はてなキーワード: ひまわり油とは
つまり主張はあれど、エビデンスは必要ない、と言うことか。了解。それはそれで考え方としては全然ありだと思うよ。
と、思うけど、念のため。ここまでお付き合いいただいたので考え方だけは伝えさせてほしい。
どんなに優れた社会制度だって考えた時点では上手くいくというエビデンスなんかなかったはずだ
これはちょっと考え方が違うのよ。エビデンスは「○×という政策をとったら上手くいきました』(例:婚姻支援で結婚した夫妻の出生率は高いので、婚姻支援は少子化対策に有効である)みたいな事ばかりじゃない。
やったことのない施策についても、組み合わせて上手く行くかもと言う可能性をひとつずつ積み上げていくこと。これも立派なエビデンス。そしてそこから先は今までやったことのない、未知の施策にも繋がるので、エビデンスをやっていたら未知の施策ができない、ということはないのです。
だから、あなたの考え方を実現するべきだ、と考えるなら、なんとなくでもいいからフレームワークに従って考えてみて。
以下の様なステップを踏む。
こんな感じ。最後になればなるほど強固なエビデンスということになる。
ここで言っている「医療」の方は実際に行われたプログラムで無茶苦茶有名なやつの例だ。「地中海食は心疾患イベント、脳血管イベントを抑制し、健康寿命を延ばす」というのは事実として確認されている。
また、金を配る系の施策が子どもの数を増やさない、と言うエビデンスは最後の社会実装の結果解析で出てきたものなので、効果は無いと言う強固なエビデンスがある、なんて言われている。
ただ、これも絶対じゃないけどな!
医療の方はなぜ例に出したかというと、そうやって言われたが実は後にケチが付いていて
とかいろいろある。
ここからわかるのは、強固なエビデンスなんて手順をきちんと踏んでいけば覆されるものであると言う事なので、エビデンスなんてなくていいんだ!じゃなくて、積み上げて考えてみてほしい。
そうじゃなければ、社会革命みたいな手段を執らない限りなかなか政策を実現するのは困難だと思う。
貴方の今の話は最初の現状観察がギリギリできているかできていないかと言うレベルなので、次とその次のステップをやってみると色々な考えがクリアになるよ。
グリーンコープは、サマーギフトの商品で「東北5県」と表記したことについて、弁解した。
「もともと東北6県と表記していたが、福島の品物がギフトに含まれていないので、東北5県と表記しただけだ」
という趣旨。
http://www.greencoop.or.jp/news/gnn/201606/20160614-2/
しかし、実は、「もともとサマーギフトに福島県の品物が含まれていないこと」が問題なのだ。なのに、それについては、何も説明していない。
とはいえ、頭隠して尻隠さず。その隠された真の理由は、上記文書の後半の【補足】を読めばわかる。
「福島の商品は放射線だらけで危険なので、取り扱いは出来ません」
ということだ。直接そう書いてあるわけではないが、間接的にはそう書いてある。
グリーンコープは東京電力福島第一原発事故によって、今でも大変な状況にあると思っています。今も多くの方が被災の影響で5万7千人以上の方が避難されています。
県外避難5万7000人という数字を強調するということは、「県内にいる人々は危険な地域に留まっている」という認識だ。これはつまり、「福島は放射線だらけで危険な土地だ」(だからそこで作った農産物は危険で食べられない)という意味だ。
福島で栽培された食用ひまわりの種をグリーンコープの組合員宅や各施設に届け、種をまいて栽培し、ひまわりの種を収穫して、また福島に送り、食用ひまわり油を製造できるようにしています。
福島で栽培された食用ひまわりの種を、そのまま福島で育てずに、他の地域で栽培して収穫するわけ。
→ これはつまり、「福島で栽培した農産物は危険です」という意味だ。
グリーンコープはこの食用ひまわり油を販売して、その収益を福島の子どもたちが放射能の心配のないところで遊びまわれる活動費の一部に活用しています。
子どもたちが放射能汚染の心配のないところで元気に遊んでもらいたいと思い、2014年から年に10回ほど猪苗代のシェアハウスに子どもたちを連れていくことで子どもたちがのびやかに成長できるようにしています。(ぽかぽかプロジェクト)
・ 福島の子どもたちが放射能の心配のないところで遊びまわれる
・ 子どもたちが放射能汚染の心配のないところで元気に遊んでもらいたい
→ これはつまり、「福島の子どもたちが遊び回っている土地は放射能の心配のあるところだ」という意味だ。
※ 「放射線」でなく「放射能」という言葉を使っている点に注意。
放射脳の典型的な見本。
結局、グリーンコープは、「福島は放射線だらけで危険な土地です。だからそこで作った商品は取り扱いできません」と言っているわけだ。
だったら、最初から、その本音をはっきり言えばいいのに。こんなふうに変に隠すのは、舛添そっくりだ。
グリーンコープが本当に反省しているのなら、今すぐ、福島県の農産物を取り扱うべきだ。
しかし、それは決してできないだろう。「放射線が少しでも含まれているものは、取り扱いません」というのが、グリーンコープの方針だからだ。放射脳というのは、そういうものなのである。隠せば隠すほど、露見する。
→ http://ramap.jmc.or.jp/map/map.html
人の住んでいない一部地域では、いまだに高い線量が観測されるが、人の住んでいる地域では、何ら問題のないレベルに下がっている、とわかる。
というか、初めから、何ら問題のないレベルと言えた。問題がある地域(飯舘村や原発近辺)からは、さっさと退避していたからだ。
初めの線量については、過剰反応する人もいたが、今ではそのときの数値をも大幅に下回っている。今では放射線について騒ぐ必要はまったくない。なのに、「福島県の子供はまともに遊べない」なんていうふうに述べて、福島県を危険視することは、風評被害をもたらす。