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高市政権の行方

自民党の高市早苗総裁が初の女性首相に選出されました。高市政権の行方を追います。

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「二兎を追う者は…」自民、選挙区調整に苦悩 維新・公明に目配せ

公明党との党首会談後、連立解消について記者の質問を受ける、自民党の高市早苗総裁(左)と鈴木俊一幹事長=自民党本部で2025年10月10日午後4時43分、手塚耕一郎撮影
公明党との党首会談後、連立解消について記者の質問を受ける、自民党の高市早苗総裁(左)と鈴木俊一幹事長=自民党本部で2025年10月10日午後4時43分、手塚耕一郎撮影

 次期衆院選を見据え、自民党が選挙区調整に苦慮している。与党として高市早苗政権を支える日本維新の会を重視しつつ、長年連立を組んできた公明党との関係も切り捨てられないからだ。ただ、自民内には「公明候補の選挙区に独自候補を擁立すべきだ」との主戦論も根強い。維新、公明の双方に目配せする「両面作戦」の行方は――。

公明代表の選挙区に候補擁立の動き

 「もう選任しない理由はないでしょう」。13日、自民党本部を訪れた党広島県連の中本隆志会長代理が声を張り上げた。

 話題は、公明の斉藤鉄夫代表が議席を持つ衆院広島3区での自民候補擁立だ。

 中本氏は、石橋林太郎衆院議員=比例中国=を広島3区の支部長に選任するよう鈴木俊一幹事長に要請。前向きな反応を得たものの、事がすんなりと運ぶ保証はない。

 広島3区では、過去2回の衆院選で斉藤氏が当選し、自民も独自候補を立てずに推薦してきた。

 それ以前は自民の河井克行元法相が広島3区、斉藤氏は比例中国とすみ分けてきたが、2019年参院選を巡る買収事件で河井氏が起訴され辞職。その空白を埋めるため、「与党統一候補」として斉藤氏が担ぎ出された経緯がある。

 広島3区は自公協力の象徴区となり、不祥事の負い目がある自民は候補擁立に慎重姿勢を続けてきた。

 しかし、公明の連立離脱で事情が一変した。

公明、野党との「バーター」に言及

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