膵臓がんの夫をみとった倉田真由美さんが伝えたいこと
毎日新聞
2025/11/15 15:00(最終更新 11/15 15:00)
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膵臓(すいぞう)がんの余命宣告から1年9カ月を自由気ままに生きた夫を、漫画家の倉田真由美さん(54)は自宅でみとった。
夫は、抗がん剤治療などの標準治療を選ばなかった。そんな人は、どのような経過をたどるのか。闘病記を一冊の本にまとめた。
選択に迷いはなかったのか。闘病する患者や、その家族に伝えたいことは。
――映画プロデューサーの夫・叶井俊太郎さんは2024年2月、56歳で亡くなりました。膵臓がんは、一般的には予後の悪い難治性のがんと言われています。どのように判明しましたか。
◆22年5月に体の異変を訴えました。腹痛や下痢が続き、肌も黄色くなりました。
私は黄疸(おうだん)を疑いましたが、最初の病院では胃炎と診断されました。2軒目は「これ以上は分からない」と。
その後、国立病院での検査で膵臓がんが判明します。「何もし…
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