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山形などの方言で…

咲き誇る山形の県花、「紅花」=山形市で2024年7月7日午後1時半、竹内幹撮影 拡大
咲き誇る山形の県花、「紅花」=山形市で2024年7月7日午後1時半、竹内幹撮影

 山形などの方言で「わらわら」は「急いで」を意味する。通常はばらばらな様子を指す言葉だが、「わらわら(急いで)行くぞ」などのように用いる▲先月提案され、わらわらと制定された笑いを巡る条例である。山形県議会は議員提案による「笑いで健康づくり推進条例」を可決した。家庭や職場などで笑いのある健康的な生活を実現することが目的だが、ドキリとするのは県民の役割のくだりだ。県民に「1日1回は笑う」など、健康づくりに努めるよう求めた。事業者にも「笑いに満ちた職場環境の整備」を求めている▲自民会派が条例案を議員発議で提案したのは、笑う頻度が高い人は死亡リスクが低くなるとの研究結果を踏まえている。だからといって、感情の基本である笑いについて罰則なしとはいえ、条例で努力規定を定めるのはどうか▲採決で議員の賛否は割れた。北海道は8月8日を「ハハハ」の語呂合わせで「道民笑いの日」としているが、条例ではない▲自民党山形県連は条例の素案段階でパブリックコメントを実施し、条例には個人の意思を尊重する条項もある。だが、社会では多くの人が笑いたくても笑えない状況に置かれている。笑顔を半ば強いられ接客している人もいるだろう。報道されている県民の反応はさまざまだ▲条例は県の役割を「笑いによる健康づくり」への啓発に努めることとしている。県民が自然に笑えるような施策に集中することこそ、県や議会の責任であろう。「笑い条例」、やはり笑うに笑えぬ。

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