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2025-11-10

映画フランケンシュタインを見た

まさにギレルモ・デル・トロが撮るフランケンシュタインだった。

う~~~~~ん、54点?

 

まずデルトロから50点のハードルがめちゃくちゃ高いことに言及しておきたい。

美しく作りこまれ美術、実力派の俳優によるアンサンブル物語を盛り上げる音響これは大前提になってる。そしてこの映画はその点に関して言えばほぼ100点出てる。そしてそこは100点取って当たり前(50点)の監督デルトロ

なのでこの映画映像作品としての完成度はめっちゃ高い。

映像作品好きはマストで見て損はないと思う。

 

でもなぁ、今これをデルトロが撮る意味is何?って感じだったな。

もろちん、デルトロといえばモンスター監督なのは周知の事実で――あ、モンスタークレーマーとかモンスターペアレンツとかとは違って、文字通りモンスター(怪物)を撮る監督って意味ね――その原点が「Frankenstein: or The Modern Prometheus」にあって、この作品を撮ること自体が彼が映画を作り続けることの意味だってことは分かるんだけども。

でも今あえて「人間のほうが怪物より怪物だよね」「生命を作り出すことの意味」「父と子の円環構造」っていう、100回見た話をあえてやりなおす意味って何なんだろうと思ってしまった。まぁ、こんな文学的テーマなんぼあってもいいですからねって言われたらそりゃそうなんだけど…

 

2部構成になっていて1部がヴィクターフランケンシュタイン怪物を作り出し放棄するまでの話。

2部が放棄された怪物フランケンシュタインを追いか悲劇に至る話。

 

今作ではおそらく普通作品では「フランケンシュタイン博士怪物作りましたよ」って感じで流されることが多い1部をかなりの厚さで書いている。特に作るまでの話がめっちゃ長い。

スパルタ気質の高名な医者の父に育てられるも母を病気で亡くし「父親医学」に不信を抱くという初期衝動母親と同じ顔をしたエリザベス(ミア・ゴスの1人2役)に惹かれるマザコン描写

そして怪物が生まれからはオドオドオタオタと面倒を見る新米パパから、こいつ俺が思った通りにならんなと思えば体罰を行い、こいつ俺の手に負えんなと思ったら殺害を試みる毒親オブ毒親描写

たっぷり人間臭いヴィクターフランケンシュタイン描写される。

 

まぁ2部は大体みんなが知ってる目の見えない老人との出会いを経て怪物は知恵と人間らしさと生命の円環構造を学び、ヴィクターに「嫁作って♡」と訴えるもヴィクター拒否。その過程ヴィクターは愛するエリザベス殺害ヴィクターVS怪物の戦いが今幕を開ける。

ここで父親母親を(見)殺したと思ったところが初期衝動だったヴィクターが、母親と同じ顔をしたエリザベスを殺してしまうという引き継がれるカルマの展開は原作より良かったなと思った。

 

で、最終的に疲れ果てたヴィクター原作通り船に助けられるが原作と違って怪物も乗り込んでくる。

そこでこれまでの話をそれぞれするのが第1部、第2部になっていて、それらが統合した最後ヴィクターは「自分怪物父親であること」を認め怪物に赦しを求め、怪物はそれを受け入れる。

ヴィクター自分父親にできなかった「許容」を獲得することで毒親の連環から抜け出し、怪物は一人静かに去るのであった。

 

こうやってまとめてみると普通にいい話で草。

特にフランケンシュタイン」というタイトルに恥じない「怪物」ではなく「ヴィクターフランケンシュタイン」を主役に据えしっかりと掘り下げ、フランケンシュタイン=ツギハギの怪物という印象そのままにフランケンシュタインこそが怪物だったという結論も見事だと思うの。

でもあくま普通にいい話なんだよなぁ。俺の中のデルトロ像が例えばマイベストアクションムービーのの一つであるブレイド2」の監督だったり、旧ヘルボーイだったりパシフィックリムだったりするもんだからその大エンタメ監督が今撮る作品がこれかぁって正直思っちゃった。わかるよ、デルトロ最近真骨頂怪物に対する愛のある視線パンラビとかシェイプオブウォーターとかキノピオとかもちゃんと見たからそれくらいは分かるんだけどさぁ!

あ、そこ改心して終わりなんやっていう。最近ジェームズ・ガン作品を多く見てたからっていうのはあるかもしれない。ガンだったら間違いなく怪物反省しないヴィクターぶっ殺して森の目の見えない老人とエリザベスと一緒に新しい家族作って終わったもんな。

 

ただ映像としても物語構造としてもほぼ完璧に近い出来だと思う。

単に俺の好みではなかったってだけ。ネトフリで無料で見られるから映画好きなら見るといいと思うの。

2025-11-05

クソみたいなこと言ってるやつが大勢の人がいいねしていたらツッコミたくなるのは、「沈黙の螺旋」と「不協和の恐怖」についてという理論が該当する

被害感を訴える人をなぜ放っておけないのか」という問いに対する、ご自身の「反論したくなる気持ち」は、現代SNS環境における情報拡散性質と、人間の根源的な集団の安定性への希求自己防衛心理が絡み合って生じていると考えられます

以下に、関連するメディア論的・心理学的な概念をいくつかご紹介します。

メディア論社会心理学から見た関連概念

1. エコーチェンバー現象フィルターバブル

SNSが普及する中で、ユーザー自分と似た意見価値観を持つ情報に囲まれやすくなります。この現象を**エコーチェンバー反響室)**と呼びます

ネガティブ意見が広まると社会的不安定さが増す」という懸念は、特定ネガティブな言説がエコーチェンバー内で強化され、社会全体の実態よりも大きく・危険であると誤認させることへの危機感解釈できます

SNS以前は、一部のネガティブ意見が広範な影響力を持つことは少なかった(「放っておけた」)のに対し、SNSではその拡散力と集積力により、**「侵食してくる」**可能性を感じやすくなっています

2. 多数派沈黙と「不協和の恐怖」

ポーランド出身社会学者エリザベスノエルノイマン提唱した「沈黙の螺旋」という理論が関連します。

人間は、自分が少数派であることや、周囲から孤立することを極端に恐れるため、社会的な場で多数派認識される意見に合わせて自分意見を変える、あるいは沈黙するという現象です。

自身の**「反論したくなる気持ち」は、ネガティブ意見があたか多数派であるかのように広がり、それによって「社会は敵である」という認識が優勢になることへの恐れ、つまり社会常識や安定性が揺らぐことへの「不協和の恐怖」**として現れている可能性があります

社会は敵ではない」と反論することで、「社会は安定している・自分安全だ」という既存認識を再主張し、強化しようとする防衛的な行為と見なせます

3. システム正当化理論 (System Justification Theory)

社会心理学者のジョン・ジョストらが提唱した理論です。

人々は、自分自身だけでなく、自分が生きている社会システム(現状)そのもの正当化し、擁護しようとする傾向があるというものです。これは、システム不安定だと認識されると、不安や脅威が増すためです。

社会子連れを歓迎している、優しい」「社会は人につらく当たらない」という反論は、**「自分が生きる社会基本的に公正で良い場所である」**というシステム正当化動機からまれていると解釈できます

被害感を訴える人」の主張は、この**「社会は良いシステムである」という認識を脅かす**ため、反論によってシステムを守ろうとする衝動が生じます

4. 確証バイアス認知的不協和

確証バイアス:人は、自分の持つ信念や価値観裏付け情報ばかりを集めがちです。

認知的不協和:「自分にとって社会は敵ではない」という認識認知)と、「社会が敵だと主張する声が拡散されている」という現実認知)の間で矛盾が生じると、認知的不協和という不快心理状態が発生します。

この不快感を解消するため、人はしばしば**「被害者の主張を否定する」という行動に出ます。これは、「自分認識社会は優しい)を修正する」よりも、「他者の主張(社会は敵だ)を間違っていると否定する」方が、自己の信念体系を保つ上で心理コストが低い**ためです。

2025-10-09

今治市 おすすめスポット

今治市には彼女が住んでいて、その関係で月に一回くらいの頻度で行っている

いいなと思ったところを思いついた順に書く

白雅(餃子屋)

白雅(たぶんハクガでいいと思う)は老舗の、わりと地元民には有名な餃子屋だ

餃子屋って何だよ?中華居酒屋みたいなことか?と思うかもしれないが、フードメニュー

焼き餃子

水餃子

中華そば又は冷麺(夏)

・くらげの冷菜

の4つのみなので、ホント餃子屋という感じだ

白雅の特徴は、なんというか、その「世界の完成度」にあると俺は思う

フードメニュー4つのミニマル世界において、どのメニューも、この形以上の正解はないなと思わされる、そういう味だ

4つ全部頼むのが正解だと思われる

最初に出てきて、箸休めにもなりつつ、単体でやけにうまいクラゲの冷菜

こういうのがいいんだよ、という感じの、特徴のない、必要十分な中華そば

ニンニクなんかが効いてるわけじゃないから、ジャンクさのない、だからこそドシドシいける餃子

そこに酒なんかを一杯つけると、もう、"完成"という感じがする 本当に満足度が高い 値段も安い

藤山文化公園(公園)

デケー公園なんだけど、メインとしたいのは古墳

古墳あんまり人が通ってる形跡のない山道を登っていくと現れて、少なくとも俺たちがいったときには周りに誰もいなかった

オーソドックス前方後円墳で、誰が眠ってるかとかそういうのは正直全然覚えてないし、そもそもあきらかにされていたか微妙なんだけど、古墳の上から今治の街が一望できた

今治の街っつうかまあ、今治の街のメインじゃないサイドではあるんだけど、まあ、街は街だ

古墳の上にはちょっとした壺なんかも並べられていて、少し雰囲気がある

あと、公園には小さな池があって、そこに亀がいた

オーソドックスミシシッピアカミミガメで、なにか特色があるわけではないんだけど、俺は亀が好きだから、しばらく眺めていた

カラット(からあげ屋)

今治市っつうか松山市にも近いような、菊間という場所にある、テイクアウト専門の唐揚げ屋だ

まりほかの唐揚げ屋の味を多く知ってるわけではないけど、うまいのは間違いない

ここのポイントソースにあると思っていて、唐揚げのほかに100〜200円くらいで、小さいプラスチックのケースに入ったソースを追加できる

その中にある「エリザベスソース」っつう名前の、全然ネット情報がないのでオリジナル疑惑のあるソース、これが非常にうまい

モノとしてはピクルス主体の、酸味が効いたさわやかな野菜系の味で、これを唐揚げにつけて食うと、脂っこさが消えて格別の味わいになる

場所が海にほど近いのもいい

唐揚げを買って、海の近くの公園に持って行って、食う

今治における鉄板コースひとつだと思う

星の浦海浜公園

上述の海の近くの公園というのがここだ

べつにとり立てて何があるってわけでもない公園ではあるんだけど、なんせ、名前のとおり、海がある

それなりに駐車場が広くて、海があって、なんかよくわからん芸術的オブジェみたいなものもある

自動的に、いい公園だということになる

新都イオン

市街をすこし外れたところにある、でっかいイオンモールだ

政治のことはよくわかんないんだけど、今治という街の光と闇を背負っていそうな雰囲気場所だ(ここについて調べると、なんかすげー陰謀論っぽいブログ記事とかがワラワラ出てきて、怖い!)

実態としては、まあ、イオンモールだ

人は結構いるんだけど、空きテナントなんかもそれなりにあって、うっすらと滅びの予感もある、そういう独特の雰囲気があるように思う

でもイオンリカーはすげー充実してるし、カルディもあるし、映画館もあるし、サーティワンとかもあるし、俺としてはまったく文句がない

こう、何とか、うまくやっていってほしいなと切に思う

製麺所(うどん屋)

たぶん、今治で一番行っている店だ

丸亀製麺スタイルうどん屋で、いつ行ってもすげえ人気だ 15分くらい待つこともある

その価値はある まったくある 非常にうまいうどんが食える

だいたいセルフうどん屋って天ぷらが美味しくてうどんは実質腹を満たすための添え物だったりするんだけど、松のうどんは主役を張れるうまさがキッチリある

それでいて天ぷら普通以上にうまいので、隙がない

あと、大根おろしがタダなのが嬉しい

個人的オススメは、「冷やしぶっかけ+鶏天ぷら」で、ここにもうひとつ天ぷらを加えてもいい

でも、天ぷらデカさがけっこうなものから、たとえば鶏とナスかいちゃうと、フードファイトみたいな感じになってくるのには注意が必要

玉川ダム

製麺玉川店によく行くんだけど、その玉川からさらに南に下り、街を離れ山に入ると、玉川ダムというダムがある

正直あんまりちゃんと見て回ったことはないんだけど、けっこうちゃんとしたダム湖がある

俺はなんとなくダム湖というものに憧れをもっているので、当然玉川ダムにも憧れていることになる

玉川ダムの近くに行ったことは多いけど、その全貌は知らない 全貌を知らないからこそ、憧れたままでいられるのかもしれない

彼女の家からちょっと歩いたところにある、ガッツリコンクリートの川だ

亀がいるのがポイントで、ときどき見に行く

この前見に行ったら、亀たちが俺たちの姿を認めるなりいっせいに逃げ出すようになっていた

多分、人間から攻撃を受けて学習したんだと思う

まあ全員ミシシッピアカミミガメなので、攻撃するなとも言えないのが悲しいところだ

今治

俺がバリジロと呼んでいる、今治の城だ

お堀に囲まれ典型的日本の城で、それなりにちゃんとした天守閣なんかもあって、わりと見応えがある

堀が汽水らしくて、海の魚と川の魚と、両方いるらしい

今治城2

城みたいな外見をした、謎のアパート(マンション?)だ

本当に天守閣みたいな形をした部分があり、山に張り付くようにして存在しているのもあって、かなり存在感がある

あいものを作って街に見せびらかしたら、多少気持ちがいいだろうな

2025-07-21

陰謀論に染まった親におすすめしたい面白いNetflixドラマ

以下、別に陰謀論関係ないけど

あらゆる親世代おすすめできるNetflixドラマを紹介するよ!ドラマって長いから、YouTubeとかSNS見てる暇無くなるんだよね〜。

ザ・クラウン

エリザベス女王即位からはじまる長編シリーズ。実際皇室をしっかり取材して真実を描いていくよ(まあフィクションだけどね!)

第1シーズンエリザベスなんだけど、シーズン6からダイアナが参戦してくるからあのころを知ってる人たちにはたまらない作品になってるよ。

エリザベスの苦労もそうだし、王室日本皇室の差や共通点も楽しめるから、かなり基礎教養としてもおすすめ

序盤ちょっとエッチなシーンあるけど、ドエロエロじゃないし馬のセックスシーンより気まずいものがないか安心してね。

シーズンごとに長いからザ・クラウン見終わるまでに次の選挙くるかも!

ブリジャートン家

ザ・クラウンに刺激が足りない。エロもっとくれ。そういう人におすすめだよ!とくに服飾関係とか美術をできるだけ忠実に描こうとして、最終的に地味だなって派手に盛っちゃう感じとかが最高にエンタメしてるよ!超豪華な昼ドラだよ。

VIVANT

世の中の中高年が熱心に見たドラマNetflixで見れる!続編も決まってるから予習にどうぞ〜!

クイーンズギャンビット

ざっくり言うと孤児チェスで完全に成り上がる話だよ。舞台設定もなんだかオシャレで気取った作品に見えるけど、薬漬けの天才美女賞金稼ぎしていく様を見届けて!

梨泰院クラス

なんかねぇ性格悪い奴らばっかで色々言いたいことあるんだけど面白いんだよこれ!香川照之が思い浮かぶ日本版を見たんだね。じゃあ韓国版を見よう。女性人気は高かったけど、なんなら寝ないで頑張ってきたビジネスマンのほうが楽しめるんじゃないかな?

愛の不時着

大バズしたけど見てない人も多いんじゃないかな?もうなんか脳みそ空っぽにして、なにも考えずに見れるって、ストレス社会大事だと思うんだ。その中でいがみ合う国同士の二人の関係大学生世代ヨン様世代にも幅広くおすすめできる恋愛ドラマだよ!

ザ・グローリー

ある女性が壮絶なイジメ体験から復讐果たしていく重苦しいドラマなんだけど、そういうの好きな人もいると思うんだ。陰湿韓国ドラマの頂点に立ってもいいと思う。こんなに胸糞なのに、めちゃくちゃ面白いんだからネットしかおすすめできなくて困っちゃうよね!

ウ・ヨンウ弁護士天才

陰湿韓国ドラマ正反対にある陽な韓国ドラマだよ。韓国ってこういう攻めた設定のヒューマンドラマうまい印象。自閉スペクトラム症弁護士主人公バッチバチの障害者なんだ!)が事件解決して成長していくよ〜かわいい雰囲気だし男性女性も楽しめる上質ドラマだよ!

ルパン

みんな一回は犯罪者の怪盗になりたいよね。あざやかに盗みを働く主人公を見てると脳汁出てくるよ〜!ちょっと違いはするけどミッションインポッシブルとかが好きな人は、ハマると思うな〜

ストレンジャー・シングス 未知の世界

ムー』の読者とかムー編集長おすすめドラマだよ!子供向けっぽく見えて濃厚キスとか普通にグロかぶっこんでくるあたりがまじアメリカ〜って感じなんだけど、シリーズ進んでキャストが成長していくとどん面白みを増して大ヒットしたドラマなんだ。陰謀論ってさ。やっぱフィクションで楽しむもんだと思うんだよね!?

リディア・ポエットの法律

イタリア初の女性弁護士の生涯をベースリディアバリバリ事件解決していく法廷ミステリだよ。虎に翼を思い出すけど、こっちはもっとエンタメで、1話から弁護士資格剥奪されることからして先が読めない面白さがあるよ!あとね!めっちゃセックスする!全裸

こっからちょっとネトフリで「これ見れるの!?」って思ったおすすめの名作日本ドラマ並べていくね。

アンメット
アンナチュラル
カルテット
大豆田とわ子と三人の元夫
流星の絆
HERO
JIN
阿修羅のごとく(ネトフリ独占)
白い巨塔(唐沢)
ゴールデンカムイ
踊る大捜査線
東京ラブストーリー
オレンジデイズ
昼顔
のだめカンタービレ
領域異常解決室(陰謀論好きにおすすめ★)
浅草キッド(ネトフリ独占)
タイガー&ドラゴン
やまとなでしこ
SPEC陰謀論好きにおすすめ★)
結婚できない男
ごめんね青春
コンフィデンスマンJP
ウォーターボーイズ


結構代表的な人気作品を上げてみたよ〜

みんなが陰謀論にハマった親におすすめしたい作品は何かな?

2025-07-14

英国シャーロット王女ってしばらく見ない間に、すっかり威厳が身についてるな。

ひいばあちゃんエリザベスを思わせる表情を浮かべよる。

いっぽう男の子のほうはちょっと馬鹿っぽい。

なんなんだろうな?

この英王室の男はアホで、女はカシコっちゅう伝統は?

2025-06-15

anond:20250613112044

どちらも製作女性主導の力が働いている(サブスタンス女性監督マキシーンの監督タイウェスト男性だが、主演女優アゴスはプロデューサーに名を連ねている)。

そしてマキシーンの方がより「ミサンドリ」色が濃い。よく現れているのは白人男性のあてがわれる役で、徹頭徹尾悪いやつ、ダメなやつなのだ

序盤のキモイストーカー・・・マキシーンに返り討ちにあう  LA警察殺人コンビのうち男性・・・イキって捜査を行き詰まらせ、コンビ女性刑事デカため息であきれられる(こいつだけは最後ちょっといい目にあう。生きている間は出てくるたびに失敗する役回り) ケヴィン・ベーコン・・・悪い私立探偵マキシーンにボコられる。  ラスボス・・・白人男性

翻ってマキシーンの味方はというと  マキシーンの芸能エージェント高齢黒人男性・・・ビジネスライクに付き合っているとアピールするが、本当のピンチには情に厚い。ツンデレ入ってる  マキシーンの友達ビデオ屋若い黒人男性便利屋枠。一緒のソファテレビ見てたりするがマキシーンと性的な感じがない。ペニスの生えないぬぐるみ。殺される。 リリーコリンズ・・・ホラー女優仲間。ちょっと仲良くなる。他人に冷淡なマキシーンがようやく助けに行こうと思うが殺される。 エリザベスデビッキ…女性監督。「仕事の鬼よ、でも根はいいひと」とセリフ説明される。

 

白人男性陣が執拗マヌケまたは邪悪に描かれていること自体は、オーディションで「シャツの前を開けて生乳みせてくれ、できる?」と言われるとかからして、作品テーマ女性はかつてこういう風に扱われていたのだ思い知れ、というのでそういうものだと思う。「私は最高のブロンド女優)よ」というセリフもあったような気がする。

(男女逆転ゴーストバスターズクリスヘムズワースを思い出す)

とは言え、個人的にはエリザベスデビッキがもうちょっと陰影に富むというか多面性のあるキャラクターだったら良かったのにと思う。静物画(写真)の対象物で、単色ライトが1・2方向からしか当たっていない感じ。もっとこう…床面からの照り返しとか、ブラウン管の光とかも現実にはあるでしょうに。

 

2025-05-19

anond:20250519225603

👦(👴)「ぼくしってる!エリザベステーラーがたちんぼするんだよね!」

2025-05-13

クリエイティブな人は倫理的に正しい行動をしつつ、空気を完全に読まない

本当に創造的な人間は、社会空気常識に無批判に従うことをしない。

しろその空気に対して一定距離を保ち、必要であれば逆らうことすら厭わない。

それは反抗心ではなく、より高い原理に従って行動しているかである

その原理とは「倫理である倫理とは、時代文化依存しない普遍的規範であり、人間として守るべき本質的価値基準だ。

創造的な人は、この倫理に照らして物事判断し、行動を選択する。

一方で、「空気を読む」という行為は、集団における同調圧力に屈することと紙一重である

空気はしばしば、その場の和を乱さないために理性や正義犠牲にすることを求める。

しかし、創造とは常に「いまここにないものを形にする」行為であり、現状維持既存の枠組みからの逸脱を伴う。つまり創造性と空気読みは本質的に相容れない。

例えば、ガリレオは当時の教会の「空気」を読まず、地動説を主張した。

エリザベスブラックウェルは、女性医学を学ぶことがタブーとされた時代に、その空気無視して医学の道を切り開いた。

これらの人物は、倫理的に誠実であろうとしつつ、空気に従うことを拒んだことで歴史を動かした。彼らが空気を読んでいたら、その先の世界は閉ざされたままだっただろう。

重要なのは、彼らが「わがまま」だったのではないということだ。彼らは私的欲望ではなく、公益、真理、正義といった倫理価値を軸に行動していた。

まり空気を読まないからといって社会不適合者ではない。むしろ倫理最上位に置いているからこそ、空気を超えて行動できるのである

現代社会においても、イノベーションを起こす人々は、時に「変人」扱いされる。しかし、その行動には一貫した倫理通底している。

目先の評価常識への迎合ではなく、人間として正しいことを貫こうとする強い意志がある。その軸があるからこそ、空気に飲まれずに独自の発想を貫き、結果として社会に新たな価値をもたらすのだ。

真にクリエイティブ人間は、倫理を重んじながら空気に従わない。それは、内面に強固なコンパスを持ち、集団心理空気圧力に流されることなく、自らの思考と信念に基づいて世界を再構築しようとする姿勢に他ならない。

からこそ彼らの行動は、時に異端に見えても、後世にとってかけがえのない創造の源泉となる。

2025-02-20

anond:20250220180731

本当にそう思った?

外国人名前が男みたいとか女みたいとかわからんやん

ジョージとかエリザベスとかみたいなわかりやす名前ならともかく

2024-11-13

日本ホラー

むかし職安で、ちょうど私が慣れているソフトオペの仕事を、自転車でいける近所で見つけて、応募した話

 

小規模な現場作業員派遣屋であったが、面接にいくと速攻で社員採用され、今日からでも仕事を始めてくれという

しかし 1週間もすると、他の事務員と同じように週一で地下室の掃除もしてくれないかと言われた

せっかく社員になれたし、事務所は小さいビルの1フロアの机が7,8個ぐらいという小さな職場であったので、断らなかった

しかしその地下室は大変な臭さで、掃除をしたあとは具合が悪くなり、頭がおかしくなった

何か月かすると鬱状態になったらしく自殺を試みるに至った

失敗して目が真っ赤になったまま翌営業日に出社すると、柔道家ぽいガタイの良さでパリッとしたスーツオヤジ

「首を絞められるとそうなるよなーwww」などとニヤニヤ笑っていた

速攻で求職を願い出たうえ、退職して職安通報した

あとで官報で調べたら、その会社は何度か破産手続をしており、法人番号を変えている

これみよがしに大きな神棚や壺が何個もあったのでわざとらしく宗教信者会社を装っているように見えたが、つまり裁判所も絡んでいるのだろう

私はまず自殺を考えるタイプではないので、地下室で何等かの化学物質を吸って鬱になったのだろうと思っている

警察はそんなの知らんぷりだというか、スーツオヤジ公安警察で、好条件の求人を準備した職安厚労省)も絡んでいたんだろうなと思う

   

それで私は母親から不承諾のまま生命保険を掛けられていて、止めて3か月後には、友人だと思っていた奴から呼び出されたうえ、轢き逃げ事故あい脊柱骨折

警察保険会社が推奨した病院も買収されていて(のちに300万円が動いていたことが判明した)

脊柱骨折の診断をせずに、むしろ悪化させようとしてきた

私が古代九州氏族の子孫だからということもあろう(エリザベスがみたメアリー・スチュアートのようなもの

  

だ か ら 某官僚らと裁判所保険会社は、汚なさ極まるなんてもんじゃない、女殺し油地獄のごとき虐待をするサイコパス皇族代理会社だよ

まったく、身の安全を考えないとなぁ

2024-11-11

anond:20241110085525

カードを使うボードゲーム」の始祖ってなんだろう?

テーマとしては面白く感じたので、ちょっと物を書いてみる。

 

なお、言ってることは支離滅裂なので、元増田には賛同できない。

ポケモン カードゲームはM;TGパクリ、とでも言われたんだろうか)

 

さて、下記を条件として、カードを使うボードゲームの始祖を考えてみよう。

 

とりあえず、辿り着くのが下記。

The Landlord's Game(1904年

モノポリールーツとして、有名なゲーム1904年というのは、アメリカエリザベスマギーが、このゲーム特許を取得した年だ。

後のモノポリーでは贅沢税マスに止まると、一定お金を支払うだけだが、このThe Landlord's Gameでは、ゲーム終了時に得点となるカードを購入することができた。カードには、贅沢税を払うのに相応しい「ゲーム終了までは能力のない」品々が書かれていた。

 

コレクション要素としても悪くないルールには感じるが、The Landlord's Gameの多種多様バリエーションが作られていく中で、このルールは早々に削除された。

次にモノポリー血統に専用カードが登場するのは、ルイストゥーンとフェルディナンド・トゥーンがチャンスと共同基金の2種類のカードを持ち込んだ、1931年のことだ。

いきなり詰まった

1904年から遡ろうとすると、もう、伝統ゲームか、すごろくの類、トランプ花札ばかりになって、専用カードを使ったアナログゲームというのが、ピンと来ないのだけれど、誰か後は頼む。

2024-11-03

anond:20241102142959

継母に対抗するため王子結婚した働き者といえばメアリー・スチュアートだが

夫や子を次々と殺されエリザベスに負けてそのまま異教キリスト教が拡大したので

シンデレラの話はウソです

2024-08-18

anond:20240817054617

ベタと言われるだろうけど、俺のオススメ百合SFはやっぱり、うえお久光紫色のクオリア』(電撃文庫2009年)。

これは本当にすごい。人間ロボットしか見えない少女という題材からクオリア問題を扱うほのぼの百合なのでぜひ読んでみてください(にっこり)。古今東西SFへのオマージュが詰まりまくっていて(クライマックス直前のシーンはまんまグレッグ・イーガンの『万物理論』やんけ! ってなった)、その上にこう友情以上恋人未満の絶妙百合が描かれていて最高なんですよ(語彙力)。「1/1,000,000,000のキス」、いいよね……あとできれば原作に忠実なコミック版(全3巻)も買ってゆかりから手紙も読んでほしい~~~~~~~~。

次点が、小川一水ツインスターサイクロン・ランナウェイ』(ハヤカワ文庫JA2020年~)。宇宙で泥をこねあげて漁をするというセンス・オブ・ワンダーあふれる設定から叩きつけられる体格差百合。2巻ではヤンデレな昔の女も登場してきて、ゴリゴリ異性愛主義権化みたいな作家だった小川一水がついに百合に目覚めたんだなぁという謎の感慨が湧いてくる。

あと、小説じゃなくてアニメだけど、『プリンセス・プリンシパル』(2017年~)は百合スチームパンクの傑作だから見て。壁で分断された煙の街ロンドンで繰り広げられるスパイアクションが最高なのよ。メインはスパイなんだけど、ちゃんスチームパンクもしているのでぜひ。

百合スチームパンクだと、エリザベスベア『スチーム・ガール』(創元SF文庫2017年)も面白かった。都市伝説を扱ったやつだと、宮澤伊織『裏世界ピクニック』(ハヤカワ文庫JA2017年~)も割と面白い。

2024-08-16

ひまわり畑を背に佇む麦わら帽子と白いワンピース少女との思い出はないけれど、自分の「夏」くらいは持っておきたい。

山梨田舎帰省したり、部活合宿琵琶湖周辺行って川遊びしてたのも夏っぽくはある。

でもあんまり夏の思い出という感じがしない。

それよりは小学校夏休み友達学校プール行って、ビート板でトンボ叩き落として腹抱えてゲラゲラ笑い転げてた方がなぜか鮮明に覚えてる。

小学生のおれ達にとって、そういう動物虐待は見つかったら叱られる結構な罪だったかもしれない。

水面上をブンブン飛び回るトンボを見て、どちらが始めるともなくビート板で襲い始めた。

高速で動くトンボにはよもや当たらんだろうと思っていたから、クリーンヒットした時には妙におかしくてたまらなかった。監視員目線を気にかけつつ、「不良体験」の喜びにはしゃいでた。

高校の頃、真夏のど真ん中のクソ暑い日に友達本牧釣りに行ったのもよく覚えてる。釣れねえなあとかボヤきながら他愛のない会話をしたりしなかったりして。

休憩スペースにあったカップ麺自販機の物珍しさにはしゃいで、ズルズル啜りながら窓の外に広がる海を見てた。

遠くに浮かぶ客船を見て、あれはクイーンエリザベスか、いやぱしふぃっくびいなすさんふらわあか、とか知ってる名前適当に挙げながらバカ話してた。ググって答え合わせをしようとする間に水平線から見切れてしまった。

大学入試もそう遠くない時期の事だったな。

結局借り物の夏の心象風景を追い求めるよりも、自分意志で動いていたのが大事なのかもしれない。

親の同行を振り切って、非日常へ飛び込む。つまらん事でガタガタ抜かす教員もいなければ、ちょっとした「失態」にも気を払わなければいけない学校空間雰囲気もない。そんな場所友達と一緒に少しハメを外してみたり。

父親に連れて行かれるものだった釣りに、初めて友達を誘って自分らで行ってみたり。くだらない話も尽きて、昼休みにはしないようなマジな話にまで及ぶまで並んで腰を据えてみたり。

まあ夏って冒険したくなるし。

最高の夏、更新していきたいぜ。

2024-07-15

ハヤカワのKindleセールおすすめ文学編】

SFミステリおすすめは多いけど、文学おすすめはあまり見かけなかったので取り急ぎ。

マーガレット・アトウッド侍女の物語』、『誓願』、『昏き目の暗殺者』上・下

コーマック・マッカーシー『すべての美しい馬』『ブラッドメリディアン』ほか多数

クッツェー恥辱

オルハン・パムク無垢博物館』『雪』ほか

・トニ・モリスン『ビラヴド』ほか多数

エリザベス・ストラウト『私の名前ルーシーバートン』ほか

アニー・エルノー嫉妬/事件

ジュリアフィリップス消失惑星

アンソニー・ドーア『すべての見えない光』

・コルソン・ホワイトヘッド地下鉄道

あとハヤカワから出てる有名どころだとカズオ・イシグロとかアゴタ・クリストフか。

2024-07-04

百年の孤独」読まんで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学10

https://anond.hatelabo.jp/20240703191053

ワイ、昨日書いた増田が250以上ブクマされ、ビビり散らかす。まあ逆張り背伸びしたい勢は想像以上にいるってことなんだろうか。それにしても「百年の孤独文庫マジで見つからんな、4件本屋行ったが見つからん。だからまあアレだ、今度は“「百年の孤独文庫版売ってないのでもういっそ「百年の孤独」は読まないで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学”というテイでお薦めするわ。逆張りしてる/したいやつ、そもそも百年の孤独」読まんよな。

アウグスト・ロア=バストス/吉田秀太郎「汝、人の子よ」(パラグアイ)

まず名前カッコよすぎだろ、アウグスト・ロア=バストスって。ラテンアメリカ小説家で一番カッコええよ。まあそれは措いといて、これはパラグアイ現代史とかそういうの描いてんだけど、語り方がめちゃ混乱してる。1人称で進んでたと思ったら3人称語りになったり、日記文章出てきたり。時間軸もめっちゃ変わる。何かググったらロア=バストス、映画脚本家でもあったらしいけど、脚本っぽさが違和感理由かもしんない。こういうわけで読んでて何回もは?とかなるけど、その錯綜っぷりがパラグアイ現代史なのかもね、知らんけど。

オスカール・ナカザト/武田千春「ニホンジン」(ブラジル)

そう、日系ブラジル人ナカザトさんが書いた日系移民についての小説月並みなんだが日本の知られざる歴史ってやつを、ある移民家族史を通じて教えてくれてめっちゃ面白いよ。これ読んでたら、戦前かにブラジルだけじゃなくパラグアイとかペルーとか、あと他の地域の国とかに行って生きたり死んだりしてた日系移民めっちゃ多かったんだろうなとかしみじみしてしまったわ。水声社から出てる現代ブラジル文学コレクションで一番好きやね、これが。

マリオ・レブレーロ/寺尾隆吉「場所」(ウルグアイ)

ある時起きたら見知らぬ部屋にいて、ドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて、その部屋のドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて……こういう悪夢みたいな状況を描いた作品がこれなんだけども、こっからまた別の意味で変なことが起こっていって、変なことのバーゲンセールが開催されながらも文章結構淡々としてて、この素っ頓狂さをどこまでも真顔で書いてる作者の顔面自然と浮かんでくる。訳者によるとウルグアイは“奇人の国”らしい。これ読むと、まあ納得や。

ソル・ケー・モオ/吉田栄人「穢れなき太陽」(マヤ/メキシコ)

これはラテンアメリカ先住民の1つ、マヤ人の小説家が書いた小説集。マヤ語とスペイン語の2か国語で、先住民社会とか女性差別とかそういうのを描いてる。マヤ人の社会やら文化やらについて当事者が書いた本は少ないし、そういう意味でもかなりオススメ。ていうか俺は、ラテンアメリカ文学の入門としてこの人の作品も出てる「新しいマヤ文学」がマジでうってつけだと思ってる。フェミニズムやら、ファンタジーやら、魔術的リアリズムやら色々てんこもりで、薄めでしかも字もデカいから読みやすい。図書館とかじゃスペイン語文学の棚じゃなくて、海外文学最後のその他の文学の枠に置いてある時多いから注意な。

 

エリコ・ヴェリッシモ/澤木忠男「大使閣下」(ブラジル)

ラテンアメリカ文学好きは“三大独裁者小説”って聞いたことあるかもな。カルペンティエールの「方法異説」とロア=バストスの「至高の我」とガルシア=マルケスの「族長の秋」ね。この本はそこに並んでもいいようなブラジル小説だけど、またクソ分厚いわ、出した出版社がそこまで有名じゃないわで。日本じゃ全然知名度がない。てか翻訳過程オモロイ。訳者、実は三菱UFJ銀行の元理事で、若い頃にこの本読んで感銘を受けて、50年越しに翻訳したらしい。すげえ執念だ。まあこれは俺の文章より、ラテンアメリカ協会書評読んだ方がええ。https://latin-america.jp/archives/55186

ソル・フアナイネス・デ・ラ・クルス/中井博康「抒情詩集」(メキシコ)

前にスペイン語勉強してた時、メキシコの人に「スペイン語話者モテたいなら、この詩人を読んでスペイン語での口説き方を学べ」って言われてこの人を教えられた。で、図書館行ってとりあえず見つけたこ日本語版の詩集読んでみたんだが……いや全然そういうのじゃなくね!?一体全体何を以てこれ読んで口説き方を学べと言ったんか、それともジョークで言ったんか、マジ分からんが、詩を諳んじられればメキシコひいてはスペイン語圏でモテるってことかね?日本じゃ現代短歌読めればモテる、みたいな。

マヌエル・プイグ/木村栄一「このページを読む者に永遠呪いあれ」(アルゼンチン)

ブコメマヌエル・プイグの話が出てたが、プイグたらこれやろ。「このページを読む者に永遠呪いあれ」やろ、これくらい印象に残る本のタイトルないやろ。この本の表紙の写真と、何か一言だけつけてXで呟けば一発でバズるやろ。というか多分、もうバズってるやつはいるやろ。内容に関しては、忘れた。前の「ポーランドボクサーパターンのやつや。今回はタイトルだけ異常に際立って覚えてるやつ。だって「このページを読む者に永遠呪いあれ」やん、忘れられんやろ、これは。

サルバドールプラセンシア/藤井光「紙の民」(メキシコ/アメリカ)

これ、ラテンアメリカ文学として紹介されてるの見たことなくて不思議だわ。英語で書かれてるけども、著者がメキシコ出身主人公たちもメキシコから移住してきた家族だし、土星戦争みたいに常軌を逸した出来事の数々が起こってる感じ、ラテンアメリカ文学求めてる人に面白がられそう。だがこれが曲者なのが、内容や文章実験的なら、文字レイアウトでまで実験しまくりなことで、本引っくり返したりしないと読めない部分すらある。だから本のフリをした現代美術を楽しむノリで読むというか、体験すべきというか。

エリザベス・アセヴェド/田中亜希子詩人になりたいわたしX」(ドミニカ共和国/アメリカ)

これも英語作品だけども、作者がドミニカ共和国出身主人公も同じ境遇少女や。で題名通りに主人公詩人になろうと色々と頑張るんやが、それが詩の形式でめちゃ改行しまくって書かれてるんだよ。これ読んだ時、マジでビックリしたわ。そんな風に小説書いちゃっていいの?みたいな。内容と合ってるのはもちろん、ドミニカ共和国伝統音楽も出てきて、そういうリズムも感じられんだよな。もち読みやすいし、こん中じゃ一番気軽に薦められるやつ。みんな、児童文学も読めよ。それが周りの読書好きに対する逆張りや。

フェルナンドデル・パソ/寺尾隆吉「帝国の動向」(メキシコ)

すまんが、1冊まだ読み切ってない本を薦めるわ。ラテンアメリカ文学のクソデカ本の頂点はロベルトボラーニョの「2666」だけど、それには全然劣りながらもページ数880でしかも字がめっちゃ小さい。メキシコ第二帝政時代皇帝マクシミリアンとその妃シャルロッテのクソデカ悲劇を描いたクソデカ歴史小説で、マジで何度も読むの挫折してる。「百年の孤独」関連じゃ“読むの挫折した”って悲鳴をXで何度も見てきたが、俺にとってのそういう本だ。俺の代わりに読み切ってくれ、ホンマに。

あと友田とんの「『百年の孤独』を代わりに読む」もちろん知ってるで。でもいきなり早川再販されて、何かサンダンス映画祭でやりそうな面白いインディー映画作ってた監督が、いきなりMarvel作品監督に抜擢された感じで、嬉しいけど寂しい感じやな。その後にMarvel映画作んなくてもずっとハリウッドで大作作り続ける監督とかザラだし、今後はずっとそういう感じで新作も大手から出し続けんのかね?

2024-06-18

"Oh, Christopher Colombus!"

若草物語のジョセフィンの驚いた時に発せられる口癖。

からはお行儀が悪いわよと窘められるシーンもあり、「ジーザスクライスト!」をもじっているのがわかる。

映画版では「すげぇな!」などと訳されていたりした。

 

この"Oh, Christopher Colombus!"はSOUL'd OUTのCOZMIC TRAVELから引用しているが

I love Elizabeth But 振る舞え like Jo = Josephin So, you say like this "Oh, Christopher Colombus!"

Elizabethは若草物語のベスのことで、内気で女性らしい人物

Josephinは若草物語ジョー(Jo)のことで、活発で男勝りな人物

 

私はエリザベスのような女性が好きだけど、ジョーのように男らしく振舞え、

そして叫べ。マジですげぇ!と。

 

くらいの意味合いになる。

2024-05-24

ヘンリー8世さん男生まれなくて狂ったのかわいそう

エリザベスまれてよかったね

2024-02-20

anond:20191224215402

ハイウェイマンは?

ハイウェイマン(英:Highwayman)とは、幹線道路(highway)沿いにおいて旅行者や通行人を狙った強盗のこと。日本語でいうところの追い剥ぎ(おいはぎ)。通例では徒歩で移動して同様の強盗を行ったフットパッド(Footpad)と区別され、ハイウェイマンは馬で移動した者を指し、フットパッドよりも上等な部類の犯罪者とみなされていた[1]。イギリスにおいてはエリザベス時代から19世紀初頭まで見られ、また他国でも19世紀中後期まで見られた犯罪形態であった。キャサリンフェラーズ(英語版)など女性であるパターン存在したと考えられ、」

2024-01-29

anond:20240129192518

地位への執着が全然ない天皇家キャンセルはないと思うけど秋四宮キャンセルは勃発しても驚かない

悠仁さまが溥儀みたいに

愛子さまエリザベスみたいになる物語現代的だろ

2023-12-27

昔の化学者エピソードを見ると「合成した物質を舐めた」みたいな話がたまに出てくる

アスパルテームはそのなかでも有名なエピソードかもしれない

アスパルテーム - Wikipedia

1965年アメリカ製薬会社G.D.サール社の化学者ジェームズ・M・シュラッターが、ガストリンの合成に取り組んでいたときに偶然発見した[113]。シュラッターは、抗潰瘍薬の研究をして、ホルモンであるガストリンテトラペプチドを生成する中間段階としてアスパルテームを合成した[113]。シュラッターは、薬包紙を持ち上げようとして、アスパルテームがついた指をなめて、その甘味発見した[8][114][115]。トルン・アテラスガリンは、アスパルテームの開発を監督した[116]。

いわゆる化学者によるセルフ人体実験、すなわち自己実験

うん年前は私も大学学生実験をやっていたわけだが、生成物を舐めるなんて発想はとてもじゃないが出てこなかった

まあ、私の場合重金属を扱ってたので舐めたらヤバいと知っていたわけだが

アスパルテーム場合製薬会社内の出来事、つまり薬学系なのでそこらへんの肌感覚が異なるのだろうか?そんなことないと思うがな……

スクラロースエピソードもなかなか凄い

Sucralose - Wikipedia

Sucralose was discovered in 1976 by scientists from Tate & Lyle, working with researchers Leslie Hough and Shashikant Phadnis at Queen Elizabeth College (now part of King's College London).[21] While researching novel uses of sucrose and its synthetic derivatives, Phadnis was told to "test" a chlorinated sugar compound. According to an anecdotal account, Phadnis thought Hough asked him to "taste" it, so he did and found the compound to be exceptionally sweet.[22]

スクラロース1976年、テート&ライルの科学者が、クィーンエリザベスカレッジ現在キングスカレッジロンドンの一部)の研究レスリー・ハフ(Leslie Hough)とシャシカント・ファドニス(Shashikant Phadnis)と共同で発見した[21]。スクロースとその合成誘導体新規用途研究していたときファドニス塩素化された糖化合物を「テスト」するように言われた。逸話によると、ファドニスはハフから「味見」するように言われたと思い、実際に味見をしてみたところ、その化合物は非常に甘かったという[22]。

testをtasteと聞き間違えたからといって舐めるか?そうか、舐めたのか……

スクロースのヒドロキシ基を塩素で置換したものなので、まあ舐めても危険ではないくらいの認識はあったってことなんだろうか

Tate and Lyleは食品系の会社でそこの研究室での出来事なのか、なら味を確かめろって言われたら舐めるか……

科学者倫理感の移り変わりが気になるので『世にも奇妙な人体実験歴史』という本を買って読んでいる

少なくとも20世紀初頭くらい最近になっても現代基準で見ると危険実験やりまくっていたようだ

自己実験とは違う話になるがデーモンコアの実験1945年くらいか

戦前学者倫理規定どうなっとんねんとしみじみ思う

前述の本を読んでいると「申請すると許可下りるわけないので自分の体で実験して事後報告した」みたいなエピソードが出てきて笑う(笑えない)

カール・ヴィルヘルム・シェーレ - Wikipedia

シェーレが若死にしたのは同時代化学者の例に漏れず、危険実験条件のもとで研究を進めたためだと考えられている。また彼には物質舐める癖があったため、毒性のある物質の毒にあたったのではともされる。

18世紀とかだと「まあ舐めて確認する人がいても不思議じゃないわな」と思うのだが

イギリスとある医師ニトログリセリン舐めて心臓まりそうになって死にかけたのが19世紀出来事

21世紀になっても舐める人はどこかにいるのだろうな

舐めて死んだとか、舐めて大発見に気付いたみたいになっていないから記録に残らないだけで

有機系をやってた大学の頃の同期に「実験生成物を舐めるって発想あった?」と聞いてみたが「ありえん」の一言が返ってきた

現代日本大学研究室で、教授学生に向けて「生成物を舐めて確認してみよう」なんて指導するところなんてありえるのだろうか?

流石にないだろう……あるのか?生成物がアミノ酸とかならありえるのか?有毒なものだってもちろんあるが生成物はだいたいこんな感じの物質って元素の内訳も構造もある程度予想ついてるなら舐めても多分大丈夫みたいな肌感覚が育つのだろうか?わからん世界

まあ味の素研究所なら舐めても不思議じゃないかもか……

畑が違うと全然感覚違う、ということか

でも薬学系とか食品会社研究所でも一度動物摂取させるとかやると思ってたんだがな、きっと普通はやるのかもしれないが一部の人がいきなり舐めたのかもな……

日記

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医学者による自己犠牲的とも勇敢ともいえる自分の体を使った研究ではなく

ある種の迂闊さでペロッと舐める科学者が今でも一定割合でいるんじゃないか?という疑問を書いた日記

ペトリ皿に鼻水垂らしたのがきっかけでペニシリン発見したという出来事幸運な結果に終わった迂闊な出来事だったわけで

そういった種類のおおらかさは現代だとあまり許されないはずなんだよな~

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耳寄りな心臓の話(第2話)『爆薬が心臓病を癒す』 |はあと文庫|心日本心臓財団刊行物|公益財団法人 日本心臓財団

なぜニトログリセリンを舐めようという発想が出てきたのか?を伺い知ることが出来そうなエピソードもぐぐったらでてきた

20世紀初頭にイギリス火薬工場で、週日の作業中は何も起こらないのに休みが終わって月曜日仕事が始まると決まって胸痛を訴える工員が何人もいることが話題になりました。最初工場で扱っている爆薬が原因で起こる病気を疑ったのですが、もともと持病に狭心症のあることがわかりました。

それというのも、原料であるニトログリセリン粉塵工場内に舞い、露出した皮膚や粘膜からある成分が吸収されて狭心症が抑えられていたものが、週末に休みをとることで粉塵にふれることもなく薬がきれて、月曜日に力仕事を始めることで狭心痛が起こったと推理されたのです。

痛む胸を押さえて、それこそ青息吐息月曜日になったこから、「ブルーマンディ」という言葉が生まれたようです。今日では休日明けで、仕事学校に行くのが億劫になる月曜日の憂鬱、月曜病の走りとなりました。

blue Monday語源ニトログリセリン説はかなーり怪しい気がする、勘だけど

これを調べるのも面白そうだ

……ん?時系列矛盾がある

『世にも奇妙な人体実験歴史』によると1858年フィールドという名のイギリス医師がニトロを舐めたとある

その後1878年ウィリアム・マレルという医師が再度ニトロを舐めて効果確認し、狭心症治療薬として自分患者に試した

火薬工場エピソード20世紀初頭……1901年頃ということになる

発見されたのか?だとすると最初に舐めたフィールドって医師は推測無しに舐めた好奇心旺盛な人ってことになる

火薬工場エピソードのしっかりとした出典を探すべきだな

原典だと20世紀初頭じゃなく19世紀末~20世紀初頭みたいな書き方になっているのかもしれない

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