はてなキーワード: プレミアとは
うーむ
「寛容」の恐怖 ロシア政府が資金提供したプロパガンダ映画は、今夏、公開初週末に192枚のチケットを売り上げた。この映画は、ヨーロッパを自由主義的価値観の悪夢として描いている。 — Meduza
アンドレイ・グラチェフが長年を費やしてこの傑作と称される作品を作り上げたにもかかわらず、『トレランス』は事実上、宣伝活動もほとんど行われないままプレミア上映された。配給会社のシネマウス・スタジオでさえ、 YouTubeチャンネルで予告編を公開しなかったことは、皮肉なことだ。グラチェフは、わずか83人の登録者数を持つ自身の個人アカウントで予告編を公開せざるを得なかった。ザハール・プリレピンでさえ、自身のTelegramチャンネルでこの映画について何も語っていない。
値段が高くなる事と、"ない"という事が良い印象を持たれる唯一の商品である。
まず値段が高くなる事について。
世の中に存在するあらゆる商品は値段が上がるとみんな不満に思うし、文句が出る。ネガティブな印象を持たれるし人々の購買意欲は下がる。
スーパーの野菜の値段が上がったら良くないニュースとして扱われるし、米の値段が上がった時なんかは大ニュースになって世間の不満が凄かった。政府も動いた。そのレベルのネガティブニュースとして扱われた。ガソリンや石油製品とかも同じ扱いをされる。
それとは全く別の、現物資産的な側面を持つロレックス、PP、AP等の高級時計やエルメス等の値上げですらも喜ばれない。(中古市場に価格反映される場合、既存ホルダーは恩恵を受けれる為喜ぶかもしれないが。)
しかし、株に関しては値段が上がると喜ばれる唯一の商品である。
値段が上がる事がポジティブなニュースとして扱われる、人々に購買意欲を与える事に繋がる。
でも実際問題、値上がり前より高い金額を出さないと買えなくなっている、普通に考えるとみんな安い金額で買える方が嬉しい筈である。それなのに何故喜ばれるか。
それは価格が上がる事によって、更なる株価の上昇という"夢を見れる状態"に変化したからである。
人は夢を見てしまっている時が1番財布の紐が緩むし正常な判断が出来なくなる。
自分が欲しい結果である為、自分は適切なアプローチをしている、というバイアスも掛かりやすい。
みんな大切なお金を持って相場に来ている、丸腰で勝負しようとなんてしない。なので知識をある程度つけて望む事になる。その知識が合っているかはともかく、正しい投資をしているというバイアスまでかかる。
将来という不確定な結果へのアプローチなので正解がないから相対的な判断も出来ない。
しかも答え合わせはすぐに来ない。そこに欲まで絡むと最悪だ。
ホストやキャバ嬢が色恋営業して将来の関係性や肉体関係、という夢を見させて"高い酒を買わせる"ように、仕手筋が参加者に対して資産が増える、という夢を見させて"高い株を買わせる"場所なのである。
ホストやキャバ嬢は言葉や体で夢を見させて金を引っ張る。仕手筋は値動きで夢を見させて金を引っ張る。
本質は同じだと思う。
高くなって喜ばれるのは、値上がりにより"夢"というプレミアがつくからである。
次に、"ない"が良い印象を持たれるという事。
人は希少価値に弱い、"「限定」、「ラスイチ」"という言葉に弱い。ステータスや所有欲にも弱い。
これに関しては割と馴染みのある現象だと思う。
お店とかで「限定!」や「ラスイチ!」という言葉に釣られて買ってしまった経験ある人は割といると思う。
人は買えなくなってしまう、これを逃したら買えない、という選択肢に弱い。(この手の選択は割とストレスがかかる行動である。ストレスから逃げたいが故の一種の防衛反応なのかもしれない。)
更には、「数少ないもの、レアなものを所有している」というステータスにもなる。所有欲も満たせる。
ステータスを意識して買い物をする人間は世の中にとても多い、だから世の中に数多くのハイブランドが存在している。ハイブラや高級車が売れるのは人間がステータスを意識する生き物だからである。
先述したロレックス、PP、AP等の腕時計、エルメスであればバーキンを中心としたカバン類。シェーヌとかも品薄だった気がする。
この辺はお店に行っても買えない。意図的に出す客を選んでいる。"ない"状態を作っている。
デイトナを中心としたスポーツモデルはまず出してもらえない。GMTもむずい。サブは比較的簡単だと思うけど。
自分も3年前の夏に、「時計が欲しい、とりあえず有名だしロレックスを買おう!」と思い都内の色々な店を回ったが買えるまで1ヶ月以上掛かった。当時22歳のガキだったし印象はあまり良くなかっただろう。
アパレルであれば、一時期のSupremeを中心としたWTAPSやAPEやネイバーだったりの裏原系ブランド。NIKEのレアスニもその類。他も色々品薄やってるところはある。最近はクロムハーツも品薄。
全部普通に買えないし買うのがとても大変、最近はどこも抽選になっているが2018年くらいまでは徹夜並びや始発集合がザラ、ブロック抽選とか懐かしい。
買える人が少ないからこそ所有欲は満たされるし、実際にモノ自体も少なく需要と供給が吊り合っていないので希少価値は当然高い。
Lない、Mない、Sない、もういい?って感じの状況が1番人の所有欲を満たしてくれる。
株に関してもこれは言えて、
値段が上がってくると、これからも値段が上がる!もうこの値段じゃ買えなくなるぞ!という、「限定」や「ラスイチ」と同じ様な心理が働く。そうなると人は冷静な判断が出来なくなって、本来あまり欲しくなかった株や普段なら買いたくない高い値段になった株でも買ってしまう。
もしそこから値段が上がった場合、株を安く買えたという事になる。そうなると「この株をこの値段で持っているぞ!!」という形で所有欲を満たしてくれる。「あの株をこの値段で持っているぞ!!」というステータスにもなる。SNSでドヤれる。(実際ドヤってる人は多い、株やる上でSNSをやるのは良くないと個人的には思う。)
過去の成功体験が焼きついている人ほど、この心理になりやすいと思う。
品薄の方に関しても、浮動株や発行株数が少ない方がいい。モノが少ないからすぐに売り切れになりやすい。物理的に"ない"になりやすい。需要と供給が吊りあっていない"ない"ものは良い。箱として良い。
結局相場は人間の心理によって成り立ってるもので、相場作る人の出口戦略は人の心理をとことん利用していると思います、まる
以上!
近所の神社の縁日に行ったら、3つもラブブ専門の屋台があったわ。まあ置いてあるのは偽物だろうけど……。代わりに去年はあったスイカゲーム専門の屋台がなくなってたな。
専門じゃなくても、くじ引きの屋台ではラブブのグッズが置いてあったし、やっぱり俺が知らんだけで流行ってるじゃん。なんか熱心に流行ってないって言ってるやつおったけど。
ちなみに本物はプレミアが付いてるという話があるし、既存キャラグッズをラブブに置き換えただけのようなものも結構あったから、まあ偽物なんだろう。屋台によっては開き直って、非公式グッズとか書いてやがる。
ちなみにポケカの屋台も多かったけど、本物なら何十万もするようなカードが置いてあって、それにはレプリカカードとか書かれてたのは草。
はてぶトップに来てるNHKのニュース開いたら怪しい「金払ってますか?」のバナー。
俺は咄嗟に「払ってないよ。テレビないもん」と「サービスを利用しない」をクリック。
あー、やっちゃったなー
これさ、たとえば外国人が「OH!こういう時はジャパンのニュース見ます!私アニメで日本語覚えてるよー!」とNHKに行っても「OH!ジャパンのニュース海外から見れない!ソース探すの面倒だからレジットの翻訳鵜呑みにしますです!」となる未来なわけじゃん?
それやる?
まあ人頭税になるかスクランブルガチガチにするかの究極の二択やからね。
しゃーないよね。
いやどうなん?
じゃあ次は「憲法改正か自衛隊解体の二択ですから、自衛隊を無くします!」ってやるのか?
ほんま駄目だな。
適当に決めてやってるくせにその適当に対して杓子定規やろうとしてるのがよくない。
官僚組織の駄目な所出てるなあ・・・官僚組織の駄目な所出てるけどコイツら官僚じゃないから最後の最後で不真面目なんだよなあ。
いやもう無理だな。
NHKは終わったよ。
終わり。
「貧乏人にニュースなんて見せねーよバーカ!」って態度、別にいいけどさ、もうNHKはニュース媒体としての価値ほぼ0やからな?
それ情報ソースとして張っても「本人がサブスク代稼ぐために自作自演してるの?」って言われるだけ。
まあ俺はNHKニュースなんて元々怪しい内容ばっかだから潰れて良かったと思ってるんだけどな。
多分社内にも俺みたいな「いっそこの機会にNHKニュース潰さね?」って考えた人がいてここまでやったんでしょうね。
かっこいいわ。
映画の一発逆転シーンみたいやわ。
いや、よくやったよ。
ほんま嬉しい。
嬉しいけど、国営放送がこれでいいのかとは思う。
普段FM-Aシャーシを使っているんだが、カラバリシャーシが軒並み無くなってしまった。
と思うかもしれないが、実際は結構大きな差が出る。
特にシャフトで駆動する方軸モーターシャーシは大きな差が出る。
というのも、含まれる顔料によってシャーシの剛性や滑らかさがかなり変わる。
個人的に蛍光オレンジは昔から大好きで良く使っていたのだが、アレは結構寿命が早い。
前は別売りでカラーシャーシが売られていたのだが、最近タミヤは再販をしてくれない。
ので、今まで360円で手に入っていたシャーシもプレミア化して1500円とかになっている。
前述したとおり蛍光シャーシは寿命が短いのでそうポンポン買う事も出来ない
(金銭的な問題といより、個人のストック品をフリマアプリなどで購入すると保管状況が結構悪かったりして性能にムラがあったりするので)
というわけで現状黒とガンメタの中から選ぶしかないのだが、ここはガンメタを選ぼうと思う。
なぜ『デラックスベツコミ』(小学館)、『つりコミック』(辰巳出版)、『月刊ヤングマガジン』(講談社)、『ザ花とゆめ』(白泉社)、『家庭サスペンス』(笠倉出版社)、『E☆2』(アールビバン)、『ハーレクイン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『good!アフタヌーン』(講談社)、『Canna』(フランス書院)、『姉系プチコミック』(小学館)、『コミックゼノン』(コアミックス)、『ihr HertZ』(大洋図書)、『コミックガーデン』(マッグガーデン)、『プレミアCheese!』(小学館)、『ジャンプGIGA』(集英社)、『グランドジャンプめちゃ』(集英社)、『ジャンプSQ.RISE』(集英社)、『コミック艶』(リイド社)、『グランドジャンプむちゃ』(集英社)、『ヤングアニマルZERO』(白泉社)、少年画報社/大都社の漫画雑誌、KADOKAWAの漫画雑誌、ぶんか社/海王社の漫画雑誌、双葉社の漫画雑誌、秋田書店の漫画雑誌、芳文社の漫画雑誌、徳間書店/宙出版の漫画雑誌、日本文芸社の漫画雑誌、新書館の漫画雑誌、祥伝社の漫画雑誌、竹書房の漫画雑誌、青泉社の漫画雑誌、スクウェア・エニックスの漫画雑誌、白夜書房/コアマガジン/ガイドワークスの漫画雑誌、ふゅーじょんぷろだくとの漫画雑誌、メディアックスの漫画雑誌、一迅社の漫画雑誌、幻冬舎の漫画雑誌、フロンティアワークス/リブレの漫画雑誌は日本雑誌協会の雑誌各種データに含まれていないのですか?:
化学肥料の3つの基本原料、アンモニア、リン、カリウムはほぼ全量を輸入に頼る
現代農業には、これがないと始まらない農業用機械の燃料は、全量を輸入
ちらほらと、電動トラクターとか出つつあるけど稼働時間とパワーで今の所かなり厳しい
農薬は有機リン系、日本の夏、金鳥の夏、蚊取り線香の主成分であるアレスリンも合成の際に使う石油由来のプロピレン、マグネシウムも輸入
金鳥は、100%除虫菊を使ったプレミアな蚊取り線香も売ってるけど価格は倍ほどに違う
さらに、日本は農地も限られている訳でね、本来、農地向きの大規模な平野は今や大都市になってしまってもう農地を増やすことは難しい
食糧安全保障と食料自給率においてなんの犠牲も出さずに安定、向上させるって無理だよ
基本的なものを輸入に頼っているから、海外には安定していて貰わないといけないから海外にお金をばら撒かないといけないし
今の24時間365日、いつでもたくさんの美味しいものが手軽に食べられる食生活を維持して自給率の向上は無理だよ
種類によっては30m先の餌もわかるだとかなんだとか。「まあそらあんだけ明確に餌を区別できるならそうだろうな」という感じだ。
https://anond.hatelabo.jp/20250815211751
その日、旦那さんは飲み会で留守にしていた。私は虫かごに霧吹きをしながら変なことを思いついた。
「こいつにオ、オ、オナラしたらどうなるんだろう」
優れた嗅覚が餌を探し当てるのであれば、オナラのにおいもわかるだろうし、逃げるなり餌だと思うなりするかも!今天井に張り付いてるけど、臭くておっこちちゃうかも!などと思って試してみたくなった。30代である。
だ、だ、だ、誰もいないし…ドゥフ…と虫かごに向かってオナラをしてみた。
私のオナラは旦那さんも1回しか聞いたことないプレミアモンだぞこら。
…のに、特に何も変わらんかった。
いやにおいは嗅ぎ分けてるのかもしれないけど、突然壁から落ちたり急いで逃げたりみたいなのもない。普通に動いてるだけ。臭さが足りなかったのだろうか。なんだよつまらん。こんなに恥を晒してオナラこいたのに!?キサマにはガッカリだよ!!
と、向こうは何も悪くないのに悪態をつく。
まあでも自然界にはラフレシアとかもいるし、腐敗臭って案外多くの生物にとって不快臭ではないのかも。ハエとかはむしろ寄ってくるし。私たちヒューマンは腐敗臭に危険を感じないと死んじゃうからそーゆーふうにできてるだけなのかもしれないな。
じゃあ香水とかは嫌なのかなーどうかなーとか思ったけど、そんなことであまりしつこく構っても嫌われそうなので香水のにおいをかがせたりするのはやめた。老体にこたえてもこまるし。オナラは自然の一部だしいいかなって私の中で謎の許容範囲内だったけど。
というか、コイツもむしろときどきはひっそり屁をこいてるのだろうか。
肛門あるし胃腸もあるし、呼吸もしてるし、可能性は十分ある。でも調べてもよくわからなかった。
1年前、まさか自分がカタツムリに向かって屁をこくなんて思ってもいなかったな。
そしてカタツムリ。キサマは一体いつまでいるツムリだ。
オスカー日本代表ってのは、毎年この時期くらいに数作品が日本協会に応募してきて数名(今年は5名)の審査で決めます。
この日本代表というのに選ばれたら、「アカデミー国際長編映画賞」に参加する権利を得ます。
この賞は従来「外国語映画賞」と言われていました。
ちょっとややこしいのですが、これは「作品賞」ではありません。「外国の作品に賞を渡す」ということです。
流れは以下。
いま国代表が決まった段階です。
いままで日本作品は15本この部門にノミネートされてきました。
ただここ22年間を見てみるとノミネートは「たそがれ清兵衛」「おくりびと」「万引き家族」「ドライブ・マイ・カー」「PERFECT DAYS」の5作品となり、受賞したのは「おくりびと」と「ドライブ・マイ・カー」になります。
5作品の共通点としては各世界的な映画祭でコンペティションに選ばれ受賞、または高い評価を受けていることです。
「おくりびと」「ドライブ・マイ・カー」の受賞歴を見ると世界各国で大きな反響と成績を出したことがわかります。
「ドライブ・マイ・カー」は国際長編を飛び抜けて作品賞等複数ノミネートされましたから、ちょっと異例の異例でした。素晴らしいからとうっかり家族で見ると冒頭から長いセックスシーンが待っています。
ちなみに「国宝」は今の所コンペティション部門に出ているわけではなさそうですので、各映画祭で観客賞などを受賞する必要がありそうです。頑張ってほしいですね。
2023年の「ゴジラ-1.0」これは日本代表ではありませんが、主要の英語作品などと並び視覚効果賞を受賞しています。
各種映画祭で評判が評判を呼び受賞ラッシュ、海外で作品ヒットを果たし、GODZILLAも手伝って、技術賞をとったのだから驚きですね。ノミネートの際の会場の歓声は海外での熱狂を感じました。
ここでいま個人的に注目している、まだ公開していない作品をご紹介させてください。
主演はブレンダン・フレイザーです。「ザ・ホエール」で2022年度のオスカー最優秀賞主演男優賞を獲得しています。
なぜこの映画に注目しているのかというと、制作が「日本とアメリカの共同制作」となっているからです。
例えば前述の「PERFECT DAYS」は「日本とドイツの共同制作」となっていますので、日本アカデミー賞(オスカー公認です)も受賞した【邦画】ということになりますし、配給はディズニー・ジャパンなので【ジャパン】の作品で行ける気がします。邦画ということにしましょう。
監督は今をときめくHIKARI監督。国際評価の高い日本人です。
撮影は日本で行われ、キャストには平岳大, 山本真理, 柄本明。あと未発表ですが森田望智などが参加しています。
制作会社がオスカー常連で、今年はこの映画を推している様子。試写も好評。
このことから、各オスカーマニアたちの予想で、本作を選ぶ人が多数出ています。そして助演男優賞に柄本明の名前がいくつも。柄本明ですよ!
まだ正式公開前なので、もしかしたらプレミア発表後の来月には「この映画じゃ無理だろ〜」ってなってるかもしれませんが……
今見ても面白い。
でも元ネタが古すぎて思い出せない。
あの頃知らなかったネタが今になったら分かるかと思ったが、そもそもネタの鮮度が古すぎてこの時代においては消滅しているものばかりだ。
たとえば釣られクマーをZ世代が知る機会なんて今のインターネットにあるのだろうか?
俺は古いアニメを見て楽しむ老人になっているのだと実感する。
とはいえ、ぱにぽにだっしゅがセンスにおいては現代の多くのアニメを圧倒しているのも事実だと感じる。
現代の日常系やギャグアニメを49個集めてきてぱにぽにだっしゅと一緒に競わせたら、ぱにぽにがアッサリ5位や3位や下手すりゃ1位になりそうなほどだ。
PS時代のRPGに対して老人共がよくほざいた言葉で「映像は進歩しても、センスが進歩していないなら結局面白くない」というものがあるが、俺も同じことを言う時が来たようだ。
要はセンスが磨かれた人間なんて各時代ごとにそんなに数は変わらないってことなのかもな。
でもそれは、娯楽業界で飯を食える才能のある人間の数をこの20年でどこまで増やせたのかという話にも繋がってくるわけで。
停滞してるよ。
## 要旨
2日前の増田に「札幌の徒歩圏マンションは“集まってる企業的に相応”だから市川より遥かに安く、適正は1000万円」という主張があった。けれど、それって企業の立場が擬人化されて書いてない? もし札幌・中心徒歩圏=1000万円が本当に適正なら、「じゃあなぜ片道60分の移動を続けるの?」という問いに自動で突き当たる。
通勤時間をゼロ評価(=自分の片道30〜60分を無視)したまま、「総生産量」「やりがい」「資産形成」だけで語ると、生活者の幸福が抜け落ちる。
この記事は生活者の視点で「適正額」を試算する。キーワードは時間家賃(じかん-やちん)――家の値段=立地+広さ+“毎日むしられる時間”だ。
参考に、東京の新築分譲マンション平均価格はいま1億円超(首都圏新築・2024年平均は1億485万円)で、23区の中古70㎡も直近で1億円台に乗る局面が出ている。これが生活者にとって“適正”なのかを、時間と代替地(高松・札幌)で測り直す。
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## 前作のダイジェスト
人口移動の足元:2024年の東京は依然として転入超過だが、伸びは鈍化。23区の転入超過は回復したものの、年齢階層ではムラが目立つ。
年齢構造の変化:20代は流入が続く一方、30代は2024年10月以降転出超過が指摘される(統計局の資料)。家族形成期が“中心で暮らす難度”を物語る。
通勤の現実:東京圏の鉄道定期利用者の平均片道所要は67.7分。時間消費が生活水準を直撃している。
企業はどこへ?:「本社移転」は2019年までは東京転入超過の年もあるが、機能分散(地方に研究・製造・BPO)が同時進行。2020年以降は一貫して東京都~関東からの転出超過で、“本社=東京集中”の一枚絵では語れない段階。
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元増田のロジックは「企業視点での総生産性最大化」だ。東京(本物)は取引密度が高く、希少な専門職の面接効率も良い。企業が払う地代なら説明がつく。
でも生活者にとっては違う。時間=寿命を燃やす通勤は毎日課金。東京の高い貨幣地価は、時間地価(言い換え:タイム地価)で割って再評価すべきだ。
> 命題:家の“適正額”=「代替都市で同等生活を得るコスト」+「東京で失う/得る時間価値」の現在価値。
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### ① データの杭
高松市の公営(県/市)住宅の家賃帯は1.6万〜4.3万円台(間取り3K/3DK含む)。中心至近ではない(磨屋町2.0km, 家to目的地28分)が、市内要所へのバス移動で日常機能が完結する価格帯が現実に存在する。
東京の新築分譲平均は1億485万円(2024年)。23区の中古70㎡は2025年5月に1億88万円の局面。
家賃2.5万円/月(年30万円)を表面利回り6%で割り戻すと、約500万円の資産価値(30万円÷0.06=500万円)。都雇圏人口50万人以上では享受対象は飽和している故, 機能“到達”が28分程度で満たせる.「28分生活」の最低ラインの再取得コストはこの桁になる。
> ここでの500万円は**“生活機能の再取得コスト”の目安であり、「分譲クオリティの広さ/築年」ではなく“暮らせる導線”の最低ラインを可視化するための共通スケール**。
東京で家→目的地28分のファミリー住戸は、1億円級に普通にぶつかる。同じ“到達時間”を買うためのコスト差は桁違いだ。
生活機能28分を買うコスト:500万円(公営最廉価相当スケール)vs 1億円級(東京の市場取引)
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「札幌・中心徒歩圏=1000万円が適正」は、市場実勢と乖離している。直近の市況では、札幌市の中古70㎡相場は数千万円帯が実務レンジ。中心区でも1000万円フラットは築年・立地条件が強く制約された例外的ピン点で、“徒歩圏の標準像”とは言い難い。1000万円を普遍の“適正”と言い切るのは危うい。
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東京(本物)の平均的な通勤:片道67.7分(鉄道定期利用者平均) → 差=52.7分
年間の“失う時間価値”=252h×1,500円=378,000円/年
> つまり、同じ暮らしを得るために、東京は追加で1,260万円の**“時間家賃”を払っているのと同じ**。
本来ならその分だけ“家の適正価格”は下がる――生活者の適正は、企業の適正より軽くなる。
(注)平均通勤時間は地域・職種で大きくブレるため、自分の通勤実測でNPVを差し替えてほしい。
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結論:賃金プレミアムは1〜2割台が実務レンジ。“時間家賃”のNPV(上の例で約1,260万円)を相殺するには弱い。住宅価格の倍率20倍を正当化できる材料にはならない。
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# じゃあ、**東京(本物)の“適正額”**はいくら?(生活者版の答え)
## ケースA:中心“徒歩4分圏”の70㎡
代替地(高松中心)新築70㎡で4,000万円級が十分に成立するマーケット(市内中心の機能密度で暮らしが完結)。
東京プレミアム(雇用機会・エンタメ“在庫”)を2割上乗せしても、4,800〜6,000万円が、東京(本物)の中心徒歩4分圏(銀座, 上野, 新宿等徒歩4分内)の生活者の適正レンジ。
実勢(新築平均1.6億円、23区中古70㎡1億円局面)との差:+10,000〜+11,200万円。
高松公営家賃2.5万円→利回り6%で500万円(**“生活機能再取得”**の最低スケール)。
私募REバリュエーションに寄せれば、同等導線の分譲クオリティでも1,500〜3,500万円が東京(本物)の片道28分生活者目線の妥当帯。
実勢(1.2億円級)との差:+8,500万〜+10,500万円。
## 総括
> 総括:企業の最適(在庫密度)で決まるのが東京の“市場価格”。
生活者の最適(時間×導線)で決めると、“適正額”は“市場”の半額以下に沈む。
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## 「間をとる」が適正? → **そんなことない。上限“2割増”**まで
企業の“在庫経済”と生活者の“時間経済”の半々で折衷したくなる。
しかし、時間家賃のNPVは日々確定的に出費される損失だ。一方、企業の在庫密度は個人の享受上限(1日0.5GB仮説のような情報処理限界)で逓減する。だから、折衷ではなく生活者重みで決めるべき。**“上限2割プレミア”**がまだ良心的だ。
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## 実際に“減っている30代”のシグナル
統計局自身の資料で、20代は転入、30代は転出超過が明記される。家族形成期の住居コストと時間家賃が臨界を超えると、転出が起きる――“生活者の適正”に市場価格が合ってないシグナルだ。
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1. 札幌1000万円は市場の中央値でも生活者の適正でもなく、例外ピンの一般化。
2. 高松の公営家賃(磨屋町2.0km家to目的地片道28分)は**“28分生活”の最低再取得コストを見える化する良い定規**。
3. 東京(本物)の1億円は、企業の在庫密度の影で時間家賃のNPVを踏みつけにしている。
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東京(本物)の“市場価格”は立派だ。けれど生活者の適正額は**“時間”を入れた瞬間に半額以下に落ちる。札幌1000万円論も、高松500万円スケールも、東京1億円も、同じ定規(時間家賃)で測ろう。
家の値段は寿命の使い方**で決まる――それだけの話だ。
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## 参考データ・出典
首都圏新築分譲マンション平均価格(2024年1億485万円):不動産経済研究所まとめ記事。
東京23区中古70㎡が1億円局面:野村不動産アーバンネット(東京カンテイ提供データ)。
高松の公営住宅 家賃帯(1.6万〜4.3万円台):香川県/高松市資料、MLIT資料。
平均年収:doda。最低賃金:厚労省/労働局(東京1,163円・香川970円)。
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徒歩4分=約320m半径、面積は約0.32km²。自治体レベルでは住居密度2万人/km²が限界だが、部分的にはもっと詰め込める。特に二階建てアパートメインで2万人/k㎡を達成していた中野区と違い、2020年以降は都雇圏50万人でも中心は15階前後マンション林立だ。つまり密度7倍(14万人/㎡)。故に“徒歩4分内6万人”。徒歩圏の議論は半径×密度で都度計算を。(この項は一般式の説明であり、具体都市の密度は用途地域で大きく変わります)
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## まとめ一行
“時間家賃”をチョキっと足して引けば、東京(本物)の住居の適正額は――