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はてなキーワード: 本能とは

2025-11-26

映画復讐したいを見た

人生には「予感」というもの存在し、それを信じていれば、あの時あそこで立ち止まっていれば、引き返していれば、こんなことにはならなかったのに人はなぜ時にその理性の本能とでも呼ぶべき"それ"を無視してしまうのだろうか。そういうことを考えさせられた映画だった。13点。

 

引き返すタイミングは何度もあった。「復讐法」を報じるニュース映像が終わった後のタイトルの上に「YUSUKE YAMADA」の文字を見た時に確かに嫌な予感がした。流れ出すビジュアル系ロックバンド風の曲もクソダサい。嫌な予感がする。ここで引き返せばよかった。

 

その流れで始まるコスプレをした犯人と遺族が復讐法の元対峙し、

遺族「よくも娘を!」

犯人裁判受けさせてくれよォ!俺病気なんだよォ。だから罪には問えないはずだろォ」

バキューン

犯人「ぐえー、死んだンゴ」(言ってません)

という、え?中学生脚本書かせたん?というセリフ応酬を聞いた時にも引き返せた。

 

その次の4人組の男がまるで万代ロピアの中でも中型のスーパーマーケット爆弾を4個も仕掛けて爆破して

「俺たちアースウイング地球を守るためにエネルギー政策に反対する云々」

という犯行声明を発表した時にも引き返せた。環境保護活動家エコテロリストがなんで地元密着型っぽい主婦の味方のスーパーを爆破するんや、こんな場所にいられるか!俺はもう帰らせてもらう!とできたはずだったのに俺はそうしなかった。

 

からこの作品最後まで見てしまった俺が悪い。俺が「間違った映画」を見てしまったのだ。

なのでこの作品のいいところをたくさん挙げたいと思う。

 

その前にあらすじ。

特定の島に犯人復讐者を放ち100時間以内に犯人殺害できれば復讐達成。できなければ無罪放免という復讐法。妻をフリーターに殺された教師は両親の反対を振り切り復讐を選ぶ(裁判復讐を選べる)。今回はフリーター以外にも逮捕されたエコテロリストら、他3件の復讐も同時に行われることに。様々な思惑が入り乱れる復讐が今幕を開ける。

 

まず、わかりやすさは◎

台詞で全部説明してくれるので頭を使わなくて済む。

教師が参加した復讐回で最初に行われる復讐シーンはこんな感じ。

遺族「よくも俺の幼い妹を無残にも殺してくれたな!」

犯人「でけぇ声上げるからだよ!静かにしてれば命まではとらなかったのによ!」

なるほど、遺族は幼い妹を殺されて妹は暴行されて大声を上げたから無残に殺されたんだな!と一発で理解できる名シーンである。俺が遺族だったら自分の殺された妹を「俺の幼い妹」などと言わず1000%名前で呼ぶだろうけど、そんなことは俺が間違っているに違いない。

そしてその後もこのレベルの「あれは盗まれパレスチナ製の核爆弾です!」とか「俺はお前が憎くて仕方なかった。でもお前の顔を見た時に迷いがよぎった」とか、日常シーンで突然テレビフォーカスされて「パレスチナ核爆弾が紛失されましたがアメリカテロリストの手に渡った可能性は低いと見ています」って喋り出すとか、台詞を聞いているだけであらゆることが理解できるので大変助かる。

は?

 

次にテロリスト犯行が斬新。

冒頭で主婦の味方のスーパーを爆破し、その他いろいろな罪で逮捕されたエコテロリストの4人が復讐対象として参加しているんだけど。逮捕まで計画的だったのかどうかは不明だが、仲間が復讐島に核爆弾を持ち込んでおり自爆テロを目論んでいることが後半で発覚する。

彼らは復讐島のシステムハッキング犯行声明を出すのだが彼らはなんと原発事故家族を亡くしており、その復讐心でテロリストに堕していたのだった。テロリストに哀しき過去。そしてその復讐のために復讐島で核爆弾を爆発させると宣言復讐島は別に発電島でもなければ管轄法務省担当職員法務省職員なので原発事故にはまったく無関係なのだそんなの関係ねぇはいオッパッピーである

ちなみに、その爆弾テロで幼馴染を失った大学原子力を学んだ復讐者によってサバイバルナイフ一本で解体され彼らのテロ計画は阻止されます。まぁサバイバルナイフがあれば核爆弾なんか簡単解体できるよな。できない他の映画の奴らが悪いよ。

 

音楽がいっぱい聞ける。

タイトルから一連のシークエンスビジュアル系ロックバンド風の楽曲が流れたように、エモいシーンや戦闘シーンになると必ずビジュアル系ロックバンド風の楽曲がかかる。毎回違うアーティスト楽曲なんだけど全部似たような曲なので統一感があってよい。

まるでニチアサ戦隊もの仮面ライダーみたいでワクワク感を盛り上げてくれる。エンドロールで見たら10曲くらいかかってた。100分くらいの作品から10分に1曲かかってた計算になる。人によっては戦闘シーンでエレキギターメインの楽曲かけるだけでダサいと感じるのに、それにゥェェェェみたいなビブラート聞かせたりデスボきかせたボーカルまでのってたら壊滅的だと思う人もいるかもしれないが、それはその人が間違ってる。

 

主人公聡明

妻を刺殺したフリーターは実は別の看護師に「お前の母親心臓移植の順番変えたるから女を殺せ」と命令されており、看護師は別の黒幕に「お前の毒親殺したるからその女を殺させろ」と命令されていた。そして看護師黒幕を親殺しの復讐対象指定し、しか復讐しないことで無罪放免にするという作戦だったことがわかる。

それはそうと教師としては実行犯フリーターはぶっ殺しといて、看護師もついでに撃つ。

黒幕に「彼女は殺しをゲームか何かだと思ってたのよ!」と言われ「なんてヤバい奴なんだ!!」と納得したかに見せかけて、最終シークエンス主人公黒幕を撃つ。

教師「なぜ看護師は妻を殺させたんだ」

黒幕「だから彼女は殺しをゲームだと思ってたから!」

教師ゲームならもっとスコアプレイヤーがいるはずだ!(それがお前だ)」

?????

主人公聡明すぎて何を言ってるかはよくわからないが、主人公聡明だったおかげで黒幕は殺され最終的に主人公によってナイフで面の皮を文字通り剥がされみんなスッキリするのだった。よかったよかった。

?????

 

テーマの深遠さがすごい。

全ての復讐を遂げついでに核爆発の脅威から国を守った(実際に守ったのは学生だけど)主人公は帰還するも、その際の大怪我入院する。すると病室に謎の女が。包丁を取り出し語りだす女「私はフリーターの母、よくも息子を殺してくれたな!」グサーッ!ぐえー、死んだンゴ!(言ってません)

そしてニュースでは復讐法に反対していた主人公父親が「裁判は受けさせません!息子を殺したあの女に復讐します!」と宣言エンドロール復讐連鎖の哀しさを描く強い展開である

そもそも増田に棲息するような人間を除く多くの人間には大切な人がおり、復讐法で殺害された犯人の遺族が殺害した復讐者を恨み犯行に及ぶなんてことは重々考えられることで、類似事件は多発していると考えられるのに復讐法が維持できるわけないやろアホなんか、などと考えてはいけない。それはお前が間違ってる。

またテロリスト原発事故家族を失ったことの復讐だったし、彼らの(ガチ論理理解できない)復讐殺害された遺族によってまた復讐が生まれるという展開も趣深さがある。

 

バカ作品原作としてバカ脚本を書いてバカが撮ってなかったらこ映画もっといい作品だっただろう。

演技もひどかった。ろくなディレクションがなかったんだろう。彼らも被害者なのだ

 

から俺は俺の大切な時間を殺したこ作品に対して復讐しようとは思わない。

復讐連鎖はここで断ち切る。

母の資質

思えば俺の母親は"母"をやるには資質が無さすぎた。

子どもに言うことを聞かせるための(これも思い返せば躾の一環というより母の我儘を通すためのものだった)、例えば説得する能力だとか論理的説明する能力が足りなかった。

そして口で子どもを言いくるめられないとわかった母は、殴る蹴る・飯抜き・怒鳴る・大切なものを壊すという手段を選び、幼少期の俺にはそれらの効果がテキメンなことを理解しそれを繰り返すようになった。

また母は生来コンプレックスが強く、いつも誰かの学歴若さ自由であることをひがんでいた。そして同時に(守られる立場の)"子どもであること"にさえ嫉妬していた。

俺を自分コンプレックスを代わりに晴らしてくれる操り人形にしようとしたし、俺が"子どもであること"にムカついたときは憂さを晴らせるサンドバッグにしようとした。

英語空手水泳、塾、サッカーソフト……

毎日なにかしらの習い事が入っていた。

疲れた顔を見せると「自分がやるって言ったじゃん」とお決まり文句を言う。

しかに「やるよね?」とは聞かれて、「やる」と答えた。

そう言わないと、殴られたり蹴られたり「あんたのことを思っているのに! 恩知らず!」とヒステリックに怒鳴られる。

(どうしても嫌でずっと「やる」とは言わなかった時があった。母は自分の思い通りになるまで夕飯終わりから深夜にかけて、そして夜が明けてもずっと怒鳴っていた。眠そうな素振りを見せると殴られ起こされた)

こんなこともあった。

母が突然、量販店に俺を連れていったことがあった。

(俺が使っている)毛布を買い替えた方が良いと思って。

もう汚いでしょあれ。

新しいの選んで。

そう言った。

俺は嫌で、黙っていた。

母が汚いと言った毛布はあの頃の俺にとっては"あんしん毛布"で、家庭にも心休まる場所のない俺の精神にとってすごく大事ものだった。

それを替えたくなくて選ばずにいると、母はもういい!と怒って早歩きで駐車場へと向かっていった。

慌てて追いかけると、車が無い。

ここまで連れてこられた車が無い。

追いていかれたと思ってパニックになって、泣き叫んだ。

そのうちに店員さんに保護され1時間ほど経って母が帰ってきた。

にこやかに店員さんに「〇〇くん〜! 良かったー! はぐれちゃって心配したんだよ! 本当にありがとうございます!」と挨拶をし(外面だけはほんとに良かった。少し成長した後、周りの人間毒母について相談しても信じてもらえず「甘え」認定されて終わった)、もう一度毛布売場に俺を連れて行った。

「毛布選んで。選ばないと今日から寒い寒いだよ。汚い毛布はもう捨てたから」

やるせなさにいっぱいいっぱいになった俺を『してやったり』という微笑で見る母の顔を今でも覚えている。

小学校に上がるより前から、もう生きるのがつらかった。

心はずっとぐちゃぐちゃだった。

(今は、少年期でも鬱病はあるという認知が広がっているらしいが、この頃[20年前]は少年期の鬱病はおろか精神疾患に対する偏見が今よりもっと酷かった)

母は一貫性が無い。

思いつきで俺を様々な方向へ行かせようとして、そしてそれに従わないと大人子どもの差を利用して心をめためたに潰してくる。

そして、たまに甘やかすのだ。

「母は愛してくれていて、期待に応えられない自分が悪い」って感情と、

「この苦しみの元凶はこの女である」という本能という相対するものが頭の中を絶えずぐるぐると回っていてこの時期が人生の中で一番辛かった。

なんとか死なず(死ねずに。自死は何度か考えたが、怖かった。怖すぎた)に中学高校と俺が成長していくにつれて、大人子どもの差を利用できなくなっていった。

殴る蹴るは成長した男の身体には効かず、飯抜きもどうにかできるようになり、大切なものもあらかじめ隠しておくようになった。

たこの頃からインターネットそもそも俺の移動範囲が増えて図書館から毒親(まだこの名称一般的では無かったと思う)や虐待に関する知識を得られて、前述の「この苦しみの元凶はこの女である」という本能確信を持ち始めていて、母に抗うようになっていった。

(言い返せるようになったからといって平気になったわけではなく、言い返すたびにエネルギーの消耗は激しかったし、なにより虚しくひたすら悲しかった)

母はおそらく焦った。

今まで好きなように動かしていた人形自我が湧いたのを。

そしてやはりそれを受け入れる資質が無かった。

高校3年生の冬、相変わらず母は毎日俺を"矯正"しようと怒鳴ったが(子の受験期よりコントロールを取り戻すのが大事なようだった)、俺はいっぱいいっぱいになりながら勉強を重ね、センター試験ではまあまあの結果を残し、県外の国公立大なら進学できるかもしれなかった。

だが(授業料等は自分でなんとかするにしても)、どうしても県外まで受験しにいくお金が無かった。

俺はここまで母への憎しみばかり記してきたが、この頃はまだどこかで『親は子を愛しているものだ』という偏見を抱いていた。

また高卒の母の息子が国公立大学に行くというのは、母のコンプレックスを代償として晴らすという点で目的合致しているように思われた。

から、金の無心をしに勇気を持って話し、そこで出願書類ビリビリに破かれた。

「お前のような親不孝者の人生なんか応援しない!」

真っ赤な顔をしてボロボロと涙をこぼしながらわめいていた。

全然言うことを聞かないで。生意気言って。親の言う通りにしないで。

都合の良い時だけ頼るな。

もう良い。

働け。働いて今までお前にかけた金を返せ。

そう言った。

子どもがおままごとかなにかをしていて、最初は楽しぬ遊んでいたんだけれど思い通りにいかなくなったとたん、どうでもよくなってすべてめちゃくちゃにするようなことがあるけど、それを実の子人生でやったのだ。

そうして少し落ち着いたあと、おそらく急に『人(子)の人生を壊した』ことに怖くなったのか「お前の人生からな」と俺を突き放した。

そうしてなんだかんだ生きて

anond:20250924011827

につながる。

上の記事コメントで『体験を書いてみたら』というものがあった。

自分境遇省みる過程の中でネットにあまり虐待体験期は転がっていない(女性のものは時たま見かけるが、男のものはほんとに見ない。まるで存在していないかのように)のが気になった。

からここに記してみる。

"同じような境遇の人がいるんだな"程度でも役立ってくれたらいいな。

2025-11-25

大谷翔平に妻を孕ませて欲しい

僕の人生は、ずっと「弱さ」と付き合う日々だった。

学校でも社会に出てからも、人とうまく距離が取れず、どこにいても居場所がない気がした。

高校とき、隣の席の女の子プリントを落とした。拾って渡すだけの話なのに、手が震えて上手く渡せず、「あ、大丈夫です」と笑われた。

その笑顔が優しいのに、刺さる。

「あ、俺ってこういう立ち位置なんだな」と妙に実感してしまった。

その結果、家に帰ってやることといえば、誰にも見られない部屋で、無意味自慰を繰り返すだけ。

満たされるわけでもなく、虚しさが積もるだけの習慣。

その後高校中退し、精神疾患翻弄されながらずっと非正規雇用で働いている。

そんな僕にも、人生で一度だけ“選ばれる”瞬間があった。

胸を張れるものなんて何ひとつない僕にとって、それは本当に最後のチャンスみたいに思えた。

相手は七つ年上の女性だった。

周りからは “行き遅れ” なんて言われていたらしいけど、僕には眩しいくらいだった。僕なんかにどうして目を向けてくれたのか、今でもよく分からない。

僕みたいな存在は見捨てて、もっと明るい未来を選べたはずなのに、それでも僕のそばにいると言ってくれた。

それは救いというより、奇跡に近かった。

だけど幸せの中で、悩みがある。

妻は妊娠リミットを気にして、子供を欲しがっている。

でも、僕の遺伝子は、この世界を生きるには弱すぎる。

子どもには僕の弱さを受け継いでほしくない。孤独と行き場のなさに飲み込まれ未来だけは、絶対に避けたい。

じゃあどうするか。

ずっと考えて、行き着いた答えがある。

圧倒的な「強さ」を持つ遺伝子に託す。

それだけだ。

その象徴が、大谷翔平

スポーツ世界常識を超える存在で、

努力・才能・精神力、どれを取っても桁違いの人。

もし、彼の遺伝子が妻の中に受け継がれたら——

きっと、僕には作れない未来を開いてくれる。

妻は、自分の中に流れ込む“強さ”を感じて、

本能的な安心と喜びを覚えるだろう。

僕はそのためなら、なんだってする。

秘密保持契約サインする。

有給を取って飛行機に乗りアメリカへ。

プライベートホテルも全部手配する。

大谷翔平が妻に激しくピストンする横で、僕は彼のためにシャンパンを開けて、グラスに注ぐ。

大谷翔平礼儀正しいから、ピストンを一度止め、目を見てお礼を言ってくれるだろう。

彼は並々と注がれたシャンパンを一息で飲み干す。

僕はその圧倒的なオーラ、オスとしての自信に気圧されて、目も合わせられない。

でもその時、きっと確信する。

これが僕の役割だったんだ。

弱さの連鎖を終わらせるための、最後選択なんだ。

anond:20251124031735

清潔感って、女サイドが男に対して本能的に「この相手長生きしそうか、遺伝子的に弱くないか」をジャッジしてるんだと思う

から肥満体型は「清潔感がない」にくくられてしま

2025-11-23

男たちの「愚かさ」を愛でる私たち――ホモソーシャル萌え女性の第三の勢力ホモソーシャル動物園の鑑賞者」派と視線権力について

はじめに:その「尊さ」に馴染めない

男性キャラクター同士の関係性(ブロマンスBL、あるいは悪友関係)を消費する際、よく使われる言葉がある。

尊い」「美しい関係」「てぇてぇ」。

しかし、私は長年この言葉違和感を抱えていた。

彼らが必死プライドを賭けて戦ったり、くだらないことでマウンティングし合ったり、性欲や嫉妬でぐちゃぐちゃになっている姿を見て、私が抱く感情は「尊い(崇拝)」ではない。

「こいつら人間のくせにめちゃめちゃ動物ムーブしてる! わかりやすい! 単純! よしよし、愚かでかわいいね」

という、もっと乾いた、上から目線快楽だ。

これは動物園の柵の外から、じゃれ合う動物たちの生態を眺めている時の感覚酷似している。

本稿は、この「ホモソーシャル動物の生態として檻の外から観察する快楽」について、あえて露悪的に、しかし大真面目に言語化する試みである


1. ホモ萌えの「第三勢力

これまでの議論において、女性男性同士の関係を好む理由は、大きく二つの派閥説明されてきた。

【聖域(サンクチュアリ)派】

「彼らの絆は美しい」。現実のしがらみから切り離された、高潔純粋な魂の交流への憧れ。

【憑依(同一化)派】

「彼らのようになりたい」。女性という役割を脱ぎ捨て、自由少年たちの世界自分を重ね合わせる没入感。

私が提唱したいのは、このどちらでもない第三の視点――【ホモソーシャル動物園の鑑賞者派】だ。

ここにあるのは、徹底した「他者化」だ。

彼らは私とは異なる原理本能序列・性衝動)で動く「霊長類ヒト科のオス」であり、私はそれを檻の外の安全から一方的に鑑賞する「観察者」である

崇めもしない、なりたくもない。ただ「面白い生態」として愛でたいのだ。

2. 「愚かかわいい」という無害化処理

なぜ私は、彼らが高潔騎士道精神を発揮する場面よりも、本能丸出しで自爆する場面に「萌え」を感じるのか。

それは、男性性が「動物的な愚かさ」へと還元された瞬間、彼らが「無害化」されるからだ。

現実社会において、男性の「権力性」「暴力性」「性衝動」は、女性にとってしばしば恐怖や抑圧の対象となる。

しかフィクションの中で、彼らの行動原理を「理性」から本能」へと引きずり下ろして解釈した瞬間、意味合いは反転する。

威圧的マウンティング → 「サル順位争い」

・ドロドロした欲望 → 「発情期の生態」

社会的な面子プライド → 「群れの中での威嚇ディスプレイ

脅威だったはずの牙や爪は、現実から切り離されたガラス越しの展示物となる。

人間だと思えば腹が立つが、動物だと思えば愛おしい」。

このハック(認識の書き換え)こそが、私が彼らを愛でるための生存戦略なのだ

3. まなざしの略奪とリベンジ

社会学者の上野千鶴子氏らが指摘するように、歴史的に「見る/見られる」という構造には権力が宿る。

これまでは常に、男が「見る主体」であり、女は「見られる客体」として値踏みされてきた。

私のホモ萌えは、この構造に対する精神的なリベンジ復讐)の側面を持つ。

フィクションという檻の中に男性たちを閉じ込め、彼らの尊厳や理性を剥ぎ取り、「愚かかわいい動物」というコードに変換して消費する。

この瞬間だけ、ジェンダー権力勾配は完全に逆転する。

私は、現実では得られない「圧倒的な優位者としての視線」を貪っているのだ。

「男ってなんか社会権力握って偉そうにしてるけど、やってることは動物じゃん! かわいいね!」

しかし、この権力勾配の逆転はあくまでも見せかけのものであり、実際の構造を変えることにはなんら寄与しない。ただの溜飲下げであり、ガス抜きである

まり、これは男性優位社会の中で私たち女性精神的にサバイブするための、ひとつ生存戦略なのである

4. 私たち社会の「模範的信者である

ここまでの話を聞くと、「なんと傲慢で、男性蔑視した見方だろう」と眉をひそめる人もいるかもしれない。

だが、ここで一つ、皮肉真実提示したい。

私は決して、独自偏見で彼らを動物扱いしているわけではない。

しろ、この社会男性社会)が発信している価値観を、誰よりも「素直」に受け入れた結果なのだ

男性たちはしばしば、自らの加害性や未熟さを正当化するために、こう弁解する。

「男なんてバカな生き物だから」「本能には逆らえないから」「男には闘争本能があるから」。

私はその言葉を、一切の疑いを持たずに、文字通り「真に受けて」いるだけだ。

「なるほど、あなた達は理性的人間ではなく、本能で動く動物なんですね。わかりました」

彼らが「免罪符」として使う「男ってバカから(笑)」という内輪の甘えを、私たちは「男はバカからしょうがないね(笑)」と許してやるのではなく、肯定する。

真に受けたうえで、あくまで許さず、肯定し、そのうえで「かわいい」と消費するのだ。

「そう! あなた達の言う通り! だからキャンキャン吠えて威嚇し合ってるんだね! かわいい!」

これは、家父長制的な価値観否定ではない。

しろ「過剰な肯定」によって、そのグロテスクさと滑稽さを暴き出す、鏡合わせの愛なのだ

私たちホモソーシャル動物園の鑑賞者」は、家父長制的な価値観内面化しているがゆえにホモソーシャルに対して「愚かかわいい」という感情を抱いてしまう哀しきモンスターなのである


おわりに

誤解のないように言っておくが、私は彼らを嫌っているわけではない。むしろ、このフィルターを通すことでしか、これほど深く男性キャラを愛せなかっただろう。

彼らが「人間としての高潔さ」や「男としての威厳」という着ぐるみを着て、必死人間ごっこをしている姿。

その隙間から、隠しきれない「動物本能」がチラリと見えた瞬間、私はどうしようもない愛おしさを感じる。

この「ホモ動物園」の開園時間だけは、私たち安全な柵の外から、愛を込めて彼らを「愚かだねえ」と笑い飛ばすことができるのだ。

(※本稿は特定ファン心理分析であり、すべての作品ファンにあてはまるものではありません)


女性 オタク ジェンダー BL ホモソーシャル 考察

anond:20251123022138

結局さ、高市首相安倍派、参政党、維新タカ派は「戦争できる奴=人を平気で殺せる勇敢な人間=「国を守る」って理由つけて人を殺すのは男っぽくてかっこいい!」って人間本能に忠実なんだと思う

野蛮な本能に従ってる俺たちかっこいい!って価値観

左翼平和ボケ9条バリアってwww俺たちは戦争やれるんで!左翼みたいな女々しい人間とは違うんで!国を守るために人を殺すのも全然、平気なんで!」

表立っては絶対言わないけど、日本保守はこういう本音を必ず持っている

明治維新もそうだったしね

「人殺せる俺かっけー!」って日本人だけの精神遺伝子かもな

2025-11-21

anond:20251119083931

マジで産後は気が立つし、性欲が消え失せて、愛でぼやけてたアバタもエクボな旦那のアラが一気に見えた。

大概の動物育児攻撃的だし、育児して赤ちゃん守るための本能なんだろうけど。

しか体験したことのないレベル身体ボロボロ、まともに入浴できないし、一ヶ月毎日2時間おきに叩き起こされ続ける睡眠不足による脳が震える程の疲労

旦那子供大事にして育児参加したか大事な仲間で家族だし苛立ちは我慢しようってなったけど、うちの父みたいに夜泣きに怒鳴って母と赤子外に追い出すようなのが夫なら、一生家族と思えない存在になってたと思う。

2025-11-19

うつ病ってさ

冬眠本能人間にも残ってるってことじゃね?

anond:20251119083931

いやさあ、それって「男の本能レイプしちゃいました」みたいなのと同レベルの言説じゃねえか?

anond:20251118205909

女性増田と似た状況になったことがあってもともとの家庭環境も近しい。ただ実家家族仲は良かったのでこの思想機能不全家庭どうこうではないと思っている。私は相手との関係破綻して独身のままだけど。収入はあるけど家事や穏やかさがないから、収入が少なくても優しい男性とならうまくいくと思っていた。たしか最初はうまくいったんだけど、だんだんモラハラじみた考えが頭をよぎってしまうのがすごくわかる。相手だけならともかく、相手の親に対してもどの面下げて…と思ってしまった。男女平等の世の中だけど結局女は男に守られるのが本能的に好みなんだろうなと思ってしまって、独身のまま。自分性別が男だったらよかったのに、と思ってしまう。そして妻子を養うリーマンたちを心底尊敬しています。なんのアドバイスにもなってないけどただの感想です。

ヒストリエ、いま読んでる途中だけど確かにおもしろ

 

おもしろさがどこにあるかは、史実に基くという点でのリアリティ第一から仕掛けられる巧みなストーリー構成コマ割りの絶妙さなど、色んな点が挙げられると思う

 

個人的に一番好きなのは、線の密度の低さからまれる余白のある絵、それが生み出す虚しさのような感覚

特に序盤、主人公の子ども時代描写が儚く、虚しい

記憶の底で何かが燻っている、自分の本性や本能のようなものがいつか目覚めるかもしれないという緊張感に対して、少なめの線で余白が多いコマの見た目上の儚さ

優しい家族と仲の良い友人、高い能力を認められ約束された将来がある、そういう生活が今にも失われるだろうという虚しさ

はるか昔の世界登場人物は当然全員が亡くなっており、栄華を極めた町も人も、すべてが土の下という現実

そういうものが、無駄のない線の絵から滲み出ているような感覚がある

 

虚しさ、儚さを感じられる作品は貴重なので、じっくり読んで、味わっていきたい

2025-11-18

女の子を欲しがるのは女性本能

なんじゃないかと思ってきた。今の日本では男の子よりも女の子を望む夫婦が多いのはアンケート調査から明らかになっているが、これって本能的なものなんじゃないかと思ってきた。

だって女の子向けのおもちゃのメルちゃんってあるけど、あれは幼い頃から女性女の子を可愛がりたいという本能があるからじゃない?

あおくんというメルちゃんのお友達もいるみたいだけど、全然人気なさそうじゃん。

よく母親女の子より男の子を可愛がるって聞くけど、それって女の子を生めなかった悲しみを合理化してるんじゃないだろうか。女の子より男の子のほうが可愛いだって思い込みたいというか。

ウチの部署が辛くてオワってる理由

褒める文化がなく、指摘はありがたいことで感謝しながら受け取りなさいというスタンスダメ出しが止まらない上司

それを見ているから下も指摘ベースコミュニケーションをし始める

頭の中では「指摘はありがたい〜」は正しいとわかっているし納得はしているが、褒めがゼロ(できて当たり前)で指摘しか飛んでこない環境からみんな精神がすり減って脱落者が多数発生している

そして指摘は攻撃ではないと分かっているが、本能的にそれを恐れるためみんな仕事ギリギリまで自分の中で持ってしまい報告が遅れる

報告が遅れるので指摘事項が増え潰れる

そして潰れる奴らは指摘に対して感謝しない不届き者だから勝手に潰れただけと見放され、残っている者が正しいとさら文化が濃くなっていく

別に指摘が悪いわけではないが、できて当たり前で指摘しないってコミュニケーション破滅しか持ってないんだなと痛感する

転職はしないけど来年部署異動の申請はするつもり

Vtuberアンチ心理状態AI分析させた

DeepResearchと所感とまとめ

あくまで「Vtuber全部が嫌い」というアンチの話

 

1.中身が見えない、正体不明からくる本能忌避感・不気味さ・不気味の谷

世間アニメインターネットを叩いていたのに似てる

 

2.ファンオタク的な熱量アイドル商法で生じる商業嫌悪感

AKBYoutubeを叩いていたのに似てる

宗教っぽい、ノリについていけないなど

 

3.新しい文化に対する忌避

理解できない + 自分場所を奪われる危機感 + 価値観を脅かす存在

結果的に「目障り」と感じ排除したいと思うようになる

コミュニティに入ってきた新参者と言う扱い

 

4.ネットに近い存在からこそ起こる攻撃性+エコーチェンバー

嘲笑偏見揶揄、敵意と進んでいく

同じ思想の者で群れてエコーチェンバーしていき先鋭化する

アンチ同士がアンチであることで居場所を見つけてしま

 

5.Vtuberファンと同一視する

規模が拡大するに連れ「ファン迷惑だ」「ファンが嫌いだから嫌い」と言い始める

しかし実際には1〜4が先に存在している)

 

みたいな感じ

若い人の中でもアンチになってる人が居るので、何かしらの本能を刺激しているんだと思う

2025-11-17

anond:20251116231311

性欲を外部パーツのように切り離せる、独立している、オンオフできるコントロールできるものだと思っている

そういう認識バグが当たり前になっている先進国住民が歪んでいる

人間理性的な行動だと思っている行動は、本能を別の本能で上書きしているだけだというのに

私は本能に振り回されない、などと本気で信じている人間は愚かで、まさしく動物的だと思わされる

anond:20251116231311

相手を見つければいいだろって言うけど、そんなこと出来たら苦労しねえよ。

そもそも1時間2万みたいな大金を得るためには、自らの尊厳を切り売りするしかないだろ。

20代社会人が1日働いて得られるかどうかみたいな大金を受け取っておいて、性搾取が〜みたいな被害者ヅラをするのは有り得ない。

それはそれとして、20代ときの性欲の強さだったり、隣に誰もいない空虚さだったりというのは、種を残すための人間本能的なものだったのかもなぁ。

30超えたらもういいやってなったけど。

今となっては1万2万の出費ぐらい痛くも痒くも無いけど、性欲も衰えて隣に誰もいないことにも何も感じなくなった。

やっぱり人間成すべきことは20代のうちにしておけって感じだな。

anond:20251117022142

おい、その浅い煽りはなんだ。

まず 童貞=負け という低学歴レベル自己紹介、そこで論理自己放尿している。

童貞というのはな、外的承認に流されず、自らの行動原理制御できる稀少サンプルだ。

統計的にも、衝動性低・依存性低・長期的最適化志向という性質が出ることが多い。

まり生殖本能に振り回されるだけの消耗型人間より、はるか自己制御能力が高い。

これが事実だ。

孤独死?そんなもの人生の質とは無関係ノイズだ。

自分意思で生き、自分意思死ぬ

他者承認を燃料にしない生き方を貫く個体こそが、生物学ノイズを切り捨てた高効率モデルなんだよ。

要するにお前は、性経験がない=劣っているという、自分の浅い価値観を全世界自己放尿しているだけ。

その薄っぺら指標他人評価する時点で、すでに知的敗北は確定している。

童貞を笑うな。童貞は、雑音に屈さず、意志で行動できる選択された側だ。

笑われるべきは、童貞理解できないお前のほうだよ。

2025-11-16

anond:20251115143915

腐女子に限った話じゃないけど趣味が性欲由来の人間は流石にキモすぎる

別に性欲ある事自体は人として当然だと思うけどそれが趣味って…本能だけで生きてて理性とかまじで無いんだなって証明じゃん

ネットで喚き散らすクソ女の精神構造について解説する

ツイフェミ腐女子、何かに真理に目覚めたと勘違いしている女…

ネットを開けば壊れたラジオのように雑音が響き渡っているのは君達もうんざりするほどご存知だろう

なぜ彼女らはここまで落ちぶれてしまったのかを教えてあげよう

結論から言おう「快・不快しか判断できない」から

彼女らの主張に我慢して耳を傾けると実は全部同じことしか言ってないのである「私が不愉快からくたばって死ね」だけである

なぜこんな感情至上主義モンスター爆誕したのかはそれは幼少期にヒントがあると俺は思う

気持ちが昂れば号泣しだすのは子供共通事項だろう、しか小学生にあがっていけば男子は泣くような奴は男じゃないという今も根強い呪縛によって

不愉快だったり悲しい気持ちになってもグッと堪えるようにトレーニングを施されているのだが女子はどうだろうか

何かあればもう我泣く、ゆえに我ありというレベルで泣き出すのではないか、そうすると周囲はなんと魔法でもかかったように心配してくれたりチヤホヤしだすのではないか

これは非常に強い「成功体験」かつアヘンのようなものであると思う

見た事ないだろうか、小学校クラス席替えでいわゆるチー牛と思われているような男子が隣に移動してきただけで号泣しだした女子を、隣は嫌だとめっちゃ被害者ぶってるけど言ってる事は普通に最低な事である

それなのに雰囲気は泣いている女の子に同情してあげなきゃ!となるもんだから不思議ものである、チー牛男子はただ隣に移動しただけですっかり加害者悪者扱いされるのであるなんとも末恐ろしいのである

そうして女子はこう学習するのではないか感情を押し殺さずに開放した方が得ではないか泣きだせばもうperfect!ではないか

落ち着いて欲しい、大半の女がこうだとは流石に言わない男よりも我慢強い女も多く存在するだろう

しかし、その成功体験をずっと引きずっている女はどうなるかというと幼稚のままで精神的に成長が乏しくなるのだ

乏しいとどうなるのか?それは自分を悦ばせてくれるようなコンテンツに飛びつくようになるのだ

推し活、ボーイズラブディズニー韓国ドラマ男性アイドルなどなど…

決して自分否定せずにむしろ悦ばせてくれるというそんな夢のような世界に溺れるようになり

もしそこで不快な事でも起きるとどうなるのか?そうネットで喚き散らしてお気持ち表明マシーンと化すのだ

男は幼少期から泣くな我慢しろというトレーニングを施されているおかげで例えば嫌なものを見てしまっても「あーあ、嫌なもの見ちまったなまあ忘れよう」と自己完結するようになっているのだ

自分体験も少し語ろう、俺もいわゆるジャンプアンソロジーというトラップにかかったことがある、ハンターハンターのあの男キャラと男キャラが猛烈に絡み合っていたのである

当時小学生の俺は大変衝撃で、それからBLに対する苦手意識はあったが事故ったようなものでずっと黙って過去のものにしていた

それからテレビおっさんずラブかいドラマを見てしまい「同性愛をこうしてコンテンツとして消費していいんだろうか?」と疑問持ちつつそれも俺がたまたま見てしまっただけでむしろ自分事故っただけと

これも誰のせいにする気もなく、あーあー嫌なモノ見ちまったなとなんとか別の事をしたり楽しい事を考えようとするのが一般的じゃないだろうか?

しかし、精神的にお子ちゃまな女はそれができないのである、嫌なものを見てしまったら不快気持ちになり、それをどうしても外に出さないと自分が耐えられないのである

ツイフェミ根本は幼稚性から来ているのである、だからツイフェミの主張に激しくブレが多いのも自分不快かそうでないかどうかなので全然論理的じゃないのである

から「私が不快になった!」という超特大前提があるので常に被害者意識が強いのである攻撃してもまず不快させた相手が悪いという正義の味方ドン引き理論である

致命的に話がかみ合わないのも当然だろう相手は脳じゃなく本能しか動いてないからだ、不快だと思ってもそれをいちいち外に出さずに自己完結する手段は沢山あるはずなのに

そういう手段をとらずに真っ先に感情かめはめ波をするのも泣けば周りがかくまってくれるという「成功体験」が忘れられないのだろう

大人になればそんな魔法存在しないのである世界を変えたければまず自分を変えるしかないのだ

それすら出来ないから終わっているのは言うまでもないが

2025-11-15

やっぱみんな13歳~16歳辺りが好きなんだな

っていうかホモサピエンスとしてそれが普通なんだよな

産業革命以降、寿命と婚期が伸びて世論まで変わったけど

本能女子中学生を求めてる

2025-11-13

男磨きハウスエシカル戸塚ヨットスクールだった

男磨きハウス第一話を観た。エシカル戸塚ヨットスクールだった。


男磨きハウス戸塚ヨットスクールは、弱さを受容し素直にエシカルコミュニティ自助ができる、医療福祉制度活用できる人間にとっては不要邪悪だ。しかし、そうできない人たちは存在する。男磨きハウス戸塚ヨットスクールもそういう人間の為の慈善活動だ。

https://youtu.be/DA2Z1EACF7c?si=1V_nzBzisBB386gB


現代の男が男らしく弱さを受け入れる過程は↑の動画でわかりやす説明していた。彼らは家父長制的な男ではあるが現代の形にアップデート済みで女にとって不快感の少ない"ミソジニー"ではない男だろう。


彼らは、この企画のように恋愛市場彷徨える女たちに対し、わりに的確なアドバイスを出せる側の男たちであり、後述するが男磨きハウス必要な男の為のコンテンツではない。



話を戻す。



ジョージ戸塚自分道筋で"生きる"ことができたから、「同じような人間には同じような道しか示せないやろうが!」とそれを理解できない人たちにキレている。



ただそのアウトプットが女やエシカルな繋がりを持てた人たちからすると邪悪に映るだろう。しかジョージ戸塚の救済対象は、"普通の話が通じない男"だから仕方がない。



フェミニズムはツイフェミやフェムセルという通称存在が生まれたことで分岐し、元からフェミニズムに大した関心のない人からするとフェミニズム邪悪な女権主義者たちの集まり認識されているのも同様の動きであるといえよう。



彼女らは明らかに"やりすぎ"である男嫌いであることを真っ当な権利運動の名の下で悪用している。しかし、では、何が彼女たちを救ってくれただろうか?それは男磨きハウス戸塚ヨットスクール、ひいてはナンパ師界隈などに通ずるものがあるだろう。



救いたい形をしていない弱者



救いたい形をしていない弱者孤独死を防いだ結果、世間的にはアンエシカル声明を出す事になる。そういう極端なPR活動をしていかないと話を聞いてもらえないのだ。普通の話が通じない人間いつまでも普通の話をし続けるのは残酷だという事にエシカル人間配慮すべきである。その上で邪魔だろうから批判し続ければいい。




健常者で精神疾患者や発達障害者と関わったことのある人なら心当たりがあるだろうが、彼らは「寝たらよくない?」とか「考えすぎじゃない?」とか思うような事で堂々巡り普通の人ができる作業をできない、訳のわからない事を堂々と語って周りをドン引きさせている。



彼らは決して人格破綻者として生まれた訳ではない。そう生まれたからそうで、たまたま不幸を乗り越えれなかったからそうなのだ




戸塚ヨットスクールクライアントを死なせているが、医療福祉現場でも人はじゃんじゃんバリバリ死んでいる。



しかしそれらの違いは明確で、戸塚ヨットスクールは訓練生の死亡、傷害致死行方不明が発生していた件に対し、不審な介入ではないか?と判断されたのだ。戸塚教育方針とは別で批判されるべき出来事であろう。医療福祉現場でも不審死が発生し隠蔽工作をしていたら問題になる。それと同様に彼がどれだけ立派な教育を施していようが、そこに死人や負傷者が出て不審判断された時点で「医療ミス」同様に鑑査される。それを避けては通れない。仕事の名の下で性交渉危険行為が許されている社会で、体罰体罰として問題視されるのはクライアントと正確な同意が取れていなかったからだ。




戸塚ヨットスクールエシカル組織が救えなかった存在三次受け入れぐらいの場所だったのだろう。



正直、そういった過酷現場で働いていたら疲弊するし、クライアントも目を離した隙に死のうとするだろうし、命がかかっているか従事者の性分も攻撃的になるだろう。医療従事者が特有の気の強さを持っているのと同様だ。



戸塚思想のものではなく、ああいった活動をしていると必然的に語気は強くなる。ゆえにエシカルな人々からすると"無用に語気の強いヤバ思想おじさん"となる。語気強もヤバ思想あなた方のような救いたい形をした人たちの為ではなく、どうしようもない救いたい形をしていない人たち、それに直接迷惑をかけられている身内の為にしか存在しない。



ジョージ戸塚の肩を持つつもりはない。




しかし、彼らが抱えれる存在を私が救えたか?と言われれば難しい。



どれだけスティグマ払拭した語りをした所で彼らは「だって今はそういう社会になってないもん!」が主訴だから




革命を起こす体力や精神力すらもない人間は素直に弱さを引き受ける事なんてできない。



彼らを救う為にアレン様やジョージになりたいですか?



拝金できたとしても、なれない、なりたくない健常者が殆どだろう。なろうとも思わない。



男の話しか聞けない男っているでしょう。




ジョージの救済対象は、男の話しか聞けないのに男に手を差し伸べてもらえなかった男だ。





無論、女の話を聞けない男を女が救える訳がない。女にいじめられた経験があったのなら尚更。尊敬できる対象から暴力は"可愛がり"になるが、尊敬できない対象から暴力は"いじめ"になる。自分いじめてくる女に心を開き、素直になれる訳がない。




男に畏れている男は女にケアを求めるので恋愛依存できるが、男に憧れている男はそういう男に憧れて女を見下しているので"女を見下している真の男"に救われるのを待つしかない。




なのに...。




待てど暮らせど、真の男は自分を救ってくれない。何故か、そういった男は既に仕事でそういう男たちを従えているからだ。真の男はサラッとあなた達のことを"なかった"ことにしている。小中学生同窓会の時だけ「そんなヤツもいたな〜」程度に思い出す。



わざわざ「救済しよう!」なんて発想は彼らには最初からないのだ。人が人を救済するのは医療従事者の仕事であり、彼らが怪我をしたら病院に行ってついでに傷病手当を貰って仕舞なのだ。彼らはただ生きているだけで男社会の上に立ち多くの人間を救済しまくっている。まともな努力をして結果が出るので、苦労も糧にできる。




そういう組織に入れない、そのパスを死に物狂いで掴めなかった男のことは"見えていない"。




そういう男は同性に対しても面倒見は良い。多少のことは雑に扱われることを許せば大目に見てくれるのだ。しかし、ここで篩にかけられるのは"雑に扱われるのを許せなさそうな男"だ。上司は男の恋人ではないので、恋愛じみたもの仕事に求めてきそうな人間は落とされる。まず出会えない。パワハラモラハラは起きないにこした事はないが、それらは下からしかまれないので、ちょっとした事で騒ぎそうな人間不要だ。だから"見えていない"。




彼らが尊敬する男たちは、無意識に、彼らにとっては残酷に、女を性愛対象恋愛対象で天と地ほどの違いを持って、その上で適切な扱いが可能な為、交際しようが何だろうが結婚相手を選ぶまでは殆どデーティングだ。"男に見えていない男"は面倒で抱けない女と同等の存在なのだ。会った瞬間に無用な面倒事を察知する能力は野生の本能のものであり、ミソジニーになる迄拗らせる未来を防ぐ。




戸塚ジョージナンパ師は「お前の仲間だ!」と示す為に親切に女叩きをしてくれるし、エシカルは敵だと背中を摩ってくれる。



そういう男の哀しみがすこし分かるのだろう。




このふたりはどう考えてもこの時代日本にはそぐわなかった価値観を持つ"変な男"ではあったのだ。男のマイノリティから"見えた"のだ。この時代に発生した苦しみのひとつとして、そこからあぶれてしまった男たちに手を差し伸べるのだろう。




差し伸べられた手を掴むこと




それは如何様に気持ち悪い男であろうと女であろうと、それを掴む限り、まだ生きてみようと思える希望のものだ。男磨きハウスを観るに、ジョージ戸塚に比べて随分とやさしいと思う。救いたかった筈の訓練生の死から反省ができた世界線戸塚だ。私はもう第一話でお腹いっぱいになってしまった。訓練生に恨みはないが、彼らのナチュラル気持ちの悪さが次から次へと出てくるのでカロリーが高く、第二話に進めない。しかし内容はとても面白かったので「男ってなんだろう?」と思う人たちには是非試聴してもらいたい。面白くはある。




ジョージは訓練生の肉体を管理するどころか、射精管理までして、逃げ続けた所で救われることはないし一度でいいからお前を気持ち悪いとは思わない女に出会えるだけの力を与えてあげようとする。ジョージには良妻賢母の忍耐がインストールされている。




それはもう殆どセックスができることなどよりも深くて歪な男たちにしかわかり得ぬ情念ではないだろうか。

2025-11-12

美容バカ女系の歪んだ認知って当人を不幸にすると思う

anond:20251112192214

女のレベルは高い

しろ意識が高すぎることが問題になるくらい

こういうわけわかんないこと言ってるのって

しばしば女同士の自縄自縛で迷走してるだけであって

もはや誰にも求められてない・評価されない方に頑張ってるんだよね

 

だって美容なんてリソース注ぎ込むほど効果逓減していくもの典型だもん

一定以上のかけるお金や「努力」はザルにそそぐ水

残念ながら健康若いのが一番

 

から需要って言うなら若いうちに婚活していい男見つけて

そいつに一生責任取ってもらい可愛がってもらうのが一番

 

   

男は基本的な身だしなみを出来ていないし、そもそも意識を持つことをからかう風潮さえある

ほら、これがもう怪しいよね

一般男性の身だしなみなんて普通に髪切って普通の服着てれば十分なわけよ

それ以上は趣味ナルシストだよ

趣味人もナルシストも嫌いじゃないけど男の世界ではそれは自分が好きでやることで

他人否定はしないし、他人押し付けもしないの

   

当然、みすぼらしいブサイクばかりだ

こういう攻撃的な奴、

自分が謎の迷走努力をしてることについて補償が欲しくなって

同じぐらい変な苦労をしてない人間に当たり散らすようになってるわけ

でも自分勝手にやってることに他人が支払いをしてくれるわけないじゃんか、頼まれてもないのに

 

そのくせ完璧な女体を所望する

男のニーズなんか何もわかってないでしょw

若くて肉付きが良ければ十分だよ

完璧な女体」なんて求めてない、

というより女同士の謎の競り合いの価値観には全く興味がない

 

美しい女体が好きなのは結構だが、

99%の男は

健康でそこそこ若い女体であれば多少太っててもなんでもOKなんです

お前の思う「美しい」の範囲には全然関心がないことに注意が必要

しろ勘違い女ガリガリ体型とか誰も求めてないよ

  

そういう拘りって男のニーズというより発達障碍者サークルの内輪の価値観に近い

撮り鉄の変な写真と変わらないのよこういう女の肉体って

 

そもそも努力というより絶食してるだけだしさ

しっかり食べてウエイトトレーニングして尻や腿を太くしてる人なら努力認めるけどね

尻や腿がでかいのは男の本能に響く需要があるよ

  

自分の体も見劣りしないくらい美しくしてみてはどうだ?

まあ俺はスクワット200kgでセット組めるから

上には上がいるといえどもリフター以外の女にはそう負けないよ

  

美しいものが好きなのに自分自身は醜いままの日本男性諸君

自分のことを好きになってみませんか?

自己肯定感低いメンヘラが多いのは圧倒的に女の方でしょ

それも女同士の謎の価値観競争ガンガン自己肯定感削れてるだけ

 

いい彼氏見つければ多少ポチャついてようが毎日「超かわいい!超エロい!」って言ってくれるよ

メンヘラガリガリ整形女でミサンドリーこじらせてたらそういう彼氏も見つけられなくなるし

「彼は私ぐらい嫌な思いしてきてないか釣り合わない!」とかなぞの感情が起動しちゃうわけでしょ?

 

自分で不幸になっていってるのに

男に当たり散らそうとしないでほしいわ

男はお前にそんなことしろなんて一度も言ってないだろ

  

 

お前はそのうち現実に気付く

お前基準では全然美しくない女が美しくない男とくっついて幸せになってるのを見る

そんなものは認められないけど人生に失敗した気分になってフェミになる

その後の40年か50年の人生ずーっと人を恨んで呪って暮らすんだ

あほらしー

  

  

追記

小綺麗にする男はオカマだってバカにする風潮ってなんなんだろうな?

お前らも綺麗なオッサンになれよって思ってるよ女は

オッサンからすりゃ結婚した時点でそういうの終わってるので

社会人として普通の身だしなみで清潔にしてれば十分であって

変な女が求めるような「小奇麗」は必要ないのよ

 

逆になんでオッサンにそんなものを求めたいわけ?

自分彼氏に対して「こういう格好してほしい」ならまだわかるけど

オッサンがどんな綺麗度であれお前に何の利益もないじゃんな?

自分で言ってて変な注文だって気付かない?  

   

まり女の度を越した美容って

「嫌な思いをした」合戦なわけよ

自分関係ない興味もないオッサンにまで「小奇麗」を求めるのって

「こいつは嫌な思いをしてない!ずるい!」なんだろ?

 

でも自分勝手にやってる我慢合戦にみんなが付き合ってくれる理由ないだろ

男の殆どはそんなの興味ないし、アホじゃない女もそういうのに興味ない

自分でやって自分で不幸になってることに気付けよ

だれも報いてくれねーよそんなの

anond:20251112190148

関係してるから若くてきれいセクシー人間にばっかりみんな寄っていくんだよ

同じアイドルですらも歳とってきたなくなってセクシーさが落ちるとファンは減ってく

新規若いファンなんかつかないし同じ速度で老いてる元ファンすらも離れて若いのへいく

動物として若くてセクシー個体にメロつく本能的性欲がまずあって

その上に色んなものカバーで載ってるんだよ

殆どコンテンツはそう

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