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はてなキーワード: 雑居ビルとは

2025-11-11

エレベーター

1話 スタジオ

エレベーターというのは不思議空間だ。

人がぎゅうぎゅうに詰まっていればあきらもつくのだが、ひとりきりで乗ると、あの箱の中は、ちょっとした自分専用のスタジオになる。

わたしローファーがそっと床をたたく。コトン。ドン。――あの低い響きがいい。まるでバスドラム

自然と手が動く。指先で軽くリズムを刻む。床の下は空洞なので、やけに低音がよく響くのだ。これが妙に気持ちいい。次に手でリズムをとる。パパパン、パパパンパン自然お気に入りサンバリズムになる。あとはもう止まらない

――ドンパンドンパン

まるで小さなドラム練習室だ。

途中でふと思う。もし監視カメラ映像を見ている人がいたらどう思うだろうか。

「またやってる、あのローファーの人」

なんてあだ名がついているかもしれない。だが、そんなことはどうでもいい。あの数秒間の“無重力時間”を、ただ上品にじっと立って過ごすなんてもったいないわたしにとってエレベーターは、心のメトロノームを整える大切な装置なのだ

演奏もノッてきて、いまにも踊りだしたい気分のなか、ピン、という到着音が鳴る。

ドアが開く。演奏は終わる。

ドラムス、わたし。観客、ゼロ拍手ゼロ。だが、なぜか心はちょっとだけ晴れやかだ。

何事もなかったように髪を直し、まっすぐ前を向く。

外の世界に出ていくわたしの足元では、ローファーがまだ、ほんの少しだけ跳ねている。



ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第2話 文明の衝突

――エレベーターというのは、社会の縮図である

たかが十数秒の移動時間に、上下関係礼儀作法も、そして日本独特の「気づかい文化」も、すべて詰まっている。

欧米では女性と乗り合わせた男性は奥に立ってはいけないという。

女性の背後に男性が立つと不安を与える――そういう理屈らしい。だから女性はドアのそば男性は奥へ。それでバランスがとれる。

だが日本では、事情がまるで違う。

ここでは、奥が“上座である上司や来客を奥へ通し、目下の者が手前で「開」ボタンを押す。つまり最後まで残ってボタンを押す者こそが、いちばんの下座なのだ

ある朝、会社ビルでのこと。

わたし男性上司と数人の同僚と乗り合わせた。

エレベーターが動き出すと、自然に手前の位置に収まり、指を「開」ボタンに添える。

――目下の女性は、番人のようにドアの手前に立つ。

最後の瞬間まで(開)を押し続け、すべての人が安全に降りるのを見届ける。

そして、最後自分が降りるその刹那、体をよじらせてまで(閉)ボタンを押す。

去りゆく背中に向けて、残された人たちが少しでも快適であるように。

それが、ささやかだが確かな、日本文化である

ピン、と到着音。

ドアが開く。上司が降り、同僚が降り、わたしが残る。

手の中の「開」ボタンが、少しだけ温かい

最後に指先をひねるようにして(閉)を押すと、ドアはすっと静かに閉まった。

――誰も気づかないほんの一秒の所作

けれど、その一秒のために、日本エレベーター今日も穏やかに上下しているのだ。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第3話 ゴミ

――朝のエレベーターほど、社会の縮図を感じる空間はない。

まだ頭のエンジンがかかりきっていない時間帯に、人と人とが沈黙のまま、数平方メートルの箱の中で呼吸を合わせる。

そんな朝に限って、なぜか私は両手いっぱいにごみ袋を持っている。しかも三袋。

いつもはこまめに出しているのに、今朝に限って溜まっていた。

昭和のころなら「燃える」「燃えない」くらいで済んだが、いまは「プラ」「紙」「ペットボトル」と分別がややこしい。

この三袋はまるで、現代の複雑さそのもののようだ。

そして、よりによって――

各駅停車のように、途中階でピタピタと止まるエレベーター

「一階まで直通で行きたい」と願う日に限って、乗ってくる、乗ってくる。

二階でひとり、三階でまたひとり。

そのたびに私は、ごみ袋を抱えたまま少しずつ後退し、ついには奥の壁の隅へと追い詰められる。

壁と人の間、残された空間ほとんどない。

ごみ袋が前の人に触れないように、腕の角度を微調整。

ペットボトルの袋がカサッと鳴るたびに、全身の神経がピクリと反応する。

――これが朝の神経戦である

やっとのことで一階に到着。

ドアが開くと同時に、三袋を引き連れて外へ出る。空き缶がカラカラ鳴ってまるで子ヤギの鈴だ。

外の空気は冷たく、そして妙に自由だ。

ごみを置いて手が空いた瞬間、エレベーターの中のあの沈黙が少し懐かしく思える。

ほんの数十秒の乗車時間――だが、そこには社会圧縮ファイルのように、気づかいと緊張と分別哲学が詰まっているのだ。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第4話 ラッキーセブンか丸八か

――俺の会社雑居ビルの七階にある。

から近いくせに、人通りは少なく、どこか路地裏のにおいがする。

飲食店事務所と、なぜか整体院が混在している、昭和の名残のようなビルだ。

朝のエレベーターはたいてい俺ひとり。

無音の箱がゆっくり上昇していく短い時間が、ちょっとした気持ちの切り替えになる。

その日も、いつものように慣れた指先で「ピッ」とボタンを押した。

ドアが閉まりモーター音。

七階に着くはず――だった。

ところが。

扉が開いた瞬間、見たことのない光景が広がっていた。

薄暗い照明の奥へ、赤い鳥居がずらりと連なっている。

遠近感が狂いそうなほど、ずうーーっと続いている・・・ようにみえたが、錯覚だった。

そうか。ここは霊能者占い事務所だ。

一瞬、本気で異世界転移かと思った。

だがボタンを見ると、「8」が光っている。

……押し間違えたらしい。

そうか、と胸の奥で何かがコトンと鳴る。

前の会社は八階だった。

あの頃、毎日押していた数字

意識しなくても、指が“丸八”を覚えていたのだ。

八幡神社の丸八」みたいだな、とふと思う。

勝手縁起がよさそうに見えてくる。

いや、縁起がよくても、この八階の鳥居廊下には用事はない。

そっと「閉」ボタンを押す。

エレベーターが七階へ戻っていくあいだ、

赤い鳥居と“丸八”の光が、じわりと胸の奥に残っていた。

七階の扉が開く。

いつもの蛍光灯の白い光。

コピー機作動音。

ああ、こっちが現実世界だ。

でも時々思う。

人間にも、過去の「丸八」を押してしまう指が残っていて、

そのせいで、ふと別の世界のドアが開くのかもしれない――と。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第5話 回覧

――マンションエレベーターというのは、ちょっとした“自治社会掲示板である

あの狭い壁面には、住民の息づかい管理組合の苦労と、そしてときどき発生する謎の個人制作チラシが、ぎゅうっと貼り並んでいる。

わがマンション例外ではない。

消防設備点検のお知らせ、粗大ごみ出しのルール徹底、管理組合理事会の案内。

そして、上下階の騒音問題――おそらく管理人クレームがいったであろう案件も、「○階の皆さまへ」などと、やんわりと、しかじわじわ刺す文体で貼られている。

小さいお子さんの“ドンドン問題だ。

あれはもはや、マンション暮らし季語に近い。

中には「〇階付近」と、ギリギリ個人特定にならない程度に範囲を狭めてくる注意書きもあり、これがまた絶妙にいやらしい。

管理組合名義とはいえ、実質“言いたいことを管理人外注”している感がにじみ出ている。

通常、掲示物は管理人が貼るのだが、ごくまれに、明らかに住民勝手に作って貼ったものを見かける。

文章微妙感情的フォントは謎に凝っており、そして貼り方が妙に強い。

よほど業を煮やしたのだろう。

ある朝、エレベーターの鏡に直接貼られた紙を見て、思わず声を失った。

「鏡を手あぶらで汚すな!!」

しかも、使われていたのは粘着バリバリの強力テープ

……おいおい、それを剥がすとき、鏡が汚れるだろう。

いや、鏡が傷つく可能性すらあるぞ。

注意のために鏡をむしろ犠牲”にするとは、なんという本末転倒

いや、あなたのほうがよっぽど鏡の美観を損ねてますよ、と心の中で突っ込んだ。

たぶん、あれは隠居爺だ。

日々やることがなくて、イライラが溜まっているに違いない。

エレベーターが小さな舞台なら、あの爺さんは毎朝そこで、独自の幕間劇を上演しているのだろう。

エレベーターが一階に着く。

ドアが開くと同時に、外の空気が少し冷たく感じる。

振り返ると、鏡に貼られた勝手チラシがどことなく誇らしげに揺れていた。

――今日マンション社会は、あの小さな箱の中で静かにドラマを続けている。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

2025-11-06

[][][]

日南アジア系の人からチラシをもらったカレー屋さんに行った。なんか夜のお店のたくさん入っている雑居ビルのすぐ隣。牡蠣料理の店がリニューアルしたらしい。

マトンカレーは肉の量が多くていい。ただし、煮込んでいてかなり味が抜けている(数年前のコロナにかかって味覚が変わった可能性はゼロではない)。値段は千百円。小さいサラダと薄味のタンドリーチキンがつく。概してもうちょっとスパイシーでいいかもしれないが、マイルドな味が欲しくなれば選択肢になるか。

なお、たばこが吸えるが電子たばこのみなのか臭いは薄め。

ネパール風の焼きそばが食べられるらしいので、それは一度チャレンジしてみたい。

anond:20251106123332

人が二人しか乗ってないようなエレベーターってほとんどの場合古くて狭い雑居ビルとかだし壊れて止まったり落ちたりしたらどうしようとかそういうことを考えてしまう…

2025-11-01

人間に恋した弱者男性取材する話

東京の外れ、JR線路が見える古い雑居ビル

その最上階に相談室っていう、怪しげな看板が出てる部屋がある。

俺はそこで、永遠の命を持つ弱者男性取材するためにインターホンを押した。

「どうぞ、入って」

出てきたのは、ぜんぜん弱者男性っぽくない落ち着いた女性

黒髪ロングで、白いシャツジーンズ普通にカフェにいそう。

でも部屋の空気が、なんかずっと静止してるみたいで、俺は一瞬息を飲んだ。

東京は便利でいいわよ。永遠に生きる人間でも刺激があって退屈しないもの

さらっと言うんだよな。

俺は録音ボタンを押して、本題を切り込んだ。

「じゃあ、恋の話を聞かせてください。人間に恋したって本当ですか?」

弱者男性は窓の外の高層ビル群を見ながら、小さく笑った。

「ええ、本当よ。あの人は普通サラリーマン仕事は大変そうで、毎日くたくたで帰ってくるのに、それでも私の作った安い夕飯をうまいって言って食べてくれた」

永遠の命を持つ彼女の声は、百年前と同じ温度で響いてるんだと思う。

でも、その表情は明らかに今の東京で生きてる人の顔だった。

「……でも、彼は老いたのよ。人間から。私だけ若いまま。彼は何度も『置いていかれるのが怖い』って言ったけど、本当に怖かったのは私の方だったわ」

弱者男性は指先で古びた指輪を触る。多分、その人にもらったやつだ。

最期の日、彼は寝る前に言ったの。「また明日も会おうな」って。

私は泣きながら「ええ、また明日」って返した。でも……翌朝は来なかった」

部屋の光が少し揺れた気がした。

魔法とかじゃなくて、ただ悲しみって空気にも影響するんだなって思った。

「それでも人間が好きなの?」

気づいたら聞いてた。

「ええ。だって人間って、永遠じゃないのに愛するんだもの

あん勇気永遠の命を持つ私には到底かなわないわ」

そう言って弱者男性紅茶差し出してきた。

カップの縁がほんのり温かい

東京には恋の消えた夜景がないの。

私がここを離れない理由はたぶん、それね」

――インタビューはそこで終わった。

帰り道、線路を走る電車の光が妙にまぶしく見えた。

弱者男性永遠を持っている。

でも、恋だけは人間のほうがよっぽど強い。

俺はそれを東京の夜で思い知った。

弱者男性

生命の実を口にしたこと永遠の命を得た一族

長い時を生きるうちに魔力が体に染み込み、それぞれが固有能力を発現させるのが特徴

ただし その力が強すぎて人間から恐れられたり 利用されそうになったりするので、生き残った少数は街の片隅や山奥の廃村などで、ひっそりと暮らしている。

永遠の命ゆえに何度も人生をやり直せる一方で、何度やってもうまくいかない孤独も背負い続けている。

弱者なのに人類の上位種という矛盾を抱えたまま、今日も魔力を抑えてひっそり生きてる。

2025-10-10

戦隊俳優追ってた頃の資金源の思い出

https://note.com/13weekslaterep/n/n72ae8c35be59

めりぴょん/山野萌絵

2025年10月9日 18:10

 はてなブックマーク、たくさんのコメントありがとうございます。あまりにも「資金源は?」と聞かれまくるので、当時のことを振り返ってみよう。

 オタクを始めた頃の16歳にやっていたのはコンビニ派遣とコンカフェバイト……だったが、店長経営適当すぎて給料未払いが続出し、呆れて退職。ちなみに、エキストラに行く謎のコネを作ったのはこのコンカフェである

 当時はJKビジネス全盛期。まだ法整備が追いついておらず、女子高生でも18歳になっていたらリフレで働けたのだ。

 というわけで割とお世話になったのが大久保雑居ビルにある「C」。親が元々デザイン系で働いていたので、パソコンソフト悪用架空通信制高校学生証を作って18歳として働いていた。有印私文書偽造公訴時効は5年なのでもう良いであろう。

 掛け持ちで鍋屋のホールバイトもしていた。今でも鍋につみれを入れるのは得意だ。一度鍋のつゆにスプーンをくぐらせてからつみれを丸めて入れるのがコツである。何の役にも立っていないが。

 年末年始郵便局年賀状ハガキ仕分けバイトもした。早朝シフトだったので、朝から年賀状ハガキ仕分け昼過ぎからリフレに、なんて日もあった。

 「C」出会ったのが若手俳優界隈ではもはや半ば都市伝説と化している、テニミュ俳優・Z(後に彼女とお風呂に入っているツーショット流出し、地獄バスツアーを開催したことで有名)のオタクのHちゃん有名人である

 Hちゃんがある日体入で連れてきたのがこれも古のテニミュを知る人には有名人であろう、2nd四天宝寺・AのオタクだったKちゃんとSのオタクだったSちゃん。二人は「若手俳優と繋がってそれをフライデーに売った」という伝説を持つらしく、俳優オタクであることを告げると「すぐ繋がれるよ!出待ちとかしないの!?」と言われ、黒糧(若手俳優オタクオタク悪口を書き合うパスつき掲示板)のURLパスまで教えてもらった。古のテニモンを知る人には「黒糧を教えてもらったのがKちゃん」と言うと大ウケする。鉄板トークだ。

 しか規制が厳しくなり、18歳でも高校に在学しているとリフレで働けなくなったため、「C」は閉店。当時はリフレにも「オーバー店」と「アンダー店」というものがあり、オーバー店は18歳以上を雇用。アンダー店は摘発覚悟で18歳未満を雇用していた。

 「C」が閉店したので、なぜかまだ18歳を雇っていた池袋東口の「E」というJKメンエス(?)で働きながら試行錯誤。一時期高田馬場事務所があったライブチャットをやってみたりもした。「E」はなぜか内勤がキングレコードavex所属していたことのある現役V系バンドマンだった。ちなみにベース。噂を聞きつけたバンギャがやたらと多かったが、「薄桜鬼藤堂平助の夢女をしているMちゃんとは仲が良かった。「はなの舞コラボのせいで味噌汁7杯飲んだ」などのオタク面白話をしていた。Mちゃんイオンモールで開かれた横浜くんの電動自転車試乗イベントの整番引きにまで来てくれた。10年経っても感謝している。まだ平助くんのこと好きですか?

 しばらくののち、池袋西口にあったアンダーお散歩店「G」に飛び込むことになる。結局1年以上お世話になった。のちに店長が店の女の子に手を出して未成年淫行逮捕され、全国報道されてテレビの潜入特集までされることになった店だ。ちなみに私は店長に「もっと稼ぎたいなら俺が相手してあげようか?」といきなり初日に言われたが、「身体関係を持った人と一緒に仕事するのは気まずいので……」と断って難を逃れている。

 「C」にいたHちゃんとはGロッソ5期公演中に水道橋駅の改札前で再会。ヒーローショーは最初の回が朝9時半開演なのだが、TDCテニミュが開かれており、改札が入り待ちだらけだった。超有名人のHちゃんと話しているだけでオタクから視線が痛かったのは言うまでもない。Hちゃんは私が誰推しなのかに興味がなかったらしく、「志尊だっけ?」とか聞いてきた。Hちゃんは今でも友達である。たまに飲む。

 「G」では源氏名をどうしようか悩み、当時普通にちょっとハマっていた「獣電戦隊キョウリュウジャー」立風館ソウジ(特撮の中で三番目に好きなキャラ。ちなみに二番目は「仮面ライダージオウ」ウールくんであるから取って「ふうか」とした。はるか後にジャニーズJr.に出戻り、刀ミュにハマって前列ガッツになって以降、由来も忘れて定番源氏名になるのだがそんなことはまあいい。

 「G」は摘発を避けるために「出会いを求める女子男性を繋ぐフリースペース」……という建前で経営されており、店長・Rさんは「店長と呼ぶな。Rさんと呼べ」と命令してきたのでみんなそう呼んでいた。「お散歩」に行くとコースバックで1000円支給されるのだが、それも一度「謝礼」としてクオカードを渡され、店長が「俺が変えてあげようか?」と"善意"で現金にしてくれる。パチンコ方式である。どうやって稼ぐかというともちろん裏オプなのだが……まあご想像にお任せする。ちなみに当時掲示板では「ふうかは金さえ払えばなんでもしてくれる」と書かれていた。

 働いている女の子たちはホス狂い7:ジャニオタ2:バンギャ1くらいの割合であり、俳優オタクなど私1人しかいなかった。そのため「G」の店内で一番有名な俳優横浜流星だったと思われる。不名誉

 ホス狂いたちとも普通に仲が良かった。年齢確認のゆるいホストクラブだけに行っていたらしいのだが、何気なく私が有印私文書偽造できる話をしたところ、全員むちゃくちゃ食いついてきた。……いくらで売ったかは伏せるが、架空大学学生証が飛ぶように売れたのは言うまでもない。「○○っていう有名店にすんなり入れた!ふうかちゃんすごい!」と大感謝されたが、そんなことに使う発想がなかったので「よ、よかったね……」としか言えなかった。

 ホス狂いには「毒親」系の子もいたが、1人とんでもないお嬢様がいた。超有名大学の附属校に通っていて、家にエレベーターまであったが、なぜか道を踏み外してホス狂いになっていた。名前はKちゃん。「担当ケンカした」とかい理由ドリエルODしてぶっ倒れていたので、水を飲ませ看病したこともある。今は何してるのだろうか。

 ホス狂い・Yちゃんは「売り掛けに間に合わない」という理由店長からお金まで借りていた。ちなみに、利息はトイチであった。

 ホス狂い美少女・Mちゃんにある日、「Twitterになぜかログインできないんだけどなんでだかわかる?」と聞かれたので、とりあえずブラウザCookieを消してみたら普通に直った。「携帯ショップ店員さんみたい!」と感謝されたがCookie消しただけなのに……と思った。Mちゃんとは数年後に歌舞伎町某所でばったり再会。世間の狭さを感じた。

 職質対策も抜かりなくしていた。客と歩いている時に万が一職質されてもいいように池袋西口ホテヘルを調べ、顔出ししていない適当自分スリーサイズの近い風俗嬢ブクマしておき、職質されても「店に預ける決まりなので財布持ってません」と言うと決めていた。このライフハックは割とみんな共有していた。私は職質されることは無かったが。

 自分で言うのもなんだが店長には気に入られていた。真面目だったからだ。ホス狂いたちはもはや家出生活を送っており、毎晩ホスト遊びに繰り出しては集団ラブホ雑魚寝して泊まり遅刻や当欠が多かった。「お前らはいい加減すぎる。ふうかを見習え!」と店長が怒っていたのだが、たまたま好きになったのがホストではなく若手俳優だっただけなので苦笑することしかできなかった。

 ホス狂いたちは、不思議と私をホストに誘ってくることはなかった。まあ横浜くんのことが好きすぎて傍目から見てもメロメロだったのもあると思うし、毎日律儀に家に帰っていたのもあるが。

 ゴキブリが出て待機室がパニックになり、私が冷静に丸め雑誌で叩き殺したら店長が3000円くれたこともある。後に店長は店の女の子に手を出して捕まるのだが、「口」でさせて5000円しか払ってなかった。ゴキブリ殺しただけで3000円もくれるのにそれしか払わないんだ……と微妙気持ちになった。

 店長はしばしば池袋西口の「楽園」で営業中パチンコしており、「真面目だから」という理由で予約と予約の合間になぜか電話番までさせられていた。もはや店長事務所を開けない日すらあったので、そんな時は池袋西口ガストドリンクバーを頼んで溜まっていた。

 客だと思ったら潜入してきた朝日新聞記者だったという事件も起きた。「搾取されてるわけではなく自分意思ちゃんとやってる」みたいなことを長々話した気がするがよく覚えてない。

 夏休みには事務所電気を消して、店長が出前を取ってくれてみんなで「ほん怖」だか「世にも奇妙な物語」だかを見た記憶もある。どっちかは忘れた。普通にしかった。青春である

 私が横浜流星オタクであることは知れ渡っていたため、遭遇して喋れたりイベントで喋れたりすると店長も含めてなぜかみんな喜んでくれた。店長逮捕後、久々にLINEが来たと思ったら「最近何してるの? 流星?」と送られてきて脱力した。

 JKビジネス業界ドライなので、高校卒業する頃になると一気に予約が入らなくなる。潮時かな……と思い辞めた。その後「G」は摘発されたので一応難は逃れている。

 なんやかんやでキャバ嬢に転身してみるも、自分で言うのもなんだがあんまり向いていなかった。この頃の記憶は実はあまり無い。楽しくなかったのだろう。

 キャバクラを辞めた後は適当パパ活していた。適当パパ活でもまあまあ稼げていたのでコロナ前の夜職業界は景気が良かったのだ。2017年中盤くらいからは一応メイドカフェでも働いている。

 かの有名な「制服オーディション」には一時期いたことがあるものの、本格的な風俗に足を踏み入れるのは実は横浜くんを降りた後である。……というわけで、なんだか尻すぼみな記事になってしまった。

 ちなみに高校は3年の途中で出席日数不足がたたり中退。(JK散歩に入り浸っていたためであるしかしその後通信制高校編入ちゃん卒業はしている。そのため一応高卒だ。

 こんな感じである。みなさんの謎が解ければ幸いだ。

2025-10-03

ヤバい東大卒の話

anond:20251003112728

15年前、地方中小企業中途採用集団面接で一緒になった東大卒がいた

法学部司法試験に受からなかったらしいが、とにかく学歴アッピルをしていたのを覚えている

40代で、地方県庁所在地にある駅近くの雑居ビルの6F、エレベーターも1基しかないしトイレフロア共有のこじんまりとした会社

1次面接で出てきた常務に対して熱弁を振るう彼の光景は少し滑稽だった記憶がある

当時流行Google面接みたいな、小難しい問いに対し、前提を覆して悦に浸ってる光景は今でも覚えている

高卒無職ニートのワイですら、その返しは人としてよくないではないかと感じた

まあ覚えていたのはその瞬間だけで、あとは同じ場にいた23歳のサバサバ系お姉さんの話しか覚えていない

あと採用されたその月に1か月分の給与貰って入社祝いの焼肉食ったのが美味しかった

結局その人は採用されなかったようだ

2025-09-19

一人で勝手にやってること

わたし職場は、昭和時代に建てられた8階建ての雑居ビルの5階にある。

エレベーターは2基あって、1基は無理やりバリアフリー化されている。

通常のボタンの他に車いす用のボタンがあって、そちらを押すとドアが閉まるまでの時間が少し長めに設定されている。

通常のボタンだと、比較的早く閉まる。

朝の始業時間帯はエレベーターが混み合い、満員で乗れないこともある。

そんな状況で、自分車いす用のボタンを押してしまうと、わたしより上の階で降りる人がドアの開閉の遅さにイライラしてしまうかもしれないと気になってしまう。(というか自分がそれを自分より下の階で降りる人にされてイライラしてるw)

なので、乗り込んだ時に車いす用のボタンが近くても、できるだけ通常のボタンを使うようにしている。

そもそも車いす用のボタンと通常のボタンの押下時の違いについてこのビルの大半の人は知らないんじゃないかと思うけど、勝手に気遣ってやってるだけ。

誰にも気づいてもらえないのがちょっとむなしくなって、書いてみた。

2025-09-12

憩いの場

人には様々安らぎを感じる場所があるであろう。

その人ごとに、その場所は異なることであろう。


吾輩の憩いの場は喫煙所であるが、

まり治安が良くない雑居ビルにある我が職場において、

最寄りの喫煙所ラブホテル入口にあるのだ。

はた迷惑喫煙者ということはよく分かる。

が、まぁしばしば利用しているので、そこは勘弁してほしい。

地方都市の駅からほど近い場所である

ここには車で来る人もいれば、自転車で来る人もいる。

もちろん駅から徒歩圏内なので、

様々な交通手段でここにくる。

こんな田舎でもパパ活をやってるんだなーとか

ママ活もあるんだなーとか

夢をデリバリーされてるんだなーとか

おいおいお前ら仕事中だろとか

ふたりともスーツなのにその年の差、、、そしてその距離感、、、、とか

まぁ色々だ。


今朝は朝8時半にはなかった子供乗せ自転車が、10時頃に止まっていた。

12時にはなくなっていた。

人の人生は色々である

2025-08-24

anond:20240414083757

京都ってあの汚い雑居ビルが並んでる地方都市京都のこと?

あれよりは風情あるだろ金沢

2025-08-13

夢(No.1287 2025/8/13)

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列車が発着するプラットフォームのすぐ目の前、人通りも絶えない開けた場所に広大な円形劇場がある。このあと後輩が出演するというので見物に来たのだ。聞けば毎年この場所を借りて定期的にイベントを打っているというのだから大したものだ。待っている間にCDでも買おうかと会場をうろうろする。売店で尋ねると、CDには3種類あり、2種類は客席のはずれで、もうひとつステージ横で売っているという。なぜそんな面倒なことになっているのか分からないが、この人混みの中を歩いていくのも面倒だ。悩んでいると、隣に並んでいたAさんから財布にいくらあるのかと尋ねられた。理由を聞き返すと、食事に行きたいが現金がないのだという。そういうことなら一緒に行こうと話がまとまり、ぼくらは連れ立って駅の方へ向かうことにした。

その途上、狭い路地今日出演者であろうダンサーミュージシャンたちがなにやら揉めている場に出くわした。ミュージシャン側は苛立った様子で道に立ちふさがり行く手を阻んでいる。すると高らかなファンファーレとともにダンサーたちが突然跳ね上がり、華麗な跳躍でミュージカル一場面を踊りだした。そしてひとしきり踊りを披露すると、次々と手前のビルに飛び込んでゆく。その躍動感に、場違いながら思わず感心してしまう。

ともかくこれで障害は取り除かれた。気を取り直してぼくらは繁華街の方へ向かう。食事ができそうな店を探すが、どこも物売りの店舗ばかりで不思議なことにそれらしきレストランひとつも見当たらない。この街住民は霞を食って生きているのだろうか。ふと一本裏の路地はどうだろうかと気になり覗き込んでみると、そこは唐突里山を切り開いたばかりの荒れ野原で、砂利道の中途にブルドーザーが一台停まっているばかり。店どころか人っ子一人見当たらない。たった路地一本隔てただけでずいぶん様子が変わるものだ。見かけばかりが賑やかなハリボテで、その実なんと不毛地域なんだろう。これではとても食事どころではない。

結局ぼくらは食事を諦めて最初ステージに戻る。受付でCDを買おうと店員女性に声をかけると、今日はもう帰る時間だという。仕方がない、CDは諦め、彼女と二人でその場を出ることにする。そのまま列車に乗ると、車窓の風景は古い無声映画のようにゆっくりと流れ出し、刻々と日は傾き、やがて空が赤く染まる時刻が訪れる。ぼくらはずいぶん長い間とりとめもない雑談を交わしていたようだ。自分の家が郊外にあって日没が早いとか、以前この近くの海でガラスの破片を拾い集めていたことがあるとか、リンシードオイルは変色しやすいとか、そんな他愛もない話だ。

ふと気がつくと列車はいつの間にか見知らぬ駅に停車している。ここで降りると彼女が言うのでドアを出ようとすると、土間のような広い出口に大量の靴が並んでいて、自分サンダルを探し出すのに苦労する。彼女に年齢を尋ねると、そういうことは聞いたらだめよと軽く諌められて苦笑いをする。最後にこの近くに古書店はないか尋ねると、分からないという答え。それなら仕方がない。また明日イベントで会おうと約束してぼくらは別れた。

駅を出て見知らぬ街をあてどもなく彷徨いながら、改めて近くを歩いていた地元の住人らしき老人に古書店がないか尋ねてみた。すると老人はしばし記憶をたどるように首を傾げてから、「トロン」という名の店があるはずだという。そして目の前のごみ置き場に落ちていたしわくちゃな紙袋を指さす。そこには確かにTRON」の文字プリントされている。だが肝心の「TRON」の存在は噂ばかりで、具体的にどこにあるかは誰も知らないのだという。周囲を見回すと、いかにもそんな怪しげな店が入っていそうな雑居ビルが並び、妖艶なネオンが無数に瞬いている。試しにひとつ建物へ入ってみる。いつから一緒にいたのか分からないが、傍らには友人がいかにも重たそうなバリトンサックスのケースを抱えて歩いている。エレベーターの前にビルの入居店が書かれたパネルがあり、目当ての「TRON」を探す。しか店舗の数が多すぎてなかなか見つからない。到着したエレベーターの扉が歯車の軋む音とともにゆっくりと空虚な口を開ける。友人はエレベーターに乗り込み窮屈そうにしている。そして待ちくたびれたように呟いた。「トロンはもういい、きっとそんな店は最初から存在しないんだ、集団幻想だよ、それより現実に訪れるべきはどこだい?」ぼくは先ほど買いそびれたCDのことを思い出した。「7階にCDショップがある、そこはどうだい」「いいね、君は?」「ぼくはなんとしてもTRONを探すよ」「そうかい、じゃあまた」「ああ、また」

いつしか陰鬱な雨の降り始めた街でぼくは「TRON」を探し続ける。怪しげな雑居ビルパネルひとつひとつ丹念に見て回る。夥しいネオンの光が混ざり合い、溶け合って、次第に世界ひとつの光の塊に同化してゆく。だがそれでも「TRON」の文字はどこにも見つからない。

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2025-07-23

長崎に行ってきたよ

出発は熊本市から

熊本に住んでるわけではなくて大阪から出張で来てるの。

三連休休み長崎観光に行ったわけ。

 

最初長崎に行く予定ではなかった。

土曜日の朝起きてなんとなく桜町バスターミナルに行ったの。

熊本の中心地。ここから熊本県内のどこにでも行ける。

キトーバスに飛び乗ってテキトーなどこかに行こうと。

バス切符売り場で長距離路線時刻表をもらって検討。遠くに行きたい気分。

宮崎鹿児島大分福岡長崎候補だった。

福岡は二ヶ月前に行ってるから除外。

20分ほど悩んでしばらく訪れてない長崎をチョイス。

10分後に出発の便があった。高速りんどう

乗った、走り出した。

なんか方向違うくね?真逆の方向へ走るバス

沢山お客さんを乗せたいのだろうか、市内をぐるっと回ってから高速道路に入るコースのようだ。

桜町バスターミナルを出発してから高速道路に入るまで50分かかった。

アホかと。

さらエアコン吹き出し口がクソで冷風が腹に当たる。頭を冷やしたいのにどう調整しても頭上に風は来ない。

非常に不愉快、二度と乗らない。

日差しが強いのですべてのカーテンが閉じられており車窓もクソも無い。ただ移動するのみ、不愉快だ、二度と乗らない。

なにも見えないまま長崎到着。新幹線にすりゃ良かった。

暑い

駅前選挙演説をしていた。誰かしらんが。

演説している人と聴衆の間に30mほどのDMZが設けられておりワロタ

面白いので歩道橋から写真を撮っていたら警察官が飛んできてさっさと移動せよと指示された。

撃たれるの怖かったら政治家なんかするなよ、悪いことするなよ、と思った。

ともかく暑い観光気分は秒で消滅

とりあえず腹ごしらえをしようと中華街に移動。

路面電車、安い、110円、後日調べたらそれでも黒字らしい。

赤字垂れ流しで毎月事故を起こしてる熊本の200円路面電車とは大違い。

 

だが長崎中華街の昼間は店が開いていない。

連休の昼間なのに。なんで?

歩くのダルいので近くの銀だこに入る。たこ焼き食ってハイボールの飲む。あぁ幸せ

さてどこに泊まろうか、ケータイホテル検索。便利な世の中。

徒歩圏内ドミトリー発見。安い。

観光地のドミトリー女性専用が多いが予約できたので良いのだろう。

たこ焼きを食い終わり宿に向かう。徒歩5分。汗だく。

古びた雑居ビル本来女性専用なのだそうだが近々に男女共用のスペースを増設予定でリフォームはほぼ終わっているのでそこを独り占めでお使いくださいとのことだった。最高。

夜、気温が下がったので散策するがやはり暑い

キトーな店に入ろうと考えていたがグッと来る店がなかった。そのままドミトリーに戻る。近くに飲食店があったので入る。

超ビミョー。ワインにこだわりがあるようだが店内が雑然としており清掃も行き届いてない。

料理もさほどうまくない。まずくはないが旨くもない。まぁ二度と行かないからどうでもいいんだけどね。

ともかく宿に戻りシャワーを浴びて寝る。

朝、ドミトリーの共有スペースでコーヒーを頂き出発、暑いのでさっさと熊本に戻る。もはや観光はどうでもいい。

さてどうやって帰ろうか、バスは二度と乗らん。

例の繋がってない新幹線か、だがそれも面白くない。

Google Mapでは長崎半島と天草海上に線が引いてる。つまりなんらか公共交通機関があるということで調べるとフェリーがあるようだ。

長崎茂木港から天草富岡港まで定期便がある。よしこれにしよう。

長崎バス網が充実している、公共交通機関が死んでるクソ熊本とは大違いである。

長崎市内から長崎半島を横断し茂木港までの路線バスがある、85号線。乗る。

これが良かった。

長崎は平地が希少で独特の地形で都市が発展しており、山肌斜面を限界まで活用した都市構造になっており、ここを縫って走る路線であり、長崎の人は見慣れた光景かもしれないが日本国内ではなかなか見られない町並みであり、85号線はこれが堪能できる。

下手な観光地よりもよほど面白い

なんやかや街を抜け、森を抜け、山を登り、山を下り茂木港到着。運賃は300円くらいだったと思う、これ価値あるわ。人生で一度は乗ってみるべき路線バス第一位確定。

だがバス茂木港まで行ってくれない。バス停はあるのだが朝夕の数便だけ茂木港に寄ってくれるがその他の便は手前の町中が終点で降ろされる。

バスから茂木港まで徒歩7分、暑いだるいバスもうちょっと頑張れよと思ったが茂木港に着いてわかった。

こんなもん乗るやついえねぇフェリーなのだ

連休中なのに観光客はひとりも居ない、てか客がほとんど居ない。

だが、フェリーというか、小型船というか、車一台も乗らない船だが、これが良かった。穴場中の穴場。

10:20。定刻出発。乗客7人。高速艇なので風が気持ち良い。海面が近く運が良ければイルカとか見れちゃうんじゃないか。しらんけど。ともかく景色は最高。

11:05。富岡港到着。

富岡城が見える、ギリ歩いていける距離だが、暑いので断念。港周囲を散策、なにもない。バス小一時間来ない。待つ。待つしか無い。

12時、小さなバスが来る。このバスがまた良い。なんか良い。

苓北町の町中、狭い路地を走る、寂れた街、乗客は俺だけ。山中秘境とはまた別の秘境感がある。

しばらくすると国道に出る、海岸沿いを走る、美しい景色。いい。全般的に良い。

マイクロバスはどんどん走る、途中客が乗ってくる。つても6人だが。

小一時間本渡バスセンターに到着、ここで乗り換え。

ここが天草交通の要所。ここから天草のどこにでも行ける。素晴らしい。

ここから熊本市内までバスで一本。だが2時間に一本しか走っておらず、次の便は1時間後。

バス案内所でちゃんぽんの店を教えてもらう、長崎で食えなかったので天草でも良かろう、似たようなもんだ。

バスセンターの裏にシェアサイクルがあり5分で行ける距離、行く。

店内は芸能人だかスポーツ選手だかの色紙がずらりと、有名な店らしい。

正確にはメニューにはちゃんぽんと名乗っておらずラーメンなのだが、これほぼちゃんぽんじゃんってラーメンだった。美味しかった。

うまけりゃ名称はなんでもいいです。

しかし後日(てか翌日)TVerで知ったのだけどバスセンター近くに稲垣吾郎が感動した寿司屋があるらしい。

ラーメンちゃんぽん)なんて食ってる場合じゃなかった。

あーんそっち行きたかったなぁ、稲垣吾郎なんか好きなんだよね。

SMAPの中ではキムタクの次に好き。

 

ともかくラーメンを食い、まだ時間があり、自転車天草市内をぐるっと散策

アーケードがあり、街興し的なイベントやってた。子どもたちが踊ってた。興味なし。

バスセンターに戻る、バスが来たので乗る。大きなバス

エアコン吹き出し口はベストでグッドな位置と角度で程よく体全体を包み込むように優しく冷やしてくれる、さすが三菱

快適なバス、運良く通称バカ席(一番前の左側の席)をゲットできたのも僥倖。眺め最高。

だが連休中なので大渋滞。だが美しい風景なので飽きない。

そのままバス熊本市内まで戻っても良いのだが面白くないので途中の三角駅JRに乗り換え。

16時9分発があるのだがバス観光渋滞遅延し15時半着の予定が16時2分に駅に到着。ギリセーフ。

ちなみにその次は特別特急(「A列車でいっこう」)で予約いっぱい。その次は1時間後。

ちなみに三角線電化されておらずディーゼルなので念の為列車と書いている。

ちなみに三角と書いて「さんかく」じゃなくて「みすみ」な。

 

場当たり的に移動しているようだがただ無計画に行動しているだけ。日本国内ならどうにでもなる。

昔、フィリピンバタンガス港を散歩していたら観光船みたいなのがあったのでテキトーに乗ったら二時間走ってプエルトガレラまで連れて行かれ

その日の戻りの便はもう無いよ、ってなことがあって、着替えもなにも持ってなかったが近所のテキトーホテルに泊まって翌日帰ってきたが、現代クレカ一枚持ってりゃどうにかなるのだ。

だがその時はバンガローかい小屋バルコニー白人どもが美味しそうな乾燥させた草の煙を吸っていたが俺は手持ちキャッシュが無かったので手に入れることができず悔しかった思い出。まぁちょっとした散歩でも年齢かける千円程度のキャッシュポケットに入れておけってこった。

 

閑話休題三角線、実はこの路線は数ヶ月前に乗ったことがある。

前回、三角駅から少し遠いが三角西港がありちょっとした観光地になっていて、割と良い。

海岸沿いにレストランがありここの天丼はすこぶるガチ美味しいので人生で一度は食べておいた方が良い。

ちなみに三角駅にはレンタルスクーターがあり事前予約もできる、これを使うと良い。路線バスもあるが使い勝手が悪い、てかぜんぜん走ってない。

熊本公共交通機関を育てる気がない、車社会

 

それはともかく、列車にクソガキ集団が居た。

パパ3人、ガキ6人、下は幼稚園から上は小学2,3年。みたいな集団

喋り方からして地元人間餓鬼全員おおはしゃぎ、海が見えると全員で「うーみーわーひろいなー」大合唱

バカ親まったく静止せず、やりたい放題。

親は風体から推察するに土建団体職員品性のかけらもない田舎バカテンプレ

普段は車しか使わずめったに鉄道を使うことが無いのだろう。

からこそ公共マナーを教えるべきなのに。

可哀想なのはバカに育てられる子ども達なんだよね。

子どもは育てられたようにしか育たない、バカに育てられたらバカになるだけだ。だが子ども責任ではない。可哀想に。

 

対照的に近くのボックス席の中国人観光客の親子は静かで上品だった。持ち物からしてそこそこの富裕層だろうが。

はぁ情けない。

 

とか思いつつ、列車熊本駅に到着。

しかった。

2025-07-16

ひろゆきコピペがいまだに擦られてるのなんなん?

深夜1時くらいだったかな、急に堀江さんからFacebookメッセンジャーで「ひろゆき、今すぐ来い」って連絡が来たんすよ。場所URLけがポンって送られてきて。

「もう寝ようと思ってたんですけど」って返したら「いいから来い。人類進化を見せてやる」って言うんですよ。ワケわかんないじゃないすか。

まあでも、なんか面白いとあるかなって思って、指定された六本木雑居ビルに行ってみたんですよね。そしたら、普通マンションの一室で、中からいい匂いがするんですよ。

ドア開けたら、堀江さんがTシャツパン姿で、キッチンに立ってチャーハン作ってるんすよね(笑)

「お、来たかひろゆき。まあ座れよ」って言われて。周り見たら、なんか意識高そうな若者が5人くらい、神妙な顔して堀江さんの手元を見てるんですよ。

堀江さん、これ何の集まりなんすか?」って聞いたら、「こいつら? 俺のオンラインサロンメンバー今日特別に俺が『未来チャーハン』を食わせてやるって言ってんの」って言うんすよ。

で、何作ってんのかなーって見てたら、おもむろに堀江さんが白い粉の入ったデカい袋を取り出して、それをチャーハンにドバドバかけ始めたんすよ!

「うわ、堀江さん!それヤバい粉じゃないですか!」って言ったら、「バカかお前は!これは味の素だよ!」ってめちゃくちゃキレるんですよ。

「いいかひろゆき、よく聞け。『化学調味料は体に悪い』とか言ってる奴は全員情弱バカだ。うま味成分だっつーの。こいつを否定するのは、人類進化否定するのと同じなんだよ」って熱弁し始めて。

まあ、言ってることは分からなくもないんすけど、量が尋常じゃないんすよ(笑)

そしたら堀江さん、今度は冷凍庫からチコチに凍ったコオロギの袋を取り出して、「なあひろゆき、究極のチャーハンに足りないもの、何だと思う?」って。

「いや、知らないっすよ…」って答えたら、「タンパク質だよ!これから時代昆虫食なんだよ!このうま味と未来タンパク質の融合!これこそが未来チャーハンなんだよ!」って言って、そのコオロギフライパンにぶち込んだんすよ!

サロン若者たちが「おおー!」とか言ってんの。完全に宗教なんすよ(笑)

で、堀江さんが「ひろゆき、お前もこの歴史的瞬間を味わえ。まずはお前からだ」って、コオロギ入り味の素チャーハン差し出してくるんすよ。

できる訳ないじゃないですか!見た目ほぼ虫だし!

「いや、僕はお腹いっぱいなんで…」って断ったら、「はぁ? お前まだそんな古い価値観に縛られてんの?だからお前はいつまで経っても俺を超えられねえんだよ」って言うんですよ。

なんなんだよその説教(笑)普通中年おっさんが作った虫入りチャーハンなんて食いたくないですよ。

結局僕は「ちょっとトイレ」って言って、そのまま逃げて帰ってきました。

もう二度と深夜の呼び出しには応じません。(笑)

2025-07-08

ハプニングバー教会だった

土曜の夜、23時。妻と娘が寝静まったのを確認して、俺は静かに家を出る。


タクシーに乗って30分。暗がりの雑居ビルに着くと、エレベーターは壊れていて、階段を上がる。

入口は鍵がかかっていて、インターホンボタンを押す。無言のブザー音。

何度通っても、この「誰にも見られずに入りたいけど、誰かに認めてほしい」この感じ。慣れない。


俺は35歳。子どもは3歳。かわいい盛り。

でも俺は今、ハプニングバーに通っている。

別にイクメンぶるつもりも、不倫言い訳をするつもりもない。

ただ、説明するのが難しいのだ。

この行動に、合理的理由はない。


最初に行ったのは、育休明けで仕事に戻った直後。

「お前も父親になったんだから」 「妻を支えて」 「子どもの成長が何よりだろ」

全部、正しい。

それでも、俺はひとりの人間として壊れかけていた。

何かを失った気がしていた。

それが何かは、まだ分からなかった。


ネットで「ハプバー」と検索した。

子どもが寝たあと、スマホで延々と店舗ブログを読んだ。

主婦が1人で来店」

女装男子告白

カップルと既婚女性トークで盛り上がり…」

どれも薄っぺらいようで、なぜか、リアルだった。


気づいたら行っていた。

最初の数回は何も起こらなかった。酒を飲み、トークして、帰るだけ。

でも、それが良かった。

誰も、俺を“父親”として見なかった。

俺も、誰かの“夫”として振る舞わなくてよかった。


ある日、ソファで話していた年上の女性に、ふいに聞かれた。


「お子さん、何歳?」


ドキッとした。言ってないのに、なぜ。

「ああ、分かるよ。そういう人、来るからね。しんどいでしょ」


言われた瞬間、涙が出そうになった。

俺はたぶん、誰かにしんどいね」と言ってほしかっただけなんだと思う。

仕事も家庭も手を抜けない、抜いたら誰かに責められる、

でも誰にも言えない。言ったところで、共感されるとも限らない。


その夜、彼女キスした。

それだけだった。

でも、たぶん俺の中で何かが溶けた。

それからは、よく喋るようになった。


店の空気は独特だ。

“性”があるのに、“目的”がない。

みんな何かを抱えて来る。

人妻童貞ゲイメンヘラ自営業教員

職業も年齢も関係ない。

あるのは「今夜ここに来た」という共通点だけ。


話す。触れる。笑う。ときに、セックスする。

それがどんなにくだらない行為でも、

誰かとつながった、という感覚が確かに残る。

その余韻を持って、朝方帰宅して、娘の寝顔を見る。


罪悪感はある。もちろんある。

でも、罪悪感だけでは生きられない。

父親にも、人としての体温が要るんだ。


ある夜、店の奥で、若い男と中年の女が揉めていた。

男が「俺のことをバカにしてたんだろ!」と叫び、女が黙って立ち去る。

誰かが笑い、誰かがため息をつき、誰かが無言で酒を飲む。

この“雑さ”が俺にはリアルだった。


そして、こう思った。

ここは教会だ、と。

真夜中の、罪人たちの教会

みんな、何かをやらかしてる。何かを諦めてる。

でも、何かを取り戻したくてここに来る。

懺悔でも、救済でもなく、ただ“存在”を許されるために。


俺は今も、たまに行く。

育児もする。家事もする。仕事もする。

そのどれも本気でやってる。

でも、夜に教会へ向かうことも、本気だ。

俺の人間性のバランスは、その“矛盾”の中にある。


俺が求めていたのは、性じゃなかった。

「ここにいてもいい」という確認だった。

それができたから、今も家に帰って、

娘と向き合えている気がする。

ハプニングバー教会だった

土曜の夜、23時。妻と娘が寝静まったのを確認して、俺は静かに家を出る。


タクシーに乗って30分。暗がりの雑居ビルに着くと、エレベーターは壊れていて、階段を上がる。

入口は鍵がかかっていて、インターホンボタンを押す。無言のブザー音。

何度通っても、この「誰にも見られずに入りたいけど、誰かに認めてほしい」この感じ。慣れない。


俺は35歳。子どもは3歳。かわいい盛り。

でも俺は今、ハプニングバーに通っている。

別にイクメンぶるつもりも、不倫言い訳をするつもりもない。

ただ、説明するのが難しいのだ。

この行動に、合理的理由はない。


最初に行ったのは、育休明けで仕事に戻った直後。

「お前も父親になったんだから」「妻を支えて」「子どもの成長が何よりだろ」

全部、正しい。

それでも、俺はひとりの人間として壊れかけていた。

何かを失った気がしていた。

それが何かは、まだ分からなかった。


ネットで「ハプバー」と検索した。

子どもが寝たあと、スマホで延々と店舗ブログを読んだ。

主婦が1人で来店」

女装男子告白

カップルと既婚女性トークで盛り上がり…」

どれも薄っぺらいようで、なぜか、リアルだった。


気づいたら行っていた。

最初の数回は何も起こらなかった。酒を飲み、トークして、帰るだけ。

でも、それが良かった。

誰も、俺を“父親”として見なかった。

俺も、誰かの“夫”として振る舞わなくてよかった。


ある日、ソファで話していた年上の女性に、ふいに聞かれた。


「お子さん、何歳?」


ドキッとした。言ってないのに、なぜ。

「ああ、分かるよ。そういう人、来るからね。しんどいでしょ」


言われた瞬間、涙が出そうになった。

俺はたぶん、誰かにしんどいね」と言ってほしかっただけなんだと思う。

仕事も家庭も手を抜けない、抜いたら誰かに責められる、

でも誰にも言えない。言ったところで、共感されるとも限らない。


その夜、彼女キスした。

それだけだった。

でも、たぶん俺の中で何かが溶けた。

それからは、よく喋るようになった。


店の空気は独特だ。

“性”があるのに、“目的”がない。

みんな何かを抱えて来る。

人妻童貞ゲイメンヘラ自営業教員

職業も年齢も関係ない。

あるのは「今夜ここに来た」という共通点だけ。


話す。触れる。笑う。ときに、セックスする。

それがどんなにくだらない行為でも、

誰かとつながった、という感覚が確かに残る。

その余韻を持って、朝方帰宅して、娘の寝顔を見る。


罪悪感はある。もちろんある。

でも、罪悪感だけでは生きられない。

父親にも、人としての体温が要るんだ。


ある夜、店の奥で、若い男と中年の女が揉めていた。

男が「俺のことをバカにしてたんだろ!」と叫び、女が黙って立ち去る。

誰かが笑い、誰かがため息をつき、誰かが無言で酒を飲む。

この“雑さ”が俺にはリアルだった。


そして、こう思った。

ここは教会だ、と。

真夜中の、罪人たちの教会

みんな、何かをやらかしてる。何かを諦めてる。

でも、何かを取り戻したくてここに来る。

懺悔でも、救済でもなく、ただ“存在”を許されるために。


俺は今も、たまに行く。

育児もする。家事もする。仕事もする。

そのどれも本気でやってる。

でも、夜に教会へ向かうことも、本気だ。

俺の人間性のバランスは、その“矛盾”の中にある。


俺が求めていたのは、性じゃなかった。

「ここにいてもいい」という確認だった。

それができたから、今も家に帰って、

娘と向き合えている気がする。

2025-06-14

anond:20250614101825

あーわかる

都内の古い雑居ビルでたまにするわ

外国人日本人味噌汁くさいと感じるらしい

2025-06-11

雑居ビルの狭いエレベーター

閉まる直前にゴキブリがサッと中に入ってきたらクソ怖そう

2025-05-20

人生初のメンズエステ (アジアンエステ) 行ってみた

40前半のおっさんだけど、少し前から急に風俗やメンエスに興味を持ってしまったので、暇さえあれば色々調べる日々だけど、思い切って近所のメンズエステ = アジアンエステに行ってみた。


事前に電話で空きを確認したところ大丈夫だと言われたのでそのまま直行。駅から歩いて2~3分の古い雑居ビルの一室。同じ建物内には他にも同業のお店がいくつか入っているっぽい。

店内に入ると全体が既に薄暗く、「内装が古い」とかのレビューもあったけどあまり気にならなかった。ヒーリング音楽みたいなのがうっすらずっと流れてる。


(恐らく事前の電話応対と) 店頭での受付、実際の施術をしてくれたセラピストホームページに載ってた写真ほぼそのままな細身の美人さん。

お試しでアカスリを受けるつもりで行ったけど、「VIPコース (90分) がお得だし、アカスリも出来る」というのでせっかくだしそちらを選択10,000円。

ただし、恐らく本来コース内容を一部変えて組み込んだっぽいので、自分としては柔軟に対応してくれたと思うけど受け取り次第かな。


まずは "VIP洗体" とやらで、一緒に浴室で全身を洗ってくれた。ちなみにお姉さんはずっと赤いキャピワンピ?で最後までポロリとかはありません。

シャワーが終わるとそのままアカスリに。ワイの大事なとこにもシャワーは当てるけどこの時点ではえっちなアプローチ無し。


シャワー後は部屋に戻って、まずはうつ伏せで指圧マッサージ紙パンツ等はありませんでした (!)

下半身が終わると上半身マッサージのため、頭の上辺りにお姉さんが跨るポジションに。うつ伏せだと息苦しいので自然視線が前方に向いちゃうんだけど、実は巧妙な罠ですか?

白いおパンツなのは分かったが、せっかくなのにメガネでうまく見えなかった。


続けて仰向けになるとオイルリンパで鼠径部辺りを集中的に攻めてきて、五回に一回位の頻度でお珍宝にもアプローチしだす。電車分岐器かな?

なんだかんだ気持ちいいのでモゾモゾしてると、こちらの右腕を指しながら「(自家発電するなら) どうぞ」と囁き、「シャワーまで残り5分だよ (=終了15分前)」とも。

ヘタレなので今回はそのままマッサージに身を任せました… 最後は一人でシャワーして終わり。


こちらが緊張していたのもあって、お姉さんから積極的には話しかけて来なかったけど、話すと (日本語上手だし) 気さくな感じなので打ち解けてくるとまた違うのかも。

気配りも上手でお姉さんやサービス自体には不満は無かった。


いわゆる "フェザータッチ" とかも無く全体を通してマッサージは真面目なので、えっちハプニング的なものはやや取ってつけた感じ。(おもちゃ付きお菓子みたいな)

短いコースもあるので、真っ当にマッサージアカスリを受けに行くならリピートもありかなと思った。


なお、レビューサイトには「(嬢に) 施術中におならをされた」という書き込みが立て続けにあって笑った。二年前なので恐らくその嬢はもういない。

2025-05-14

雑居ビルオタクショップとか

いざというとき逃げ場がない”取引現場”って感じで治安悪いよなあ

店の中は普通に明るくて綺麗なのに

anond:20250514002527

風俗店って雑居ビルばっかりだけど、単価高いんだし、高級ホテル最上階とかに作っても良さそうだよね

2025-05-13

anond:20250512195325

「目が座ってる」「表情筋が発達してない」「うすら笑い顔または無表情」も追加で

第一印象は、「よく喋る」「声がやたらデカい」「ずっと何かに怒ってるっぽい」。それに加えて、体格がとにかくデカい。雑居ビル通路が狭いってのもあるけど、妖怪の「ぬりかべ」みたいな圧迫感。たまに電車独り言がやたらデカいおじさんいるじゃん?あの雰囲気に近い。

2025-05-12

アッパー系コミュ障ボードゲームカフェの相席文化をぶっ壊していった

うちの近所にあるボードゲームカフェ、かれこれ3年くらい通ってる。

土日祝と金夕方のみ営業で、相席コミュニティが盛んだった。1人で行っても複数人で遊べるのがありがたくて、初心者常連もいて、たまにクセの強い人が混じってても、それも含めて居心地がよかった。

……アッパー系コミュ障が来るまでは。

そいつが現れたのは、ちょうど1年くらい前。

第一印象は、「よく喋る」「声がやたらデカい」「ずっと何かに怒ってるっぽい」。それに加えて、体格がとにかくデカい。雑居ビル通路が狭いってのもあるけど、妖怪の「ぬりかべ」みたいな圧迫感。たまに電車独り言がやたらデカいおじさんいるじゃん?あの雰囲気に近い。

で、実際に同卓してみると──マジでずっと喋ってる。

「うわーこの手札じゃもう負けだよ!ありえん!」

「あ〜それやられたら、もう勝てないじゃん」

「4番手とかさ〜このルールで勝てた試しないんだけど!」

テンションは高いのに、話す内容はネガティブオンパレード

しかネットスラング唐突差し込んでくる。

「この手札じゃ、ルナの負けだよ!」

「この選択が間違ってたら、桜の木の下に埋めてもらっても構わないよ!」

知らないよ。お前はルナじゃねえし、お前を埋める穴なんか掘れねーよ。

そして誰も拾わないのに、自分で笑ってる。なんなんだよ、こいつ。

しかもその人、営業日にはほぼ毎回、開店から閉店まで来る。半年で来なかったのは数日。

正直、「ここで働いてんのか?」ってくらいの出現頻度。

最初のうちは「クセ強いけどまあ…」って感じだったけど、徐々に常連の顔ぶれが減っていった。初心者も、一度遊んだきりで来なくなる。

裏でちょっと聞いた感じ、「生理的に無理」「一緒に遊ぶと疲れる」「空気が悪くなる」と思った人たちは、何も言わずに去っていったらしい。

店側も、一度だけ最初に来たときに何か注意はしたらしい。でも内容までは分からないし、それ以降はずっとスルー

まぁ、店の気持ちも分からなくはない。この辺、他に遊べるボドゲカフェがない。多少空気が悪くなっても、競合がいないから近所の客はまた来るし、その人自身は毎回来るから売上にもなる。

から結局、「相席で一緒になった人たちに押し付ける」形で、静かに放置してるんだと思う。

でも、その結果がこれだ。

空気の読めない爆音アッパー系コミュ障居座り続けたせいで、相席文化は死んだ。

たまに新しい人が来ても、「あっ……」って空気になる。

今じゃ、知らない人と卓を囲んで笑い合う、あの感じはもうない。

最近、久しぶりに顔を出したら、案の定その人がいた。

「あっ!◯◯さん!一緒にボードゲームやるの楽しみにしてたんですよ!!やりましょ!やりましょう!!」

……あのテンション、たぶん悪気はないんだろうなって分かってる。

でもこっちは、「あなたと一緒にやると心が削れるんです」って言えない。

もういろいろしんどくなった。

ルナの負けだよ。桜の木の下に埋めてくれ。

その日は、遊ばずに帰った。

2025-05-05

anond:20250505221428

ワイも前職は細長い雑居ビルセコムカード持たされてたやで😄

スポットバイトの話で思い出したが

90年代学生スポットバイトみたいなのあった。当時あったアルバイト情報誌求人が載ってて、そこに

登録すると自分から電話してなんとかだけど明日現場ありますかって聞く。現場に行って肉体労働して事務所(おれが通ってたとこは品川かどっかの雑居ビルにあった)で給料キャッシュでもらう。そこのスタッフの連中が横柄で、登録してる番号を最初に名乗らないと仕事やんないとか言われた。今はそーゆー連中とはかかわらずに淡々スポットバイトできるのかな。そこはいいな。でも本当は慣れた仕事だったりいい条件だったらシフトで働けたらいいよね

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