膵臓がんの夫をみとった倉田真由美さんが伝えたいこと

2024年に亡くなった、夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんが膵臓がんと闘病した日々について語った漫画家の倉田真由美さん=東京都千代田区で2025年10月29日、吉田航太撮影
2024年に亡くなった、夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんが膵臓がんと闘病した日々について語った漫画家の倉田真由美さん=東京都千代田区で2025年10月29日、吉田航太撮影

 膵臓(すいぞう)がんの余命宣告から1年9カ月を自由気ままに生きた夫を、漫画家の倉田真由美さん(54)は自宅でみとった。

 夫は、抗がん剤治療などの標準治療を選ばなかった。そんな人は、どのような経過をたどるのか。闘病記を一冊の本にまとめた。

 選択に迷いはなかったのか。闘病する患者や、その家族に伝えたいことは。

 ――映画プロデューサーの夫・叶井俊太郎さんは2024年2月、56歳で亡くなりました。膵臓がんは、一般的には予後の悪い難治性のがんと言われています。どのように判明しましたか。

 ◆22年5月に体の異変を訴えました。腹痛や下痢が続き、肌も黄色くなりました。

 私は黄疸(おうだん)を疑いましたが、最初の病院では胃炎と診断されました。2軒目は「これ以上は分からない」と。

 その後、国立病院での検査で膵臓がんが判明します。「何もし…

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