奨学金授業料減免の修学支援制度により、非課税世帯を中心に約34万人の日本学生支援を受けており、2025年から多子世帯授業料無償化も実施されています

制度の背景

外国人留学生への支援は、以下の戦略的政策目的に基づいています

このような支援制度日本に限らず、アメリカドイツ韓国など多くの国で実施されている国際的一般的施策です。

2025-06-09

林原めぐみ奨学金留学生

炎上中の林原めぐみブログ、色々と酷いのだけど、学生課の大学職員としてここのくだりが一番ガックリ来てしまった。

「一部の海外留学生無償で補助

日本学生奨学金(返さないといけないか

平たく言うと借金ね)」

かに日本奨学金教育ローンとか2010年代インターネットでは散々言われてきたし、自分もその奨学金なるものを返済中なのだが、さすがにこれは違う。

2020年から日本学生支援機構が給付型奨学金を開始している。

対象となる年収制限が270万円以下〜380万円以下とタイトなので、Xやはてなお金持ちの人たちからはそんなに大勢いるのかという声もあるだろうが、普通に沢山いる。多いとは言わないが国立大学のうちだと2割程度が受給しているイメージだ(ただし晩婚化で定年で年収が下がったパターンも含まれている)。また、この給付型奨学金には授業料免除もセットなので、貧困家庭でも大学に進学できる大事奨学金としてすでに定着している(多子世帯授業料無償化をこの枠組みにつっこんだので、今春各地の大学で大騒動が起こったりもしたのたがそれはまた別の話)。

国家予算の規模としてすでにR6で2,525億円にもなっているようだ。

こんな大きなトピックを本当に真面目に日本学生支援について考えている人なら知らないわけないし、給付奨学金をどう拡充するというかではなく、未だに借金ね、という認識を堂々と語ることに彼女の主眼が日本学生支援ではなく排外主義にあることが見てとれてだいぶキツイ

対して『一部の海外留学生無償で補助」はどうだろう。おそらく国費留学生のことを指していると思われる。

国費留学生については下記文科省HPがよくまとまっているが、日本留学生のうち約3%が国費留学生のようだ。予算規模は182億円と給付奨学金に比べると1/10以下だ。

大学だと分野によっても違うが、1学科に対して数人いるぐらいかなぁ、ぐらいの割合である

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1338568.htm

この国費留学生大学においてどういう役割を持っているかというと主に留学生国籍多様化だ。留学生の中で最もマジョリティ経済力もあり人口も多く英語日本語も上手な私費で来た中国人留学生だ。つまり国費留学生制度をやめるとそれこそ留学生ほぼほぼ中国人で占められてしまう(まあそれが本当の公平だ!という主張もあるだろうが)。

実際、上記HPの表を見ても中国人は最も国費留学生採用される確率が低い。ほっといても来るからだ(逆にいえば中国人なのに採用された人はめっちゃ優秀)。

国費留学生制度があるからこそ弊大学のような地方国立大学にも世界各地から留学生が来たりして、新たな交流や知見がもたらされているのだ。

これから方面外交を進める上で各国にモンテネグロ首相のように日本留学経験のある知日派がいることは心強いだろう。予算規模としても大きいわけではないし、各国の優秀な留学生奨学金を与えることが国益に充分かなうだろう。

という事情で本当に林原めぐみブログ的外れ中の的外れなのだが、世の中の大抵のことには悪意のあるYouTuberが切り出した側面以外にも色々な背景がある。全てのことに詳しくなることは無理でも、さまざまな事象には複雑な背景があることを想像できる力を持っていって欲しい。

2025-03-13

anond:20250312153228

ChatGPT

このような状況では、投稿者が適切な支援を受けられるよう、すぐに行動することが重要です。以下に、信頼できる情報源をもとに対応策をまとめます

---

対応策の概要

投稿者の状況は、経済的問題家族から妨害によって進学が阻まれ絶望しているというものです。このようなケースでは、以下の対応必要です。

1. 命の安全を確保する(最優先)

2. 進学の道を確保する

3. 法的・公的支援を受ける


---

やるべきことの優先順位

【最優先】命の安全を確保する

まず、投稿者自殺を考えている可能性があるため、専門機関への相談が急務です。

いのちの電話24時間対応

📞 0570-783-556(10:00~22:00)

📞 0120-783-556(フリーダイヤル毎日16:00~21:00)

東京自殺防止センター(夜間対応

📞 03-5286-9090(毎日20:00~翌朝6:00)

児童相談所全国共通ダイヤル(18歳未満)

📞 189(無料24時間対応

SNS相談若者向け)

こころのほっとチャット厚生労働省

家族距離を置ける環境を確保するのが理想。頼れる友人・親戚・学校先生がいれば、助けを求める。

---

【次に】進学の道を確保する

親が入学書類を捨てたとしても、大学進学の道は完全に閉ざされたわけではない。

1. 高校先生進路指導室に相談(最優先)

過去の出願記録を確認できる

奨学金情報を得られる

入学手続き大学側に相談できる

2. 志望大学入試課・学生支援センターに直接連絡

書類の再発行が可能か問い合わせる

入学金や学費の延納・分納制度確認する

特別事情家族妨害)を説明する

3. 奨学金再確認

日本学生支援機構JASSO)**の奨学金申請(締切に注意)

JASSO奨学金情報

地方自治体民間団体奨学金もある

例:あしなが育英会交通遺児育英会など



➡ 最優先は学校大学に連絡し、進学の道を確保すること

---

【並行して】法的・公的支援を受ける

親が進学の妨害をしている場合児童虐待ネグレクト)や経済的DVに該当する可能性がある。

1. 児童相談所(18歳未満なら)・福祉事務所相談

📞 189(児童相談所

から経済的締め出し(ネグレクト)について相談

2. 法テラス無料法律相談

法テラス公式サイト

親が書類故意に破棄した件など、法的対応検討


経済的DV虐待としての対応視野に入れる

---

まとめ

✅ 最優先:命の安全を確保(いのちの電話、信頼できる人に相談

✅ 次に:進学の道を確保(高校先生大学相談奨学金を調べる)

✅ 並行して:公的支援・法的措置検討児童相談所法テラスなど)

➡ 1人で抱え込まず、支援機関活用することが鍵。



Grok


この匿名投稿からは、投稿者が深い絶望感と怒りを感じていることが伝わってきます。両親の妨害裏切りによって努力無駄になったように感じている状況で、「死にます」とまで書かれているのは深刻です。しかし、状況を冷静に分析し、信頼できる情報源を基に具体的な対応策を立てれば、まだ希望を見いだす道はあります。以下に、分かりやすく具体的な対応策と優先順位リストを示します。

具体的な対応策(信頼のおけるソースに基づく)

1. 大学への進学ルートを確保する

状況: 入学書類が捨てられたとのことですが、大学側に連絡すれば再発行や代替手段可能です。

対応策:

進学予定の大学合格した大学)の入学事務課に電話またはメールで連絡。

「家庭の事情書類が紛失した」と説明し、再発行の手続き確認する。

受験番号や志願票の控えがあれば伝える(なくても事情を話せば対応可能)。

信頼できるソース: 多くの大学公式サイト(例: 東京大学早稲田大学入試事務ページ)には、「書類紛失時の対応」が記載されており、電話連絡で解決するケースが一般的

補足: 両親が協力しない場合でも、あなたが18歳以上なら法的には独立して手続きを進められます

2. 奨学金資金を確保する

状況: 両親がお金理由に反対しているため、自己資金調達が必要

対応策:

日本学生支援機構JASSO奨学金:

給付型: 低所得世帯向けで返済不要(例: 年収300万円以下なら月約7.6万円+授業料減免)。

貸与型: 無利子(第一種)または低利子(第二種)で月2~12万円借りられる。

申請は進学後に大学経由で可能保護者同意が得られなくても、「家計急変」を理由申請できる場合あり。

詳細: JASSO公式サイトwww.jasso.go.jp)。

大学独自奨学金減免制度:

経済的困窮を理由授業料免除や緊急支援金を申請可能

例: 国公立大学授業料減免制度文部科学省公式サイト確認)。

民間奨学金: 「あしなが育英会」や地方自治体奨学金視野に。

ポイント: 大学事情説明し、奨学金担当者相談するとスムーズ

3. 生活費を賄う手段を確保する

状況: 大学生活には学費以外に生活費必要

対応策:

アルバイト: 時給1,000円で週20時間働けば月8万円程度可能(例: コンビニ塾講師)。

住居: 大学の寮(月2~3万円程度)やシェアハウスを利用。

公的支援: 親と縁を切る場合生活保護や住居確保給付金の申請市区町村福祉課で相談

信頼できるソース: 厚生労働省の「生活困窮者支援」ページや各大学の寮情報

4. 両親の妨害回避する

状況: 両親が邪魔してくるため、独立した行動が必要

対応策:

書類管理: 今後の重要書類デジタル保存(スキャンしてクラウドにアップ)または信頼できる友人・親戚に預ける。

住所変更: 住民票を移し(寮やシェアハウスへ)、親の干渉を減らす。

精神サポート: 学校カウンセラーや「いのちの電話」(0120-783-556)に相談

ポイント: 法的には18歳以上なら親の同意なしで行動可能

5. 精神的な安定を図る

状況: 「希望が無くなった」「死にますとあるため、まず心のケア重要

対応策:

無料相談窓口(「こころ健康相談統一ダイヤル」: 0570-064-556)を利用。

進学先の大学事情を話し、カウンセリングを受けられるか確認

信頼できるソース: 厚生労働省メンタルヘルス支援ページ。

やるべき事の優先順位リスト

以下は、今すぐ行動に移せる順番でリストしました。

大学に連絡(当日~1日以内)

入学書類の再発行を依頼。事情を簡潔に説明(「家庭の事情で紛失した」)。

奨学金支援制度相談窓口を確認

奨学金情報確認(1~3日以内)

JASSOサイト給付型・貸与型の条件をチェック。

大学電話奨学金申請の流れを聞く。

生活費計画を立てる(3~7日以内)

アルバイトを探す(求人サイト: タウンワークバイトル)。

寮やシェアハウスの空き状況を大学不動産サイト確認

両親から独立を準備(1週間~)

住民票を移す手続き市区町村役場確認

重要書類安全場所に保管。

心のケア(随時)

相談窓口に連絡し、話を聞いてもらう。

信頼できる友人や先生に現状を共有。

メッセージ

あなた努力無駄ではありません。両親が大学を「贅沢」と考えていても、あなたには自分人生を決める権利があります。まず大学に連絡して一歩を踏み出してください。そこから奨学金支援が動き出し、状況は変わります。「死にます」と書いた気持ちも分かりますが、生きてさえいれば必ず道は開けます応援しています。何か質問があれば、遠慮なく聞いてください。




gemini

ご両親との関係、進学への強い思い、そして現状への絶望感、大変お辛い状況だとお察しします。どうか、まだ希望を捨てないでください。あなたは決して一人ではありません。

まず、最も重要なことは、あなた安全を確保することです。死を考えるほどの状況ですので、すぐにでも専門機関相談してください。

相談窓口

* いのちの電話: 0570-783-556 (午前10時~午後10時)

* よりそいホットライン: 0120-279-338 (24時間対応)

* チャイルドライン: 0120-99-7777 (午後4時~午後9時)

* あなたのいばしょ: https://talkme.jp/

これらの窓口は、あなた気持ちを受け止め、必要支援提供してくれます。一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります

具体的な対応

* 安全の確保:

* 上記相談窓口に連絡し、気持ちを話してください。

* 信頼できる友人や先生、親戚などに相談し、助けを求めてください。

* 可能であれば、一時的安全場所に身を寄せることも検討してください。

* 進学に関する情報の再収集:

* 大学ウェブサイト募集要項を再度確認し、必要書類手続きを把握してください。

* 奨学金に関する情報を集め、利用できる制度がないか調べてください。日本学生支援機構奨学金制度は、多くの学生が利用しています

* 日本学生支援機構: https://www.jasso.go.jp/

* 高校先生キャリアカウンセラー相談し、進学に関するアドバイスを求めてください。

* ご両親との話し合い:

* 感情的にならず、冷静にあなた気持ちや進学への強い思いを伝えてください。

* 経済的不安がある場合は、奨学金アルバイトなど、具体的な解決策を提示してください。

* 第三者先生カウンセラーなど)に同席してもらい、話し合いをサポートしてもらうことも検討してください。

* 経済的な自立:

* アルバイトをして学費生活費を稼ぐことを検討してください。

* 奨学金制度を利用し、経済的負担を軽減してください。

* 生活保護など、利用できる公的支援制度がないか調べてください。

やるべきことの優先順位

* 安全の確保: 相談窓口への連絡、信頼できる人への相談

* 進学情報の再収集: 大学ウェブサイト確認奨学金情報収集

* ご両親との話し合い: 冷静な話し合い、第三者サポート

* 経済的な自立: アルバイト奨学金公的支援制度の利用

その他

* あなた努力は決して無駄ではありません。諦めずに、あなたの夢を追い続けてください。

* あなたは一人ではありません。周りの人に助けを求め、一緒に解決策を見つけていきましょう。

最後に、あなた未来あなた自身の手で切り開くことができます。どうか、希望を捨てずに、前を向いて歩んでください。


Copilot

このような投稿を見かけた場合、まずはその人の安全を確保することが最優先です。以下に具体的な対応策とやるべき事の優先順位をまとめました。

### 具体的な対応

1. **緊急連絡先に連絡する**:

- すぐに警察救急に連絡し、状況を説明して助けを求める。

- 日本では、警察の緊急連絡先は110救急は119です。

2. **信頼できる大人専門家相談する**:

- 学校カウンセラー教師、信頼できる親戚や友人に相談する。

- 日本学生支援機構JASSO)や地域相談窓口に連絡することも有効です[43dcd9a7-70db-4a1f-b0ae-981daa162054](https://www.jasso.go.jp/shogakukin/oyakudachi/sukara_ps/index.html?citationMarker=43dcd9a7-70db-4a1f-b0ae-981daa162054 "1")[43dcd9a7-70db-4a1f-b0ae-981daa162054](https://www.jasso.go.jp/shogakukin/?citationMarker=43dcd9a7-70db-4a1f-b0ae-981daa162054 "2").

3. **奨学金情報提供する**:

- 奨学金情報提供し、経済的支援を受ける方法を教える。

- 例えば、[ガクシー](https://gaxi.jp/)や[スカラネット・パーソナル](https://www.jasso.go.jp/shogakukin/oyakudachi/sukara_ps/index.html)などの奨学金サイトを紹介する。

4. **心理的サポート提供する**:

- 心理的サポート提供し、話を聞くことが重要です。

- 必要に応じて、専門のカウンセラー心理士相談することを勧める。

### やるべき事の優先順位

1. **緊急連絡先に連絡する**:

- すぐに警察救急に連絡し、状況を説明して助けを求める。

2. **信頼できる大人専門家相談する**:

- 学校カウンセラー教師、信頼できる親戚や友人に相談する。

3. **奨学金情報提供する**:

- 奨学金情報提供し、経済的支援を受ける方法を教える。

4. **心理的サポート提供する**:

- 心理的サポート提供し、話を聞くことが重要です。

このような状況に直面した場合、迅速かつ適切な対応が求められます。何よりも、その人の安全心のケアを最優先に考えて行動してください。

2025-02-27

田舎から?なのかしらんが、自県では、私立高校公立高校落ちた人が行くところなんだよな〜

人数比率分からんけど、学校数だけなら、公立私立は8:2くらいの比率

私立入試の方が早いからみんな滑り止めに受ける

公立トップ高狙いの大学進学実績になりそうな生徒には、公立入試前に私立入学確約してくれたら授業料免除するから!っていう誘いは私立高校からあるから、優秀なら学費普段は減らせる

でも、お金のない家の子で、中学不登校とか障害ボーダーラインみたいだと行き先がない

公立定時制通信制はあったと思うけど受け皿としては人数少ないんじゃないか

公立無償化するなら、私立の子にも相応の対応してあげてほしい

2025-02-23

高校無償化ってアホが考えたの?

私立公立授業料免除になったら私立が人気になるやん?

公立高校店員割れしてつぶれるだけなんだけど、それで良いの?

誰が考えたの?バカなの?

2025-01-25

私と兄と養母と父の話

私が9歳、兄が11歳の時に母が死んだ。

もともと体が弱く、私を出産してから病院にいる方が長い人だった。

父は母の入院費と私たち生活費のために働き詰めで、あまり家に帰ってこれなかった。

母が死んで3年後、父が再婚した。母より、学校先生よりも若い人だった。

母が死んで3年しかたっていないのに再婚した父が気持ち悪かった。

新しく家族になったその人は、自分のことは名前で呼ぶようにと言った。

 

あなたたちの母親はなくなった彼女一人だけだから、無理に自分を母と呼ぶ必要はない。ただ、同居する人として、仲良くなりたい。

親ではないが大人として、子供であるあなたたちを守る義務がある。だから何かあれば、遠慮なく頼ってほしい。

 

そういわれても、思春期だった私は父もその人のこともひどく嫌った。

その人は大手企業食品外食部門だったかも)に勤め、当時では珍しく半分在宅だった。彼女料理はどれも美味しく、それが腹立たしかった。

必要以上に干渉しない彼女と、会話をしない私に父は苛立っていたようだが、いつも彼女が、年頃だから仕方ないと言ってなだめていた。受験の近い兄は部屋に引きこもりがちで、会話は少なかった。

 

兄が志望校入学し、父と彼女結婚して2年目、父の帰りがまた遅くなった。その頃になると私も受験視野に入り、塾などで帰りが遅かったりもして、我が家は可もなく不可もない状態だった。

彼女は相変わらず半在宅、フレックスタイム制の出社で、私の中で彼女は父の伴侶ではなく、住み込みの家政婦という認識になっていた。そうなるとどこか気安く接することもでき、女同士ということもあって化粧の相談から生理の悩みまで、色々話すようになっていた。

 

転機は私が15歳、兄が17歳の時に起きた。

夏休み、友人と少し遠出をしたときに、父を見た。奇麗な若い女性と腕を組み、笑っていた。

落胆はなかった。むしろ、ああやっぱりという思いが大きくて。

帰宅したその日、私と兄、それから彼女といういつもの食卓で、今日たことを話した。彼女はまるで初めから知っていたかのように落ち着いていたのに対し、兄がひどく怒っていたことが印象に残ってる。

思い返せば、初めから彼女は父のことを愛していなかったのではないだろうか。私たち必要以上に干渉しないのと同様に、彼女は父にもあまり干渉しなかった。

翌年、私が志望校に受かったのを機に、二人は離婚した。

 

彼女は父と結婚時に親権を取得していたらしく、私たちは父と彼女、どちらに引き取られるか聞かれた。

貯金養育費もあるし、三人の生活費なら女手一つでも大丈夫から、二人と一緒に住みたい。

彼女は何度も言いつのり、でも、そんな彼女負担を考えると不安で、だからと言って父とはいたくなくて。結局私たち彼女と一緒にいることを選んだ。

兄はバイトをすると言っていたし、私もバイトを始めようと思っていた。けれども彼女はそれにいい顔をせず学生の本文は学ぶことだからお金のことは心配するなと言った。

 

三人で暮らし始め、彼女は昼に夜にとよく働いていた。夜中に目が覚めてリビングに行くと、彼女外国語オンライン会議をしているのを見かけるようになった。

私と兄は彼女負担をかけたくなかったか家事積極的にして、兄は志望校の推薦枠を狙って勉強をした。そのかいあって兄は授業料免除の推薦枠で合格した。

彼女はとても喜び、私たちの母に、報告に行こうと笑った。

 

父と離れ、母の話をよくするようになった。

これが好きだった、あそこに行こうと約束した、あれをやりたいと言っていた。そんな些細なことを、小さな思い出を、彼女はいつも嬉しそうに聞いてくれた。

父に母の話をすると何とも言えない表情をされることが多く、いつの間にかあの家で、母のことは禁句のような雰囲気だった。それが、今は何気ない日常の一つとして、大切な思い出として、手に取って眺め、愛でることが許される。

どうして他人である彼女がこんなにも受け入れてくれて、父は受け入れてくれなかったのだろうか。愛した人をなくして辛かったというのだろうか。たった3年で再婚し、2年もたたずに浮気をしたくせに。

 

私が17歳、兄が19歳の秋、兄が悩んでいることを知った。

兄は料理に興味があったが、県内授業料免除などしてくれる大学専門学校がなく、諦めていた。

それを知った彼女は、学費生活費も気にするなと言い、色々調べた結果、学生寮がある専門学校受験することになった。兄は一年制のコース受験しようと思っていたらしいけれど、彼女はせっかく学ぶのなら三年制にして、ついでにフランス留学もするべきだと言った。フランス留学するならフランス語を喋れた方がいい、フランス語なら自分が教えられると嬉々として話す彼女を見て、私も兄も何も言えなかった。

話の流れで私の将来、主に大学となりたい職業に話になって、服飾系に興味があるというと、じゃあ、あなたイタリアだね。イタリア語も私が教えられるから留学できるねと言われた。

自分の口から変な音が出た。

 

今まで聞いてこなかった彼女の経歴や今の仕事を聞けば、現在起業して不動産シェアオフィス関係仕事をしつつ、専門的な分野の翻訳通訳仕事もしている。もともと語学系の学校を出ていて留学経験があり、ヨーロッパ圏と中国韓国なら日常会話に困らないそう。

そんな彼女に支えられしごかれ、兄は無事に調理学校合格。私は急遽変更した志望校だったけれど無事に合格し、春から大学生になる。

現在我が家では、英語イタリア語とフランス語(兄がいるときのみ)が飛び交い、帰省した兄の置き土産である大量の作り置きの消費に頭を悩ませている。

2024-07-13

地方母子家庭出身東大博士号女の元増田です

記事は消してしまったので証明できないけど、元増田です。

普段ROM専で、SNSリアルタイムに反応をもらうことに不慣れでつい舞い上がってしまい、更新ボタンを押す手が止まらなくなってしまった。

また、フェイクは入れまくっていたけれど、身バレするのがホッテントリに入って注目されるようになってから怖くなった。

自分精神衛生悪化を感じたので、勢いで消した。私にはSNS上でオープンな発信者になるのは早かったみたいだ。

だけど、どうしてもお礼を言いたくてのこのことまた出てきてしまった。

おかげさまで、修学支援基金件数寄付金額が増えていた。

6月11日現在における今年度の寄付総額は約130万円、寄付件数は79件。

7月13日現在では総額305万3千円、件数は149件! 倍増! すごい!!

自分投稿がどれだけ貢献したかはわからないけれど、寄付してくれた方々に対して厚く御礼を申し上げます。本当にありがとう

まだまだ増えてほしいかURLを再掲します。

https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83?pg=400&page=1

これは寄付してくれた人たちの応援コメントリンク

読んでみると、過去授業料免除を受けていたという人が恩返しとして寄付しているのが結構多いのが分かる。

https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83?pg=400&page=1#project-tab03

あとは3つおまけ。

東大OBOGによる寄付が少ないのはなぜか

これは、大学側と卒業生側の双方に原因があると考えられる。

まず大学側の要因として挙げられるのが次の2つ。

第1に、大学側の広報が下手。

私も今回調べるまで、自分研究科以外の寄付基金存在を知らなかった。修学支援基金も含めて。自分もお世話になってたのにね……。

OBOG向けにたまに郵送するニュースレターという形でOBOGへのアウトリーチする基盤はある。

現役の学生からお金を搾り取ろうとする前に、OBOGへの寄付の働きかけを強化する手段はあるんじゃないのかな。

関連して第2に、学部研究科ごとの独立性が高くて、「東京大学」としての寄付の呼びかけに失敗している。

夫は別の学部研究科出身なので、ニュースレターを私の出身のところと比較できるのだが、どちらも自分たちのところの研究のための基金情報しか載っていない。

ふるさと納税における各自治体みたいに、寄付金を巡って本部と各研究科競争しているような状態なのかもしれない。

あるいは、授業料免除のような学生全体に関わる経済的困難層向けの修学支援東京大学本部としての活動になる一方で、OBOG向けのアラムナイ活動学部研究科の所管になっているように見えるから、そこで齟齬があるのかもしれない。

何にせよ、大学側に改善余地があるのは確か。

他方で、卒業生側に目を向けると、卒業生には寄付をするインセンティブがない。

寄付をすることに対して、アイデンティティ上の満足や実利など自分のためになる何かがなければならない。

多くの東大OBOGには、寄付に対するそうした対価は存在しないと思う。

何よりも、自分の子ものライバルを増やす理由存在するか?

アメリカの有名大学には寄付による入学枠がある。寄付することが、そのまま自分の子もの利益に繋がる。

賛否はあると思うけど、その寄付金を使って貧乏の子どもが入れるようになるならば、うまくできた制度設計だと思う。

でも、これは私立大学からできることだろうし、東大でそんな制度採用されるとはとても思えない。

※補足:ハーバード大学スタンフォード大学などのアメリカの有名大学のほとんどは私立大学

でも、はてなー公共心が高くて、公共性への貢献からアイデンティティ上の満足を得られるであろうから、皆さんから寄付には勝手に期待している。

②なぜ親と折り合いの悪い層にこだわるのか

これは、実際にそういう人を知っているから。金銭面で決定的に仲違いしたから。その人は大学からも去ってしまたから。

大学院に行きたいと言っていたけれど、結局コンサル就職した。私が知っている中でもかなり天才と呼んでよいほどの頭の人だったのに、ものすごくおもしろ研究をしたはずだったのに、本当にもったいない

セクシャルマイノリティーの立場から授業料値上げについて書いていた学生noteを読む限り、最近でもこの問題解決してなさそうで非常に残念だ。

私の場合、分かりやす経済的困難層だったことと、進学には反対したけどなぜか書類の準備には協力的だった親がいたことはすごく運がよかった。

安定性・公平性を欠く運任せの制度は、制度と呼ぶに値しない。

親との折り合いが悪くて授業料免除制度からこぼれ落ちてしまうような学生をどう救うかの問題解決しない限り、いくら支援制度の充実を掲げたとしても、学生自助努力の水準を上げる授業料の値上げは行うべきではない。

最後に。自分のこれまでを褒めてもらえたことはうれしかった。その一方で、危うさも感じた。

やっぱりみんな学力によるメリトクラシー能力主義)にとらわれすぎだと思う。

特定能力を持っている人はそれにふさわしい場所に行けるべきという考え、あるいはそれが実現された社会は、最終的にはその能力を持たない人を苦しめることにもなりうる。

学力という一つの能力のみによる純粋な選別装置として大学機能させることと、社会全体の平等は別の話。

能力によって個人レベルでの格差を乗り越えることができたとしても、社会全体の格差は残り続ける。

世代間の社会流動性が高ければそれはそれで問題ないのかもしれないけれど、それでもやっぱりいま・この世代において個人レベルで「負ける」人は発生する。

特定能力による勝ち負けの発生自体をなくさないと東大ヘイト負け組ヘイトもなくならないんじゃないか

もちろん個々の能力ごとに勝ち負けが発生するのは避けられないけど、いろんな人のいろんな能力尊厳をもって扱われて、トータルでみたら引き分けだとみんなが感じられるような社会になってほしいと心から思う。

から繰り返しの主張になるけど、大学生への経済的支援だけではなく、若者向けの支援も、かつて若者だった人たち向けの支援もやるべきというのが私の立場

東大生は社会的に有用から他を差し置いて特に支援されるべき」ではない。

個々人が寄付という形でその思いを表明するのは、個人の善の構想の中にある自由選択

でも、公的税金を使ってやるべきような正義の話なのかは分からない。

それに、社会的に有用になることを東大生に押し付けることも適当ではないと思う。

社会貢献のためにみんな働いているのか? ジョブズ社会貢献のためにiPhoneを作ったのか?

そうではないだろう。

人々が自由にその能力を発揮して、自分の何らかの価値のために働いて、それが結果的社会の役に立つ。それが一番健全

最初から社会のためになんて言ってるやつはうさんくさい個人の感想だけど。

説教さいこと言ってごめんなさい。

この投稿以降は再び社会の片隅でひっそりこっそり生きる生活に戻ります

誤字脱字は直すけど、それは何卒ご容赦を。

2024-06-13

[]anond:20240613200534

https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83

h抜きする意味が解らないのでリンクしておくね

地方母子家庭出身の女さんが東大博士号を取るまで

生活保護博士号ニキとか授業料値上げの報道かに触発された。

残念ながら、いわゆる理解のある彼くん要素がある。

長いと思ったら一番最後だけ読んでくれるとうれしい。

東大に入れたのは単純にペーパーテストがめちゃくちゃできたからだが、目指すようになったのは模試の結果を見た高校教師が勧めてくれたことがきっかけ。たぶん高2の春。

それから東大意識するようになって、現国問題で毎回おもしろ文章読めて最高〜、図書館で出典探して著者経歴を見ると東大出身者多いな〜、東大に行けばこういうおもしろい考えにもっと出会えるのかな??ぐらいの浅い動機東大第一志望にし始めた。

金のことはあんまり考えてなかった。

高校私立だったが奨学生として学費は全額免除してもらっていた上に(その条件で入学した)、民間団体が県住民対象でやっていた給付型奨学金支給されていた。

学力も授業だけで問題なかったので予備校に通う必要もなく、教育費はほぼゼロ

大学も同じように学力さえあれば行けるし、貧乏人にはそれ相応の奨学制度があってそれで何とかなると思っていた。だってそうあるべきじゃないか?

父親ギャンブルによる借金が原因で離婚し、母親非正規雇用で働き始めていたというのが数年前から我が家の状況だった。養育費もなく、突然働かざるを得なくなった母親は当然ストレスを抱えていた。その捌け口になったのが私。

自分の娘が東大に行けるはずがない、父親似の目つき・言葉存在その全てがとにかくムカつく、おまえもどうせ父親と同じだ、あんたは地頭が悪いからだめ、性根が良くなければ勉強なんてできたってなんにもならない。色んな言葉をぶつけられて、まあ限界でしたわ。

A判定しかない模試の結果を見せ続けてもだめ(ふーん、だから?)、日本学生支援機構の貸与奨学金の話をしてもだめ(あんたも父親と同じで借金踏み倒すんだろ!)、年収400万円以下が対象になる授業料免除の話をしてもだめ(ちゃん免除される保証がどこにあるの!?)、格安学生寮の話をしてもだめ(入れなかったらどうする、女なんだから余計な下宿費がかかる!)。

給付型奨学金地方のしょうもねえ高校全然情報はなく、先生たちも諦めるなぐらいしか言ってくれない。

自分で調べろって? 調べた上で給付型奨学金勘定から外していた。

募集人数がめちゃくちゃ少ないのに、「学業優秀」で「経済的に困難を抱えている」学生自分が「絶対に」該当するなんてどうして言い切れるんだ?

そんな不確かなものを頼みにできるわけがない。

地方、女、貧困が混ざるとこうなる事例としてぜひ参考にしてくれ。

制度存在することと、使えると認識することは違うんだ。うちの場合だけかもしれないけど。

結局「何とかなる」でゴリ押して、受験すること自体同意を得たのは高3の12月浪人なんてできるはずもないので、東大に落ちたらすでに受かっていた防衛大に行くつもりだった。とりあえず家から逃げることが第一目的に変わっていた。その上で大学おもしろそうなことを勉強たかった。そうじゃなきゃ生きている意味がないと思った。

無事に受験できて、合格した。合格たからってごちそうが出たわけでも金一封が出たわけでもなかった。

翌日に大震災。見事に被災して、なーーーーんも調べることもできないまま、ほぼ丸裸で上京した。

大学のこともなんもわからんし、クラスなんそれ、語学ごとに性格あるんだへー、五月祭なんてものがあるのかー、演習ってなんだ?

こんな感じ。臆病な自尊心合格発表前に色々調べておかなかった私も悪い。

ていうかみんな発言ちゃんとしすぎ、英語喋れすぎ、そしておしゃれすぎ。それに対して私は何もかもが終わりすぎ。

慣れない電車通学、週20コマの授業、母親言葉フラッシュバックで病んだ。健康診断の段階で精神科を勧められて受診はしたけど、医師震災サバイバーズ・ギルトですねで終わらせたのもあってその後の通院には結びつかなかった。

毎日何とか自殺先延ばしにして、大学に通い続けた。おもしろ講義を聞いている時だけは生きている感じがした。

そんな感じで大学と寮の往復で友人もできないまま夏学期が終わり、冬学期が終わった。試験対策が高度に制度化されているおかげもあって、単位には困らなかった。ぼっちこそ東大に行け。

2年生になって少しメンタル回復してようやく友人ができた。ようやくふつう大学生に近づけたと思った。3年生のときには友人の繋がりでのちの彼くんとの付き合いも始まった。

優秀かどうかは分からないけれど、友人になったのはみんな良い人たちだったし、私が母子家庭であることを公言していないせいか、友人たちが気を遣ってくれていたおかげか、対等な付き合いができたと思う。劣等感のようなものもそれほど感じなかった。仲良くなったのが都市部出身ゴリゴリ強者ではなく、地方中流〜上流家庭出身者ばかりだったというのも大いにあると思う。父親教授とか銀行員とか(母親は当然専業主婦)、そんなのばっかりだったけど。


仕送りは当然なかった。しかし、授業料全額免除家賃が月1万円程度の学生寮、さらには運良く引っかかった給付型奨学金のおかげで、経済的に困窮することもなかった。自分でも意外なぐらいに何とかなってしまった。

毎年授業料免除のために母親源泉徴収票を手に入れていたのだが、当時の母親年収200万に満たない程度である。たまに母親仕事が嫌になって無職になったり、転職を繰り返したりしていたので、提出書類をそろえるだけでも一苦労だった。

ちなみに震災の影響で提出できなかった書類を改めて提出するために訪れた奨学係で、たまたまリストを渡してもらえたか給付型奨学金に応募できた。


3年生になるとあっという間に就活ですよ。院進も国家公務員試験留学も考えてなかった。そういうのはタフでグローバルなふつう東大生がやるものなので。

自己分析しているとまた病んで眠れなくなった。家と大学図書館の往復の日々を過ごしてきた私に書けることなんてなかった。どうして自分ふつう東大生になれなかったのか。私と彼ら彼女らで何が違ったのか。

考えるのが嫌になって、手持ちのタマが切れた段階で就活をやめた。留年ぼんやり意識し始めて、さてどうしようとなったのが生活費授業料

特に遊びに行くわけでもなく、自炊を続け、節約しまくっていたのと、貸与型・給付型奨学金と細々としたアルバイトのおかげ何とかなりそうな貯金はすでにあった。

しか留年すると、奨学金は止まる上に、いくら世帯年収が低くても授業料免除対象から原則として外される。授業料分までの貯金はなかったし、家に頼ることはできなかった。

結局めちゃくちゃアルバイトをして授業料相当額を稼いで、留年に備えた。


「とりあえず留年」の先に何か目指している進路があるわけではなく、毎日自殺を考えていた。しかし、たまたま履修したゼミに救われて、大学院進学を考え始めた。もっと救われたかった。

成績だけは相変わらず良かったので、無事に合格できた。また、ようやくメンタル問題と向き合う決心がつき、学内カウンセリングに通った。留年した年の学費はこのために支払っていた気がする。

院進後は授業料免除奨学金も復活し、博士課程では生活費研究費付きのプログラム採用してもらえたから何とかなった。


博論書けない無理とふつう院生のように悩んでいたところ、身体を壊してしばらく入院することになった。標準年限の3年で上がれないのが確定したこと生活費のあてがないこと、研究アルバイトを両立させるような体力はないこと、その状況でまた授業料を支払わなくてはならないこと。何度も自殺は考えてきたけど、ついにその時が来たなと思った。

彼くんに頼ることは全く考えていなかった。しかし、結婚し、しか授業料も出すことをあっちから提案してきた。実は親戚に博士号持ちが多く、本人もかなり稼いでいたこと。これが「博士号取得にやたら理解のある彼くん」の背景にあった。

それまでは割り勘だったしお互いの家の話もロクにしていなかったので、そこそこお坊ちゃんであったことに驚くとともに、これが東大生の家庭なのかと惨めな気持ちになった。

しかし、自分人生にここまで賭けてくれる人がいるという事実は単純に嬉しかった。自分の救いのためだけではなく、応援してくれる彼のためにもさっさと博論を仕上げようと奮起し、かなり短期間で博論を仕上げて博士号を取った。

これがいかにして地方母子家庭出身の女が東大博士号を取ったかだ。要するに学力幸運に恵まれていたから。

高校民間公益財団法人東大の奨学制度博士課程学生向けプログラム、そのすべてに感謝している。うまくやれてる限りにおいて、選ばれる限りにおいて、多くを望まない限りにおいて、意外なほどに制度は充実しているというのが一当事者感想


まれながらに貧困だったわけではなく、しばらくはそれなりの生活を送り、両親もそろっていたので、ガチ不利層というわけではない。だから代表者ヅラする気はない。あくまで一つのケースとして見てもらうのがよい。また、学力自体最初から備わっていた。だから学力格差と関連する機会の平等の話ではない。

学力があっても受験自体が危うかったこと、経済的に一度でも詰んでいればそこで諦めていたであろうことが私がお伝えしたかった点である。詰まなかったのは単なる偶然。


博士課程の最後一年ふつう東大生が過ごしてきた環境なんだろうなとも思う。教育のために金を惜しまず、授業料を払い、衣食住が保障されて、何よりも心から応援してもらえる。率直にずるい。それなりにプレッシャーはあるし、生活保障されていても勉強研究が大変なのは分かったけど、でもずるい。

もちろん、そうじゃない人たちもたくさんいた。授業料免除申請の大行列、寮の住人たち、親との折り合いが悪く仕送りもないのに授業料免除から奨学金から対象外にされて私なんぞよりよっぽど厳しい経済状態にあった知人たち。彼ら彼女らと連帯することはなかったけれど、どうにかそれなりの人生を歩んでいることを願ってやまない。



授業料の値上げの必要性は理解している。国立大学法人改革はクソ。競争資金はクソ。

しかし、値上げの代わりに経済的に困難を抱えた層への支援を充実させる案には、次の5点の問題があることから反対の立場だ。むしろ授業料免除制度なんていらないくらいに、学生アルバイトで賄える範囲授業料を下げるべきだとさえ思う。

第1に、書類準備の手間。住民票、源泉徴収票アルバイト先・RA先生に書いてもらう収入関係書類、とにかく書類が多い。家族に提出をお願いする書類も多い。私の母親書類に関しては協力的であり、私自身の事務処理能力もそこまで低くないので何とかなったが、自分家族書類準備能力が不足している場合、あるいは家族が非協力的な場合、容易に詰む。しちめんどくさい書類を準備させる手間を経済的困難層に課すことは正しいことなのか? その手間を背負わされる学生たちを増やすことは正しいことなのか?

第2に、スティグマ。本当に困っている人の授業料免除されるならいいけどという言説はキャンパス内にも普通に存在した。生活保護と同じようなもので、授業料免除されているということは「恥ずかしい」。払えるものなら、こっちだってすばらしい授業と指導の対価として気前よく授業料を払いたかった。

第3に、高い授業料を払う層と授業料免除される層の発生による、「合格さえすれば平等であり対等なコミュニティの仲間である」という虚構崩壊

第4に、親との折り合いの悪い人々が制度狭間に陥る。学部生の場合独立生計を認められるハードルはめちゃめちゃ高かった。つまりたとえ親から仕送りが全く存在せず、世帯から恩恵を全く受けずに自分アルバイト等のみで生計を立てていたとしても、授業料免除対象に入れてもらえない。個人的にはこれが一番の問題。「親との折り合い」を判定条件に入れて、不正を見逃さずに、本当に支援必要学生を正しく判別できるのか? できるなら教えてくれ。そしてすぐ実行しろ。もしかしたらすでに改善されているのかもしれないけど。

第5に、留年すると原則対象外になるので、失敗・留年覚悟の挑戦ができなくなる。


他方で、なぜ高卒の人々には支援が行われずに、同じ年齢の大学生に対してのみ支援が行われるべきなのか、私には分からない。日本社会の発展に繋がるから? 勝手に期待して我々の未来を決めないでくれ。

高卒の人が一足先に社会で働いて収めてくれた税金が巡り巡って私の就学を支えていてくれていたこと、しか学歴理由に彼ら彼女らが下に見られること、さら生涯年収に大きな差が生まれることを考えると、勉強ができて大学入学できたというだけで大学生が優遇されていて非常に不公平だと思う。若者支援というくくりで全員に対して支援をやらないとおかしい。

最後、一番言いたかたこと。

結局東大に金がないのが悪いんだから、「貧しい家庭出身でも能力があるなら東大に行ける」、そういう理想を守りたいんなら自分で金を出してくれ。つまりみんな直接東大に寄附すればいいよ。「修学支援事業基金」っていうまさにその目的のための基金もある。

ttps://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83

ちなみに税額控除対象政府に回る金を減らして直接自分の思う公益のために金を投下できるすばらしい制度税額控除だ!

理想を実現するためには金がいる。金もさないくせにごちゃごちゃ抜かすな。口だけの偽善者になるな。

6月13日現在の今年度の寄付総額は約130万円、寄付件数は80件だ。

この数字が増えることを楽しみにしている。

2024-02-17

anond:20240216195122

今はJASSO給付奨学金授業料免除もあるから大学行こうと思えばだれでも行ける時代になりつつあると思う

別に超一流大学に行かなくても大卒資格があればそれなりに正社員として働くこともできるだろうし、教育費のことをそんなに悲観的にとらえる必要もない気がするな

2024-01-19

馬鹿である事は損では無いんだと信じたい…

正確には「自分の置かれてる現状に対してロクな根拠もなくプレッシャーを感じないでいられる事」と言うべきだけど

その性質を持って生きるのは悪くないんだと思いたい

自分高校卒業した後と大学学部卒業した後にそれぞれ2年と1年通ってない期間がある

必要お金自分で払うならいいって言われたか入学金+最初授業料バイトで稼ぐという事で1年稼いで大学に行く予定だった

でも行く予定の大学に落ちたから1年浪人して2年かかったけど…最初の1年目は受験をやってない場合でも2浪扱いになるのか…?

まぁ親は学費は違うけどお金を払ってくれない物は一つも無かったし

貰ったお金ノートPCタブレットを買えた事もある

Androidスマホも2度買ってくれたし通信費も全部払ってくれたし今も通信費を払ってくれてる

今までずっと一人暮らしをしていなくて親に生活費を払ってもいない訳だけど、でも恵まれてる家庭だって言われたら理不尽だと思ってる

貧乏な家庭だと言うつもりはもちろん無い

授業料免除や半額についての基準まで言わないと駄目なんだろうか?

なんというか大学行くやつは自分が恵まれてる事に感謝しろって意見がムカついて仕方ない

こっから高校卒業して2年目の話になるが、多少お金に余裕があると感じたかデリヘルを利用してしまった

本番出来る店の中で何とかお金大丈夫ラインを探したが結局10回近く利用してしまったと思う

フリータイムの分払わずに済むから家に呼べたらって考えてしまった事がある

一応は東京国立大学に入る事は出来たが終わってる人生だと少し思う

そして大学に入った後もなんとか年5回くらいは利用した

それで親には学費うから!って言って大学院に進む事も決めてしまたかデリヘルを利用し続けられたんだと思う

就職活動してた場合の方がデリヘルに行く余裕は出来なかったと思う

学部4年目もそこまでキツくない発表だったかデリヘルに行けたんだと思う

デリヘルについては知り合いに知られてないとは思う

そして1年またバイトで稼ぐ期間を設けて別の東京国立大学院に入る事が出来た

大学院に入ってからデリヘルは利用した事がない

ヘルスで本番無しを1回は利用したけど…何と言うか馬鹿にされるが愛が無いのがキツいと言うかそう思ってきて利用出来なくなった

研究に関しては自分には好きな分野があってそれにずっと熱中するのは好きだし大学院も今の所楽しい

修士研究テーマも多分これでいいというものを定める事が出来た

ここまで見直してみてやっぱりバイト先だけは恵まれてるかもしれない

何処とは言えないが運輸会社仕分けバイト作業が楽とは言わんがキツくは無い

作業がそこまで難しく無いか作業中に研究の事を考えるのも良かった気がする

深夜や早朝を何度か切り替えたけどでも他の用事とも被らずに出来た

塾講師はそんなに纏まった時間とれなさそうだし覚えなきゃいけない作業いつまでもありそうだし

仕分けの方が良かった気がする

貯金20万円しか無いし合計3年浪人したようなもんだし

就職も決めてない、何となく研究者に行けないかって今も思ってる

なのに4月から2年目だけどまだ学振について分かってない事がある

今までの自分の状況をこうやって書いてみてもまだそこまでプレッシャーを感じていない

その感じていないことを悪くないんだって事にならないかなぁ…

2024-01-05

anond:20240105174204

実家太くなかったら逆に授業料免除通るし、入学免除申請もあるし、奨学金一種がもらえるし返済免除申請もある

しかも成績だってめっちゃ優秀である必要は確かなかったはずで、実家貧乏であれば割といけるはず

さら大学によっては家賃格安学生寮だってある

それでもそれでもお金がないなら、金銭理由で休学も100%通る。一年バイト頑張って学費等々稼いだらいい

貧乏大学行けなかったっていう人は自身リサーチ不足を呪ったほうがいいと思う

上記はすべて国立大学の話です)

2023-11-17

今日マウント会場

マウント取りたい人はここで自慢をしていって存分にマウントを取ってくれ。

俺の自慢だが、下の2つだ。

1.高校大学の7年間は授業料免除(但し、それでも奨学金貸与しているので家庭環境はお察し)

2.某マッチングアプリいいね総数で上位0.1%位置していた

さあ、バトル開始だ!

2023-10-17

anond:20231015080111

父が44のときに生まれた長子です。

今25で徐々に結婚とか考え始めたのですが父の70代突入が目前になっており、介護幼児の世話が同時にやってくる恐怖に怯えています

一方で、大学進学時には父が定年退職済みで収入が非常に少なかったこともあり難なく授業料免除活用できたというメリットもありました。

子供ができてしまった際の参考になれば幸いです。

2023-06-22

anond:20230622084547

学部授業料免除は成績と貧乏貧乏優先なんや

なんの成績か知らんが成績トップくらいじゃ貧乏に負ける

片親や生活保護あたりから優先されてる

anond:20230622084547 anond:20230622114134

ググる気ないなら、bingちゃんやChatGPTちゃんに聞くと良いと思うの

2.東京大学による免除制度

 

上記「1.高等教育の修学支援制度」の対象とならない本学の学生研究生,聴講生及び科目等履修生を除く)で,以下のいずれかに該当し,授業料の納付が著しく困難であると認められる場合選考のうえ,授業料の全額又は半額が免除される制度があります

 

(1) 経済的理由により入学料の納付が困難であり,かつ学業優秀と認められる者。

(2) 申請若しくは学資を主として負担している者が風水害等の災害と受け,授業料の納付が著しく困難であると認められる者。

(3) その他,やむを得ない事情があると認められる者。

社会人でもOK大学奨学金給付金授業料免除制度とは

社会人とは言え、大学進学にかかる学費の支払いは大きな障壁。ですが、社会人対象に含めた支援制度がある大学もあります。今回は社会人でも受けられる奨学金給付金、案外知られていない授業料免除制度について紹介します。

https://allabout.co.jp/gm/gc/294133/

anond:20230621172603

これって医師限定の話じゃなくて全学部で同じ話なの?(最近の状況を知らない) 医師育成には金がかかるから可能な限り若い人に支援する、とかなら分からなくもないけどいずれにしてもひどい話だ

俺のとき旧帝大で成績トップだったのに授業料免除ももらえなかったし、高校時代教師とトラブったせいで成績が微妙だったから2種しかもらえてなくて、例の学資ローンさえ免除してもらえなかった 貧乏若いアホが一番楽できるシステムにはなってて、画一主義的に救うべき対象を考えるとそういうものかもしれないな おかげで日本に残る気は一切なくなってキャリアが開けてよかったけど

日本大学支援システム、少しずつ良くなっていってはいとはいえ根本にあるのがアホみたいな平等主義というか画一主義で、こんなことやってるから廃れるんよ 俺の周りも優秀な人は結局国外に出てるし、はんを押したような同一年無能ノーマルアホを今後も量産して一回滅びたほうがいい 今後は教育の原資がさらに減ってもっと酷くなるだろうし

2023-06-21

anond:20230621172603

その境遇なら授業料免除になるんじゃないの?と思って読み進めたら、いま授業料免除そんなことになってたのか。

anond:20230621172603

え、授業料免除って給付金対象じゃないとダメなんだっけ?

事情を話して、支援室とかの人と一緒に(公共民間わず奨学金を探すしか思い浮かばないな

大学無償化の年齢差別ヤバい マジでやばい

今年、20台半ば過ぎにしてついに俺は大学に受かった。

具体的に言うと北海道大学医学部医学である

俺は昔から医者になりたかった。中学生ときにはもう医者になろうと思っていた。

しか現実非情であった。俺が高校1年生に上がった頃、俺を女手ひとつで育て上げてくれた母がぽっくりと逝ってしまった。

そこで北海道祖母の元に預けられることになったのだが、祖母はすでに70歳を超えており、さらに軽度の認知症であった。

必然的高校は転校か退学を迫られたわけだが、祖母の強い要望により俺は高校を退学して働くことになった。

これが10年ぐらい前の話だ。

とはいえ、俺は医者になる夢を諦めるつもりはなかった。

祖母の友人のパン屋にて最低時給で働きつつ、少しづ大学進学資金を貯め、高校卒業認定試験に受かった。

しかし19歳のころ、今度は祖母が死亡。俺は天涯孤独の身になった。

20代も半ばに過ぎたころ、ついに生活に余裕が出てきたので俺は念願の医学部受験に挑戦することにした。

俺はことさら不幸自慢をするつもりはない。と言うか、自分が不幸だと感じたことはない。俺と同じ待遇でのたれ死んでいるやつは確実にいるはずだし、これが俺の標準だからだ。自分の状況に文句を言っているだけでは、明日の飯も食えない。

さて、医学部受験の話に移る。俺は北海道に住んでいたので、道外の大学に行くことは資金的に不可能であった。

北海道では大昔から医師不足が叫ばれ、コロナから自然医療崩壊していると指摘されて久しいが、その割には医学部が3つしかない。北海道大学札幌医科大学旭川医科大学の3つだ。

これが首都圏だったならば私立医科大学という選択肢視野に入るのだろうが、資金的に無理だった。私立医科大では受験料に10万円近くかかるし、そもそも受かったとしても授業料借金だけでは賄えない。この仕組みを知った時、「そりゃ、医者の息子は医者になるわ」と思った。俺のような貧乏人は受験料すら払えないが、彼らはガンガン払える。スタート地点からして違うのだ。

とはいえ文句を言っていても仕方がない。

俺は北海道大学医学部医学科を焦点を当て、ついには受かった。1年間集中して勉強に捧げたため、生活費はとっくに底をつき、受からなければ首を吊るしかないという状況であった。

当然、入学費や授業料が自前で払えるわけがないので、日本学生支援機構借金をして入ることとなった。

さて、ここでぶち当たったのが「給付奨学金制度」というやつだ。

これは比較最近まれもので、生活の苦しい学生学費給付するという制度だ。

さらに、「給付学生」になると国公立ならば大学授業料無料(!)になるというおまけ付きだ。

なんという良い制度であろうか。

俺は早速申し込んだが、却下された。

理由は「年齢」である

というのも、この給付奨学金制度では「高校卒業2年以内(20歳以下)」でないと対象外になり、問答無用で失格となるのである

俺は高校卒業認定をとっていたが、これも「1 8歳から5年以内(23歳以下)」でないと対象外。どれだけ貧しかろうと、どれだけ生活に困窮してようと、23歳以上に給付奨学金絶対的に出ないのである

「それならば仕方がない。なら給付奨学金は要らないので、授業料免除だけしてほしい」と言ったところ、これも却下であった。

なぜならば「給付学生」でないと「授業料免除」には該当しないのである

それならば給付奨学金が無い時代授業料免除はどうなっていたのか?それは大学独自学生収入を元に授業料免除できていたのだ。

その頃には20代、30代だろうが、収入が少なければ授業料免除になる可能性が高かった。

しかしながら「給付奨学金制度」が出来たことにより、「授業料免除制度」は「給付奨学金制度」の一部分扱いになり、20代は問答無用借金をしなければいけなくなったのだ。

俺は愕然とした。

というのも、ほとんど俺と同じ待遇医学部に入った5年生の先輩と話す機会があったからだ。

その先輩は給付奨学金制度がない時代20代後半で大学に入り、大学独自授業料免除制度でなんとか大学に入ることができたのである。彼が卒業するまでは免除対象であるという。

これはひどい。いや、ヤバい不公平感が半端ない

国は「学び直し」を声高に叫んでいるが、これが今の実態である

謎の線引き、謎の境界線

まるでヨーロッパ人勝手国境を引かれたアフリカ人のような気分だ。

追記:

給付奨学金」は経済的困窮者が大学に行けるようにするための制度だが、果たして高校卒業してから2年以内に大学に進学しようと決められる困窮者が大多数なのであろうか?

経済的困窮者は高校卒業後、「大学に行く」というメリットがありつつも、働かなければ生活がままならない者が多いはずだ(俺は高校すら行けなかったが)。

そういった人々が成人を迎え、「大学に行こう」と決めても、国が一律かつ絶対的に決めた「高校卒業から2年以内まで」という謎の縛りで困っている人はたくさんいるはずだ。そんな気持ちでこの記事を書いた。

国に問い合わせて見ると、「卒業から2年以内」を変える予定は無いようだ。「どうして卒業後3年や4年や5年以内ではなく、2年以内なのか」と質問しても「そう決まっているから」としか言われなかった。俺たちは制度の中で生きているので、制度の内容によって人生は大きく変わるし、それは納得できる。しかしながら、「なんとなく」で決められた制度人生を大きく左右されるのはキツイ

追記2:

【これまでの授業料減免制度

大学収入を報告する

大学学生の年齢など関係なく困窮具合を判断

授業料減免

【今の授業料減免制度

日本学生支援機構給付学生として採用される

20歳以上は申し込みが絶対的に不可。理由不明

給付奨学金を受けた人のみが授業料減免を受けられる

2023-02-20

anond:20230219201742

私は社会人学生授業料免除申請しようとしたら、親の年収証明を出せと言われたので、授業料免除は諦めた。

2023-02-19

退職D進で必要だったこ

退職して地方国立大学博士課程に進み、今春博士課程取得予定の者です。

巷を見ていると社会人博士は多いですが、退職して(企業後ろ盾なく)D進する人はあまり見なかったので情報共有しようと思います

追記サンプル数=1の標本なので、過度に一般化しないでください。他の退職D進事例を並べて読むことをお勧めします。

お金

お金はどうしても必要です。あなたが親に支援してもらえるならここは読まなくていいです。

私の場合、頭金約100万円必要でした(入学費+前期学費で60万円程度+引っ越し+半年分の生活費)。東京or大阪だと税金住民税+国民健康保険費)や家賃が高いため、200万円は見たほうがいいと思います私立大なら更にこの倍は見たほうがいいかと(あなた家族持ちの場合は、さらにその数倍は必要に思えます)。授業料免除積極的活用すべきですが、入学費と前期学費免除は難しいです。これは、所得課税証明書源泉徴収票)に前年度の社会人としての収入が記されているためです。

入学後もバイトしないと生活は維持できません。私は授業料免除+日本学生支援機構奨学金+TAティーチングアシスタント)をフルに使い、かつ週3(15時間)バイトしてトントンでした。確定申告して気付くと思いますが、収入が非課税ギリギリで同世代の1/5くらいになります比較して心を病まないように。

学振(DC,PD)は期待できません。社会人から研究持ち込みのパターンでは、ツテもコネもありません。博士に入る前に受け入れ先の先生とよく相談して、研究計画を立てて狙うのが良いと思います

そもそも地方国立大学学振はとれないと思った方がよく、採択されなくても落ち込むことはないです。とれたあなた、相当優秀です。)

研究

おそらく、博士取得のためには論文誌(ジャーナル)X本、国際会議Y回発表というノルマが課されていると思います。それを入学前に確認した方が良いでしょう。なぜなら、論文査読から採択・掲載まで半年持っていかれることはザラにあるため(分野によります)、それを見越しておかないとノルマを達成できないということが起こりえます

旧帝大クラスではX=3が多く(分野によります)、課程博士(3年)の場合は年1本のペースで論文を書かねばなりません。博士スタート場合修士からエスカレーターと比べハードルが高いです。博士に入る前に論文ネタを1本準備しておくなどの対策必須でしょう。

研究室に入った段階で自分研究デザインが出来上がっていたほうがよいです。学振を書く際に必須になりますし、博士審査でもその点は何度も聞かれます

就活

研究所に入る場合先生就職事務相談して空いてる研究ポストがないか探すことになります研究採用一般オープンではないです)。年度末ぎりぎりまで採用が開かれているので(今でも面接しています)、諦めずに頑張りましょう。面接では研究内容を発表する機会が多くありました。自分研究内容をまとめたスライドを作っておくと良いでしょう。

民間企業就職する場合あなたの扱いはおそらく第二新卒になります就業年数にもよる)。新卒というくくりですが、面接では中途とほぼ同様の問答が起きます。たとえば「どうして前の企業をやめたのか」、「なぜ博士に入ったのか」、「あなたのできるスキルは何か」、「前の企業で公にできる成果物はあるか」、「あなた研究は弊社の何に役立つのか」はほぼ確実に聞かれます。このあたりの回答ははっきりさせておくと良いでしょう。職務経歴書の準備も必要です。

中小企業にとってはあなた存在は重く、採用を渋られることが多々あると思います。めげずに頑張りましょう。また、インターンシップの参加は絶望的と思った方がよいです。私は1つも受かりませんでした(私の能力がないだけかもしれません)。企業立場になって考えると、一度社会に出た者にインターンさせてどうするの?というのはあると思います

体調管理

課程は一般的に3年の長期戦になります。体調管理に気をつけましょう。

リタイアした人は、ほとんど精神を病んで大学に来なくなる(連絡も取れなくなる)パターンを踏んでます対策としては、よく先生友達)と連絡をとる、研究以外の趣味を持つ、散歩でもいいので運動する…くらいしか思いつきません。

論文査読審査ではあらゆる点からときには理不尽な)攻撃を受けるので、そのディフェンス能力が試されます博士課程はそういった精神・体調面でも試されていると思います

最後

博士課程は逃げ場や遊び場ではありません。モラトリアムの延長と思って入ると審査で弾かれます

一度博士課程に入ると、あとは自己責任になります先生はある程度の所まで(課程取得のために)サポートしてくれますが、限界があります

退職D進を検討している方。本当に退職して問題いか研究分野が好きか、博士を取れる見込みがあるか、よく考えてみてください。

anond:20230219011132

意外にも引き下がったな 永遠に不毛な難癖をつける奴が多い中でとても好感が持てる

金が無いなら働いてから戻ってくるか奨学金取るかやな

学費が高すぎるのはどうにかした方がいいと俺も思うけど、最近民間の返済不要奨学金とか増えてきてるから本当にずば抜けて頭が良かったり何か才能があれば大学はいける あと大学側でも私立とかなら成績優秀者の授業料免除とかは普通にある

それ以下の才能なら仕事して稼いでから戻ってくるかしかないけど学位取るだけなら夜間の大学とかもあるし医学部とかでもなければ年齢による差別はない

2023-01-15

anond:20230114234757

そんな金持ちの国でありながらベーシックインカムはなくて良くて授業料免除ぐらいで、最近できた健康保険制度は最低4割負担で1割負担でいいのは高い保険料を払える金持ちだけで、結局医療費とか銃の自由で弱い人を殺してる国のことか

まあ日本場合医療費安いけど業界のためには患者が殺されるけど

2022-12-10

anond:20221210194406

卒業できなかったら別として、どれだけギリギリの成績で卒業しようとも難関大学卒は難関大学卒なので。

入る成績は、授業料免除狙いとかじゃなければ後からいろんな要因で変動しうるし気にしなくていい。

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