ロシアがウクライナで続ける「特別軍事作戦」について、プーチン露大統領は20日、軍「西方」集団の司令部を訪れ、戦況報告を受けた。ゲラシモフ参謀総長は、東部ハルキウ州の要衝クピャンスクを制圧したと主張し、激戦が続く東部ドネツク州の要衝ポクロウシクについても「75%が解放された」と述べた。
一方、ロイター通信によると、ウクライナ軍は露側の発表を「事実ではない」と否定した。
ウクライナのゼレンスキー政権が汚職問題に揺れるタイミングで、露軍の優勢をアピールした形だ。軍服姿のプーチン氏は「最も重要なのは特別軍事作戦の目標を無条件に達成することだ」と強調した。
欧米メディアの報道によれば、仲介外交を試みるトランプ米政権は再びロシア寄りの姿勢に転じ、ウクライナ側に大幅な譲歩を迫っている模様だ。そうした中、ロシアはさらに攻勢を強める姿勢を示している。
プーチン氏は、ゼレンスキー政権について、昨年5月で任期が満了したことを前提に、「犯罪集団に過ぎず、私腹を肥やすため権力にしがみついている。国内の汚職捜査の結果を受けて、今や周知の事実だ」とこき下ろした。【モスクワ真野森作】
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